JP5067854B2 - 遊技場用管理システム - Google Patents

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本発明は、当日分の貯玉に関しては手数料無で再プレイによる払出しを許容する遊技場用管理システムに関する。
従来、パチンコホール等の遊技場では遊技媒体を預入れ(以下、貯玉という)、その貯玉を遊技可能に払出す再プレイサービスを行う貯玉システムが導入されている。
特開平10−23500号公報 特許第2774214号公報
近年の再プレイサービスでは、当日分の貯玉については「持玉」として、前日以前の貯玉と区別して記憶し、持玉に基づく再プレイについては、所謂手数料を取らずに再プレイによる払出しを許容している(特許文献1参照)。このような構成にした場合、遊技者は獲得した遊技媒体を手元に置かずに遊技が可能となることから、盗難等のリスクを回避できるばかりか、所謂台移動等も容易にできるので、使い勝手に優れたサービスを提供可能となる。
しかしながら、このような構成とした場合に、例えば日時更新処理等を行うときは、多数の遊技者の持玉を貯玉へと一括して移行するための移行処理が必要となる。また、閉店後に、貯玉情報を特許文献2に示されるような第3者管理機関に対して送信するような場合において、送信する貯玉情報は、1会員に対して1口座のみであることを想定すると、その貯玉情報の送信前までに貯玉の移行処理を行わなくてはならないため、閉店時、或いは日時更新処理時の処理が集中してしまい煩雑となる。
また、遊技者の中には、景品交換時に「当日獲得した分だけの獲得玉」を交換対象として要求することも多い。このような場合は、当日の貯玉から持玉(交換玉)を減算してしまうので、遊技者が景品交換後に再度遊技を行いたいと考えた場合には、持玉が0となってしまう。このため、再プレイを行う場合に手数料が必要となることから、交換後の遊技を遊技者が敬遠してしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、システムとして処理負担を軽減でき、さらに遊技者に対して適切に再プレイに対する手数料を徴収すると共に利便性を考慮することができる遊技場用管理システムを提供することにある。
遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体の一部或いは全部であって、遊技場に預け入れられた遊技媒体の数である預入媒体数を遊技者の識別情報と対応付けて記憶する預入媒体記憶手段と、遊技者の識別情報を受け付けた状態で遊技者による払出操作が有った場合に、その遊技者が獲得した遊技媒体を対価とした再プレイ遊技媒体を払出す払出手段と、遊技者が獲得媒体の一部或いは全部を預入媒体として遊技場に預け入れる場合に、その預入対象となる獲得媒体数に基づいて前記預入媒体記憶手段が記憶する預入媒体数を加算更新する一方、前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出す場合、及び遊技者が景品交換を行う場合に、その対価となる遊技媒体数に基づいて前記預入媒体記憶手段が記憶する預入媒体数を減算更新する預入媒体更新手段と、遊技者が前記預入媒体記憶手段により記憶される預入媒体数に基づいて景品交換する場合に参照される数値である交換参照値を、遊技者の識別情報と対応付けて記憶する参照値記憶手段と、前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値について、前記預入媒体更新手段が預入媒体数を更新する場合であって、預入媒体数を加算更新する場合、及び前記払出手段による再プレイ遊技媒体の払出しに応じて減算更新する場合には、その預入媒体数の更新分に応じた更新を行う一方、遊技者の景品交換に応じて減算更新する場合には、その預入媒体数の更新分に応じた更新を行わない参照値更新手段と、
所定条件の成立に基づいて前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値を初期化する参照値初期化手段と、前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出す場合の手数料となる遊技媒体数を記憶する手数料記憶手段と、前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出す場合の対価となる遊技媒体数を、前記払出手段が払出した再プレイ遊技媒体数とするのか、前記払出手段が払出した再プレイ遊技媒体数に前記手数料記憶手段が記憶する手数料となる遊技媒体数を加算した遊技媒体数とするのかを、前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値に基づいて特定する払出対価特定手段と、前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値に基づいて、遊技者が景品交換を行う場合の交換対象となる遊技媒体数を特定する交換媒体特定手段とを備えたものである(請求項1)。
上記構成において、前記参照値更新手段は、前記預入媒体更新手段が前記払出手段による再プレイ遊技媒体の払出しに応じて預入媒体数を減算更新する場合であっても、前記払出対価特定手段が、再プレイ遊技媒体数に前記手数料記憶手段により記憶される手数料となる遊技媒体数を加算した遊技媒体数を、前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出した場合の対価として特定した場合には、その預入媒体数の更新分と同一数量分を交換参照値から減算更新しないようにしてもよい(請求項2)。
また、遊技者が景品交換を行った場合の対価となった遊技媒体である交換媒体の数である交換媒体数を記憶する交換媒体記憶手段と、遊技者が景品交換を行う場合に、前記交換媒体記憶手段が記憶する交換媒体数を更新する交換媒体更新手段と、所定条件の成立に基づいて、前記交換媒体記憶手段が記憶する交換媒体数を初期化する交換媒体初期化手段とを備え、前記交換媒体特定手段は、前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値、及び前記交換媒体記憶手段が記憶する交換媒体数に基づいて、遊技者が景品交換を行う場合の交換対象となる遊技媒体数を特定するようにしてもよい(請求項3)。
また、遊技者が景品交換を行った場合に、前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値に関わる情報を遊技者に対して報知する報知手段を備えるようにしてもよい(請求項4)。
請求項1に発明によれば、景品交換時に参照される交換参照値は、遊技者の景品交換では減算更新されないので、遊技者が「当日獲得した分だけの獲得玉」を交換対象として求めた場合であっても、その後に、手数料無の再プレイサービスを提供することが可能となる。また、交換参照値は、再プレイサービスの手数料無の上限値を示しており、再プレイサービスの手数料の有無を決定する場合にも兼用することができるため、記憶領域を有効に活用できる。さらに、従来のように、貯玉を当日分の貯玉と前日までの貯玉とに分けて管理せずに一括して貯玉数を管理できるので、日時更新処理時等に、当日分の貯玉から前日以前の貯玉への移行処理を必要としない。従って、交換参照値のクリア処理のみを行えば良いので、日時更新処理時等の処理負担を軽減できる。同様に、第3者管理機関に対して貯玉数を送信する場合に、移行処理に関わり無く送信可能となるので、送信処理に伴う更新処理の自由度が増す。
請求項2の発明によれば、交換参照値は遊技者の当日分の獲得玉の範囲内となるので、遊技者に対して不当な手数料の徴収をする虞が無くなる。
請求項3の発明によれば、交換参照値は遊技者の景品交換玉の影響を受けないので、遊技者が既に景品交換を行った場合であっても、それを考慮して(影響を受けないように)遊技者の当日分の獲得玉を特定でき、遊技者の「当日獲得した分だけの獲得玉」を交換対象とする要望に対応することが可能となる。
請求項4の発明によれば、景品交換を行った遊技者に対して、手数料無の再プレイサービスを受けられることを報知可能となるので、景品交換後の遊技意欲を掻き立てることが可能となる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
図1は、システム全体を概略的に示している。遊技島には複数の遊技機1が設置されていると共に、その遊技機1に対応して貸出装置(払出手段に相当)2が設置されている。2台の遊技機1及び貸出装置2に対応して中継装置3が設置されている。遊技島端或いは所定位置には計数装置4が設置されている。景品交換カウンタには交換装置(交換媒体特定手段、報知手段に相当)5が設置されている。
中継装置3、計数装置4及び交換装置5は、LAN6を通じて管理装置(預入媒体記憶手段、預入媒体更新手段、参照値記憶手段、参照値更新手段、参照値初期化手段、手数料記憶手段、払出対価特定手段、交換媒体記憶手段、交換媒体更新手段、交換媒体初期化手段に相当)7と接続されており、それらの間で各種情報の送受信が可能となっている。中継装置3は、遊技機1及び当該遊技機1に対応して設けられているアウトボックス(図示せず)及び貸出装置2とも接続されており、管理装置7との間の中継処理(情報の送受信)を行っている。
遊技機1側からの遊技情報信号としては、遊技機1での遊技に応じてアウトボックスから使用遊技媒体を特定可能なアウト信号(10玉毎に1パルス)が出力され、遊技機1から払出遊技媒体を特定可能なセーフ信号(10玉毎に1パルス)、図柄変動信号、大当り信号などの遊技状態信号が出力され、貸出装置2から貸出遊技媒体を特定可能な売上信号(100円毎に1パルス)が出力される。
尚、遊技機1の遊技領域に打込まれた玉は、入賞の有無に関わらず、遊技島に設けられるアウトボックスにて回収され、アウトボックスは回収した玉数に対するアウト信号を出力する。遊技機1からアウト信号を直接出力する構成としても良いし、遊技機1に対応して設けられる補給装置から遊技機1に補給された遊技媒体を特定可能な補給信号をセーフ信号としても良い。
図2は、貸出装置2を示す斜視図である。貸出装置2は、貨幣投入口8、情報表示部9、再プレイ釦10、ノズル11、貨幣返却口12、会員カード挿入口13、カード排出釦14を備えている。この貸出装置2は、貨幣投入口8への貨幣の投入に応じてノズル11から遊技媒体である売上玉(売上遊技媒体に相当)を遊技機1の上皿15(図1参照)へ払出すと共に、払出したパチンコ玉に関わる売上信号(25玉1パルス)を管理装置7へ出力する。会員カード挿入口13に会員カードが挿入されたときは、会員カードから会員のIDデータを読取って管理装置7へ送信すると共に、それに応じて管理装置7から受信した会員専用の遊技情報を情報表示部9で表示する。
図1に戻って、計数装置4は、遊技媒体受入口16、交換釦17、レシート発行部18、情報表示部19等を備えている。計数装置4は、遊技媒体受入口16にパチンコ玉が投入されると、その玉数を計数する計数処理を行い、交換釦17の押下げによりレシート発行部18よりレシートを発行する。また、パチンコ玉を計数したときは、管理装置7に照合要求を送信し、それに応じて管理装置7から受信した持玉合計と計数玉とを比較することにより不正な計数を判断して報知するようになっている。
図3は、交換装置5の(a)正面側斜視図、(b)背面側斜視図である。交換装置5は、テンキー20、PLU(Price Look Up)釦21、交換釦22、終了釦23、貯玉釦24、貯玉呼出釦25、勝玉釦26、計数勝玉釦27、その他の操作釦(貯玉操作、入庫操作等)、キャンセル釦28、レシート発行部29、タッチパネルを有した表示部30、レシート読取用の図示しないスキャナ等を備えて構成されている。交換装置5は、後述するようにレシートから計数情報を読取ったときは、レシートを受付けた旨と、そのレシートを特定可能な受付情報を管理装置7へ送信すると共に、計数情報から特定される遊技媒体の有価価値と、遊技者が交換を希望する景品とを対応付ける交換処理を行ったときは、交換処理を行った旨と、対応するレシートを特定可能な交換情報を管理装置7へ送信するようになっている。
交換装置5の背面側には、会員カードが挿入される会員カード挿入口31及び背面表示部32が設けられており、遊技者は、背面表示部32に対するタッチ操作により暗証番号の入力が可能であると共に、表示される情報を目視可能となっている。
さて、管理装置7は、貸出装置2による売上状態、各遊技機1の稼動状態、計数装置4による計数処理に基づく計数状況の管理、交換装置5による景品の交換状況、在庫状況などを管理すると共に、計数装置4や交換装置5の設定を管理している。また、管理装置7は、中継装置3を介して遊技機1側、アウトボックス、貸出装置2から遊技情報信号を受信し、それらの遊技情報信号に基づいて会員データベースを管理している。
図5は、管理装置7が管理する会員データベースの一例を示している。会員データベースには、「会員ID」(識別情報に相当)に対応して、「会員氏名」、「貯玉」、「暗証番号」、「交換参照値」、「交換玉」、「手数料有再プレイ対価」、「手数料無再プレイ玉」、「手数料有再プレイ玉」の各項目が設定されており、各項目の意味は次の通りである。
貯玉……遊技者が遊技により得た獲得玉を計数装置4で計数し、その計数時に会員カードを計数装置4にて受付けた場合、或いは計数時に発行されるレシートを交換装置5にて受付けた場合に、その獲得玉の一部、或いは全部を遊技者の要望に応じて貯玉することで加算され、再プレイや景品交換の対価として貯玉が使用された場合は減算されるのは、従来と同様である。
交換参照値……計数装置4、或いは交換装置5にて貯玉された場合に加算される。手数料無再プレイ玉に基づいた払出しが有り、貯玉が減算された場合は減算される。尚、景品交換や、手数料有の再プレイがあった場合に貯玉が減算されても減算しない。また、交換装置5における貯玉の場合は、レシート受付分だけが加算される。つまり、手数料無の再プレイ払出対価を除いた獲得玉を示し、負となることはない。
交換玉数……景品交換が有った場合に加算される。つまり、景品交換された玉数を示す。
貸出装置2、交換装置5、管理装置7は、CPUにより各種処理が行われ、ROM,RAM,HDD等により各種記憶が可能となっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
図13は、貸出装置2の再プレイ処理を示すフローチャートである。貸出装置2は、会員カードを受付けたかを判断している(E1)。
遊技者が、前日までの貯玉から再プレイ玉(再プレイ遊技媒体に相当)の払出しを受ける場合は、会員カードを貸出装置2に挿入して、暗証番号を入力する。
貸出装置2は、暗証番号が入力されることにより会員カードを受付けたときは(E1:YES)、会員情報を記憶すると共に(E2)、カード受付情報を送信してから(E3)、貸出確認情報を受信したか(E4)、エラー情報を受信したか(E18)を判断するようになる。
図4は、貸出装置2の記憶領域を示している。記憶領域には、「受付会員ID」に対応して、「暗証番号」、「再プレイ玉」の各項目が設定されている。会員カードが貸出装置2に挿入された状態で暗証番号が入力されたときは、会員情報として「受付会員ID」及び「暗証番号」に、会員カードから読取った情報が記憶される。
図9は、管理装置7の動作を示すフローチャートである。管理装置7は、カード受付情報受信処理(A1)、払出要求情報受信処理(A2)、交換情報受信処理(A3)を実行している。
図10は、管理装置7のカード受付情報受信処理を示すフローチャートである。管理装置7は、カード受付情報を受信したかを判断しており(B1)、貸出装置2からカード受付情報を受信したときは(B1:YES)、該当会員は正規会員かを判断する(B2)。該当会員が正規会員のときは(B2:YES)、受付情報の送信元が貸出装置2か、交換装置5かを判断する(B3)。この場合、送信元は貸出装置2であるので(B3:貸出装置)、貸出確認情報を送信する(B4)。
尚、該当会員が正規会員でないときは(B2:NO)、エラー情報を送信する(B5)。
貸出装置2は、図13に示すように管理装置7から貸出確認情報を受信したときは(E4:YES)、払出操作が有るか(E5)、カード排出釦14が押下げられたか(E16)を判断するようになる。
尚、エラー情報を受信したときは(E18:YES)、エラーを表示する(E19)。
遊技者が、貯玉からの再プレイ玉の払出しを受けるために貸出装置2の再プレイ釦10を押下げると、貸出装置2は、払出操作が有ったと判断し(E5:YES)、払出要求情報を送信してから(E6)、払出確認情報を受信したか(E7)、エラー情報を受信したか(E14)を判断するようになる。
図11は、管理装置7の払出要求情報の受信処理を示すフローチャートである。管理装置7は、貸出装置2から払出要求情報を受信したかを判断しており(C1)、払出要求情報を受信したときは(C1:YES)、交換参照値が0でないかを判断する(C2)。この交換参照値とは、当日分の獲得玉(勝玉)であり、本実施例では、後述するように当日分の獲得玉の範囲内で手数料無の再プレイによる払出しを許容していることから、当日分の獲得玉が有るかを判断するために設定されている。遊技開始時は、交換参照値は0であることから(C2:NO)、貯玉から再プレイ玉を払出すために手数料有の再プレイ玉を算出する(C5)。
ここで、管理装置7の会員DBとして例えば氏名「eeee」の会員の貯玉が6970玉であることが記憶されていたとすると、手数料有の再プレイ玉として、6970×125÷165=5280玉を求める。つまり、1回の払出単位である125玉を払出すのに40玉の手数料を徴収することから、6970玉の貯玉では5280玉の再プレイが可能であることになる。
従って、氏名「eeee」の会員DBを示す図6(a)のNO.1レコードには、「増減後の貯玉」として6970、「手数料有再プレイ玉」として5280が記憶されることになる。
次に、管理装置7は、上述のように求めた再プレイ玉が0でないかを判断する(C7)。この場合、手数料有再プレイ玉(5280玉)は0でないので(C7:YES)、払出確認情報を送信する(C8)。この払出確認情報は、上述のように求めた再プレイ玉を特定可能な情報である。
尚、再プレイ玉が0の場合は(C7:NO)、エラー情報を送信する(C14)。
貸出装置2は、図13に示すように管理装置7から払出確認情報を受信したときは(E7:YES)、会員情報を更新する(E8)。つまり、図4に示すように記憶領域における「再プレイ玉」として5280を記憶する。
尚、エラー情報を受信したときは(E14:YES)、エラーを表示する(E15)。
次に、再プレイ玉が1回の払出単位である125玉以上かを判断する(E9)。この場合、再プレイ玉(5280玉)は125玉以上であるので(E9:YES)、125玉を払出してから(E10)、会員情報を更新する(E12)。つまり、「再プレイ玉」として記憶している5280から125を減算することにより5155を記憶する。
次に、払出完了情報を送信してから(E13)、カード排出釦14が押下げられたか(E16)、払出操作が有ったか(E5)を判断するようになる。
尚、再プレイ玉が125玉未満のときは(E9:NO)、記憶する全ての再プレイ玉を払出す(E11)。
管理装置7は、図11に示すように貸出装置2から払出完了情報を受信したときは(C9:YES)、交換参照値が0でないかを判断する(C10)。この場合、交換参照値は0であるので(C10:NO)、手数料有プレイ対価を更新する(C12)。つまり、図6(b)に示すように会員データベースの「手数料有再プレイ対価」に165玉を記憶する。
次に、再プレイ相当分の貯玉を減算する(C13)。つまり、図6(b)に示すように「貯玉増減」として−165を記憶し、「増減後の貯玉」として6970から165を減算した6805を記憶する。
以上のようにして、管理装置7は、貸出装置2から再プレイ玉が払出される毎に会員データベースのNO.1レコードを更新する。
図6(c)に示すNO.1レコードの例は、遊技開始時で当日分の獲得玉(交換参照値)が無いことから、遊技者は、前日までの貯玉から18回の再プレイ玉の払出しを行い、最終的に獲得玉が無かった場合を示している。つまり、手数料有の再プレイ(前日までの貯玉からの再プレイ)にて、遊技開始時に6970あった貯玉が4000となった。この場合、当日分の獲得玉が無く、現在の貯玉から手数料有の再プレイを行ったことから、手数料有再プレイ対価を更新する。「処理」に記憶されている有再プレイは手数料有の(払出玉(125玉)に手数料(40玉)を加算した対価を取る)再プレイを示している。また、複数の処理が連続している場合には、一つの処理としてまとめている。つまり、NO.1レコードの例では、18単位の手数料有の再プレイ玉の払出しが連続している場合を示していることから、18単位(18×165=2970)の再プレイの払出しを一つにまとめている。尚、小数点以下は切り捨てて計算している。
遊技者が遊技を終了する場合は、貸出装置2のカード排出釦14を押下げ操作する。
貸出装置2は、図13に示すようにカード排出釦14が押下げられたときは(E16:YES)、会員カードを排出する(E17)。
遊技者が遊技により獲得した獲得玉を貯玉する場合は、計数装置4に会員カードを挿入した状態で獲得玉を計数し、貯玉処理する。尚、遊技者が会員であっても、会員カードを用いない場合は、貯玉することはできないものの、レシートの発行を受けられることは勿論である。
管理装置7は、会員「eeee」の遊技者が獲得玉を計数装置4で貯玉した場合は、会員「eeee」の会員DBにNO.2レコードを作成し、当該レコードの「貯玉増減」、「増減後の貯玉」、「交換参照値」及び「手数料無再プレイ玉」に貯玉数を加算する。
図6(d)に示すNO.2レコードの例では、会員「eeee」が計数装置4により2000玉貯玉したので、「貯玉増減」、「増減後の貯玉」、「交換参照値」及び「手数料無再プレイ玉」に2000玉が加算されている。
遊技者が遊技を終了して景品交換する場合は、会員カードを景品交換カウンタに設置された交換装置5の会員カード挿入口31に挿入する。
図14は、交換装置5の会員交換処理を示すフローチャートである。交換装置5は、会員カードを受付けたかを判断しており(F1)、会員カードを受付けたときは(F1:YES)、会員情報を記憶する(F2)。尚、交換装置5においても貸出装置2同様に背面表示部32に対するタッチ操作により暗証番号の入力を受付ける。
図7は、交換装置5の記憶領域の推移を示している。記憶領域としては、「会員受付ID」に対応して、「暗証番号」、「受付玉」、「貯玉」、「呼出貯玉」、「交換参照値」、「交換玉」、「手数料有再プレイ対価」、「受付レシート玉」の各項目が設定されており、各項目の意味は次の通りである。
受付玉……景品と交換可能な玉
呼出貯玉……貯玉から景品交換するために呼出した玉
交換玉……景品交換した玉
手数料有再プレイ対価……貯玉から再プレイ玉を減算した場合に、手数料有で減算した玉
図7(a)に示す例では、会員情報として、記憶領域における「会員受付ID」に001−0005、「暗証番号」に5555が記憶される。
次に、交換装置5は、図14に示すようにカード受付情報を送信してから(F3)、交換確認情報を受信したか(F4)、エラー情報を受信したか(F27)を判断するようになる。
管理装置7は、図10に示すように交換装置5からカード受付情報を受信した場合に(B1:YES)、受付情報の送信元は交換装置5であることから(B3:交換装置)、交換確認情報を交換装置5へ送信する(B6)。この交換確認情報は、図6(d)のNO.2レコードに示す現在の会員データを特定可能な情報である。
尚、該当会員が正規会員で無いときは(B2:NO)、エラー情報を送信する(B5)。
交換装置5は、図14に示すように管理装置7から交換確認情報を受信したときは(F4:YES)、会員情報を更新する(F5)。つまり、交換確認情報が示す会員情報(図6(d)のNO.2レコードの情報)を記憶領域に記憶する。
図7(a)に示す例では、記憶領域における「貯玉」に6000、「交換参照値」に2000、「手数料有再プレイ対価」に2970を記憶する。
尚、エラー情報を受信したときは(F27:YES)、エラーを表示する(F28)。
次に、交換装置5は、レシートを受付けたか(F6)、貯玉呼出操作が有ったか(F9)、勝玉釦26が押下げられたか(F11)、計数勝玉釦27が押下げられたか(F13)、交換操作が有ったか(F19)、キャンセル操作が有ったか(F21)、終了可能か(F22)を判断するようになる。
遊技者が貯玉から景品交換を行いたい場合は、景品交換を行いたい貯玉数を従業員に要求する。従業員は、遊技者から要求された貯玉数を交換装置5に入力してから貯玉呼出釦25を押下げる。
交換装置5は、貯玉呼出操作が行われたときは(F9:YES)、「受付玉」に呼出貯玉を加算する。このとき、「貯玉」から呼出貯玉を減算する。
図7(b)に示す例は、2000玉貯玉呼出しした場合を示しており、「受付玉」に2000を加算し、「貯玉」から2000を減算する。
従業員が、受付玉を景品と交換するために交換装置5の交換釦22を押下げると、交換装置5は、交換操作が有ったと判断し(F19:YES)、交換処理を実行する(F20)。つまり、受付玉(2000玉)を特殊景品と交換可能な数を特定し、対応する玉数(2000玉)を「交換玉」に加算する。
図7(c)に示す例では、「交換玉」に2000を加算し、「受付玉」から2000を減算する。
従業員は、交換処理を確定する場合は、交換装置5の終了釦23を押下げる。
交換装置5は、上述のような交換処理により「受付玉」が所定数(10玉)以下となり終了可能となったときは(F22:YES)、終了釦23が押下げられたかも判断するようになり(F23)、終了釦23が押下げられたときは(F23:YES)、交換情報を送信すると共に(F24)、手数料無での再プレイが可能である旨を背面表示部32で報知してから(F25)、会員カードを返却する(F26)。つまり、図7(c)に示す情報を特定可能な情報を送信する。
交換装置5の背面表示部32には手数料無での再プレイが可能であることが表示されるので、景品交換を終了した遊技者は、遊技を再開しようと思うようになる。この場合、手数料無での再プレイ可能玉数を表示すれば、遊技者に遊技の目処を与えることができ、より遊技意欲を掻き立てることが可能となる。
図12は、管理装置7の交換情報受信処理を示している。管理装置7は、交換情報を受信したかを判断しており(D1)、交換情報を受信したときは(D1:YES)、貯玉を更新すると共に(D2)、交換玉を更新してから(D3)、交換参照値を更新する(D4)。
図6(d)のNO.3レコードが示す例では、図7(c)の情報に基づいた情報が記憶される。つまり、貯玉から2000玉交換したことから、「増減後の貯玉」に−2000、「交換玉」に2000を記憶する。この場合、「貯玉」及び「交換玉」は更新するが、「交換参照値」は更新しない。つまり、「交換参照値」は、「交換玉」の影響を受けない。
上述のように交換装置5により再プレイが可能であることが報知された遊技者が、遊技を再開するために、貸出装置2に会員カードを挿入して受付けられた状態で再プレイ釦10を押下げると、貸出装置2は、図13に示すように払出要求情報を送信する(E6)。
管理装置7は、図11に示すように貸出装置2から払出要求情報を受信した場合に(C1:YES)、交換参照値(2000玉)が0でないので(C2:YES)、交換参照値が貯玉よりも多いかを判断する(C3)。この場合、交換参照値(2000玉)が貯玉(4000玉)よりも少ないので(C3:NO)、交換参照値(2000玉)を再プレイ玉(2000玉)とする(C6)。つまり、交換参照値(2000玉)を上限として手数料無での再プレイによる払出しを許容する。
次に、再プレイ玉が0でないことを確認すると共に(C7:YES)、払出確認情報を送信してから(C8)、払出完了情報を受信するかを判断するようになる(C9)。
貸出装置2は、図13に示すように管理装置7から払出確認情報を受信したときは(E7:YES)、払出確認情報に基づいて会員情報を更新し(E8)、再プレイ玉が125玉以上であるかを確認する(E9)。この場合、再プレイ玉(2000玉)は125玉以上であるので(E9:YES)、125玉を払出してから(E10)、会員情報を更新し(E12)、払出完了情報を送信する(E13)。従って、管理装置2から受信した払出確認情報が示す再プレイ玉が貯玉数よりも多い交換参照値である場合は、交換参照値を上限として手数料無の再プレイが可能となる。
管理装置7は、図11に示すように貸出装置2から払出完了情報を受信した場合に(C9:YES)、交換参照値(2000玉)が0でないことから(C10:YES)、交換参照値を(1875玉へと)更新してから(C11)、再プレイ相当分の貯玉(125玉)を減算する(C13)。
以上のようにして、管理装置7は、遊技者が、貯玉の再プレイ、貯玉、景品交換を行う毎に会員DBを更新する。
図6(d)に示す例で説明すると、
NO.4レコード……交換参照値(2000玉)の全てが手数料無で再プレイされた。この場合、交換参照値(2000玉)が手数料無での再プレイ許容範囲となり、再プレイによる貯玉の減算に伴って交換参照値及び手数料無再プレイ玉を更新する。
NO.5レコード……NO.4レコードにて当日分の獲得玉を再プレイにより使用し尽くした(交換参照値=0)ため、再び手数料有の再プレイ玉を対価330玉分(実質250玉分)払出した。この場合、「交換参照値」は更新しない。
NO.6レコード……遊技により獲得玉(6000玉)を得て貯玉した。この場合、「交換参照値」は更新する。
ここで、NO.6レコードで示すように貯玉した遊技者が、それまでの遊技途中に獲得した獲得玉(7000玉)を、別途、計数装置4にて会員カードを挿入することなく計数し、計数玉(7000玉)を特定可能な情報(バーコード等)が記録されたレシート発行を受けているものとする。
このようにレシートを持った遊技者が、遊技を終了するために会員カードを景品交換カウンタに設置された交換装置5の会員カード挿入口31に挿入すると、交換装置5は、管理装置7から受信した会員情報(図6(d)のNo.6レコードが示す情報)を記憶領域に記憶する。つまり、図8(a)に示すように記憶領域の「貯玉」に7670、「交換参照値」に6000、「交換玉」に2000、「手数料有再プレイ対価」に3300を記憶する。
遊技者がレシートを景品交換カウンタに提出すると、従業員は、交換装置5のスキャナによりレシートを読込む。
交換装置5は、図14に示すようにレシートを受付けたときは(F6:YES)、「受付玉」にレシート玉(7000玉)を加算してから(F7)、「交換参照値」にレシート玉を加算する(F8)。このとき、「受付レシート玉」にもレシート玉を加算する。
さて、遊技者が、7000玉では景品交換に不十分であると判断し、貯玉から3000玉を景品交換用として追加することを要求したときは、従業員は、交換装置5に対して3000玉を呼出す操作を行う。
交換装置5は、3000玉を呼出す貯玉呼出操作が有ったときは(F9:YES)、「受付玉」に呼出貯玉を加算する(F10)。このとき、「呼出貯玉」にも呼出貯玉を加算する。
図7(b)に示す例では、「受付玉」に7000と3000とを加算した10000を記憶する。この10000玉が景品交換可能となる。
尚、会員でない遊技者がレシートを提出したときは、「受付玉」=「受付レシート玉」となる。
従業員は、遊技者が10000玉の交換を確定したときは、交換装置5の交換釦22を押下げる。
交換装置5は、図14に示すように交換操作が有ったときは(F19:YES)、交換処理を実行する(F20)。つまり、10000玉を特殊景品と交換する処理を実行する。
ところで、遊技者としては、上述のようにレシートの提出或いは貯玉呼出しにより景品交換可能な玉(受付玉)を一旦確定したものの、本日分の獲得玉(勝玉)を景品交換したいと翻意することが往々にしてある。このように遊技者が勝玉を景品交換したいと思う場合としては、貯玉数から払出した手数料有再プレイ対価に関して、手数料有再プレイ対価を勝玉から減算してもよいから貯玉数を一定に保って預けておきたいという心理状態と、手数料有再プレイ対価を貯玉から減算してもよいから、本日の出玉を勝玉として持ち帰りたいという心理状態の二通りの場合が考えられる。
手数料有再プレイ対価を勝玉から減算してもよいから貯玉数を一定に保って預けておきたいという心理の場合、遊技者は、「今日のプラス分の出玉を交換して欲しい」と従業員に対して要求するので、従業員は、交換装置5の勝玉釦26を押下げる。
交換装置5は、勝玉釦26が押下げられたときは(F11:YES)、交換参照値から交換玉及び手数料有再プレイ対価を減算して勝玉(交換対象となる遊技媒体に相当)を特定する(F12)。つまり、交換参照値は、当日(本日)の計数値から再プレイにより消費した玉分(手数料無再プレイ対価)を減算した値であり、貯玉から景品交換、或いは再プレイにより消費した玉分(手数料有再プレイ対価)が有った場合は、その交換玉、或いは手数料有再プレイ対価も実際には消費されているので、交換参照値から交換玉及び手数料有再プレイ対価を減算するのである。従って、交換参照値−交換玉−手数料有再プレイ対価=13000−2000−3300=7700を勝玉として特定する。これにより、勝玉として手数料有再プレイ対価分だけ多く減算されるので、貯玉数が手数料有再プレイ対価分だけ減算されてしまうことを防止できる。
一方、手数料有再プレイ対価を貯玉から減算してもよいから、本日の出玉を勝玉として景品交換したいという心理の場合、景品交換のための獲得玉として、「(景品交換済分を除く)今日の出玉を交換して欲しい」と従業員に対して要求するので、従業員は、交換装置5の計数勝玉釦27を押下げる。
交換装置5は、計数勝玉釦27が押下げられたときは(F13:YES)、交換参照値から交換玉を減算した玉数(交換対象となる遊技媒体に相当し、遊技途中で獲得玉を計数または交換した場合であっても、それら処理を行わず遊技終了時に一括して処理した場合の獲得玉)を特定する(F14)。つまり、獲得玉から手数料無の払出再プレイ玉を除いた交換参照値から、既に交換済分を除いた玉数を特定するもので、交換参照値−交換玉=13000−2000=11000を勝玉として特定する。これにより、後述するように貯玉は手数料有再プレイ対価分だけ多く減算されるものの、当日の出玉を持ち帰ることができる。
交換装置5は、上述のように勝玉を特定した場合は、勝玉が0より多いことを確認してから(F15:YES)、受付玉が勝玉となるように貯玉処理すると共に(F17)、勝玉を受付玉とする(F18)。
受付玉が10000玉の場合に勝玉が7700玉であれば、受付玉−勝玉=10000−7700=2300玉を貯玉し、勝玉が11000玉であれば、受付玉−勝玉=10000−11000=−1000玉を貯玉する(貯玉から引き落とす)。
尚、勝玉が0以下のときは(F15:NO)、受付玉の全てを貯玉する(F16)。
図8(c)に示す例では、勝玉として7700玉を特定し、その勝玉全てを景品交換した例を示しており、「貯玉」に2300を加算し、「交換玉」に7700を加算している。
尚、交換処理にて受付玉と勝玉の差が生じることにより貯玉が発生した場合であっても、交換参照値を更新することはない。これは、貯玉呼出処理に基づく貯玉は、レシート玉の受付に基づく貯玉と異なり、実質的に貯玉が増加するものではないことから、交換参照値を変動させないためである。
上述のようにして交換処理が終了したときは、従業員は、交換装置5の終了釦23を押下げる。
交換装置5は、図14に示すように終了釦23が押下げられたときは(F23:YES)、交換情報を送信すると共に(F24)、手数料無での再プレイが可能である旨を報知してから(F25)、会員カードを返却する(F26)。つまり、図8(c)に示す情報を特定可能な情報を送信する。
管理装置7は、図12に示すように交換情報を受信したときは(D1:YES)、貯玉を更新し(D2)、交換玉を更新してから(D3)、交換参照値を更新する(D4)。
図6(d)のNO.7レコードの例では、受付けたレシート玉(7000玉)分に応じて「交換参照値」を更新することにより13000とし、勝玉の景品交換に応じて「交換玉」を更新することにより9700とする。
管理装置7は、この状態で再プレイによる払出しを行う場合は、図11に示すように交換参照値が貯玉よりも多いかを判断した場合に(C3)、交換参照値(13000玉)が貯玉(6970玉)よりも多いので(C3:YES)、貯玉を再プレイ玉とする(C4)。つまり、貯玉を上限として手数料無での再プレイによる払出しを許容する。
さて、営業が終了し、管理装置7に対して日時更新処理を行う場合は、会員DBの交換参照値をクリアする。同様に、第3者管理機関に対して貯玉数を送信する場合は、いつでも送信することができる。
このような実施例によれば、当日分の獲得玉を示す交換参照値を設定し、遊技者が計数装置4或いは交換装置5にて貯玉した場合は、貯玉及び交換参照値に貯玉を加算し、当日の貯玉から手数料無の再プレイ玉を払出した場合は、貯玉及び交換参照値から再プレイ玉を減算すると共に、前日までの貯玉から再プレイ玉を払出す場合は、貯玉のみから再プレイ玉を減算し、さらに交換装置5により景品交換が行われた場合は、交換玉のみを加算するようにしたので、景品交換時に参照される交換参照値は、遊技者の景品交換では減算更新されない。従って、遊技者が「当日獲得した分だけの獲得玉」を交換対象として求めた場合であっても、その後に、手数料無の再プレイサービスを提供することが可能となる。また、交換参照値は、再プレイサービスの手数料無の上限値を示していることから、再プレイサービスの手数料の有無を決定する場合、及び遊技者の要求に応えるために兼用されるため、記憶領域を有効に活用できる。さらに、従来のように、貯玉を当日分の貯玉と前日までの貯玉とに分けて管理せずに一括して貯玉数を管理できるので、日時更新処理時等に、当日分の貯玉から前日以前の貯玉への移行処理を必要とせず交換参照値のクリア処理のみを行えば良く、日時更新処理時等の処理負担を軽減できる。同様に、第3者管理機関に対して貯玉数を送信する場合に、移行処理に関わり無く送信可能となるので、送信処理に伴う更新処理の自由度が増す。
また、交換参照値を遊技者の当日分の獲得玉の範囲内で更新することが可能となり、遊技者に対して不当な手数料の徴収をする虞が無くなる。
また、遊技者が既に景品交換を行った場合であっても、それを考慮して(影響を受けないように)遊技者が当日獲得した分だけの獲得玉を特定できるので、遊技者の要望に対応することが可能となる。
さらに、景品交換を行った遊技者に対して、手数料無の再プレイサービスを受けられることを報知可能となるので、景品交換後の遊技意欲を掻き立てることが可能となる。
本発明は、上記実施例に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
ほとんどの遊技者は、一日の遊技の中で1回のみの交換を行うので、勝玉を特定する場合に、交換玉を参照しないような構成としても良い。つまり、交換玉を記憶しない構成としても良い。同様に、計数勝玉のみを特定するために、手数料有再プレイ対価を記憶しない構成としても良い。
図6については、会員DBの更新推移を説明するために示したが、会員毎の貯玉履歴として管理装置7にて記憶するようにしても良い。
貸出装置2と管理装置7の情報送受信について、実施例の構成に限定し無くとも良い。例えば、貸出装置2について、会員カードの挿入時に管理装置7から情報を受信して、会員カードの排出時に一括して払出完了情報に相当する情報を送信したり、交換装置5において、レシートを受け付ける毎、貯玉操作を行う毎に情報を送受信したりする等。また、管理装置7における処理(手段)を貸出装置2、中継装置3、交換装置5等の端末にて行う(持たせる)構成としても良いし、貸出装置2における処理(手段)を管理装置7や他の貸出装置2にて行う(持たせる)構成としても良い。
交換装置5における交換処理時に、遊技者による現金の投資額等を別途入力し、勝玉を特定するようにしても良い。
交換参照値、交換玉、手数料有再プレイ対価をクリアする処理時期としては、開店処理時に限定されず、所定時刻となった場合や、日時更新処理時等に行うようにしても良いし、更には、各々を異なるタイミングで行うようにしても良い。
再プレイの払出手段として、遊技者IDを受付可能であれば、遊技機1に個別に対応しない(例えば島端に設けられる)払出装置等を適用しても良い。
識別情報(会員ID)の受付として、実施例上は会員カードとしたが、他のどのような受付手段を採用しても良い。例えば、IDタグや、指紋等の生態認証の受付等。また、情報の読み取りを一時的に行う場合には、終了操作を受け付けるまでを受付期間として特定すれば良い。レシートについてもどの様な記録媒体であっても良い。
遊技媒体は玉以外の他の遊技媒体(メダル等)であっても良い。
本発明の一実施例におけるシステム構成を示す概略図 貸出装置の斜視図 交換装置の(a)前面側斜視図、(b)後面側斜視図 貸出装置の記憶領域を示す図 管理装置の会員データベースの一例を示す図 会員データベースの推移の一例を示す図 交換装置の記憶領域の推移の一例を示す図(その1) 交換装置の記憶領域の推移の一例を示す図(その2) 管理装置の情報受信処理を示すフローチャート 管理装置のカード受付情報受信処理を示すフローチャート 管理装置の払出要求情報受信処理を示すフローチャート 管理装置の交換情報受信処理を示すフローチャート 貸出装置の再プレイ処理を示すフローチャート 交換装置の会員交換処理を示すフローチャート
符号の説明
図面中、1は遊技機、2は貸出装置(払出手段)、5は交換装置(交換媒体特定手段、報知手段に相当)、7は管理装置(預入媒体記憶手段、預入媒体更新手段、参照値記憶手段、参照値更新手段、参照値初期化手段、手数料記憶手段、払出対価特定手段、交換媒体記憶手段、交換媒体更新手段、交換媒体初期化手段)である。

Claims (4)

  1. 遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体の一部或いは全部であって、遊技場に預け入れられた遊技媒体の数である預入媒体数を遊技者の識別情報と対応付けて記憶する預入媒体記憶手段と、
    遊技者の識別情報を受け付けた状態で遊技者による払出操作が有った場合に、その遊技者が獲得した遊技媒体を対価とした再プレイ遊技媒体を払出す払出手段と、
    遊技者が獲得媒体の一部或いは全部を預入媒体として遊技場に預け入れる場合に、その預入対象となる獲得媒体数に基づいて前記預入媒体記憶手段が記憶する預入媒体数を加算更新する一方、前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出す場合、及び遊技者が景品交換を行う場合に、その対価となる遊技媒体数に基づいて前記預入媒体記憶手段が記憶する預入媒体数を減算更新する預入媒体更新手段と、
    遊技者が前記預入媒体記憶手段により記憶される預入媒体数に基づいて景品交換する場合に参照される数値である交換参照値を、遊技者の識別情報と対応付けて記憶する参照値記憶手段と、
    前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値について、前記預入媒体更新手段が預入媒体数を更新する場合であって、預入媒体数を加算更新する場合、及び前記払出手段による再プレイ遊技媒体の払出しに応じて減算更新する場合には、その預入媒体数の更新分に応じた更新を行う一方、遊技者の景品交換に応じて減算更新する場合には、その預入媒体数の更新分に応じた更新を行わない参照値更新手段と、
    日時更新処理に基づいて前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値を初期化する参照値初期化手段と、
    前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出す場合の手数料となる遊技媒体数を記憶する手数料記憶手段と、
    前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値の範囲内で手数料無の再プレイ遊技媒体の払出しが許容されるように、前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出す場合の対価となる遊技媒体数を、手数料無として前記払出手段が払出した再プレイ遊技媒体数とするのか、手数料有として前記払出手段が払出した再プレイ遊技媒体数に前記手数料記憶手段が記憶する手数料となる遊技媒体数を加算した遊技媒体数とするのかを特定する払出対価特定手段と、
    前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値に基づいて、遊技者が景品交換を行う場合の交換対象となる遊技媒体数を特定する交換媒体特定手段とを備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 前記参照値更新手段は、前記預入媒体更新手段が前記払出手段による再プレイ遊技媒体の払出しに応じて預入媒体数を減算更新する場合であっても、前記払出対価特定手段が、再プレイ遊技媒体数に前記手数料記憶手段により記憶される手数料となる遊技媒体数を加算した遊技媒体数を、前記払出手段が再プレイ遊技媒体を払出した場合の対価として特定した場合には、その預入媒体数の更新分と同一数量分を交換参照値から減算更新しないことを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。
  3. 遊技者が景品交換を行った場合の対価となった遊技媒体である交換媒体の数である交換媒体数を記憶する交換媒体記憶手段と、
    遊技者が景品交換を行う場合に、前記交換媒体記憶手段が記憶する交換媒体数を更新する交換媒体更新手段と、
    所定条件の成立に基づいて、前記交換媒体記憶手段が記憶する交換媒体数を初期化する交換媒体初期化手段とを備え、
    前記交換媒体特定手段は、前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値、及び前記交換媒体記憶手段が記憶する交換媒体数に基づいて、遊技者が景品交換を行う場合の交換対象となる遊技媒体数を特定することを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用管理システム。
  4. 遊技者が景品交換を行った場合に、前記参照値記憶手段が記憶する交換参照値に関わる情報を遊技者に対して報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の遊技場用管理システム。
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