JP5069743B2 - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前文に記載の車両用エアバッグ装置に関するものである。
そのようなエアバッグ装置は、車両乗員を保護するべくガス発生器によって膨張するエアバッグと、特にモジュールハウジングと称呼され、エアバッグが折り畳み状態及び/または圧縮状態のエアバッグ体として収容される収容体と、膨張の間においてガス発生器によるエアバッグの展開を許容し、またエアバッグのハウジング外の外部空間への拡張を許容する収容体の開口部(ハウジング開口)と、更にはこの開口部の領域のエアバッグ体を覆う柔軟な保護カバーとからなる。
柔軟な保護カバーは、収容体内の膨張前のエアバッグパッケージの位置決め及び保持のために用いられる。また、この柔軟な保護カバーは、エアバッグの膨張時における展開制御するのに設けられ、同様に拡張の間に、対応する収容体(モジュールハウジング)の一方の縁部や、取り付け手段のような補強要素によってエアバッグがダメージを受けるのを避けるのに設けられる。
DE102004023780A1から、2つのシート状の柔軟な保護要素(例えば布地ないし織物に)によって保護カバーを形成することが公知であり、これらの保護要素は、互いに対向してモジュールハウジングの取り付け領域に取り付けられ、互いに少なくとも1つの分離可能な破断線を介して互いに接続されている。この保護カバーは、実質的に断面U字状にエアバッグパッケージを取り囲み、また膨張の間において、分離可能な破断線に沿って2つの柔軟な分離保護要素に分離される。
この場合、保護カバーの破断線は、保護カバーを構成する残りの要素、特には保護カバーを形成する保護要素よりも、エアバッグ膨張時に生じる負荷(圧縮力)に対する抵抗が小さい。これにより、エアバッグが展開する際、力および/または圧力が特定のレベルに達したときに柔軟な保護カバーに作用する圧縮力のため、2つのシート状の柔軟な保護要素は、シート状の保護要素自体はダメージを受けることなく、破断線に沿って互いに分離されることとなる。
エアバッグが膨張時に、それぞれ拡張したエアバッグの側方に位置する少なくとも2つのシート状の柔軟な保護要素によってガイドされることによって、保護される乗員(例えば、助手席乗員)に向かう既定方向に関しエアバッグの特定の展開及び拡張が実現され、(少なくとも拡張初期の段階においては)保護される乗員が危険にさらされる他の方向への拡張が妨げられる。これは特に、保護される乗員が通常位置(正規位置)を外れ、対応するエアバッグモジュールに近接する位置、いわゆるOOP位置の場合に有利とされる。
そのようなエアバッグ装置は、自動車のダッシュボードの裏側に配置される助手席用エアバッグモジュールに適している。
本発明では、前記の種類のエアバッグ装置の更なる改良を目的としている。
本発明によれば、この問題は請求項1の特徴によって解決される。
従って、前記の種類のエアバッグ装置において、更に保護カバーと、収容体においてそれにより被覆されて圧縮されるエアバッグパッケージとしてのエアバッグとの間に、例えばフィルム層ないし布地層(織物層)の形態の柔軟なガイド層が配設され、そのガイド層は、第1のシート状の保護要素に常時に接続され、これにより前記の第1のシート状の保護要素は、前記のガイド層とともに、エアバッグの側方に位置(「側面に位置する」ともいう)する複合層を形成する。
エアバッグの膨張及び展開の間に、ガイド層が第1のシート状の保護要素に常時に接続される、この場合には接続されたままの状態とされることによって、保護カバーの2つの保護要素は破断線(「開裂線」ともいう)に沿って互いに分離される。
本発明によれば、保護カバーを形成するシート状の柔軟な保護要素の一方とガイド層とからなる複合層は、それ自体の保護要素よりも大きく拡張する。その結果、エアバッグモジュールに近接して配置される例えば車両乗員の頭部のように、同様により大きな障害物が、エアバッグの膨張、展開及び拡張の間に被覆され、これにより展開エアバッグは、拡張の間において前記の障害物、特には車両乗員の頭部に直接的に接触することなく、前記の複合層に沿ってスライドする。
この複合層は、摩擦を緩和する物として機能し、特には展開エアバッグのケーシング(エアバッグの「外包部」ないし「外壁部」ともいう)との協働でより低い摩擦係数を有するため、エアバッグは、エアバッグと車両乗員の頭部との間の直接的な接触によって生じる負荷と対比して、対応する車両乗員の首の負荷を著しく低下させた状態で、前記の複合層に沿ってスライドする。これにより、エアバッグ複合層の組み合わせ材料に関し、通常の力(エアバッグ複合層の組み合わせ材料において複合層に沿ってエアバッグ動作方向に直交して作用する力)に対する摩擦抵抗(摩擦力)の比率を示す摩擦係数は0.1を下回るのが好ましい。本構成は、例えば複合層のうちエアバッグに対向する面をコーティング処理する、特にはスライド層を有する構成(複合層の多層構造に対応)にすることによって、或いは複合層の全体が適切な特性を有する材料から製造された構成(複合層の単層構造に対応)にすることによって達成される。
本発明によれば、ガイド層がエアバッグと対応する保護カバーとの間に位置するので、エアバッグの展開過程において、拡大した柔軟な複合層を形成するのに付加的なガイド層の介在が不要とされる点においても有利とされる。エアバッグが、形式的に予め折り畳まれおよび/または圧縮されたエアバッグパッケージとして収容体内、特にはモジュールハウジング内に挿設され、保護カバーによって被覆されるかわりに、ガイド層は固定状に接続されており、これによりエアバッグパッケージと保護カバーとの間に自動的に配設される。
保護カバーの(少なくとも)2つの柔軟なシート状の保護要素は、エアバッグの収容体の実質的に互いに対向する取り付け位置に、例えば接着によって保持されるのが好ましい。エアバッグの展開及び拡張の間に破断線に沿って保護カバーを分離する力が生じるとき、シート状の保護要素は、それぞれ対応した取り付け位置に接続されたままで収容体に保持されるのが重要である。
エアバッグの展開及び拡張の間に、保護カバーが少なくとも1つの破断線に沿ってシート状の分離保護要素に分離された後は、前記の保護要素はそれぞれ展開エアバッグの側方に位置し、シート状の保護要素の一方はそれに常時に接続されたガイド層とともに、拡張された複合層を形成し、これに沿って展開エアバッグのケーシングが拡張時にスライド可能とされる。
既定の拡張された複合層を形成するために、ガイド層は、第1のシート状の保護要素に第1端部を介して常時に接続される、すなわち特に前記破断線に沿って延在する接続線に沿って保護カバーの破断線に隣接するのが好ましい。
更に、このガイド層は、取り付け部を介して収容体内に解放可能(「取り付け解除可能」ともいう)に取り付けられ、前記の取り付け部はガイド層のうち保護カバーとの常時の接続のために設けられる第1端部から離間した第2端部によって形成されている。また、このガイド層の解放可能な取り付けは、保護カバー、特にはガイド層が常時に接続される第1のシート状の保護要素とは異なる第2のシート状の保護要素において有利に生じる。
ガイド層は、当該ガイド層がエアバッグの膨張及び拡張の間に解放されるように、収容体内に解放可能に取り付けられ、その後に取り付け部が複合層のうちエアバッグの側方に位置する自由端を形成し、保護カバーの破断線に沿った2つのシート状の保護要素の分離後においてのみ、取り付け部が解放されるのが好ましい。
ガイド層の解放可能な取り付けのため、例えば破断継ぎ目(「破断縫合部」ともいう)、或いは限られた接着剤による接着手段のような開裂可能な取り付け手段が設けられる。更に、その取り付け手段は、エアバッグの展開の間に生じる力によって解放される押し込み式の取り付け部、特には対応するスロット(「孔」ないし「溝」ともいう)に挿入される少なくとも1つのタブ(「挿入片」ともいう)とされる。この場合、タブは、一方でスロットに挿入された位置において(破壊を伴わない状態で限定された力での解除が許容される)不確定な状態で保持され、或いはこのタブは、スロットの裏側に係合する拡張部分を有する。
このガイド層は、保護カバーのうち第1のシート状の保護要素に接続されるのが好ましく、これによりそれらによってエアバッグの膨張及び拡張の間に形成されエアバッグの側方に位置する複合層は、エアバッグによって保護される乗員に対向し、これにより例えば衝突の際にエアバッグ装置が作動して、前記乗員がエアバッグの展開の間により近接して配置されるとき、フラップが例えば前記の乗員の頭部のような身体部分を被覆可能とされる。
更に、相対的に大きな複合層を形成するべく特に拡張されたガイド層を用いて行なうために、ガイド層はエアバッグと保護カバーとの間に折り畳まれる。
保護カバーの破断線は、当該破断線に沿って少なくとも2つの柔軟なシート状の保護要素がエアバッグの膨張及び拡張の間に互いに分離される部位であり、一方では保護カバーのうち、例えば(貫通状ないし打ち抜き状の)ミシン目のように材質上の脆弱部分によって形成され、或いは他方では例えば開裂継ぎ目のように2つのシート状の保護要素の間に設けられる分離可能な接続部分によって形成される。
保護カバーの第1のシート状の保護要素とガイド層との間の常時の接続は、材質上の接続であるのが好ましく、特には接着或いは接合によって実行される。一方で、この接続は縫合によっても形成される。
本発明の更なる詳細な構成及び利点は、図面を参照しつつ説明される以下の実施の形態によって明瞭化される。
図1a及び1bには、助手席用エアバッグモジュールとしてのエアバッグ装置の側面図(図1a)及び平面図(図1b)が示されている。
このエアバッグモジュールは、エアバッグパッケージ(エアバッグが包体状にパッケージ化された「エアバッグ包体」ともいう)の形態の折り畳まれたエアバッグGが配置されるモジュールハウジングMとしての収容体と、エアバッグGを膨張させるためのガス発生器(インフレータI)を含む。このエアバッグモジュールのうちガス発生器Iと反対側(ガス発生器Iから離間した側)において、モジュールハウジングMは露出した上面Dを有し、この上面は、膨張時にガス発生器Iによって展開(折り畳みが解除されて展開)し拡張するエアバッグのための開口部(「出口開口」ないし「ハウジング開口」ともいう)を形成する。この出口開口部は、柔軟な保護カバー1によって被覆され閉鎖されており、この保護カバーでは、互いに対向状に配置された2つの部位13,14がそれぞれ、接着手段13a,14aによってモジュールハウジングMの取り付け部B1,B2に対し保持されている。
2つの取り付け部B1,B2の間の概ね中央領域には、(貫通状或いは打ち抜き状の)貫通孔ないしミシン目によって形成された破断線10(「開裂線」ともいう)が設けられており、この破断線は、柔軟な保護カバー1に沿って延在し、柔軟な保護カバー1を、フィルム層の形態の2つのシート状の保護要素11,12に分離する。
破断線10に隣接する第1のフィルム層11においては、同様にフィルム層の形態の柔軟なシート状のガイド層2は、常時に一方の端部21(接続部位)に(例えば接着ないし接合によって)接続されており、対応する接続線(この接続線ではガイド層2が第1のシート状の保護要素11に接続される)が破断線10に沿って延在している。
ガイド層2は、他方の端部22(取り付け部)において複数のタブ22a(「挿入片」ともいう)によって取り付けられ、当該タブは、第2の柔軟なシート状のガイド要素12のうち対応する複数のスロット12a(「孔」ないし「溝」ともいう)に解放可能(「取り付け解除可能」ともいう)に挿入される。これら複数のタブ22aは、この場合にはそれぞれが対応するスロット12aに挿入された位置でのクランプ力(挟み込む力)によって保持される。モジュールのアセンブリ化の間に、このモジュールは車両のダッシュボードに配置された要素に対しタブの領域が押圧される。その変更例として、ハウジングにねじ込まれ、同時にタブ22aに押圧される付加的なクランプストリップを設けることもできる。
ガイド層2は、2つの端部21,22の間の中央部20では、モジュールハウジングMにおいてエアバッグパッケージとして圧縮されたエアバッグGと、モジュールハウジングMを閉鎖する保護カバー1との間に折り畳まれて延在している。
図2には、図1a及び1bのエアバッグ装置(助手席用エアバッグモジュール)の図1aにおける側面視に関し、エアバッグGの膨張及び展開の初期の状態であって、衝突によってガス発生器Iが点火され、当該ガス発生器がエアバッグGにガスを充填するべくガスを放出した状態が示されている。
エアバッグGは、膨張時に折り畳みが解除され、また保護カバー1及びガイド層2にそのケーシング(エアバッグの「外包部」ないし「外壁部」ともいう)が作用した状態で、モジュールハウジングMのうち露出した上面Dに形成される開口部を通じて拡張する。それに対応する圧縮力のため、柔軟な保護カバー1は、破断線10に沿って2つの柔軟なシート状の保護要素11,12(フィルム層の形態)に分離(開裂)され、当該2つの保護要素は、展開し拡張されたエアバッグの側方に(モジュールハウジングMのそれぞれの取り付け位置B1,B2に隣接して)それぞれ配置される。
このとき柔軟なガイド層2は、一方ではその第1端部21(接続部位)において第1のシート状の保護要素11に常時に接続され、同様に他方ではその第2端部22(取り付け部位)において第2のシート状の保護要素12に取り付けタブ22aを介して(対応する取り付け部位B2の領域に)解放可能に未だ取り付けられている。
エアバッグGの更なる膨張の間に、2つの柔軟なシート状の保護要素11,12は、外側へと徐々に方向をかえ、モジュールハウジングMの対応する取り付け部B1,B2がそれぞれヒンジ線を形成し、エアバッグGは、最初は取り付け部に常時に接続された(その間に折り畳み解除される)ガイド層2とともに、第1のシート状の保護要素11によって被覆される。
第1の柔軟なシート状のガイド要素11と、それに常時に接続されたガイド層2とによって形成される複合層は、第2のシート状の保護要素12よりも著しく大きく拡張する(第1のシート状の保護要素11と実質的に同サイズとされる)ように見受けられる。
図3には、図1a,1b及び2のエアバッグ装置が助手席用エアバッグモジュールとして車両に装着され、エアバッグGが車両のインストルメントパネルTに配設されたモジュールハウジングMから実質的に展開して、ウインドシールドWと保護される乗員との間に位置する状態にて示されている。従って、この装置では、第1のシート状の保護要素11及びガイド層2によって形成された複合層は、エアバッグGの側方のうちウインドシールドに対向する側に配置される。
この場合、エアバッグGが展開及び拡張する間に作用する力(荷重)が、タブ22aを対応するスロット12aにて保持するクランプ力に打ち勝つと、ガイド層2の第2端部22の第2の柔軟な保護要素12に対する取り付けが解放される。これによって、ガイド層2の第2端部22は、第1のシート状の保護要素11及び保護層2からなる複合層の自由端を形成する。
本実施の形態の場合、保護される車両乗員(助手席乗員)が、具体的な期間に車両乗員の定常位置(通常位置)から外れて、当該車両乗員の頭部Kがエアバッグモジュールに近接し、特にエアバッグGがモジュールハウジングMから展開した位置において示されている。その結果、拡張したエアバッグGが展開及び膨張の間にそのケーシング(外壁)を車両乗員の頭部Kに沿って車両乗員の首領域Nに作用する相対的に大きな力でこすりつける際、車両乗員の首領域Nが負荷を受ける危険が増大する。
本実施の形態の場合、エアバッグGのケーシングと車両乗員の頭部との間に延在する、第1の保護要素11及び保護層2からなる複合層によって、この危険が妨げられる。第1のシート状の保護要素11及び保護層2からなるこの複合層は、エアバッグGに面する領域において車両乗員の頭部Kを被覆するとともに、ケーシングが車両乗員の頭部に直接的に接触することなく、エアバッグGの展開及び拡張の間のスライドを許容するスライド面(滑りを許容する「滑り面」ともいう)を形成する。複合層2,11のうちエアバッグGに対向する面は、拡張したエアバッグが複合層2,11に沿って極力小さい摩擦でスライドするような層であり、車両乗員の首領域Nの負荷が相当に減少し、従ってそれに応じて受傷の危険性が低下する。この場合、複合層2,11は、被覆される障害物、例えば車両乗員の頭部Kに支持される。
ガイド層2及び第1のシート状の保護要素11からなる複合層2,11が、エアバッグGの展開の間に車室内(保護される車両乗員)に対向する側において障害物を被覆可能となるようにガイド層2が拡張され、またエアバッグGのケーシングと対応する障害物との直接的な接触が回避される。この結果、エアバッグパッケージとしてのエアバッグGと柔軟な保護カバー1との間に前記のガイド層を収容できるようにするべく、ガイド層2は、図1aに示すように、対応する数の襞に折り畳まれる。
第1の柔軟な保護要素11と同様にガイド層2に用いられる材質が、十分に良好な滑り特性を有していない場合には、拡張するエアバッグGと複合層2,11との作用によって所望の低摩擦係数を確保するべく、複合層2,11のうち拡張するエアバッグGに対向する面に、滑り性能を向上させるのに有効な(可能な限り最小の摩擦係数の)コーティング(被覆層)を設けてもよい。
図4には、図1a及び1bのエアバッグ装置の変更例が平面図にて示されており、モジュールハウジングMの対応する取り付け部B2の領域(図1a参照)にあるシート状の保護要素12において、ガイド層2の第2端部22(取り付け部)の解放可能な取り付け部の構造が異なっている。図4に示すように、ガイド層2の第2端部22に設けられた複数のタブ22bが用いられており、このタブは、第2のシート状の保護要素12の対応するスロット12bの裏側に係合(引っ掛かる)するようにその縁部の幅が拡張された拡幅部を有する。展開及び拡張するエアバッグによってガイド層2に作用する圧縮力が、拡幅されたタブ12bを第2のシート状の保護要素12の対応するスロット12bを通じて変形させつつ引っ張るのに十分に大きいとき、この取り付け部が解放される。エアバッグGの膨張の間に前記の取り付け部が解放される時点(タイミング)は、タブ22bと対応するスロット12bとの間の押し込み式の確実な接続を解放、すなわち拡幅されたタブ12bをスロット12bを通じて引っ張るのに必要な力によって決まる。前記の力は、タブ22bの幅とタブ22bの幅方向に関するスロット12bの拡張との関係において相当な範囲が決まる。従って、タブ22bとスロット12bとの間の構造上の関係を適宜選択することによって、ガイド層2の第2端部22の取り付け部の解放する時点が具体的に設定される。
本発明では、「車両用エアバッグ装置であって、
車両乗員を保護するべく膨張するエアバッグ(G)と、
前記エアバッグ(G)がエアバッグパッケージとして配設され、前記エアバッグ(G)が膨張時に突出して拡張される開口部を有する収容体(M)と、
前記開口部の領域において前記エアバッグパッケージを被覆する柔軟な保護カバー(1)と、
を備え、
前記保護カバー(1)は、前記収容体(M)にそれぞれ保持された少なくとも2つの柔軟なシート状の保護要素(11,12)からなり、当該保護要素は、少なくとも1つの分離可能な破断線(10)を介して互いに接続され、前記エアバッグ(G)の拡張時の少なくとも第1段階での膨張時に前記エアバッグの側方に位置する構成であり、
前記保護カバー(1)とエアバッグパッケージとしての前記エアバッグ(G)との間に、シート状の保護要素(11,12)の一方に常時に接続される柔軟なガイド層(2)が配設され、これにより第1のシート状の保護要素(11)は、前記エアバッグ(G)の膨張の間に、前記ガイド層(2)とともに前記エアバッグ(G)の側方に位置する複合層(2,11)を形成し、
前記ガイド層(2)は、前記破断線(10)に沿って延在する接続線に沿って、前記第1のシート状の保護要素(11)に常時に接続され、
前記シート状の保護要素(11,12)は、前記収容体(M)のうち実質的に互いに対向する取り付け部(B1,B2)に保持される構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様1)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1または前記態様1に記載のエアバッグ装置であって、前記シート状の保護要素(11,12)は、前記収容体(M)のうちそれぞれ対向する取り付け部(B1,B2)に接着手段(13a,14a)によって保持される構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様2)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、前記態様1、2のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記保護カバー(1)の少なくとも1つの破断線(10)は、前記保護カバー(1)が前記エアバッグ(G)の膨張及び拡張の間に前記破断線(10)に沿って、拡張時に前記エアバッグ(G)の側方にそれぞれ位置するシート状の保護要素(11,12)に分離されるように構成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様3)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、前記態様1から3のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)は、第1端部(21)において前記第1のシート状の保護要素(11)に常時に接続された構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様4)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、前記態様1から4のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)は、前記破断線(10)に隣接して前記第1のシート状の保護要素(11)に常時に接続された構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様5)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、前記態様1から5のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)は、更に前記収容体(M)に取り付け部(22)を介して解放可能に取り付けられた構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様6)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様6に記載のエアバッグ装置であって、前記取り付け部(22)は、前記ガイド層(2)の第2端部によって形成された構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様7)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様6または7に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)を解放可能な取り付け部が、前記保護カバー(1)に付加的に設けられた構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様8)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様8に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)を解放可能な取り付け部が、前記保護カバー(1)のうち前記ガイド層(2)が常時には接続されない第2のシート状の保護要素(12)に付加的に設けられた構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様9)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様6から9のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)を前記収容体(M)に解放可能に取り付ける取り付け部(22)は、前記ガイド層(2)を前記保護カバー(1)の前記第1のシート状の保護要素(11)に常時に接続させる取り付け部(21)から離間した構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様10)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様6から10のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記収容体(M)において前記ガイド層(2)の前記取り付け部(22)を解放可能に取り付けることによって、前記取り付け部(22)は、前記エアバッグ(G)の膨張及び拡張の間に解放されて、前記エアバッグ(G)の側方に位置する複合層(2,11)の自由端を形成することを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様11)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様3ないし11に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)の解放可能な取り付け構造によって、前記収容体(M)における前記取り付け部(22)は、2つのシート状の保護要素(11,12)が前記保護カバー(1)の破断線(10)に沿って既に互いに分離されているときにのみ解放される構成であることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様12)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様6から12のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)の解放可能な取り付けのため、破断可能な取り付け手段が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様13)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様13に記載のエアバッグ装置であって、前記取り付け手段は、破断が可能とされた破断継ぎ目によって形成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様14)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様13に記載のエアバッグ装置であって、前記取り付け手段は、破断が可能とされた接着手段によって形成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様15)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様6から12のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)の解放可能な取り付けのため、押し込み式の取り付け手段(12a,22a;12b,22b)が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様16)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様16に記載のエアバッグ装置であって、前記取り付け手段は、スロット(12a,12b)に挿入される少なくとも1つのタブ(22a,22b)からなることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様17)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様17に記載のエアバッグ装置であって、記タブ(22a)は、当該タブが対応するスロット(12a)に侵入する位置において不確定な状態で保持されることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様18)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様17に記載のエアバッグ装置であって、前記タブ(22a)は、その縁部において対応するスロット(12b)の裏側に押し込み状に係合する拡幅部を備えることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様19)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、前記態様1から19のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記ガイド層(2)は、前記第1のシート状の保護要素(11)に常時に接続され、これによって形成され前記エアバッグ(G)の側方に位置する前記複合層(2,11)は、前記エアバッグ(G)によって保護される乗員に対し膨張及び拡張の間に対向することを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様20)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様20に記載のエアバッグ装置であって、前記複合層(2,11)は、前記エアバッグ(G)の膨張の間に前記エアバッグ(G)のケーシングに位置する保護乗員の身体部位(K)を被覆可能とされていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様21)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から12、前記態様1から21のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記エアバッグ装置は、前席用のフロントエアバッグモジュールとして構成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様22)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から12、前記態様1から22のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、前記エアバッグ装置は、助手席用のエアバッグモジュールとして構成されていることを特徴とするエアバッグ装置」という態様(態様23)を採り得る。
図1aは、保護カバーによって閉鎖されたモジュールハウジングを備える助手席用エアバッグモジュールとしてのエアバッグ装置の側面図である。 図1bは、図1aに示す装置の平面図である。 図2は、図1aに示す装置において、モジュール容ハウジングに収容されたエアバッグが膨張及び展開したときの状態を示す図である。 図3は、図1aに示す装置を、車両の乗員側に配置された状態で、保護される乗員及び実質的に膨張が完了したエアバッグとともに示す図である。 図4は、図1bに示す装置の変更例を示す図である。
1 保護カバー
2 ガイド層
10 破断線
11,12 保護要素
12a,12b スロット
13a,14a 接着手段
20 中央部
21 (第1)端部
22 (第2)端部(取り付け部)
22a,22b タブ
B1,B2 取り付け部
G エアバッグ
I インフレータ(ガス発生器)
K 頭部
M モジュールハウジング(収容体)
N 首領域
T インストルメントパネル
W ウインドシールド

Claims (12)

  1. 車両用エアバッグ装置であって、
    車両乗員を保護するべく膨張するエアバッグ(G)と、
    前記エアバッグ(G)がエアバッグパッケージとして配設され、前記エアバッグ(G)が膨張時に突出して拡張される開口部を有する収容体(M)と、
    前記開口部の領域において前記エアバッグパッケージを被覆する柔軟な保護カバー(1)と、
    を備え、
    前記保護カバー(1)は、前記収容体(M)にそれぞれ保持された少なくとも2つの柔軟なシート状の保護要素(11,12)からなり、当該保護要素は、少なくとも1つの分離可能な破断線(10)を介して互いに接続され、前記エアバッグ(G)の拡張時の少なくとも第1段階での膨張時に前記エアバッグの側方に位置する構成であり、
    前記保護カバー(1)とエアバッグパッケージとしての前記エアバッグ(G)との間に、シート状の保護要素(11,12)の一方に常時に接続される柔軟なガイド層(2)が配設され、これにより第1のシート状の保護要素(11)は、前記エアバッグ(G)の膨張の間に、前記ガイド層(2)とともに前記エアバッグ(G)の側方に位置する複合層(2,11)を形成し、
    前記ガイド層(2)は、前記破断線(10)に沿って延在する接続線に沿って、前記第1のシート状の保護要素(11)に常時に接続された構成であり、
    前記シート状の保護要素(11,12)は、前記収容体(M)のうち互いに対向する取り付け部(B1,B2)に保持される構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 請求項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記複合層(2,11)は、前記エアバッグ(G)に対向する面に低摩擦コーティングを備えることを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 車両用エアバッグ装置であって、
    車両乗員を保護するべく膨張するエアバッグ(G)と、
    前記エアバッグ(G)がエアバッグパッケージとして配設され、前記エアバッグ(G)が膨張時に突出して拡張される開口部を有する収容体(M)と、
    前記開口部の領域において前記エアバッグパッケージを被覆する柔軟な保護カバー(1)と、
    を備え、
    前記保護カバー(1)は、前記収容体(M)にそれぞれ保持された少なくとも2つの柔軟なシート状の保護要素(11,12)からなり、当該保護要素は、少なくとも1つの分離可能な破断線(10)を介して互いに接続され、前記エアバッグ(G)の拡張時の少なくとも第1段階での膨張時に前記エアバッグの側方に位置する構成であり、
    前記保護カバー(1)とエアバッグパッケージとしての前記エアバッグ(G)との間に、シート状の保護要素(11,12)の一方に常時に接続される柔軟なガイド層(2)が配設され、これにより第1のシート状の保護要素(11)は、前記エアバッグ(G)の膨張の間に、前記ガイド層(2)とともに前記エアバッグ(G)の側方に位置する複合層(2,11)を形成し、
    前記ガイド層(2)は、前記破断線(10)に沿って延在する接続線に沿って、前記第1のシート状の保護要素(11)に常時に接続された構成であり、
    前記複合層(2,11)は、前記エアバッグ(G)に対向する面に低摩擦コーティングを備え、
    前記ガイド層(2)は、エアバッグパッケージとしての前記エアバッグ(G)と、前記保護カバー(1)との間に折り畳まれることを特徴とするエアバッグ装置。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記複合層(2,11)は、単層によって構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記複合層(2,11)のうち前記エアバッグ(G)に対向する面は、前記エアバッグ(G)との間の摩擦係数が0.1を下回ることを特徴とするエアバッグ装置。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ(G)は、そのケーシングにおいて展開及び拡張の間に前記複合層(2,11)に沿ってスライドすることを特徴とするエアバッグ装置。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記破断線(10)は、前記保護カバー(1)のうち材質上の脆弱部によって形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  8. 請求項7に記載のエアバッグ装置であって、
    前記保護カバー(1)の貫通孔によって前記破断線(10)が形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  9. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、
    シート状の保護要素(11,12)のうち分離可能な接続部によって前記破断線(10)が形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  10. 請求項9に記載のエアバッグ装置であって、
    前記破断線(10)は、破断継ぎ目によって形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  11. 請求項1から10のうちのいずれか1項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記ガイド層(2)と前記保護カバー(1)の前記第1のシート状の保護要素(11)とは、材質上の接続によって常時に接続されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  12. 請求項11に記載のエアバッグ装置であって、
    前記常時の接続は、接着ないし接合による接続として構成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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