JP6525755B2 - 昇降機能付きトロッコおよび作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、軌道上で作業する除雪機や除草機等の両側に取付ける昇降機能付きトロッコ、および除雪機や除草機の作業機械を係留する機具付の昇降テーブルにトロッコを取付けた作業機に関する。
クローラ式走行装置の前後に鉄道用レール走行ガイド車輪を備える作業機械には、ガイド車輪を支持するアームの基部を支持する回動軸(枢軸)を、側面視でクローラ式走行装置の内側に配置し、アームをクローラ式走行装置の左右両外側に配置した係留機具付昇降テーブルが作業機械に連結されることにより、目的とする作業を遂行できるようにした作業機械が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第4520338号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の昇降機能付きの作業機械では、その図5に示すように、前後のガイド輪を支持する各アームの基部をそれぞれ離れた別々の回動軸に回動可能に取り付けると共に、各アームの基部に昇降リンクおよびシリンダに連結し、その図4に示すようにシリンダの駆動によって昇降リンクを介し各アームの角度を変えて前後のガイド輪を昇降させる構造であるため、上述の特許文献1に記載の昇降機能付きの作業機械では、装置が大型化するという問題がある。
特に、上述の特許文献1に記載の昇降機能付きの作業機械では、前後のガイド輪を支持する各アームの基部を別々の回動軸(枢軸)、すなわち2箇所の回動軸(枢軸)を介して支持して昇降させるため、その2箇所の回動軸(枢軸)が相対的に上下動する場合があり、作業機械の姿勢(角度)が安定化しないという問題もある。
また、軌道間隔の異なる軌道で作業する場合には、作業機械の幅を変える必要があり、軌道間隔の変更に簡単に対応できる昇降機能付きトロッコおよび作業機械が要望されている。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、装置を大型化させずに作業機械を昇降させることができると共に、作業機械を昇降させる際、作業機械の姿勢(角度)も安定化させることができる昇降機能付きトロッコおよび作業機械を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る昇降機能付きトロッコは、回動軸を介し回動可能に連結したクロス式アームの各アームの下端部にそれぞれレール上を走行する車輪を設ける一方、各アームの上端部にそれぞれテーブルを設け、前記2本のアームの間にはシリンダ等の伸縮手段を連結し、前記伸縮手段を伸縮させることにより前記クロス式アームの各アームを開閉して、前記テーブルに取付けブラケットを介し軌道上で作業する作業機械の左右両側にそれぞれ取り付けて前記作業機械を昇降させる昇降機能付きトロッコであって、前記クロス式アームの各アームの上端部にそれぞれローラーを設け、そのローラーの上にテーブルを設けると共に、そのテーブルと少なくとも一方のアームの間にはジョイントリンクの両端部を回動可能な状態で連結することにより、前記伸縮手段を伸縮させることによりクロス式アームの各アームを開閉して、前記テーブルに取付けブラケットを介し取付けた前記作業機械を昇降させた際、前記テーブルおよび前記作業機械が極力、前後に移動しないように構成したことを特徴とする。
ここで、左右のレール用に上述の昇降機能付きトロッコを2台設け、前記取付けブラケットは、左右両側のテーブルを連結するレール間隔維持連結メンバと、そのレール間隔維持連結メンバの両側に設けられ前記テーブルに固定されるテーブル上面固定メンバと、そのテーブル上面固定メンバから下方に延び、作業機械の両側に固定されると共に、前記回動軸の上下動を案内するため、上下方向に延びる上下スライドガイドレールおよびその上下スライドガイドレールに嵌合して上下方向にスライドするスライド体を有する上下動ガイドメンバと、その上下動ガイドメンバの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される作業機械固定メンバとを有するとさらに良い。
また、本発明に係る昇降機能付きトロッコは、回動軸を介し回動可能に連結したクロス式アームの各アームの下端部にそれぞれレール上を走行する車輪を設ける一方、各アームの上端部にそれぞれテーブルを設け、前記2本のアームの間にはシリンダ等の伸縮手段を連結し、前記伸縮手段を伸縮させることにより前記クロス式アームの各アームを開閉して、前記テーブルに取付けブラケットを介し軌道上で作業する作業機械の左右両側にそれぞれ取り付けて前記作業機械を昇降させる昇降機能付きトロッコを、左右のレール用に2台設け、前記取付けブラケットは、左右両側のテーブルを連結するレール間隔維持連結メンバと、そのレール間隔維持連結メンバの両側に設けられ前記テーブルに固定されるテーブル上面固定メンバと、そのテーブル上面固定メンバから下方に延び、作業機械の両側に固定されると共に、前記回動軸の上下動を案内するため、上下方向に延びる上下スライドガイドレールおよびその上下スライドガイドレールに嵌合して上下方向にスライドするスライド体を有する上下動ガイドメンバと、その上下動ガイドメンバの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される作業機械固定メンバとを有することも特徴とする
また、少なくとも上述の昇降機能付きトロッコの左右のテーブルを連結する前記レール間隔維持連結メンバと、前記上下動ガイドメンバの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される前記作業機械固定メンバとは、長さの異なるものに交換可能または伸縮式に構成しておき、上述の昇降機能付きトロッコを左右に取り付けた作業機械を軌道間隔が異なる軌道条件で作業する場合には、前記レール間隔維持連結メンバと前記作業機械固定メンバとを長さの異なるものに差し替えたり、伸縮して対応できるように構成すると良い。
また、本発明に係る作業機械は、上述の昇降機能付きトロッコを、作業機械の左右両側にそれぞれ取り付ける一方、前記作業機械の操作盤の手前に前記昇降機能付きトロッコの操作盤を取り付けて、作業機械の左右両側の前記昇降機能付きトロッコは、左右単独であるいは左右連動して昇降可能であることを特徴とする
本発明の昇降機能付きトロッコおよび作業機械によれば、回動軸を介し回動可能に連結したクロス式アームの各アームの下端部にそれぞれレール上を走行する車輪を設ける一方、各アームの上端部にそれぞれテーブルを設け、2本のアームの間にはシリンダ等の伸縮手段を連結して、その伸縮手段を伸縮させることによってテーブルに取付けブラケットを介し取付けた作業機械を昇降させるように構成したため、装置を大型化させずに作業機械を昇降させることができる。
また、クロス式アームで作業機械を昇降させるため、作業機械を昇降させる際、回動軸が1点となるので、作業機械を昇降させる際、作業機械の姿勢(角度)も安定化させることができる。
本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの側面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの平面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの正面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの一部切欠した部分断面側面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコのテーブルの天板を取外した状態を示す部分平面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの取付けブラケットにおける上下方向のスライド機構の構成を示す部分断面平面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの取付けブラケットにおける上下方向のスライド機構の構成を示す部分断面正面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコのテーブルを図1に示す場合よりも上昇させた状態を示す側面図である。 図1の高さにおける本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの要部の部分断面側面図である。 図6の高さにおける本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコの要部の部分断面側面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコに作業機械として除雪機を取り付けてレール上に設置した状態を示す側面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコに作業機械として除雪機を取り付けてレール上に設置した状態を示す平面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコに作業機械として除雪機を取り付けてレール上に設置した状態を示す正面図である。 本発明に係る実施形態の昇降機能付きトロッコに取り付けた除雪機を上昇させた状態を示す側面図である。
以下、本発明に係る昇降機能付きトロッコ1、およびその昇降機能付きトロッコ1を左右両側にそれぞれ装着した作業機械の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記に説明する実施形態はあくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施形態の昇降機能付きトロッコ1の構成>
実施形態の昇降機能付きトロッコ1は、後述する図12等に示すように軌道上で作業する除雪機2等の作業機械の左右両側にそれぞれ取り付けて使用するもので、図2や図12等に示すように後述するレール間隔維持連結部材11cとレール間隔維持連結メンバ17aとにより左右のレール間隔だけ離して連結されている。
左右の昇降機能付きトロッコ1は、それぞれ、アーム11a,11bそれぞれの中間を一の回動軸12を介し回動可能に連結したクロス式アーム11を昇降機構として採用したもので、各アーム11a,11bの下端部にはそれぞれレールR上を走行する車輪13a,13bを設けている。
また、各アーム11a,11bの上端部には、それぞれ、ローラー14a,14bを設け、そのローラー14a,14bの上にテーブル15を設けると共に、クロス式アーム11を構成するアーム11a,11bの間には伸縮手段として油圧式またはエアー式のシリンダ16を設けている。
これにより、図1および図4に示す状態からシリンダ16のピストン16aを伸長させると、図6に示すように各アーム11a,11b下端の車輪13a,13bや、上端のローラー14a,14bが近付くようにクロス式アーム11の各アーム11a,11bが閉じてテーブル15を図1および図4に示す場合よりも上昇させることができる。
ここで、クロス式アーム11の各アーム11a,11bの上端部にはそれぞれローラー14a,14bを設け、そのローラー14a,14bの上にテーブル15を設けているため、このままでは、クロス式アーム11の各アーム11a,11bの上端部からそれぞれテーブル15,15が前後動して脱落する。
そのため、本実施形態の昇降機能付きトロッコ1では、テーブル15と一方のアーム11bとの間にジョイントリンク18の両端部を回動可能な状態で連結している。
また、アーム11a,11b同士を回動可能に連結する回動軸12が後述する上下動ガイドメンバ17cの上下スライドガイドレール17c1に案内されているため、クロス式アーム11の各アーム11a,11bが閉じて上端のローラー14a,14bや下端の車輪13a,13b同士が近付いた場合や、その反対に各アーム11a,11bが開いて上端のローラー14a,14bや下端の車輪13a,13b同士が遠ざかった場合でも、クロス式アーム11の水平方向中心に対するテーブル15の中心位置はほとんど変化せず、すなわちテーブル15および作業機械が極力、前後に移動しないように作業機械を昇降させることができる。
また、取付けブラケット17は、ほぼ左右のレール間隔を有し、左右両側のテーブル15,15をボルトおよびナット等により連結するレール間隔維持連結メンバ17aと、そのレール間隔維持連結メンバ17aの両側に設けられ左右両側のテーブル15,15に溶接やネジ等により固定されるテーブル上面固定メンバ17b,17bと、テーブル上面固定メンバ17b,17bから下方に延び、作業機械の両側に固定されると共に、回動軸12の上下動を案内する上下動ガイドメンバ17c,17cと、各上下動ガイドメンバ17c,17cの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される作業機械固定メンバ17d,17dとを有する。
上下動ガイドメンバ17c,17cは、それぞれ、上端部がテーブル上面固定メンバ17b,17bに固定され、回動軸12の上下動を案内するため上下方向に延びる上下スライドガイドレール17c1,17c1と、その上下スライドガイドレール17c1,17c1に各々嵌合して上下方向にスライドする上下一対のスライド部17c21,17c21が設けられたスライド体17c2と、そのスライド体17c2と回動軸12とを連結する断面コ字状の連結部材17c3とを有する。
ここで、本実施の形態では、取付けブラケット17を構成するレール間隔維持連結メンバ17aや、テーブル上面固定メンバ17b,17b、上下動ガイドメンバ17c,17c、および作業機械固定メンバ17d,17d等は、それぞれ、ボルトおよびナットやネジ等に連結しており、少なくともレール間隔維持連結メンバ17aおよび作業機械固定メンバ17d,17dは、長さの異なるものを複数用意して交換できるように、あるいは伸縮式に構成している。そのため、昇降機能付きトロッコ1を左右に取り付けた作業機械を軌道間隔が異なる軌道条件で作業する場合には、レール間隔維持連結メンバ17aと作業機械固定メンバ17d,17dとは長さの異なるものに差し替えたり、伸縮することにより対応することができる。また、高さの異なる作業機械にも対応できるように長さの異なる上下動ガイドメンバ17c,17cを複数用意して交換して使用できるように構成することもできる。
尚、図1および図2に示すように右側の後輪、すなわちアーム11bの車輪13bには、ブレーキ部19が設けられている。
ブレーキ部19は、アーム11bに固定されたブレーキ部本体19aと、そのブレーキ部本体19aに回動可能に支持され、ブレーキパッド19bが取付られたブレーキパッド操作部19cと、ブレーキ操作部19cとブレーキ部本体19aとの間に連結されたスプリング19dと、ブレーキパッド操作部19cに着脱自在に設けられた操作ロッド19eとから構成される。
そのため、操作ロッド19eをブレーキパッド操作部19cに挿入して操作ロッド19eを手前に引いてブレーキパッド19bを車輪13bに接触させることによりブレーキをかけることができる。
尚、この昇降機能付きトロッコ1の左右のシリンダ16を操作(制御)するトロッコ操作盤20は、後述するようにこの昇降機能付きトロッコ1に取り付ける除雪機2等の作業機械に取り付ける。トロッコ操作盤20の機能については後述する。
<実施形態の昇降機能付きトロッコ1に除雪機2を取り付けた構成>
以上のように構成した昇降機能付きトロッコ1に対し、作業機械である除雪機2を、例えば、図11〜図13に示すように取り付ける。
除雪機2は、周知のもので、ガソリン等で駆動するエンジン21と、そのエンジン21の回転力により回転する車輪22a,22bが一定間隔を離して設けられた走行部22と、雪上を走行できるように車輪22a,22bの外周に亘して設けたクローラ23と、エンジン21の回転力により回転して雪を集めるオーガー24と、オーガー24の周囲に設けられた集雪板25と、オーガー24と集雪板25で集めた雪を放出するシューター26と、ハンドル27と、除雪機2の車輪22a,22bやオーガー24の回転を制御する各種スイッチやレバー等が設けられた除雪機操作盤28等を有する。
そして、昇降機能付きトロッコ1の取付けブラケット17のレール間隔維持連結メンバ17aの下方に除雪機2を移動させて、取付けブラケット17の作業機械固定メンバ17d,17dを、除雪機2の左右両側の走行部22,22に固定する。
また、除雪機2には、除雪機操作盤28より手前、すなわち作業者側に昇降機能付きトロッコ1の左右のシリンダ16を操作(制御)するトロッコ操作盤20を取り付ける。
トロッコ操作盤20には、図12に示すように、例えば、昇降機能付きトロッコ1の電源スイッチ20aと、左側のテーブル15を昇降、すなわち左側のシリンダ16のピストン16aを伸縮させる左側シリンダ制御スイッチ20bと、右側のテーブル15を昇降、すなわち右側のシリンダ16のピストン16aを伸縮させる右側シリンダ制御スイッチ20cと、左右のシリンダ16のピストン16aを単独で動作させるのか、連動して動作させるのかを切り替える単独・連動切替えスイッチ20dとを設けている。
そのため、単独・連動切替えスイッチ20dを単独側に切り替えておけば、左側シリンダ制御スイッチ20bを操作することにより、左側のテーブル15のみを昇降できる一方、右側シリンダ制御スイッチ20bを操作することにより、右側のテーブル15のみを昇降できる。これに対し、単独・連動切替えスイッチ20dを連動側に切り替えておくと、左側シリンダ制御スイッチ20bまたは右側シリンダ制御スイッチ20bのいずれか一方を操作しても、左側のテーブル15と右側のテーブル15とを連動させて昇降させることができる。そのため、昇降機能付きトロッコ1では、左右のテーブル15,15の高さを変えたり、変えたまま連動して昇降させることができるので、レールRのカーブ部分等のように左右のレールRにカントがある部分における除雪や除草作業等に非常に便利で作業性が向上する。
また、昇降機能付きトロッコ1の操作と、除雪機2の操作とを間違え難くなるように、トロッコ操作盤20と除雪機操作盤28は、別々の操作盤で、かつ、トロッコ操作盤20を、除雪機操作盤28の高さよりも低い位置に設けたため、昇降機能付きトロッコ1の操作と除雪機2の操作とを間違えずに確実に操作することができる。
従って、本実施形態の昇降機能付きトロッコ1および作業機械によれば、2本のアーム11a,11bそれぞれの中間を一の回動軸12を介し回動可能に連結したクロス式アーム11の各アーム11a,11bの下端部にそれぞれレールR上を走行する車輪13a,13bを設ける一方、その各アーム11a,11bの上端部にそれぞれテーブル15を設け、2本のアーム11a,11bの間にはシリンダ16のピストン16aを設け、そのシリンダ16のピストン16aを伸縮させることによってテーブル15に取付けブラケット17を介し取付けた作業機械を昇降させるように構成したため、装置を大型化させずに作業機械を昇降させることができる。
また、クロス式アーム11で作業機械を昇降させるため、昇降する回動軸12が1点となり、作業機械を昇降させる際、簡単な機構で作業機械の姿勢(角度)も安定化した状態で昇降させることができる。
特に、本実施形態の昇降機能付きトロッコ1では、クロス式アーム11の各アーム11a,11bの上端部にそれぞれローラー14a,14bを設け、そのローラー14a,14bの上にテーブル15を設けると共に、そのテーブル15と少なくとも一方のアーム11a,11bの間にはジョイントリンク18の両端部を回動可能な状態で連結している。
そのため、この昇降機能付きトロッコ1では、シリンダ16のピストン16aを伸縮させることによりクロス式アーム11の各アーム11a,11bを開閉して、テーブル15に取付けブラケット17を介し取付けた作業機械を昇降させても、テーブル15と少なくとも一方のアーム11a,11bの間にはジョイントリンク18の両端部が回動可能に取り付けられているため、簡単な機構で、テーブル15および作業機械が極力、前後に移動することを防止した状態で除雪機2等の作業機械を昇降させることができる。
その結果、昇降機能付きトロッコ1に較べ重量のある除雪機2等の作業機械を昇降させても、作業機械全体の前後方向の重心移動はほとんどないので、安定した状態で作業機械を昇降させて除雪作業等を行うことができる。
また、本実施形態の作業機械では、左右両側にそれぞれ昇降機能付きトロッコ1を設けており、トロッコ操作盤20の操作によって左右独立して昇降機能付きトロッコ1を昇降させたり、左右連動して昇降機能付きトロッコ1を昇降させることができるため、レールRのカーブ部分等、レールRが傾斜している場所でも除雪機2等の作業機械を簡単かつ確実に水平にすること等が可能となり、除雪機2による除雪作業等を適切に行うことができる。
また、本実施の形態の昇降機能付きトロッコ1では、左右両側のテーブル15,15を連結するレール間隔維持連結メンバ17aと、各上下動ガイドメンバ17c,17cの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される作業機械固定メンバ17d,17dは、長さの異なるものを複数用意して交換できるように、あるいは伸縮式に構成しておき、昇降機能付きトロッコ1を左右に取り付けた作業機械を軌道間隔が異なる軌道条件で作業する場合には、少なくともレール間隔維持連結メンバ17aと作業機械固定メンバ17d,17dとは長さの異なるものに差し替えたり、伸縮することにより対応することができる。また、高さの異なる作業機械にも対応できるように長さの異なる上下動ガイドメンバ17c,17cを複数用意しておき、作業機械の高さに応じて上下動ガイドメンバ17c,17cを交換して使用することもできる。
尚、上記の説明では、作業機械として除雪機2を一例に説明したが、本発明ではこれに限らず、除草機等の左右両側に昇降機能付きトロッコ1を取り付けるように構成しても勿論良い。
1 昇降機能付きトロッコ
11 クロス式アーム
11a,11b アーム
12 回動軸
13a,13b 車輪
14a,14b ローラー
15 テーブル
16 シリンダ(伸縮手段)
16a ピストン
17 取付けブラケット
17a レール間隔維持連結メンバ
17b 上面固定メンバ
17c 上下動ガイドメンバ
17c1 上下スライドガイドレール
17c2 スライド体
17c3 連結部材
17d 作業機械固定メンバ
18 ジョイントリンク
19 ブレーキ部
20 トロッコ操作盤
2 除雪機(作業機械)
21 エンジン
22 走行部
22a,22b 車輪
23 クローラ
24 オーガー
25 集雪板
26 シューター
27 ハンドル
28 除雪機操作盤
R レール

Claims (5)

  1. 回動軸を介し回動可能に連結したクロス式アームの各アームの下端部にそれぞれレール上を走行する車輪を設ける一方、各アームの上端部にそれぞれテーブルを設け、前記2本のアームの間にはシリンダ等の伸縮手段を連結し、
    前記伸縮手段を伸縮させることにより前記クロス式アームの各アームを開閉して、前記テーブルに取付けブラケットを介し軌道上で作業する作業機械の左右両側にそれぞれ取り付けて前記作業機械を昇降させる昇降機能付きトロッコであって、
    前記クロス式アームの各アームの上端部にそれぞれローラーを設け、そのローラーの上にテーブルを設けると共に、そのテーブルと少なくとも一方のアームの間にはジョイントリンクの両端部を回動可能な状態で連結することにより、
    前記伸縮手段を伸縮させることによりクロス式アームの各アームを開閉して、前記テーブルに取付けブラケットを介し取付けた前記作業機械を昇降させた際、前記テーブルおよび前記作業機械が極力、前後に移動しないように構成したことを特徴とする昇降機能付きトロッコ。
  2. 左右のレール用に請求項1に記載の昇降機能付きトロッコを2台設け、
    前記取付けブラケットは、
    左右両側のテーブルを連結するレール間隔維持連結メンバと、
    そのレール間隔維持連結メンバの両側に設けられ前記テーブルに固定されるテーブル上面固定メンバと、
    そのテーブル上面固定メンバから下方に延び、作業機械の両側に固定されると共に、前記回動軸の上下動を案内するため、上下方向に延びる上下スライドガイドレールおよびその上下スライドガイドレールに嵌合して上下方向にスライドするスライド体を有する上下動ガイドメンバと、
    その上下動ガイドメンバの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される作業機械固定メンバとを有することを特徴とする昇降機能付きトロッコ。
  3. 回動軸を介し回動可能に連結したクロス式アームの各アームの下端部にそれぞれレール上を走行する車輪を設ける一方、各アームの上端部にそれぞれテーブルを設け、前記2本のアームの間にはシリンダ等の伸縮手段を連結し、
    前記伸縮手段を伸縮させることにより前記クロス式アームの各アームを開閉して、前記テーブルに取付けブラケットを介し軌道上で作業する作業機械の左右両側にそれぞれ取り付けて前記作業機械を昇降させる昇降機能付きトロッコを、左右のレール用に2台設け、
    前記取付けブラケットは、
    左右両側のテーブルを連結するレール間隔維持連結メンバと、
    そのレール間隔維持連結メンバの両側に設けられ前記テーブルに固定されるテーブル上面固定メンバと、
    そのテーブル上面固定メンバから下方に延び、作業機械の両側に固定されると共に、前記回動軸の上下動を案内するため、上下方向に延びる上下スライドガイドレールおよびその上下スライドガイドレールに嵌合して上下方向にスライドするスライド体を有する上下動ガイドメンバと、
    その上下動ガイドメンバの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される作業機械固定メンバとを有することを特徴とする昇降機能付きトロッコ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の昇降機能付きトロッコの左右のテーブルを連結する前記レール間隔維持連結メンバと、前記上下動ガイドメンバの下端部に設けられ、作業機械の側面に対しボルトおよびナット等により固定される前記作業機械固定メンバとは、長さの異なるものに交換可能または伸縮式に構成しておき、請求項3に記載の昇降機能付きトロッコを左右に取り付けた作業機械を軌道間隔が異なる軌道条件で作業する場合には、前記レール間隔維持連結メンバと前記作業機械固定メンバとを長さの異なるものに差し替えたり、伸縮して対応することを特徴とする昇降機能付きトロッコ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一の請求項に記載の昇降機能付きトロッコを、作業機械の左右両側にそれぞれ取り付ける一方、
    前記作業機械の操作盤の手前に前記昇降機能付きトロッコの操作盤を取り付けて、作業機械の左右両側の前記昇降機能付きトロッコは、左右単独であるいは左右連動して昇降可能であることを特徴とする作業機械。
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