JP2007176402A - キャブ係止構造 - Google Patents

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哲士 ▲高▼岡
Tetsushi Takaoka
Masayoshi Nakajima
正義 中島
Hiroyuki Nishino
裕之 西野
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Abstract

【課題】簡素な構成で、防振マウントを保護可能であって、キャブの機体本体からの脱離を効果的に防止しながら、製造コストを抑えることができる、キャブ係止構造を提供する。
【解決手段】スイングフレーム3aの機体側方端部において閉断面の補強構造3bの一部を形成するとともに作業機械の機体内部方向へほぼ水平に延設された板状の係止部材20と、係止部材20の下方に並設され且つキャブ7aに固設された被係止部材40とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機械に配設されるキャブの係止構造に関するものである。
油圧ショベル等の作業機械には、オペレータの居住空間の保護及び操作環境の向上を図るためのキャブが配設されたものがある。
このキャブは、例えば油圧ショベルにおいては、一般に、その床板(以下、プラットホームという)が上部旋回体(機体本体)の架台であるスイングフレームに防振マウントを介して取り付けられるようになっている。防振マウントは、キャブを機体本体に取り付ける機能のほか、作業時や走行時に発生する振動のキャブへの伝達を低減する機能を有している。そして、キャブは、防振マウントによってその全体を支えられているため、防振マウントには定常的にキャブの荷重(鉛直下向きの力)が作用している。
しかしながら、作業姿勢や作業状況によっては、万一機体が転倒したり、岩石や樹木等が衝突したりして、その衝撃力により、防振マウントへスイングフレームから脱離する方向の引張り力(鉛直上向きの力)が作用することがある。そしてこの引張り力がある許容値を超えて大きくなると、プラットホームとスイングフレームとの取付部に亀裂が発生したり、亀裂が進んで防振マウントがプラットホームから剥離したりするおそれがある。
これに対し、例えば特許文献1には、機体が転倒した際に生じる衝撃力からキャブや作業者を保護するキャブ支持構造に係る技術が開示されている。
つまり、例えばその一実施形態として、車体フレーム(スイングフレーム)の上面から立設される受け片と、キャブ側に固設される断面L字状の支持体とを備えた規制部材により、キャブの車体フレームに対する距離の変位が所定量以上となった場合に、受け片と支持体とを当接させてその変位を規制し、キャブ等を保護する技術が開示されている。
特開2004−189089号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような規制部材を設けたとしても、受け片と支持体との間に大きな引張り力が作用した場合には、規制部材自体が変形してしまうおそれがある。一方、規制部材自体の変形を抑制すべく、剛性の高い材質のものとしたり、補強部材を設けたりすると、コストが高くなってしまうという製造上の課題がある。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、簡素な構成で、防振マウントを保護可能であって、キャブの機体本体からの脱離を効果的に防止しながら、製造コストを抑えることができる、キャブ係止構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明のキャブ係止構造は、作業機械のスイングフレーム上に載置されたキャブの、該スイングフレームからの脱離を防止するためのキャブ係止構造であって、上記スイングフレームの機体側方端部において閉断面の補強構造の一部を形成するとともに上記作業機械の機体内部方向へほぼ水平に延設された板状の係止部材と、上記係止部材の下方に並設され且つ上記キャブに固設された被係止部材とを備えたことを特徴としている。
請求項2記載の本発明のキャブ係止構造は、請求項1記載のキャブ係止構造において、上記係止部材及び上記被係止部材が、機体前後方向へ延設されていることを特徴としている。
請求項3記載の本発明のキャブ係止構造は、請求項1又は2記載のキャブ係止構造において、上記被係止部材が、その断面形状を階段状に形成されていることを特徴としている。
請求項4記載の本発明のキャブ係止構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載のキャブ係止構造において、上記係止部材が、上記閉断面の補強構造のうち上端面を機体内部方向へ延長して形成されていることを特徴としている。
請求項1記載の本発明のキャブ係止構造によれば、キャブがスイングフレームから脱離しようとした際(上方への引張り力が働いた際)に、被係止部材がその上方に並設された係止部材に当接して係止され、それ以上の上方への移動が拘束されるので、係止部材と被係止部材とがストッパの役目を果たし、簡素な構成でキャブのスイングフレームからの脱離を防止することができる。同時に、防振マウントに掛かる負荷を効果的に軽減することができる。
また、係止部材は補強構造の一部を形成しているので、係止部材と被係止部材とが当接した際に、係止部材が変形することを効果的に抑制することができる。
また、係止部材は機体側方端部に形成されているので、引張り力が特に大きくなる側方端部の上方への移動が拘束されることになり、効果的にキャブのスイングフレームからの脱離を防止することができる。
また、既存のスイングフレームやキャブに対して係止部材及び被係止部材を取り付けることが容易であるという利点がある。
請求項2記載の本発明のキャブ係止構造によれば、係止部材及び被係止部材に作用する係止力を機体前後方向へ分散でき、キャブの脱離防止効果を高めることができる。
請求項3記載の本発明のキャブ係止構造によれば、被係止部材をキャブのプラットホームの変形を抑制する補強部材として機能させることができる。
請求項4記載の本発明のキャブ係止構造によれば、既存のスイングフレームの構造を利用して、より容易に係止部材を形成することができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4は本発明の一実施形態に係るキャブ係止構造を説明するためのもので、図1はそのキャブ係止構造を示す断面図(図2のA−A矢視断面図)、図2はスイングフレームのうちのキャブ下方の部分の斜視図、図3はキャブとその下方のスイングフレームを一部透過して示すキャブの側面図、図4はキャブ係止構造を備えた油圧ショベルの斜視図である。
図4に示すように、作業機械の代表的な例である油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2上に回転自在に結合された上部旋回体3と、上部旋回体3の前部に設けられた作業装置4とから構成されている。上部旋回体3は、架台となるスイングフレーム(旋回フレーム)3aを有し、スイングフレーム3a上の後端部にはカウンタウエイト5が備えられ、カウンタウエイト5の前方には、エンジンや各種冷却装置等を内部に収めるエンジンルーム6が備えられ、左前部には、オペレータが搭乗するキャブ7が備えられている。
キャブ7は、図3に示すように、床面をなすプラットホーム(キャブフロア)7aと、側面及び天上面をなすキャブ本体7bとを備えて箱形状に構成されている。
スイングフレーム3aは、図2及び図3に示すように、キャブ7を支持するために、キャブ7下方の部分において、前部枠体31aと中間枠体32aと後部枠体33aとを有するキャブ対応部を備えている。前部枠体31a,中間枠体32a及び後部枠体33aはそれぞれ、断面形状が四角且つ内部が中空に形成され、機体幅方向に延在しているものである。また、前部枠体31aはキャブ対応部の前部に、後部枠体33aはキャブ対応部の後部に、中間枠対32aは、前部枠体31aと後部枠体33aとの略中間に配置されている。
そして、キャブマウント(防振マウント)8が、前部枠体31a及び後部枠体32aにそれぞれ形成されたマウント孔34に挿入され固定されて、プラットホーム7aを下方から弾性的に支持するとともにキャブ7を制振するようになっている。つまり、キャブマウント8は、キャブ7を機体本体3に取り付ける機能のほか、作業時や走行時に下部走行体2や作業装置4等で発生する振動のキャブ7への伝達を低減する(キャブ7を制振する)機能を有している。
ここで、本発明の特徴として、図1に示すように、スイングフレーム3aの機体側方端部に係止部材20が形成されている。この係止部材20は、既存のスイングフレーム3aの側部の閉断面の補強構造3bのうち、上端面を機体内部方向へ延長して形成されたものであって、すなわち、その先端(上端)21が機体内部方向へほぼ水平に延設された板状になっている。
また、図1及び図3に示すように、プラットホーム7aの裏面の機体左側方端部に、被係止部材40が固設されている。被係止部材40は、断面形状が略Z字状に(換言すれば、階段状に折れ曲がって)形成されている。被係止部材40は、プラットホーム7aに固着される固着部41と、固着部41から鉛直下方に屈曲された屈曲部42と、屈曲部42からさらに水平方向に屈曲された被係止部43とを備えている。
そして、係止部材20の先端21の下方に、被係止部材40の被係止部43が位置するようになっている。つまり、係止部材20の先端21が、プラットホーム7aと被係止部43との略中間に浮いたような状態となっている。また、プラットホーム7aと係止部材20の先端21との間隙の大きさd1、及び、係止部材20の先端21と被係止部43との間隙の大きさd1の総和2d1は、キャブマウント8の上下方向(鉛直方向)への最大振動量(振動範囲)よりも大きく設定されている。
つまり、間隙d1は、通常時には、キャブマウント8の上下方向での振動を許容して係止部材20とプラットホーム7a及び被係止部材40とが干渉せず、一方、機体転倒時などに、キャブマウント8に過大な力が作用してキャブ7の上下脱離方向の変位が振動範囲を超えたら初めて接触するように設定されている。
なお、係止部材20及び被係止部材40は共に機体前後方向へ延設されている(図3に、被係止部材40が機体前後方向に延設されている様子を示す)。
本発明の一実施形態にかかるキャブ係止構造は上述のように構成されているので、以下のような作用,効果がある。
キャブ7がスイングフレーム3aから脱離しようとした際(上方への引張り力が働いた際)に、被係止部材40の被係止部43がその上方に並設された係止部材20の先端21に当接して係止され、それ以上の上方への移動が拘束されるので、係止部材20と被係止部材40とがストッパの役目を果たし、簡素な構成でキャブ7の機体本体3(スイングフレーム3a)からの脱離を防止することができる。同時に、キャブマウント8に掛かる負荷を効果的に軽減することができる。
また、係止部材20は補強構造の一部を形成しているので、係止部材20と被係止部材40とが当接した際に、上方への引張り力で係止部材20が変形することを効果的に抑制することができる。
また、係止部材20は機体側方端部に形成されているので、引張り力が特に大きくなる側方端部の上方への移動が拘束されることになり、効果的にキャブ7のスイングフレーム3aからの脱離を防止することができる。
また、係止部材20は、既存のスイングフレーム3aの上端面を延長して形成されたものであって、既存の構造を利用しているので、容易に形成することができる。
また、被係止部材40は、プラットホーム7aの裏面に取り付けるものであるので、被係止部材40をプラットホーム7aの変形を抑制する補強部材として機能させることができる。つまり、プラットホーム7aの膜振動に対して補強することができる。
そして、係止部材20及び被係止部材40は、簡素な構成であるので、既存のスイングフレーム3aやキャブ7に対して容易に適用することができる。
また、係止部材20及び被係止部材40は機体前後方向に延在されているので、係止部材20及び被係止部材40に作用する係止力を機体前後方向へ分散でき、キャブ7の脱離防止効果を高めることができる。
そして、係止部材20は、キャブマウント10の上下方向への振動を許容するように、被係止部材40の被係止部43とプラットホーム7aとの間に挿入されているので、通常時に係止部材20と被係止部材40とが接することはなく、キャブマウント10の防振作用を妨げないという利点がある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
例えば、上記実施形態では、係止部材20及び被係止部材40は機体前後方向に延在されているが、全長が短い係止部材20及び被係止部材40を、機体前後方向に複数配設しても良い。
また、上記実施形態では、本発明のキャブ係止構造を油圧ショベル1に適用した場合について説明したが、油圧ショベル1以外の作業機械に適用しても良い。
本発明の一実施形態に係るキャブ係止構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るスイングフレームのうちのキャブ下方の部分の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るキャブとその下方のスイングフレームとを一部透過して示すキャブの側面図である。 本発明の一実施形態に係るキャブ係止構造を備えた油圧ショベルの斜視図である。
符号の説明
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
3a スイングフレーム(旋回フレーム)
31a 前部枠体
32a 中間枠体
33a 後部枠体
34 マウント孔
4 作業装置
5 カウンタウエイト
6 エンジンルーム
7 キャブ
7a プラットホーム(キャブフロア)
7b キャブ本体
8 キャブマウント(防振マウント)
20 係止部材
21 先端(上端)
40 被係止部材
41 固着部
42 屈曲部
43 被係止部
1 間隙

Claims (4)

  1. 作業機械のスイングフレーム上に載置されたキャブの、該スイングフレームからの脱離を防止するためのキャブ係止構造であって、
    上記スイングフレームの機体側方端部において閉断面の補強構造の一部を形成するとともに上記作業機械の機体内部方向へほぼ水平に延設された板状の係止部材と、
    上記係止部材の下方に並設され且つ上記キャブに固設された被係止部材とを備えた
    ことを特徴とする、キャブ係止構造。
  2. 上記係止部材及び上記被係止部材が、機体前後方向へ延設されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のキャブ係止構造。
  3. 上記被係止部材が、その断面形状を階段状に形成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載のキャブ係止構造。
  4. 上記係止部材が、上記閉断面の補強構造のうち上端面を機体内部方向へ延長して形成されている
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のキャブ係止構造。
JP2005378996A 2005-12-28 2005-12-28 キャブ係止構造 Withdrawn JP2007176402A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011174288A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Kobe Steel Ltd 建設車両
US9238902B2 (en) 2011-04-14 2016-01-19 Vermeer Manufacturing Company Cab suspension system for a machine adapted to surface excavate rock or like materials

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