JP2015149799A - 中空モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】高トルク出力の中空モータのコンパクト化を図る。
【解決手段】アウターチューブ100と、アウターチューブの内壁面に設けられた磁石118と、アウターチューブ内で軸線周りに回転可能に保持されたインナーチューブ102と、磁石と対向して、インナーチューブの外壁面に設けられたコイル120とを備えた電磁モータ10において、インナーチューブ内に、軸線周りに回転可能に出力チューブ104を配設し、インナーチューブの軸線周りの回転力を出力チューブに伝達する遊星減速機構106を、インナーチューブ内に配設する。これにより、高トルク出力の中空モータを径方向に小さくすることが可能となり、高トルク出力の中空モータのコンパクト化を図ることが可能となる。
【選択図】図4
【解決手段】アウターチューブ100と、アウターチューブの内壁面に設けられた磁石118と、アウターチューブ内で軸線周りに回転可能に保持されたインナーチューブ102と、磁石と対向して、インナーチューブの外壁面に設けられたコイル120とを備えた電磁モータ10において、インナーチューブ内に、軸線周りに回転可能に出力チューブ104を配設し、インナーチューブの軸線周りの回転力を出力チューブに伝達する遊星減速機構106を、インナーチューブ内に配設する。これにより、高トルク出力の中空モータを径方向に小さくすることが可能となり、高トルク出力の中空モータのコンパクト化を図ることが可能となる。
【選択図】図4
Description
本発明は、アウターチューブと、アウターチューブの内壁面に設けられた固定子と、アウターチューブ内で軸線周りに回転可能に保持されたインナーチューブと、固定子と対向して、インナーチューブの外壁面に設けられた可動子とを備えた中空モータに関する。
各種装置の駆動源としての電磁モータでは、高トルク化が望まれている。しかしながら、高トルクの電磁モータを実現するためには、モータが大型化する。特に、中空モータでは、回転軸が中空状、つまり、筒状となるため、径方向に大きくなる。このため、下記特許文献に記載されているように、減速機構が内蔵された中空モータの開発が進められている。
上記特許文献に記載の中空モータによれば、高トルク出力の中空モータを、ある程度、コンパクトにすることが可能である。しかしながら、上記特許文献に記載の中空モータでは、インナーチューブとアウターチューブとの間に、減速機構が配設されているため、中空モータが径方向に大きくなる虞がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、高トルク出力の中空モータのコンパクト化を課題とする。
上記課題を解決するために、本願の請求項1に記載の中空モータは、アウターチューブと、前記アウターチューブの内壁面に設けられた固定子と、前記アウターチューブ内で軸線周りに回転可能に保持されたインナーチューブと、前記固定子と対向して、前記インナーチューブの外壁面に設けられた可動子と、前記インナーチューブ内で軸線周りに回転可能に保持された出力軸と、前記インナーチューブ内に設けられ、前記インナーチューブの軸線周りの回転力を、前記インナーチューブの軸線周りの回転速度を減速させて、前記出力軸に伝達する減速機構とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の中空モータでは、請求項1に記載の中空モータにおいて、前記アウターチューブが、内径方向に延び出す延出部を有し、前記減速機構が、前記インナーチューブの内壁面に固定されたアウターギアと、前記延出部に固定された太陽ギアと、前記アウターギアと前記太陽ギアとに噛合するとともに、前記出力軸の端部に回転可能に設けられた遊星ギアとによって構成される遊星減速機構であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の中空モータでは、請求項1または請求項2に記載の中空モータにおいて、前記出力軸が、筒状をなし、当該中空モータが、筒状の前記出力軸の内壁面に固定され、内周部に雌ねじが形成された筒状のナットと、外周部に雄ねじが形成され、前記ナットと螺合するねじロッドと備えることを特徴とする。
請求項1に記載の中空モータでは、出力軸が、インナーチューブ内で軸線周りに回転可能に保持されており、インナーチューブの軸線周りの回転力を出力軸に伝達する減速機構が、インナーチューブ内に配設されている。これにより、高トルク出力の中空モータを径方向に小さくすることが可能となり、高トルク出力の中空モータのコンパクト化を図ることが可能となる。
また、請求項2に記載の中空モータでは、アウターチューブに、内径方向に延び出す延出部が形成されている。そして、インナーチューブの内壁面に固定されたアウターギアと、延出部に固定された太陽ギアと、アウターギアと太陽ギアとに噛合するとともに、出力軸の端部に回転可能に設けられた遊星ギアとによって、減速機構が構成されている。これにより、アウターギア,太陽ギア,遊星ギアを好適に配設することが可能となり、適切に中空モータのコンパクト化を図ることが可能となる。
また、請求項3に記載の中空モータでは、出力軸が、筒状をなし、その筒状の出力軸の内壁面に、筒状のナットが固定されている。そして、そのナットの内周部に、雌ねじが形成され、外周部に雄ねじが形成されたねじロッドが、ナットと螺合している。つまり、出力軸の内部に配設されたねじ機構により、出力軸の回転が、ねじロッドの軸方向の移動に変換される。これにより、種々の構造の装置に対応することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
図1および図2に、本発明の実施例の電磁モータ10,12を備えるシート昇降装置20を示す。図1は、シート昇降装置20を側方からの視点において示した図であり、図2は、シート昇降装置20を上方からの視点において示した図である。シート昇降装置20は、車両用シート22を昇降させて、上下方向の位置を調整するものであり、スライド装置26を介して、車両用シート22に配設されている。
詳しくは、スライド装置26は、車両の前後方向に延びるように配設された1対のスライド機構28を備えている。1対のスライド機構28の各々は、車両用シート22のシートクッション30の下面に固定されるアッパレール32と、そのアッパレール32にスライド可能に設けられたロアレール34とから構成されている。これにより、車両用シート22を、前後方向の任意の位置に移動させることが可能とされている。また、スライド装置26は、スライド規制機構(図示省略)を備えており、そのスライド規制機構によって、アッパレール32とロアレール34とのスライドが任意の位置で規制される。これにより、車両用シート22を前後方向へスライドさせた後に、任意の位置で固定することが可能とされている。
1対のスライド機構28のロアレール34の各々の下面には、前端部にシート側第1ブラケット50が固定され、後端部にシート側第2ブラケット52が固定されている。また、1対のシート側第1ブラケット50の各々には、前方リンク54の上端部が、連結軸56によって、搖動可能に連結されている。一方、1対のシート側第2ブラケット52の各々には、概して前後方向に延びるように長穴58が形成されており、その長穴58に、後方リンク60の上端部が、連結軸62によって、連結されている。これにより、後方リンク60は、上端部において長穴58に沿って前後方向に移動するとともに、搖動する。
また、車両のフロア66には、1対のシート側第1ブラケット50の各々の対向する位置に、フロア側第1ブラケット68が固定され、1対のシート側第2ブラケット52の各々の対向する位置に、フロア側第2ブラケット70が固定されている。そして、1対のフロア側第1ブラケット68の各々には、前方リンク54の下端部が、連結軸72によって、搖動可能に連結され、1対のフロア側第2ブラケット70の各々には、後方リンク60の下端部が、連結軸74によって、搖動可能に連結されている。
なお、各ブラケット50,68,70と各リンク54,60とを連結する連結軸56,72,74は長く、図2に示すように、1対の各ブラケット50,68,70に架け渡されている。つまり、1本の連結軸56によって、1対のシート側第1ブラケット50と1対の前方リンク54とが連結され、1本の連結軸72によって、1対のフロア側第1ブラケット68と1対の前方リンク54とが連結され、1本の連結軸74によって、1対のフロア側第2ブラケット70と1対の後方リンク60とが連結されている。また、1対の前方リンク54にも、1本の連結軸76が架け渡されており、その1本の連結軸76によって、1対の前方リンク54が連結されている。さらに、1対の後方リンク60にも、1本の連結軸78が架け渡されており、その1本の連結軸78によって、1対の後方リンク60が連結されている。
また、連結軸76と連結軸78とは、前後方向に延びるように配設された伸縮リンク部材80によって連結されている。詳しくは、伸縮リンク部材80は、概して円柱状のハウジング82と、2個の電磁モータ10,12とによって構成されており、ハウジング82の一端面から電磁モータ10のシャフト86が延び出し、ハウジング82の他端面から電磁モータ12のシャフト88が延び出している。シャフト86の先端部は、リング状とされており、連結軸76に回転可能に連結されている。一方、シャフト88の先端部も、リング状とされており、連結軸78に回転可能に連結されている。
また、伸縮リンク部材80のハウジング82の外周面には、1対の支持軸90が固定されている。1対の支持軸90は、径方向に延びるように立設されており、円柱状のハウジング82の軸線を中心として対称的に配設されている。そして、1対の支持軸90は、1対の支持アーム92によって支持されている。1対の支持アーム92の各々は、リング状の支持部94と、支持部94から前方に延び出す前方アーム部96と、支持部94から後方に延び出す後方アーム部98とによって構成されている。前方アーム部96は、支持部94に対して搖動可能であり、後方アーム部98は、支持部94に対して搖動可能である。また、前方アーム部96の前端部は、リング状とされており、連結軸72に回転可能に連結されている。一方、後方アーム部98の後端部も、リング状とされており、連結軸74に回転可能に連結されている。また、リング状の支持部94には、支持軸90が挿通されている。これにより、伸縮リンク部材80のハウジング82が、1対の支持アーム92によって支持されている。
また、伸縮リンク部材80は、電磁モータ10,12の駆動により、シャフト86,88のハウジング82からの延出量が変化し、伸縮する。以下に、電磁モータ10,12の構造について詳しく説明する。ただし、電磁モータ10と電磁モータ12とは、同じ構造であるため、電磁モータ10を代表して説明する。
電磁モータ10は、図3乃至図5に示すように、アウターチューブ100とインナーチューブ102と出力チューブ104と遊星減速機構106とねじ機構108とによって構成されている。なお、図3および図4は、電磁モータ10の概して側方からの視点における断面図であり、図5は、図3のAA線における断面図である。
アウターチューブ100は、筒部110と、筒部110の両端を塞ぐ第1蓋部112と第2蓋部114とから構成されている。インナーチューブ102は、両端が開口する筒状をなし、アウターチューブ100の筒部110の内部において、ベアリング116を介して、インナーチューブ102の軸線周りに回転可能に保持されている。アウターチューブ100の筒部110の内壁面には、磁石118が固定されており、インナーチューブ102の外壁面には、磁石118に対向するように、コイル120が固定されている。
また、出力チューブ104も、両端が開口する筒状をなし、インナーチューブ102の内部において、ベアリング122を介して、出力チューブ104の軸線周りに回転可能に保持されている。その出力チューブ104とインナーチューブ102とは、遊星減速機構106を介して連結されている。
詳しくは、遊星減速機構106は、アウターギア124と太陽ギア126と3個の遊星ギア128とによって構成されている。アウターギア124は、インナーチューブ102の内壁面の一端部に固定されている。また、太陽ギア126は、アウターチューブ100の第1蓋部112の中央部に固定されている。なお、アウターチューブ100の第1蓋部112と、インナーチューブ102のアウターギア124が固定された端部とは、僅かに隙間のある状態で向かい合っており、アウターギア124のギア面と太陽ギア126のギア面とは向かい合っている。
また、出力チューブ104の第1蓋部112側の端面は、アウターギア124のギア面と太陽ギア126のギア面との間に位置しており、その端面に、3個の遊星ギア128が回転可能に取り付けられている。なお、3個の遊星ギア128は、出力チューブ104の周方向の3等配に位置している。そして、3個の遊星ギア128が、アウターギア124および太陽ギア126に噛合している。このような構造により、出力チューブ104とインナーチューブ102とが、遊星減速機構106を介して連結されている。
また、出力チューブ104の内部に、ねじ機構108が配設されている。ねじ機構108は、シャフト86とナット130とによって構成されている。ナット130は、概して筒状をなし、内周面において複数のベアリングボール132を保持している。一方、シャフト86の外周部には、ねじ溝134が形成されている。そして、シャフト86がナット130の内部を挿通しており、ねじ溝134に複数のベアリングボール132が嵌合することで、シャフト86とナット130とが螺合している。なお、アウターチューブ100の第2蓋部114の中央部には、貫通穴136が形成されており、その貫通穴136を介して、シャフト86が延び出している。この貫通穴136から延び出したシャフト86の先端部が、図2に示すように、連結軸76に連結されている。
電磁モータ10は、上述した構造により、シャフト86の延出量を変化させる。詳しくは、コイル120への通電により、インナーチューブ102がアウターチューブ100の内部で回転する。このため、インナーチューブ102の内壁面に固定されたアウターギア124が回転し、この回転力が遊星ギア128に伝達される。この際、遊星ギア128と噛合する太陽ギア126は、第1蓋部112に固定されているため、遊星ギア128は、太陽ギア126を中心として、公転する。
そして、遊星ギア128の公転に伴って、出力チューブ104が出力チューブ104の軸線周りに回転する。なお、インナーチューブ102の回転力は、インナーチューブ102の回転速度が遊星減速機構106のギア比に応じて減速された状態で、出力チューブ104に伝達される。つまり、インナーチューブ102の回転トルクが、増幅されて、出力チューブ104に伝達される。そして、出力チューブ104の回転に伴って、ナット130が回転する。この際、複数のベアリングボール132がねじ溝134内を移動することで、シャフト86がシャフト86の軸線方向に移動する。これにより、シャフト86の延出量が変化する。
また、電磁モータ12でも、電磁モータ10と同様に、電磁モータ12の作動により、シャフト88の延出量が変化する。そして、電磁モータ10の作動により、シャフト86の延出量が増加するとともに、電磁モータ12の作動により、シャフト88の延出量が増加することで、車両用シート22が下降する。詳しくは、電磁モータ10,12の作動により、シャフト86の延出量および、シャフト88の延出量が増加することで、伸縮リンク部材80が伸長し、連結軸76と連結軸78とが離間する。連結軸76と連結軸78とが離間すると、前方リンク54は、前方に向かって傾斜し、後方リンク60は、後方に向かって傾斜する。この際、後方リンク60の上端部は、シート側第2ブラケット52の長穴58を斜め下に向かって移動するため、車両用シート22は、下降する。
一方、電磁モータ10の作動により、シャフト86の延出量が減少するとともに、電磁モータ12の作動により、シャフト88の延出量が減少することで、車両用シート22が上昇する。詳しくは、電磁モータ10,12の作動により、シャフト86の延出量および、シャフト88の延出量が減少することで、伸縮リンク部材80が収縮し、連結軸76と連結軸78とが接近する。連結軸76と連結軸78とが接近すると、前方リンク54は、後方に向かって傾斜し、後方リンク60は、前方に向かって傾斜する。この際、後方リンク60の上端部は、シート側第2ブラケット52の長穴58を斜め上に向かって移動するため、車両用シート22は、上昇する。
このように、シート昇降装置20では、遊星減速機構106を内蔵する電磁モータ10,12を駆動源とすることで、高いトルクで車両用シート22を昇降することが可能となり、車両用シート22の上下方向の位置を、適切に、調整することが可能となる。また、電磁モータ10,12では、遊星減速機構106がインナーチューブ102の内部に収容されている。これにより、高トルク出力の電磁モータ10,12のサイズをコンパクト化することが可能となる。
ちなみに、上記実施例において、電磁モータ10,12は、中空モータの一例である。シャフト86,88は、ねじロッドの一例である。アウターチューブ100は、アウターチューブの一例である。インナーチューブ102は、インナーチューブの一例である。出力チューブ104は、出力軸の一例である。遊星減速機構106は、減速機構および遊星減速機構の一例である。第1蓋部112は、延出部の一例である。磁石118は、固定子の一例である。コイル120は、可動子の一例である。アウターギア124は、アウターギアの一例である。太陽ギア126は、太陽ギアの一例である。遊星ギア128は、遊星ギアの一例である。ナット130は、ナットの一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。具体的には、例えば、上記実施例では、電磁モータ10,12がシート昇降装置20の駆動源として採用されているが、車両用シート22への着座姿勢を変更するための他の機構の駆動源として採用することが可能である。具体的には、例えば、シートバックのシートクッションに対する傾斜角度を変更可能なリクライニング機構、車両用シートの前後方向の位置を変更可能なスライド機構、着座者の腰の保持状態を調整可能なランバーサポート機構、シートクッションの前部のチルト量を変更可能なフロントチルト機構、シートクッションの前後方向の長さ,シートバックの中折れ角度,サイドサポートの折れ曲げ角度,ヘッドレストの傾斜角度等を変更するための機構等の駆動源として、採用することが可能である。また、電磁モータ10,12は、車両用シート22だけでなく、マッサージチェア等の一般的な椅子、さらには、椅子だけでなく、様々な機構、装置の駆動源として、採用することが可能である。
また、上記実施例では、減速機構として、遊星減速機構が採用されているが、種々の構造の減速機構を採用することが可能である。具体的には、例えば、ハーモニックドライブ(登録商標)、ハイポサイクロイド機構等を採用することが可能である。
10:電磁モータ
12:電磁モータ
86:シャフト(ねじロッド)
86:シャフト(ねじロッド)
100:アウターチューブ
102:インナーチューブ
104:出力チューブ(出力軸)
106:遊星減速機構(減速機構)
112:第1蓋部(延出部)
118:磁石(固定子)
120:コイル(可動子)
124:アウターギア
126:太陽ギア
128:遊星ギア
130:ナット
12:電磁モータ
86:シャフト(ねじロッド)
86:シャフト(ねじロッド)
100:アウターチューブ
102:インナーチューブ
104:出力チューブ(出力軸)
106:遊星減速機構(減速機構)
112:第1蓋部(延出部)
118:磁石(固定子)
120:コイル(可動子)
124:アウターギア
126:太陽ギア
128:遊星ギア
130:ナット
Claims (3)
- アウターチューブと、
前記アウターチューブの内壁面に設けられた固定子と、
前記アウターチューブ内で軸線周りに回転可能に保持されたインナーチューブと、
前記固定子と対向して、前記インナーチューブの外壁面に設けられた可動子と、
前記インナーチューブ内で軸線周りに回転可能に保持された出力軸と、
前記インナーチューブ内に設けられ、前記インナーチューブの軸線周りの回転力を、前記インナーチューブの軸線周りの回転速度を減速させて、前記出力軸に伝達する減速機構と
を備えることを特徴とする中空モータ。 - 前記アウターチューブが、内径方向に延び出す延出部を有し、
前記減速機構が、
前記インナーチューブの内壁面に固定されたアウターギアと、
前記延出部に固定された太陽ギアと、
前記アウターギアと前記太陽ギアとに噛合するとともに、前記出力軸の端部に回転可能に設けられた遊星ギアと
によって構成される遊星減速機構であることを特徴とする請求項1に記載の中空モータ。 - 前記出力軸が、筒状をなし、
当該中空モータが、
筒状の前記出力軸の内壁面に固定され、内周部に雌ねじが形成された筒状のナットと、
外周部に雄ねじが形成され、前記ナットと螺合するねじロッドと
備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の中空モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014020133A JP2015149799A (ja) | 2014-02-05 | 2014-02-05 | 中空モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014020133A JP2015149799A (ja) | 2014-02-05 | 2014-02-05 | 中空モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015149799A true JP2015149799A (ja) | 2015-08-20 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2014020133A Pending JP2015149799A (ja) | 2014-02-05 | 2014-02-05 | 中空モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015149799A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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