JP5081489B2 - 工具ポット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工作機械の工具マガジンに装備されかつ工具を収納するための工具ポット装置に関する。
従来、工具ポットの先端面がその全面にわたって平坦状に形成されている工具ポットは知られている。
このような工具ポットに、JIS B6339 規格の工具を装着した場合、工具ポット先端面と工具に設けられたフランジの間には数mmの隙間が生じるようになっている。この隙間に工具抜用レバーを差込み、テコの原理により工具を引抜くようになっている。
しかしながら、最近では、例えば大昭和精機株式会社の商品名「ビッグプラス」等で知られる、上記JIS B 6339 規格と同様のシャンク、ブルスタッドを備える2面拘束工具(以下、単に2面拘束工具と言う)を使用することが増えている。JIS B 6339 規格用工具ポットに2面拘束工具を挿入すると、工具ポット先端面と工具フランジの間に、工具抜用レバーを差込むための隙間を確保できず、JIS B 6339 規格の工具抜き用レバーを使用することができない。
また、2面拘束工具を工具ポットに挿入した際に、工具抜きレバーを挿入することを可能にするために、工具ポット先端面位置を後退させることが考えられるが、そのようした工具ポットに、JIS B 6339 規格の工具を挿入すると、レバーを差し込むための隙間が大きくなり過ぎて、工具の抜き取り作業が難しくなる。
これらの理由から、2種類の工具に対してそれぞれ専用の工具ポットもしくはそれぞれ専用の工具抜き用レバーを用意する必要があり、作業者が誤って異なる工具抜きレバーを用いようとする等の作業ミスによるロスや、コストが高くなる等の問題があった。
また、一部の工具ポットでは、工具引抜レバー機構を、工具ポットのそれぞれ内蔵および/または外装するようにしたものが知られている(例えば、引用文献1、引用文献2参照)。
このような工具ポットでは、工具引抜レバー機構を個々の工具ポットに装備する必要があり、その分、工具ポットの構造が複雑となり、工具ポットが高価についた。
特開2002−28835号公報 特開2005−28549号公報
この発明の目的は、共通の工具ポットと工具引抜レバーを使用して、工具引抜レバーによるテコの原理の支点と作用点の位置関係を2種類の工具に対して同等にすることのできる工具ポット装置を提供することにある。
この発明による工具ポット装置は、JIS B 6339 規格工具および2面拘束工具が、テーパーシャンクおよびテーパーシャンクの大径部に隣接するフランジをそれぞれ有しており、工具ポットが、先端面に開口しかつJIS B 6339 規格工具および2面拘束工具のテーパーシャンクをそれぞれ挿入可能とする先拡がりのテーパー状保持孔を有しており、工具ポット先端面の保持孔開口縁部に環状内端面が形成されるとともに、内端面の外周にそってのびかつ内端面より段差をつけて後退させられた環状外端面が形成されており、保持孔にJIS B 6339 規格工具のテーパーシャンクが挿入された状態で、JIS B 6339 規格工具のテーパーシャンク側向きフランジ側面および内端面間に第1レバー挿入間隙が形成されるようになされており、保持孔に2面拘束工具のテーパーシャンクを挿入された状態で、2面拘束工具のテーパーシャンク側向きフランジ側面および内端面が互いに接触させられかつ同フランジ側面および外端面間に第2レバー挿入間隙が形成されるようになされており、第1および第2レバー挿入間隙にそれぞれ挿入可能とする板状工具引抜レバーを備えているものである。
この発明による工具ポットでは、JIS B 6339 規格工具を用いる場合、工具のテーパーシャンク側向きフランジ側面および内端面間に、工具引抜レバーを挿入させうる第1レバー挿入間隙がが生じるし、2面拘束工具を用いる場合、工具のテーパーシャンク側向きフランジ側面およびおよび外端面間に、工具引抜レバーを挿入させうる第2レバー挿入間隙が生じる。
したがって、JIS B 6339 規格工具および2面拘束工具の2種類の工具に対して、1種類の工具引抜レバーを用いて、工具引抜操作を行うことができる。
上記工具ポット装置おいて、保持孔にJIS B 6339 規格工具のテーパーシャンクが挿入された状態で、第1レバー挿入間隙に工具引抜レバーを挿入し、テコの原理によって保持孔から同テーパーシャンクが引き抜かれるように工具引抜レバーを手動操作し、保持孔に2面拘束工具のテーパーシャンクが挿入された状態で、第2レバー挿入間隙に工具引抜レバーを挿入し、テコの原理によって保持孔から同テーパーシャンクが引き抜かれるように工具引抜レバーを手動操作することにより、保持孔から、JIS B 6339 規格工具および2面拘束工具のいずれも引抜ことが好ましい。
本発明では、JIS B 6339 規格工具と2面拘束工具の両方に対して共通な工具ポットと工具引抜レバーを使用することができ、作業者が間違う恐れもなく、コストメリットも得ることができる。
この発明の実施の形態を図面を参照しながらつぎに説明する。
<実施の形態1>
図1および図2に、テーパ状シャンク11を有するJIS B 6339 規格工具12と、シャンク11を挿入させた保持孔13を有する筒状工具ポット14と、シャンク11を保持孔13から引抜くための板状工具引抜レバー15とが示されている。図2では、工具12のフランジ21の図示が省略されている。
工具12のシャンク11外面大径部のすぐ近くから立上がるようにフランジ21が設けられている。フランジ21の工具ポット側を向いた側面は、垂直状隙間形成面22となされている。シャンク11の基部には、小径係合軸部23がシャンク11と同軸状に設けられている。係合軸部23の先端には環状抜止突条24が設けられている。
工具ポット14の先端には、内端面25および外端面26が設けられている。内端面25は、工具ポット14の先端内縁部の全周にそってのびた環状のものである。外端面26は、工具ポット14の先端外縁部の全周にそってのびた環状のものである。内端面25および外端面26間には、内端面25から外端面26を後退させた段差27が設けられている。段差27の大きさSは、工具引抜レバー15の厚みTよりも大である。工具ポット14の、係合軸部23の抜止突条24と対応する位置には複数の半径方向ボール孔31があけけられている。各ボール孔31にはボール32が抜止突条24と係合するように挿入されるととも、ボール32を内向きに付勢するようにばね33が挿入されている。
工具引抜レバー15は、一端部に円弧状係合凹部34を有し、他端部に方形状把持部35を有している。
隙間形成面22および内端面25間にはレバー挿入隙間C1が生じている。レバー挿入隙間C1の大きさは、工具引抜レバー15の厚みTよりも大である。レバー挿入隙間C1に、工具引抜レバー15の係合凹部34を挿入し、工具引抜レバー15を、隙間形成面22の頂部を支点とし、係合凹部34の底部を作用点として、図1中、時計方向に回転させると、テコの原理によって、シャンク11が保持孔13から引抜かれる。
<実施の形態2>
図3および図4では、2面拘束工具41が用いられている。工具ポット14および工具引抜レバー15は、図1および図2に示すものと同じものである。
2面拘束工具41は、図示上ではJIS B 6339 規格工具12との相違は見られないが、シャンク42、フランジ43および隙間形成面44を有している。
隙間形成面44に、工具ポット14の内端面25が接触させられていて、双方の間には隙間が生じていない。隙間形成面44および工具ポット14の外端面26間に、レバー挿入隙間C2が形成されている。このレバー挿入隙間C2の大きさは、段差27の大きさSに等しくて、工具引抜レバー15の厚みTよりも大である。
図1および図2に基づいて説明したケースと同様に、工具引抜レバー15を操作すると、シャンク42が保持孔13から引抜かれる。
<実施の形態3>
図5および図6では、図3および図4と同様に、2面拘束工具41が用いられているが、工具ポット51および工具引抜レバー52は、図3および図4に示すものと相違している。工具ポット51には、図1〜図4に示すものと同じボール孔31、ボール32およびばね33が備えられている。
工具ポット51の先端には、内端面53および外端面54が設けられている。内端面53は、工具ポット51の先端内縁部の全周にわたってのびているが、外端面54は、工具ポット51の先端外縁部の全周にではなく、外周縁の一部、図示では工具ポット51の先端下端部にだけ存在する略方形状のものである。内端面53および外端面54間の段差55の大きさSは、図1〜図4に示した段差27と同じ大きさである。したがって、レバー挿入隙間C2の大きさも、図1〜図4に示したレバー挿入隙間C2と同じ大きさである。
工具引抜レバー52は、図1〜図4に示した工具引抜レバー52の厚みTと同じ厚みTをもつ帯板状のものである。工具引抜レバー52の幅は、外端面54の幅よりも僅かだけ小さい。
図1〜図4に示した工具引抜レバー15の操作と同じように、工具引抜レバー52を操作すると、シャンク42が保持孔13から引抜かれる。
JIS B 6339 規格工具を挿入した全周段差付工具ポットと工具引抜レバーの断面図である。 図1のII−II線断面矢視図である。 2面拘束工具を挿入した全周段差付工具ポットと工具引抜レバーの断面図である。 図3のIV−IV線断面矢視図である。 2面拘束工具を挿入した一部段差付工具ポットと工具引抜レバーの断面図である。 図5のVI−VI線断面矢視図である。
12、41 工具
13、51 工具ポット
15、52 工具引抜レバー
25、53 内端面
26、54 外端面
27、55 段差
S 段差の大きさ
T レバー
の厚み

Claims (2)

  1. JIS B 6339 規格工具および2面拘束工具が、テーパーシャンクおよびテーパーシャンクの大径部に隣接するフランジをそれぞれ有しており、工具ポットが、先端面に開口しかつJIS B 6339 規格工具および2面拘束工具のテーパーシャンクをそれぞれ挿入可能とする先拡がりのテーパー状保持孔を有しており、工具ポット先端面の保持孔開口縁部に環状内端面が形成されるとともに、内端面の外周にそってのびかつ内端面より段差をつけて後退させられた環状外端面が形成されており、保持孔にJIS B 6339 規格工具のテーパーシャンクが挿入された状態で、JIS B 6339 規格工具のテーパーシャンク側向きフランジ側面および内端面間に第1レバー挿入間隙が形成されるようになされており、保持孔に2面拘束工具のテーパーシャンクを挿入された状態で、2面拘束工具のテーパーシャンク側向きフランジ側面および内端面が互いに接触させられかつ同フランジ側面および外端面間に第2レバー挿入間隙が形成されるようになされており、第1および第2レバー挿入間隙にそれぞれ挿入可能とする板状工具引抜レバーを備えている工具ポット装置。
  2. 請求項1に記載の工具ポット装置おいて、保持孔にJIS B 6339 規格工具のテーパーシャンクが挿入された状態で、第1レバー挿入間隙に工具引抜レバーを挿入し、テコの原理によって保持孔から同テーパーシャンクが引き抜かれるように工具引抜レバーを手動操作し、保持孔に2面拘束工具のテーパーシャンクが挿入された状態で、第2レバー挿入間隙に工具引抜レバーを挿入し、テコの原理によって保持孔から同テーパーシャンクが引き抜かれるように工具引抜レバーを手動操作する工具引抜方法。
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