JP2019014424A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の電動モータを備える駆動装置を提供する。【解決手段】 駆動装置10は、遊星歯車機構14の太陽歯車15に回転力を供給するための第1電動モータと、遊星歯車機構14の内歯歯車17に回転力を供給するための第2電動モータと、遊星歯車機構14のキャリア18から回転力を受けて回転力を出力する出力部13とを備える。これにより、第1電動モータと第2電動モータとが同時に回転したとき、第1電動モータの回転速と第2電動モータの回転速との差が吸収されながら、第1電動モータの回転力と第2電動モータの回転力とが合わさって出力部13から出力される。したがって、高価なモータ制御部を用いることなく、例えば緊急時にリクライニング装置を高速作動させることが可能となり得る。【選択図】 図4

Description

本願は、乗物用シートに適用され、回転力を発生する駆動装置に関する。
例えば、特許文献1に記載のリクライニング装置は、電動モータを有する駆動装置を2つ備えている。リクライニング装置の制御部は、通常時には、いずれか一方の駆動装置にてリクライニング装置を作動させ、緊急時には、2つの駆動装置にてリクライニング装置を高速作動させる。
特許第5023532号公報
特許文献1に記載のリクライニング装置では、2つの駆動装置が連動シャフトにて連結されているので、緊急時には、2つの電動モータ(以下、第1電動モータ及び第2電動モータという。)の回転速を完全一致させる必要がある。
すなわち、仮に、第1電動モータの回転速が第2電動モータの回転速より小さい場合には、第1電動モータは、第2電動モータの負荷となる。このため、現実の回転速である連動シャフトの回転速は、第2電動モータの回転速より小さくなる。
したがって、緊急時にリクライニング装置を高速作動させることが難しい、という課題が発生する。なお、2つの電動モータの回転数を一致させた状態で当該2つの電動モータの回転速を大きくするには、高価なモータ制御部を必要とする。
さらに、通常時において、停止している第2電動モータは、作動する第1電動モータに対して非常に大きな負荷となる。したがって、通常時におけるリクライニング装置の作動速が低下するともに、第1電動モータの消費電力が増大する、という課題が発生する。
駆動装置は、遊星歯車機構(14)の太陽歯車(15)に回転力を供給するための第1電動モータ(11)と、遊星歯車機構(14)の内歯歯車(17)に回転力を供給するための第2電動モータ(12)と、遊星歯車機構(14)のキャリア(18)から回転力を受けて回転力を出力する出力部(13)とを備えることが望ましい。これにより、当該駆動装置は、以下のように作動する。
すなわち、(A)第1電動モータ(11)が回転し、第2電動モータ(12)が停止している場合には、内歯歯車(17)の回転抵抗が大きくなる。このため、第1電動モータ(11)から出力された回転力は、遊星歯車(16)からキャリア(18)に伝達された後、出力部(13)から出力される。
(B)第2電動モータ(12)が回転し、第1電動モータ(11)が停止している場合には、太陽歯車(15)の回転抵抗が大きくなる。このため、第2電動モータ(12)から出力された回転力は、遊星歯車(16)からキャリア(18)に伝達された後、出力部(13)から出力される。
(C)第1電動モータ(11)及び第2電動モータ(12)が共に回転している場合には、各電動モータ(11、12)の回転力は、遊星歯車(16)からキャリア(18)に伝達される際に合わさって出力部(13)から出力される。
(D)第1電動モータの回転速と第2電動モータの回転速とが異なる場合には、各電動モータ(11、12)の回転速の差は、遊星歯車(16)からキャリア(18)に伝達される際に吸収される。
したがって、本願に係る駆動装置が、例えばリクライニング装置に適用された場合には、上記2つの課題を解決可能となる。
なお、駆動装置は、以下の構成であってもよい。
第1電動モータ(11)から太陽歯車(15)に至る回転力の伝達経路に設けられ、ウォーム(19A)及びウォームホイール(19B)にて構成された第1ウォーム機構(19)と、第2電動モータ(12)から内歯歯車(17)に至る回転力の伝達経路に設けられ、ウォーム(20A)及びウォームホイール(20B)にて構成された第2ウォーム機構(20)とを備えることが望ましい。
これにより、例えば、第1電動モータ(11)が回転し、第2電動モータ(12)停止している場合において、第1電動モータ(11)の出力により内歯歯車(17)、つまり第2電動モータ(12)が回転してしまうことを容易に防止でき得る。
同様に、第2電動モータ(12)が回転し、第1電動モータ(11)停止している場合において、第2電動モータ(12)の出力により太陽歯車(15)、つまり第1電動モータ(11)が回転してしまうことを容易に防止でき得る。
つまり、一般的に、ウォーム及びウォームホイールにより構成された歯車機では、ウォームホイールからウォームに回転力が伝達される場合の抵抗は、ウォームからウォームホイールに回転力が伝達される場合の抵抗より大きい。
したがって、ウォームの進み角を適切な角度(例えば、6°以下)であれば、ウォームホイールに回転力が作用しても、実質的に当該ウォームは回転しない。つまり、第1ウォーム機構(19)及び第2ウォーム機構(20)を備えている場合には、一方向クラッチ等の遮断機構を用いることなく、第1電動モータ(11)又は第2電動モータ(12)が回転してしまうことを容易に防止でき得る。
出力部(13)の中心軸線は、キャリア(18)の中心軸線に対して平行な位置にずれていることが望ましい。これにより、出力部(13)を容易に配置でき得る。
つまり、遊星歯車機構(14)の中心には、太陽歯車(15)やキャリア(18)等が存在する。したがって、出力部(13)の中心軸線がキャリア(18)の中心軸線に対してずれていれば、出力部(13)を容易に配置でき得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る駆動装置の使用状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る駆動装置の外観図である。 本発明の実施形態に係る駆動装置の分解図である。 本発明の実施形態に係る遊星歯車機構等の説明図である。 本発明の実施形態に係る駆動装置の作動説明図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
1.乗物用シート及びリクライニング装置の概要
本実施形態は、図1に示すリクライニング装置1に本発明を適用したものである。当該リクライニング装置1は、乗物用シートのバックフレーム3を揺動変位させるための機構である。
バックフレーム3は、シートバック(図示せず。)の骨格を構成する。シートバックは着席者の背部を支持するための部位である。バックフレーム3は、一対のサイドフレーム3A、3B及びアッパフレーム3C等を少なくとも備える。
サイドフレーム3Aはシート幅方向一端側に配設されて略上下方向に延びる部材である。サイドフレーム3Bはシート幅方向他端側に配設されて略上下方向に延びる部材である。アッパフレーム3Cは、シート幅方向に延びて各サイドフレーム3A、3Bの上端側を連結する部材である。
各サイドフレーム3A、3Bの下端側には、リクライナ5A、5Bが設けられている。各リクライナ5A、5Bは、駆動装置10から出力される回転力を受けてサイドフレーム3A、3B、つまりバックフレーム3をクッションフレーム(図示せず。)に対して揺動変位させる。
クッションフレームはシートクッション(図示せず。)の骨格を構成する。シートクッションは着席者の臀部を支持するための部位である。リクライナ5Aとリクライナ5Bとは、左右対称構造である。
各リクライナ5A、5Bは、シート幅方向一方側がサイドフレーム3A、3Bに固定され、シート幅方向他方側がロアアーム6A、6Bを介してクッションフレームに固定されている。
2.駆動装置の構成
2.1 駆動装置の概要
駆動装置10は、図2示すように、第1電動モータ11、第2電動モータ12、出力部13及び減速機構14等を少なくとも備える。減速機構14は、第1電動モータ11及び第2電動モータ12のうち少なくとも一方から供給された回転力を減速して出力部13に
伝達する。
出力部13から出力された回転力は、連結ロッド7(図1参照)を介して各リクライナ5A、5Bに供給される。このため、2つのリクライナ5A、5Bは、機械的に同期して作動する。
2.2 減速機構
減速機構14は、図3に示すように遊星歯車機構にて構成されている。このため、以下、減速機構14を遊星歯車機構14という。当該遊星歯車機構14は、図4に示すように、太陽歯車15、遊星歯車16、内歯歯車17及びキャリア18等を有して構成されている。
内歯歯車17は、回転中心軸線Loに向けて突出した複数の歯部を有するリング状の歯車である。太陽歯車15は、内歯歯車17と同一の回転中心軸線Loを有する外歯歯車である。内歯歯車17と太陽歯車15とは、互いに独立して回転可能である。
遊星歯車16は、太陽歯車15及び内歯歯車17と噛み合って回転する外歯歯車である。なお、遊星歯車機構14は、少なくとも1つの遊星歯車16があれば成立する。本実施形態では、3つの遊星歯車16が回転中心軸線Lo周りに等間隔に配設されている。
キャリア18は、各遊星歯車16を自転可能、かつ、公転(旋回)可能に支持する。「遊星歯車16の自転」とは、遊星歯車16が当該遊星歯車16の回転中心軸線L1を中心に回転することをいう。「遊星歯車16の公転(旋回)」とは、遊星歯車16の回転中心軸線L1が太陽歯車15、つまり回転中心軸線Loを中心として回転変位することをいう。
本実施形態に係るキャリア18は、円盤部18A及び遊星歯車16と同数の支持軸18B等を有する。円盤部18Aは、回転中心軸線Loを中心として回転可能である。各支持軸18Bは、各遊星歯車16を自転可能に支持する。
各支持軸18Bは、回転中心軸線Loから偏心した位置にて円盤部18Aに一体化されている。このため、各遊星歯車16が公転すると、円盤部18A、つまりキャリア18が回転中心軸線Loを中心として回転する。
キャリア18の回転は、第1出力歯車13A及び第2出力歯車13Bを介して出力部13に伝達される。第1出力歯車13Aは、円盤部18Aと同一の回転中心を有し、かつ、円盤部18Aと一体に回転する。
第2出力歯車13Bは、第1出力歯車13Aと噛み合うとともに、当該第1出力歯車13Aの回転中心軸線Loと平行な回転中心軸線L2を中心として回転する。出力部13は、第2出力歯車13Bと同一の回転中心を有し、かつ、第2出力歯車13Bと一体に回転する。つまり出力部13の回転中心軸線L2は、キャリア18の回転中心軸線Loに対して平行な位置にずれている。
太陽歯車15は、第1電動モータ11から回転力の供給を受けて回転可能である。第1電動モータ11から太陽歯車15に至る回転力の伝達経路には、第1ウォーム機構19が設けられている。第1ウォーム機構19は、ウォーム19A及びウォームホイール19Bにて構成されている。
内歯歯車17は、第2電動モータ12から回転力の供給を受けて回転可能である。第2
電動モータ12から内歯歯車17に至る回転力の伝達経路には、第2ウォーム機構20が設けられている。第2ウォーム機構20は、ウォーム20A及びウォームホイール20Bにて構成されている。
各ウォーム19A、20Aは、歯先の尾根方向(歯筋方向)が螺旋状に形成されたねじ歯車である。各ウォームホイール19B、20Bは、各ウォーム19A、20Aと噛み合うはすば歯車(ヘリカル歯車)である。
なお、ウォームホイール19Bの回転力は駆動軸21に伝達される。太陽歯車15は、当該駆動軸21に一体化されている。このため、第1電動モータ11が回転すると、太陽歯車15が回転する。
ウォームホイール20Bには、ピニオン22Aが一体化されている。ピニオン22Aは、内歯歯車17の外周面に形成された外歯歯車22Bと噛み合っている。このため、第2電動モータ12が回転すると、内歯歯車17が回転する。
各ウォーム19A、20Aの進み角は、ウォームホイール19B、20Bからウォーム19A、20Aに回転力が伝達不可な角度に設定されている。なお、本実施形態に係る各ウォーム19A、20Aの進み角は、6°以下の所定角度である。
3.遊星歯車機構の作動(図5参照)及び特徴
(1)第1電動モータ11が回転し、第2電動モータ12が停止している場合
第2電動モータ12が停止している場合には、内歯歯車17の回転抵抗が大きくなるので、内歯歯車17が停止した状態となる。このため、太陽歯車15が回転すると、3つの遊星歯車16が公転するため、キャリア18が回転する。したがって、第1電動モータ11から出力された回転力は、遊星歯車16からキャリア18に伝達された後、出力部13から出力される。
(2)第2電動モータ12が回転し、第1電動モータ11が停止している場合
第1電動モータ11が停止しているには、太陽歯車15の回転抵抗が大きくなるので、太陽歯車15が停止した状態となる。このため、内歯歯車17が回転すると、3つの遊星歯車16が公転するため、キャリア18が回転する。したがって、第2電動モータ12から出力された回転力は、遊星歯車16からキャリア18に伝達された後、出力部13から出力される。
(3)第1電動モータ11及び第2電動モータ12が共に回転している場合
第1電動モータ11及び第2電動モータ12が共に回転しているので、太陽歯車15及び内歯歯車17が共に回転する。このため、第1電動モータ11及び第2電動モータ12の回転力は、遊星歯車16からキャリア18に伝達される際に合わさって出力部13から出力される。
(4)第1電動モータの回転速と第2電動モータの回転速とが異なる場合
第1電動モータの回転速と第2電動モータの回転速とが異なる場合には、第1電動モータ11の回転速と第2電動モータ12の回転速との差は、遊星歯車16からキャリア18に伝達される際に吸収される。
上記(1)〜(4)により、本実施形態に係る駆動装置10では、例えば緊急時に第1電動モータ11と第2電動モータ12とが同時に回転したとき、第1電動モータ11の回転速と第2電動モータ12の回転速との差が吸収されながら、第1電動モータ11の回転力と第2電動モータ12の回転力とが合わさって出力部13から出力される。
したがって、高価なモータ制御部を用いることなく、緊急時にリクライニング装置1を高速作動させることが可能となり得る。なお、第1電動モータ11の回転速と第2電動モータ12の回転速とを一致させるには、高精度なモータ制御部が必要となる。
なお、「第1電動モータの回転速」とは、第1電動モータ11が回転し、第2電動モータ12が停止しているときの出力部13(キャリア18の公転速さ)をいう。「第2電動モータの回転速」とは、第2電動モータ12が回転し、第1電動モータ11が停止しているときの出力部13(キャリア18の公転速さ)をいう。
また仮に、第2電動モータ12を停止させた状態で第1電動モータ11を作動させる通常作動時では、第2電動モータは、内歯歯車17を停止させる制動装置として機能し、第1電動モータ11の負荷とはならない。
したがって、太陽歯車15から各遊星歯車16に伝達された回転力を効率よく各遊星歯車16を公転させる力に変換することが可能となる。延いては、通常作動時におけるリクライニング装置1の作動速の低下、及び第1電動モータ11の消費電力の増大を抑制でき得る。
なお、通常作動時に、第1電動モータ11を停止させた状態で第2電動モータ12を作動させせた場合においても、上記の通常作動時と同様な作用及び効果を得ることが可能である。
つまり、当該通常作動時では、第1電動モータ11は、太陽歯車15を停止させる制動装置として機能し、第2電動モータ12の負荷とはならない。したがって、内歯歯車17から各遊星歯車16に伝達された回転力を効率よく各遊星歯車16を公転させる力に変換でき得る。
第1電動モータ11から太陽歯車15に至る回転力の伝達経路には、第1ウォーム機構19が設けられている。これにより、第1電動モータ11を停止させた状態で第2電動モータ12を作動させせた場合において、太陽歯車15を容易かつ確実に停止させることが可能となる。
第2電動モータ12から内歯歯車17に至る回転力の伝達経路には、第2ウォーム機構20が設けられている。これにより、第2電動モータ12を停止させた状態で第1電動モータ11を作動させせた場合において、内歯歯車17を容易かつ確実に停止させることが可能となる。
出力部13の回転中心軸線L2は、キャリア18の回転中心軸線Loに対して平行な位置にずれている。これにより、出力部13を容易に配置でき得る。
つまり、遊星歯車機構14の中心には、太陽歯車15やキャリア18(円盤部18A)等が存在する。したがって、出力部13の回転中心軸線L2がキャリア18の回転中心軸線Loに対してずれていれば、出力部13を容易に配置でき得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、リクライニング装置1に駆動装置10を適用した。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、ヘッドレスト装置、オットマン装置又はウォークイン機構等に適用可能である。
なお、ウォークイン機構は、シートバックをシート前方側に傾倒(大倒し)させた状態
で乗物用シートをシート前方側に移動させる機能である。当該ウォークイン機構においては、乗物用シートが「大倒し」する際には2つの電動モータが稼働する構成が望ましい。
上述の実施形態では、第1ウォーム機構19及び第2ウォーム機構20が設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、第1ウォーム機構19及び第2ウォーム機構20のうちいずれか一方のウォーム機構であって、通常作動時に作動状態となる電動モータに至る動力伝達経路に設けられたウォーム機構が廃止された構成でもよい。
また、第1ウォーム機構19及び第2ウォーム機構20が廃止された構成であってもよい。なお、第1ウォーム機構19及び第2ウォーム機構20が廃止された構成の場合、通常作動時に停止状態となる電動モータと遊星歯車機構14との間の動力伝達経路に一方向クラッチを設けることが望ましい。
上述の実施形態では、出力部13の回転中心軸線L2は、キャリア18の回転中心軸線Loに対して平行な位置にずれていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
上述の実施形態では、車両の乗物用シートに駆動装置10を適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場や家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
10… 駆動装置 11… 第1電動モータ 12… 第2電動モータ
13… 出力部 13A… 第1出力歯車 13B… 第2出力歯車
14… 遊星歯車機構( 減速機構) 15… 太陽歯車
16… 遊星歯車 17… 内歯歯車 18… キャリア
19… 第1ウォーム機構 20… 第2ウォーム機構

Claims (3)

  1. 乗物用シートに適用され、回転力を発生する駆動装置において、
    減速機構を構成する遊星歯車機構であって、太陽歯車、遊星歯車、内歯歯車及びキャリアを有する遊星歯車機構と、
    前記太陽歯車に回転力を供給するための第1電動モータと、
    前記内歯歯車に回転力を供給するための第2電動モータと、
    前記キャリアから回転力を受けて回転力を出力する出力部と
    を備える駆動装置。
  2. 前記第1電動モータから前記太陽歯車に至る回転力の伝達経路に設けられ、ウォーム及びウォームホイールにて構成された第1ウォーム機構と、
    前記第2電動モータから前記内歯歯車に至る回転力の伝達経路に設けられ、ウォーム及びウォームホイールにて構成された第2ウォーム機構と
    を備える請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記出力部の中心軸線は、前記キャリアの中心軸線に対して平行な位置にずれている請求項1又は2に記載の駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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