JP5073267B2 - 相変化メモリ素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体メモリ素子、その動作及び製造方法に係り、さらに詳細には、相変化メモリ素子、その動作及び製造方法に関する。
相変化RAM(Phase−change Random Access Memory:PRAM)は、フラッシュメモリ、強誘電体RAM(FRAM:Ferroelectric RAM)及び磁気RAM(MRAM:Magnetic RAM)のような不揮発性メモリ素子の一つである。PRAMと他の不揮発性メモリ素子との構造的な差異点は、ストレージノードにある。
PRAMのストレージノードは、相変化層を備える。相変化層の相は、所定の温度で結晶状態から非晶質状態に変わり、前記所定の温度より低い温度で非晶質状態から結晶状態に変わる。相変化層の相が非晶質状態である時の前記相変化層の抵抗を第1抵抗とし、前記相変化層の相が結晶状態である時の前記相変化層の抵抗を第2抵抗とすれば、前記第1抵抗は、前記第2抵抗より大きい。
PRAMは、このように相変化層の相によって相変化層の抵抗が変わる相変化層の抵抗特性を利用してビットデータを記録し、かつ読み取るメモリ素子である。
図1は、従来の技術によるPRAMを示す。
図1を参照すれば、従来のPRAMは、ソース領域Sとドレイン領域D、及びソース領域Sとドレイン領域Dとの間のチャンネル領域C上に形成されたゲートGを含むトランジスタTrをシリコン基板7に備える。また、従来のPRAMは、トランジスタTrの前記二つの領域S,Dのうち何れか一つ、例えば、ソース領域Sに連結するストレージノード部10を備える。ストレージノード部10は、導電性プラグ9を通じてトランジスタTrのソース領域Sに連結されている。ストレージノード部10は、順次に積層された下部電極10a、下部電極コンタクト層10b、ビットデータが記録される相変化層10c及び上部電極10dを備える。下部電極10aは、下部電極コンタクト層10bが形成されうる広い領域を提供するパッド層の役割を兼ねる。下部電極コンタクト層10bは、相変化層10cの下面の制限された領域に接触されている。
図2は、このような従来のPRAMの動作方法を示す。図2には、便宜上、ストレージノード部10のみを示した。
図2を参照すれば、相変化層10cの相が結晶状態である時をセット状態とし、ビットデート0が記録されたと見なす。相変化層10cにビットデータ0が記録された状態で、上部電極10dから相変化層10cを経て下部電極10aに第1相変化電流I1を印加する。第1相変化電流I1は、相変化層10cの下部電極コンタクト層10bと接触された部分の相を非晶質状態に変化させる電流であって、リセット電流という。第1相変化電流I1は、パルス電流であって、印加時間は、数ナノ秒ほどであり、下記のセット電流に比べて大きい値を有する。このような第1相変化電流I1は、相変化層10cに比べて幅が遥かに狭い下部電極コンタクト層10bに集中する。これにより、相変化層10cの下部電極コンタクト層10bと接触する領域A1(以下、接触領域)の抵抗は大きく増加し、接触領域A1の温度は、第1相変化電流I1が印加される間に相変化温度以上に上昇する。その結果、相変化層10cの接触領域A1の相は、結晶状態から非晶質状態に変わる。このように、相変化層10cの接触領域A1が非晶質状態である時をリセット状態とし、データ1が記録されたと見なす。図2の(a)で、参照符号h1は、第1相変化電流I1の高さを表す。
一方、図2の(b)に示したように、相変化層10cの接触領域A1が非晶質状態であるとき、ストレージノード部10に第1相変化電流I1と同じ方向に第2相変化電流I2を印加する。第2相変化電流I2は、相変化層10cの接触領域A1の相を非晶質状態から元来の結晶状態に変えるため、セット電流という。第2相変化電流I2は、パルス電流である。第2相変化電流I2の強度は、第1相変化電流I1より低い。しかし、第2相変化電流I2の印加時間は、第1相変化電流I1と同じであるか、またはそれより遥かに長い。ストレージノード部10にかかる第2相変化電流I2が印加される間に、相変化層10cの接触領域A1の抵抗が増加して接触領域A1の温度は上昇する。しかし、第1相変化電流I1が印加される時と異なり、第2相変化電流I2の強度が低く、印加時間が長いため、接触領域A1の温度は、相変化層10cの相変化温度までは上昇しない。このように、接触領域A1が相変化層10cの相変化温度より低い温度で相対的に長時間加熱されることによって、接触領域A1は、非晶質状態から結晶状態に変わり、相変化層10cは、全体が結晶状態になる。
前述したように、従来の技術によるPRAMで相変化層10cの抵抗状態は、第1相変化電流I1、すなわちリセット電流と、第2相変化電流I2、すなわちセット電流とによって決定される。
第1相変化電流I1は、前述したように、相変化層10cの相を結晶状態から非晶質状態に変化させるための、すなわち相変化層10cを溶かすための熱を発生させる電流である。一方、第2相変化電流I2は、第1相変化電流I1によって非晶質状態の相変化層10cを単に結晶状態に変えるために熱を発生させる電流であって、前記第1相変化電流I1よりは、電流の大きさが遥かに小さい。
前述した従来のPRAMにおいて、第1及び第2相変化電流I1,I2は、トランジスタTrを経てストレージノード部10に印加される。そのため、リセット電流の第1相変化電流I1の大きさとセット電流の第2相変化電流I2の大きさとは、何れもトランジスタTrが受容できる電流の大きさより小さくなければならない。
前述したように、第1及び第2相変化電流I1,I2のうち第1相変化電流I1、すなわち、リセット電流が遥かに大きいため、将来的にPRAMの集積度を制限しないためには、リセット電流を減らす必要がある。
これにより、前述した従来のPRAMにおいて、リセット電流を減らすための案として、下部電極コンタクト層10bの幅を減らす方法、下部電極コンタクト層10bを酸化させる方法、下部電極コンタクト層10bに高低抗のTiAlN層を使用する方法が提示された。
このような方法は、下部電極コンタクト層10bで多量のジュール熱を発生させうるため、リセット電流を減らすことができる。しかし、このような方法は、セット抵抗も増加させるため、PRAMの収率及び信頼性を低下させる恐れがある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、前記従来の問題点を改善するためのものであって、セット抵抗の増加は防止しつつ、リセット電流は減らせるPRAMを提供することである。
本発明が解決しようとする他の技術的課題は、このようなPRAMの動作方法を提供することである。
本発明が解決しようとするさらに他の技術的課題は、前記PRAMの製造方法を提供することである。
前記課題を達成するために、スイッチング素子及びそれに連結されたストレージノードを含むPRAMにおいて、前記ストレージノードは、前記スイッチング素子に連結された下部電極と、前記下部電極上に形成された相変化層と、前記相変化層上に形成された上部電極を含むが、前記下部及び上部電極は、前記相変化層より融点が高く、異なるタイプの熱電物質からなることを特徴とするPRAMを提供する。
前記下部電極の上面は、凹状になりうる。そして、前記下部電極と前記相変化層との間に下部電極コンタクト層がさらに備えられうる。また、前記相変化層の厚さは、100nm以下でありうる。
前記下部電極は、N型熱電物質からなり、前記上部電極は、P型熱電物質からなり、その逆にもなりうる。
前記下部電極、相変化層及び上部電極のゼーベック係数は、異なりうる。
前記N型熱電物質は、n−SiGe、SbTe−BiTe(SbTeの含量<BiTeの含量)、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質及び主成分がTeAgGeSbである物質からなる群のうち選択された何れか一つでありうる。このような物質は、少量のドーピング物質を含みうる。
前記P型熱電物質は、p−SiGe、SbTe−BiTe(SbTeの含量>BiTeの含量)、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質及び主成分がTeAgGeSbである物質からなる群のうち選択された何れか一つでありうる。このような物質は、少量のドーピング物質を含みうる。
本発明の他の実施例によれば、前記N型及びP型熱電物質はまた、二元系スクッテルダイト構造を有し、MX組成(ここで、M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質でありうる。
また、前記N型及びP型熱電物質は、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(ここで、R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そしてX=P,As,またはSb)を有する物質でありうる。
また、前記N型及びP型熱電物質は、包接化合物構造を有し、A1630組成に若干のドーピングをした(ここで、A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)物質でありうる。
前記下部電極コンタクト層は、前記下部電極と同じタイプの熱電物質からなりうる。
前記下部電極、相変化層及び上部電極のゼーベック係数をそれぞれS1、S2及びS3とするとき、前記S1、S2及びS3は、S1<S2<S3の関係、S1<S3<S2の関係及びS2<S1<S3の関係からなる群から何れか一関係を満たしうる。ここで、前記S1、S2及びS3の間の関係で、S1とS3とは、S3−S1>100μV/Kの関係(Kは、絶対温度)を満たしうる。
前記他の課題を達成するために、本発明は、スイッチング素子及びこれに連結されたストレージノードを含むPRAMにおいて、前記ストレージノードは、前記スイッチング素子に連結された下部電極と、前記下部電極上に形成された相変化層と、前記相変化層上に形成された上部電極と、を備えるが、前記下部及び上部電極は、前記相変化層より融点が高く、異なるタイプの熱電物質からなるPRAMの動作方法において、前記スイッチング素子をオン状態に維持する工程及び前記相変化層に電流が流れるように、前記上部電極と下部電極との間に電圧を印加する工程を含むことを特徴とするPRAMの動作方法を提供する。
前記スイッチング素子は、トランジスタ型またはダイオード型でありうる。
前記電流は、前記相変化層に非晶質領域を形成するリセット電流であり、前記電圧は、書き込み電圧でありうる。
本発明の他の実施例によれば、前記電流は、前記相変化層に存在する非晶質領域を結晶状態に変化させるためのセット電流であり、前記電圧は、消去電圧でありうる。
前記下部電極、相変化層及び上部電極の物質特性と幾何学的な特性及び付加的な要素は、前記技術的課題を達成するために提供されたメモリ素子で記述した通りでありうる。
前記さらに他の課題を達成するために、本発明は、基板にスイッチング素子を形成する工程、前記基板上に前記スイッチング素子を覆う第1層間絶縁層を形成する工程、前記第1層間絶縁層に前記スイッチング素子が露出されるコンタクトホールを形成する工程、前記コンタクトホールを導電性プラグで埋め込む工程、前記第1層間絶縁層上に前記導電性プラグを覆う下部電極層及び第2層間絶縁層を形成する工程、前記第2層間絶縁層に前記下部電極層が露出されるビアホールを形成する工程、前記ビアホールを相変化層で埋め込む工程、前記第2層間絶縁層上に前記相変化層を覆う上部電極層を形成する工程及び前記相変化層が含まれるように、前記上部電極層、前記第2層間絶縁層及び前記下部電極層を順次にエッチングする工程を含むことを特徴とするPRAMの製造方法を提供する。
このような製造方法で、前記スイッチング素子は、トランジスタ型またはダイオード型でありうる。
前記下部電極層及び上部電極層は、それぞれ異なるタイプの熱電物質層で形成しうる。
前記下部電極層、相変化層及び上部電極層は、ゼーベック係数が異なる物質層で形成しうる。ここで、前記下部電極層、相変化層及び上部電極層のゼーベック係数をそれぞれS1、S2及びS3とすれば、前記下部電極層、相変化層及び上部電極層は、前記S1、S2及びS3がS1<S2<S3、S1<S3<S2及びS2<S1<S3の関係のうち何れか一つを満たす物質層で形成しうる。また、前記S1、S2及びS3の間の関係で、前記S1とS3とは、S3−S1>100μV/Kの関係(Kは、絶対温度)を満たししうる。
また、前記下部電極層は、N型熱電物質層からなり、前記上部電極層は、P型熱電物質層からなり、あるいはその逆に形成しうる。
前記ビアホールを相変化層で埋め込む工程は、前記第2層間絶縁層上に前記ビアホールを埋め込む相変化物質層を形成する工程及び前記相変化物質層の上面を前記第2層間絶縁層が露出されるまで研磨する工程をさらに含みうる。
前記研磨する工程以後に、前記第2層間絶縁層の上面の高さを前記研磨された相変化物質層の上面より低める工程及び前記研磨された相変化物質層の上面を前記第2層間絶縁層が露出されるまで再び研磨する工程をさらに実施しうる。
前記さらに他の技術的課題を達成するために、本発明は、基板にスイッチング素子を形成する工程、前記基板上に前記スイッチング素子を覆う第1層間絶縁層を形成する工程、前記第1層間絶縁層に前記スイッチング素子が露出されるコンタクトホールを形成する工程、前記コンタクトホールを導電性プラグで埋め込む工程、前記第1層間絶縁層上に前記導電性プラグを覆う下部電極を形成する工程、前記第1層間絶縁層に前記下部電極を覆う第2層間絶縁層を形成する工程、前記第2層間絶縁層に前記下部電極が露出されるビアホールを形成する工程、前記ビアホールを下部電極コンタクト層で埋め込む工程、前記第2層間絶縁層上に前記下部電極コンタクト層を覆う相変化層及び上部電極層を順次に形成する工程及び前記上部電極層及び前記相変化層を順次にエッチングする工程を含むが、前記下部電極コンタクト層と前記上部電極層とは異なるタイプの熱電物質層で形成することを特徴とするPRAMの製造方法を提供する。
このような製造方法で、前記下部電極コンタクト層、相変化層及び前記上部電極層のゼーベック係数をS1、S2及びS3とするとき、前記下部電極コンタクト層、相変化層及び上部電極層は、前記S1、S2及びS3がS1<S2<S3、S1<S3<S2及びS2<S1<S3の関係のうち何れか一つを満たす物質層で形成しうる。そして、前記S1、S2及びS3の間の関係で、前記S1とS3とは、S3−S1>100μV/Kの関係(Kは、絶対温度)を満たしうる。
本発明を利用すれば、ペルチェ(Peltier)効果によるペルチェ熱の上昇だけリセット電流を減らせる。このような結果により、トランジスタの許容電流も低めうるので、トランジスタのサイズを現在よりさらに減らせるが、これは、PRAMの集積度を高める結果をもたらす。
また、本発明において、リセット電流の減少は、ペルチェ熱に起因したことであり、下部電極コンタクト層64のサイズ減少とは関係ない。したがって、本発明を利用すれば、セット抵抗の増加なしにPRAMの集積度を高めることもできる。
以下、本発明の実施例によるPRAM、その動作及び製造方法を添付された図面を参照して詳細に説明する。この過程で、図面に示された層や領域の厚さは、明細書の明確性のために誇張して示した。
まず、本発明の第1実施例によるPRAM(以下、第1メモリ素子)について説明する。
図3を参照すれば、第1メモリ素子の基板40には、導電性不純物、例えば、n型不純物がドーピングされた第1及び第2不純物領域S1,D1が所定の間隔で存在する。基板40は、例えば、p型シリコン基板でありうる。第1及び第2不純物領域S1,D1は、多様な形態を有しうる。第1及び第2不純物領域S1,D1のうち何れか一つ、例えば、第1不純物領域S1は、ソース領域であり、残りの領域は、ドレイン領域でありうる。第1不純物領域S1と第2不純物領域D1との間の基板40上にゲート酸化膜42が存在し、ゲート酸化膜42上にゲート電極44が存在する。基板40と第1と第2不純物領域S1,D1及びゲート電極44は、電界効果トランジスタを構成する。基板40上に前記トランジスタを覆う第1層間絶縁層47が存在する。第1層間絶縁層47に第1不純物領域S1が露出されるコンタクトホール48が形成されている。コンタクトホール48は、第1不純物領域S1の代わりに、第2不純物領域D1が露出される位置に形成されることもある。コンタクトホール48は、導電性プラグ50で埋め込まれている。第1層間絶縁層47上に導電性プラグ50の露出された上面を覆う下部電極52aが存在する。下部電極52aは、下記する相変化層56より融点が高く、第1ゼーベック係数S1を有する、N型熱電物質で形成された電極でありうる。
前記N型熱電物質は、例えば、n−SiGe、SbTe−BiTe、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質及び主成分がTeAgGeSbである物質からなる群のうち選択された何れか一つでありうる。このような物質は、少量のドーピング物質を含みうる。
また、前記N型熱電物質は、二元系スクッテルダイト構造を有し、MX組成(ここで、M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質でありうる。
また、前記N型熱電物質は、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(ここで、R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そしてX=P,As,またはSb)を有する物質でもありうる。
また、前記N型熱電物質は、包接化合物構造を有し、A1630の組成に若干のドーピングをした(ここで、A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)物質でもありうる。
下部電極52aが前記例を挙げたN型熱電物質のうちSbTe−BiTeで形成された電極であるとき、下部電極52aでSbTeの含量は、BiTeより少ない。このような下部電極52aの上面上に第2層間絶縁層54が存在する。第2層間絶縁層54に下部電極52aの一部領域が露出されるビアホールh1が形成される。ビアホールh1は、相変化層56で埋め込まれている。相変化層56は、第2ゼーベック係数S2を有する物質、例えば、GST層でありうる。第1ゼーベック係数S1は、第2ゼーベック係数S2より大きいか、または小さい。ビアホールh1は、相変化層56で埋め込まれており、ビアホールh1の深さは、相変化層56の厚さを決定する。相変化層56の厚さは、100nm以下、望ましくは、20nmほどであり、ビアホールh1は、これほどの深さを有するように形成されていることが望ましい。
次いで、第2層間絶縁層54上にビアホールh1を埋め込んだ相変化層56の露出された部分を覆う上部電極58aが存在する。上部電極58aは、相変化層56より融点が高く、第3ゼーベック係数S3を有する、P型熱電物質で形成された電極でありうる。
前記P型熱電物質は、例えば、p−SiGe、SbTe−BiTe、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質及び主成分がTeAgGeSbである物質からなる群のうち選択された何れか一つでありうる。このような物質は、少量のドーピング物質を含みうる。
また、前記P型熱電物質は、二元系スクッテルダイト構造を有し、MXの組成(ここで、M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質でありうる。
また、前記P型熱電物質は、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12の組成(ここで、R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そしてX=P,As,またはSb)を有する物質でありうる。
また、前記P型熱電物質は、包接化合物構造を有し、A1630組成に若干のドーピングをした(ここで、A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)物質でありうる。
上部電極58aが前記例を挙げたP型熱電物質のうちSbTe−BiTeで形成された電極であるとき、上部電極58aでSbTeの含量は、BiTeより多い。第3ゼーベック係数S3は、第1ゼーベック係数S1より大きい(S3>S1)が、第2ゼーベック係数S2より大きいか、または小さい(S3>S2またはS3<S2)。第3ゼーベック係数S3が、第1ゼーベック係数S1より大きいとき、第1及び第3ゼーベック係数S,S3は、次の数式1を満たすことが望ましい。
(数式1)
S3−S1>100μV/K,(K:絶対温度)
下部電極52aが前記N型熱電物質で形成された電極であり、上部電極58aが前記P型熱電物質で形成された電極であるとき、第1及び第3ゼーベック係数S1,S3は、数式1を満たし、前記第1ないし第3ゼーベック係数S1−S3は、第1関係(S1<S2<S3)を満たすことが望ましいが、第1ないし第3ゼーベック係数S1−S3は、第2関係(S2<S1<S3)や第3関係(S1<S3<S2)を満たす。
一方、下部電極52aと上部電極58aとを形成する熱電物質のタイプは、逆になりうる。例えば、下部電極52aは、P型熱電物質で形成された電極であり、上部電極58aは、N型熱電物質で形成されたものでありうる。このように、下部電極52aと上部電極58aとを形成する熱電物質が逆であるとき、前記関係式で参照符号S1は、上部電極58aのゼーベック係数を、S3は、下部電極52aのゼーベック係数を表す。したがって、ペルチェ効果が現れる位置も下部電極52aと上部電極58aとを形成する熱電物質のタイプが逆になる前と異なりうる。しかし、下部電極52aと上部電極58aとを形成する熱電物質のタイプを逆にしつつ、下部電極52aと上部電極58aとを貫通して流れる電流の方向も逆にすれば、ペルチェ効果が現れる位置は変わらない。
他の一方、図4を参照すれば、ビアホールh1を埋め込んだ相変化層56の上面56sは、第2層間絶縁層54のような平面ではなく、凹面でありうる。これにより、上部電極58aの相変化層56と接触した部分は、ビアホールh1に拡張された形態、すなわち、下向き凸状を有する。
次いで、本発明の第2実施例によるPRAM(以下、第2メモリ素子)について説明する。前記第2メモリ素子の構成は、前記第1メモリ素子とほとんど類似しているので、下記の説明は、前記第2メモリ素子で前記第1メモリ素子と異なる部分に限定した。
図5を参照すれば、トランジスタを覆う第1層間絶縁層46上に導電性プラグ50の露出された上面を覆う下部電極60が存在する。下部電極60は、パッド層の役割も兼ねる。このような下部電極60は、前述した第1メモリ素子の下部電極52aと同じ物質からなる電極でありうる。第1層間絶縁層46上に下部電極60を覆う第2層間絶縁層62が存在する。第2層間絶縁層62は、第1層間絶縁層46と同じ絶縁物質で構成しうる。第2層間絶縁層62には、下部電極60の上面が露出されるコンタクトホールh2が形成されている。コンタクトホールh2は、下部電極コンタクト層64で埋め込まれている。下部電極コンタクト層64は、下部電極60と同じ物質で形成されることが望ましい。第2層間絶縁層62上に下部電極コンタクト層64の露出された上面を覆う相変化層56が存在し、相変化層56上に上部電極58aが存在する。相変化層56と上部電極58aとは、前記第1メモリ素子で前述した通りである。
次いで、本発明者は、前述した本発明の実施例によるメモリ素子のリセット電流特性を確認するための比較実験を実施した。
この実験で、本発明者は、本発明のメモリ素子として図3に示した第1メモリ素子と同じ構造を有するPRAMを形成し、それと比較するための従来のメモリ素子は、下部及び上部電極を何れもTiAlNで形成した。
図6の(a)は、前記実験に使用した本発明のメモリ素子のストレージノード(以下、第1ストレージノード)を表し、(b)は、従来のメモリ素子のストレージノード(以下、第2ストレージノード)を表す。図6の(a)及び(b)を参照すれば、前記第1ストレージノード及び第2ストレージノードは、上下部電極の材質のみ異なり、その構成は同じであるということが分かる。前記第1及び第2ストレージノードで相変化層P1,P11は、何れもGST層で形成し、厚さt及び直径Dは、それぞれ20nm及び50nmとなるように形成した。
前記実験で、前記第1ストレージノードの変化を参照すれば、上部電極T1と下部電極B1との間に電圧を印加した後、上部電極T1と下部電極B1との間に流れる電流が0.69mAほどになったとき、相変化層P1の上部及び下部電極T1,B1と接触された部分は、非晶質状態になった。次いで、前記実験での前記第2ストレージノードの変化を参照すれば、上部電極T11と下部電極B11との間に電圧を印加した後、上部及び下部電極T11,B11に流れる電流が0.79mAであるとき、相変化層P11の上部及び下部電極T11,B11と接触された部分は、非晶質状態になった。
このような実験を通じて、前記第1ストレージノード、すなわち本発明のメモリ素子のストレージノードのリセット電流は、前記第2ストレージノードのリセット電流より小さいということを分かった。
このような実験結果は、本発明のメモリ素子の場合、ジュール熱に加えてペルチェ効果に起因した熱が発生することによって、従来より小さなリセット電流で相変化層が非晶質化しうるという予測と一致する。
一方、ペルチェ効果は、相変化層と接触する上部及び下部電極の幾何学的な形態と関係ないので、本発明の前記第1及び第2メモリ素子でペルチェ効果と関連して、セット抵抗の増加のような副作用は現れない。
次いで、前述した本発明の実施例によるメモリ素子の動作方法を、図7ないし図9を参照して説明する。本動作方法と関連して、トランジスタは、常にオン状態であるので、図7ないし図9で、トランジスタは、便宜上省略した。
図7ないし図9は、図3に示した第1メモリ素子の動作方法を表すが、図7は、前記第1メモリ素子の下部電極52a、相変化層56及び上部電極58aのゼーベック係数、すなわち第1ないし第3ゼーベック係数S1−S3の間の関係がS1<S3<S2である時の動作方法を表す。そして、図8は、第1ないし第3ゼーベック係数S1−S3の間の関係がS2<S1<S3である時の動作方法を表す。また、図9は、第1ないし第3ゼーベック係数S1−S3の間の関係がS1<S2<S3である時の動作方法を表す。
<書き込み>
まず、図7を参照すれば、図7(a)に示したように、全体が結晶状態である相変化層56にリセット電流Irsが流れるように上部電極58と下部電極52との間に書き込み電圧を所定の時間の間に、例えば、数十ナノ秒印加する。リセット電流Irsは、所定の高さI1hを有するパルス電流であるが、従来のリセット電流より強度が小さい。下部電極52a、相変化層56及び上部電極58aのゼーベック係数の間の関係(S1<S3<S2)によって、下部電極52aと上部電極58aとの間に前記書き込み電圧が印加されると、相変化層56の下部電極52aと接触した部分は、瞬間的に相変化温度以上となる。これにより、図7の(b)に示したように、相変化層56の下部電極52aと接触した部分は、非晶質領域80となる。相変化層56の前記一部領域が非晶質領域80となると、相変化層56の電気的な抵抗は高くなる。このように、非晶質領域80が形成されるにつれて、相変化層56の電気的な抵抗が高まったときには、前記第1メモリ素子にビットデート1が記録されたと見なせる。
一方、相変化層56の非晶質領域80が結晶状態になって相変化層56の全体が結晶状態になった時には、前記第1メモリ素子にビットデート0が記録されたと見なせる。
相変化層56の非晶質領域80を結晶状態に変化させるためには、図7の(b)に示したように、相変化層56に非晶質領域80が存在する状態で相変化層56にセット電流Isが流れるように下部電極58aと上部電極52aとの間に所定の電圧を印加する。ここで、前記セット電流Isは、パルス電流であって、その強度I2hは、リセット電流Irsより小さくする。しかし、セット電流Isの印加時間は、リセット電流Irsより長くする。
このようなセット電流Isが印加されると、相変化層56の非晶質領域80は、結晶状態になって、図7の(c)に示したように相変化層56は、全体が結晶状態になる。これにより、図7の(c)及び(a)で、相変化層56の状態は同一になる。したがって、図7の(b)に示した相変化層56にセット電流Isを印加する過程は、相変化層56に記録されたビットデート1を消去する過程と見なし、また、相変化層56にビットデート0を記録する過程と見なすこともある。
図8を参照すれば、下部電極52a、相変化層56及び上部電極58aのゼーベック係数S1,S2,S3がS2<S1<S3の関係を満たす場合、下部電極52aと上部電極58aとの間に図7に示した動作方法と同じ書き込み電圧が印加されるとき、図8の(b)から分かるように、相変化層56の上部電極58aと接触した部分が瞬間的に相転移温度以上になって非晶質領域90となる。しかし、相変化層56の下部電極52aと接触した部分には、何の変化も現れない。
このように、下部電極52a、相変化層56及び上部電極58aのゼーベック係数S1,S2,S3がS2<S1<S3の関係を満たす時には、前記第1メモリ素子の動作過程で相変化層56に形成される非晶質領域90の位置のみ異なり、残りの動作特性は、図7に示した動作と同じである。
図7及び図8に示したように、相変化層56で非晶質領域が形成される位置が異なるとしても、前記第1メモリ素子の電流−抵抗特性は変わらない。したがって、図7及び図8に示した動作方法は、実質的に同じである。
図9を参照すれば、下部電極52a、相変化層56及び上部電極58aのゼーベック係数S1,S2,S3がS1<S2<S3の関係を満たす場合、下部電極52aと上部電極58aとの間に図7の動作方法で印加された書き込み電圧と同じ電圧が印加されるとき、相変化層56に第1及び第2非晶質領域100,110が形成される。第1非晶質領域100は、相変化層56の下部電極52aと接触した部分に形成され、第2非晶質領域110は、相変化層56の上部電極58aと接触した部分に形成される。
このように、相変化層56の2ケ所に非晶質領域100,110が存在する時の相変化層56の抵抗は、図7または図8に示したように、相変化層56の1ケ所にのみ非晶質領域80または90が存在する時より大きい。したがって、図9に示した前記第1メモリ素子の動作方法において、相変化層56に第1及び第2非晶質領域100,110が形成されたとき、すなわちビットデータ1が記録された時の相変化層56の抵抗と、相変化層56に非晶質領域が存在しないとき、すなわちビットデータ0が記録された時の相変化層56の抵抗との差は、図7及び図8に示した動作方法での抵抗差より遥かに大きくなる。
<読み取り>
まず、書き込み過程で相変化層56に形成された非晶質領域の相が変わらないほどの電流、すなわちセット電流より小さな電流が相変化層56を流れるように、上部電極58aと下部電極52aとの間に読み取り電圧を印加する。前記読み取り電圧は、相変化層56の抵抗を測定するためのものである。前記読み取り電圧を印加して測定した相変化層56の抵抗は、基準抵抗と比較される。このような比較結果、前記測定された相変化層56の抵抗が前記基準抵抗より大きい場合、前記第1または第2メモリ素子にビットデータ1が記録されたと読み取る。しかし、前記測定された相変化層56の抵抗が前記基準抵抗より小さい場合、前記第1または第2メモリ素子にビットデータ0が記録されたと読み取る。
次いで、本発明の実施例によるPRAMの製造方法について説明する。
まず、前記第1メモリ素子の製造方法を説明する。
図10を参照すれば、基板40を素子が形成される活性領域と素子が形成されていないフィールド領域とに区分する。基板40は、所定の導電性不純物、例えば、p型不純物を含むシリコン基板で形成しうる。前記フィールド領域には、素子を分離するためのフィールド酸化膜(図示せず)を形成する。基板40の前記活性領域の所定領域上にゲート酸化膜42とゲート電極44とを順次に形成する。次いで、ゲート電極44をマスクとして前記活性領域に、基板40にドーピングされた不純物と反対になるタイプの導電性不純物、例えば、n型不純物をドーピングする。この結果、ゲート電極44を介して第1及び第2不純物領域S1,D1が形成される。第1及び第2不純物領域S1,D1は、LDD(Lightly Doped Drain)状に形成することもある。第1及び第2不純物領域S1,D1のうち一つはソース領域であり、残りの一つはドレイン領域でありうる。これにより、基板40に電界効果トランジスタが形成される。このような電界効果トランジスタは、スイッチング素子の一つであり、他のスイッチング素子、例えば、ダイオードに代替されることもある。
次いで、基板40上に前記トランジスタを覆う第1層間絶縁層46を形成した後、第1層間絶縁層46に第1不純物領域S1が露出されるコンタクトホール48を形成する。コンタクトホール48は、第1不純物領域S1の代わりに、第2不純物領域D1が露出される位置に形成することもある。第1層間絶縁層46上にコンタクトホール48を埋め込む導電性物質(図示せず)を積層した後、前記導電性物質の上面を第1層間絶縁層46が露出されるまで平坦化する。これにより、コンタクトホール48に導電性プラグ50が埋め込まれる。
次いで、図11を参照すれば、第1層間絶縁層46上に導電性プラグ50の露出された上面を覆う下部電極層52を形成する。下部電極層52は、下記の相変化層56より融点が高く、第1ゼーベック係数S1を有する、N型熱電物質層で形成しうる。
前記N型熱電物質層は、例えば、n−SiGe層、SbTe−BiTe層、主成分がGeTeである物質層、主成分がSnTeである物質層、主成分がPbTeである物質層及び主成分がTeAgGeSbである物質層からなる群のうち選択された何れか一つで形成されうるが、この過程で、必要に応じて、前記物質層に少量のドーピング物質をドーピングしうる。
また、前記N型熱電物質層はまた、二元系スクッテルダイト構造を有し、MX組成(M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質層で形成されうる。
また、前記N型熱電物質層は、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そしてX=P,As,またはSb)を有する物質層で形成されうる。
また、前記N型熱電物質層は、包接化合物構造を有し、A1630の組成(A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)に若干のドーピングをした物質層で形成することもある。
前記N型熱電物質層を形成する物質層のうちSbTe−BiTe層は、SbTeの含量がBiTeより少ないことが望ましい。下部電極層52は、P型熱電物質層で形成することもある。このような下部電極層52を形成した後、下部電極層52上に第2層間絶縁層54を形成する。第2層間絶縁層54は、例えば、シリコンオキシナイトライド(SiON)層で形成しうる。後続工程で形成される相変化層の厚さは、実質的に第2層間絶縁層54の厚さによって決定される。したがって、第2層間絶縁層54は、相変化層の厚さを考慮して形成することが望ましい。例えば、第2層間絶縁層54は、100nm以下の厚さに形成され、20nmほどの厚さに形成しうる。次いで、第2層間絶縁層54に下部電極層52が露出されるビアホールh1を形成する。ビアホールh1は、コンタクトホール48の上側に形成することが望ましい。
次いで、図12を参照すれば、第2層間絶縁層54上にビアホールh1を埋め込む相変化層56を形成する。以後、相変化層56の上面を所定の研磨方法、例えば、化学機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)方法やエッチバックを利用して研磨する。このような研磨は、第2層間絶縁層54が露出されるまで実施する。前記研磨結果、相変化層56のビアホールh1の周囲に形成された部分は何れも除去され、相変化層56は、ビアホールh1にのみ残る。図13は、このような結果を示す。相変化層56は、下部電極層52より融点が低く、第2ゼーベック係数S2を有する物質層、例えば、GeSbTe層またはドーピングされたGeSbTe層で形成されうる。
次いで、図14を参照すれば、第2層間絶縁層54上にビアホールh1を埋め込んだ相変化層56の露出された部分を覆う上部電極層58を形成する。上部電極層58は、相変化層56より融点が高く、かつ第3ゼーベック係数S3を有するP型熱電物質層で形成しうる。
前記P型熱電物質層は、例えば、p−SiGe層、SbTe−BiTe層、主成分がGeTeである物質層、主成分がSnTeである物質層、主成分がPbTeである物質層及び主成分がTeAgGeSbである物質層からなる群のうち選択された何れか一つで形成されうる。前記P型熱電物質層を形成する過程で、必要に応じて、前記P型熱電物質層として使われる物質層に少量のドーピング物質をドーピングしうる。
また、前記P型熱電物質層は、二元系スクッテルダイト構造を有し、MXの組成(M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質層で形成されうる。
また、前記P型熱電物質層は、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そして、X=P,As,またはSb)を有する物質層でありうる。
また、前記P型熱電物質層は、包接化合物構造を有し、A1630の組成(A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)に若干のドーピングをした物質層で形成することもある。
上部電極層58を前記SbTe−BiTe層で形成する場合、SbTeのの含量は、BiTeより多いことが望ましい。第3ゼーベック係数S3は、第1ゼーベック係数S1より大きい(S3>S1)が、第2ゼーベック係数S2より大きいかまたは小さい(S3>S2またはS3<S2)。第3ゼーベック係数S3が第1ゼーベック係数S1より大きいとき、第1及び第3ゼーベック係数S,S3は、前記数式1を満たすことが望ましい。
下部電極層52が前記N型熱電物質層で形成され、上部電極層58が前記P型熱電物質層で形成されるとき、第1及び第3ゼーベック係数S1,S3は、数式1を満たし、前記第1ないし第3ゼーベック係数S1−S3は、第1関係(S1<S2<S3)を満たすことが望ましいが、第1ないし第3ゼーベック係数S1−S3は、第2関係(S2<S1<S3)や第3関係(S1<S3<S2)を満たすこともある。
一方、下部電極層52が前記P型熱電物質層で形成されうるとしたように、上部電極層58は、前記N型熱電物質層で形成されうる。すなわち、上部電極層58と下部電極層52とは、相互逆になるタイプの熱電物質層で形成されるという条件を満たす場合、上部電極層58と下部電極層52は、前記N型熱電物質層及び前記P型熱電物質層のうち何れかで形成してもよい。
下部電極層52が前記P型熱電物質層のうち何れか一つで形成され、上部電極層58が前記N型熱電物質層のうち何れか一つで形成されるとき、前記ゼーベック係数の関係式で、参照符号S1は、上部電極層58のゼーベック係数を、S3は、下部電極層52のゼーベック係数を表す。したがって、ペルチェ効果が現れる位置も下部電極層52と上部電極層58とを形成する熱電物質層のタイプが逆になる前と異なりうる。しかし、動作過程で下部電極層52と上部電極層58とを貫通して流れる電流の方向を逆にすれば、ペルチェ効果が現れる位置は変わらない。
上部電極層58を形成した後には、上部電極層58の所定領域上に感光膜パターン(図示せず)を形成する。前記感光膜パターンは、ビアホール56を覆う位置に形成することが望ましい。前記感光膜パターンをエッチングマスクとして使用して、上部電極層58、第2層間絶縁層54及び下部電極層52を順次にエッチングする。このエッチング後に前記感光膜パターンを除去する。これにより、図3に示したような第1メモリ素子が完成される。
一方、図12の相変化層56に対する平坦化過程で、ビアホールh1に充填部分は、図15に示したように、上面が凹状になりうるが、このような状態で、図16に示したように、第2層間絶縁層54上にビアホールh1の前記凹状の上面が埋め込まれるように上部電極層58を形成することもある。
また、図15に示した状態で、ビアホールh1を埋め込んだ相変化層56の凹状の上面を平坦にさせた後、第2層間絶縁層54に上部電極層58を形成することもある。
具体的には、図17に示したように、ビアホールh1を埋め込んだ上面が凹状に形成された相変化層56の周囲の第2層間絶縁層54の一部を除去して第2層間絶縁層54の上面の高さを相変化層56の凹状の上面より低める。このような結果を得るための一つの方法では、図15に示した結果物を相変化層56より第2層間絶縁層54に対してエッチング選択比が優秀なエッチング液を利用して湿式エッチングしうる。
このように、第2層間絶縁層54の上面の高さが低くなることによって、ビアホールh1を埋め込んだ相変化層56は、図17のように上方に突出した形態になる。この状態で、相変化層56の前記突出した部分を研磨して除去する。これにより、相変化層56の上面は、図13に示したように平坦になる。以後には、図14に示したように、第2層間絶縁層54上に上部電極層58を形成しうる。
次いで、図18ないし図21を参照して本発明の第2メモリ素子の製造方法を説明する。
図18を参照すれば、前記第1メモリ素子の製造方法によって第1層間絶縁層46にコンタクトホール48を形成し、コンタクトホール48を導電性プラグ50で埋め込む。次いで、第1層間絶縁層46上に下部電極60を形成する。下部電極60は、前記第1メモリ素子の製造方法で説明した下部電極層52を形成する熱電物質層で形成されうる。
図19を参照すれば、第1層間絶縁層46上に下部電極60を覆う第2層間絶縁層62を形成する。第2層間絶縁層62は、第1層間絶縁層46と同じ物質で形成されうる。第2層間絶縁層62に下部電極60が露出されるビアホールh2を形成した後、図20に示したように、ビアホールh2を下部電極コンタクト層64で埋め込む。このとき、下部電極コンタクト層64を形成する過程で下部電極コンタクト層64の上面は、必要に応じて、凹状にあるいは平坦に形成しうる。下部電極コンタクト層64は、下部電極60と同じ特性を有する熱電物質で形成することが望ましい。したがって、下部電極コンタクト層64は、下部電極60と同じゼーベック係数を有することが望ましい。
次いで、図21に示したように、第2層間絶縁層62上に下部電極コンタクト層64の露出された面を覆う相変化層56を形成し、相変化層56上に上部電極層58を積層する。相変化層56と上部電極層58とは、前記第1メモリ素子の製造方法で説明した通りである。上部電極層58を形成した後、上部電極層58上にストレージノード領域を限定する感光膜パターン(図示せず)を形成し、これをエッチングマスクとして上部電極層58及び相変化層56を順次にエッチングする。このようなエッチング後、前記感光膜パターンは除去する。これにより、図5に示したような形態の第2メモリ素子が完成される。
前記説明で多くの事項が具体的に記載されているが、それらは、発明の範囲を限定するものではなく、望ましい実施例の例示として解釈されねばならない。例えば、当業者ならば、前述したP型及びN型熱電物質以外の他の熱電物質で下部電極52a、下部電極コンタクト層64及び上部電極58aを形成しうる。そして、相変化層56をGST層以外の他の物質層に代替することもできる。また、このようなPRAMにおいて、リセット電流とセット電流とを逆方向に印加する動作方法を試みることもある。そのため、本発明の範囲は、説明された実施例によって決定されず、特許請求の範囲に記載された技術的思想によって決定されねばならない。
前述したように、本発明のPRAMにおいて、ストレージノードの下部電極52a及び上部電極58aあるいは下部電極コンタクト層64及び上部電極58aは、相互逆になるタイプの熱電物質からなっている。そして、下部電極52a(または下部電極コンタクト層64)、相変化層56及び上部電極58aのゼーベック係数S1,S2,S3は、第1関係(S1<S2<S3)、第2関係(S2<S1<S3)または第3関係(S1<S3<S2)を満たす。
これにより、下部電極52aと相変化層56との界面、上部電極58aと相変化層56との界面、または上下部電極と相変化層56との間の二つの界面でゼーベック係数差に起因したペルチェ熱が発生する。
本発明は、不揮発性メモリ素子が使われる全ての電子製品に使われうる。例えば、コンピュータ、各種の携帯用電子製品(携帯電話機、ノート型パソコン、デジタルカメラ、ゲーム機、動画プレイヤ、カムコーダ、PDA、GPS、MP3など)、デジタル家電製品(TV、洗濯機、冷蔵庫、掃除機など)に使われうる。
従来の技術によるPRAMの断面図である。 図1のPRAMの動作方法を示す断面図である。 本発明の第1実施例によるPRAMの断面図である。 図3のメモリ素子で相変化層の上面が凹な場合を示す断面図である。 本発明の第2実施例によるPRAMの断面図である。 本発明の実験に使われた本発明のメモリ素子を代表するストレージノードと比較のために使われた従来のメモリ素子のストレージノードとの断面図である。 本発明の実施例によるPRAMの動作方法を示す断面図である。 本発明の実施例によるPRAMの動作方法を示す断面図である。 本発明の実施例によるPRAMの動作方法を示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第1実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第2実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第2実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第2実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。 本発明の第2実施例によるメモリ素子の製造方法を工程別に示す断面図である。
符号の説明
40 基板
42 ゲート酸化膜
44 ゲート電極
47 第1層間絶縁層
48 コンタクトホール
50 導電性プラグ
52a 下部電極
54 第2層間絶縁層
56 相変化層
58a 上部電極
h1 ビアホール
D1 第2不純物領域
S1 第1不純物領域

Claims (15)

  1. スイッチング素子とこれに連結されたストレージノードを含む相変化メモリ素子において、
    前記ストレージノードは、
    前記スイッチング素子に連結された下部電極と、
    前記下部電極上に形成された相変化層と、
    前記相変化層上に形成された上部電極と、を備えるが、
    前記下部及び上部電極は、前記相変化層より融点が高く、異なるタイプの熱電物質からなることを特徴とする相変化メモリ素子。
  2. 前記スイッチング素子は、トランジスタ型またはダイオード型であることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  3. 前記相変化層の上面は、凹状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  4. 前記下部電極と前記相変化層との間に下部電極コンタクト層が備えられたことを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  5. 前記相変化層の厚さは、100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  6. 前記下部電極は、N型熱電物質であって、前記上部電極は、P型熱電物質からなることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  7. 前記上部電極は、N型熱電物質であって、前記下部電極は、P型熱電物質からなることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  8. 前記下部電極、相変化層及び上部電極のゼーベック係数は、相異なることを特徴とする請求項1に記載の相変化メモリ素子。
  9. 前記N型熱電物質は、n−SiGe、SbTe−BiTe(SbTeの含量<BiTeの含量)、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質、主成分がTeAgGeSbである物質、二元系スクッテルダイトの構造を有し、MX組成(ここで、M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そして、X=P,As,またはSb)を有する物質及び包接化合物構造を有し、A1630組成(A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)に若干のドーピングをした物質からなる群のうち選択された何れか一つであることを特徴とする請求項6に記載の相変化メモリ素子。
  10. 前記P型熱電物質は、p−SiGe、SbTe−BiTe(SbTeの含量>BiTeの含量)、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質、主成分がTeAgGeSbである物質、二元系スクッテルダイト構造を有し、MX組成(M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そして、X=P,As,またはSb)を有する物質、包接化合物構造を有し、A1630組成(A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)に若干のドーピングをした物質からなる群のうち選択された何れか一つであることを特徴とする請求項6に記載の相変化メモリ素子。
  11. 前記下部電極コンタクト層は、前記下部電極と同じタイプの熱電物質からなることを特徴とする請求項4に記載の相変化メモリ素子。
  12. 前記下部電極、相変化層及び上部電極のゼーベック係数をそれぞれS1、S2及びS3とするとき、前記S1、S2及びS3は、S1<S2<S3の関係、S1<S3<S2の関係及びS2<S1<S3の関係からなる群のうち何れか一関係を満たすことを特徴とする請求項8に記載の相変化メモリ素子。
  13. 前記S1、S2及びS3の間の関係において、S1とS3とは、S3−S1>100μV/Kの関係(Kは、絶対温度)を満たすことを特徴とする請求項12に記載の相変化メモリ素子。
  14. 前記N型熱電物質は、n−SiGe、SbTe−BiTe(SbTeの含量<BiTeの含量)、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質、主成分がTeAgGeSbである物質、二元系スクッテルダイト構造を有し、MX組成(ここで、M=Co、Rh、またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そして、X=P,As,またはSb)を有する物質及び包接化合物構造を有し、A1630組成(A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)に若干のドーピングをした物質からなる群のうち選択された何れか一つであることを特徴とする請求項7に記載の相変化メモリ素子。
  15. 前記P型熱電物質は、p−SiGe、SbTe−BiTe(SbTeの含量>BiTeの含量)、主成分がGeTeである物質、主成分がSnTeである物質、主成分がPbTeである物質、主成分がTeAgGeSbである物質、二元系スクッテルダイト構造を有し、MX組成(M=Co,Rh,またはIr;X=P,As,またはSb)を有する物質、充填スクッテルダイト構造を有し、RT12組成(R=ランタノイド、アクチノイドまたはアルカリ土類イオン;T=Fe,Ru,Os、そして、X=P,As,またはSb)を有する物質、包接化合物構造を有し、A1630組成(A=アルカリ土類金属;B=III族元素(Ga,Al);E=Si,Ge,またはSn)に若干のドーピングをした物質からなる群のうち選択された何れか一つであることを特徴とする請求項7に記載の相変化メモリ素子。
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