JP5080277B2 - 自動車シート軌道システム - Google Patents

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Description

この出願は、ここに、引用され、2005年2月2日に提出された米国仮特許出願第60/649397号の利益と優先権を主張する。
本発明は、一般に調整可能な自動車シート組立体の分野に関するものである。より特別には、本発明は調整可能な自動車シート組立体を使用する動力供給軌道システムに関するものである。
自動車シート組立体は、典型的には、シートと、自動車内のシートの位置を少なくとも前方と後方に調整できる軌道システムとを含んでいる。シートの位置を調整する能力は、様々なサイズの自動車の操作者が自動車内において快適で安全に着座できることが望ましい。そのような軌道システムは、典型的には、シートの各側に配置された少なくとも2つの軌道組立体または配列を含んでいる。各軌道配列は、一般に互いに対して移動する2以上の軌道と、互いに対して移動する軌道の能力を制御する装置または組立体とを含んでいる。いくつかの軌道システムは手動装置またはラッチ機構を使用し、この手動装置またはラッチ機構は、ラッチ機構がシートの占有者によって解放されるまで、各軌道配列の個々の軌道を、互いに対してロック位置に解放可能に保持する。ラッチ機構が解放されると、軌道は直ちに互いに対して運動でき、これは、占有者がシートの位置を調整し、そしてラッチ機構を再び係合または解放して、シートを新たな位置に保持できるようにする。他方の軌道システムは、各軌道配列の個々の軌道の相対位置を制御するために、ギアシステムや他の構成要素と関連して電動機を利用する。そのような軌道システムに接続されたシートを新たな位置に移動させるために、占有者は簡単に電動機を起動し、電動機は一連の追加構成要素を通じて、個々の軌道を相互に対して移動する。
多くの動力供給軌道システムは、軌道配列の個々の軌道を相互に対して移動させるために、動力を提供する単一の電動機を利用する。度々、前記電動機は2つの軌道配列の間にあるシートのシートクッション部分の下に配置され、電動機は一般に2つの軌道配列と垂直になるように配置される。その結果、電動機の少なくとも一部分は、一般にシートクッション部分の直下に配置され、シートクッションは、自動車の占有者がシートクッションに座ると、大抵、片寄る傾向がある。その結果として、いくつかのシートの構成、特に、垂直方向に空間が制限されるものでは、占有者がシート上で上下にバウンドしたときにシートクッションの底が、少なくとも電動機の部分に接触することになる。度々、シートの占有者はこの接触を感じることになり、不快を経験することになる。また、電動機とシートクッションの底との間の接触は、電動機、シートクッションおよび/またはシート組立体の他の部分の損傷を引き起こすであろう。電動機を軌道配列に作動可能に接続するため、軌道配列の高さを越えて延びる構成要素を利用するこれらの軌道システムは、特に、そのような接触に影響されやすい。
多くの動力供給軌道システムにおいて、電動機は各軌道配列の部分(例えば、直接動力伝達装置またはギアボックス)と接続され、各軌道配列の部分は電動機によって提供される回転運動を、シートを前方または後方へ移動させる直線運動に変換する。この接続の仕方は、度々、軌道配列の運動変換部分によって受け入れられる入力の回転速度が、電動機の出力軸の回転速度と同じになるように行われる。このようにして電動機が各軌道配列の運動変換部分に接続される時、各軌道配列の運動変換部分に入力される回転速度を調整する能力は限定されるので、自動車シート組立体を異なる用途に適応させることは比較的困難であった。
1つ以上の上記に引用された問題および他の問題を回避し、信頼でき、耐久性があり、有効で多能な軌道システムを提供することは、この技術分野で重要な進歩を意味するであろう。
本発明の一実施形態は、少なくともシートクッションを有するシートを自動車内に接続する軌道システムに関するものである。この軌道システムは、第1軌道配列と、第2軌道配列と、電動機と、ギアボックスとを含んでいる。第1軌道配列はシートクッションと自動車とに接続されるように構成されている。第2軌道配列はシートクッションと自動車とに接続されるように構成され、第1軌道配列と平行で第1軌道配列と間隔を置いて配置される。電動機は第1軌道配列と第2軌道配列に接続され、第1軌道配列とほぼ平行な回転軸を含む第1出力を備えている。ギアボックスは電動機の第1出力と、第1軌道配列と、第2軌道配列に作動可能に接続されている。第1軌道配列と第2軌道配列は、電動機が作動している時に自動車内でシートクッションの位置を調整するように構成される。電動機とギアボックスの各々は第2軌道配列よりも第1軌道配列に近接して配置されている。
この発明の他の実施形態は、自動車内に接続される調整可能な自動車シートに関するものである。自動車シートはシートクッションと、第1軌道配列と、第2軌道配列と、電動機とギアボックスとを含んでいる。シートクッションは中央部分を含み、中央部分はシートクッションが占有者によって占有されている時に下方への片寄りが最大となるシートクッションの部分を定めている。第1軌道配列はシートクッションに接続され、自動車に接続されるように構成されている。第2軌道配列はシートクッションに接続され、自動車に接続されるように構成され、第1軌道配列と平行で第1軌道配列と間隔を置いて配置されている。電動機は第1軌道配列と第2軌道配列に作動可能に接続され、第1出力を有する。ギアボックスは電動機の第1出力と作動可能に接続され、第1軌道配列と第2軌道配列に接続されている。第1軌道配列と第2軌道配列は、電動機が作動すると自動車内でシートクッションの位置を調整するように構成されている。電動機とギアボックスの各々は、第2軌道配列よりも第1軌道配列に近接して配置されている。
なお、本発明の他の実施態様は、自動車内にシートを接続する軌道システムに関するものである。軌道システムは第1軌道配列と、第2軌道配列と、電動機と、ギアボックスと、第1部材と、第2部材とを含んでいる。第1軌道配列は第1下方軌道と、第1上方軌道と、第1駆動組立体とを含んでいる。第1下方軌道は自動車に接続されるように構成されている。第1上方軌道は第1下方軌道に接続され、シートに接続されるように構成されている。第1上方軌道は概ね垂直な第1の垂直壁と、第1の垂直壁内にある第1開口とを含んでいる。第1駆動組立体は第1下方軌道と第1上方軌道との間に接続され、第1入力を含んでいる。第1上方軌道は、第1駆動組立体が作動することにより第1下方軌道に対して縦方向へ運動するように構成されている。第2軌道配列は、第2下方軌道と、第2上方軌道と、第2駆動組立体とを含んでいる。第2下方軌道は自動車に接続されるように構成されている。第2上方軌道は第2下方軌道に接続され、シートに接続されるように構成されている。第2上方軌道は概ね垂直な第2の垂直壁と、第2の垂直壁内にある第2開口とを含んでいる。第2駆動組立体は第2下方軌道と第2上方軌道との間に接続され、第2入力を含んでいる。第2上方軌道は、第2駆動組立体が作動することにより第2下方軌道に対して縦方向へ運動するように構成されている。電動機は回転駆動エネルギー源を提供するように構成され、電動機出力を含んでいる。ギアボックスは電動機出力に接続された第3入力を含んでいる。ギアボックスは、第1出力と第2出力との間に電動機から提供された回転機械エネルギーを分配している。第1部材はギアボックスの第1出力と第1駆動組立体の第1入力に接続され、第1開口を通って延びている。第2部材はギアボックスの第2出力と第2駆動組立体の第2入力に接続され、第2開口を通って延びている。第1上方軌道は電動機が作動する時に第1下方軌道に対して縦方向へ運動し、第2上方軌道は電動機が作動する時に第2下方軌道に対して縦方向へ運動する。
さらに、本発明は、開示した実施形態に記載された種々の特徴と特徴の組合せに関するものである。本発明の種々の特徴を達成できる他の方法は、ここでは、後述され、なお、他の点は、当業者が明細書を読んだ後で当業者に明らかとなるであろう。そのような他の方法は、任意の請求項の範囲に入れば、本発明の範囲内に入るものとみなされる。
軌道システムの実施形態を説明する前に、この説明における「外側」、「内側」、「中間」、「上」、「下」、「上方」、「下方」、「左」または「右」に関する言及は、さまざまな要素が図面内で正しく配置され、または、さまざまな要素が1つまたは多くの軌道システムの実施形態において正しく配置されるように、種々の要素を確認するためだけに使用されていることに注意すべきである。さまざまな要素が別々の軌道システム内において異なって配列され、または配置されるので、これらの用語は説明する要素を限定することを意味していない。
全体的に図面、特に、図1を参照すると、一実施例に係るシート組立体10を示している。シート組立体10は、シート11と、軌道システム16とを含んでいる。シート11は、一般にバック部分12とシートクッション部分14とを含んでおり、それぞれ周知な、または新規な任意の1つの構成とすることができる。軌道システム16は、一般にシート11を支持し、シート11の占有者が前方および後方にシート11の位置を調整できるように構成されている。
なお、図1を参照すると、軌道システム16は、内側軌道配列18と、外側軌道配列20と、動力伝達システム21とを含んでいる。内側軌道配列18と外側軌道配列20は、一般に間隔を置いて平行な関係でシート11のシートクッション部分14に接続され、内側軌道配列18はシートクッション部分14の内側に近接して配置され、外側軌道配列20はシートクッション部分14の外側に近接して配置されている。動力伝達システム21は、一般に内側軌道配列18と外側軌道配列20との間に配置されており、その配置されている位置は内側軌道配列18の部分と外側軌道配列20の部分とが係合でき、シート11との任意の干渉を最小にし、または減少することができる位置である。シート11の占有者が動力伝達システム21を起動すると、自動車の床などのシート11が接続された一般的な構造物に対して、シート11が運動または移動できるように、軌道配列18、20および動力伝達システム21は共に協力するように構成されている。
軌道配列20は、軌道配列18に対して鏡像であることを除いて、一般に軌道配列18と同一である。したがって、軌道配列20と軌道配列18の類似部品を引用するために同じ引用番号が使用されるであろう。簡単化のために、軌道配列18だけを以下で説明し、この説明は軌道配列20に対しても等しく適用可能であることが分かる。軌道配列18は下方軌道22と、上方軌道24と、摩擦減少部材26と、運動伝達装置28とを含んでいる。
さて、図2乃至図4を参照すると、下方軌道22(例えば、軌道、レール、スライド、ガイド等)は、一般に長く伸びた剛性の部材であり、自動車の床板のような構造体に接続され、一般に上方軌道24のガイドとして役立つように構成されている。一実施例によると、下方軌道22は、外側チャネル30と、内側チャネル32と、中間チャネル34とを含んだ非対称軌道である。上方軌道と下方軌道に関連して使用される「外側」および「内側」という用語は、軌道が接続されるシートの中心に対して軌道の特別な部品または特徴の相対的な位置を表そうとしたものであることに注意すべきである。
図3に最も良く示すように、外側チャネル30は下方に向かう概してU形状のチャネルである。外側チャネル30は、ほぼ水平な中間壁40(「U」のベース)によって共に接合されたほぼ垂直な2つの側壁36、38(「U」の2つの脚)によって形成されている。下方軌道22の底面上における中間壁40の位置はチャネル30の高さを定める。
同様に、内側チャネル32は下方に向かう概してU形状のチャネルである。内側チャネル32は、ほぼ水平な中間壁46(「U」のベース)によって共に接合されたほぼ垂直な2つの側壁42、44(「U」の2つの脚)によって形成されている。下方軌道22の底面上における中間壁46の位置はチャネル32の高さを定め、その高さはチャネル30の高さの約半分である。
中間チャネル34は概して上方に向かうU形状のチャネル(一方の脚は他方の脚より長い)であり、チャネル30の側壁38(「U」の長い脚)と、チャネル32の側壁44(「U」の短い脚)と、チャネル30の側壁36とチャネル32の側壁42との間に延びて、それらに接続されているほぼ水平な中間壁または底面48(「U」の底面)とから形成されている。一実施例によると、底面48が側壁36へ移行する領域はステップ50を含んでおり、このステップ50は摩擦減少部材(以下で説明する)に適切な支持表面を提供するため、一般に底面48と側壁36との間の交差点を上げるために役立っている。また、小さくてより緩やかな同様のステップ52は、底面48が側壁42へ移行する領域に設けられている。ステップ50と同様にステップ52は、(以下で説明する)摩擦減少部材のための適切な支持表面を提供するため、一般に底面48と側壁42との間の交差点を上げるために役立っている。
図4、図6、図7、図8に最も良く示すように、下方軌道22の中間壁または底面48は、下方軌道22を自動車の床(または、さまざまな他の構造物の1つ)に接続するために使用することができ、さまざまな異なる接続部材、固着具または構造物(例えば、ピン、スタッド、リベット、ジベル、ボルト等)を受け入れられるように構成された開口56を含んでいる。そのような接続部材の一例としては、開口56を通って延びて自動車の床に接続されるように構成されたピンまたはスタッド58(図6乃至図8を参照)がある。自動車の床に対する下方軌道22の結合を補助するために、自動車の床に接続されるように構成された脚57を下方軌道22の前方に接続する。
種々の変更例および実施例によると、下方軌道の底面にある開口は、下方軌道を1つ以上の種々の異なる装置または構造物を使用して1つ以上の種々の異なる構造物に接続できるように、数、寸法、形状および構成を変えることができる。種々の変更例および実施例によると、異なる構造物に対して下方軌道を容易に接続できるようにするため、下方軌道は(突出部、窪み、延長部、指部、タブ等のような)他の構造物または装置を含むことが可能である。
さて、図3、図5、図6を参照すると、上方軌道24(例えば、軌道、レール、スライド、ガイド等)は、長く伸びた一般に剛性のある部材であり、下方軌道22に対して運動(移動またはスライド)可能となるように、下方軌道22に接続されるように構成されている。一実施例によると、上方軌道24は、外側チャネル62と、内側チャネル64と、中間チャネル66とを含む非対称軌道である。
外側チャネル62は上方へ向いた概してU形状のチャネルである。外側チャネル62は、概して湾曲した湾曲側壁68と、ほぼ垂直な垂直側壁70(「U」の2つの脚)とから形成され、これらの側壁は、側壁70から側壁68に上方へ延びるように傾斜した中間壁72(「U」の底面)によって共に接合されている。湾曲側壁68は、上方で内側へ(側壁70に向けて)延びる下方部分69と、上方で外側へ(側壁70から離れるように)延びる上方部分71とを含んでいる。
内側チャネル64は上方へ向いた概してU形状で比較的に狭いチャネルである(「U」の一方の脚は他方の脚より長い)。内側チャネル64は2つのほぼ垂直な側壁74、76(「U」の2つの脚)によって形成され、これらの側壁は、側壁76から側壁74に上方へ延びるように傾斜した中間壁78(「U」の底面)によって共に接合されている。側壁74は、側壁76より短く、側壁76が延びている高さよりも低い高さまで延びている。
中間チャネル66は、概して下方を向いたU形状のチャネル(一方の脚は他方の脚より長い)であり、チャネル62の側壁70(「U」の短い脚)と、チャネル64の長い側壁76(「U」の長い脚)と、それらの側壁の間に延びてチャネル62の側壁70とチャネル64の側壁76とに接続されたほぼ水平な中間壁または頂部80(「U」の底面)とから形成されている。
図5に図示した一実施例によると、上方軌道24は側壁76内に概して「L形状」の開口82(例えば、窓、開口、孔等)を含んでいる。開口82は、動力伝達システム21の部分が上方軌道24を通って延び、運動伝達装置28に接続できるように概して構成されている。種々の変更例および実施例によると、開口82の寸法、形状、個所および構成は変更できる。例えば、開口は、より小さく、あるいはより大きく形成することができ、異なる形状を有することができ、複数の開口を含むことができ、および/または上方軌道に沿って種々の個所に設けることができる。
図2および図5乃至図8に示すように、上方軌道24の中間壁または頂部80は開口94を含んでいる。開口94は、種々の異なる接続部材、固着具または構造体(例えば、ピン、スタッド、リベット、ジベル、ボルト等)の内の1つを受け入れられるように構成されており、これらの接続部材、固着具または構造体は、上方軌道24をシート11の部分に接続するために使用され、あるいはさまざまな他の構造体(例えば、ブラケット、ブレース、支持体、ストラップ等)を上方軌道24に接続するために使用されるものであり、動力伝達システム21の部分を支持および/または保持するブラケットまたはブレースのようなものである。そのような接続部材の一例としては、開口94を通って延び、フレームまたはシート11の他の部分に接続されるように構成されたピンまたはスタッド96(図6乃至図8を参照)である。
種々の変更例および実施例によると、上方軌道を1つ以上のさまざまな異なるシート構成体または他の構造体に接続するために、上方軌道の頂部内の開口は、数、寸法、形状および構成を変更することができる。他の種々の変更例および実施例によると、上方軌道は、シートまたは他の構造体に対して上方軌道を容易に接続するための(突出部、窪み、延長部、指部、タブ等のような)他の構造体または装置を含むことができる。
さて、図5、図6を参照すると、上方軌道24の側壁76は開口98、99を含んでおり、これらの開口98、99は1つ以上の種々の異なる接続部材、固着具または構造体(例えば、ピン、スタッド、リベット、ジベル、ボルト等)を受け入れるように構成されている。そして、これらの接続部材、固着具または構造体はシート11の部分を上方軌道24に接続するために使用され、また種々の他の構造体(例えば、ブラケット、ブレース、支持体、ストラップ等)を上方軌道24に接続するために使用されるものであり、動力伝達システム21の部分を支持および/または保持するブラケットまたはブレースのようなものである。種々の変更例および実施例によると、1つ以上のさまざまな異なる部品または構造体を上方軌道に接続し、また接続を容易にするために、上方軌道の側壁内にある異なる開口は、数、寸法、形状および構成を変更することができる。
図2に最も良く示すように、下方軌道22と上方軌道24は、上方軌道24が下方軌道22に対して移動(例えば、直線に運動)可能となるように共に接続されている。この接続状態において、上方軌道24の側壁68は下方軌道22のチャネル30内で上方へ延び、上方軌道24の側壁74は下方軌道22のチャネル32内で概して上方へ延びている。同時に、下方軌道22の側壁38は上方軌道24のチャネル62内に延び、下方軌道22の側壁44は上方軌道24のチャネル64内に延びている。換言すれば、下方軌道22の外側チャネル30は上方軌道24の外側チャネル62に結合または係合し、下方軌道22の内側チャネル32は上方軌道24の内側チャネル64に結合または係合している。下方軌道22の中間チャネル34は、上方軌道24の中間チャネル66とほぼ並んでいて、上方軌道24と下方軌道22との間に内部容積または内部室81を定めている。摩擦減少部材26(以下で説明する)は上方軌道24と下方軌道22の間のさまざまな部分に設けられ、上方軌道24と下方軌道22との間の配列を維持し、下方軌道22に対する上方軌道24の並進運動を容易にしている。
図2に図示した接続状態において、上方軌道24の中間チャネル66は、その左側で下方軌道22の外側チャネル30と接し、その右側で下方軌道22の内側チャネル32と接している。下方軌道22の外側チャネル30の高さ(例えば、中間壁40の底面48からの距離)は、上方軌道24の中間チャネル66の高さ(例えば、下方軌道22の底面48から上方軌道24の頂部80までの距離)にほぼ等しい。他方、下方軌道22の内側チャネル32の高さ(例えば、中間壁46の底面48からの距離)は、上方軌道24の中間チャネル66の高さより低い。種々の実施例および変更例によると、下方軌道22の内側チャネル32の高さは、上方軌道24の中間チャネル66の高さのほぼ半分か、1/3である。したがって、中間チャネル66の側壁76の部分は、距離Dであるチャネル32の頂部を越えて延びている(例えば、中間壁46を越えて延びている)。距離Dであるチャネル32の頂部を越えて延びている側壁76の部分は、運動伝達装置28の部分が動力伝達システム21の部分と接続されるための領域または表面を提供しており、動力伝達システム21が上方軌道24から実質的に水平に延びるようにしている。
他の種々の変更例および実施例によると、上方軌道と下方軌道の寸法、形状および構成は、軌道が使用される用途と、軌道が使用される環境と、上方軌道と下方軌道との間で使用されるベアリングの寸法と、軌道が使用される動力伝達システムの構成または特性と、費用の考慮、製造上の考慮等を含む1つ以上の複数の異なるファクターによって変更できる。例えば、種々の変更例および実施例によると、下方軌道の外側チャネルの高さは、上方軌道の中間チャネルの高さより高くすることもできるし、又は低くすることもでき、および/または下方軌道の内側チャネルの高さは上方軌道の中間チャネルの高さの約半分よりも大きくすることもできるし、又は小さくすることもできる。
一実施例によると、上方軌道24と下方軌道22の各々は、超高力鋼の単一片から単体として一体的に形成されるものであり、ロール成形され、型抜きできることが好ましい。種々の変更例および実施例によると、上方軌道および/または下方軌道の各々は、溶接、固着具または他の技術または方法を使用することにより、共に接続される2以上の別の材料片から構成することもできる。なお、他の変更例および実施例によると、上方軌道と下方軌道の各々は、種々の金属、重合体、組成物等を含む1つ以上の種々の異なる材料から構成することができる。
さて、図3、図8を参照すると、ボールベアリング104、106、108、110として示した摩擦減少部材26(例えば、ボール、ローラ、ブッシュ、ベアリング、ロール要素等)は、下方軌道22と上方軌道24との間の配列を提供して維持し、上方軌道24の運動中に下方軌道22と上方軌道24との間の摩擦を減少させるものである。一実施例によると、ベアリング104、106、108、110の各々は、概して下方軌道22と上方軌道24との間の軌道配列18の長さ方向に沿って、同様に配置された複数のベアリングを表している。ベアリング104(ベアリング104は他の同様の複数のベアリングを表す)は、概して上方軌道24の側壁68の上方部分71と、下方軌道22の中間壁40と側壁38との交差部との間に配置されている。ベアリング106(ベアリング106は他の同様の複数のベアリングを表す)は、概して上方軌道24の中間壁72と、下方軌道22の側壁36と底面48との間の交差部との間に配置されている。ベアリング108(ベアリング108は他の同様の複数のベアリングを表す)は、概して上方軌道24の中間壁78と、下方軌道22の底面48と側壁42との間の交差部との間に配置されている。ベアリング110(ベアリング110は他の同様の複数のベアリングを表す)は、上方軌道24の中間壁78と側壁74の間の交差部と、下方軌道22の中間壁46と側壁44との間の交差部との間に配置されている。
種々の変更例および実施例によると、各ベアリングの寸法は、上下の軌道の正確な構成および間隔に基づいて変更できる。他の種々の変更例および実施例によると、摩擦部材またはベアリングの数および個所は変更できる。例えば、軌道配列は、4個所よりもむしろ、軌道配列の断面の周囲に1個所、2個所、3個所、5個所または5個所以上でベアリングを含むように構成できる。なお、他の種々の変更例および実施例によると、摩擦減少部材は、ローラベアリング、ニードルベアリング、楕円形ベアリング、ブッシュ等を含むさまざまな異なる摩擦減少部材のうちの1つにすることができる。なお、他の種々の変更例および実施例によると、1以上の異なる型式の摩擦減少部材を、軌道配列内で共に使用することができる。なお、他の種々の変更例および実施例によると、ベアリングは一つの軌道に固定されていてもよいし、一つの軌道内に捕えられていてもよく、また(ベアリングが軌道の両端部を通って開放されることを防止するために軌道内に設けられた停止部に当たるまで)軌道の長さ方向に沿って、それぞれのチャネル内で自由にスライドできてもよいし、また運動してもよい。なお、他の種々の変更例および実施例によると、1つまたはそれ以上のベアリングのセットは、本体、ガイド、キャリッジまたはケージ内に提供され、それらの本体、ガイド、キャリッジまたはケージは、セット内における別のベアリングに対する各ベアリングの位置を固定するが、各ベアリングは自由に回転できる。
上記の軌道配列に関するより詳細な説明並びに他の適切な軌道配列は、名称が「自動車シート軌道」である2004年11月12日に提出された米国仮特許出願第60/627429号で開示され、前記出願は、ここで、そのまま引用される。
図7、図8において概要を示すように、運動伝達装置28(例えば、ギアドライブ、ギアシステム、ギア配列、駆動組立体等)は、下方軌道22に対する上方軌道24の運動を制御するために、動力伝達システム21と協力する部品の組立体である。運動伝達装置28は、下方軌道22と上方軌道24との間に形成された室81内にほぼ配置され、下方軌道22と上方軌道24との間に接続されている。運動伝達装置28は、動力伝達システム21から提供された回転運動を、下方軌道22に対する上方軌道24の並進運動に転送または変換するように構成されている。一実施例によると、運動伝達装置28はパワースクリュー136、ヘリカルギア137、ウオームギア138を含んでいる。
パワースクリュー136(例えば、スクリュー、ドライブスクリュー、ねじ付き軸またはロッド、ウオーム、ウオームギア等)は、長く延びてねじ山の付けられた部材であり、下方軌道22の底面48に接続され、下方軌道22の長さ方向の部分に沿って伸びている。パワースクリュー136は、少なくともシート11を調整できる全体距離と同じ長さを有する。種々の変更例および実施例によると、パワースクリューは、それが使用される特別な用途に依存して種々の異なる形状、寸法、構成のうちの1つをとることができる。例えば、パワースクリューのねじ山の断面形状は、正方形、台形、円筒形、三角形または、種々の他の形状のうちの1つにすることができる。さらに、パワースクリューのピッチおよび他の特性は、特別な用途に合わせるように調整できる。
ヘリカルギア137は、実質的にリング形状のギアであり、ヘリカルギア137の中心にある開口によって形成された内径と外径とを有している。ヘリカルギア137の内径はパワースクリュー136を受け入れられるように構成され、パワースクリュー136上の歯または、ねじ山に係合するように構成された連続した歯または、ねじ山を含んでいる。ヘリカルギア137の内径上にある歯またはねじ山と、パワースクリュー136上にある歯またはねじ山は、ヘリカルギア137が(ウオーム138によって)軸の周囲で回転すると、パワースクリュー136の長さ方向に沿ってヘリカルギアが移動(例えば、直線的に運動)するように構成されている。また、ヘリカルギア137は、ウオーム138と係合するように構成された連続した歯を外径の周囲に備えている。
ウオーム138は比較的に短いねじ山の付いたシャフトであり、動力伝達システム21に接続され、ヘリカルギア137と係合している。ウオームの回転軸がヘリカルギア137の回転軸と実質的に垂直となるように、ウオーム138は配置されている。ヘリカルギア137と係合するウオーム138の端部は、ヘリカルギア137の外径の周囲にある歯と係合するように構成されたねじ山を含んでいる。ウオーム138とヘリカルギア137の係合は、ウオーム138に対して動力伝達システム21から提供される回転運動の軸を90度、回転できるようにしている。したがって、動力伝達システム21がウオーム138を回転させると、ウオーム138は第1の軸の周囲で回転し、次にウオーム138は第2の軸の周囲でヘリカルギア137を(概してウオーム138と異なる回転速度で)回転させる。ここで、第2の軸は第1の軸と垂直であり、ヘリカルギア137がパワースクリュー136と共有しているものである。ヘリカルギア137が、パワースクリュー136と共有する第2の軸の周囲で回転するにつれて、ヘリカルギア137はパワースクリュー136の長さ方向に沿って移動する。ヘリカルギア137とウオーム138は共に接続され、上方軌道24に接続されたハウジング内に配置されている。その結果、下方軌道22に接続されたパワースクリュー136の長さ方向に沿ったヘリカルギア137の運動は、上方軌道24を下方軌道22に対して運動させることになる。パワースクリュー136の長さ方向に沿ってヘリカルギア137が移動する方向(ヘリカルギア137がパワースクリュー136に対して回転する方向によって決められる)は、上方軌道24が下方軌道22に対して前方へ移動するか、あるいは後方へ運動するかを決定する。
種々の変更例および実施例によると、運動伝達装置は種々の異なるギア配列のうちの1つを含んでおり、このギア配列は動力伝達システムによって提供される回転運動を、下方軌道に対する上方軌道の並進運動に変換するために有効である。例えば、ウオームは、ヘリカルギア、それからパワースクリューに作用するよりもむしろ、直接にパワースクリューに作用するようにしてもよい。その代わりに、パワースクリューに作用するナットを回転するために、一連の平歯車またはヘリカルギアを設けることもできる。他の種々の変更例および実施例によると、動力伝達システムによって提供される回転運動を、下方軌道に対する上方軌道の直線運動または並進運動に変換するために、1つ以上のさまざまな他のギア配列または他の型式の配列を設けることができる。なお、他の種々の変更例および実施例によると、ウオームギアとヘリカルギアを下方軌道に接続することも可能であり、パワースクリューを上方軌道に接続することも可能である。他の種々の変更例および実施例によると、1つ以上のギアまたはナットが静止したパワースクリューの周囲で回転するようにしたり、パワースクリューが1つ以上の静止したギアまたはナット内で回転するようにしたり、またはパワースクリューとナットまたは他のギアが互いに対して回転するように運動伝達装置を構成してもよい。他の種々の変更例および実施例によると、他の運動伝達装置または装置(例えば、油圧シリンダまたは空気圧シリンダ、線形モータ等)は、下方軌道に対する上方軌道の運動を制御し、または、制御を支援するために使用することができる。なお、他の種々の変更例および実施例によると、運動伝達装置内で利用されるギアまたは装置のシステムは、異なるギア比を持つことができる。
さて、図2を参照すると、動力伝達システム21(概要で示す)は、運動伝達装置28を作動させるために動力を提供して伝える部品および機構のシステムであり、その動力によって自動車内におけるシート11の前方位置と後方位置を調整するために、下方軌道22に対して上方軌道24を運動させる。一実施例によると、動力伝達システム21は、電源150と、ギアボックス152と、ケーブル154と、ケーブル156を含んでいる。
動力源150(例えば、電動機、エンジン等)は、燃料電池、バッッテリ、電気、燃料等のような蓄積エネルギー源から引き出される回転機械エネルギー源である。一実施例によると、動力源150は、内部にシート組立体10が設けられている自動車のバッテリおよび/または同期発電機から動力供給される電動機158(図2において概要で示す)である。電動機158で発生した回転機械エネルギーをギアボックス152へ伝達するために、電動機158はギアボックス152と接続されるように構成された出力軸160を備えている。電動機158は概して円筒形であり、軌道配列20に概ね隣接して配置されている。そして、電動機158の縦軸線が上方軌道24の縦軸線とほぼ平行になるように、電動機158は外側軌道配列20の上方軌道24にしっかりと接続されている。したがって、電動機158は、軌道配列18に近接しているというよりは軌道配列20に近接して配置されている。また、電動機158は、シート11の前方に近接して配置されるように、上方軌道24に接続される。このような配置は、後方シートの占有者が足を置くシート11の後方部分の下の空間と干渉するような位置に、電動機158が設置されることを回避するために役立っている。種々の変更例および実施例によると、動力源は構造的に上方軌道24および/またはギアボックス152に接続することができ、そのような接続は、ブラケット、ブレース、ストラップ、ハウジング、固着具等のような1つ以上のさまざまな異なる構造体または装置によって容易に行うことができる。他の変更例によると、電動機158は、外側軌道配列20よりもむしろ内側軌道配列18の上方軌道24に接続することができ、軌道配列18に隣接して配置することも可能である。簡単化のために、以下の議論では、動力源150または電動機158が外側軌道20に接続されている構成について説明するが、動力源150または電動機158は、その代わりに内側軌道配列18に接続できることも理解できるであろう。
ギアボックス152(例えば、変速機、ギア配列、ギアシステム、差動装置、ギアドライブ等)は、電動機158の出力軸160の回転運動をケーブル154、156に伝達するギアの組立体である。ギアボックス152は出力軸160の端部に配置され、概して出力軸160(上方軌道24の縦軸線とほぼ平行である縦軸線を有する)と、ケーブル154、156(電動機158の出力軸160と、上方軌道24の縦軸線とほぼ垂直な縦軸線を共有する)との間のリンクを提供している。ギアボックス152は、外側軌道配列20に近接して配置された電動機158の出力軸160の端部に接続されているので、ギアボックス152も概して外側軌道配列20に近接して配置される。一実施例によると、ギアボックス152は、ケーブル154、156が同一回転速度で同一方向へ回転するように構成されている。ギアボックス152内で使用されるギアの特性に応じて、ギアボックス152は電動機158の出力軸160の回転速度より大きい速度、等しい速度または小さい速度でケーブル154、156を回転させることができる。したがって、ギアボックス152内で利用されるギアは、ケーブル154、156の回転速度が任意の特別な状況に適合するように選択される。例えば、一つの用途において、ケーブル154、156を高回転速度にすることが望ましければ、ギアボックス152は、そのような高回転速度を提供するように構成することができる。他方の用途において、ケーブル154、156を低回転速度にすることが望ましければ、ギアボックス152は、そのような低回転速度を提供するように構成することができる。種々の変更例および実施例によると、ギアボックスは、ケーブル154、156が異なる方向および/または異なる速度で回転するように構成することもできる。他の種々の変更例および実施例によると、ギアボックスは、複数の異なる用途に合わせるために、複数の異なる構成のうちの1つをとることができる。なお、他の種々の変更例および実施例によると、ギアボックスは、構造的に上方軌道および/または動力源に接続することができ、そのような接続は、ブラケット、ブレース、ストラップ、ハウジング、固着具等のような1つ以上のさまざまな異なる構造体または装置によって容易に行うことができる。
ケーブル154(例えば、軸、ワイヤ、アクスル、ロッド、駆動軸等)は長く伸びた部材であり、一端が軌道配列18の運動伝達装置28(特に、ウオームギア138)に接続され、他端がギアボックス152に接続されている。ケーブル154は、ギアボックス152によってケーブルに与えられる回転運動を、軌道配列18の運動伝達装置28に転送するように構成されている。外側軌道配列20へギアボックス152を近接させることにより、ケーブル154は、外側軌道配列20と内側軌道配列18との間で最大の間隔に延びる。一実施例によると、ケーブルは、外側カバーまたは外側の入れ物内で回転するコアを有する回転運動フレキシブルシャフトまたはケーブルである。ケーブル154の両端部は正方形プラグを備えており、この正方形プラグは、軌道配列18の運動伝達装置28の部分(例えば、ウオームギア138)内にある対応した正方形開口およびギアボックス152内にある対応した正方形開口に係合している。
ケーブル156(例えば、軸、ワイヤ、アクスル、ロッド、駆動軸等)は、一方の端部が軌道配列20の運動伝達装置28(特に、ウオームギア138)に接続され、他方の端部がギアボックス152に接続されていることを除き、ケーブル154と類似している。ケーブル156は、ギアボックス152からケーブルに与えられる回転運動を、軌道配列20の運動伝達装置28に転送するように構成されている。外側軌道配列20に対してギアボックス152が近接していることにより、ケーブル154は比較的短く、ギアボックス152が外側軌道配列20から離れている距離だけ延びている。ケーブル154と同様に、ケーブル156の両端部は正方形プラグを備えており、この正方形プラグは、運動伝達装置28(例えば、ウオームギア138)の部分内にある対応した正方形開口およびギアボックス152内にある対応した正方形開口に係合している。
種々の変更例および実施例によると、ケーブル154、156は種々の異なる構成の内の1つをとることができる。さらに、これらのケーブルは、硬質ロッド、中空管、ワイヤ、コイルワイヤまたは1つ以上の他の材料から製造でき、剛性、可撓性または半可撓性にすることができる。他の変更例および実施例によると、2本のシャフト154、156は、ギアボックスを通って延び、ギアボックスに係合する単一のシャフトまたはケーブルで置き換えることも可能である。他の変更例および実施例によると、ケーブルの両端部はギアボックスおよび軌道配列の運動伝達装置に接続するために、種々の異なる構成の内の1つをとることができる。そして、このような構成は、ケーブルが接続される運動伝達装置の部分とギアボックスの部分とに対して、実質的にケーブルが回転することを防止するようになっている。
一実施例によると、動力源150(例えば、電動機158)を起動させると、上方軌道24が下方軌道22に対して運動または移動し、次いで、上方軌道24に接続されたシート11が自動車内で前方または後方へ運動する。より特別には、電動機158の起動は出力軸160を回転させる。出力軸160に接続されたギアボックス152は、出力軸160の回転運動を、出力軸160と概ね垂直に配置されたケーブル154、156に伝達する。ギアボックス152内で利用されるギアシステムに応じて、シャフト154、156の回転速度は、出力軸160の回転速度に対して増減することができ、または、同一にすることができる。ケーブル154、156は、それぞれ内側軌道配列18と外側軌道配列20の運動伝達装置28に接続され、ウオーム138をケーブル154、156と同一速度で回転させる。各軌道配列18、20内で、ウオーム138の回転はヘリカルギア137をパワースクリュー136の周囲で回転させる。ヘリカルギア137がパワースクリュー136の周囲で回転するにつれて、パワースクリュー136のねじ山と、ヘリカルギア137のねじ山または歯の係合がヘリカルギア137をパワースクリュー136の長さ方向に沿って移動させる。ヘリカルギア137(そしてウオーム138)が上方軌道24に接続され、パワースクリュー136が下方軌道22に接続されているので、パワースクリュー136に対するヘリカルギア137の並進運動は、下方軌道22に対する上方軌道24の並進運動となる。
動力伝達システム21は、動力源150が軌道配列18または軌道配列20に概ね平行で隣接して配置されることを許容している。この配列または構成は、シートクッション部分14の概ね下に動力源150を配置することを許容しており、このシートクッション部分14は(例えば、シートクッション部分14の一方の縁の近くのような)シートクッション14上に着座する人の重量を受けても、(シートクッション14の他の部分に対して)大きく片寄らない部分である。その結果、シートクッション部分14が占有され、自動車の操作中に占有者が上下にバウンドした時でも、シートクッション部分14が動力源150に接触することは少なくなるであろう。そのような接触がないと、シート11に着座する人はシート11を通して動力源150を感じることはないであろう。さらに、そのような接触から生じるかもしれない動力源150の損傷、動力伝達システム21の他の部分への損傷、またはシート11の損傷は少なくなるであろう。また、複数列シートを有する自動車に関して、動力伝達システム21は、より後方のシートに座る人の足が接触することの少ない位置(例えば、シートの一方側に対して離れ、シートの前方に近接する位置)に、動力源150を配置することを許容する。このことは、シートの後の人が足で動力源150を損傷する可能性を減らす助けとなり、人が足を置くことができるシート下の空間を提供する。
また、動力伝達システム21は、特別な用途に合わせるためにシート組立体10を変更することを許容する。ギアボックス152の構成または配列を変更することにより、出力軸160に対するケーブル154、156のトルクや速度を変えることができる。
例えば、ギアボックス152は、出力軸160が回転する速度より大きく、前記速度と等しく、または前記速度より小さい速度でケーブルが回転するように構成し、出力軸160のトルクより大きく、前記トルクと等しく、または前記トルクより小さいトルクでケーブルが回転するように構成することができる。出力軸160の速度およびトルクに対するシャフト154、156の速度およびトルクの比を調整する能力は、シート組立体10が任意の特別な状況における要求に従うため、より容易に適合することを許容する。例えば、ギアボックス152の構成または配列を変更することにより、同じ動力源を異なる用途に使用することができ、また異なる動力源を同じ用途に使用することができる。同様に、ギアボックス152の構成または配列を変更することにより、同じ運動伝達装置28を異なる用途に使用することができ、また異なる運動伝達装置28を同じ用途に使用することができる。
内側チャネル32の頂部を越えて延びる上方軌道24の側壁76の部分は、軌道配列18、20の頂部または底部よりもむしろ側面に動力伝達システム21が接続されることを許容する。このことは、軌道配列18、20の上下に空間抑制がある場合に、シート11に対して軌道配列18、20を接続することを容易にし、シート11が占有されている時にシート11のシートクッション部分14が動力伝達システム21の部分(特に、動力源150)と接触する可能性を減少する。また、この配列は、シートクッションブラケット(シート11を軌道配列18、20に接続する)が動力伝達システム21の部分の周囲で包まれる必要のある範囲を減少することができ、シートクッションブラケットが複雑なものではなくなり、製造が容易となる。
種々の変更例および実施例よると、軌道システムは2つの軌道配列を含んでいる。各軌道配列は、自動車に接続するために構成された下方軌道と、下方軌道に対して運動できるように下方軌道に接続された上方軌道(および上方軌道に接続されるシート)とを含んでいる。
運動伝達装置または駆動組立体は、上方軌道と下方軌道に接続され、下方軌道に対する上方軌道の運動を実質的に制御する。動力伝達システムは各軌道配列の運動伝達装置に接続され、運動伝達装置を起動するための動力と運動を提供する。動力伝達システムは、概して動力源と、ギアボックスと、ケーブルとを含んでいる。動力源は、概して運動伝達装置を駆動するための動力と運動を供給する。ギアボックスは動力源に接続され、動力源によって提供された動力と運動をケーブルへ転送する。ケーブルへ転送されたトルクおよび/または回転運動は、ギアボックスの構成に応じて、動力源がギアボックスに提供するトルクおよび/または回転運動より大きく、または、小さくできる。ケーブルはギアボックスを各軌道配列の運動伝達装置に接続し、概してギアボックスによって提供された動力と運動を運動伝達装置に転送する。動力伝達システムは、自動車シートが占有されている時に、その部品が自動車シートの占有者の使用と干渉する可能性を減少し、また部品が損傷する可能性を減少するような位置に配置され、配列されるように構成されている。例えば、動力源は、概して一方の軌道配列と平行で隣接するように配置することができる。また、動力伝達システムによって運動伝達装置に提供される入力速度が、異なる用途に合わせて選択または調整できるように、動力伝達システムは構成されている。
軌道システムの異なる部品の寸法、形状、他の特徴は、特別な用途に適した任意の1つ以上のさまざまな異なる特徴を、軌道システムに与えるために変更することができる。上記の軌道システムの特徴は、シートが占有されている時にシートの部分が軌道システムの部分と接触する可能性を減少させようとするものである。また、これらの特徴は、軌道システムが特別な用途の特徴に合わせるように適合されることを許容する。さらに、これらの特徴は、シート組立体を配置する垂直空間が制限される状態において、軌道システムが使用されることを許容する。
「シート」という用語は、一般的用語であり、限定用語ではないことに注意することが重要である。種々の変更例および実施例によると、この軌道システムは、任意の種々のシート、組立体または配列に使用でき、自動車シートに使用することを限定するものではなく、調整することを意図している(例えば、前方位置と後方位置との間で選択的に配置される)任意のシートに使用できる。例えば、このシートは自動車シート、または、航空機、列車、バス、家、オフィス、劇場、または着座する人が着座位置を調整することを望む任意の場所で使用される任意のさまざまなシート配列である。他の種々の変更例および実施例によると、この軌道システムはシート以外の他の構造体に使用でき、建築物、居間または他の型式の構造物、または、種々の形式の対象物または構造物のうちの1つの床に接続できる。なお、他の種々の変更例および実施例によると、動力伝達システムは、種々の異なる軌道配列のうちの1つに使用できる。
変更例および実施例で示すように、軌道の要素の構造および配列は説明のためだけのものであることを注意することは重要である。本発明のいくつかの実施形態だけを、この開示において詳細に説明したが、この開示を再検討する当業者は、請求項で引用される主題の新規な教示および利点を実質的に逸脱することなく、(例えば、種々の要素のサイズ、寸法、構成体、形状および割合、パラメータの値、取付け配列、材料、色、整列等)多くの変更ができることを容易に認めるであろう。例えば、種々の構成は、軌道配列、ギアボックス、運動伝達装置に提供できる。したがって、そのような全ての変更は、添付した請求項で定義する本発明の範囲内に含まれるものである。任意の工程ステップまたは方法ステップの順序または連続は、変更例によって変えることができ、再順位付けできる。請求項において、ミーンズ・プラス・ファンクションクレイムは、列挙した機能を実施するように、ここで説明した構造体をカバーし、構造的な均等物のみならず、また均等構造体をカバーしようとするものである。他の置換物、変更、変化および省略は、任意の請求項で表現される本発明の精神を逸脱することなく、好ましい実施形態および他の実施例の設計、作用条件および配列で行うことができる。
一実施例に係るシート組立体の斜視図である。 図1に示すシート組立体の軌道システムの斜視図である。 一実施例に係る軌道配列の簡単な断面図である。 他の実施例に係る一対の軌道システムの下方軌道の斜視図である。 他の実施例に係る軌道システムの一対の下方軌道の斜視図である。 他の実施例に係る一対の軌道システムの上方軌道の斜視図である。 線7−7に沿って切り取った図6の軌道配列の断面図である。 図6の軌道配列の端部を示す図である。

Claims (22)

  1. 自動車内にシートを接続する軌道システムにおいて、前記シートは少なくともシートクッションを含み、前記シートクッションは中央部分を含み、前記中央部分は前記シートクッションが占有者によって占有されている時に下方への片寄りが最大となるシートクッションの部分を定める軌道システムであって、
    前記シートクッションと前記自動車とに接続されるように構成された第1軌道配列と、
    前記第1軌道配列と平行で、前記第1軌道配列と間隔を置いて配置され、前記シートクッションと前記自動車とに接続されるように構成された第2軌道配列と、
    前記第1軌道配列と前記第2軌道配列に接続され、前記第1軌道配列とほぼ平行な回転軸を含む電動機出力を備えた電動機と、
    前記電動機の前記電動機出力と、前記第1軌道配列と、前記第2軌道配列とに作動可能に接続されたギアボックスと
    を有し、
    前記第1軌道配列と前記第2軌道配列は、前記電動機が作動すると自動車内で前記シートの位置を調整するように構成され、
    前記電動機前記ギアボックスの各々は、前記第2軌道配列よりも前記第1軌道配列に近接して配置され
    前記第1及び第2軌道配列の各々は、
    前記自動車に接続されるように構成された下方軌道と、
    前記下方軌道に接続され且つ前記シートクッションに接続されるように構成された上方軌道と、
    前記下方軌道と前記上方軌道との間に接続された駆動組立体と
    を含み、
    前記駆動組立体は、
    前記下方軌道に接続され且つ前記下方軌道に沿って延びるねじ付き軸と、
    前記ねじ付き軸のねじ山に係合するように構成された連続したねじ山を内側に有し、連続した歯を外側に有する、実質的にリング形状のヘリカルギアと、
    前記ヘリカルギアの前記歯と係合するように構成されたねじ山を有し、前記電動機の前記電動機出力の回転運動が前記ギアボックスにより伝達されるウォームと
    を含む軌道システム。
  2. 前記ギアボックスは、前記電動機の出力に接続された入力と、第1出力と、第2出力とを含んでいる請求項1の軌道システム。
  3. 前記軌道システムが前記シートに接続される時に、前記電動機および前記ギアボックスは、前記シートクッションの下方で前記シートクッションの前記中央部分の外側に配置されるように、前記ギアボックスと前記電動機の各々が配置されて構成された請求項2の軌道システム。
  4. 前記第1軌道配列の前記下方軌道、前記上方軌道、及び前記駆動組立体は、それぞれ第1下方軌道、第1上方軌道、及び第1駆動組立体であり、
    前記第1上方軌道は、概ね垂直な第1の垂直壁と前記第1の垂直壁内にある第1開口とを含
    前記第1駆動組立体は第1入力を含
    前記第1上方軌道は、前記第1駆動組立体が作動することにより、前記第1下方軌道に対して縦方向に運動するように構成された請求項2の軌道システム。
  5. 前記第2軌道配列の前記下方軌道、前記上方軌道、及び前記駆動組立体は、それぞれ第2下方軌道、第2上方軌道、及び第2駆動組立体であり、
    前記第2上方軌道は、概ね垂直な第2の垂直壁と前記第2の垂直壁内にある第2開口とを含
    前記第2駆動組立体は第2入力を含
    前記第2上方軌道は、前記第2駆動組立体が作動することにより、前記第2下方軌道に対して縦方向に運動するように構成された請求項4の軌道システム。
  6. 前記ギアボックスの前記第1出力に接続された第1端部と、
    前記第1駆動組立体の前記第1入力に接続された第2端部とを有し、前記第1開口を通って延びた第1部材をさらに含む請求項5の軌道システム。
  7. 前記ギアボックスの前記第2出力に接続された第1端部と、
    前記第2駆動組立体の前記第2入力に接続された第2端部とを有し、前記第2開口を通って延びた第2部材をさらに含む請求項6の軌道システム。
  8. 前記ギアボックスの入力が第1速度で回転する時に、前記第1出力と前記第2出力は第2速度で回転するように、前記ギアボックスが構成された請求項2の軌道システム。
  9. 前記第1速度は前記第2速度と異なる請求項8の軌道システム。
  10. 前記第1出力と前記第2出力は互いに同じ方向へ回転する請求項8の軌道システム。
  11. 自動車内に接続される調整可能な自動車シートにおいて、
    第1部分を含んだシートクッションであって、前記第1部分は前記シートクッションが占有者によって占有されている時に下方への片寄りが最大となる前記シートクッションの部分を含むシートクッションと、
    前記シートクッションに接続され、自動車に接続されるように構成された第1軌道配列と、
    前記シートクッションに接続され、自動車に接続されるように構成され、前記第1軌道配列と平行で前記第1軌道配列と間隔を置いて配置された第2軌道配列と、
    前記第1軌道配列と前記第2軌道配列に接続され、電動機出力を含む電動機と、
    前記電動機の前記電動機出力と、前記第1軌道配列と、前記第2軌道配列とに作動可能に接続されたギアボックスと
    を備え、
    前記第1軌道配列と前記第2軌道配列は、前記電動機が作動すると自動車内で前記シートクッションの位置を調整するように構成され、
    前記電動機と前記ギアボックスの各々は、前記第2軌道配列よりも前記第1軌道配列に近接して配置され
    前記第1及び第2軌道配列の各々は、
    前記自動車に接続されるように構成された下方軌道と、
    前記下方軌道に接続され且つ前記シートクッションに接続されるように構成された上方軌道と、
    前記下方軌道と前記上方軌道との間に接続された駆動組立体と
    を含み、
    前記駆動組立体は、
    前記下方軌道に接続され且つ前記下方軌道に沿って延びるねじ付き軸と、
    前記ねじ付き軸のねじ山に係合するように構成された連続したねじ山を内側に有し、連続した歯を外側に有する、実質的にリング形状のヘリカルギアと
    前記ヘリカルギアの前記歯と係合するように構成されたねじ山を有し、前記電動機の前記電動機出力の回転運動が前記ギアボックスにより伝達されるウォームと
    を含む自動車シート。
  12. 前記ギアボックスは第1出力第2出力を含む請求項11の自動車シート。
  13. 前記第1出力に接続された第1端部と、前記第1軌道配列に接続された第2端部とを有する第1部材をさらに含む請求項12の自動車シート。
  14. 前記第2出力に接続された第1端部と、前記第2軌道配列に接続された第2端部とを有する第2部材をさらに含む請求項13の自動車シート。
  15. 前記電動機と前記ギアボックスは、前記シートクッションの下方で前記シートクッションの前記中央部分の外側に配置された請求項11の自動車シート。
  16. 前記電動機出力は、前記第1軌道配列に対して概ね平行な回転軸を含む請求項11の自動車シート。
  17. 自動車内にシートを接続する軌道システムにおいて、
    第1軌道配列であって、
    自動車に接続されるように構成された第1下方軌道と、
    前記第1下方軌道に接続され、前記シートに接続されるように構成され、概ね垂直な第1の垂直壁と前記第1の垂直壁内にある第1開口とを含んだ第1上方軌道と、
    前記第1下方軌道と前記第1上方軌道との間に接続され、第1入力を含む第1駆動組立体と
    を備え、
    前記第1駆動組立体が作動することにより、前記第1上方軌道が前記第1下方軌道に対して縦方向へ運動するように構成された第1軌道配列と、
    第2軌道配列であって、
    自動車に接続されるように構成された第2下方軌道と、
    前記第2下方軌道に接続され、前記シートに接続されるように構成され、概ね垂直な第2の垂直壁と前記第2の垂直壁内にある第2開口とを含んだ第2上方軌道と、
    前記第2下方軌道と前記第2上方軌道との間に接続され、第2入力を含む第2駆動組立体と
    を備え、
    前記第2駆動組立体が作動することにより、前記第2上方軌道が前記第2下方軌道に対して縦方向へ運動するように構成された第2軌道配列と、
    回転機械エネルギー源を提供するように構成され、電動機出力を含んだ電動機と、
    前記電動機出力に接続された入力を含み、前記電動機から提供された回転機械エネルギーを第1出力と第2出力の間に分配するギアボックスと、
    前記ギアボックスの前記第1出力と前記第1駆動組立体の前記第1入力に接続され、前記第1開口を通って延びる第1部材と、
    前記ギアボックスの前記第2出力と前記第2駆動組立体の前記第2入力に接続され、前記第2開口を通って延びる第2部材とを備え、
    前記電動機と前記ギアボックスの各々は、前記第2軌道配列よりも前記第1軌道配列に近接して配置され、
    前記電動機が作動する前記第1上方軌道は前記第1下方軌道に対して縦方向へ運動し、前記電動機が作動する前記第2上方軌道は前記第2下方軌道に対して縦方向へ運動し、
    前記第1軌道配列と前記第2軌道配列の各上方軌道及び下方軌道の間に摩擦減少部材が配置され
    前記第1及び第2駆動組立体の各々は、
    各下方軌道に接続され且つ各下方軌道に沿って延びるねじ付き軸と、
    前記ねじ付き軸のねじ山に係合するように構成された連続したねじ山を内側に有し、連続した歯を外側に有する、実質的にリング形状のヘリカルギアと、
    前記ヘリカルギアの前記歯と係合するように構成されたねじ山を有し、前記電動機の前記電動機出力の回転運動が前記ギアボックスにより前記第1部材又は前記第2部材を介して伝達されるウォームと
    を含む軌道システム。
  18. 前記第1部材は、前記第1上方軌道に対して約90°の角度で前記第1開口を通って延びる請求項17の軌道システム。
  19. 前記第2部材は、前記第2上方軌道に対して約90°の角度で前記第2開口を通って延びる請求項18の軌道システム。
  20. 前記軌道システムがシートをさらに備え、前記シートはシートクッションとシートバックとを備え、前記シートクッションは前記シートが占有者によって占有されている時に下方への片寄りが最大となるシートクッションの部分を含む中央部分を備え、前記電動機が前記シートクッションの前記中央部分の外側に配置されるように、前記電動機は前記第1軌道配列と前記第2軌道配列のうちの一方に接続される請求項17の軌道システム。
  21. 前記第1下方軌道と前記第2下方軌道の各々は非対称軌道である請求項17の軌道システム。
  22. 前記電動機出力は、前記第1軌道配列と実質的に平行な回転軸を含む請求項17の軌道システム。
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