JP5075392B2 - ロープ式補修足場 - Google Patents

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Description

本発明は、ロープ式補修足場および浮体式補修足場に関するものである。
従来、橋梁や桟橋などの構造物を補修する際には、仮設足場を組み立てて作業を行ってきた。仮設足場を組み立てるには、支持柱に溶接したブラケットを用いたり、桁や梁、床版等から吊下げた吊り支持具を用いたりして支持柱間にパイプ等を架設し、足場板を敷設する方法があった。また、橋脚間にワイヤを張り渡して縦支持材とし、縦支持材と交差する方向に足場板を敷設する方法(例えば、特許文献1参照)や、支持柱の側面にPCストランド定着金物を設置し、支持柱間に緊張力を導入したPCストランドを張設して足場板を敷設する方法(例えば、特許文献2参照)があった。
特開昭60−175608号公報 特開平11−107219号公報
しかしながら、支持柱にブラケットを溶接する方法では、支持柱に用いられる鋼管の表面の防食塗装が溶接により傷つき、補修工事期間中に錆が進んでしまう場合があった。この場合、補修工事終了後に鋼管杭に防食塗装を施す補修工事が必要であった。床版に孔をあけて吊り支持具を吊る足場形式は、床版自体を損傷させるため、補修工事終了後に孔埋めの手間がかかった。
ブラケットや定着金物を用いる方法では、取付作業や撤去作業が海上あるいは海中作業となるため、作業に多大な労力を要するだけでなく、各作業が気象・海上条件に左右されやすかった。また、支持柱の径やスパン、斜杭などによって、様々な治具を用意する必要があった。さらに、従来の方法では、足場にパイプやPCストランド等の鋼材を用いるため、長期に渡る補修期間中に、錆により足場の鋼材がボロボロとなり、足場として転用できなくなった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、大きな荷重に耐えることができ、錆びず、容易に設置および撤去できるロープ式補修足場および浮体式補修足場を提供することにある。
前述した目的を達成するための本発明は、複数の支持杭を有する構造物の補修用足場であって、隣接する支持杭間に架設され、前記支持杭に巻きつけて固定された第1のロープと、前記支持杭の、前記第1のロープの上方に巻きつけて固定された取付けバンドと、対角に位置する支持杭間に架設され、前記取付けバンドに連結された第2のロープと、を具備し、前記第1のロープとして、連続した1本のロープを、その両端部を一方の端部の支持杭と他方の端部の支持杭にそれぞれ巻きつけるとともに、その中間部を、両端部の支持杭の間に位置する支持杭に、前記一方の端部の支持杭側から入り、前記他方の端部の支持杭側へ出るように巻きつけて固定することを特徴とするロープ式補修足場である。
第1のロープは、支持杭に少なくとも2重に巻きつけられる。巻き数は、足場板等の荷重を支えられるように決定される。第1のロープの上方に巻きつけられた取付けバンドには取付け具が設けられ、第2のロープは、取付け具を用いて取付けバンドに連結される。
第1のロープの中央付近でのたわみが大きく、足場として不具合になる場合には、隣接する支持杭間に剛性の高い鞘管を配置し、鞘管に第1のロープを通してたわみを防止する。第2のロープの交差部には、ロープ取付板が設けられ、第2のロープはロープ取付板に連結される。
第1のロープ、第2のロープ、取付けバンドは、ポリエステル製などの、水に浮かび、錆びず、鋼管に巻きつけやすい材質のもの、あるいは、ワイヤーロープなどの、強度が高く鋼管に巻き付けやすい材質のものとする。
第1の発明では、隣接する支持杭間に架設される第1のロープを支持杭に巻きつけて固定する。また、支持杭の第1のロープの上方に取付けバンドを巻きつけて固定する。さらに、対角に位置する支持杭間に架設される第2のロープを取付けバンドに連結する。
本発明によれば、大きな荷重に耐えることができ、錆びず、容易に設置および撤去できるロープ式補修足場および浮体式補修足場を提供できる。
以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施の形態を詳細に説明する。図1は、桟橋1の立面図および水平面での断面図を示す。図1の(a)図は、図1の(b)図に示す矢印Bの方向から見た桟橋1の立面図である。図1の(b)図は、図1の(a)図に示す矢印A−Aによる桟橋1の断面図である。
図1の(a)図に示すように、桟橋1は、複数の支持杭9を有する構造物である。支持杭9は、桟橋1の橋軸方向および橋軸直交方向に所定の間隔をおいて設けられ、地盤5に支持される。桟橋1では、支持杭9の上端に桁11が架設され、桁11の上面に床版7が設置される。
桟橋1を補修する際には、仮設の補修用足場19が設置される。図1の(b)図に示すように、補修用足場19は、支持杭9の間に複数のロープ13を架設して形成される。桟橋1周辺の水面レベルは、低いレベル3aと高いレベル3bとの間を推移する。ロープ13は、高い水面レベル3bよりも上方に架設される。
ロープ13は、第1のロープであるメインロープ13a、クロスロープ13b、第2のロープであるクロスロープ13cからなる。メインロープ13aは、桟橋1の橋軸直交方向に隣接する支持杭9の間に架設される。クロスロープ13bは、橋軸方向に隣接する支持杭9の間に架設される。クロスロープ13cは、対角に位置する支持杭9の間に架設される。
ロープ13は、ポリエステル製などの、水に浮かび、錆びず、所定の強度を有し、鋼管に巻きつけやすい材質、あるいは、ワイヤーロープなどの、強度が高く鋼管に巻き付けやすい材質とする。
図2は、桟橋1の中間に位置する支持杭9へのメインロープ13aの固定方法を示す図である。図2の(a)図は、図1の(b)図に示す範囲Cの拡大図である。図2の(b)図は、図1の(b)図に示す範囲Cを矢印Bの方向から見た立面図である。なお、図2では、ロープ13のうちメインロープ13aのみが図示されている。
図2に示すように、桟橋1の中間に位置する支持杭9では、メインロープ13aが支持杭9の周囲に2重に巻きつけられる。
図3は、桟橋1の端部に位置する支持杭9へのメインロープ13aの固定方法を示す図である。図3の(a)図は、図1の(b)図に示す範囲Dの拡大図である。図3の(b)図は、図1の(b)図に示す範囲Dを矢印Bの方向から見た立面図である。なお、図3では、ロープ13のうちメインロープ13aのみが図示されている。
図3に示すように、メインロープ13aの端部には、止め具17aを用いてリング部15aが形成される。桟橋1の端部に位置する支持杭9では、メインロープ13aが、リング部15aに通され、支持杭9の周囲に2重に巻きつけられる。
図4は、隣接する支持杭9間に架設されたメインロープ13aを示す図である。図4は、図1の(b)図に示す範囲Eを矢印Bの方向から見た立面図である。図4に示すように、桟橋1の橋軸直交方向に隣接する支持杭9の間には、鞘管21が配置される。メインロープ13aは、鞘管21の内部に通される。鞘管21は、剛性が高く、錆びにくい材質のものとする。メインロープ13aにたわみが生じると補修用足場19に不具合が生じるが、鞘管21に通すことにより、支持杭9間の中央付近でのメインロープ13aのたわみが防止される。
図5は、桟橋1の中間に位置する支持杭9へのクロスロープ13b、クロスロープ13cの固定方法を示す図である。図5の(a)図は、図1の(b)図に示す範囲Cの拡大図である。図5の(b)図は、図1の(b)図に示す範囲Cを矢印Bの方向から見た立面図である。なお、図5の(a)図では、メインロープ13aの図示は省略している。
図5に示すように、桟橋1の中間に位置する支持杭9では、メインロープ13aの上方にクロスロープ取付けバンド23が巻きつけられる。クロスロープ取付けバンド23は、支持杭9の周囲に2重に巻きつけられ、端部が止め具27で固定される。桟橋1の中間に位置する支持杭9に巻きつけられたクロスロープ取付けバンド23には、6ヶ所にクロスロープ取付け金具25が取り付けられる。
橋軸方向に隣接する支持杭9の間に架設されるクロスロープ13bの端部には、止め具17bを用いてリング部15bが形成される。クロスロープ13bは、リング部15bをクロスロープ取付け金具25に引っ掛けることにより、クロスロープ取付けバンド23に連結される。
対角に位置する支持杭9の間に架設されるクロスロープ13cの端部には、止め具17cを用いてリング部15cが形成される。クロスロープ13cは、リング部15cをクロスロープ取付け金具25に引っ掛けることにより、クロスロープ取付けバンド23に連結される。
図6は、桟橋1の端部に位置する支持杭9へのクロスロープ13b、クロスロープ13cの固定方法を示す図である。図6の(a)図は、図1の(b)図に示す範囲Dの拡大図である。図6の(b)図は、図1の(b)図に示す範囲Dを矢印Bの方向から見た立面図である。なお、図6の(a)図では、メインロープ13aの図示は省略している。
図6に示すように、桟橋1の端部に位置する支持杭9でも、桟橋1の中間に位置する支持杭9と同様にして、メインロープ13aの上方にクロスロープ取付けバンド23が巻きつけられる。クロスロープ取付けバンド23は、支持杭9の周囲に2重に巻きつけられ、端部が止め具27で固定される。桟橋1の端部に位置する支持杭9に巻きつけられたクロスロープ取付けバンド23には、4ヶ所にクロスロープ取付け金具25が取り付けられる。
桟橋1の端部に位置する支持杭9でも、桟橋1の中央に位置する支持杭9と同様に、橋軸方向に隣接する支持杭9の間に架設されるクロスロープ13bが、リング部15bをクロスロープ取付け金具25に引っ掛けることにより、クロスロープ取付けバンド23に連結される。
また、対角に位置する支持杭9の間に架設されるクロスロープ13cが、リング部15cをクロスロープ取付け金具25に引っ掛けることにより、クロスロープ取付けバンド23に連結される。
図7は、クロスロープ取付板22周辺の平面図を示す。図7は、図1の(b)図に示す範囲Fの拡大図である。図7に示すように、対角に位置する支持杭9の間に架設されるクロスロープ13cの交差部には、クロスロープ取付板22が配置される。クロスロープ13cは、止め具17cを用いて端部に形成されたリング部15cがクロスロープ取付板22に引っ掛けられる。
図1に示すような補修用足場19を設置するには、まず、メインロープ13aを、図2および図3に示すように各支持杭9に順次巻きつけて固定しつつ、図4に示すように支持杭9間に配置された鞘管21に通して架設する。桟橋1の端部の支持杭9では、メインロープ13aを、端部のリング部15aに通して引っ張ることにより、支持杭9の周囲に締め付ける。なお、メインロープ13aは、1本ものとするのが望ましい。
次に、図5および図6に示すように、クロスロープ取付け金具25を有するクロスロープ取付けバンド23を、各支持杭9に固定されたメインロープ13aの上方に巻きつけて固定する。メインロープ13aは、クロスロープ取付けバンド23が支持杭9表面で下方にずれることを防止する。
クロスロープ取付けバンド23の支持杭9への固定と前後して、図7に示すように、クロスロープ取付板22にリング部15cを引っ掛けて、クロスロープ13cをX字状に取り付ける。クロスロープ取付板22に取付けたクロスロープ13cは、あらかじめ長めに用意しておく。
その後、図5および図6に示すように、クロスロープ取付け金具25を用いて、クロスロープ13b、クロスロープ13cをクロスロープ取付けバンド23に連結する。この時、クロスロープ13bのリング部15b、クロスロープ13cのリング部15cをクロスロープ取付け金具25に引っ掛けた後、チェーンブロックのようなレバーを用いて引っ張り、張力を所定の値となるように調整する。なお、クロスロープ取付板22の部分では、ロープの長さや張力の調整は行わない。
ロープ13を架設した後、メインロープ13a間に足場板(図示せず)を所定の離隔をもって掛け渡す。そして、ロープ13と足場板(図示せず)とを、必要な箇所において結線する。メインロープ13aは、補修用足場19において、ロープ13全体の揺れを抑制する通し桁のような機能を有する。
なお、ロープ13は、鉛直荷重として、足場板や補修作業の作業者の荷重に加え、補修の際に削り落とされる劣化コンクリートなどが足場板の表面にある程度溜まることを許容できる張力で引張る。
このように、第1の実施の形態では、ロープ13を橋軸方向、橋軸直交方向、斜方向に架設するが、このとき、桟橋1の構築部材(床版7、支持杭9等)を加工して特別な治具を取り付ける必要がない。そのため、補修用足場19は、桟橋1を傷つけることなく、容易に設置および撤去できる。
ロープ13はポリエステル製等であるため、支持杭9に巻きつけて固定しても支持杭9の防食塗装を傷つけない。また、海上に長時間露出しても錆びず、補修工事終了後に他の現場で再利用できるため経済的である。
なお、図2、図3では、メインロープ13aを支持杭9に2重に巻きつけたが、メインロープ13aの巻き数はこれに限らない。足場板および点検のための上載荷重を支えられる鉛直荷重は巻き数に比例して増大するので、補修用足場19では、必要な荷重を支えられるようにメインロープ13aの巻き数を設定する。
また、ロープ13には、ワイヤーロープなどを用いてもよい。その場合、ロープ13と支持杭9の表面との間にゴム等のあて物をするのが望ましい。あて物をすることにより、支持杭9の防食塗装を傷つけずに鉛直方向の滑動抵抗を増大させることができる。さらに、支持杭9間の距離が長い場合には、床版7から吊り具を用いてロープ13を吊ってもよい。
次に、第2の実施の形態について説明する。図8は、桟橋1の立面図および水平面での断面図を示す。図8の(a)図は、図8の(b)図に示す矢印Iの方向から見た桟橋1の立面図である。図8の(b)図は、図8の(a)図に示す矢印G−Gによる桟橋1の断面図である。
図8の(a)図に示すように、桟橋1は、複数の支持杭9を有する構造物である。支持杭9は、桟橋1の橋軸方向および橋軸直交方向に所定の間隔をおいて設けられ、地盤5に支持される。桟橋1では、支持杭9の上端に桁11が架設され、桁11の上面に床版7が設置される。
図9は、補修用足場29の立面図を示す。図9は、図8の(a)図に示す範囲Hの拡大図である。図10は、補修用足場29の平面図を示す。図10は、図8の(b)図に示す範囲Jの拡大図である。
桟橋1を補修する際には、仮設の補修用足場29が設置される。図8から図10に示すように、補修用足場29は、浮体であるセミサブ式ポンツーン31、第1の伸縮式ストッパ37、昇降式足場33、第2の伸縮式ストッパ39、張出足場35等からなる。
セミサブ式ポンツーン31は、橋軸直交方向に隣接する支持杭9間に配置可能な寸法とする。すなわち、セミサブ式ポンツーン31の橋軸直交方向の幅は、橋軸直交方向に隣接する支持杭9の設置間隔よりも狭いものとする。また、セミサブ式ポンツーン31の橋軸方向の長さは、橋軸方向に隣接する支持杭9の設置間隔より長いものとする。
伸縮式ストッパ37は、セミサブ式ポンツーン31の支持杭9と対向する側面45と支持杭9との間に設けられる。伸縮式ストッパ37は、水平方向に伸縮し、セミサブ式ポンツーン31を支持杭9間に固定する。伸縮式ストッパ37の端部は、支持杭9に押し付けても支持杭9の表面の防食塗装を傷つけないような材質とする。
昇降式足場33は、セミサブ式ポンツーン31上に設けられる。昇降式足場33は、セミサブ式ポンツーン31の上面に設けられた複数の伸縮式脚部41と、伸縮式脚部41の上端に設けられた作業台43とからなる。昇降式足場33では、伸縮式脚部41が上下方向に伸縮して、作業台43の高さを調整する。
作業台43は、橋軸直交方向に隣接する支持杭9間に配置可能な寸法とする。すなわち、作業台43の橋軸直交方向の幅は、橋軸直交方向に隣接する支持杭9の設置間隔よりも狭いものとする。また、作業台43の橋軸方向の長さは、橋軸方向に隣接する支持杭9の設置間隔より長いものとする。
伸縮式ストッパ39は、昇降式足場33の作業台43の支持杭9と対向する側面47と支持杭9との間に設けられる。伸縮式ストッパ39は、水平方向に伸縮し、昇降式足場33の作業台43を支持杭9間に固定する。伸縮式ストッパ39の端部は、支持杭9に押し付けても支持杭9の表面の防食塗装を傷つけないような材質とする。
張出足場35は、昇降式足場33の作業台43の側面47に設けられる。張出足場35の橋軸方向の長さは、橋軸方向に隣接する支持杭9の設置間隔よりも短いものとする。張出足場35は、図9の点線部分49に示すように回動式であり、作業台43から橋軸直交方向に張出可能である。張出足場35は、使用時には作業台43から張出し、使用しない時には作業台43上に配置される。
補修用足場29を設置するには、まず、伸縮式ストッパ37を用いてセミサブ式ポンツーン31を支持杭9に固定する。桟橋1周辺の水面レベルは、低いレベル3aと高いレベル3bとの間で推移するが、セミサブ式ポンツーン31は、例えば、低い水面レベル3aに合わせて固定される。
次に、伸縮式脚部41を用いて昇降式足場33を適切な高さに調整し、伸縮式ストッパ39を用いて昇降式足場33の作業台43を適切な高さで支持杭9に固定する。
補修用足場29は、桟橋1に第1の実施の形態の補修用足場19を設置する際や、桟橋1の補修作業をする際に用いられる。
このように、補修用足場29は、セミサブ式ポンツーン31上に昇降式足場33を設けたものであり、伸縮式ストッパ37および伸縮式ストッパ39を用いて支持杭9に固定することにより、桟橋1に容易に設置および撤去できる。補修用足場29は、補修工事終了後に他の現場で再利用できるため経済的である。
なお、第2の実施の形態では、張出足場35を回動式としたが、スライド式などの他の方式の張出足場を設けてもよい。また、補修用足場29の配置は、図8の(b)図に示すものに限らず、90度回転させた状態で配置してもよい。この場合、補修用足場29では、セミサブ式ポンツーン31および昇降式足場33の作業台43の寸法を、橋軸方向に隣接する支持杭9間に配置できる寸法とする。
第1、第2の実施の形態では、桟橋1に補修用足場19、補修用足場29を設置したが、補修用足場19、補修用足場29は、支持杭を有する他の構造物にも設置できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明にかかる補修用足場の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
桟橋1の立面図および水平面での断面図 桟橋1の中間に位置する支持杭9へのメインロープ13aの固定方法を示す図 桟橋1の端部に位置する支持杭9へのメインロープ13aの固定方法を示す図 隣接する支持杭9間に架設されたメインロープ13aを示す図 桟橋1の中間に位置する支持杭9へのクロスロープ13b、クロスロープ13cの固定方法を示す図 桟橋1の端部に位置する支持杭9へのクロスロープ13b、クロスロープ13cの固定方法を示す図 クロスロープ取付板22周辺の平面図 桟橋1の立面図および水平面での断面図 補修用足場29の立面図 補修用足場29の平面図
符号の説明
1………桟橋
9………支持杭
13………ロープ
13a………メインロープ
13b、13c………クロスロープ
19………補修用足場
21………鞘管
23………クロスロープ取付けバンド
25………クロスロープ取付け金具
29………補修用足場
31………セミサブ式ポンツーン
33………昇降式足場
35………張出足場
37、39………伸縮式ストッパ
41………伸縮式脚部
43………作業台

Claims (7)

  1. 複数の支持杭を有する構造物の補修用足場であって、
    隣接する支持杭間に架設され、前記支持杭に巻きつけて固定された第1のロープと、
    前記支持杭の、前記第1のロープの上方に巻きつけて固定された取付けバンドと、
    対角に位置する支持杭間に架設され、前記取付けバンドに連結された第2のロープと、
    を具備し、
    前記第1のロープとして、連続した1本のロープを、その両端部を一方の端部の支持杭と他方の端部の支持杭にそれぞれ巻きつけるとともに、その中間部を、両端部の支持杭の間に位置する支持杭に、前記一方の端部の支持杭側から入り、前記他方の端部の支持杭側へ出るように巻きつけて固定することを特徴とするロープ式補修足場。
  2. 前記第1のロープが、前記支持杭に少なくとも2重に巻きつけられることを特徴とする請求項1記載のロープ式補修足場。
  3. 前記取付けバンドに取付け具が設けられ、前記第2のロープが前記取付け具を用いて前記取付けバンドに連結されることを特徴とする請求項1記載のロープ式補修足場。
  4. 前記隣接する支持杭間に鞘管が配置され、前記第1のロープが前記鞘管に通されることを特徴とする請求項1記載のロープ式補修足場。
  5. 前記第2のロープの交差部にロープ取付板が設けられ、前記第2のロープが前記ロープ取付板に連結されることを特徴とする請求項1記載のロープ式補修足場。
  6. 前記第1のロープと直交する方向に隣接する支持杭間に架設される第3のロープを有し、
    前記第3のロープが、前記取付けバンドに連結されることを特徴とする請求項1記載のロープ式補修足場。
  7. 第1のロープとしてワイヤロープを用い、
    前記第1のロープを前記支持杭に巻きつける際、前記第1のロープと前記支持杭の間にあて物をすることを特徴とする請求項1記載のロープ式補修足場。
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