JP5082164B2 - 内燃機関のガス交換弁の制御時間を可変調節する装置 - Google Patents

内燃機関のガス交換弁の制御時間を可変調節する装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関のガス交換弁の制御時間を可変調節する装置であって、外側ロータと該外側ロータに対して回転可能に配置された内側ロータとが設けられており、両ロータのうちの一方がクランクシャフトと駆動結合されていて、他方のロータがカムシャフトと駆動結合しており、少なくとも1つの圧力室が設けられていて、各圧力室が相互に作用し合う2つの圧力室区分に分割されており、各圧力室の圧力室区分のうちの1つが早め調節室として作用し、かつ他方の圧力室区分が遅め調節室として作用するようになっており、早め調節室への圧力媒体供給と、同時に行われる遅め調節室からの圧力媒体排出とによって、カムシャフトと共働するロータが、クランクシャフトと共働するロータに対して、最大の早めポジションの方向で回動させられ、遅め調節室への圧力媒体供給と、同時に行われる早め調節室からの圧力媒体排出とによって、カムシャフトと共働するロータが、クランクシャフトと共働するロータに対して、最大の遅めポジションの方向で回動させられ、少なくとも1つの第1及び第2の圧力媒体通路が設けられており、該圧力媒体通路を介して圧力室区分に対して圧力媒体が供給もしくは排出可能であり、少なくとも2つの回転角制限装置が設けられており、各回転角制限装置が、ロック解除された状態とロックされた状態とに移動可能であり、ロック状態が、各回転角制限装置に対する圧力媒体の供給もしくは排出によって調節可能である形式のものに関する。
発明の背景
今日の内燃機関では、ガス交換弁の制御時間を可変調節する装置が使用されており、これによってクランクシャフトとカムシャフトとの間における位相関係を、規定された角度範囲において、最大の早めポジションと最大の遅めポジションとの間において、可変に形成することが可能になる。そのために装置は、クランクシャフトからカムシャフトにトルクを伝達するパワートレーンに組み込まれている。このパワートレーンは例えばベルト伝動装置、チェーン伝動装置又は歯車伝動装置として実現することができる。
装置は、相対回動可能な少なくとも2つのロータを有しており、この場合一方のロータはクランクシャフトと駆動結合されていて、他方のロータはカムシャフトと回動不能に結合されている。この装置は少なくとも1つの圧力室を有しており、この圧力室は可動のエレメントを用いて、相互に作用し合う2つの圧力室区分に分割される。可動のエレメントはロータのうちの少なくとも1つと作用結合している。圧力室区分に対する圧力媒体の供給もしくは排出によって、可動のエレメントは圧力室の内部において移動させられ、これによりロータ相互の所望の可動、ひいてはクランクシャフトに対するカムシャフトの所望の回動が実施される。
圧力室区分に対する圧力媒体の供給もしくは排出は、コントロールユニット、通常は液圧式の方向切換え弁(制御弁)を用いて制御される。コントロールユニットはまた制御装置を用いて制御され、この制御装置はセンサを用いて、内燃機関におけるカムシャフトの実際ポジション及び目標ポジションを検出して互いに比較する。両方のポジションの間における差異が確定されると、信号がコントロールユニットに送られ、コントロールユニットは、圧力室区分への圧力媒体流をこの信号に合わせる。
装置の機能を保証するために、内燃機関の圧力媒体回路における圧力は規定の値を上回ることが必要である。圧力媒体は通常内燃機関のオイルポンプによって準備され、従って準備される圧力は内燃機関の回転数に対して同期して上昇するので、規定された回転数を下回る回転数では、オイル圧は、ロータの位相位置を所望のように変化させるもしくは維持するために、なお低すぎる。このようなことは例えば、内燃機関の始動段階中やアイドリング段階中が当て嵌まる。
このような段階中に、装置はコントロールされない振動を起こすことがあり、このような振動によって、騒音発生が高められ、摩耗が高められ、内燃機関の回転が騒々しくなり、未処理排出物質が増大する。このような不都合を回避するために、機械式のロック装置を設けることができ、このようなロック装置は、内燃機関の臨界的な運転段階中に、両方のロータを相対回動不能に互いに連結するようになっており、この連結は、ロック装置への圧力媒体供給によって解除することができる。この場合、ロックポジションのために、クランクシャフトに対するカムシャフトの特定の位相位置、つまり最大の早めポジションと最大の遅めポジションとの間に位置する位相位置を、選択すると有利なことが判明している。
このような装置は、例えばUS2003/0121486A1に基づいて公知である。この公知の構成では装置は回転ピストン構造形式で構成されており、この場合外側ロータは、羽根車として形成された内側ロータに回転可能に支承されている。さらに2つの回転角制限装置が設けられており、第1の回転角制限装置はロックされた状態において、外側ロータに対する内側ロータの移動調節を、最大の遅めポジションと規定された中心ポジション(ロックポジション)との間におけるインターバルにおいて可能にする。第2の回転角制限装置はロックされた状態において、外側ロータに対する内側ロータの回動を、中心ポジションと最大の早めポジションとの間におけるインターバルにおいて可能にする。そして両方の回転角制限装置がロックされた状態にある場合には、外側ロータに対する内側ロータの位相位置は中心ポジションに制限されている。
回転角制限装置はそれぞれ、ばね負荷されたロックピンから成っており、このロックピンは外側ロータの受容部内に配置されている。各ロックピンはばねを用いて内側ロータの方向で力を負荷される。内側ロータにはロック溝が形成されていて、このロック溝は、装置の規定された運転ポジションにおいてロックピンと向かい合って位置している。このような運転ポジションにおいてロックピンはロック溝内に係合することができる。この場合各回転角制限装置はロック解除された状態からロックされた状態に移動する。
各回転角制限装置はロック溝の圧力媒体負荷によって、ロックされた状態からロック加除された状態に移動されることができる。この場合圧力媒体はロックピンをこの受容部内に押し戻し、これによって外側ロータに対する内側ロータの機械的な連結は解除される。
圧力室区分及びロック溝への圧力媒体供給は、制御弁を用いて行われ、この場合制御弁には特に、圧力室区分に連通している2つの作業接続部と、ロック溝に連通している1つの制御接続部とが形成されている。上に述べた構成の欠点としては、両方の回転角制限装置が同一の制御管路を用いてロックされた状態からロック解除された状態に移動させられるということが挙げられる。この構成では移動過程中に両方の回転角制限装置がロック解除されねばらなず、つまり両方の回転角制限装置に圧力媒体が供給されねばならず、これに対して圧力室区分に対しては、交互に圧力媒体が供給もしくは排出される。これにより制御弁の制御ロジックは複雑にもしくは高価になる。そして一方では多数の制御位置が必要であり、内燃機関の運転中における制御位置の間の切換えポイントは、運転に起因して生じる種々のバリエーションに基づいて、例えば温度変化によって、常に新たに規定されねばならない。さらに、個々の制御状態の調節は制御系の高い精度を必要とする。それというのは、弁に供給される流れは、多数の制御位置に基づいて、狭く制限された流れの値のインターバル内に位置しなくてはならないからである。従って多数の計算及びデータ処置オペレーションが発生し、これによって電子制御装置に対しては高い要求が課せられる。さらに、調整回路における小さな偏差でさえも、不都合な制御状態を生ぜしめてしまうので、装置の位相正確さもしくは段階正確さに問題がある。
さらにこの構成では、内燃機関の始動段階中にすべての圧力室区分及びロック溝をタンクと接続するようになっており、このような構成は、装置に対する潤滑剤の供給不足、ひいては摩耗の増大を生ぜしめる。
択一的に別の構成では、圧力媒体を圧力室区分のうちの1つに供給し、ひいては十分な潤滑剤供給を保証するようになっている。しかしながらこの構成では内側ロータが外側ロータに対して液圧によって予負荷されるようになっている。このことによって、ロックピンのうちの1つがロック溝の縁部においてクランプすることがあり、これにより液圧によるロック解除が困難になり、又は場合によっては阻止されてしまう。
発明の課題
本発明の課題は、内側ロータを外側ロータに対して最大の早めポジションと最大の遅めポジションとの間の中間の位相位置において機械的にロックすることができる、内燃機関のガス交換弁の制御時間を可変調節する装置を提供することである。この場合、内燃機関の停止時に又は少なくとも内燃機関の始動過程中における確実なロックが保証されていて、内燃機関の始動過程中における不都合な自動ロック解除が回避され、装置にいつでも十分な潤滑剤が供給され、ロックポジションを越える確実な移動調節が保証されていて、しかも制御弁の個々の制御状態を容易に検出可能でかつ維持可能であることが望まれている。
この課題を解決するために本発明の構成では、第1の回転角制限装置のロック状態がもっぱら、圧力室区分のうちの少なくとも1つにおける圧力によって制御され、第2の回転角制限装置のロック状態がもっぱら、別体の制御管路を用いて制御されるようになっており、しかも該制御管路が、圧力媒体通路とも圧力室区分とも連通していないようになっている。
本発明の具体的な構成では、第1の回転角制限装置が接続管路を介して、圧力室区分のうちの少なくとも1つと又は圧力媒体通路のうちの1つと連通している。この場合、第1の回転角制限装置のロック状態はもっぱら、単数又は複数の早め調節室における圧力によって制御されることができる。
また、第1及び第2の回転角制限装置がロックされている場合に、内側ロータが外側ロータに対してロックポジションにおいて固定されていると有利である。
この場合、第2の回転角制限装置がロックされた状態において、クランクシャフトと共働するロータに対するカムシャフトと共働するロータの位相位置を、最大の早めポジションとロックポジションとの間の角度範囲に制限する構成が可能である。
さらに、第1の回転角制限装置がロックされた状態において、クランクシャフトと共働するロータに対するカムシャフトと共働するロータの回転を、ロックポジションを占めている場合に、最大の早めポジションの方向において阻止する構成が可能である。
また、第1の回転角制限装置がロックされた状態において、クランクシャフトと共働するロータに対するカムシャフトと共働するロータの位相位置を、最大の遅めポジションとロックポジションとの間の角度範囲に制限する構成が可能である。
本発明の有利な構成では、制御弁が設けられていて、該制御弁が、圧力媒体通路及び制御管路に対する圧力媒体の供給もしくは排出を制御するようになっている。
この場合、制御弁は2つの作業接続部を有しており、第1の作業接続部が第1の圧力室区分と連通し、かつ第2の作業接続部が第2の圧力室区分と連通しており、制御管路が弁側においてもっぱら、作業接続部とは別個に形成された制御接続部と連通している。
本発明による装置の実施形態では、ロック装置が設けられていて、該ロック装置を用いて外側ロータと内側ロータとが、最大の早めポジションと最大の遅めポジションとの間におけるロックポジションにおいて機械式に連結可能である。有利には2つの回転角制限装置が設けられていて、両回転角制限装置のうちの1つが、ロックされた状態において外側ロータに対する内側ロータの相対的な位相位置を、最大の早めポジションとロックポジションとの間の範囲に制限するようになっている。他方の回転角制限装置はロックされた状態において、ロックポジションと最大の遅めポジションとの間の位相位置を可能にする。択一的に、他方の回転角制限装置はロックエレメントとして形成されていても良く、この場合ロックエレメントのロックピンはロックポジションにおいて、ロックピンに合わせられた切欠き又は盲孔に係合する。これによって、内側ロータを外側ロータに対して中間的な位相位置において機械式に固定できることが保証される。
各回転角制限装置は圧力媒体供給によって、ロックされた状態からロック解除された状態に移動させられることができる。この場合、外側ロータに対する内側ロータの相対回動をロックされた状態において最大の早めポジションとロックポジションとの間の範囲に制限する回転角制限装置は、制御管路と連通し、この場合他方の回転角制限装置は例えば孔や溝を介して、圧力室区分のうちの少なくとも1つと連通している。制御管路は有利には、圧力室区分に圧力媒体を供給する圧力媒体管路及び圧力媒体通路とは別個に構成されている。これによって回転角制限装置のロック状態を互いに無関係に調節することができる。回転角制限装置のうちの1つには、圧力室区分のうちの少なくとも1つを介して圧力媒体が供給されるので、制御弁に設けられねばならない制御箇所の数は、最小に減じられることができる。これにより、検出される切換えポイントの数が減少し、これによって内燃機関の運転中における調整の手間は著しく簡単になる。さらに、プロポーショニングバルブとして構成された制御弁の個々の制御箇所の領域を増大させることができるので、これによっても、調整の手間が減じられ、機能確実性が高められる。
さらに、制御管路を介して回転角制限装置のうちの1つを別個に制御することによって、装置を停止過程に、ロックポジションを維持する規定されたインターバルにおいて停止させることができる。停止過程中に又は内燃機関の新たな始動中に、内側ロータは自動的にロックポジションに達し、この場合ロータの間における機械的な結合は、回転角制限装置を用いて生ぜしめられる。
制御管路が、装置に圧力媒体を供給する圧力媒体管路とは無関係に形成されているので、始動過程中に両方の回転角制限装置をタンクに接続することができ、この場合1つの圧力媒体通路は、タンクともポンプとも接続されていない。これにより装置の自動的なロック解除を阻止することができる。同時に、制御弁を介して圧力媒体管路に流入する漏れオイルは、外側ロータに対する内側ロータの僅かな振動運動によって、吸い込まれることができる。これによって、装置への十分な潤滑剤供給は始動過程中においても保証される。外側ロータに対する内側ロータの僅かな振動運動は、カムシャフトに対して作用する交番モーメントと、回転角制限装置の僅かなロック遊びとの組合せに基づいて生じる。
本発明の別の特徴は、以下の記載及び図面に示されており、以下においては図面を参照しながら本発明の1実施例を説明する。
内燃機関を概略的に示す図である。 内燃機関のガス交換弁の制御時間を変化させる装置の本発明による実施形態を、接続された液圧回路と共に示す断面図である。 図2aにおけるIIb−IIb線に沿って図2aに示された装置を断面して示す縦断面図である。 図2bにおけるIIc−IIc線に沿って装置を断面して示す横断面図である。 本発明による装置の制御弁の第1の制御ロジックを示す図である。 本発明による装置の制御弁の第2の制御ロジックを示す図である。 本発明による装置を制御するための制御弁を示す斜視図である。 図5に示された制御弁を部分的に縦断面して示す図である。 図6に示された制御弁の主要部分を1つの制御位置において示す縦断面図である。 図6に示された制御弁の主要部分を別の制御位置において示す縦断面図である。 図6に示された制御弁の主要部分を別の制御位置において示す縦断面図である。 図6に示された制御弁の主要部分を別の制御位置において示す縦断面図である。 図6に示された制御弁の主要部分を別の制御位置において示す縦断面図である。 図6に示された制御弁の主要部分を別の制御位置において示す縦断面図である。 図6に示された制御弁の主要部分を別の制御位置において示す縦断面図である。
図面の詳しい説明
図1には内燃機関1が略示されており、この場合クランクシャフト2に位置しているピストン3は、シリンダ4内に示されている。クランクシャフト2は図示の実施形態では、各1つの巻掛け伝動装置5を介して吸気カムシャフト6もしくは排気カムシャフト7と接続されており、この場合第1及び第2の装置10が、クランクシャフト2とカムシャフト6,7との間における相対回動のために働くことができる。カムシャフト6,7のカム8は、単数又は複数の吸気交換弁9aもしくは単数又は複数の排気交換弁9bを操作する。同様に、カムシャフト6,7のうちの1つだけが装置10を備えているような構成や、又は装置10を備えたただ1つのカムシャフト6,7が設けられているような構成も可能である。
図2a及び図2bには、本発明による装置10の1実施形態が横断面図及び縦断面図で示されている。
装置10は、1つの外側ロータ22と1つの内側ロータ23と2つのサイドカバー24,25とを有している。内側ロータ23は、羽根車の形で構成されていて、ほぼ円筒形に形成されたボスエレメント26を有しており、このボスエレメント26の円筒形の外周面からは、図示の実施形態では5つの羽根27が半径方向外側に向かって延びている。この場合はね27はボスエレメント26と一体的に形成されていることができる。択一的に羽根27は、図2aに示されているように、別体に形成されていてもよく、ボスエレメント26に形成された軸方向に延びる羽根溝28内に配置されていることができ、この場合羽根27は、羽根溝28の溝底部と羽根27との間に配置されたばねエレメント(図示せず)を用いて、半径方向外側に向かって力を負荷される。
外側ロータ22の外周壁29を起点として、複数の突出部30が半径方向内側に向かって延びている。図示の実施形態では突出部30は周壁29と一体的に形成されている。しかしながらまた、突出部30の代わりに羽根が設けられていて、これらの羽根が周壁29に取り付けられていて、半径方向内側に向かって延びているような実施形態も可能である。外側ロータ22は突出部30の、半径方向内側に位置する周壁を用いて、内側ロータ23に対して回転可能に該内側ロータ23に支承されている。
周壁29の外周面にはスプロケット21が配置されており、このスプロケット21を用いてチェーン伝動装置(図示せず)を介してトルクをクランク軸2から外側ロータ22に伝達することができる。このスプロケット21は別体の部材として形成されていて、内側ロータ23と回動不能に結合されていてもよいし、又は内側ロータ23と一体に形成されていてもよい。択一的にベルト伝動装置又は歯車伝動装置が設けられていてもよい。
サイドカバー24,25はそれぞれ、外側ロータ22の軸方向の側面に配置されていて、それぞれ対応する側面に回動不能に固定されている。各突出部30にはそのために軸方向開口31が設けられており、この場合各軸方向開口31は固定エレメント32、例えばボルト又はねじによって貫通係合され、このような固定エレメント32は、外側ロータ22にサイドカバー24,25を回動不能に固定するために働く。
装置10の内部において、周方向において互いに隣接した各2つの突出部30の間には、圧力室33が形成されており、この圧力室33は、周方向においては、ほぼ半径方向に延びていて互いに向かい合っている隣接した突出部30によって画成され、軸方向においてはサイドカバー24,25によって画成され、かつ半径方向内側に向かってはボスエレメント26によって、半径方向外側に向かっては周壁29によって画成される。それぞれの圧力室33には羽根27が進入しており、この場合羽根27は、サイドカバー24,25と周壁29とに接触するように形成されている。従って各羽根27はそれぞれの圧力室33を、相互に作用し合う2つの圧力室区分35,36に分割している。
外側ロータ22は規定された角度範囲において、内側ロータ23に対して回転可能に配置されている。この角度範囲は外側ロータ22の回転方向において、各羽根27が、早めストッパ34aとして形成された圧力室33の画成壁34に接触することによって、制限される。同様に他方の回転方向における角度範囲は、各羽根27が、遅めストッパ34bとして働く圧力室33の他方の画成壁34に接触することによって、制限される。択一的に、内側ロータ23に対する外側ロータ22の回転角範囲を制限する回転制限装置が設けられていてもよい。
圧力室区分35,36の一方のグループの圧力負荷と他の圧力室区分グループの放圧とによって、内側ロータ23に対する外側ロータ22の位相位置を変化させることができる。圧力室区分35,36の両グループを共に圧力負荷することによって、両ロータ22,23の相対的な位相位置をコンスタントに保つことができる。択一的に、コンスタントな位相位置の段階中に圧力室区分35,36のいずれにも圧力媒体を供給しないことも可能である。液圧媒体としては、通常、内燃機関の潤滑オイルが使用される。
圧力室区分35,36に対する圧力媒体供給もしくは排出のために、圧力媒体系が設けられており、この圧力媒体系は、圧力媒体ポンプ(図示せず)、タンク(同様に図示せず)、制御弁37及び複数の圧力媒体管路38a,38b,38pを有している。圧力媒体ポンプから吐出された圧力媒体は、第3の圧力媒体管路38pを介して制御弁38に供給される。制御弁37の制御状態に応じて、第3の圧力媒体管路38pは第1の圧力媒体管路38a、第2の圧力媒体管路38b又は両圧力媒体管路38a,38bに接続されるか、もしくは両圧力媒体管路38a,38bのいずれにも接続されない。
内側ロータ23は2グループの圧力媒体通路39a,39bを備えて形成されており、この場合各圧力媒体通路39a,39bは、内側ロータ23の受容部40の内周面から、圧力室区分35,36のうちの1つに延びている。第1の圧力媒体管路38aは第1の圧力媒体通路39aに連通している。第2の圧力媒体管路38bは第2の圧力媒体通路39bに連通している。そのために例えば圧力媒体分配器が設けられており、この圧力媒体分配器は受容部40内に配置されている。択一的な実施形態では制御弁37は中央弁として形成されていて、受容部40内に配置されており、この場合制御弁37は第3の圧力媒体管路38pを圧力媒体通路39a,39bに直接接続している。
ガス交換弁9a,9bの制御時間(開放時期及び閉鎖時期)を早めの方向にシフトするためには、制御弁37に第3の圧力媒体管路38pを介して供給された圧力媒体が、第1の圧力媒体通路39aを介してかつ場合によっては第1の圧力媒体管路38aを介して、第1の圧力室区分35のグループに導かれる。同時に圧力媒体が、第2の圧力室区分36のグループから第2の圧力媒体通路39bを介してかつ場合によっては第2の圧力媒体管路38bを介して制御弁37に達し、そしてタンクに排出される。これによって羽根27は早めストッパ34aの方向にシフトされ、これにより、装置10の回転方向における外側ロータ22に対する内側ロータ23の回転運動が達成される。
ガス交換弁9a,9bの制御時間を遅めの方向にシフトさせるためには、第3の圧力媒体管路38pを介して制御弁37に供給された圧力媒体が、第2の圧力媒体通路39bを介してかつ場合によっては第2の圧力媒体管路38bを介して第2の圧力室区分36のグループに導かれる。同時に第1の圧力室区分35のグループから第1の圧力媒体通路39aを介してかつ場合によっては第1の圧力媒体管路38aを介して制御弁37に達し、そしてタンクに排出される。これによって羽根27は遅めストッパ34bの方向にシフトされ、これにより、装置10の回転方向とは逆方向における外側ロータ22に対する内側ロータ23の回転運動が達成される。
制御時間をコンスタントに保つためには、すべての圧力室区分35,36への圧力媒体供給が中断されるか又は実施される。これによって羽根27はそれぞれの圧力室33の内部において液圧により緊張させられ、ひいては外側ロータ22に対する内側ロータ23の回転運動が阻止される。
内燃機関1の始動中又はアイドリング段階中には、装置10への圧力媒体供給が、圧力室33の内部における羽根27の液圧による緊張を保証するのに、十分でないことがある。外側ロータ22に対する内側ロータ23のコントロールされない振動を阻止するために、ロック機構41が設けられており、このロック機構41は両方のロータ22,23の間における機械的な結合を生ぜしめる。この場合ロータ22,23のうちの一方にロックピンが配置されており、これに対して他方のロータ22,23には滑子案内が形成されている。内側ロータ23が外側ロータ22に対して規定された位相位置(ロックポジション)を占めている場合に、ロックピンは滑子案内の中に係合することができ、これによって両ロータ22,23の間における機械的な結合を生ぜしめる。
ロックポジションを次のように、すなわち羽根27が装置10のロックされた状態において早めストッパ34aと遅めストッパ34bとの間のポジションを占めるように、選択すると有利である。このようなロック機構41は図2cに示されている。このロック機構41は第1の回転角制限装置42と第2の回転角制限装置43とから成っている。図示の実施形態では、回転角制限装置42,43はそれぞれ、軸方向移動可能なロックピン44から成っており、各ロックピン44は内側ロータ23の孔内に受容されている。さらに第1の側壁つまりサイドカバー24には2つの滑子案内45が、周方向に延びる溝の形で形成されている。これらの滑子案内45は、図2cに破線の形で示されている。各ロックピン44はばねエレメント46を用いて、第1のサイドカバー24の方向に力を負荷される。外側ロータ22に対して内側ロータ23が、ロックピン44が軸方向において所属の滑子案内45に向かい合うポジションを占めると、ロックピン44は滑子案内45の中に押し込まれ、それぞれの回転角制限装置42,43をロック解除状態からロック状態に移動させる。この場合第1の回転角制限装置42の滑子案内45は、外側ロータ22に対する内側ロータ23の位相位置が第1の回転角制限装置42のロック解除状態において最大の遅めポジションとロックポジションとの間の範囲に制限されているように、構成されている。内側ロータ23が外側ロータ22に対してロックポジションを占めている場合には、第1の回転角制限装置42のロックピン44は、周方向において滑子案内45によって形成されたストッパに接触しており、これによって、早めの制御時間に向かってのさらなる移動が阻止される。
同様に第2の回転角制限装置43の滑子案内45は、第2の回転角制限装置43のロック状態において外側ロータ22に対する内側ロータ23の位相位置が最大の早めポジションとロックポジションとの間の範囲に制限されているように、設計されている。
回転角制限装置42,43をロック状態からロック解除状態に移動させるためには、各滑子案内45に圧力媒体が供給される。これによって各ロックピン44はばねエレメント46の力に抗して孔内に押し戻され、これによって回転角の制限が解消される。
図示の実施形態では、第1の回転角制限装置42の滑子案内45、つまり、ロック状態において外側ロータ22に対する内側ロータ23の回転を早め方向におけるロックポジションにおいて阻止する、第1の回転角制限装置42の滑子案内45には、第1の圧力室区分35のうちの1つ及び接続管路47を介して圧力媒体が供給されるようになっている。また第2の回転角制限装置43の滑子案内45には、制御管路48と通路49とを介して圧力媒体が供給される。そしてこの場合制御弁37は、第1及び第2の圧力室区分35,36に対する圧力媒体流及び制御管路48に対する圧力媒体流を調整するようになっている。
このような調整弁37は図5及び図6に示されている。この制御弁37は調節ユニット50と液圧区分51とから成っている。液圧区分51は中間スリーブ53の弁ハウジング52と制御ピストン54とから成っている。弁ハウジング52には第1の作業接続部A、第2の作業接続部B、供給接続部P、制御接続部S、並びに軸方向及び半径方向の排出接続部Tが形成されている。第1の作業接続部Aは第1の圧力媒体管路38aと連通している。第2の作業接続部Bは第2の圧力媒体管路38bと連通している。供給接続部Pは第3の圧力媒体管路38pと連通している。制御接続部Sは制御管路48と連通している。そして排出接続部Tを介して圧力媒体は、図示されていないタンクに流出することができる。
中間スリーブ53は弁ハウジング52の内部において該弁ハウジング52に対して位置固定に配置されている。中間スリーブ53の外周面には、1つの作業溝56、1つの制御溝57、5つの作業開口56a〜e及び3つの制御開口57a〜57cが形成されている。作業溝56及び制御溝57は中間スリーブ53の周方向において、それぞれ規定された角度間隔をおいて延びており、両方の溝56,57は液圧的に互いに隔てられている。作業接続部A,B及び供給接続部Pは、半径方向開口として弁ハウジング52に形成されており、この場合これらの半径方向開口はもっぱら、作業溝56によって占められた角度セグメントの範囲に形成されている。同様に制御接続部Sは単数又は複数の半径方向開口を用いて実現されており、この半径方向開口はもっぱら、制御溝57によって占められた角度セグメントの範囲に形成されている。
作業開口56a〜eは一方では中間スリーブ53の内部と連通し、かつ他方では第1の作業接続部A(第1の作業開口56a)、供給接続部P(第2の作業開口56b)、作業溝56(第3及び第4の作業開口56c,d)もしくは半径方向のタンク接続部T(第5の作業開口56e)と連通している。作業溝56は付加的に第2の作業接続部Bと連通している。さらに、第1、第2又は第5の作業開口56a,b,eをそれぞれの接続部A,P,Tに接続する別の溝を、中間スリーブ53の外周面に形成することも可能である。
制御開口57a〜cは一方では中間スリーブ53の内部と連通し、かつ他方では、制御接続部Sと接続する制御溝Sと連通している。
制御ピストン54はほぼ中空円筒形に形成されていて、中間スリーブ53の内部に配置されており、この制御ピストン54は調節ユニット50によって、ばね55の力に抗して軸方向において中間スリーブ53及び弁ハウジング52に対してシフト可能である。制御ピストン54は3つのリング溝58a〜c、第1及び第2の開口59a,bを有している。
調節ユニット50は例えば電気式の調節ユニットとして形成されていることができ、この場合磁化される可動子はコイルの内部に配置されている。コイルへの給電によって、可動子は内部を軸方向移動することができる。突き棒50aを介してこの運動は制御ピストン54に伝達されることができる。
中間スリーブ53の内部における制御ピストン54の軸方向移動によって、作業接続部A,B及び制御接続部Sは選択的に供給接続部P、排出接続部Tと接続されるか又は両接続部のいずれとも接続されない。
図3には、図5もしくは図6に示された制御弁37の制御ロジックが示されている。図5,図6には、第1の作業接続部A、第2の作業接続部B及び制御接続部Sと圧力媒体ポンプもしくはタンクとの接続が、調節ユニット50もしくは中間スリーブ53の内部における制御ピストン54の軸方向における変位Dとの関連において示されている。この場合制御弁37は調節ユニット50の励起の増大(制御ピストン54の軸方向移動の増大)に連れて、制御位置を、始動位置S1、ロック解除位置S2、遅め調節位置S3、第1の中間位置S4、保持位置S5、第2の中間位置S6及び早め調節位置S7の順序で通る。種々異なった制御位置S1〜S7における弁ハウジング52もしくは中間スリーブ53に対する制御ピストン54の位置は、図6a〜gに示されている。
制御弁37が調節ユニット50の励起されていない場合に占める始動位置S1(図6a)において、第1の作業接続部A(第1の作業開口56aを介して)及び制御接続部S(第1の制御開口57aを介して)は、軸方向の排出接続部Tと接続されている。これによって圧力媒体は第1の圧力室区分35から、ひいては第1の回転角制限装置42から、かつ第2の回転角制限装置43からタンクにタンクに排出される。第2の作業接続部Bはへ伊勢されている(供給接続部Pとも排出接続部Tとも接続されていない)。
始動位置S1からロック解除位置S2に移動すると(図6b)、制御接続部Sは(第2の作業開口56b、第1のリング溝58a、第1の開口59a、制御ピストン54の内部、第2の開口59b、第3のリング溝58c、第2の制御開口57b及び制御溝57を介して)ポンプと接続される。第1の作業接続部Aはさらに軸方向の排出接続部Tと連通し、これに対して第2の作業接続部Bは閉鎖されたままである(図6aと同様)。
次の遅め調節位置S3(図6c)において、第2の作業接続部B(第2の作業開口56b、第2のリング溝58b、第3の作業開口56c及び作業溝56を介して)及び制御接続部Sは供給接続部Pと接続されており(図6bと同様)、この場合第1の作業接続部Aは軸方向の排出接続部Tと接続されている(図6aと同様)。
第1の中間位置S4(図6d)において、第1の作業接続部Aは閉鎖されており、これに対して第2の作業接続部B及び制御接続部Sは、供給接続部Pと接続されている(図6cと同様)。
保持位置S5(図6e)において、両作業接続部A,B及び制御接続部Sは閉鎖されている。
第2の中間位置S6(図6f)において第1の作業接続部Aは(第2の作業開口56b、第1のリング溝58a及び第1の作業開口56aを介して)供給接続部Pと接続されており、これに対して第2の作業接続部B及び制御接続部Sは閉鎖されている(図6eと同様)。
次に続く早め調節位置S7(図6g)において、第2の作業接続部B及び制御接続部Sは(第4の作業開口56dもしくは第3の制御開口57c、中間スリーブ53の内部及び第5の作業開口56eを介して)、半径方向の排出接続部Tと接続され、かつ第1の作業接続部Aは供給接続部Pと接続されている(図6fと同様)。
内燃機関の始動段階中、制御弁37は始動位置S1にある。この段階において、圧力室33の内部における液圧による緊締は、低い系圧に基づいて一般的に保証されていない。この理由から内側ロータ23は外側ロータ22に対して周方向における振動運動を生ぜしめる。この振動は、カムシャフト6,7に対して作用する交番モーメントによって惹起され、この場合振動は装置10のロックされた状態においても生じる。また振動の振幅はロック遊び(Verriegelungsspiel)によって規定される。振動はポンプ作用を生ぜしめ、これによって圧力媒体通路39a,39bもしくは圧力媒体管路38a,38b内に存在する残留オイルが圧力室区分35,36内に圧送されることがある。この場合装置10の内部において、回転角制限装置42,43をロック解除された状態に移動させるのに十分な圧力値に達する可能性がある。
このことは、第1の作業接続部A及び制御接続部Sとタンクとを接続することによって、阻止される。第1の圧力室区分35、対応する圧力媒体通路39a、第1の圧力媒体管路38a及び制御管路48は空にされ、これによって始動段階中における圧力形成、ひいては始動段階中における不都合な自動的なロック解除が、回転角制限装置42,43の滑子案内45において阻止される。
始動位置S1において第2の作業接続部Bが閉鎖されていることによって、第2の圧力室区分36は圧力媒体によって負荷されない。これによって、第2の回転角制限装置43のロックピン44が滑子案内45の端部に向かって押し退けられることが阻止され、ひいてはクランプの発生することが阻止される。また他方において、圧力媒体がタンクに通じる第2の圧力媒体通路39bに流出することも阻止される。これによって、羽根27の振動によって少量の圧力媒体が第2の圧力室区分36内に圧送されることが保証され、これにより装置10には十分な潤滑剤が供給される。
規定の時間が経過して、始動過程が完全に終了した後、又は内燃機関1の潤滑剤回路内において十分な圧力レベルが検出され、機関制御装置が段階変化を設定すると、装置10は、潤滑剤回路における圧力が再び所定のレベルの下に降下するまで、調整された状態に移行する。そのために制御弁37の調節ユニット50は給電され、すなわち、制御弁37がロック解除位置S2を越えて制御位置S3〜S7に達するように、かつ位相角度の設定に応じて機関制御装置によってこれらの制御位置S3〜S7うちの1つの調整されるように、給電される。
制御弁37がロック解除位置S2を占めている間、始動位置S1とは異なり制御接続部Sは圧力媒体によって負荷され、ひいては第2の回転角制限装置43はロック解除された状態に移動させられる。この場合圧力室区分35,36はそのいずれもが圧力媒体によって負荷されず、これによって滑子案内45における第2の回転角制限装置43のロックピン44のクランプは阻止される。
位相位置の現在の目標値もしくは実際値に関連して、制御弁37は装置10の調整された状態において制御位置S3〜S7を占める。機関制御装置によって遅めの吸気時間に向かって位相位置のシフトが設定されると、制御弁37は、該制御弁37が遅め調節位置S3を占めるように給電される。この位置において第1の圧力室区分35はタンクと接続され、第2の圧力室区分36はポンプと接続されている。同時に圧力媒体が第2の回転角制限装置43の滑子案内45に導かれる。第2の回転角制限装置43のロックピン44はロック解除された状態に保たれ、それに対して第2の圧力室区分36への圧力媒体供給と同時に行われる第1の圧力室区分35を空にすることとによって、内側ロータ23は外側ロータ22に対して装置10の回転方向とは逆方向に回転させられる。機関制御装置が外側ロータ22に対する内側ロータ23の位相位置の前に停止命令を与えると、制御弁37は保持位置S5に移動させられる。この位置においては圧力室区分35,36と第2の回転角制限装置43の滑子案内45との間もしくはタンク又は圧力媒体ポンプとの間において、圧力媒体の交換は行われない。羽根27は圧力室33内において緊締され、回転角制限装置42,43はロック解除された位置に保たれる。
機関制御装置が早めの制御時間を設定すると、制御弁37は早め調節位置S7にもたらされる。この制御位置において第1の圧力室区分35には圧力媒体が供給され、それに対して第2の回転角制限装置43の滑子案内45及び第2の圧力室区分36からは、圧力媒体がタンクに排出される。その結果、装置10の回転方向における外側ロータ22に対する内側ロータ23の相対回動が生ぜしめられる。付加的に、第2の回転角制限装置43のロックピン44と滑子案内45とが互いに向かい合って位置している場合には、ロックピン44は対応する滑子案内45の中に係合することができる。
中間位置S4,S6においては圧力室区分35,36のそれぞれ1つのグループが圧力媒体によって負荷され、それに対して、圧力室区分35,36の他方のグループとポンプ及びタンクとの間においては圧力媒体の交換は行われない。これによって保持位置S5を占めている間もしくは保持位置S5から離れる間は、圧力室33の内部における羽根27の液圧による緊締は確実に維持されたままになる。
内燃機関1の停止段階中に、制御弁37は早め調節位置S7に移動させられ、停止されている所定の時間にわたってこの早め調節位置S7に保たれる。これによって圧力媒体は第1の圧力室区分35へと導かれ、それに対して圧力媒体は第2の圧力室区分36からタンクへと流出することができる。これによって外側ロータ22に対する内側ロータ23の相対回動が生ぜしめられ、内側ロータ23はロックポジションと最大の早めポジションとの間の位置に達する。同時に制御接続部S、ひいては第2の回転角制限装置43の滑子案内45はタンクと接続され、これによって第2の回転角制限装置43はロックされた状態へと移動させられる。これにより、内側ロータ23が内燃機関1の全停止段階中及び運転休止中にロックポジションと最大の早めポジションとの間の位置に移動させられ、次いでこの位置に保たれることが、保証される。
機関停止の最後の段階、つまり装置10にもはや十分な圧力媒体が供給されない段階において、内側ロータ23は、カムシャフト6,7に作用するエンジンブレーキトルク(Schleppmoment)に基づいて、最大の遅めポジションの方向で外側ロータ22に対して回動させられる。この運動は、ロックポジションにおいてロックされた第2の回転角制限装置43によって、停止される。系圧が存在しないことに基づいて、第1の回転角制限装置42はこのポジションにおいて同様にロックされた状態に移動させられ、これによってロックポジションにおける外側ロータ22に対する内側ローラ23の機械的な固定が行われる。択一的にこの過程は、制御弁37が始動位置S1を占めている内燃機関1の始動過程中に行うことも可能である。この位置において第1の圧力室区分35及びこの第1の圧力室区分35に接続された第1の回転角制限装置42の滑子案内45は、タンクと接続される。内側ロータ23は、カムシャフト6,7に作用するブレーキトルクに基づいてロックポジションに押し退けられ、このロックポジションにおいて第1の回転角制限装置42はロックされた状態に移動することができる。
装置10の調整された運転(制御状態S3〜S7)の間は、図3に示された制御ロジックに基づいて、圧力室区分35,36の1つのグループの負荷時に所属の回転角制限装置42,43がロック解除された状態を占めることが、保証されている。これによってロックポジションを越えた装置10の確実な移動調節が保証されている。
回転角制限装置42,43を別個に制御することによって、制御ロジックにおける切換えポイントの数は僅かしか存在しなくなり、これら少数の切換えポイントは機関制御装置に記憶されているか又は機関制御装置によって検出されねばならない。同時に、個々の制御位置S1〜S7の範囲もしくは領域は増大し、これによって制御弁37の調整は著しく簡単化され、かつエラー発生の可能性は減じられる。
図4には、図3に示された制御ロジックに対する択一的な制御ロジックが示されており、両制御ロジックにおけるただ1つの相違は、制御位置S1〜S7の順序が交換されていることにある。始動位置S1はこの構成では、調節ユニット50が最大に励起された場合に占められるのに対して、早め調節位置S7は調節ユニット50が励起されていない場合に占められる。
1 内燃機関、 2 クランクシャフト、 3 ピストン、 4 シリンダ、 5 巻掛け伝動装置、 6 吸気カムシャフト、 7 排気カムシャフト、 8 カム、 9a 吸気ガス交換弁、 9b 排気交換弁、 10 装置、 21 スプロケット、 22 外側ロータ、 23 内側ロータ、 24,25 サイドカバー、 26 ボスエレメント、 27 羽根、 28 羽根溝、 29 周壁、 30 突出部、 31 軸方向開口、 32 固定エレメント、 33 圧力室、 34 画成壁、 34a 早めストッパ、 34b 遅めストッパ、 35 第1の圧力室区分、 36 第2の圧力室区分、 37 制御弁、 38b 第1の圧力媒体管路、 38a 第2の圧力媒体管路、 38p 第3の圧力媒体管路、 39b 第1の圧力媒体通路、 39a 第2の圧力媒体通路、 40 受容部、 41 ロック機構、 42 回転角制限装置、 43 回転角制限装置、 44 ロックピン、 45 滑子案内、 46 ばねエレメント、 47 接続管路、 48 制御管路、 49 通路、 50 調節ユニット、 50a 突き棒、 51 液圧区分、 52 弁ハウジング、 53 中間スリーブ、 54 制御ピストン、 55 ばね、 56 作業溝、 56a 第1の作業開口、 56b 第2の作業開口、 56c 第3の作業開口、 56d 第4の作業開口、 56e 第5の作業開口、 57 制御溝、 57a 第1の作業開口、 57b 第2の作業開口、 57c 第3の作業開口、 58a 第1のリング溝、 58b 第2のリング溝、 58c 第3のリング溝、 59a 第1の開口、 59b 第2の開口、 A 第1の作業接続部、 B 第2の作業接続部、 P 供給接続部、 T 排出接続部、 S 制御接続部、 D 変位、 S1 始動位置、 S2 ロック解除位置、 S3 遅め調節位置、 S4 第1の中間位置、 S5 保持位置、 S6 第2の中間位置、 S7 早め調節位置

Claims (9)

  1. 内燃機関(1)のガス交換弁(9a,9b)の制御時間を可変調節する装置(10)であって、
    外側ロータ(22)と該外側ロータ(22)に対して回転可能に配置された内側ロータ(23)とが設けられており、両ロータのうちの一方がクランクシャフト(2)と駆動結合されていて、他方のロータがカムシャフト(6,7)と駆動結合しており、
    少なくとも1つの圧力室(33)が設けられていて、各圧力室(33)が相互に作用し合う2つの圧力室区分(35,36)に分割されており、
    各圧力室(33)の圧力室区分(35,36)のうちの1つが早め調節室として作用し、かつ他方の圧力室区分(35,36)が遅め調節室として作用するようになっており、
    早め調節室への圧力媒体供給と、同時に行われる遅め調節室からの圧力媒体排出とによって、カムシャフト(6,7)と共働するロータ(22,23)が、クランクシャフト(2)と共働するロータ(22,23)に対して、最大の早めポジションの方向で回動させられ、
    遅め調節室への圧力媒体供給と、同時に行われる早め調節室からの圧力媒体排出とによって、カムシャフト(6,7)と共働するロータ(22,23)が、クランクシャフト(2)と共働するロータ(22,23)に対して、最大の遅めポジションの方向で回動させられ、
    少なくとも1つの第1及び第2の圧力媒体通路(39a,39b)が設けられており、該圧力媒体通路(39a,39b)を介して圧力室区分(35,36)に対して圧力媒体が供給もしくは排出可能であり、
    少なくとも2つの回転角制限装置(42,43)が設けられており、
    各回転角制限装置(42,43)が、ロック解除された状態とロックされた状態とに移動可能であり、ロック状態が、各回転角制限装置(42,43)に対する圧力媒体の供給もしくは排出によって調節可能である形式のものにおいて、
    第1の回転角制限装置(42)のロック状態がもっぱら、圧力室区分(35,36)のうちの少なくとも1つにおける圧力によって制御され、
    第2の回転角制限装置(43)のロック状態がもっぱら、別体の制御管路(48)を用いて制御されるようになっており、
    しかも該制御管路(48)が、圧力媒体通路(39a,39b)とも圧力室区分(35,36)とも連通していないことを特徴とする、内燃機関のガス交換弁の制御時間を可変調節する装置。
  2. 第1の回転角制限装置(42)が接続管路(47)を介して、圧力室区分(35,36)のうちの少なくとも1つと又は圧力媒体通路(39a,39b)のうちの1つと連通している、請求項1記載の装置。
  3. 第1の回転角制限装置(42)のロック状態がもっぱら、単数又は複数の早め調節室における圧力によって制御される、請求項1記載の装置。
  4. 第1及び第2の回転角制限装置(42,43)がロックされている場合に、内側ロータ(23)が外側ロータ(22)に対してロックポジションにおいて固定されている、請求項1記載の装置。
  5. 第2の回転角制限装置(43)がロックされた状態において、クランクシャフト(2)と共働するロータ(22,23)に対するカムシャフト(6,7)と共働するロータ(22,23)の位相位置を、最大の早めポジションとロックポジションとの間の角度範囲に制限する、請求項4記載の装置。
  6. 第1の回転角制限装置(42)がロックされた状態において、クランクシャフト(2)と共働するロータ(22,23)に対するカムシャフト(6,7)と共働するロータ(22,23)の回転を、ロックポジションを占めている場合に、最大の早めポジションの方向において阻止する、請求項4記載の装置。
  7. 第1の回転角制限装置(42)がロックされた状態において、クランクシャフト(2)と共働するロータ(22,23)に対するカムシャフト(6,7)と共働するロータ(22,23)の位相位置を、最大の遅めポジションとロックポジションとの間の角度範囲に制限する、請求項4記載の装置。
  8. 制御弁(37)が設けられていて、該制御弁(37)が、圧力媒体通路(39a,39b)及び制御管路(48)に対する圧力媒体の供給もしくは排出を制御する、請求項1記載の装置。
  9. 制御弁(37)が2つの作業接続部(A,B)を有しており、第1の作業接続部(A)が第1の圧力室区分(35)と連通し、かつ第2の作業接続部(B)が第2の圧力室区分(36)と連通しており、制御管路(48)が弁側においてもっぱら、作業接続部(A,B)とは別個に形成された制御接続部(S)と連通している、請求項8記載の装置。
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