JP5076729B2 - 反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板 - Google Patents

反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板 Download PDF

Info

Publication number
JP5076729B2
JP5076729B2 JP2007213348A JP2007213348A JP5076729B2 JP 5076729 B2 JP5076729 B2 JP 5076729B2 JP 2007213348 A JP2007213348 A JP 2007213348A JP 2007213348 A JP2007213348 A JP 2007213348A JP 5076729 B2 JP5076729 B2 JP 5076729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
antireflection
hard coat
water vapor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007213348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009047876A (ja
Inventor
祐樹 渡邉
和利 清川
潤子 阿波
康徳 倉内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Inc filed Critical Toppan Inc
Priority to JP2007213348A priority Critical patent/JP5076729B2/ja
Priority to US12/193,570 priority patent/US20090052041A1/en
Publication of JP2009047876A publication Critical patent/JP2009047876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5076729B2 publication Critical patent/JP5076729B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/113Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
    • G02B1/115Multilayers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/113Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0006Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means to keep optical surfaces clean, e.g. by preventing or removing dirt, stains, contamination, condensation
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/18Coatings for keeping optical surfaces clean, e.g. hydrophobic or photo-catalytic films
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/26Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified physical dimension
    • Y10T428/263Coating layer not in excess of 5 mils thick or equivalent
    • Y10T428/264Up to 3 mils
    • Y10T428/2651 mil or less

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Description

本発明は、反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板に関する。特に、高密度で機械強度が強く、更に偏光板保護フィルムの加水分解等の劣化の少ない高耐久性の反射防止フィルム及びこれを用いた偏光板に関する。
LCDやCRT、プラズマディスプレイパネル等の光学表示装置においては、太陽光や蛍光灯等の外光の写り込みを防止する反射防止フィルムが使用されることが多い。最近では、屋内での使用のみではなく、デジタルカメラや携帯電話、デジタルビデオカメラ等のモバイル機器やカーナビゲーションの普及により、屋外での使用も増えてきている。
外光の写り込みが大きい屋外の使用においては、限りなくゼロに近い反射率を有する反射防止フィルムすなわちARフィルムが求められている。一般的に、ARフィルムは、数nmレベルの薄膜の多層成膜ができるドライコーティング技術が用いられている。中でも、スパッタリング法は、真空蒸着法やイオンプレーティング法、CVD法(化学気相成長法)などの他のドライコーティング方法に比べて、膜厚均一性が高く、ピンホール等の欠陥が少ないため、より視認性に優れた薄膜の形成ができる。また、緻密な膜の形成が可能であることから、機械特性に非常に優れた薄膜の形成ができる。
一方、LCD用途では、偏光板の保護フィルムに積層した構成の反射防止層が多く使用されている。近年、偏光板、あるいは、反射防止フィルムは、車載や屋外環境などでの使用の増加に伴い、より高い要求耐久性能が求められている。一般的に、トリアセチルセルロース(TAC)フィルムが、その吸湿性の高さから、偏光板の保護フィルムとして使用される。しかし、高温あるいは高温高湿の過酷条件下においては、トリアセチルセルロースフィルムの加水分解を起こしてしまうことから、耐久性に欠けることが問題となっている。
そこで、様々な水蒸気バリア性を付与した反射防止層が開発されている。特許文献1によれば、基材の半分以下のバリア性を有した反射防止層を形成した技術を開示している。特許文献2によれば、プラスチックフィルムの一方の片面に300〜1000g/m/dayの光線透過性無機薄膜層を、もう一方の片面に0〜10g/m/dayのバリア性薄膜層を形成した技術を開示している。
一方、現在の屋外環境下での使用頻度の上昇により、特に車載用途などでは、100℃近い極めて高い温度での耐久性が要求されている。このとき、水蒸気バリア性が高すぎると、外部からの水分の浸入はほとんどないものの、特に、高温環境化においては、偏光板やトリアセチルセルロースフィルムそのものから発生した水分が膜中に滞ることから、むしろ耐久性に欠けるという問題がわかってきた。そのため、内部発生した水蒸気の外部への透過性が高い反射防止フィルムの開発が望まれている。
特開2004−53797号公報 特開平10−10317号公報
本発明は、緻密かつ耐擦傷性等の機械特性が強く、さらに透湿度が高く、高湿熱耐久性の高い反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板を提供することである。
本発明の請求項1に係る発明は、透明基材フィルムと、透明基材フィルムの一方の面上に形成されたハードコート層と、ハードコート層上に形成された水蒸気透過速度がゼロである反射防止層と、前記反射防止層上に形成された算術平均粗さRaが1.0nm以上5.0nm以下である防汚層と、を備える反射防止フィルムであって、反射防止層は酸化ニオブからなる高屈折材料層と酸化シリコンからなる低屈折率層とを交互に積層させた4層以上の積層体であり、スパッタリング法を用いて成膜圧力を0.5Pa以上2.0Pa以下として形成され、反射防止層の最外層の薄膜が低屈折率層で、低屈折率層の総膜厚が90nm以上130nm以下であり、反射防止膜算術平均粗さRaが1.5nm以上3.0nm以下であることを特徴とする反射防止フィルムとしたものである。
本発明の請求項に係る発明は、ハードコート層と反射防止層との間に、金属、又は、2種類以上の金属を有する合金、又は、金属化合物、又は、それらの混合物よりなり、1層以上を積層したプライマー層を形成したことを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムとしたものである
本発明の請求項に係る発明は、透明基材フィルムが、トリアセチルセルロースフィルムであることを特徴とする請求項1または2に記載の反射防止フィルムとしたものである。
本発明の請求項に係る発明は、温度40℃、相対湿度90%RHにおける水蒸気透過度が、20g/m2/day以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の反射防止フィルムとしたものである。
本発明の請求項に係る発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とする偏光板としたものである。
本発明によれば、緻密かつ耐擦傷性機械特性が強く、さらに透湿度が高く、高湿熱耐久性の高い反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板を提供することである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。実施の形態において、同一構成要素には同一符号を付け、実施の形態の間において重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る反射防止フィルム100を示した概略断面図である。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る反射防止フィルム100は、透明基材フィルム1上に、ハードコート層2、プライマー層3、反射防止層4が順次積層されている。さらに反射防止層4上に防汚層5が積層されている。
本発明の実施の形態に係る透明基材フィルム1は、偏光子を吸着させたポリビニルアルコールフィルムの表面保護層となる基材を適用することができる。透明基材フィルム1としては、本発明の効果を奏すれば、材料に制限はないが、トリアセチルセルロースなどのセルロースアセテート系樹脂は特に保護性能が高く、好適に用いることができる。更に、これらを使用する場合、その酢化度は問わない。透明基材フィルム1の厚みは、目的の用途に応じて、適宜選択すればよく、通常25μm以上300μm以下程度のものを使用することができる。また、透明基材フィルム1は、可塑剤や紫外線吸収剤、劣化防止剤等の添加物が含まれていてもよい。
透明基材フィルム1上に、反射防止層4の機械強度を十分に発揮させるためのハードコート層2を形成することができる。本発明の実施の形態に係るハードコート層2としては、電離線や紫外線硬化型の樹脂、あるいは、熱硬化性樹脂が使用され、紫外線硬化型のアクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタクリル酸エステル類、メタクリルアミド等のアクリル系樹脂や有機珪素系樹脂やポリシロキサン樹脂が最適である。これらの材料の中には、硬化性を向上させるために、重合開始剤を添加してもよい。ハードコート層2の厚みとしては、物理膜厚0.5μm以上、好ましくは、3μm以上20μm以下である。また、ハードコート層2には、平均粒子0.01μm以上3μm以下の透明微粒子を分散させて、防眩処理を施すことができる。
透明基材フィルム1にハードコート層2を積層した後、アルカリ鹸化処理が施されることが好ましい。特に、透明基材フィルム1にトリアセチルセルロースフィルムを用いた場合、トリアセチルセルロースフィルムはエステル基を加水分解するため、水酸基を付与するアルカリ鹸化処理を施すことが好ましく、これにより、後工程である偏光膜(ポリビニルアルコールフィルム)10との貼り合わせにおける密着性が著しく向上する(図2参照)。また、アルカリ鹸化処理は液中の処理であるため、侵食・浸透性が高く、ハードコート層2においても、その後積層する層との密着性が向上する。
また、アルカリ鹸化工程の後、透明基材フィルム1と接する面とは反対側のハードコート層2に表面処理を施しても良い。このとき、表面処理方法としては、コロナ放電処理や電子ビーム処理、火炎処理、グロー放電処理、大気圧プラズマ処理等の処理が挙げられる。本発明の実施の形態では、低温プラズマ表面処理を施すのが特に好ましい。低温プラズマ処理を行うことで、親水性の向上や、適度に表面を荒らすことにより、その後に積層する薄膜との密着性を向上させる。
この後、ハードコート層2上にプライマー層3を形成することができる。本発明の実施の形態に係るプライマー層3の材料としては、例えば、シリコン、ニッケル、クロム、アルミニウム、錫、金、銀、白金、亜鉛、チタン、タングステン、ジルコニウム及びパラジウム等の金属、又は、これら金属の2種類以上からなる合金、又は、これらの酸化物、フッ化物、硫化物及び窒化物などが挙げられ、これは混合物であってもよいが本発明ではこれらに限定されるわけではない。また、プライマー層3は2層以上の構成であってもよい。
本発明の実施の形態に係るプライマー層3は、密着性を向上させるために用いることができ、その厚みは、透明基材フィルム1の透明性を損なわない程度あればよく、好ましくは、物理膜厚で、1nm以上10nm以下程度である。これらのプライマー層3は、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法及び化学気相成長(CVD)法などのドライコーティング方法を用いることが好ましい。本発明では、特にスパッタリング法を好ましく用いることができる。
スパッタリング法においては、膜厚の均一制御性に優れ、ピンホール等の欠陥が少ないため、視認性が高く、生産段階においては収率が高い利点を有する。更に、非常に緻密な膜を形成できるため、耐擦傷性等の機械特性に優れた反射防止層4の形成が可能であるという大きな利点を有する。一方で、このスパッタリング法を用いた成膜で形成した薄膜は、その膜の高密度性から、他の成膜方法に比べて、水蒸気のバリア性能が高いという特徴を持つ。
これらの光学薄膜層からなる反射防止層4は、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、化学気相成長(CVD)法などのドライコーティング方法で形成できる。膜厚均一性が高く、ピンホール等の欠陥が少ないため、視認性に優れ、緻密であり、耐擦傷性などの機械特性に優れた薄膜の形成ができるスパッタリング法を用いることが好ましい。中でも、より高い成膜速度と高い放電安定性により高生産性を得ることができることから、中周波領域の電圧印加により成膜を行うデュアル・マグネトロン・スパッタリング(DMS)法が最適である。
高屈折率透明薄膜層の材料としては、インジウム、錫、チタン、シリコン、亜鉛、ジルコニウム、ニオブ、マグネシウム、ビスマス、セリウム、タンタル、アルミニウム、ゲルマニウム、カリウム、アンチモン、ネオジウム、ランタン、トリウム及びハフニウム等の金属、あるいは、これら金属の2種類以上からなる合金、これらの酸化物、フッ化物、硫化物、窒化物などが挙げられる。具体的には、屈折率が1.9以上である酸化チタン、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム、酸化タンタル、酸化亜鉛、酸化インジウム及び酸化セリウム等の材料が挙げられるが本発明ではこれらに限定されるものではない。また、複数積層する場合、必ずしも同じ材料を選択する必要はなく、目的にあわせて、適宜選択すればよい。中でも、スパッタリング法を用いる場合は、作製した薄膜のピンホールの少なさから、酸化ニオブが最適な材料である。
低屈折率透明薄膜層の材料としては、例えば、屈折率が1.6以下である酸化シリコン、窒化チタン、フッ化マグネシウム、フッ化バリウム、フッ化カルシウム、フッ化ハフニウム及びフッ化ランタン等の材料が挙げられるが本発明ではこれらに限定されるものでない。また、複数積層する場合、必ずしも同じ材料を選択する必要なく、目的にあわせて、適宜選択すればよい。特に、光学特性、機械強度、コスト、成膜適正などの面などから、酸化シリコンが最適な材料である。
ところで、これらの反射防止フィルム100の水蒸気透過量は、基材や機能層の材質、厚み、更には温湿度の影響を受けて変化する。透湿率の温度依存性は以下に示すアレニウス式で表される。
Figure 0005076729
P:透湿率(単位厚さ、単位水蒸気圧差あたりの水蒸気透過速度)
:絶対零度の透湿率
E:透湿率の活性化エネルギー
R:気体定数
T:絶対温度
偏光板101の表面保護膜として汎用されているトリアセチルセルロースフィルムの場合、厚さ100μmの水蒸気透過速度は温度25℃相対湿度90%で120g/m/day以上160g/m/day以下、温度40℃相対湿度90%で380g/m/dayとなる。このトリアセチルセルロースフィルム上に、様々な層を積層することで、水蒸気はフィルムを透過しにくくなる。特に、優れた機械特性を有し、緻密な膜を積層してなる反射防止層4の水蒸気透過速度は、ほぼゼロに近く、優れた水蒸気バリア性能を示す。特に、スパッタリング法を用いて作製した膜は、緻密な膜が形成されるため、水蒸気バリア性能の高い膜が形成される。
この時、反射防止層4の水蒸気バリア性能が高すぎると、反射防止フィルム100内部の水分が外部への逃げ道をなくし、反射防止フィルム100内部に滞り、耐久性を低下させる一要因となることから、環境耐久性を必要とする用途においては、反射防止フィルム100全体の水蒸気透過速度を適度に速めるように性能を改善する必要がある。
複数の無機化合物を積層させてなる反射防止層4では、少なくともどれか1層が優れた水蒸気バリア性を有するものであると、その反射防止層4を有する反射防止フィルム100全体の水蒸気バリア性能が高くなる。また、その膜質が同じ水蒸気バリア性を有するのであれば、その膜厚が厚くなるほど、バリア性能は高くなる。
すなわち、本発明の実施の形態においては、反射防止層4の酸化シリコンからなる低屈折率層の総膜厚が、90nm以上130nm以下とすること及び反射防止層の算術平均粗さRaが1.5nm以上3.0nm以下とすることによって、スパッタリング法の大きな利点である緻密な膜の形成が可能な特徴を有したまま、緻密な膜ゆえの特徴であった低い透湿性を改善し、適度な透湿性かつ密着性が良い高耐久性能を有した反射防止層4の形成ができる。
本発明の実施の形態における反射防止層4の酸化シリコンを備える低屈折率層の総膜厚が、90nm以下であると、十分な反射防止機能を得ることができない。逆に、低屈折率層の総膜厚が、130nm以上であると、耐熱性及び耐湿熱性などの耐久性試験で十分な性能を得ることができない。
本発明の実施の形態における反射防止層4表面の算術平均粗さRaの値が、1.5nm以下であると、膜の密度が高いため、反射防止層4自体の水蒸気透過度が低くなりすぎ、図2に示すように、その後の工程で偏光板101を形成した時、偏光膜(ポリビニルアルコールフィルム)10や透明基材フィルム(TACフィルム)1そのものから発生した水分が膜中に滞ってしまうため、耐熱、耐湿熱などの耐久性試験で十分な性能を得ることができない。逆に、算術平均粗さRaの値を3.0nm以上とすると、十分な耐擦傷性や密着性などの機械特性を得ることができない。
また、反射防止層4表面の算術平均粗さRaの値を、1.5nm以上3.0nm以下にする方法としては、成膜方法の選定などを挙げることができるが、特にスパッタリング法であれば、成膜圧力を適正化すればよく、容易に実現することができる。スパッタリング法による適正な成膜圧力は、0.5Pa以上2.0Pa以下であり、より好ましくは0.8Paである。成膜圧力が0.5Pa以上2.0Pa以下の範囲であれば、スパッタリング法特有の機械特性を有したままで、ポーラスな膜を作製することができ、高耐久性能を有した反射防止層4の作製ができる。
必要に応じて、反射防止層4上の最表面層に防汚層5を形成することができる。防汚層5は、反応性官能基と結合している珪素原子を2つ以上有するフッ素含有珪素化合物から得られた層である。本発明の実施の形態における反応性官能基とは、反射防止層4の最上層と反応し、結合しうる基を意味する。また、フッ素含有珪素化合物の反応性官能基同士を反応させることにより形成される層である。これにより、表面に汚れが付きにくく、更に、汚れが付いた場合でも拭き取り性能を上げることができる。
また、反射防止層4上に防汚層5を形成した場合、防汚層5表面の算術平均粗さRaは1.0nm以上5.0nm以下であることが好ましい。
本発明の実施の形態に係る反射防止フィルム100は、適度な透湿性を保持し、かつ、良好な密着性を有するために、温度40℃、相対湿度90%RHにおける水蒸気透過度が、20g/m/day以上であることが好ましく、35g/m/day以上250g/m/day以下であることがさらに好ましい。
次に、図2を参照して、この反射防止フィルム100を有する偏光板101について説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る反射防止フィルム100を有する偏光板101を示した概略断面図である。この偏光板101は、反射防止フィルム100と、ヨウ素により染色した偏光膜(ポリビニルアルコールフィルム)10と、もう一方の面の透明基材フィルム1と同じ材質の透明基材フィルム1と、をこの順に積層し、貼り合わせることにより作製することができる。なお、反射防止フィルム100以外の層構成については、これに限らず、公知の技術を採用できる。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明は下記実施例に反射防止層4の膜厚は限定されるものではない。
図2に示すように、透明基材フィルム1に厚さ80μmのトリアセチルセルロースを用い、紫外線硬化型アクリル系樹脂を塗布し、乾燥・紫外線硬化させて5μmのハードコート層2を形成した後、40℃の1.5N−NaOH溶液に形成した透明基材フィルム1とハードコート層2とを2分間浸漬し、水洗し乾燥させた。
その後、鹸化処理を施したハードコート層2上に、グロープラズマ処理を施し、プライマー層3として、スパッタリング法にて、SiO層を、膜厚3nmで成膜した。その後、反射防止層4をスパッタリング法にて、任意の層構成及び任意の膜厚で積層した。反射防止層4を積層した後、反射防止層4表面の算術平均粗さRa及び水蒸気透過量を測定した。
[実施例1]
反射防止層4を成膜するときの成膜圧力を、0.8Pa、反射防止層4の層構成をハードコート層2側からNb/SiO/Nb/SiO、各層の膜厚は、それぞれ15nm/25nm/105nm/85nmとなるように成膜を実施した。
[実施例2]
反射防止層4を成膜するときの成膜圧力を、1.2Pa、反射防止層4の層構成をハードコート層2側からNb/SiO/Nb/SiO、各層の膜厚は、それぞれ15nm/25nm/105nm/85nmとなるように成膜を実施した。
[比較例1]
反射防止層4を成膜するときの成膜圧力を、0.8Pa、反射防止層4の層構成をハードコート層2側からSiO/Nb/SiO/Nb/SiO、各層の膜厚は、それぞれ20nm/25nm/25nm/60nm/96nmとなるように成膜を実施した。
[比較例2]
反射防止層4を成膜するときの成膜圧力を、0.8Pa、反射防止層4の層構成をハードコート層2側からNb/SiO/Nb/SiO、各層の膜厚は、それぞれ31nm/8nm/63nm/68nmとなるように成膜を実施した。
[比較例3]
反射防止層4を成膜するときの成膜圧力を、0.3Pa、射防止層4の層構成をハードコート層2側からNb/SiO/Nb/SiO、各層の膜厚は、それぞれ15nm/25nm/105nm/85nmとなるように成膜を実施した。
[比較例4]
反射防止層4を成膜するときの成膜圧力を、2.5Pa、射防止層4の層構成をハードコート層2側からNb/SiO/Nb/SiO、各層の膜厚は、それぞれ15nm/25nm/105nm/85nmとなるように成膜を実施した。
このように、作製した反射防止フィルム100のもう一方の面に、図2に示すように、ヨウ素により染色した厚さ25μmの偏光膜(ポリビニルアルコールフィルム)10、厚さ80μmの透明基材フィルム1を貼り合わせ、反射防止機能付きの偏光板101を作製した。
[評価]
実施例及び比較例で得られたサンプルを以下の方法で評価した。結果は表1に示す。
(1)反射率測定
日立製作所製U4000型の分光光度計を用いて、測定を実施した。サンプルの裏面側は艶消し黒塗りスプレーにより裏面からの反射をカットする処理を施し、測定の際には、正反射5°ユニットを使用した。
(2)機械強度
スチールウール#0000を擦傷試験機に固定し、500gfの荷重をかけて、10往復の擦傷試験を各サンプルの反射防止層4に対して行い、サンプルの磨耗状態(傷本数)を目視で観測した。判定基準を以下に示す。
◎:傷無し
○:傷10本未満
×:傷10本以上
(3)耐熱性試験
実施例及び比較例で作製した偏光板101を、粘着フィルムを介して、ガラスに貼り付け、温度95℃、相対湿度5%のドライ環境の条件下に設定した恒温恒湿槽内に500時間、保持し、耐久性の評価を行った。トリアセチルセルロースフィルムの加水分解などの劣化の有無を、目視にて酢酸臭の確認及び赤外分光測定におけるカルボニル基の吸収スペクトルの変化により判断した。
◎:劣化なし
○:一部劣化あり
×:劣化大
(4)耐湿熱性試験
実施例及び比較例で作製した偏光板101を、粘着フィルムを介して、ガラスに貼り付け、温度60℃、相対湿度95%の環境の条件下に設定した恒温恒湿槽内に500時間、保持し、耐久性の評価を行った。トリアセチルセルロースフィルムの加水分解などの劣化の有無を、目視にて酢酸臭の確認及び赤外分光測定におけるカルボニル基の吸収スペクトルの変化により判断した。
◎:劣化なし
○:一部劣化あり
×:劣化大
(5)水蒸気透過度
それぞれ、偏光膜(ポリビニルアルコールフィルム)10を貼り付ける前の、反射防止フィルム100において、温度40℃、相対湿度90%Rhの環境下における、水蒸気透過度を測定した。水蒸気透過度の測定は、JIS Z0208に準ずる方法を用いて測定した。
(6)算術平均粗さ測定
反射防止フィルム100表面の算術平均粗さ測定(JIS B 0601)を、原子間力顕微鏡(AFM) NanoscopeIIIa(Digital Insturments社)を用いて行った。測定エリアは、1μm×1μmとした。
Figure 0005076729
実施例1及び2で作製した反射防止フィルム100を備えた偏光板101においては、反射率0.2%以下の極めて低い反射防止機能を持ち、優れた機械特性、優れた環境耐久性を有しており、本発明の効果が確認できる。一方、比較例1及び3では、耐擦傷性は優れているものの、耐熱性及び耐湿熱性にて、劣化が見られた。一方、比較例4では、逆に耐熱性及び耐湿熱性は優れているものの、耐擦傷性が悪いことが確認できる。また、比較例2では、機械特性、環境耐久性では良好な結果を示しているものの、反射防止機能が劣ることが確認できる。
本発明の実施の形態に係る反射防止フィルムの構成を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態に係る反射防止層を有した偏光板を示す概略断面図である。
符号の説明
1 透明基材フィルム
2 ハードコート層
3 プライマー層
4 反射防止層
5 防汚層
10 偏光膜(ポリビニルアルコールフィルム)
100 反射防止フィルム
101 反射防止層を有する偏光板

Claims (5)

  1. 透明基材フィルムと、
    前記透明基材フィルムの一方の面上に形成されたハードコート層と、
    前記ハードコート層上に形成された水蒸気透過速度がゼロである反射防止層と、
    前記反射防止層上に形成された算術平均粗さRaが1.0nm以上5.0nm以下である防汚層と、を備える反射防止フィルムであって、
    前記反射防止層は酸化ニオブからなる高屈折材料層と酸化シリコンからなる低屈折率層とを交互に積層させた4層以上の積層体であり、スパッタリング法を用いて成膜圧力を0.5Pa以上2.0Pa以下として形成され、前記反射防止層の最外層の薄膜が低屈折率層で、前記低屈折率層の総膜厚が90nm以上130nm以下であり、前記反射防止層の最外層の算術平均粗さRaが1.5nm以上3.0nm以下であることを特徴とする反射防止フィルム。
  2. 前記ハードコート層と前記反射防止層との間に、金属、又は、2種類以上の金属を有する合金、又は、金属化合物、又は、それらの混合物よりなり、1層以上を積層したプライマー層を形成したことを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
  3. 前記透明基材フィルムが、トリアセチルセルロースフィルムであることを特徴とする請求項1または2に記載の反射防止フィルム。
  4. 温度40℃、相対湿度90%RHにおける水蒸気透過度が、20g/m2/day以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とする偏光板。
JP2007213348A 2007-08-20 2007-08-20 反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板 Expired - Fee Related JP5076729B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007213348A JP5076729B2 (ja) 2007-08-20 2007-08-20 反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板
US12/193,570 US20090052041A1 (en) 2007-08-20 2008-08-18 Anti-Reflection Film and Polarizing Plate Using the Same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007213348A JP5076729B2 (ja) 2007-08-20 2007-08-20 反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009047876A JP2009047876A (ja) 2009-03-05
JP5076729B2 true JP5076729B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=40381882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007213348A Expired - Fee Related JP5076729B2 (ja) 2007-08-20 2007-08-20 反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20090052041A1 (ja)
JP (1) JP5076729B2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8325409B2 (en) * 2009-06-15 2012-12-04 Qualcomm Mems Technologies, Inc. Periscoping vanes for smart windows
CN101932212B (zh) * 2009-06-25 2012-11-21 深圳富泰宏精密工业有限公司 视窗及应用该视窗的电子装置
CN101932211B (zh) * 2009-06-25 2013-04-24 深圳富泰宏精密工业有限公司 视窗及应用该视窗的电子装置
TWI463185B (zh) * 2009-07-03 2014-12-01 Fih Hong Kong Ltd 視窗及應用該視窗的電子裝置
US9703011B2 (en) 2013-05-07 2017-07-11 Corning Incorporated Scratch-resistant articles with a gradient layer
US9110230B2 (en) 2013-05-07 2015-08-18 Corning Incorporated Scratch-resistant articles with retained optical properties
US9366784B2 (en) 2013-05-07 2016-06-14 Corning Incorporated Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film
US9684097B2 (en) 2013-05-07 2017-06-20 Corning Incorporated Scratch-resistant articles with retained optical properties
US9359261B2 (en) 2013-05-07 2016-06-07 Corning Incorporated Low-color scratch-resistant articles with a multilayer optical film
US9335444B2 (en) 2014-05-12 2016-05-10 Corning Incorporated Durable and scratch-resistant anti-reflective articles
US11267973B2 (en) * 2014-05-12 2022-03-08 Corning Incorporated Durable anti-reflective articles
US9790593B2 (en) 2014-08-01 2017-10-17 Corning Incorporated Scratch-resistant materials and articles including the same
CN105446513A (zh) * 2014-08-21 2016-03-30 宸鸿科技(厦门)有限公司 复合基板结构及触控装置
EP3770649A1 (en) 2015-09-14 2021-01-27 Corning Incorporated High light transmission and scratch-resistant anti-reflective articles
CN108093628B (zh) * 2015-09-25 2020-09-22 帝人株式会社 带有硬涂层的高分子基板及其制造方法
JP2017206392A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 旭硝子株式会社 ガラス物品
WO2017217526A1 (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 日東電工株式会社 反射防止フィルムおよびその製造方法、ならびに反射防止層付き偏光板
JP6774383B2 (ja) 2016-06-17 2020-10-21 日東電工株式会社 反射防止フィルムおよびその製造方法、ならびに反射防止層付き偏光板
JP7100225B2 (ja) * 2017-08-02 2022-07-13 日東電工株式会社 反射防止フィルム
WO2019064771A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 日本電産株式会社 レンズ、レンズユニットおよび撮像装置
EP3837223A1 (en) 2018-08-17 2021-06-23 Corning Incorporated Inorganic oxide articles with thin, durable anti-reflective structures
JP6956909B2 (ja) * 2020-03-23 2021-11-02 デクセリアルズ株式会社 光学積層体および物品
EP4184223A4 (en) * 2020-11-30 2024-08-21 Dexerials Corp OPTICAL LAMINATE AND ARTICLES
JP7362860B1 (ja) 2022-08-30 2023-10-17 日東電工株式会社 反射防止フィルムの製造方法
JP2024048862A (ja) 2022-09-28 2024-04-09 日東電工株式会社 反射防止フィルム及びその製造方法、並びに画像表示装置
JP2024098718A (ja) 2023-01-11 2024-07-24 日東電工株式会社 反射防止フィルム及び画像表示装置
JP2024098719A (ja) 2023-01-11 2024-07-24 日東電工株式会社 反射防止フィルム及び画像表示装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10206603A (ja) * 1997-01-20 1998-08-07 Dainippon Printing Co Ltd 反射防止フィルム及びその製造方法
US6583935B1 (en) * 1998-05-28 2003-06-24 Cpfilms Inc. Low reflection, high transmission, touch-panel membrane
JP2002082205A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Toppan Printing Co Ltd 反射防止フィルムおよびそれを用いた光学機能フィルムおよび表示装置
US7371786B2 (en) * 2001-09-04 2008-05-13 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Coating composition, coating formed therefrom, anti-reflection coating, anti-reflection film, and image display device
JP3732451B2 (ja) * 2002-03-26 2006-01-05 大日本印刷株式会社 透明積層フィルムの製造方法及び透明積層フィルム及び反射防止フィルム
JP2004084033A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd SiO2膜の成膜方法及び該方法により成膜されたSiO2膜を備えた物品
JP2004345223A (ja) * 2003-05-22 2004-12-09 Dainippon Printing Co Ltd 光学機能性フィルム、および画像表示装置
CN100375908C (zh) * 2003-06-18 2008-03-19 旭化成株式会社 抗反射膜
JP2004300580A (ja) * 2004-05-20 2004-10-28 Hoya Corp 蒸着組成物の製造方法、蒸着組成物及び反射防止膜を有する光学部品の製造方法
JP2006133420A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Seiko Epson Corp 眼鏡レンズ
JP2007144926A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Toppan Printing Co Ltd 導電性反射防止積層体およびディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
US20090052041A1 (en) 2009-02-26
JP2009047876A (ja) 2009-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5076729B2 (ja) 反射防止フィルム及びそれを用いた偏光板
JP5262066B2 (ja) 反射防止フィルムの製造方法及びこれを含む偏光板の製造方法
JP5066989B2 (ja) 反射防止フィルムの製造方法
JP4873164B2 (ja) 反射防止フィルムおよび偏光板
CN109313285B (zh) 防反射薄膜及其制造方法、以及带有防反射层的偏光板
CN111183373B (zh) 防反射薄膜及其制造方法、以及带防反射层的偏光板
JP2010191144A (ja) 反射防止フィルム
JP5369494B2 (ja) 反射防止フィルム及び反射防止フィルムを有する偏光板
JP5523066B2 (ja) 光学物品の製造方法
JP2011069995A (ja) 反射防止フィルム
JP2008268418A (ja) 反射防止フィルム
JP2007206146A (ja) 反射防止フィルムとその製造方法、およびその反射防止フィルムを備えたディスプレイ
CN110462450B (zh) 防反射膜
JP2010092003A (ja) 反射防止フィルム
CN115812035B (zh) 带防污层的光学薄膜
JP2009075325A (ja) 反射防止フィルム
KR20240014563A (ko) 광학 적층체, 물품 및 화상 표시 장치
JP2009075417A (ja) 反射防止フィルムおよびそれを用いた偏光板
JP4320866B2 (ja) 反射防止積層体、光学機能性積層体、および表示装置
JP2009222851A (ja) 導電性反射防止フィルム
WO2024142641A1 (ja) 光学積層体及び物品
WO2023054420A1 (ja) 光学積層体、及び反射防止膜
JPH11231127A (ja) 反射防止フイルム
WO2022080137A1 (ja) 反射防止層付き偏光板および画像表示装置
JP7213323B2 (ja) 光学積層体、物品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120731

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120813

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees