JP5076845B2 - ベースフレームとキャブとの取付構造及びこれを備えた建設機械 - Google Patents

ベースフレームとキャブとの取付構造及びこれを備えた建設機械 Download PDF

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    • E02F9/166Cabins, platforms, or the like, for drivers movable, tiltable or pivoting, e.g. movable seats, dampening arrangements of cabins

Description

本発明は、油圧ショベル等の建設機械におけるベースフレームに対するキャブの取付構造に関するものである。
従来から、ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブとを備えた建設機械が知られている。
この種の建設機械には、例えば特許文献1に開示されるように、旋回フレームに対し防振マウントを介して運転室が連結された油圧ショベルがある。図14は、特許文献1の油圧ショベルの一部を拡大して示す側面断面図である。
図14に示すように、防振マウント101は、旋回フレーム102のビーム103に固定されたマウント本体104と、このマウント本体104から上に延びるねじ杆105とを備え、このねじ杆105がマウント本体104に対して伸縮することにより防振機能を発揮することが可能とされている。
前記ねじ杆105は、前記マウント本体104の上に位置する運転室のフロアプレート107を貫通した状態で上からナット108により締め付けられている。これにより、ねじ杆105とフロアプレート107とが連結され、その結果、旋回フレーム102上に運転室が支持されることになる。したがって、フロアプレート107とマウント本体104とが上下に相対移動したときに前記ねじ杆105の伸縮による防振機能が発揮されることになる。
さらに、特許文献1の油圧ショベルには、前記防振マウント101の常用ストロークを超えたときに、さらなる運転室の浮き上がりを規制するためのボルト109が設けられている。このボルト109は、前記ビーム103を上下に貫通した状態でその下端部が当該ビーム103に固定されているとともに、フロアプレート107を上下に貫通した状態でその上端部にナット110が取り付けられている。このナット110は、フロアプレート107と旋回フレーム102とが所定距離だけ離間したときに、このフロアプレート107に対するボルト109の抜け止めの機能を果たすように、前記フロアプレート107との間にギャップ111を開けて配置されている。つまり、このギャップ111以上にフロアプレート107が離間したときに、当該フロアプレート107とナット110とが当接してフロアプレート107の移動がナット110により規制されることになる。
特開2001−193103号公報
しかしながら、前記特許文献1の油圧ショベルでは、運転室の浮き上がりを規制するためにフロアプレート107とナット110とを当接させることとしているため、フロアプレート107の強度を通常よりも高く設定する必要があった。具体的に、特許文献1は、フロアプレート107に補強プレート112を設けてフロアプレート107を増強する構成が開示されている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、キャブの大掛かりな補強を行うことなくキャブが必要以上に上昇するのを効果的に抑制することのできるベースフレームとキャブとの取付構造及びこれを備えた建設機械を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され、前記フレーム材が管部材からなり、前記突出部がフレーム材を略水平方向に貫通した状態で当該フレーム材に固定された部材からなることを特徴とする建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造を提供する。
本発明によれば、キャブから突出した突出部がベースフレームに固定された被挿通部材に挿通され、これら突出部と被挿通部材とが当接することによって、突出部の上方への移動、すなわち、キャブの上方への移動が拘束される。
そして、本発明では、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材に対して突出部を固定することとしているため、キャブに大掛かりな補強をすることなく当該キャブの上方への移動を拘束することができる。
つまり、前記運転室を取り囲むように配置されたフレーム材は、建設機械の転倒時等における運転室内のスペースの狭小化を抑制する観点からキャブの変形量をできる限り小さくするために、他の部分(例えば、フロアプレート)に比べて十分な強度が確保されているため、このフレーム材の強度を利用してキャブ全体の移動を確実に抑制することができる。
なお、本発明の構成において上記キャブの移動を阻止するためには、前記突出部自体の強度、被挿通部材自体の強度、及び被挿通部材とベースフレームとの固定の強度について、ある程度の強度が要求されることになるが、これらの構成の補強は、フロアプレートのような大きな部材に対する大掛かりな補強を要するものではない。
そして、本発明では、フレーム材から側方に突出した突出部を被挿通部材に挿通するというコンパクトな構成を採用しながら、上述のようなキャブの移動抑制効果を得ることができる。
したがって、本発明によれば、キャブに大掛かりな補強を行うことなくキャブが必要以上に上昇するのを効果的に抑制することができる。
また、本発明では、前記フレーム材が管部材からなり、前記突出部がフレーム材を略水平方向に貫通した状態で当該フレーム材に固定された部材からなる。
本発明によれば、フレーム材を管部材とすることにより当該フレーム材の軽量化を図りながら、このフレーム材に突出部を貫通させることにより当該フレーム材の相対向する壁部に突出部を支持させて当該フレーム材に対する突出部の支持強度を大きくすることができる。
また、本発明は、ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され、前記突出部は、前記フレーム材のうち前記キャブの後面に対応する位置に設けられたものから後方に突出し、この突出部の後部を挿通可能となるように前記被挿通部材がベースフレームに固定されていることを特徴とする建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造を提供する
本発明によれば、上述したように、キャブに大掛かりな補強を行うことなくキャブが必要以上に上昇するのを効果的に抑制することができる。
また、本発明によれば、キャブの上昇を当該キャブの後面に対応する位置で拘束することができるので、後方からの衝撃を受けた場合におけるキャブの変形量を減少させることができる。
つまり、キャブに後方から衝撃を加えた場合、当該キャブは、その前面下部を支点として後部が跳ね上がる方向に変形しようとするが、前記構成では、その後部の跳ね上がりを拘束することができるので、キャブの変形量を減らすことができる。特に、近年では建設機械の転倒時におけるオペレータの安全性を確保するという観点から、キャブに対して側方及び後方から衝撃を加えたときにおけるキャブの変形量が重要視されているため、この構成を採用することによりオペレータの安全性をより大きなものとすることができる。
具体的に、前記フレーム材は、前記キャブの後面を構成するために左右方向に延びる梁部材を有し、前記突出部は、前記梁部材に固定されている構成とすることができる。
また、本発明は、ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され、前記突出部は、一方の端部が前記フレーム材に対して着脱可能な本体部材と、この本体部材の他方の端部に着脱可能で、かつ、前記本体部材よりも大きく形成された大形部材とを有する一方、前記被挿通部材の挿通孔は、前記本体部材を挿通可能で、かつ、前記大形部材を通すことができない大きさに設定されていることを特徴とする建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造を提供する
本発明によれば、上述したように、キャブに大掛かりな補強を行うことなくキャブが必要以上に上昇するのを効果的に抑制することができる。
また、本発明によれば、ベースフレーム上にキャブを取り付けた上で、これらベースフレーム及びキャブに対して拘束手段を固定することができる。具体的に、ベースフレーム上に取り付けられたキャブに対し、被挿通部材の挿通孔に挿通させながら本体部材を装着し、この本体部材に対し大径部材を取り付けることにより被挿通部材からの突出部の抜け止めを達成することができる。
したがって、本発明によれば、ベースフレームとキャブとを取り付ける作業を行ないながらベースフレームに固定された被挿通部材の挿通孔に対してキャブ側の突出部を挿通させる作業を行なう場合よりも拘束手段の取り付けを容易に行うことができる。
さらに、前記被挿通部材とベースフレームとを互いに着脱可能に構成した場合には、本体部材をキャブに装着した後であってもこの本体部材を挿通させながら被挿通部材をベースフレームに取り付けることが可能となる。
また、本発明は、ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され、記突出部は、前記フレーム材から側方に延びる本体部と、この本体部の先端に設けられ当該本体部よりも大きく形成された大形部とを有する一方、前記被挿通部材の挿通孔は、前記大形部を通すことが可能な通過部と、この通過部から切り込まれるとともに前記本体部を挿通可能で、かつ、前記大形部を通すことができない大きさに設定された切込み部とを有する形状とされ、前記被挿通部材はベースフレームに対して着脱可能に構成されていることを特徴とする建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造を提供する
本発明によれば、上述したように、キャブに大掛かりな補強を行うことなくキャブが必要以上に上昇するのを効果的に抑制することができる。
また、本発明においても、ベースフレーム上にキャブを取り付けた上で、これらベースフレーム及びキャブに対して拘束手段を固定することができる。具体的に、ベースフレーム上にキャブを取り付けた上で、このキャブから延びる本体部の大径部を被挿通部材の通過部に通し、この被挿通部材をベースフレームに取り付ける。このとき、被挿通部材には前記通過部から切り込まれた切込み部が形成されているため、この切込み部内を突出部の本体部をスライドさせるようにして移動させた上で、被挿通部材をベースフレームに取り付けることになる。
さらに、本発明は、前記取付構造と、前記ベースフレームに対し起伏可能に搭載された作業アタッチメントとを備えた建設機械を提供する。
本発明によれば、キャブに大掛かりな補強を行うことなくキャブが必要以上に上昇するのを効果的に抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る油圧ショベルの一部を省略して示す平面図である。図1を参照して、建設機械の一例としての油圧ショベルは、自走式の下部走行体(図示せず)と、この下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体1とを備えている。
上部旋回体1は、上記下部走行体上に旋回可能に設けられたベースフレーム2と、このベースフレーム2に対し起伏可能に支持されるブーム(作業アタッチメント)3と、ベースフレーム2上に立設されたキャブ4と、このキャブ4と前記ベースフレーム2との間に設けられた取付マウント5(図3参照)と、前記キャブ4の上方への移動を拘束する拘束手段6(図3参照)とを備えている。なお、前記キャブ4内のオペレータの視点における前後左右方向を用いて以下説明する。
ベースフレーム2は、前後方向に延びる平面視略長方形に形成された板状のフレームである。このベースフレーム2には、前後方向に延びる一対の縦板7及び縦板8が、当該ベースフレーム2の左右略中央位置に立設されている。これら縦板7、8の間にはブームフットピン9が掛け渡されており、このブームフットピン9によって前記ブーム3が支持されている。
図2は、図1のキャブを分解して示す斜視図である。図3は、図1のIII―III線断面図である。
図2及び図3を参照して、前記キャブ4は、左側の縦板8の左位置、かつ、前記ベースフレーム2の前部に設けられている。このキャブ4は、運転室の床面を構成するフロアプレート10(図3参照)と、このフロアプレート10上に設けられ、運転室の後部に立設された後述のフレーム材と、このフレーム材に取り付けられた外装パネル材12とを備えている。
フレーム材は、前記フロアプレート10上に立設された右後支柱16及び左後支柱17を備えている。これら各支柱16と17は左右に対向して配置されている。なお、本実施形態では、フレーム材11として運転室の後部に立設された支柱16及び17を例に挙げて説明するが、これら支柱16及び17の前方で運転室を取り囲むように複数本の支柱を立設した形態とすることもできる。
また、フレーム材は、前記支柱16と17との間で左右方向に延びる上下4本の梁部材20a〜20dを備えている(20dは図3にのみ示している)。
そして、前記フレーム材は、図5に梁部材20cを代表して示すように、それぞれが断面四角形の管状部材によって構成されている。これにより、フレーム材自体の軽量化を図りながら、十分な強度を確保している。
外装パネル材12は、前記フレーム材に対して外側から装着され、その内側に運転室を形成するようになっている。
図4は、図1の上部旋回体1のキャブ4の背面図である。図5は、図4のV−V線断面図である。図6は、図4のプレートを拡大して示す平面図である。
図3〜図6を参照して、取付マウント5は、前記ベースフレーム2とキャブ4との間に4つ(図3では2つ示している)設けられている。具体的に、各取付マウント5は、前記キャブ4の四隅に対応する位置にそれぞれ設けられている。
取付マウント5は、前記ベースフレーム2上に突設された隆起部23に固定されたマウント本体24と、このマウント本体24から上方に延びる取付ピン25とを備え、この取付ピン25が、マウント本体24内部に設けられた防振機構(図示せず)による作用を受けながら当該マウント本体24に対し上下動するようになっている。
前記マウント本体24は、前記隆起部23の上面23aを貫通した状態で当該上面23aに固定されている。一方、取付ピン25は、前記フロアプレート10に形成された孔(図示せず)に挿通された状態で、その上端部に上からナットN1が締め付けられることにより、フロアプレート10に固定されている。したがって、フロアプレート10と取付ピン25とが一体に上下動することになるが、この取付ピン25がマウント本体24の防振機構(図示せず)による作用を受けているため、フロアプレート10とベースフレーム2との間の振動が吸収される。
以下、本実施形態に係る拘束手段6の構成について図3〜図6を参照して説明する。
拘束手段6は、キャブ4の後部に左右一対設けられている。これら拘束手段6はそれぞれ略同等の構成を有していることから以下の説明では右側のものの構成のみを説明する。
具体的に、拘束手段6は、前記キャブ4に固定された軸部材26と、前記ベースフレーム2に固定されたプレート(被挿通部材)27とを備えている。
軸部材26は、前記キャブ4の後面に対応する部分に設けられた梁部材20a〜20dのうちの一番下に配置された梁部材20cに固定されている。具体的に、軸部材26は、前後両端に雄ねじ部が形成された軸本体28(図7参照)と、この軸本体28の前端部に取り付けられるワッシャ29及びナット30と、前記軸本体28の後端部に取り付けられるリング31及びナット32とを備えている。
軸本体28は、前記梁部材20cに形成された孔に挿通され、その前端の雄ねじ部にワッシャ29を挟んでナット30を螺合することにより、梁部材20cに固定されている。つまり、軸本体28は、梁部材20cを前後に貫通した状態で当該梁部材20cに固定されている。
一方、軸本体28の後端の雄ねじ部には、当該軸本体28の直径寸法D1よりも大きな直径寸法D2を有するリング31が介してナット32が取り付けられるようになっている。
前記プレート27は、その下端部が前記ベースフレーム2の隆起部23の後面23b(後面23bに固定されたナットN2)に対し左右一対のボルトB2によって固定されている。このプレート27の上部には、前後方向に貫通する挿通孔33が形成され、この挿通孔33には前記軸本体28の途中部が挿通されている。
具体的に、前記挿通孔33の上下寸法H1は、前記軸本体28の直径寸法D1に対し、前記取付マウント5により許容されたキャブ4(軸本体28)の上下移動寸法及び寸法公差等を加えたものである。また、挿通孔33の幅寸法W1は、前記軸本体28の直径寸法D1に対し、前記取付マウント5により許容されたキャブ4(軸本体28)の左右移動寸法及び寸法公差等を加えたものである。換言すると、前記取付マウント5により許容された範囲でキャブ4(軸本体28)が移動している分には、軸本体28と当接することがないように各寸法H1及びW1が設定されている。具体的に、本実施形態における上下寸法H1は、取付マウント5に規定された取付ピン25の伸張限界値(つまり、防振機能が補償されるキャブ4の最大上昇位置:離間位置の一例)を超えたときに、軸本体28と挿通孔33の内側面とが当接するように設定されている。
そして、前記各寸法H1、W1のそれぞれよりも前記リング31の直径寸法D2が大きく設定されているため、当該リング31がプレート27に対する軸部材26の抜け止めとして機能することになる。
以下、前記拘束手段6の作用について説明する。
前記取付マウント5により許容された範囲でキャブ4が昇降している間は、前記軸本体28がプレート27の挿通孔33の内側で移動する。一方、キャブ4が取付マウント5により許容された範囲を超えて上昇すると、前記軸本体28の外側面と挿通孔33の内側面とが当接し、当該軸本体28の上昇、つまり、キャブ4の上昇がプレート27によって拘束されることになる。
なお、本実施形態では、梁部材20a〜20dのうちの一番下に配置されたものである梁部材20cに軸部材26が固定されているため、梁部材20aや20bに固定する場合よりもプレート27を短くすることができる。したがって、前記実施形態では、キャブ4の拘束時に長手方向の引張力を受けるプレート27を短くすることにより、当該引張力に応じたプレート27の伸び量を、プレート27が長い場合よりも短くすることができ、キャブ4の変位量を小さくすることができる。
以下、前記ベースフレーム2に対しキャブ4を取り付ける方法について、図7〜図10を参照して説明する。
まず、図7に示すように、ベースフレーム2に組み付け前のキャブ4に対し軸本体28を装着する。具体的には、梁部材20cの孔に軸本体28を挿入した上で、この軸本体28の前端の雄ねじ部にワッシャ29及びナット30を取り付ける。
次いで、図8に示すように、キャブ4をベースフレーム2に取り付ける。具体的には、取付マウント5の取付ピン25がフロアプレート10に形成された孔(図示せず)に挿入することができるように、ベースフレーム2に対してキャブ4を位置決めしつつ載置する。そして、取付ピン25の上端部にナットN1を螺合する。
次に、図9に示すように、プレート27の挿通孔33に前記軸本体28を挿通させるとともに、この軸本体28の後端の雄ねじ部にリング31及びナット32を取り付ける。これにより、プレート27が後方へ抜け止めされる。
そして、図10に示すように、プレート27の下端部をボルトB2によって隆起部23
の後面23b(ナットN2)に固定する。
以上説明したように、前記実施形態によれば、キャブ4側に設けられた軸部材26がベースフレーム2側に固定されたプレート27の挿通孔33に挿通され、これら軸部材26とプレート27とが当接することによって、軸部材26の上方への移動、すなわち、キャブ4の上方への移動が拘束される。
そして、前記実施形態では、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材に対して軸部材26を固定することとしているため、キャブ4に大掛かりな補強をすることなくキャブ4の上方への移動を拘束することができる。
つまり、運転室の後部に配置されたフレーム材は、油圧ショベルの転倒時等における運転室内のスペースの狭小化を抑制する観点からキャブ4の変形量をできるだけ小さくするために、他の部分(例えば、フロアプレート10)に比べて十分な強度が確保されているため、このフレーム材の強度を利用してキャブ4の上方への移動を確実に抑制することができる。
そして、前記実施形態では、フレーム材から後方に突出した軸部材26をプレート27に挿通するというコンパクトな構成を採用しながら、上述のようなキャブ4の移動を抑制する効果を得ることができる。
したがって、前記実施形態によれば、キャブ4に大掛かりな補強を行うことなくキャブ4が必要以上に上昇するのを効果的に抑制することができる。
前記実施形態のように、フレーム材のうちキャブ4の後面に対応する位置に設けられた梁部材20cに軸部材26を固定する構成とすれば、キャブ4の上昇を当該キャブ4の後面に対応する位置で拘束することができるので、後方からの衝撃を受けた場合におけるキャブ4の変形量を減少させることができる。
つまり、キャブ4に後方から衝撃を加えた場合、当該キャブ4は、その前面下部を視点として後部が跳ね上がる方向に変形しようとするが、前記実施形態では、その後部の跳ね上がりを拘束することができるので、キャブ4の変形量を減らすことができる。特に、近年では建設機械の転倒時におけるオペレータの安全性を確保するという観点から、キャブ4に対して側方及び後方から衝撃を加えたときにおけるキャブ4の変形量が重要視されているため、前記実施形態を採用することによりオペレータの安全性をより大きなものとすることができる。
前記実施形態のように、軸部材26が管状のフレーム材(梁部材20c)を貫通した状態で当該フレーム材に固定された構成とすれば、フレーム材の軽量化を図りながら、このフレーム材(梁部材20c)に軸部材26を貫通させることにより当該フレーム材の相対向する壁部に軸部材26を支持させて当該フレーム材に対する軸部材26の支持強度を大きくすることができる。
前記実施形態のように、軸部材26が軸本体28とリング31とを有するとともにプレート27の挿通孔33が軸本体28を挿通可能で、かつ、リング31を通すことができない大きさに設定された構成とすれば、ベースフレーム2上にキャブ4を取り付けた上で、これらベースフレーム2及びキャブ4に対して拘束手段6を固定することができる。具体的に、ベースフレーム2上に取り付けられたキャブ4に対し、プレート27の挿通孔33に挿通させながら軸本体28を装着し、この軸本体28に対しリング31を取り付けることによりプレート27からの軸部材26の抜け止めを達成することができる。
したがって、前記構成によれば、ベースフレーム2とキャブ4とを取り付ける作業を行ないながらベースフレーム2に固定されたプレート27の挿通孔33に対してキャブ4に固定された軸本体28を挿通させる作業を行なう場合よりも拘束手段6の取り付けを容易に行うことができる。
さらに、前記実施形態のように、前記プレート27とベースフレーム2とを互いに着脱可能に構成した場合には、軸本体28をキャブ4に装着した後に、この軸本体28を挿通させながらプレート27をベースフレーム2に取り付けることが可能となる。
なお、前記実施形態では、軸部材26にリング31及びナット32を取り付けることにより、当該軸部材26のプレート27からの抜け止めを行うようにしているが、図11のようなプレートを採用することにより、軸部材の構成を簡素化することができる。
図11は、本発明の別の実施形態に係るプレートを示す平面図である。
図11を参照して、本実施形態のプレート40の挿通孔41は、前記実施形態のリング31の直径寸法D2よりも若干大きな直径寸法D3を有する円形の通過部41aと、この通過部41aから切り込まれるとともに前記軸本体28の直径寸法D1よりも大きく、かつ、前記直径寸法D2よりも小さな幅寸法W2とされた切込み部41bとを有する形状とされている。なお、切込み部41bの上端位置は、前記実施形態におけるプレート27の挿通孔33の上端位置と同等の位置とされている。
つまり、挿通孔41のような形状とすることにより、前記実施形態の軸本体28、リング31及びナット32を予め一体とした形状を有する軸部材42(図12参照)を用いた場合であっても、ベースフレーム2とキャブ4との組み付け作業を容易に行うことができる。具体的に、軸部材42は、前記直径寸法D1を有する本体部42aと、前記直径寸法D2を有するフランジ部(大形部)42bとを一体に有している。
以下、組み付け作業について図12を参照して説明する。
図12の(a)のように軸部材42を梁部材20cに固定した後、前記軸部材42のフランジ部をプレート40の通過部41aに通して、図12の(b)に示すように、本体部42aを挿通孔41内に配置する。
次いで、図12の(c)に示すように、本体部42aを切り込み部41b内でスライドさせるようにプレート40を移動させ、当該プレート40の下端部を前記ボルトB2によってベースフレーム2に固定する。
この実施形態においても、キャブ4が前記取付マウント5により許容された範囲を超えて上昇すると、前記本体部42aの外側面と挿通孔41(切り込み部41b)の内側面とが当接し、当該本体部42aの上昇、つまり、キャブ4の上昇がプレート40によって拘束されることになる。
なお、前記各実施形態では、梁部材20cに軸部材26、42を固定する構成について説明したが、軸部材26、42の固定位置は少なくともキャブ4のフレーム材であれば限定されることはない。例えば、図13に示すように、フレーム材として前記支柱16、17の前方に左右一対の前支柱14及び15を立設した場合には、これら前支柱14又は15に軸部材26、42を固定することができる。
さらに、同図に示すように、前記フレーム材が、支柱14と16との間で前後方向に延びる上下3本の梁部材18a〜18cと、支柱15と17との間で前後方向に延びる上下3本の梁部材19a〜19cと、前記梁部材18aと19aとの間で左右方向に延びる前後3本の梁部材21a〜21cとを備えている場合には、これら梁部材18a〜18c、15、17、19a〜19c、21a〜21cの何れかに軸部材26、42を固定することもできる。
このようにすれば、フロアプレート10を補強した上で当該フロアプレート10に固定する場合と異なり、既存の構成を補強することなくキャブ4の上昇を拘束することができる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルの一部を省略して示す平面図である。 図1のキャブを分解して示す斜視図である。 図1のIII―III線断面図である。 図1の上部旋回体のキャブの背面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のプレートを拡大して示す平面図である。 ベースフレーム上にキャブを取り付ける方法を示す側面断面図であり、軸本体を取付前の状態を示したものである。 ベースフレーム上にキャブを取り付ける方法を示す側面断面図であり、キャブをベースフレーム上に載置した後の状態を示したものである。 ベースフレーム上にキャブを取り付ける方法を示す側面断面図であり、プレートの挿通孔に軸本体を挿通した後の状態を示したものである。 ベースフレーム上にキャブを取り付ける方法を示す側面断面図であり、プレートをキャブに取り付ける前の状態を示したものである。 本発明の別の実施形態に係るプレートを示す平面図である。 ベースフレーム上にキャブを取り付ける方法を示す側面断面図であり、(a)は軸部材をキャブに取り付けた後の状態、(b)は軸部材をプレートの挿通孔に挿通した状態、(c)はプレートをスライドさせた状態をそれぞれ示している。 本発明の別の実施形態に係るキャブを示す概略斜視図である。 特許文献1の油圧ショベルの一部を拡大して示す側面断面図である。
D1〜D3 直径寸法
H1 上下寸法
W1、W2 幅寸法
1 上部旋回体
2 ベースフレーム
4 キャブ
5 取付マウント(振動吸収手段)
6 拘束手段
10 フロアプレート
11 フレーム材
14〜17 支柱
18a〜18c 梁部材
19a〜19c 梁部材
20a〜20c 梁部材
21a〜21d 梁部材
26、42 軸部材
27、40 プレート(被挿通部材)
28 軸本体
31 リング(大形部)
33、41 挿通孔
41a 通過部
41b 切込み部
42a 本体部

Claims (7)

  1. ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、
    前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、
    前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され
    前記フレーム材が管部材からなり、前記突出部がフレーム材を略水平方向に貫通した状態で当該フレーム材に固定された部材からなることを特徴とする建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造。
  2. ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、
    前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、
    前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され、
    前記突出部は、前記フレーム材のうち前記キャブの後面に対応する位置に設けられたものから後方に突出し、この突出部の後部を挿通可能となるように前記被挿通部材がベースフレームに固定されていることを特徴とす建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造。
  3. 前記フレーム材は、前記キャブの後面を構成するために左右方向に延びる梁部材を有し、前記突出部は、前記梁部材に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造。
  4. ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、
    前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、
    前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され、
    前記突出部は、一方の端部が前記フレーム材に対して着脱可能な本体部材と、この本体部材の他方の端部に着脱可能で、かつ、前記本体部材よりも大きく形成された大形部材とを有する一方、前記被挿通部材の挿通孔は、前記本体部材を挿通可能で、かつ、前記大形部材を通すことができない大きさに設定されていることを特徴とする建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造。
  5. 前記被挿通部材とベースフレームとが互いに着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造。
  6. ベースフレームと、このベースフレーム上に設けられたキャブと、このキャブを前記ベースフレームに対し上下に接離可能な状態で支持するとともに当該ベースフレームとキャブとの間に生じた振動を吸収するための振動吸収手段と、前記ベースフレームに対するキャブの上昇を所定位置で拘束するための拘束手段とを有する建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造であって、
    前記キャブは、フロアプレートと、このフロアプレート上に設けられ、運転席を取り囲むように配置されたフレーム材とを有し、
    前記拘束手段は、前記フレーム材から側方に突出した突出部と、前記ベースフレームに固定され、前記突出部を挿通可能な挿通孔が形成された被挿通部材とを備え、前記振動吸収手段により許容される前記キャブの移動範囲内において前記挿通孔の内側面と前記突出部の外側面とが非当接であり、かつ、前記移動範囲を超えて前記キャブがベースフレームから上昇したときに前記挿通孔の内側面が前記突出部の上面に当接するように構成され、
    前記突出部は、前記フレーム材から側方に延びる本体部と、この本体部の先端に設けられ当該本体部よりも大きく形成された大形部とを有する一方、前記被挿通部材の挿通孔は、前記大形部を通すことが可能な通過部と、この通過部から切り込まれるとともに前記本体部を挿通可能で、かつ、前記大形部を通すことができない大きさに設定された切込み部とを有する形状とされ、前記被挿通部材はベースフレームに対して着脱可能に構成されていることを特徴とする建設機械におけるベースフレームとキャブとの取付構造。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の取付構造と、前記ベースフレームに対し起伏可能に搭載された作業アタッチメントとを備えた建設機械。
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