JP2010042792A - 多機能飛行機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操縦室を収めた胴体の上部に主ローターと各種制御翼を備え安定した飛行姿勢と操縦性能を向上させた多機能飛行機を提供する。
【解決手段】 操縦室3を内部に備えた胴体1と、上記胴体の上部に浮揚力Fを発生させる主ローター10と、上記主ローターの浮揚力で発生する胴体の反動トルクを打ち消す固定翼20と、上記主ローターの浮揚力を前後の推進力F1,F2に変換させる前後推進翼30,31と、上記主ローターの浮揚力を左右の旋回力F3,F4に変換させる方向変換翼40,41と、を具備した多機能飛行機100である。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、テールローターレスのヘリコプターや垂直離着陸できる飛行機の機能を備えた多機能飛行機に関し、特に、胴体に主ローターと各種制御翼と操縦室とを備え安定した完全な水平姿勢で飛行できるようにした改良された多機能飛行機に係るものである。
近年、テールローターレスのヘリコプターや垂直離着陸できる飛行機が離着陸用の広い滑走路を持たなくても良いことから、その需要と技術開発が盛んに行われている。
特に、最近は、テールローターレスの小型・簡易型の1人乗りのヘリコプターが提案されている。これは、テールローター動力無しで反動トルクと方向変換のコントロールおよび従来テールローターで使っていた動力分の効率向上を図ったものである。その構造は、可変整流翼(1)をシングルローター・ヘリコプターのメインローター(2)の中心を軸にしてメインローター(2)の下に付けたもので、従来のシングルローター・ヘリコプターとメインローター(2)や胴体(3)は同じだが、テールローターが無く、反動トルクのコントロールと方向転換には、メインローター(2)下の可変整流翼(1)で行うものである。これにより、従来のシングルローター・ヘリコプターのテールローターに使われていた動力分の高効率化が達成できるほか、テールローターへの動力伝達や可変ピッチなどの機構が無くなり、簡素化できるヘリコプターである(例えば、特許文献1参照。)。
また、別のヘリコプターは、運転席以下に複数のモーターを置き、その複数のモーターの軸の内側と外側に、複数のプロペラを取り付けた輪状回転軸を取り付けたものである。また、ハンドルバーの先端にバッテリーを取り付けたものである。上記の複数のモーターは、同重量、同馬力のものが好ましく、また、上部と下部のプロペラの数も同数個で、大きさも重量も同じものが好ましい。そして、2本のハンドルバーの先端にバッテリーを取り付けたものは、動力部カバーボディーの直径の端から前後にスライド式となっている。プロペラ部を囲む動力部カバーボディーは、どの様な形でも良いが、軽くて丈夫な材質が良いとしたものである(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−70898号 特開2007−91187号
上記従来の特開平11−70898号のヘリコプターは、可変整流翼をシングルローター・ヘリコプターのメインローターの中心を軸にしてメインローターの下に付けたもので、従来のシングルローター・ヘリコプターとメインローターや胴体は同じだが、テールローターが無く、反動トルクのコントロールと方向転換には、メインローター下の可変整流翼で行うものであり、テールローターを省略することが可能である。しかしながら、その操縦方法とその機構は、従来のシングルローター・ヘリコプターと同じだとして開示されていない。従って、どの様な操縦機構と操縦方法に依存しているかの新規なヘリコプターとして完成していないという問題点が指摘できる。更に、図8に示すように、反動トルクのコントロールと方向転換は、メインローター下の可変整流翼(1)の傾斜角(勾配)Bを、メインローターの回転数と微細に微調節してメインローターのトルクに釣り合う反動トルクTを発生し制御しなければならず、この制御系が煩雑になる問題点が指摘される。
また、別の特開2007−91187号の円盤状飛行機は、運転席の下に複数のモーターを置き、その複数のモーターの軸の内側と外側に、複数のプロペラを取り付けた輪状回転軸を取り付けたものであり、特開平11−70898号と同じく、テールローターを省略することが可能である。しかしながら、その操縦方法とその機構は、全く開示されていないから、どの様な操縦機構と操縦方法に依存しているのか、この新規な円盤状飛行機として完成していないという問題点が指摘される。
更には、上記ヘリコプターや円盤状飛行機においては、浮揚力の分力(胴体を進行方向へ傾斜させて得られる推進力)によって飛行させるものである。これにより、飛行速度が遅くしかも操縦室が飛行方向に傾斜して下方に傾き低くなり、飛行時に必要以上の不安感を乗員に与える。そして、垂直離着陸飛行機においては、飛行機の機体は水平姿勢のままで離着陸するから、大型機では機体長以上の広い離着陸基地の面積が必要であるし、小型機でも狭い敷地内での離着陸が困難なことがある。
本発明は、上記ヘリコプターや円盤状飛行機における問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、操縦室を収めた胴体の上部に主ローターと各種制御翼を備え安定した飛行姿勢と操縦性能を向上させた多機能飛行機を提供することにある。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による多機能飛行機は、操縦室を内部に備えた胴体と、上記胴体の上部に浮揚力を発生させる主ローターと、上記主ローターの浮揚力で発生する胴体の反動トルクを打ち消す固定翼と、上記主ローターの浮揚力を前後の推進力に変換させる前後推進翼と、上記主ローターの浮揚力を左右の旋回力に変換させる方向変換翼と、を具備したことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による多機能飛行機は、請求項1の多機能飛行機において、上記主ローターは、駆動源をモーター又はエンジンとするとともにクラッチ部材で動力を断接可能としたことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3による多機能飛行機は、請求項1の多機能飛行機において、上記前後推進翼は、左右に一対装備するとともにサーボモーターにより可変翼制御されることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4による多機能飛行機は、請求項1の多機能飛行機において、上記方向変換翼は、前後に一対装備するとともにサーボモーターにより可変翼制御されることを特徴とするものである。
すなわち、本発明の多機能飛行機によると、まず、多機能飛行機は、胴体の内部に操縦室を備え、上記胴体の上部には浮揚力を発生させる主ローターを備え、また、上記主ローターの浮揚力で発生する胴体の反動トルクを固定翼で打ち消すとともに、上記主ローターの浮揚力を前後推進翼により前後の推進力に変換させ、上記主ローターの浮揚力を方向変換翼により左右の旋回力に変換させるように機能する。これにより、一つの動力源となる主ローターにより、胴体の浮揚力と、胴体の反動トルクの防止と、胴体を水平姿勢のままで前進・後退されられるとともに右旋回と左旋回が自在に運転制御される。
また、多機能飛行機は、操縦室を収めた胴体の上部に主ローターと各種制御翼を備え安定した飛行姿勢と操縦性能が向上させられるとともに、機体がコンパクトになり、狭い敷地での離着陸が可能となり将来的にマイカーに変わるマイプレーンに成り得る。
本発明の多機能飛行機によると、一つの動力源となる主ローターにより、胴体の浮揚力と、胴体の反動トルクの防止と、胴体を水平姿勢のままで前進・後退されられるとともに右旋回と左旋回が自在に運転制御できる。
また、多機能飛行機は、操縦室を収めた胴体の上部に主ローターと各種制御翼を備え安定した飛行姿勢と操縦性能が向上できるともに、機体がコンパクトになり、狭い敷地での離着陸ができ、将来的にマイカーに変わるマイプレーンにできる。
以下、図1乃至図9を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は多機能飛行機の斜視図、図2は多機能飛行機の平面図、図3は各制御翼の作用図、図4は方向変換翼の斜視図、図5は固定翼の作用図、図6は前後推進翼の作用図、図7と図8は方向変換翼の作用図、図9は多機能飛行機の失速時の主ローターの作用図である。
本発明の多機能飛行機100は、下記のように構成されている。まず、図1と図2に示すように、全体構成から説明する。球状の胴体1は、この上部1Aに筒体1Bが直立姿勢に設立されている。上記筒体1Bの頂部には、浮揚力を発生させる主ローター10を備えている。更に、上記主ローター10の浮揚力Fで発生する胴体の反動トルク(−Ta)を打ち消す4枚の固定翼20と、主ローターの浮揚力Fを前後の推進力F1,F2に変換させる左右一対の前後推進翼30,31と、上記主ローターの浮揚力Fを左右の旋回力F3,F4に変換させる前後一対の方向変換翼40,41とを、筒体1Bの中腹部に外周のガイドリングGRとの間に備えている。上記各種制御翼20,30,31,40,41は、その断面形状が効率の良い作用力を発生させる航空機の主翼断面と同一形状になっている。即ち、図1と図2に示すように、上記各制御翼(固定翼20,前後推進翼30,31,方向変換翼40,41)は、主ローターからの空気力(浮揚力)Fを受ける側を平坦面Aとし、作用方向となる背面側を凸状面Bとなすサーボ制御系SOを備えている。また、胴体1内には、加速度計Kを備え、加速度KOの有無により、胴体の揺れ回り(胴体の反動トルク−Ta)を感知し、方向変換翼40,41の凸状面Bの傾斜を制御させて振れ回しを防止する。上記胴体1の内部には、操縦桿SKとパイロットPが搭載する操縦室3を備えている。上記操縦室3内には、垂直姿勢制御系SSを備え、その下部には、モーターMを駆動する蓄電池BOまたはエンジンEを駆動するガソリン等の燃料タンクGTを備えている。更に、胴体1の最下部には、左右一対のソリ状の脚部50,60を備えている。
続いて、上記多機能飛行機100の各部の詳細講成を説明する。主ローター10は、胴体1の上部1Aに装備した駆動源(モーターM又はエンジンE)DにクラッチCを介して回転駆動する回転軸5の上端に取り付けられている。上記主ローター10は、2枚羽根構成であるが、3枚羽根構成や4枚羽根構成としても良い。しかして、上記主ローター10は、駆動源(モーターM又はエンジンE)Dにより矢印の左回転のトルクTaによって回転駆動されると、浮揚力Fを胴体1の真上に発生させるとともに、主ローター10の回転方向とは逆方向に胴体1を回転させる反動トルク(−Ta)が発生する。この反動トルク(−Ta)を打ち消す役割を果たすのが、4枚の固定翼20である。その原理・機能は、筒体1とガイドリングGRとの間に、図2に示すように、多機能飛行機100の前後方向に対して、左右に45度ずらせた対角線方向に、4枚の固定翼20が配置される。この4枚の固定翼20は、図2と図3に示すように、平坦面A側と凸状面B側とを備え、凸状面B側を反動トルク(−Ta)と対面する側に配置されている。しかして、主ローター10の回転により発生する反動トルク(−Ta)に対して、4枚の固定翼20に当たる気流E1が凸状面B側へ反力のトルクTb(旋回抑制力)を、4枚の固定翼20の凸状面B側の方向に均等に発生させる。これで、主ローター10の回転により発生する反動トルク(−Ta)に対して、4枚の固定翼20に当たる気流E1で発生するトルクTbが(旋回抑制力)となり、胴体1の振れ回りを防止する。
上記前後推進翼30,31は、図2に示すように、多機能飛行機100の前後方向に対して、左右に90度ずらせた対角線方向に、2枚の前後推進翼30,31が一対に配置されるべく、筒体1BとガイドリングGRとの間に架絡させた支持軸33に回動可能に保持されている。即ち、中央位置の筒体1Bから両外周のガイドリングGRとの間に架絡させた支持軸33に、各前後推進翼30,31が支持されている。上記筒体1内に位置する支持軸には、平歯車G1が嵌着されており、この平歯車G1にウオームギアG2が噛み合っている。上記ウオームギアG2は、前後推進翼30,31の制御駆動モーターM1に連結されている。上記制御駆動モーターM1は、操縦桿SKからの情報を入力するサーボ制御系SOによって制御される。しかして、多機能飛行機100を前進移動させるには、操縦桿SKからの情報を入力するサーボ制御系SOにより、上記制御駆動モーターM1を駆動して前後推進翼30,31を図2に示すように、各前後推進翼30,31の姿勢を後傾させて凸状面B側を多機能飛行機100の前側とする。即ち、図3に示すように、各前後推進翼30,31には、平坦面A側と凸状面B側とを備え、凸状面B側に推力F1を発生させる。これにより、多機能飛行機100を前進方向へ移動させる推力F1を発生する。その推力F1の調節は、前後推進翼30,31の姿勢角度の制御により行われる。また、多機能飛行機100を後退方向へ移動させる推力F2を発生するには、各前後推進翼30,31の姿勢を前傾させて凸状面B側を多機能飛行機100の後側とすることで、同様におこなわれる。
上記方向変換翼40,41は、図2と図4に示すように、多機能飛行機100の前後方向に一致した方向とし、2枚の方向変換翼40,41が一対に配置されるべく、筒体1BとガイドリングGRとの間に架絡させた支持軸42,43に回動可能に保持されている。即ち、中央位置の筒体1から両外周のガイドリングGRとの間に架絡させた支持軸42,43に、各方向変換翼40,41が支持されている。上記筒体1内に位置する支持軸42,43には、平歯車G3,G4が嵌着されており、この平歯車G3,G4にウオームギアG5,G6が噛み合っている。上記ウオームギアG5,G6は、方向変換翼40,41の制御駆動モーターM2,M3に連結されている。上記制御駆動モーターM2,M3は、操縦桿SKからの情報を入力するサーボ制御系SOによって制御される。しかして、多機能飛行機100を右旋回又は左旋回させるには、操縦桿SKからの情報を入力するサーボ制御系SOによって、上記制御駆動モーターM2,M3を左回転駆動し、図2に示すように、前側の方向変換翼40の凸状面Bを左側姿勢とし、後側の方向変換翼41の凸状面Bを右側姿勢とする。即ち、図3に示すように、各方向変換翼40,41には、平坦面A側と凸状面B側とを備え、凸状面B側に推力F3を発生させる。これにより、主ローター10から吹き込まれる空気流E1で、多機能飛行機100を左旋回させる旋回力F3を発生する。その推力F3の調節は、方向変換翼40,41の姿勢角度の制御により行われる。また、多機能飛行機100を右旋回させる推力F4を発生するには、各方向変換翼40,41の姿勢と凸状面Bの方向を逆向きとすることで、同様におこなわれる。
本発明の多機能飛行機100は、上記の様に構成されており、以下のように作用する。まず、図1から図5に示すように、垂直姿勢の多機能飛行機100は、操縦桿SKにより、主ローター10を駆動源(モーターM又はエンジンE)Dが矢印の左回転のトルクTaによって回転駆動すると、浮揚力Fが胴体1の真上に発生するとともに、主ローター10の回転方向とは逆方向に胴体1を回転させる反動トルク(−F)が発生する。この反動トルク(−Ta)は、4枚の固定翼20に当たる気流E1で発生するトルクTbが(旋回抑制力)となり、胴体1の振れ回りを防止する。しかして、安定した飛行姿勢が確保されるとともに、主ローター10の回転速度の加減制御により浮揚力Fが加減調節される。これにより、多機能飛行機100は、ホバーリングさせたり、上昇させたり、下降させられる。
続いて、多機能飛行機100を前進移動させるには、操縦桿SKからの情報を入力するサーボ制御系SOにより行われる。即ち、上記サーボ制御系SOにより、制御駆動モーターM1を駆動して前後推進翼30,31を図2に示すように、各前後推進翼30,31の姿勢を後傾させて凸状面B側を多機能飛行機100の前側とする。これで、図6に示すように、多機能飛行機100を前進方向へ移動させる推力F2が発生する。この推力F1の調節は、前後推進翼30,31の姿勢角度の制御により行われる。即ち、各前後推進翼30,31の後傾姿勢の調節により、推力F2が調節され、多機能飛行機100の飛行速度が調節される。また、多機能飛行機100を後退方向へ移動させる推力F2を発生するには、各前後推進翼30,31の姿勢を前傾させて凸状面B側を多機能飛行機100の後側とすることで、同様におこなわれる。
更に、多機能飛行機100を右旋回又は左旋回させるには、操縦桿SKからの情報を入力するサーボ制御系SOにより行われる。即ち、上記サーボ制御系SOにより、制御駆動モーターM2,M3を左回転駆動し、図2に示すように、前側の方向変換翼40の凸状面Bを左側姿勢とし、後側の方向変換翼41の凸状面Bを右側姿勢とする。これで、図2と図8に示すように、主ローター10から吹き込まれる空気流E1により、多機能飛行機100を左旋回させる旋回力F3を発生する。その推力F3の調節は、方向変換翼40,41の姿勢角度の制御により行われる。また、図7に示すように、多機能飛行機100を右旋回させる推力F4を発生するには、各方向変換翼40,41の姿勢と凸状面Bの方向を逆向きとすることで、同様に行われる。
多機能飛行機100の飛行中に、主ローター10を駆動するモーターM又はエンジンEが故障して駆動停止の異常事態になると、操縦室3内に居るパイロットは、操縦桿SKをして主ローター10のクラッチCを切断状態とする。これで、図9に示すように、落下する多機能飛行機100の主ローター10には、落下速度による気流E2が主ローター10に当たって主ローター10を逆転させながら、落下抑制力F5を主ローター10に与える。しかして、多機能飛行機100の落下速度を減速作用させる。これが為に、多機能飛行機100は、安定した垂直姿勢を維持したままで地上に軟着陸されるから、機能飛行機100の無損傷とパイロット・乗員に怪我を負わせる事無くその生命を安全に保証する。
本発明の多機能飛行機100における実施の形態によると、下記の効果が奏さられる。まず、本発明の多機能飛行機によると、一つの動力源となる主ローターにより、胴体の浮揚力と、胴体の反動トルクの防止と、胴体を水平姿勢のままで前進・後退されられるとともに右旋回と左旋回が自在に運転制御できる。
また、多機能飛行機は、操縦室を収めた胴体の上部に主ローターと各種制御翼を備え安定した飛行姿勢と操縦性能が向上できるともに、機体がコンパクトになり、狭い敷地での離着陸ができ、将来的にマイカーに変わるマイプレーンにできる。
尚、本発明の多機能飛行機100は、上記第1の実施の形態における構成に限定されず、その発明の要旨内での設計変更が自由にできる。例えば、4枚の固定翼20を3枚構成や2枚構成としても良い。平歯車G3,G4とウオームギアG5,G6との噛み合い構成を、相互ベベルギヤの噛み合い構成としても良い。更に、各制御翼(20,30,31,40,41)には、平坦面Aと凸状面Bとを設ける事無く、両面を平坦面又は凸状面としても良い。更に、各種の設計変更が可能である。
本発明の多機能飛行機は、その対象物をヘリコプターの実施例で説明したものであるが、様々な形式の容器への適用が可能である。例えば、ヘリコプターに限定されず、各種タイプの飛行機としても適用できる。
本発明の第1の実施の形態を示し、多機能飛行機の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、多機能飛行機の平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、各制御翼の作用図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、方向変換翼の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、固定翼の作用図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、前後推進翼の作用図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、方向変換翼の作用図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、方向変換翼の作用図である。 本発明の第1の実施の形態を示し、多機能飛行機の失速時の主ローターの作用図である。
符号の説明
1 胴体
1A 上部
1B 筒体
3 操縦室
10 主ローター
20 固定翼
30,31 前後推進翼
40,41 方向変換翼
50,60 脚部
A 平坦面
B 凸状面
BO 蓄電池
C クラッチ
E エンジン
E1 気流
E2 落下速度による気流
F 浮揚力
F1,F2 推進力
−F 反動トルク
F3,F4 旋回力
G1 平歯車
G2 ウオームギア
G3,G4 平歯車
G5,G6 ウオームギア
GT 燃料タンク
GR ガイドリング
K 加速度計
KO 加速度
M モーター
M1 制御駆動モーター
M2,M3 制御駆動モーター
P パイロット
−Ta 反動トルク
Tb トルク(旋回抑制力)
SO サーボ制御系
SK 操縦桿
SS 垂直姿勢制御系
100 多機能飛行機

Claims (4)

  1. 操縦室を内部に備えた胴体と、上記胴体の上部に浮揚力を発生させる主ローターと、上記主ローターの浮揚力で発生する胴体の反動トルクを打ち消す固定翼と、上記主ローターの浮揚力を前後の推進力に変換させる前後推進翼と、上記主ローターの浮揚力を左右の旋回力に変換させる方向変換翼と、を具備したことを特徴とする多機能飛行機。
  2. 上記主ローターは、駆動源をモーター又はエンジンとするとともにクラッチ部材で動力を断接可能としたことを特徴とする請求項1記載の多機能飛行機。
  3. 上記前後推進翼は、左右に一対装備するとともにサーボモーターにより可変翼制御されることを特徴とする請求項1記載の多機能飛行機。
  4. 上記方向変換翼は、前後に一対装備するとともにサーボモーターにより可変翼制御されることを特徴とする請求項1記載の多機能飛行機。
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