JP5027632B2 - 固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタ - Google Patents

固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタ Download PDF

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Description

本発明は、上下に配置した二つのロータが共通軸線回りに逆回転する固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタに関する。さらに詳しくは、前進飛行時などにおいて操縦用スティックを操作するために必要な操作力が増加して操縦性が低下することを防止するための操縦補助機構を備えた固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタに関する。
本願の出願人は、特許文献1において、手軽に使用することの可能な一人乗り等の小型ヘリコプタを提案している。当該文献に開示の小型ヘリコプタは、固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタであり、共通軸線の回りに上下に配置した二つのロータを逆回転させて推進力および揚力を得るものである。
固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタは、互いに逆方向に回転する二つの同形ロータを上下に配置することでトルクを打ち消し合っており、尾部ロータを必要としないので、全体の寸法を小さくでき、一人乗り等の小型ヘリコプタの基本形として適している。機体の姿勢制御や方向制御は、基本的には、ロータのブレードの回転面を水平面に対して前後左右に傾斜させることにより、また、ロータの回転速度を制御することにより行われる。
特開2000−72095号公報
この種の小型ヘリコプタでは、前進飛行時においては操縦用スティックを操作してロータのブレードの回転面を前傾させ、前向きの水平分力により目標とする方向に進行させるようにしている。前進飛行時には、ロータの回転中心より前方に揚力の中心が移動する。すなわち、ロータの回転中心の下側から吊り下げられている機体の重心よりも前方に揚力の中心が移動する。揚力の中心が重心から前方に離れると、ロータを前傾姿勢に保持するために必要な操縦用スティックの操作力が大きくなる。このため、操作用スティックが重くなり、その操縦性が低下してしまう。
本発明の課題は、前進飛行時に小さな操作力で操縦用スティックを操作できるようにした固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、共通の回転中心軸線の回りに逆方向に回転する上ロータおよび下ロータを備えた固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタにおいて:上ロータおよび下ロータを回転自在に支持している垂直シャフトと;垂直シャフトを支持していると共に上ロータおよび下ロータを回転駆動するための駆動部と;垂直シャフトを重心方向に対して前後左右に傾斜させることにより上ロータおよび下ロータのブレードの形成する回転面を傾斜させるための操縦用スティックを備えた操縦機構と;前記上ロータおよび前記下ロータの回転により発生する推力の中心点が、前記操縦用スティックの操作によって移動した場合に、当該中心点を通る垂線に、前記ヘリコプタの重心を通る垂線が一致する方向に、前記駆動部を相対的にスライドさせる操縦補助ユニットと;を有していることを特徴としている。
ここで、操縦機構の操縦用スティックに作用する操作力を検出するための歪計などの検出器を取り付け、操縦補助ユニットにより、検出器の検出値が予め定めた値以下となるように、駆動部のスライド(スライド量およびスライド方向)を制御すればよい。
本発明のヘリコプタでは、前進飛行時には操縦補助ユニットにより、垂直シャフトを支持している駆動部がヘリコプタの重心に対して相対的に後方にスライドして、ロータによる推力の発生中心点がヘリコプタの重心を通る垂線に接近あるいは一致する。駆動部を相対的に後方にスライドさせることにより、操縦機構を操作するために必要な操作力の増加を抑制でき、操縦性を向上させることができる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した固定ピッチ式同軸2重反転型の一人乗りヘリコプタの実施の形態を説明する。
(全体構成)
図1には、本実施の形態に係る一人乗りヘリコプタの全体構成を示してある。この図に示すように、一人乗りヘリコプタ1は、機体2と、この機体2の上端部分に取り付けた駆動部3と、駆動部3の下側に取り付けた円環状のマフラ3Aとを有している。駆動部3によって、同形の上ロータ5および下ロータ6が逆方向に回転駆動される。機体2は金属製のパイプフレーム7から形成されており、当該パイプフレーム7には座席部8が取り付けられ、その下側にはスタンド9が取り付けられている。スタンド9には燃料タンク9Aが搭載されている。
駆動部3および機体2は操縦機構11を介して相互に連結されている。操縦機構11からは、操縦用スティック12がL形に折れ曲がって下方に延び、座席部8に座ったパイロットPにより操作可能となっている。
(駆動部)
図2は駆動部3を示す平面図であり、図3は駆動部3および操縦機構11を示す部分側面図であり、図4は駆動部3を示す部分縦断面図である。
これらの図を参照して説明すると、下ロータ6は、中空のロータシャフト61と、ロータシャフト61の外周面に固着したロータハブ62と、ロータハブ62に対してヒンジ機構を介して支持されている一対のブレード63、64とを備えている。上ロータ5も同様な構造であり、中空のロータシャフト51と、ロータシャフト51の外周面に固着したロータハブ(図示せず)と、ロータハブに対してヒンジ機構を介して支持されている一対のブレード53、54(図1参照)とを備えている。上ロータ5のロータシャフト51は、その内側に同軸状態に配置されている中空の垂直シャフト40によって回転自在に支持されており、下ロータ6のロータシャフト61は上ロータ5のロータシャフト51の外周に同軸状態で回転自在に支持されている。
駆動部3は、エンジンユニット4と、ここから出力される回転駆動力を逆向きの等速度回転としてロータシャフト51および61に伝達する駆動力伝達機構10とを備えている。エンジユニット4は、本例では、図2から分かるように、90度の角度間隔で放射状に配列した4基のエンジンユニット4(1)〜4(4)を備えている。各エンジンユニット4はそれぞれクラッチ機構を介して共通の駆動力伝達機構10に連結されている。各エンジンユニット4のエンジンおよびクラッチ機構は別個独立に駆動可能となっている。従って、例えば、1基のエンジンが故障等によって止まった場合においても支障なく飛行を継続できる。各エンジンユニット4の基本構造は同一であり、図4に示すように、2気筒のエンジン本体41と、このエンジン本体41のクランク軸42にクラッチ機構43を介して同軸状に連結されている回転出力軸44と、始動用モータ49とを備えている。
4基のエンジンユニットのうち2基のエンジンユニット4(1)、4(2)には、それらの回転出力軸44に、一方向クラッチ45を介して、中空形の非常用電動モータ46が取り付けられている。非常用電動モータ46は、一方向クラッチ45を挟み、回転出力軸44に同軸状態で連結されている円筒状のモータロータ47と、このモータロータ47の円形外周面に対して一定のギャップで対峙している複数の突極を備えたモータステータ48とを備えている。エンジン本体41の側から回転出力軸44が回転駆動されている状態では、一方向クラッチ45の作用により、非常用電動モータ46のモータロータ47は実質的に停止した状態に保持される。エンジン停止状態において、非常用電動モータ46に通電して当該非常用電動モータ46を駆動すると、そのモータロータ47の回転が一方向クラッチ45を介して回転出力軸44に伝達されるので、当該回転出力軸44を回転させることが可能である。
残りの2基のエンジンユニット4(3)、4(4)には、それらの回転出力軸44に中空形の発電機46Aが同軸状態に取り付けられている。発電機46Aは回転出力軸44の回転によって発電し、発生した電力は不図示のキャパシタに充電されるようになっている。キャパシタが非常用電動モータ46を駆動するための非常用電源として用いられるようになっている。
なお、非常用電動モータ46および発電機46Aの個数は、2個ずつに限定されるものではない。例えば、非常用電動モータ46を3基のエンジンユニットに取り付け、残りの1基のエンジンユニットに発電機46Aを取り付けてもよい。また、エンジンユニットも4基以外の数とすることも勿論可能である。
ここで、本例においては、不図示の高度センサなどを用いて、緊急落下時の高度が測定され、着地点からの高さが所定の高さ、例えば、5m程度の高さになると、非常用電動モータ46を起動して、回転出力軸44を回転駆動する。これにより、緊急落下着地時の衝撃を緩和することができる。非常用電動モータ46としては、例えば、30HP程度の小型のものでよい。また、緊急用であるので、駆動時間も数秒程度のものでよい。
(駆動力伝達機構)
次に、駆動力伝達機構10は、下側に配置された第1の遊星歯車機構100と、上側に配置された第2の遊星歯車機構200とを備えている。第1の遊星歯車機構100は、上ロータ5のロータシャフト51の外周面に対して同軸状態でスプライン結合されたサンギヤ101と、このサンギヤ101に噛み合っている複数個のプラネタリーギヤ102と、各プラネタリーギヤ102に噛み合っているインターナルギヤ103とを備えている。同様に、第2の遊星歯車機構200も、下ロータ6のロータシャフト61の外周面にスプライン結合されたサンギヤ201と、このサンギヤ201に噛み合っている複数個のプラネタリーギヤ202と、各プラネタリーギヤ202に噛み合ったインターナルギヤ203とを備えている。
各遊星歯車機構100、200のプラネタリーギヤ102、202を支持しているキャリアは円筒状の共通キャリア104であり、その上端側には第2の遊星歯車機構200のプラネタリーギヤ202が回転自在に支持され、その下端側には第1の遊星歯車機構100のプラネタリーギヤ102が回転自在に支持されている。
インターナルギヤ103の上側環状端面およびインターナルギヤ203の下側環状端面には、それぞれ、クラウンギヤ71、72が固着あるいは一体形成されており、これらの上下一対のクラウンギヤ71、72は、各回転出力軸44の内側の軸端に形成した駆動ピニオン73と噛み合っている。駆動ピニオン73の回転中心線44aは、ロータ5、6の回転中心軸線(垂直シャフト40の中心軸線)40aに対して直交する方向に延びている。
駆動力伝達機構10における駆動力の伝達動作を説明する。各回転出力軸44の先端の駆動ピニオン73が回転駆動されると、ここに噛み合っているクラウンギヤ71、72を介して、インターナルギヤ103、203が回転中心軸線40aを中心として逆方向に等速回転する。各インターナルギヤ103、203の回転は、共通キャリア104によって回転自在に支持されている各プラネタリーギヤ102、202を介して、それぞれ、サンギヤ101、201に伝達される。従って、サンギヤ101に連結されている上ロータ5のロータシャフト51と、サンギヤ201に連結されている下ロータ6のロータシャフト61は、逆方向に等速回転する。このようにして、上下のロータ5、6は通常運転時には、逆方向に等速回転する。
(ヨーコントロール機構)
次に、駆動部3にはヨーコントロール機構300が備わっている。ヨーコントロール機構300は、第1および第2の遊星歯車機構100、200の共通キャリア104を回転させる差動回転発生機構である。この機構は、モータ301と、共通キャリア104の外周面に形成した外歯歯車302と、モータ301の出力軸303と外歯歯車302の間を連結している歯車減速機310とを備えている。歯車減速機310の減速回転出力軸には歯車311が取り付けられており、この歯車311は伝達歯車312を介して、外歯歯車302に連結されている。
モータ301を駆動すると、その出力軸303の回転が、歯車減速機310を介して共通キャリア104に伝達され、この共通キャリア104を所定の方向に所定の速度で回転させる。この結果、第1および第2の遊星歯車機構100、200のサンギヤ101、201の間に差動運動が発生し、一方のサンギヤが他方のサンギヤよりも高速回転する。よって、上下のロータ5、6は、共通キャリア104の回転速度に対応した速度差で逆方向に回転することになる。このために、回転中心軸線40aの回りに、速度差に応じたモーメント力が発生して、機体2は、回転中心軸線40aを中心として、低速回転するロータの回転方向に向きを変えることになる。
従って、モータ301の駆動速度、回転方向を制御する制御スイッチ等をパイロットの操作可能な位置に配置しておけば、機体2のヨーコントロールを行うことができる。
(操縦機構)
次に、図3を参照して操縦機構11について説明する。操縦機構11は、上ロータ5および下ロータ6を回転自在に支持している垂直シャフト40を重力方向に対して前後左右に傾斜させることにより上ロータ5、下ロータ6のブレード回転面を傾斜させてヘリコプタ1の推進方向を制御するものである。
操縦機構11は、機体ベース13と、この機体ベース13の上面に取り付けられている操縦補助ユニット14と、機体ベース13の下面から吊り下げられている前後揺動機構400と、この前後揺動機構400から吊り下げられている左右揺動機構500と、機体ベース13に固定した操縦用スティック12とを備えている。
操縦補助ユニット14は直動機構から構成されており、駆動モータ15と、この駆動モータ15によってヘリコプタが前後方向に直線往復移動するスライダ16とを備えている。スライダ16には駆動部3が搭載されており、駆動部3の垂直シャフト40は垂直な姿勢で軸受け17を介して回転自在の状態で取り付けられている。スライダ16は図3に示すように、垂直シャフト40の回転中心軸線40aが、操縦機構11の中心軸線11aに一致した初期位置から後方に所定量だけスライド可能である。
前後揺動機構400は、機体ベース13から吊り下がっているガイドレール402と、このガイドレール402に沿ってスライド可能なスライダ403を備えている。ガイドレール402は、中心軸線11aを上方に延長させた延長線上の中心点Oを中心とする所定角度を張る円弧形状をした一定幅のレールである。スライダ403は、ガイドレール402に対峙している側面にガイドレール402の断面形状と相補的な断面形状をしたレール溝404が形成されている。ガイドレール402およびレール溝404の断面形状は、これらが横方向には外れないように設定されている。
左右揺動機構500も同様な構造となっており、前後揺動機構400のスライダ403から吊り下げられているガイドレール502と、このガイドレール502に沿ってスライド可能なスライダ503を備えている。スライダ503はパイプフレーム7の上端に固定されている。ガイドレール502は、中心点Oを中心とする円弧形状をした一定の幅のレールであり、図において紙面と垂直な方向(機体左右方向)に延びている。スライダ503は、ガイドレール502に対峙している側面に、ガイドレール502の断面形状と相補的な断面形状をしたレール溝504が形成されている。ガイドレール502およびレール溝504の断面形状は、これらが前後方向には外れないようなに設定されている。
この構成の操縦機構11において、初期状態においては、図3に示すように、垂直シャフト40の回転中心軸線40aと、操作機構11の中心軸線11aが一致している。この状態で機体2が浮上すると、垂直シャフト40の下側の機体ベース13の下からは、前後揺動機構400のスライダ403が前後に揺動自在の状態で吊り下げられた状態になる。また、この下側の左右揺動機構500のスライダ503は左右に揺動自在の状態で吊り下げられた状態になる。なお、上側に左右揺動機構500を配置し、下側に前後揺動機構を配置する代わりに、上下逆の配置を採用してもよいことは勿論である。
この状態で、パイロットPが操縦用スティック12を前後あるいは左右に操作すると、前後揺動機構400のスライダ403は回転中心軸線40a上の中心点Oを中心として前後に揺動し、左右揺動機構500のスライダ503も同一の中心点Oを中心として左右に揺動する。この結果、垂直シャフト40が前後あるいは左右に傾斜する。従って、そこに取り付けられている上ロータ5、下ロータ6も水平面に対して傾斜するので、ヘリコプタ1の進行方向を制御することができる。また、操縦用スティック12への操作力を解除すると、重力の作用によって、垂直シャフト40は垂直状態(重心方向に一致する方向)に自動的に戻る。よって、ヘリコプタ1はホバーリング状態に戻る。
操縦用スティック12を操作して垂直シャフト40を傾斜させてロータシャフト51、61が傾斜すると、それらに取り付けられている上ロータ5および下ロータ6の回転面が傾き、傾き方向の水平分力により、当該分力方向にヘリコプタ1を進めることができる。この場合、進行方向の飛行速度に伴う揚力増に起因して、操縦用スティック12が重くなる(大きな操作力が必要になる)。
すなわち、図5(a)に示すように、ホバーリング状態では、上下のロータ5、6の回転による発生推力は上向きの垂直成分(揚力)のみであり、ヘリコプタ1の重心位置O1が垂直線分の延長線上に位置している。これに対して、前進飛行時では進行方向への水平分力を発生させるために上下のロータ5、6が進行方向に傾斜する。この結果、図5(b)に示すように、上下のロータ5、6による推力の発生中心点O2が、重心位置O1を通る垂線上から前方に所定量(δ)ずれてしまい、操縦用スティック12が重くなってしまう。
本例では、操縦補助ユニット14に垂直シャフト40を含む駆動部3が搭載されている。前進飛行時においては、操縦補助ユニット14を駆動して、駆動部3を初期位置から後方に移動させるようにしている。この結果、図5(c)に示すように、上下のロータ5、6の推力の発生中心点O2を後方に移動させて重心位置O1に一致あるいは接近させることができる。この結果、前進飛行時などにおける操縦用スティック12の操作力の増加分をキャンセルあるいは抑制することができ、常に小さな操作力によってヘリコプタ1を操縦することができる。
ここで、操縦用スティック12に加わる操作力を検出し、この操作力を予め定めた値以下に保持できるように、操縦補助ユニット14による駆動部3の移動位置を制御すればよい。例えば、図5に示すように、操縦用スティック12に歪計Sを取り付けておき、歪計Sが予め定めた値以上にならないように、駆動部3の位置を制御すればよい。
ここで、本例では、前後方向にスライド可能な操縦補助ユニット14を採用しているが、前後方向と共に左右方向にスライド可能な操作補助ユニットを採用してもよい。例えば、対地速度が10m/sのときに横風が10m/sあるとすると、相対風は斜め前方から約14m/sとなる。このような場合に対応できるように、左右方向にスライドできる操縦補助ユニットを搭載しておくことが望ましい。例えば、本例における前後揺動機構および左右揺動機構の場合と同様に、前後方向にスライド可能なスライド機構と左右方向にスライド可能なスライド機構とを上下に配置すればよい。
本発明を適用した一人乗りヘリコプタの全体構成図である。 駆動部を示す平面図である。 駆動部および操縦機構を示す部分側面図である。 駆動部を示す部分縦断面図である。 操縦補助ユニットの動作説明図である。
符号の説明
1 一人乗りヘリコプタ
2 機体
3 駆動部
3A マフラ
4、4(1)〜4(4) エンジンユニット
5 上ロータ
6 下ロータ
7 パイプフレーム
8 座席部
9 スタンド
9A 燃料タンク
9a、9b、9c 車輪
10 駆動力伝達機構
11 操縦機構
11a 中心軸線
12 操縦用スティック
13 機体ベース
14 操縦補助ユニット
15 駆動モータ
16 スライダ
17 軸受け
40 垂直シャフト
40a 回転中心軸線
41 エンジン本体
42 クランク軸
43 クラッチ機構
44 回転出力軸
45 一方向クラッチ
46 非常用電動モータ
46A 発電機
47 モータロータ
48 モータステータ
49 始動用モータ
51、61 ロータシャフト
52、62 ロータハブ
54、54、63、64 ブレード
71、72 クラウンギヤ
73 駆動ピニオン
100 第1の遊星歯車機構
101 サンギヤ
102 プラネタリーギヤ
103 インターナルギヤ
104 共通キャリア
200 第2の遊星歯車機構
201 サンギヤ
202 プラネタリーギヤ
203 インターナルギヤ
300 ヨーコントール機構
301 モータ
302 外歯歯車
303 出力軸
310 歯車減速機
311 歯車
312 伝達歯車
400 前後揺動機構
402 ガイドレール
403 スライダ
404 レール溝
500 左右揺動機構
502 ガイドレール
503 スライダ
504 レール溝
S 歪計

Claims (2)

  1. 共通の回転中心軸線の回りに逆方向に回転する上ロータおよび下ロータを備えた固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタにおいて、
    前記上ロータおよび前記下ロータを回転自在に支持している垂直シャフトと、
    前記垂直シャフトを支持していると共に前記上ロータおよび前記下ロータを回転駆動するための駆動部と、
    前記垂直シャフトを重心方向に対して前後左右に傾斜させることにより前記上ロータおよび前記下ロータのブレードの形成する回転面を傾斜させるための操縦用スティックを備えた操縦機構と、
    前記上ロータおよび前記下ロータの回転により発生する推力の中心点が、前記操縦用スティックの操作によって移動した場合に、当該中心点を通る垂線、前記ヘリコプタの重心を通る垂線が一致する方向に、前記駆動部を相対的にスライドさせる操縦補助ユニットとを有していることを特徴とする固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタ。
  2. 請求項1に記載の固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタにおいて、
    前記操縦用スティックに作用する操作力を検出するための検出器を有し、
    前記操縦補助ユニットは、前記検出器の検出値が予め定めた値以下となるように、前記駆動部をスライドさせることを特徴とする固定ピッチ式同軸2重反転型ヘリコプタ。
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