JP5072621B2 - 画像処理装置及び方法並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は原稿に記載されたカラー情報を光学的に分光して走査する画像読取装置で取得した画像情報を処理する画像処理装置及び方法並びにプログラムに関する。より詳細にはカラー原稿中の無彩色エッジ部を読取った際の色にじみ画素を無彩色判定することに関する。
図1並びに図2は,原稿に記載されたカラー情報を光学的に分光して走査する画像読取装置の代表的な構成である。
図1は縮小光学の構成から成る画像読取装置の内部構成を示す図である。
原稿台ガラス11はガラスから成っており,原稿12を積載するものである。光源ユニット15内には光源13と反射ミラー14とを機械的に固定して内包しており,光源ユニット15自体が図示する左右矢印の方向に移動する。これら光源ユニット15,光源13,反射ミラー14は読み取るべき原稿12の全幅と同等かそれ以上の幅を有している(図面奥手方向)。図示する太矢印は光源13から発せられた光の光路を示している。光源13から発せられた光は原稿台11を介して原稿12に照射され,原稿12の分光反射率に応じて反射光が反射ミラー14に入射される。反射ミラー14で光路を変更された反射光は縮小レンズ16に入射される。縮小レンズ16は原稿12と同等かそれ以上の幅の光を縮小する。縮小レンズ16で縮小された反射光は光電変換素子17に入射される。
光電変換素子17はCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサでよく,入射された光情報を電気信号に変換する半導体素子である。また,ここでの光電変換素子17の幅は原稿12に対して狭いものであり,縮小レンズ16の縮小率は原稿12と光電変換素子17の幅の比率を基に決定されるものである。
光源ユニット15と縮小レンズ16が同期して,図示する矢印方向に移動しながら原稿12を走査することで電子データを生成する。
図2は等倍光学の構成から成る画像読取装置の内部構成を示す図である。
CIS(Contact Image Sensor)ユニット22は光源13と等倍レンズ21と光電変換素子23とを機械的に固定して内包しており,CISユニット22が図示する左右矢印の方向に移動する。光電変換素子23はCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサでよく,入射された光情報を電気信号に変換する半導体素子である。これらCISユニット22,光源13,等倍レンズ21,光電変換素子22は読み取るべき原稿12の全幅と同等かそれ以上の幅を有している(図面奥手方向)。図示する太矢印は光源13から発せられた光の光路を示している。光源13から発せられた光は原稿台11を介して原稿12に照射され,原稿12の反射率に応じて反射光が等倍レンズ21に入射される。この入射光は原稿12と同等かそれ以上の幅を有しており,等倍レンズ21を介して光電変換素子23に入射される。CISユニット22は図示する矢印方向に移動しながら原稿12を走査することで電子データを生成する。
一般的にカラーの電子データを生成するための方法に用いられる光学系として,光源13として可視領域の波長を包括しているものを含むものがある。この系はさらに、光電変換素子17や23として、3原色と呼ばれているR(赤),G(緑),B(青)の色分解フィルタと,それぞれに対応する3つの光電変換素子列(ラインセンサ)を含む。この系を用いて原稿12を走査し,各ラインセンサにより得たRGBそれぞれの画素信号を合成することでカラー電子データを生成することができる。
図3は前述の光電変換素子17の代表的な構成を示している。
これはカラー画像を撮像するためにR,G,Bの3色の成分の検出が可能なようにR,G,Bの3色に対応する3つのラインセンサ(R)31,ラインセンサ(G)32,ラインセンサ(B)33(纏めてラインセンサとも呼ぶ)から構成されている。これらラインセンサはそれぞれ原稿に対する画像読取り解像度に応じて必要な画素数の受光部が主走査方向に並んでいる。
ここでは、解像度を600dpiとして説明を進める。即ち原稿上の約42μm×42μmが電子データ上の1画素として取り扱われる。
半導体上にこれらラインセンサを配置する際にはラインセンサ間の距離は0μm以上必要である。ラインセンサ間の距離が0μmのときはラインセンサの重心間の距離から1ライン遅延となる。それ以上距離が離れる場合は原稿上に投影したライン間距離をもってしてnライン遅延となる(n=整数)。
図4は、遅延量n=2であったときのRGB画像の結像方法について説明する図である。光源ユニット15やCISユニット22が図示する副走査方向に移動する中,注目ラインM=mをラインセンサ(R)31が読取った時刻TをT=tとする。このときラインセンサ(G)32はm−2ライン目を,ラインセンサ(B)33はm−4ライン目を読取っている。次の単位時間後すなわちT=t+1の時刻ではラインセンサ(R)31はm+1ライン目,ラインセンサ(G)32はm−1ライン目,ラインセンサ(B)33はm−3ライン目を読取っていることになる。これらを繰り返していくと,注目ラインM=mのR,G,Bそれぞれの読取りデータが揃うのはT=tをスタート時刻として,T=t+4の時刻となる。この間,図示しないラインバッファがBの読取りデータが揃うまでR,Gのラインデータを保持する必要がある。そして,T=t+4の時刻に初めてR,G,Bの読取りデータが揃うのでこれらを結像することでM=mライン目のカラー画像を得ることができる。
この説明は遅延量がn=2のときに限るものではない。N=2以外の場合は注目ラインのR,G,Bすべてのデータが揃うまでに必要な時間が変わってくる。これに応じてラインバッファの容量も変更する必要がある。
原稿上のカラー画像を電子データとして精度良く結像するためには、光電変換素子17や23が各ライン毎に光を蓄積するタイミングを,光源ユニット15やCISユニット22の副走査方向への移動量と同期させることが重要である。
光源ユニット15やCISユニット22の副走査方向への移動には,例えばステッピングモータ等を使用する。厳密にはステッピングモータの回転むらや,各駆動伝達系即ちギアやベルト類の振動,その他摺動部分の振動や外乱など様々な要因により,副走査方向にランダムに発生する色ずれという現象が現れてくる。
色ずれとはラインセンサ(R)31,ラインセンサ(G)32,ラインセンサ(B)33の読取るラインがずれることである。
他に挙げられる色ずれ要因としては、ライン間遅延量が例えばn=12などのようにとても大きい場合などがある。このときRとBの読取り時刻差は実に24もあり,この間に、前述したメカニカルな要因による画像読取り状態の変動が大きくなりがちだからである。
以上を鑑みると,でき得る限り高精度な駆動系を用いてでき得る限り同時刻に注目ラインをR,G,B読取りすることが高精度なカラー画像読み取りであると言える。しかしながら,駆動系を高精度にして読み取り精度を上げれば上げるほどコストアップを招来する。
図5は白地に黒細線(黒文字を含む)領域があるような原稿を読取った際の注目画素のR,G,B輝度レベル信号を表す模式図である。図中の破線はラインセンサ(R)31,ラインセンサ(G)32,ラインセンサ(B)33が読取るサンプリングラインを示している。このような原稿を読取ったときに色ずれが存在しない場合はR,G,Bそれぞれの輝度レベルは一致し,原稿上の白と黒の境界部つまりエッジ部は無彩色に近い中間調グレーを表す信号になる。さらに5ライン目以降は輝度の低いグレーを表す信号になる。このときの電子データの様子を図6に示す。
このような電子データを得ることで,後述する有彩色/無彩色判定により,4ライン目の注目画素を無彩色と判定しやすいということになる。この副走査方向の色ずれが存在する場合は例えば図7のようになる。この例ではラインセンサ(R)31がラインセンサ(G)32やラインセンサ(B)33に対して原稿中のエッジ部周辺では1ライン早くサンプリングしてしまったことを示している。このとき,3ライン目,4ライン目はR,G,Bのバランスが崩れてしまっており,常にRチャンネルの輝度レベルが他の2チャンネルの輝度レベルに対して低いという現象になる。このときの電子データの様子を図8に示す。つまり3ライン目と4ライン目は彩度を持った中間調,即ち色にじみを現すことになる。
このような色ずれ現象による無彩色エッジ部の色にじみは読み取った画像データの品位を低下させたり,原稿がカラーであるか否かの判断機能(ACS:Auto Color Select)を鈍らせたりするという問題がある。
このような色ずれによる色にじみ画素を無彩色判定する方法が,例えば特許文献1に記載されている。この方法によれば、輝度であるY(0.25R+0.5G+0.25B)信号からエッジを抽出し、さらに、RGB信号から無彩色領域を判定する。そして、エッジかつ無彩色領域を黒細線または黒文字領域と判定し、無彩色化を行う。
特開2000−151937号公報
しかしながら,上述した従来の技術では,以下のような場合に問題がある。
白地に黒がある原稿の読取りにおいて、スキャナの色ずれにより、例えば後述の図19のようにR信号、G信号、B信号がずれた場合を考える。ここでR信号が早目に読まれていることで3ライン目はR信号が深く沈み、原稿の白を読み込んだG信号及びB信号との合成により鮮やかなシアンに結像する。このように3チャンネルの信号レベルが一致しないため、実際には白であっても無彩色領域として特定されないことになる。すると、黒細線または黒文字領域として判定されることもなく、無彩色化されないことになる。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、副走査方向の色ずれが大きい入力画像に対しても原稿の無彩色エッジ部分をモノクロ化できる画像処理装置及び方法並びにプログラムを提供することである。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、多値画像データに含まれる各画素の画素信号に基づいて、各画素がモノクロかカラーかを判定する色判定手段、前記多値画像データに含まれる各画素における予め定めた色の画素信号に基づいて、前記各画素が黒文字または黒細線のエッジか否かを判定するエッジ判定手段、並びに、前記色判定手段による判定結果及び前記エッジ判定手段による判定結果に基づいて前記多値画像データに含まれる前記各画素の画素信号を無彩色化すべきか否かを判定し、及び、無彩色化すべきと判定した画素について無彩色化を行う無彩色化手段を備えた画像処理装置において、前記多値画像データに含まれる前記各画素における、前記予め定めた色と異なる色の画素信号に基づいて、前記各画素が前記エッジか否かを判定する手段、並びに、前記無彩色化手段が無彩色化すべきと判定した前記画素について無彩色化を行った後の前記多値画像データを、前記判定する手段による判定結果に基づいて補正する手段を備えることを特徴とする。
ここで、前記補正する手段は、前記多値画像データのうち、前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から予め定めた距離内に前記判定する手段による判定結果が存在する場合には、前記予め定めた距離内に存在し、前記判定する手段により前記エッジと判定され且つ前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から前記予め定めた距離内にある、前記異なる色の画素について無彩色化を行うことができる。或いは、原稿を読み取って前記多値画像データを出力する複数のラインセンサを副走査方向に並列に備えており、前記予め定めた色の画素信号は、前記複数のラインセンサのうち前記副走査方向において中央のセンサで撮像した信号であって良い。
上記目的を達成するための本発明の他の態様は、多値画像データに含まれる各画素の画素信号に基づいて、各画素がモノクロかカラーかを判定する色判定ステップ、前記多値画像データに含まれる各画素における予め定めた色の画素信号に基づいて、前記各画素が黒文字または黒細線のエッジか否かを判定するエッジ判定ステップ、並びに、前記色判定ステップにおける判定結果及び前記エッジ判定ステップにおける判定結果に基づいて前記多値画像データに含まれる前記各画素の画素信号を無彩色化すべきか否かを判定し、及び、無彩色化すべきと判定した画素について無彩色化を行う無彩色化ステップを、処理手段により実行する画像処理方法において、該手段によりさらに、前記多値画像データに含まれる前記各画素における、前記予め定めた色と異なる色の画素信号に基づいて、前記各画素が前記エッジか否かを判定するステップ、並びに、前記無彩色化ステップが無彩色化すべきと判定した前記画素について無彩色化を行った後の前記多値画像データを、前記判定するステップによる判定結果に基づいて補正するステップを実行することを特徴とする。
ここで、前記補正するステップにおいて、前記多値画像データのうち、前記無彩色化ステップが無彩色化を行った前記画素から予め定めた距離内に前記判定するステップにおける判定結果が存在する場合には、前記予め定めた距離内に存在し、前記判定するステップにおいて前記エッジと判定され且つ前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から前記予め定めた距離内にある、前記異なる色の画素について無彩色化を行うことができる。或いは、前記予め定めた色の画素信号は、原稿を読み取って前記多値画像データを出力する、副走査方向に並列に備えられた複数のラインセンサのうち前記副走査方向において中央のセンサで撮像した信号であって良い。
上記目的を達成するための本発明の他の態様は、多値画像データに含まれる各画素の画素信号に基づいて、各画素がモノクロかカラーかを判定する色判定ステップ、前記多値画像データに含まれる各画素における予め定めた色の画素信号に基づいて、前記各画素が黒文字または黒細線のエッジか否かを判定するエッジ判定ステップ、並びに、前記色判定ステップにおける判定結果及び前記エッジ判定ステップにおける判定結果に基づいて前記多値画像データに含まれる前記各画素の画素信号を無彩色化すべきか否かを判定し、及び、無彩色化すべきと判定した画素について無彩色化を行う無彩色化ステップを含む画像処理をコンピュータが備える処理装置に実行させるためのプログラムにおいて、該プログラムが該処理装置にさらに、前記多値画像データに含まれる前記各画素における、前記予め定めた色と異なる色の画素信号に基づいて、前記各画素が前記エッジか否かを判定するステップ、並びに、前記無彩色化ステップが無彩色化すべきと判定した前記画素について無彩色化を行った後の前記多値画像データを、前記判定するステップによる判定結果に基づいて補正するステップを実行させることを特徴とする。
ここで、前記補正するステップにおいて、前記多値画像データのうち、前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から予め定めた距離内に前記判定するステップにおける判定結果が存在する場合には、前記予め定めた距離内に存在し、前記判定するステップにおいて前記エッジと判定され且つ前記無彩色化ステップが無彩色化を行った前記画素から前記予め定めた距離内にある、前記異なる色の画素について無彩色化を行うことができる。或いは、前記予め定めた色の画素信号は、原稿を読み取って前記多値画像データを出力する、副走査方向に並列に備えられた複数のラインセンサのうち前記副走査方向において中央のセンサで撮像した信号であって良い。
本発明の第一の実施の形態について図を参照しながら説明する。
図9は本発明の第一の実施の形態における無彩色化処理を行う処理ブロック図である。
読取装置91は原稿に記載されたカラー情報を光学的に分光して走査する。像域分離手段92は入力画像の画素毎に写真領域,文字領域,網点領域といった画像の特徴を抽出して,像域毎の属性を表すデータを生成する。色判定手段93は入力画像の画素毎に有彩色であるか無彩色であるかの判定を行い、特定された有彩色/無彩色の属性を表すデータを生成する。第一の無彩色化手段94は像域分離手段92と色判定手段93の属性データを基に無彩色化する画素を決定し,読取装置91で読取ったカラー画像中の該当する画素を無彩色化する。エッジ抽出手段95は読取装置91で読取ったカラー画像のエッジ情報を抽出する。第二の無彩色化手段96は、エッジ抽出手段95にて抽出されたエッジ情報と像域分離手段92が生成した像域属性データと第一の無彩色化手段94の処理結果を基に無彩色化する画素を決定し、第一の無彩色化手段94の処理結果中の該当する画素を無彩色化する。
これらの各ブロックについてより詳細に説明する。
読取装置91は図1や図2で説明したような画像読取装置から構成されており,原稿中の画像を光学的に走査して,R,G,Bの輝度レベル信号を出力する。
像域分離手段92の一例を説明する。像域分離手段92による処理は、原稿画像に含まれる画像の特徴に応じて最適な画像処理を施すために原稿画像の特徴を抽出して像域属性を示す信号(以後フラグデータという)を生成するために行われる。つまり,像域分離手段92は、読取装置91から入力されるカラー画像信号を用いて原稿画像中に含まれる画像データの属性を検出し、その属性を識別するためのフラグデータを生成する。具体的な処理手順を図10に示す。
図10は、像域属性の抽出方法の一例を説明するためのブロック図である。入力信号生成1001は入力のRGBデータから、以降処理する信号を生成する。ここでは、Gチャンネルの信号をそのまま使用し,平均濃度演算1002、エッジ強調処理1003に入力される例を説明する。
平均濃度演算1002では、入力信号について注目画素を中心とするM×N領域(MとNは自然数)の各画素の画素値の平均値AVEを算出する。
エッジ強調処理1003では、注目画素周辺領域のデータを参照し、M×N領域(MとNは自然数)において注目画素のエッジ強調処理を行い、強度の異なる2種類のエッジ強調信号EDG1とEDG2を算出する。
平均濃度演算1002及びエッジ強調処理1003の演算及び処理結果は、網点判定1004とエッジ判定1005に入力される。
網点判定1004について、図11を用いて説明する。平均濃度演算1002及びエッジ強調処理1003の演算及び処理結果(AVE及びEDG1)が、二値化処理1101に入力される。ここでEDG1にある係数A(Aは実数)を乗算した後、乗算結果とAVEを比較して、例えば、以下の通りに二値化信号を生成する。
A×EDG1<AVE ならば、 二値化信号=1
A×EDG1≧AVE ならば、 二値化信号=0
各画素について得られる二値化信号は、1×1孤立量算出1111、2×2孤立量算出1112、3×3孤立量算出1113、4×4孤立量算出1114に入力される。ここでは、二値化処理の結果を用い、注目画素がどれぐらい孤立しているかを判断する。例えば、1×1孤立量算出で行われる孤立量の算出は、注目画素を中心位置とする3×3領域の二値化信号を参照する。その値が縦、横、斜め、各方向に対して、0、1、0と変化していた場合に各方向に対する孤立量を1とし、これらの合計を注目画素に対する孤立量とする。孤立度が高い場合には、孤立量は4となる。孤立していない場合は0である。これは、網点ドットが1画素で構成される場合、すなわち、低濃度網点画素、または、線数の高い網点に対して孤立量が比較的大きくなるという特徴を有する。同様に、2×2孤立量算出1112、3×3孤立量算出1113、4×4孤立量算出1114についても、所定のパターンと比較し、孤立量を算出する。
算出された孤立量は、1×1孤立量加算1121、2×2孤立量加算1122、3×3孤立量加算1123、4×4孤立量加算1124において、それぞれについて所定領域で加算される。例えば1×1孤立量加算1121では、9×9の領域にて孤立量を加算する。
1×1孤立量加算1121、2×2孤立量加算1122、3×3孤立量加算1123、4×4孤立量加算1124にて算出された加算値は、網点判定1131に入力される。ここでは、それぞれの入力に対して閾値処理を行い、それらの結果について多数決や論理演算などの処理を行うことで、網点信号1141を生成する。網点ならば、AMI=1を出力する。
エッジ判定1005について、図12を用いて説明する。平均濃度演算1002及びエッジ強調処理1003の演算及び処理結果(AVE及びEDG2)が、濃度差判定1201に入力される。ここでエッジ強調処理1003から出力されるEDG2と周辺領域の濃度(AVE)の差の大きさの判定を行い、その差が所定の濃度差よりも大きい場合は濃度差信号として1を、小さい場合は0を出力する。
AVE−A×EDG2>B ならば、 濃度差信号=1
A×EDG2−AVE>C ならば、 濃度差信号=1
それ以外のとき、 濃度差信号=0
(Aは実数、B、Cは実数または整数)
濃度差判定1201から出力された濃度差信号は孤立判定1202に入力され、ここで孤立点の除去がなされる。例えば、濃度差信号を7×7領域において参照し、最外周の画素位置に濃度差信号=1が存在しない場合に内側の5×5領域の濃度差信号を強制的に0とすることで、孤立点を除去する。
孤立判定1202から出力された孤立判定信号は補正処理1203に入力され、ここで不連続部分の補正がなされる。例えば、3×3領域において注目画素(3×3の中央)を挟む画素(前後、左右、斜め)の孤立判定信号が1の場合、注目画素が0ならば注目画素の値を1に補正する。これにより、線画の欠けている部分の連続度が増し、また、線画も滑らかな、エッジ信号1204が生成される。エッジならば、EDGE=1を出力する。
図10に戻り、網点判定1004とエッジ判定1005から出力される網点判定信号1141とエッジ判定信号1204の結果は、文字判定1006に入力される。ここでは画素単位で処理され、網点ではなく(AMI=0)エッジである(EDGE=1)画素を文字と考え、文字信号1007を生成する。
以上が像域分離手段92による像域属性抽出方法の一例である。本実施形態ではGチャンネルの信号を元に像域分離処理した例を説明したが、本発明はGチャンネルに限るものではなく、光電変換素子17における中央のラインセンサで撮像するチャンネルの信号を使用して像域属性を抽出することができる。
また,像域分離手段92による像域分離処理自体は上記の方法に限るものではなく,光電変換素子17において副走査方向の中央に配置されたラインセンサで撮像するチャンネルの信号を元に文字信号を生成するものであればよい。
図13〜16を用いて色判定手段93について説明する。
図13は、色判定手段93の中の前処理部1310の処理内容を詳細に説明した図である。
RGB信号入力部1301はR、G、B、各8bitの多値画像データを判定用入力信号として前処理部1310に渡す。本実施形態の場合、カラー画像入力手段である読取装置91からの3色分解信号R、G、Bが前処理部1310に入力される。
L・Ca・Cb変換部1302はR、G、各8bitの多値画像データを下記の式に従い明度信号L、彩度信号Ca、Cb信号に変換する。
L=(R+(2×G)+B)/4
Ca=(R−G)/2
Cb=((R+G)−(2×B))/4
明度判定部1303では、2つの閾値(Lthre1・Lthre2)で明度信号(L)のレベルを判定して明度判定信号1(M1:2bit)を出力する。信号の出力は以下の式に従って行なう。
if(L<Lthre1) M1=0
else if(L≧Lthre1 and L≦Lthre2) M1=1
else M1=2
色判定・1 1304では、彩度信号Ca、Cbの値を、以下の条件に従って明度に応じた場合分けを行い、色判定信号・1(COLOR1:2bit)に判定信号をセットする。
M1=0のとき、max(abs(Ca)、abs(Cb))≦Sthre10ならばモノクロ判定し(COLOR1=0)、それ以外はカラー判定する(COLOR1=1)。
M1=2のとき、max(abs(Ca)、abs(Cb))≦Sthre12ならばモノクロ判定し(COLOR1=0)、それ以外はカラー判定する(COLOR1=1)。
M1=1のとき、max(abs(Ca),abs(Cb))≦Sthre11ならモノクロ判定し(COLOR1=0)、下記条件1〜8を(AND判定で)全て満たすなら中間部判定し(COLOR1=2)、それ以外はカラー判定する(COLOR1=1)。
条件・1 Ca≧−K1
条件・2 Ca≦K1
条件・3 Cb≧−K1
条件・4 Cb≦K1
条件・5 Cb≧Ca−J1
条件・6 Cb≦Ca+J1
条件・7 Cb≧−(Ca)−J1
条件・8 Cb≦−(Ca)+J1
つまり、M1=0のときまたはM1=2のときは、Sthre10、Sthre12によってモノクロ部とカラー部の2通りに分け(図14)、M1=1のときは、Sthre11、K1、J1によってモノクロ部と中間部とカラー部の3通りに分ける(図15)。
以上のL・Ca・Cb変換部1302〜色判定・1 1304による各処理をまとめて色判定前処理部1310が行う。つまり、色判定前処理部1310では、1画素毎に画像信号R、G、Bを入力して、モノクロ部か、中間部か、カラー部かを判定し、判定信号を色判定信号・1(COLOR1:2bit)にセットする。
図16は、色判定手段93が色判定前処理部1310を使用して有彩色/無彩色判定信号COLORを出力するための処理を表した処理ブロック図である。
色判定を行う際に複数のエリアの(本実施形態では5×5とする)画像データ(R、G、B)の信号値を使用するため、メモリ1601を用いて、複数画素・複数ラインの画像データの遅延を行う。本実施形態では、メモリ1601から5×5の合計25画素分のRGBデータが同時に出力されるものとする。
色判定前処理1602−1〜1602−25は、図13における色判定前処理部1310による処理と同様の処理で、本実施形態の場合5×5画素分の色判定前処理を行うため、並列に25の色判定前処理を行う。この並列処理により、図17のように、色判定信号・1による判定結果が注目画素を中心とする5×5のエリアで同時に出力されることとなる。
色判定信号出力1603では、上記5×5のエリアにおける色判定信号・1の判定結果を使用して最終的な有彩色/無彩色判定信号COLORが出力される。
以下に詳細な処理の説明を行う。
注目画素がCOLOR1=0(モノクロ部)であるとき、モノクロ判定し(COLOR=0)、注目画素がCOLOR1=1(カラー部)であるとき、カラー判定する(COLOR=1)。
一方、注目画素がCOLOR1=2(中間部)であるとき、COLOR1の出力信号を5×5のエリアで見て、下記条件をAND判定で全て満たす場合はモノクロ判定し(COLOR=0)、それ以外はカラー判定する(COLOR1=1)。
UP2≧ThreU2
UP1≧ThreU1
DOWN2≧ThreD2
DOWN1≧ThreD1
ここで、注目画素の2ライン上のモノクロ部と判定した画素数をUP2、注目画素の1ライン上のモノクロ部と判定した画素数をUP1とする。また、注目画素の2ライン下のモノクロ部と判定した画素数をDOWN2、注目画素の1ライン下のモノクロ部と判定した画素数をDOWN1とする(図18)。
以上のように判定を行うことによって、色判定信号出力1603が最終的な色判定である有彩色/無彩色判定信号COLORを出力する。
読取装置91の色ずれ量が多いと,無彩色のエッジ部に彩度の高い色にじみが発生してしまう。このような画素も無彩色判定しようとするとSthre10,Sthre11,Sthre12の閾値を大きく取らなくてはならなくなる。これらの閾値を大きく取ればとるほど,実際には有彩色部分である画素をも無彩色化してしまうという弊害が発生しやすくなる。よってこれらの閾値をむやみに大きくすることは好ましくない。
第一の無彩色化手段94では像域分離手段92で作られた文字信号1007と色判定手段93で作られたCOLOR信号を使用して読取装置91が読取った画像中,どの画素に無彩色化処理を施すかを決定する。具体的には,文字(すなわちエッジ判定され)かつ無彩色であると判断されている画素を無彩色化処理すると決定する。
L,Ca,Cbに変換済みの画像データを色判定手段93から受信していれば,注目画素が無彩色化処理に該当する場合はCa,Cb成分を0にすればよい。ここで無彩色化処理した画素については「処理済み」という属性信号も生成され,後段の第二の無彩色化処理手段96に渡される。
なお,色判定手段93がCOLOR=0即ち無彩色と判定する画素の中には,元々Ca=0,Cb=0(即ちR=G=B)のデータであったものも含まれる場合がある。この画素に像域分離手段92で生成された文字信号1007が存在する場合は、無彩色化したことを表す「処理済み」という属性信号を割り当てることとする。
エッジ抽出手段95は、読取装置91で読取った画像のR,G,Bの各チャンネルの内,像域分離手段92で使用したチャンネル以外の画像データに対して,それぞれエッジ抽出を行う。よって,G信号を像域分離手段92で使用するとした好適な例においては、RとBのチャンネルの画像データに対してエッジ抽出手段95がそれぞれエッジ抽出を行う。このとき、像域分離手段92中のエッジ判定1005と同様の処理を行っても良いし,3×3程度の簡単な空間フィルタを通して閾値と比較することで2値化処理を行ってエッジ抽出しても良い。
図19は、図示するような原稿を読取ったとき,原稿上の白領域から黒細線または黒文字領域へのエッジ部周辺での色ずれにより各ラインセンサが取得した画像データの例を示している。この例は,ラインセンサ(R)31が少し早めに原稿のエッジ部を読んでおり,ラインセンサ(G)32とラインセンサ(B)33は正常なサンプリング位置で原稿のエッジ部を読取っている場合の例である。
便宜的に各ラインに順に添え字1〜7を付ける1ライン目はどのチャンネルも一致したレベルで白を読めているので結像した画像も白となる。2ライン目は原稿上では白であるがRチャンネルのみ信号の沈みが発生し始めているため,Gチャンネル及びBチャンネルとの合成により薄いシアンのような結像画像となる。3ライン目はRチャンネルのみ信号が深く沈んでいるため、白を読み込んだGチャンネル及びBチャンネルとの合成により彩度の高いシアンのような結像画像となる。4ライン目はRチャンネルの信号が深く沈んでおりG,Bチャンネルも沈み始めているので、Gチャンネル及びBチャンネルとの合成により黒っぽいシアンのような結像画像となる。そして5ライン目以降はRGB全てが深く沈んだ信号となり,無彩色に近いダークの結像画像となる。
色ずれによる影響とはこのような画像が現れてくることであるが,そのずれ方は上述の1通りではなく,R,G,Bが互いにランダムにずれるので,サンプリングポイント毎に多様な色にじみ色が発生する。さらに,上記ずれ方とずれ量の大きさによって発生する色にじみの彩度や明度は様々である。よって色ずれ方と色ずれ量を精度良く押さえ込むことが困難な読取装置の場合,前述したように色判定手段93の閾値を大きくとることが好ましくないため,無彩色化処理を施せないという画素が増加してしまうことにつながる。
図19のような画像を像域分離処理92で処理した場合,その処理パラメータの調整により,文字信号として3,4,5,6ライン目が検出できるとする。また,色判定手段93で処理した場合,その処理パラメータの調整により4,5,6,7ライン目は無彩色判定できるとする。3ライン目のような彩度の高い色にじみ色は無彩色判定させることは一般的に困難である。
そうすると第一の無彩色化処理94後は図20のような状態になる。2ライン目は薄いシアン,3ライン目は彩度の高いシアン,4ライン目は無彩色化処理済のダーク,5ライン目、6ライン目は無彩色化処理済の黒,7ライン目は読取ったままのダークである。
像域分離92の文字判定がなされていても彩度が高すぎる画素,及び、色ずれ量が多いことから像域分離92の文字判定外に存在してしまう画素は無彩色化処理を施すことができない。
またこのとき,図19のような読取り結果にエッジ判定95の処理をすることにより、 Rチャンネルについては1,2,3,4ライン目をエッジと判定し,Bチャンネルについては3,4,5,6ライン目をエッジと判定する判定結果が得られる。
これまでの像域分離手段92による像域分離結果即ち文字信号1007,第一の無彩色化手段94が無彩色化処理した結果と無彩色化済みの画像データ,及び、エッジ抽出手段95からのエッジ情報を元に、第二の無彩色化手段96が次の通り無彩色化処理を行う。
図21は第二の無彩色化手段96をより詳細に表すブロック図である。
上側無彩色化画素判定2101は第一の無彩色化手段94にて無彩色化された画素から副走査方向上流側にある像域分離手段92に使用しなかったチャンネルのエッジを予め定めた距離内で探索する。像域分離手段92に使用しなかったチャンネルのエッジが予め定めた距離内に存在する場合は,そのうち一番上流側にあるエッジまでを無彩色化すると判定する。
下側無彩色化画素判定2101は第一の無彩色化手段94にて無彩色化された画素から副走査方向上流側にある像域分離手段92に使用しなかったチャンネルのエッジを予め定めた距離内で探索する。像域分離手段92に使用しなかったチャンネルのエッジが予め定めた距離内に存在する場合は,そのうち一番上流側にあるエッジまでを無彩色化すると判定する。
これら上側無彩色化画素判定2101と下側無彩色化画素判定2102の結果をOR判定し,無彩色化処理2103により彩度成分Ca,Cbを0にする。
図22は上側無彩色化画素判定2101と下側無彩色化画素判定2102におけるエッジ探索を行うウィンドウを示す図である。
上側無彩色化画素判定2101では注目画素を下端として1×mのウィンドウで探索を行う。図ではm=3としているがこれに限ることはなく,任意の整数であればよい。つまり,読取装置91の色ずれ特性を元にウィンドウのサイズを決定すればよく,パラメータライズされていることが望ましい。
同様に下側無彩色化画素判定2102では注目画素を上端として1×nのウィンドウで探索を行う。図ではn=3としているがこれに限ることはなく,任意の整数であればよい。つまり,読取装置91の色ずれ特性を元にウィンドウのサイズを決定すればよく,パラメータライズされていることが望ましい。これらm,nは必ずしも同一の距離である必要は無く、独立に設定しても良い。
上側無彩色化画素判定手段2101の注目画素が第一の無彩色化手段94で無彩色化されている場合の動作は以下の通りである。ウィンドウ内の他の画素についてエッジ判定手段95の像域分離手段92に使用しなかったチャンネルのエッジ判定結果があるか否かを探索する。そして,ウィンドウ内で一番上端にあるエッジの画素から注目画素の1つ上の画素までを無彩色化すると判定する。
注目画素が第一の無彩色化手段94で無彩色化されていない場合はウィンドウ内の画素データに対して変更を加えないと判定する。
第一の無彩色化処理94後の画像である図20の画像について上側無彩色化画素判定2101の処理をかけた場合、図23のようになる。
4ライン目は第一の無彩色化手段94にて無彩色化済みである。このラインに上側無彩色化画素判定2101のウィンドウを配置したときに一番上端にあるエッジは2ライン目にRチャンネルのエッジが見つかる。よって,この場合2ライン目並びに3ライン目が本処理における無彩色化画素判定の対象になる。
下側無彩色化画素判定手段2102の注目画素が第一の無彩色化手段94で無彩色化されている場合の動作は以下の通りである。ウィンドウ内の他の画素についてエッジ判定手段95の像域分離手段92に使用しなかったチャンネルのエッジ判定結果があるか否かを探索する。そして,ウィンドウ内で一番下端にあるエッジの画素から注目画素の1つ下の画素までを無彩色化すると判定する。
注目画素が第一の無彩色化手段94で無彩色化されていない場合はウィンドウ内の画素データに対して変更を加えないと判定する。
この場合の例は図示しないが,上側無彩色化画素判定手段2101と同様である。
これら上側無彩色化画素判定手段2101と下側無彩色化画素判定手段2102で判定結果のOR演算をし,最終的に無彩色化する画素を決定し,無彩色化処理2103により彩度成分Ca,Cbを0にする。
第二の無彩色化手段96の処理の後,最終的に得られる画像はLCaCbの信号から成っている。その後段の画像処理の入力段にてLCaCbからRGBに変換すると、無彩色化処理された画素はR=G=Bの無彩色として以降の画像処理に渡される。
以上説明した各ブロック処理の結果,色ずれによる原稿の無彩色部分のエッジ部の色にじみ部を無彩色化することができる。このとき,第二の無彩色化処理部96の処理によって,色ずれが少ない場合は無彩色化処理の影響範囲は狭くなり,色ずれが大きい場合は色ずれ量に追従して無彩色化処理することができるようになる。
即ち,原稿の読み取り中ランダムに発生する色ずれ量に追従して無彩色化処理の影響範囲を可変にすることが可能となる。
なお,ラインセンサ(R)31,ラインセンサ(G)32,ラインセンサ(B)33は図4である場合について説明したので,像域分離手段92ではGチャンネルのエッジを,エッジ抽出手段95ではR,Bチャンネルのエッジを検出した。しかし,ラインセンサの並び順が異なるデバイスを使用する場合はこの限りではなく,像域分離手段では中央のラインセンサのエッジを検出し,エッジ抽出手段では残りの2チャンネルのラインセンサのエッジを検出すればよい。
<他の実施形態>
本発明は上述のように、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
また、前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
またこの場合、前記ソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
縮小光学から成る画像読取装置の構成図である。 等倍光学から成る画像読取装置の構成図である。 光電変換素子の代表的な構成図である。 3ラインセンサのRGB画像結像を説明する図である。 色ずれがない場合のRGB輝度レベルを説明する図である。 色ずれがない場合のRGB結像画像を説明する図である。 色ずれがある場合のRGB輝度レベルを説明する図である。 色ずれがある場合のRGB結像画像を説明する図である。 本発明の無彩色化処理の処理ブロック図である。 像域分離手段の処理構成を示すブロック図である。 像域分離手段の網点判定処理構成を示すブロック図である。 像域分離手段のエッジ判定処理構成を示すブロック図である。 色判定手段の色判定前処理手段の処理構成を示すブロック図である。 色判定前処理手段の色判定1の色空間上における処理を示す図である。 色判定前処理手段の色判定1の色空間上における処理を示す図である。 色判定手段の処理構成を示すブロック図である。 色判定出力手段の詳細な処理内容を示す図である。 色判定出力手段の詳細な処理内容を示す図である。 色ずれがある場合のR,G,Bの読取画像を示す図である。 色ずれがある場合のカラー結像画像を示す図である。 第二の無彩色化手段の処理構成を示すブロック図である。 第二の無彩色化手段における無彩色画素判定ウィンドウを説明する図である。 上側無彩色画素判定ウィンドウの動作を説明する図である。
符号の説明
91 読取装置
92 像域分離手段
93 色判定手段
94 第一の無彩色化手段
95 エッジ抽出手段
96 第二の無彩色化手段
1001 入力信号生成
1002 平均濃度演算
1003 エッジ強調処理
1004 網点判定
1005 エッジ判定
1006 文字判定
1007 文字信号
1101 二値化処理
1111 1×1孤立量算出
1112 2×2孤立量算出
1113 3×3孤立量算出
1114 4×4孤立量算出
1201 濃度差判定
1202 孤立判定
1203 補正処理
1204 エッジ信号
1301 RGB信号入力部
1302 L・Ca・Cb変換部
1303 明度判定部
1304 色判定・1
1310 前処理部
1601 メモリ
1602−1〜1602−25 色判定前処理
1603 色判定信号出力
2101 上側無彩色化画素判定
2102 下側無彩色化画素判定
2103 無彩色化処理

Claims (9)

  1. 多値画像データに含まれる各画素の画素信号に基づいて、各画素がモノクロかカラーかを判定する色判定手段、
    前記多値画像データに含まれる各画素における予め定めた色の画素信号に基づいて、前記各画素が黒文字または黒細線のエッジか否かを判定するエッジ判定手段、並びに、
    前記色判定手段による判定結果及び前記エッジ判定手段による判定結果に基づいて前記多値画像データに含まれる前記各画素の画素信号を無彩色化すべきか否かを判定し、及び、無彩色化すべきと判定した画素について無彩色化を行う無彩色化手段を備えた画像処理装置において、
    前記多値画像データに含まれる前記各画素における、前記予め定めた色と異なる色の画素信号に基づいて、前記各画素が前記エッジか否かを判定する手段、並びに、
    前記無彩色化手段が無彩色化すべきと判定した前記画素について無彩色化を行った後の前記多値画像データを、前記判定する手段による判定結果に基づいて補正する手段
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記補正する手段は、
    前記多値画像データのうち、前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から予め定めた距離内に前記判定する手段による判定結果が存在する場合には、前記予め定めた距離内に存在し、前記判定する手段により前記エッジと判定され且つ前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から前記予め定めた距離内にある、前記異なる色の画素について無彩色化を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. さらに、原稿を読み取って前記多値画像データを出力する複数のラインセンサを副走査方向に並列に備えており、
    前記予め定めた色の画素信号は、前記複数のラインセンサのうち前記副走査方向において中央のセンサで撮像した信号であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 多値画像データに含まれる各画素の画素信号に基づいて、各画素がモノクロかカラーかを判定する色判定ステップ、
    前記多値画像データに含まれる各画素における予め定めた色の画素信号に基づいて、前記各画素が黒文字または黒細線のエッジか否かを判定するエッジ判定ステップ、並びに、
    前記色判定ステップにおける判定結果及び前記エッジ判定ステップにおける判定結果に基づいて前記多値画像データに含まれる前記各画素の画素信号を無彩色化すべきか否かを判定し、及び、無彩色化すべきと判定した画素について無彩色化を行う無彩色化ステップを、処理手段により実行する画像処理方法において、該手段によりさらに、
    前記多値画像データに含まれる前記各画素における、前記予め定めた色と異なる色の画素信号に基づいて、前記各画素が前記エッジか否かを判定するステップ、並びに、
    前記無彩色化ステップが無彩色化すべきと判定した前記画素について無彩色化を行った後の前記多値画像データを、前記判定するステップによる判定結果に基づいて補正するステップ
    を実行することを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記補正するステップにおいて、
    前記多値画像データのうち、前記無彩色化ステップが無彩色化を行った前記画素から予め定めた距離内に前記判定するステップにおける判定結果が存在する場合には、前記予め定めた距離内に存在し、前記判定するステップにおいて前記エッジと判定され且つ前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から前記予め定めた距離内にある、前記異なる色の画素について無彩色化を行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  6. 前記予め定めた色の画素信号は、原稿を読み取って前記多値画像データを出力する、副走査方向に並列に備えられた複数のラインセンサのうち前記副走査方向において中央のセンサで撮像した信号であることを特徴とする請求項またはに記載の画像処理方法。
  7. 多値画像データに含まれる各画素の画素信号に基づいて、各画素がモノクロかカラーかを判定する色判定ステップ、
    前記多値画像データに含まれる各画素における予め定めた色の画素信号に基づいて、前記各画素が黒文字または黒細線のエッジか否かを判定するエッジ判定ステップ、並びに、
    前記色判定ステップにおける判定結果及び前記エッジ判定ステップにおける判定結果に基づいて前記多値画像データに含まれる前記各画素の画素信号を無彩色化すべきか否かを判定し、及び、無彩色化すべきと判定した画素について無彩色化を行う無彩色化ステップを含む画像処理をコンピュータが備える処理装置に実行させるためのプログラムにおいて、該プログラムが該処理装置にさらに、
    前記多値画像データに含まれる前記各画素における、前記予め定めた色と異なる色の画素信号に基づいて、前記各画素が前記エッジか否かを判定するステップ、並びに、
    前記無彩色化ステップが無彩色化すべきと判定した前記画素について無彩色化を行った後の前記多値画像データを、前記判定するステップによる判定結果に基づいて補正するステップを
    実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 前記補正するステップにおいて、
    前記多値画像データのうち、前記無彩色化ステップが無彩色化を行った前記画素から予め定めた距離内に前記判定するステップにおける判定結果が存在する場合には、前記予め定めた距離内に存在し、前記判定するステップにおいて前記エッジと判定され且つ前記無彩色化手段が無彩色化を行った前記画素から前記予め定めた距離内にある、前記異なる色の画素について無彩色化を行うことを特徴とする請求項に記載のプログラム。
  9. 前記予め定めた色の画素信号は、原稿を読み取って前記多値画像データを出力する、副走査方向に並列に備えられた複数のラインセンサのうち前記副走査方向において中央のセンサで撮像した信号であることを特徴とする請求項またはに記載のプログラム。
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