JP5073199B2 - 封筒 - Google Patents

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本発明は、書類等を封入して上端の開口部を封止する封筒に関するものであり、特に、印刷機、複写機、プリンタ等で印刷・印字するのに適した封筒に関するものである。
図8は従来の封筒の一例を示す図である。封筒100は、シート状の紙を折り畳んで形成されたものであり、表片101と、該表片101の左右両側縁に連設せられた第1の裏片102,103と、表片101の下端に連設せられた第2の裏片104とより成る。
該封筒100の製造工程を簡単に説明すると、先ず、プレス裁断機により、封止部101aを有する表片101と、第1の裏片102,103と、第2の裏片104とを一体に有して成るシート状に展開された封筒用シート体100Aが一枚のシート紙から打ち抜かれる。同図中に二点鎖線で示す第1の裏片102,103、及び、第2の裏片104は、その展開時の状態を示す。又、打ち抜き時に、表片101と第1の裏片102,103との境界部、及び、表片101と第2の裏片104との境界部には、それぞれ折線(図示せず)が形成される。
その後、第1の裏片102,103と第2の裏片104をそれぞれ折線に沿って裏側に折り込み、該裏側で互いに重なり合う第1の裏片102の一部102a,103aとの間と、第2の裏片104と第1の裏片102,103との間をそれぞれ互いに糊等の接着剤で貼り付ける。これによって、下端と左右の両側部が閉じられ、上端が開口された袋状の封筒100が形成される。
図9は、封筒の印刷工程を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図を示している。つまり、図9は、図8のように袋状に形成された封筒100に、印刷機、複写機、プリンタ等(以下、これらを総称して「印刷機等」という)で印刷・印字をする場合に於ける封筒100の搬送経路を示している。封筒100を印刷位置に搬送する場合は、該封筒100を印刷機等の回転する上下一対の圧接ローラ105a,105bの間に挟まれた状態にして通し、該圧接ローラ105a,105bの回転によって図の矢印の方向へ搬送して、該印刷位置で封筒100の一面(又は両面)に印刷を施すようになっている。尚、上記の圧接ローラ105a,105bは、封筒100の上下面を挟んで該封筒100を搬送するタイプの回転体を指しているものである。
このように一対の圧接ローラ105a,105bの回転により封筒100を印刷位置に搬送して印刷をする場合で問題となるのは、封筒100に図8に示すようなしわGが生じたり、又、封筒100が真っ直ぐに移動せず、不規則な動きをするため、正規の印刷位置での印刷ができなくなったりすることである。
このしわGや不規則な動きの発生原因としては、袋状の封筒100内に滞留されている空気が挙げられる。従って、封筒100内の空気を無くす必要があるが、該封筒100内の空気を無くすには、第1の裏片102,103を裏側に折り込む際、折り目をしっかりと付け、表片101の背面に対して裏片102,103を密着させる必要がある。このため、折り曲げ作業の仕上げに手作業を用いる場合もあり、結果的に封筒100のコストを高めている原因にもなっている。
そこで、封筒100に印刷をする場合に生じるしわや封筒を真っ直ぐに移動させて正確な印刷を行うための研究が印刷機等側でも色々と行われている(例えば、特許文献1参照)
特開平05−333737号公報
しかしながら、特許文献1のように、印刷機等側にしわ等ができない技術を施したものにあっては、その印刷機等を使用しての印刷では確かにしわが無くなるかもしれないが、同じ封筒を別の印刷機等で印刷する場合には問題は解決しない。従って、しわのない封筒印刷技術を導入するには、印刷機等自体を交換する必要があり、設備に多大な費用が嵩むという問題がある。
そこで、印刷機等に依存せずに、封筒にしわが生じたり、印刷位置が不正確になったりすることなく、所定の印刷を封筒に施すために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、下端と左右の両側部を閉じると共に上端に開口部を設け、かつ表面側の上端に開口部を封止する封止部を設けて袋状に形成して成る封筒に於いて、封筒の裏面側の上端であって前記封止部に覆われる部位に、前記開口部に向けて極細のスリット状に形成された袋内の空気を抜く空気抜き孔を前記開口部の長手方向に沿って多数個設けた封筒を提供する。
この構成によれば、封筒の底側から印刷機等へ挿入した封筒が印刷機等の回転する上下一対の圧接ローラの間を通るとき、袋内に滞留している空気が空気抜き孔から排出されて袋の表裏面が密着して封筒が一枚のシート状になる。これによって、封筒の表裏面に加わる圧接ローラからの力が全て略均等になり、該封筒のしわの発生が抑えられる。また、封筒の袋内の空気が完全に除去されて一枚のシート状になるため、上下一対の圧接ローラは均一な押圧力で封筒を押圧しながら回転して封筒を真っ直ぐに搬送させる。さらに、空気抜き孔は、封筒の開口部を封止部で封止したときに覆い隠される裏面側の位置に設けられている。そのため、封筒の使用状態においては空気抜き孔が露出することはなく、封筒を使用するときの商品価値や体裁を整えている。
この構成によれば、空気が封筒の袋内のどの位置に滞留していても、上下一対の圧接ローラで封筒を均一に押圧すれば袋内の空気が完全に除去されるように、空気抜き孔が封筒の開口部の長手方向に沿って複数個設けられている。
この構成によれば、封筒に設けた空気抜き孔を目立ちにくいようにするために、封筒の裏面側の上端部において、開口部に向けて極細のスリット状に形成されている。したがって、上下一対の圧接ローラによって封筒を低部側から順次に押圧して行けば、袋内の空気は効果的にスリットを通して排出される。
請求項1記載の封筒によれば、印刷機等に依存することなく、常に封筒にしわを作らず、しかも該封筒を真っ直ぐに印刷位置まで搬送することができる。これにより、しわの発生による印刷不良をなくすことができると共に、封筒の所定の位置に所定の印刷を正確に施すことができる。また、封筒を使用するときに開口部を封止すれば、必然的に空気抜き孔が封止部によって覆い隠されるので、封筒を使用するときの商品価値や体裁を落とすことはない。
また、空気抜き孔が封筒の開口部の長手方向に沿って多数個設けられているので、空気が封筒の袋内のどの位置に滞留していても、上下一対の圧接ローラで封筒を均一に押圧すれば袋内の空気が完全に除去することができる。
また、空気抜き孔は、封筒の裏面側の上端部において極細のスリット状に形成されているので、封筒に設けた空気抜き孔は目立ちにくくなっている。したがって、封筒を販売するときの商品価値を落とすことはない。
本発明の最良の形態は、印刷機等に依存せずに、封筒にしわが生じたり印刷が不正確になったりすることなく、所定の印刷を封筒に施すという目的を達成するために、封筒の開口部がある上端の裏面側であって、開口部が封止部によって封止される部位に袋内の空気を抜くための複数の空気抜き孔を設けておく。これによって、該封筒が、回転する上下一対の圧接ローラの間を該一対の圧接ローラに挟まれた状態で通過するとき、該封筒の袋内に滞留している空気を空気抜き孔から外部に抜いて該封筒を一枚のシート状にし、この封筒を圧接ローラの間を通すようにして実現した。
以下、図面を参照しながら、本発明による封筒の具体的な実施例について詳細に説明する。なお、以下に述べる各実施例で用いる図面において同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
本発明における第1の実施例を図1乃至図3に従って詳述する。図1は本発明の第1の実施例に係る封筒の平面図であり、図2は図1に示す封筒の展開図であり、図3は図1に示す封筒の製造工程を示す図である。
図1の封筒10の 構造及び製造方法について、図2の展開図及び図3の工程図を加えて説明する。先ず、打ち抜き工程処理に於いて、図示せぬプレス裁断機に一枚の紙がセットされ、該紙をプレス裁断機でプレスして、封止部11a付きの表片11と、該表片11の左右両側縁に連設せられたのりしろ片としての第1の裏片12,13と、表片11の下端に連設せられた第2の裏片14とより成るシート状の封筒用シート体10Aを打ち抜く。尚、該第2の裏片14の大きさは、表片11の封止部11aを除いた大きさと略同じ大きさである。又、封筒用シート体10Aの形成時に、表片11と第1の裏片12,13との境界部、及び、表片11と第2の裏片14との境界部、並びに表片11と封止部11aとの境界部に、それぞれ折線15,15,16,17を形成する。
また、第2の裏片14の下端部において長手方向にスリット状の空気抜き孔18を等間隔で多数形成する。空気抜き孔18の形成位置は、表片11の封止部11aが封筒10の開口部を封止したとき、全てのスリットが封止部11aによって覆われる位置となるようにする。
尚、空気抜き孔18のスリットの長さや間隔については、封筒10の開口部を封止部11aで封止したときにスリットの全ての部分が覆われれば任意の長さ及び間隔でよい。また、空気抜き孔18のスリットの間隔は必ずしも等間隔でなくてもよい。しかし、スリットの長さ・幅・間隔等については、封筒10の袋内に溜まった空気を均等に抜くことができるように考慮する必要がある。
また、空気抜き孔18の個数、大きさ、並びに、間隔は封筒の大きさ等によって封筒毎に適宜決定される。
又、封筒用シート体10Aをプレス裁断するときに同時に作られる空気抜き孔18は、封筒10の表側から裏側に向かってカッター(図示せず)で切るようにして形成され、空気抜き孔18の形成時のバリが封筒10の内側に向かって出るようにして体裁を繕うことが望ましい。しかし、空気抜き孔18は封筒10の開口部を封止部11aによって封止するときに覆い隠されるので、封筒10の裏側から表側に向かってカッターで切るように形成されてもよい。つまり、この場合は空気抜き孔18の形成時のバリが封筒10の外側に向かって出ることになるが、空気抜き孔18は封止部11aによって覆い隠されるので、最終的には封筒としての体裁を繕うことができる。
続いて、図3に示す貼り合わせ工程の処理に入る。貼り合わせ工程処理では、まず、第1の裏片12,13をそれぞれ折線15,15で折り曲げて裏側に折り込む。続いて、第2の裏片14を折線16で折り曲げて裏側に折り込み、該第2の裏片14を表片11の背面にのりしろとしての第1の裏片12,13を覆って重ねる。又、このとき、互いに重なり合う第1の裏片12,13と第2の裏片14との間を、糊等の接着剤で貼り付ける。これによって、下端と左右の両側部が閉じられ、上端が開口された袋状の封筒10が形成される。図1は、こうして形成された封筒10を示しており、該封筒10では、裏面側の上端であって封止部に封止される部位に、開口部の長手方向に沿ってスリット状の空気抜き孔18が多数配列されている。
このように形成された封筒10の表片11(又は第2の裏片14)に印刷をする場合は、例えば図9を用いて説明した場合と同様にして、該封筒10を、封止部11aのない側(つまり、該封筒10の底側)から印刷機等の回転する上下一対の圧接ローラ105a,105bの間に挟まれた状態にして通し、該一対の圧接ローラ105a,105bの回転で印刷位置まで搬送することにより、該封筒10の表片11、又は、裏片14の所定の位置に所定の印刷を施すことができる。
そして、この封筒10を使用した場合では、該封筒10が上下一対の圧接ローラ105a,105bの間を上下から挟まれて通るとき、袋内に滞留している空気は、該封筒10の開口部側に形成された空気抜き孔18を通って外側に逃がされる。これによって第1の裏片12,13と第2の裏片14との間が密着し、封筒10は一枚のシート状になり、上下一対の圧接ローラ105a,105bの力が封筒10の上下面に対して全て均等に加わり、封筒10のしわの発生が抑えられる。そして、封筒10が上下一対の圧接ローラ105a,105bの回転で真っ直ぐ印刷位置まで移動される。この結果、印刷位置では、しわのない平坦な封筒面の所定の位置に、所定の印刷が正確に施されることになる。
図4及び図5は本発明の封筒の第2の実施例を示し、図4は本発明の第2の実施例に係る封筒の平面図であり、図5は図4に示す封筒の展開図である。第2の実施例に於ける封筒20は、第1の実施例の場合と同様に打ち抜き工程処理と貼り付け工程処理を経て、図4に示す封筒20が形成されるものである。従って、図1及び図2に示した封筒と同一構成部分には同一符号を付して説明すると、この第2の実施例の封筒20は、打ち抜き処理工程に於いて、プレス裁断機で一枚の紙がプレス裁断されて図5の展開図に示すような形状となる。
すなわち、図5に示すように、封止部21a付きの表片21と、該表片21の左右両側縁に連設せられた第1の裏片22,23と、表片21の下端に連設せられた第2の裏片24を有したシート状の封筒用シート体20Aが、折線15,15,16,17及び複数の空気抜き孔18と共に打ち抜かれる。尚、第1の実施例では、前述の図2の説明に於いて、空気抜き孔18は第2の裏片14の下端部において長手方向にスリット状に多数形成したが、第2の実施例では、これに代えて、第1の裏片22,23の上端部において長手方向にスリットを多数形成している。つまり、第2の実施例では、封筒20の開口部を封止部21aによって封止したときに第1の裏片22,23が覆われる部位に、空気抜き孔18がスリット状に形成されている。尚、空気抜き孔18の形状や間隔については第1の実施例の場合と同様である。
又、封筒用シート体20Aは、次の貼り付け工程に於いて、まず、第1の裏片22,23をそれぞれ折線15,15で折り曲げて裏側に折り込み、中央で互いに重ね合わされる先端部22a,23aとの間を接着剤で貼り合わせる。続いて、第2の裏片24を折線16で折り曲げて裏側に折り込み、第2の裏片24を第1の裏片22,23上に重ね、第1の裏片22,23と第2の裏片24との間を接着剤で貼り合わせる。これによって、下端と左右の両側部が閉じられ、上端が開口された袋状の図4に示す封筒20として完成する。
従って、図4のように形成された第2の実施例に於ける封筒20の表片21又は第1の裏片22,23に印刷をする場合は、例えば図9を用いて説明した場合と同様にして、該封筒20を、封止部21aのない側(つまり、該封筒20の底側)から印刷機等の回転する上下一対の圧接ローラ105a,105bの間に挟まれた状態で通し、該一対の圧接ローラ105a,105bの回転で印刷位置まで搬送することにより、該封筒20の表片21、又は、第1の裏片22,23の所定の位置に所定の印刷を施すことができる。
そして、この封筒20を使用した場合では、該封筒20が上下一対の圧接ローラ105a,105bの間を上下から挟まれて通るとき、袋内に滞留している空気が空気抜き孔18を通って外側に逃がされる。これによって表片21と第1の裏片22,23との間が密着し、封筒20は一枚のシート状になり、上下一対の圧接ローラ105a,105bの力が封筒20の上下面に対して全て均等に加わり、封筒20のしわの発生が抑えられる。そして、封筒20が上下一対の圧接ローラ105a,105bの回転で真っ直ぐ印刷位置まで移動される。この結果、印刷位置では、しわのない平坦な封筒面の所定の位置に、所定の印刷が正確に施されることになる。
図6及び図7は本発明の封筒の第3の実施例を示し、図6は本発明の第3の実施例に係る封筒の平面図であり、図7は図6に示す封筒の展開図である。第3の実施例に於ける封筒30は、第1の実施例の場合と同様に、打ち抜き工程処理と貼り付け工程処理を経て、図6に示す封筒30が形成されるものである。従って、図1及び図2に示した封筒と同一構成部分には同一符号を付して説明すると、この第3の実施例の封筒30は、打ち抜き処理工程に於いて、プレス裁断機で一枚の紙がプレス裁断されて図7の展開図に示すような形状となる。
すなわち、封止部31a付きの表片31と、該表片31の左右両側縁に連設せられた第1の裏片32,33と、表片31の下端に連設せられた第2の裏片34を有したシート状の封筒用シート体30Aが、折線15,15,16,17及び複数の空気抜き孔18と共に打ち抜かれる。
尚、第1の実施例では、前述の図2の説明に於いて、空気抜き孔18は第2の裏片14の下端部において長手方向にスリット状に多数形成したが、第3の実施例では、これに代えて、第1の裏片33の上端部において長手方向にスリットを多数形成している。つまり、第3の実施例では、封筒30の開口部を封止部31aによって封止したときに第1の裏片33が覆われる部位に、空気抜き孔18がスリット状に形成されている。尚、空気抜き孔18の形状や間隔等については第1の実施例の場合と同様である。
又、封筒用シート体30Aは、次の貼り付け工程に於いて、まず、第1の裏片32,33をそれぞれ折線15,15で折り曲げて裏側に折り込み、のりしろ片として成る第1の裏片32の上に、係止部31aを除いて、表片31の略背面全体を覆う第1の裏片33の先端部33aを重ね合わせ、その重ね合わせた部分との間を接着剤で貼り合わせる。続いて、第2の裏片34を折線16で折り曲げて裏側に折り込み、第1の裏片33上に重ね、第1の裏片33と第2の裏片34との間を接着剤で貼り合わせる。これによって、下端と左右の両側部が閉じられ、上端が開口された袋状の、上端部に空気抜き孔18が設けられた図6に示す封筒30として完成する。
従って、このように形成された第3の実施例に於ける封筒30の表片31又は第1の裏片33に印刷をする場合は、例えば図9を用いて説明した場合と同様にして、封止部21aのない側(つまり、該封筒20の底側)から該封筒30を印刷機等の回転する上下一対の圧接ローラ105a,105bの間に挟まれた状態で通し、該一対の圧接ローラ105a,105bの回転で印刷位置まで搬送することにより、該封筒30の表片31、又は、第1の裏片33の所定の位置に所定の印刷を施すことができる。
そして、この封筒30を使用した場合では、該封筒30が上下一対の圧接ローラ105a,105bの間を上下から挟まれて通るとき、袋内に滞留している空気が空気抜き孔18を通って外側に逃がされる。これによって表片31と第1の裏片32,33との間が密着し、封筒30は一枚のシート状になり、上下一対の圧接ローラ105a,105bの力が封筒30の上下面に対して全て均等に加わり、封筒30のしわの発生が抑えられる。そして、封筒30が上下一対の圧接ローラ105a,105bの回転で真っ直ぐ印刷位置まで移動される。この結果、印刷位置ではしわのない平坦な封筒面の所定の位置に、所定の印刷が正確に施されることになる。
尚、発明者等は、先の出願(特願2003−428023号)において空気抜き孔を封筒の左右両側の縁部に形成した封筒を提供する。例えば、図2に示す封筒用シート体10Aおいて、表片11と第1の裏片12、13との折線15に沿って複数の空気抜き孔を設けている。したがって、これらの空気抜き孔と上述した第2の裏片14の上端に設けた空気抜き孔18とを併用すれば、さらに効果的に封筒袋内の空気を排出させることができる。
また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明の第1の実施例に係る封筒の平面図。 図1に示す封筒の展開図。 図1に示す封筒の製造工程を示す図。 本発明の第2の実施例に係る封筒の平面図。 図4に示す封筒の展開図。 本発明の第3の実施例に係る封筒の平面図。 図6に示す封筒の展開図。 従来の封筒を示す図。 封筒の印刷工程を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図。
10 封筒
10A 封筒用シート体
11 表片
11a 封止部
12 第1の裏片
13 第1の裏片
14 第2の裏片
15 折線
16 折線
17 折線
18 空気抜き孔
20 封筒
20A 封筒用シート体
21 表片
21a 封止部
22 第1の裏片
23 第1の裏片
24 第2の裏片
30 封筒
30A 封筒用シート体
31 表片
31a 封止部
32 第1の裏片
33 第1の裏片
34 第2の裏片
100 封筒
105a 圧接ローラ
105b 圧接ローラ
G しわ

Claims (1)

  1. 下端と左右の両側部を閉じると共に上端に開口部を設け、かつ表面側の上端に該開口部を封止する封止部を設けて袋状に形成して成る封筒に於いて、
    該封筒の裏面側の上端であって前記封止部に覆われる部位に、前記開口部に向けて極細のスリット状に形成された袋内の空気を抜く空気抜き孔を前記開口部の長手方向に沿って多数個設けたことを特徴とする封筒。
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