JP4320866B2 - 反射防止積層体、光学機能性積層体、および表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶、プラズマディスプレイ、CRT等、種々の表示装置の前面に装着され、光線の反射を低減させることを目的とした反射防止機能を有する積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、CRTなどでは、表面の反射を防止する手段および表示画面が帯電することを防止する手段として、多層膜を真空蒸着法などによりコーティングしている。さらに液晶画面においてはそれらの表面に凹凸を設けることで乱反射をさせている。
【0003】
透明であり、かつ導電性を有する層を反射防止積層体に施した例は特開平5−323101号公報にあるような酸化インジウムや酸化スズをベースとしたものが知られている。また、特開昭64−80904号公報にあるように非常に薄い金属膜を利用しているものが知られている。
【0004】
しかしながら反射防止膜においては、酸化インジウムや酸化スズ等の各セラミック薄膜層の応力、結晶構造などが重要で、バランスがとれていないと密着性や耐擦傷性などの機械強度特性が乏しくなる問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、日常の使用に耐えられる十分な機械強度特性を有した反射防止積層体、それを用いた光学機能性積層体およびそれを用いた表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するものであり請求項1の発明は、基材上の少なくとも片側に透明な高屈折率セラミック薄膜層と低屈折率セラミック薄膜層を交互に積層させた反射防止膜において、高屈折率セラミック薄膜層あるいは低屈折率セラミック薄膜層の一方がアモルファス構造であり、他方が柱状構造であることを特徴とする反射防止積層体としたものである。
【0007】
本発明の請求項2の発明は、前記セラミック薄膜層の少なくとも1層が導電性を有するセラミック薄膜層であることを特徴とする請求項1記載の反射防止積層体としたものである。
【0008】
本発明の請求項3の発明は、導電性を有するセラミック薄膜層が、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズのいずれか、または、それらの2種類もしくは3種類の混合酸化物を主成分としていることを特徴とする請求項2記載の反射防止積層体としたものである。
【0009】
本発明の請求項4の発明は、基材がプラスチックフィルムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の反射防止積層体としたものである。
【0010】
本発明の請求項5の発明は、基材とセラミック薄膜層の間にハードコートが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の反射防止積層体としたものである。
【0011】
本発明の請求項6の発明は、基材またはハードコートとセラミック薄膜層の間に密着性向上のためのプライマー層が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の反射防止積層体としたものである。
【0012】
本発明の請求項7の発明は、最外層に防汚層が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の反射防止積層体としたものである。
【0013】
本発明の請求項8の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の反射防止積層体を光学機能性プラスチックフィルム等に設けたことを特徴とする光学機能性積層体としたものである。
【0014】
本発明の請求項9の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の反射防止積層体または請求項8に記載の光学機能性積層体を表示装置の前画板に設けたことを特徴とする表示装置としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。
図1に本発明の反射防止積層体の一実施例を断面で示す。
基材2としては透明性を有し、かつ表面が平滑なものであれば良く、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレンサルファイド、ポリエーテルスルホン、ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、トリアセチルセルロース等の高分子フィルムやガラスなどが挙げられ、目的・用途により適宜選択される。
【0016】
本発明のセラミック薄膜層3に用いるセラミック薄膜層4から7とは無機化合物からなるものであり、酸化物、硫化物、フッ化物、窒化物などからなる薄膜が使用可能である。この無機化合物からなる薄膜はその材料により屈折率が異なり、その屈折率の異なるセラミック薄膜を特定の膜厚で複数層積層することにより、反射防止膜とすることが可能となる。
【0017】
屈折率の低い材料としては、酸化マグネシウム(屈折率=1.6)、二酸化珪素(1.5)、フッ化マグネシウム(1.4)、フッ化カルシウム(1.3〜1.4)、フッ化セリウム(1.6)、フッ化アルミニウム(1.3)などが挙げられる。屈折率の高い材料としては二酸化チタン(2.4)、二酸化ジルコニウム(2.0)、硫化亜鉛(2.3)、酸化タンタル(2.1)、酸化亜鉛(2.1)、酸化インジウム(2.0)が挙げられる。
【0018】
具体的に導電性を有するセラミック薄膜層の例としては、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズのいずれか、または、それらの2種類もしくは3種類の混合酸化物が挙げられるが、目的・用途により、いかなる導電性材料を用いても良い。
【0019】
本発明のセラミック薄膜層の製造方法としては、膜厚の制御が可能であればいかなる成膜方法でも良く、なかでも薄膜の生成には乾式法が優れている。これには真空蒸着法等の物理的気相析出法やCVD法のような化学的気相析出法を用いることができる。
【0020】
柱状構造のセラミック薄膜層の製造方法としては、柱状構造のセラミック薄膜層自体の強度が実用性に耐えられるものであればいかなる成膜方法でも良い。真空蒸着法であれば、基材温度および成膜圧力を調整することにより、柱状構造のセラミック薄膜層とすることができる。
例えば、スパッタ法を用いて柱状構造の膜を得る方法が従来より知られており(「薄膜ハンドブック」179ページ、オーム社、1983)、スパッタ中の雰囲気ガス圧が1mTorr以上、基板温度が膜の融点温度比で0.1〜0.5の条件でスパッタすることにより、膜が柱状構造となる。
【0021】
本発明の反射防止積層体には、場合により図2にようにハードコート層8、プライマー層9、防汚層10のいずれか、または、それらの2層もしくは3層を設けても良い。
【0022】
ハードコート層8としては全体の透明度を阻害しない程度に透明なものが使用可能である。例えば、紫外線硬化型のアクリル等が挙げられる。膜厚は3μm以上あれば十分な強度となるが、透明性、塗工精度取り扱いから5〜20μmの範囲が好ましい。
【0023】
プライマー層9は、基材2あるいはハードコート層8とセラミック薄膜層4との密着性を高めるものであり、密着性の仕様を満たすものであればいかなる材料であっても制限されるものではない。代表的な例としてはクロムやシリコン等の金属の亜酸化物からなるものが挙げられる。膜厚は透明度を阻害しないように設定しなければならず、5〜15nmの範囲が好ましい。
【0024】
防汚層10は、撥水性および/または撥油性であることにより、セラミック薄膜層3の表面を保護し、さらに防汚性を高めるものであり、要求性能を満たすものであれば、いかなる材料であっても制限されるものではない。代表的な例として有機化合物、好ましくはフッ素系含有有機化合物が適している。撥水性を示すものとして、例えば疎水基を有する化合物がよく、フルオロカーボンやパーフルオロシラン等が、またこれらの高分子化合物等が適している。指紋ふき取り防汚向上などには、メチル基の様な撥油性を有する高分子化合物が適している。
【0025】
これらの材料は、材料に応じて真空蒸着法、プラズマCVD法などの真空成膜プロセスや、マイクログラビア、スクリーン等のウェットプロセスの各種コーティング方法を用いて、防汚層7を形成することができる。膜厚は、反射防止積層体としての機能を損なわないように設定しなければならず、50nm以下、さらには10nm以下にすることが好ましい。
【0026】
これらの反射防止積層体と他のプラスチックフィルムや偏光フィルムなどの光学機能性プラスチックフィルム等を、ラミネートに代表される貼り合わせ技術で貼り合わせることにより、反射防止機能を有する光学機能性積層体を得られる。
【0027】
これらの反射防止防止積層体や反射防止積層体を貼り合わせた光学機能性フィルムを、粘着剤、接着剤等を用いて液晶、プラズマディスプレイ、CRTを含む表示装置の前面板のガラス板、プラスチック板、偏光板等と貼り合わせることによって、反射防止性を有し、キズの付きにくい、画像認識のしやすい表示装置を得られる。
【0028】
以上のように、平滑な基材上の少なくとも片側に透明な高屈折率セラミック薄膜層と低屈折率セラミック薄膜層を交互に積層させた反射防止膜において、高屈折率セラミック薄膜層あるいは低屈折率セラミック薄膜層の一方がアモルファス構造であり、他方が柱状構造であることにより、日常の使用に耐えられる十分な機械強度特性を有した反射防止積層体を提供できる。
【0029】
薄膜を柱状構造にすると、膜面に垂直な方向からかかる力に対し柔軟になり、例えば、鉛筆硬度試験等で表される表面硬度特性が良好になる。
【0030】
しかしながら、積層した全ての薄膜層あるいは積層した隣り合った薄膜層の両方を柱状構造とすると膜面に水平な方向からかかる力に対しやや弱く、例えば、スチールウールなどで擦ると材料によってはやや膜面にキズが付くこともある。
【0031】
柱状構造の薄膜層と、アモルファス構造すなわち柱状構造とは異なる構造の層を、互いに積層することにより、膜面に垂直方向の力に対し柔軟かつ、膜面水平方向の力に対しても対応できる、日常の使用に耐えられる十分な機械強度特性を有した反射防止積層体が提供できる。
【0032】
前記セラミック薄膜層の少なくとも1層が導電性を有するセラミック薄膜層であること、前記導電性を有するセラミック薄膜層が、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズのいずれか、または、それらの2種類もしくは3種類の混合酸化物を主成分としていることにより、静電防止機能を有した反射防止積層体を提供できる。
【0033】
基材がプラスチックフィルムであり、基材とセラミック薄膜層の間にハードコートが、基材とは反対側の面に防汚層が形成されていることにより、防汚効果が具備された二次曲面への貼り付けが可能な反射防止積層体を提供できる。
【0034】
基材またはハードコートとセラミック薄膜層の間にプライマー層を形成することにより、密着性を高めた反射防止積層体を提供できる。
【0035】
この反射防止積層体と他のプラスチックフィルムや偏光フィルムなどと貼り合わせることにより得られた光学機能性積層体にも同様の機能を付与できる。さらには、表示装置の前面板等に貼り合わせることにより、キズが付きにくく、画面認識のしやすい表示装置を提供できる。
【0036】
【実施例】
次に本発明を具体的な実施例を挙げて詳細に説明する。
<実施例1>
透明プラスチック基材2のPETフィルム188μm上に、紫外線硬化性のアクリル系ハードコート層8を5μmの膜厚で塗布し、プライマー層9としてSiOx(x<2)を膜厚10nmで成膜した後に、反射防止膜3としてITOとSiO2を積層し、さらに防汚層10としてフルオロアルキルシラン7nmを塗布形成した。なお、セラミック薄膜層は従来の柱状構造を形成する条件、即ち、スパッタリング法を用い、ITO膜の成膜条件をArガス圧を2Pa、基材温度0℃として柱状構造として形成した。SiO2膜は従来のアモルファス構造を形成する成膜条件として、Arガス圧を0.6Paとして形成した。セラミック薄膜各層の屈折率nおよび光学膜厚ndは、
1層目:ITO (n=1.97 nd=50nm)
2層目:SiO2 (n=1.46 nd=30nm)
3層目:ITO (n=1.97 nd=130nm)
4層目:SiO2 (n=1.46 nd=130nm)
とした。
【0037】
積層体は光線反射率が波長450nm〜650nmの範囲で平均0.5%以下の反射防止機能が得られた。また、スチールウール(ボンスター#0000日本スチールウール株式会社製)により200g/cm2の荷重で耐擦傷性試験を行った結果、キズは殆ど認められず、良好な結果が得られた。さらに、1kg荷重、4Hで5回の鉛筆硬度試験を行った結果、3回以上でキズが認められず、実用上十分な硬度が得られた。
【0038】
<実施例2>
透明プラスチック基材2のトリアセチルセルロースフィルム80μm上に、紫外線硬化性のアクリル系ハードコート層8を5μmの膜厚で塗布し、プライマー層9としてSiOx(x<2)を膜厚10nmで成膜した後に、反射防止膜3としてITOとSiO2を積層し、さらに防汚層10としてフルオロアルキルシラン7nmを塗布形成した。なお、セラミック薄膜層の形成にはスパッタリング法を用い、ITO膜の成膜条件をArガス圧を2Pa、基材温度0℃として柱状構造とし、SiO2膜の成膜条件をArガス圧を0.6Paとしてアモルファス構造とした。セラミック薄膜各層の屈折率nおよび光学膜厚ndは、
1層目:ITO (n=1.97 nd=50nm)
2層目:SiO2 (n=1.46 nd=36nm)
3層目:ITO (n=1.97 nd=140nm)
4層目:SiO2 (n=1.46 nd=146nm)
とした。
【0039】
積層体は光線反射率が波長450nm〜650nmの範囲で平均0.4%以下の反射防止機能が得られた。また、スチールウール(ボンスター#0000日本スチールウール株式会社製)により200g/cm2の荷重で耐擦傷性試験を行った結果、キズは殆ど認められず、良好な結果が得られた。さらに、500g荷重、3Hで5回の鉛筆硬度試験を行った結果、3回以上のキズは認められず、実用上十分な硬度が得られた。
【0040】
<比較例1>
透明プラスチック基材2のPETフィルム188μm上に、紫外線硬化性のアクリル系ハードコート層8を5μmの膜厚で塗布し、反射防止膜3としてITOとSiO2を積層し、さらに防汚層10としてフルオロアルキルシラン7nmを塗布形成した。なお、セラミック薄膜層の形成にはスパッタリング法を用い、全てのセラミック薄膜層についてArガス圧を0.6Paとして柱状構造とは異なる構造とした。セラミック薄膜各層の屈折率nおよび光学膜厚ndは、
1層目:ITO (n=1.90 nd=50nm)
2層目:SiO2 (n=1.46 nd=30nm)
3層目:ITO (n=1.90 nd=130nm)
4層目:SiO2 (n=1.46 nd=130nm)
とした。
【0041】
積層体は、スチールウール(ボンスター#0000日本スチールウール株式会社製)により200g/cm2の荷重で耐擦傷性試験を行った結果、明らかに分かるキズが数本入り、細かいキズも認められた。さらに、1kg荷重、3Hで5回の鉛筆硬度試験を行った結果、全ての試験において膜にクラックが認められた。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、基材上の少なくとも片側に、透明な高屈折率セラミック薄膜層と低屈折率セラミック薄膜層を交互に積層させた反射防止膜において、高屈折率セラミック薄膜層あるいは低屈折率セラミック薄膜層の一方がアモルファス構造であり、他方が柱状構造であることにより、日常の使用に耐えられる十分な機械強度特性を有した反射防止積層体が得られる他、前記セラミック薄膜層の少なくとも1層が導電性を有するセラミック薄膜層であること、前記導電性を有するセラミック薄膜層が、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズのいずれか、または、それらの2種類もしくは3種類の混合酸化物を主成分としていることにより静電防止効果が得られ、また、基材がプラスチックフィルムであること、基材とセラミック薄膜層の間にハードコートが形成されていること、基材とは反対側の面に防汚層が形成されていることにより、防汚効果が具備された二次曲面への貼り付けが可能な反射防止積層体が得られる。さらに、基材またはハードコートとセラミック薄膜層の間にプライマー層が形成されていることにより、密着性を高めた反射防止積層体が得られる。
【0043】
また、この反射防止積層体と他のプラスチックフィルムや偏光フィルムなどと貼り合わせることにより得られた光学機能性積層体にも同様の機能を付与でき、これらの反射防止積層体や光学機能性積層体を表示装置の前面板等に貼り合わせることにより、十分な機械強度特性を有し、表示画像をより明確に認識できる表示装置を提供できる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積層体の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の図1とは別な積層体の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…反射防止積層体
2…基材
3…反射防止膜
4、6…高屈折率層
5、 7…低屈折率層
6、 8…ハードコート層
7、 9…プライマー層
8、 10…防汚層
Claims (9)
- 基材上の少なくとも片側に透明な高屈折率セラミック薄膜層と低屈折率セラミック薄膜層を交互に積層させた反射防止膜において、高屈折率セラミック薄膜層あるいは低屈折率セラミック薄膜層の一方がアモルファス構造であり、他方が柱状構造であることを特徴とする反射防止積層体。
- 前記セラミック薄膜層の少なくとも1層が導電性を有するセラミック薄膜層であることを特徴とする請求項1記載の反射防止積層体。
- 導電性を有するセラミック薄膜層が、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化スズのいずれか、または、それらの2種類もしくは3種類の混合酸化物を主成分としていることを特徴とする請求項2記載の反射防止積層体。
- 基材がプラスチックフィルムであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の反射防止積層体。
- 基材とセラミック薄膜層の間にハードコートが形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の反射防止積層体。
- 基材またはハードコートとセラミック薄膜層の間に密着性向上のためのプライマー層が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
反射防止積層体。 - 最外層に防汚層が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の反射防止積層体。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の反射防止積層体を光学機能性プラスチックフィルム等に設けたことを特徴とする光学機能性積層体。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の反射防止積層体または請求項8に記載の光学機能性積層体を表示装置の前画板に設けたことを特徴とする表示装置。
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