JP5081474B2 - 軌道用台車 - Google Patents

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Description

本発明は、軌道レール上を走行し、鉄道線路の保守点検のために現場へ機材や器具等の物品を搬送するために用いる軌道用台車に関するものである。
基台に固定的に(移動することなく)装置して該基台を支えた前後それぞれ一対の車輪を軌道レール上を走行させ、前記基台に積載した物品を移動するようにしたものが従来からの一般的な軌道用台車である(例えば、特許文献1)。
特開2002−331927号公報
従来からの軌道用台車は、前記従来例を挙げるまでもなく、基台(荷台)に車輪を固定的に配した構造を採り、従って、軌道上を走行する関係上、軌間の異なる軌道(線路)レールに合わせて用意する必要があり、線路工事に関わる業者は、工事作業に際し、当該軌道レールを走行できるように配置した走行車輪を備えた台車を準備する必要がある。
軌間の異なる軌道レールにそれぞれ対応する台車を準備するのは、その分、線路工事としての準備作業を必要とし、また、軌間の異なる種々の軌道レールに対応する台車を予め用意しておくのは、当該保管場所を必要とするのみならず、経費負担ともなる。
軌道レールの枕木交換工事は、旧枕木からレールを外してレール交換地点の軌間を広げ(これと相前後して旧枕木を取り除く)、旧枕木を取り除いた部分に新枕木を敷設し、該新枕木上に軌間を再び狭めてレールを載置組付けるのであるが、左右一対の、レールの長手方向に沿って長い縦梁と、この縦梁をレール直角方向に適当な間隔で連結した継材とで成る梯子状のラダー型枕木を新枕木として交換するに、その大きさ、形状から従前の横枕木のように予め現場に搬送して積層保管しておくことが困難で、従って、そのような地点においてはラダー型枕木を新枕木として用いることを避けざるを得ない場合がある。
本発明は、軌間の異なる種々の軌道レールに対応でき、しかも、前記ラダー型枕木を用いた交換現場のように軌間が次第に広く或いは狭くなる場合にも追従して軌道レール上を支障なく移動できる台車を提供することを目的として創案したものである。
積載物品の受台に軌道レールに対して直交する方向に延びるガイドレールを設け、該ガイドレールに沿って転動する案内ローラを備えた一対の車輪体を前記受台に移動自在に組付け、該一対の車輪体の相対する側に一端を回動自在に枢着した各仲介片の他の一端を、前記受台に中央部において回動自在に枢着した連結片の端部に回動自在に接続すると共に、各車輪体には軌道レール上を走行する、前後一対の両フランジ付の第二走行車輪と、該第二走行車輪間に介在させた前後一対の片フランジ付の第一走行車輪を設け、前記第二走行車輪は前記軌道レールに対して接離自在に設けた、構成としたものである。
本発明は、軌間の異なる種々の軌道レールに対応でき、しかも、必要に応じて軌道レールから離開させることのできる両フランジ付車輪で成る走行車輪を備え、かつ、片フランジ付車輪で成る走行車輪を備えたものであるから、軌間が次第に広く或いは狭くなる場合も脱輪することなく、追従して軌道レール上を移動でき、また、両フランジ付の車輪を備えていても線路分岐部等の障害個所に於いては、走行上無関係な位置に配して片フランジ付側の走行車輪で支障なく移動することができ、実用上好適な軌道用台車を提供できる。
図面は本発明に係る軌道用台車の一実施例を示し、図1は使用状態を示す平面図、図2は図1の一部拡大図、図3は図2の正面図、図4は線路分岐部との関係を示す一部平面図、図5は図4の正面図である。
実施例の軌道用台車Aは、受台1の中央にリンク機構2の中央部を組付け、該リンク機構2の両端に車輪体3を回動自在に組付け、車輪体3に備えた案内ローラ4を前記受台1に設けた軌道レールRに対して直交する方向に延びるガイドレール1Aに転動自在に組合せると共に、第一、第二の走行車輪5,5´、6,6´を軌道レールR上に転動自在に載置するようにして軌道レールRに沿って走行するようにしたものである。
この軌道用台車Aを用いた図1で示す装置は、軌道レールRに沿って一対の台車A,Aを並べて配し、該台車A,Aの前記受台1,1にラダー型枕木Lを搬送する状態を示すが、物品搬送のために3台以上の台車Aを用いても良いし、当該台車Aを単独で利用しても良く、複数台のものの受台1上に単一な荷台をわたしてこれを各台車に固定するように利用しても差し支えはない。
受台1は、垂直部1aの上下に水平部1b,1b´を相対設して構成した断面やや横状H形体で成り、垂直部1aの両面側を前記水平部1b,1b´をガイド材とする前記ガイドレール1Aとするもので、この受台1の前記下側水平部1b´の長手方向の中央部にスペーサを介して前記リンク機構2の連結部片7を、その長手方向の中央において回動自在に枢着してある。
リンク機構2は、前記連結部片7と該連結部片7の両端のそれぞれに接続ピン8で仲介片9の一端を回動自在に接続し、仲介片9の他の一端をそれぞれ前記車輪体3の車輪枠10に図示省略の連結ピンで回動自在に枢着して構成したものである。
車輪体3は、中央部片の両側に側部片を相対設して構成した上、下の枠部10a,10bを直交方向に配して前記中央部片において互いに接続して前記車輪枠10を構成し、この車輪枠10の前記上枠部10aの側部片間に前後それぞれ一対の案内ローラ4,4を回動自在に枢着してある。また、この車輪体3の前記下枠部10bの側部片間に前後一対の前記第一走行車輪5,5´を回動自在に軸支させ、該第一走行車輪5,5´の車軸11,11´に前記下枠部10bの各側部片の外側に重ね合わせた前後の支持片12,12、12´,12´の基部を回動自在に支持させてその自由端を前記下枠部10bから突出させてある。そして、下枠部10bの前方に自由端が突出する前記前支持片12,12に車軸13を架設してこれに前側の前記第二走行車輪6を軸支させ、下枠部10bの後方に突出する後支持片12´,12´の車軸13´には同様にして後側の第二走行車輪6´,6´を軸支させてある。
なお、前後(説明の便宜上の「前後」であって台車の「前後」を意味しない)の第一走行車輪5,5´は片フランジ付車輪で、また、第二走行車輪6,6´は両フランジ付車輪で構成し、車輪6,6´を軸支する支持片12,12´を車軸11,11´を中心として回動上昇させることにより該第二走行車輪6,6´の一方又は双方の踏面を軌道レールR(の上面)より離開させることにより、第一走行車輪5,5´のみで軌道レールR上を走行移動するようにしてある。
第二走行車輪6,6´を支持する前記支持片12,12´には透孔14,14´を設け、該透孔14,14´と前記車軸11,11´を中心とする同心円上にして上下一対の透孔16A,16B、16´A,16´Bを設け、透孔14,14´と下側の透孔16B,16´Bに一致させてロックねじ17を貫通させたときは、図3の実線で示すように第二走行車輪6,6´は第一走行車輪5,5´と同様に軌道レールR上に載置されて軌道レールRに沿って走行し、透孔14,14´と上側の透孔16A,16´Aを一致させたとき、すなわち、支持片12,12´を車軸11,11´を中心に回動上昇させたときは前記の通り、台車は第一車輪5,5´の軌道レールR上の走行によって移動し、透孔14,14´が透孔16A,16´A又は16B,16´Bに一致させたときの状態は、これらに貫通させた前記ロックねじ17の、透孔16A,16´A又は16B,16´Bより突出する先端にナット18を螺合締め付けることによって維持できるようにしてある。
そして、前記案内ローラ4を前記受台1の上、下の水平部1b,1b´をガイド材とするガイドレール1Aに係合させるようにしてこの車輪体3を受台1に組合わせ、該受台1の両側にそれぞれ組合わせた車輪体3の第一、第二の走行車輪5,5´、6,6´を軌道レールR上に載置して、車輪枠10の下枠部10bと受台1に組合わせたリンク機構2の前記仲介片9の端部とを連結ピンで互いに回動自在に直結することにより、一対の台車A,Aは軌道レールR上に走行自在に配せられる。
しかして、軌道レールR上に該レールRの長手方向に沿って並べた前後一対の台車A,A上にラダー型枕木Lをわたすようにして積載し現場へと搬送するようにして用いるのである。
枕木交換現場への搬送移動に際し、図1のような搬送路上のレール継目部P に至ると、
ボンド線bの存在により、又、線路分岐部(クロッシング部)P に至ると該レール形状により第二走行車輪6,6´の当該個所の走行に支障があるので、前記操作より該走行車輪6,6´の一方又は双方を軌道レールRから離開させ、前記の離開維持手段で離開状態を保持して当該個所を支障なく通過するのである。
そして、交換現場においては、軌道レールRの軌間が次第に広くなり、或いは狭くなるがいずれにしても、軌道レールRに沿う第二走行車輪6,6´の移動に伴って連結片7は回動し、該連結片7に仲介片9を介して接続した、すなわちリンク機構2を介して接続した案内ローラ4は前記走行車輪6,6´の走行に追従してガイドレール1Aに沿って移動し、このとき第二走行車輪6,6´を両フランジ付車輪で構成してあるので、軌間が広くなるときは内側フランジが、また、狭くなるとき外側フランジがレールの内外の一方側縁に接して脱輪が防止され、台車Aの軌道レールRの軌間の広狭に対応した移動が支障なく行われる。
そして、ラダー型枕木Lを搬送個所のレール部から枕木交換現場のレール部位置まで移動させ、当該位置に至って山越器(公知)を用いて受台1上からラダー型枕木Lを吊上げ、吊上げた状態を保持した状態で当該個所から各台車Aを枕木運搬個所方向へと戻す一方、ラダー型枕木を吊り下して敷設(必要とあらば、台車によるラダー型枕木の搬送を繰り返して)するのである。
なお、敷設後は、当該ラダー型枕木上に、軌間を広げた前記レール部を元に戻して載置して固定し、常態時の軌道レールに戻すことによりレール交換作業を終える。
使用状態を示す平面図。 図1の一部拡大図。 図2の正面図。 線路分岐部との関係を示す一部平面図。 図4の正面図。
符号の説明
1 受台
1A ガイドレール
3 車輪体
4 案内ローラ
5,5´ 第一走行車輪
6,6´ 第二走行車輪
7 連結片
9 仲介片
R 軌道レール

Claims (1)

  1. 積載物品の受台に軌道レールに対して直交する方向に延びるガイドレールを設け、該ガイドレールに沿って転動する案内ローラを備えた一対の車輪体を前記受台に移動自在に組付け、該一対の車輪体の相対する側に一端を回動自在に枢着した各仲介片の他の一端を、前記受台に中央部において回動自在に枢着した連結片の端部に回動自在に接続すると共に、各車輪体には軌道レール上を走行する、前後一対の両フランジ付の第二走行車輪と、該第二走行車輪間に介在させた前後一対の片フランジ付の第一走行車輪を設け、前記第二走行車輪は前記軌道レールに対して接離自在に設けた、軌道用台車。
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