JP5221293B2 - 遊技機装置 - Google Patents
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Description
遊技者のIDを受付けた場合に受付状態となる受付処理を行う一方、所定の操作に応じて当該受付状態を解除する受付手段と、前記計数手段が計数した前記獲得媒体数を特定可能な情報が記録された記録媒体を発行する発行処理を行う発行手段と、前記受付手段が受付けたIDと発行手段により発行される記録媒体とを対応付ける対応付処理を行う対応付手段と、前記対応付手段による対応付処理に関する所定の条件である対応付条件を設定する設定手段と、前記発行手段による発行処理を抑制する抑制処理を行う抑制手段と、を備え、
前記対応付手段は、前記設定手段により設定される対応付条件が満たされ、且つ前記受付手段が受付状態であることを条件に対応付処理を行い、前記抑制手段は、前記対応付手段による対応付処理が行われた状態で、更に前記受付手段の受付状態が解除されている場合に抑制処理を行う一方、対応付処理が行われていない状態では抑制処理を行わないものである(請求項1)。
前記対応付手段は、前記報知手段による報知処理が行われている状態で前記受付手段による受付処理が行われた場合に前記対応付処理を行うようにしてもよい。
請求項3の発明によれば、報知処理により、対応付処理を行うことを遊技者に促すことが可能となり、遊技者に対して積極的に請求項1,2の発明の機能を薦めることが可能となる。この場合、受付処理に応じて対応付処理を行うため、遊技者はIDの受付後、受付状態を解除すれば発行処理を抑制することが可能となる。即ち、ほぼ、一度の操作だけで複数回もの発行処理を抑制することが可能となり、利便性が大きく向上する。
請求項4の発明によれば、予告報知に応じて、受付状態を解除すれは対応付処理が行われないため、請求項1の発明における後者の遊技者に対する不意な抑制処理を予防出来る。
入金額=受付けた貨幣の合計値。
貸出額=貸出玉に対する対価(1玉4円)の合計値。
残高=入金額−貸出額で、この残高がある状態で貸出操作を受付けた場合には、何回の払出単位(25玉)の払出が可能かを判断して、所定数(5回)以上の払出が可能であれば、所定数を残払出数とし、可能でなければ残高に応じた払出回数を残払出数として貸出許可信号を送信する貸出処理を行う。
尚、残高のみを記憶する構成でも良い。また、その他、払出単位等の設定情報等も記憶する。
持玉ID=対応する持玉カードID。
会員ID(「遊技者のID」に相当)=遊技者の会員ID。
持玉(獲得媒体に相当)=計数部による計数にて加算され、持玉に基づく払出処理にて減算される遊技者の持玉数。
貯玉=日付更新時等の貯玉更新条件が成立した場合に、持玉分が加算(移行)され、貯玉に基づく払出処理にて減算される遊技者の貯玉数。
対応付値(「対応付処理に関する所定の条件である対応付条件」、及び「所定のしきい値」に相当)=設定情報の1つ。対応付処理を行う持玉のしきい値。
受付終了値=設定情報の1つ。受付報知を終了するしきい値。
尚、持玉、或いは貯玉に基づく払出処理により払出した払出玉や、計数玉等を記憶する構成としても良い。その他、払出単位等の設定情報等も記憶する。
管理装置4は、本発明に関連した記憶領域を備えており、その記憶領域を適宜更新することで遊技情報を管理する。
図6は持玉ID毎の計数記憶領域を示しており、計数装置3からの対応付情報や発行情報等により更新される。計数装置3における対応付値、受付終了値、払出単位等を設定可能であり、設定更新した場合等に設定情報を計数装置3に送信する。
図7は、貸出装置2の処理を示すフローチャートである。貸出装置2は、会員カードを受付けたか(A1)、貨幣またはICコインを受付けたか(A3)、貸出操作を受付けたか(A5)、返却操作が有ったか(A7)を判断している。遊技者が会員カードを挿入すると、貸出装置2は、会員カードを受付けたと判断し(A1:YES)、受付信号を管理装置4に送信することにより残高を問い合わせる(A2)。管理装置4は、貸出装置2からの問い合わせに応じて図5の会員記憶領域に記憶されている該当する残高を貸出装置2に送信する。これにより、貸出装置2は、図4の記憶領域の残高を更新する(A4)。尚、以下も含め、フローには示さないが、図4の記憶領域の残高を更新した場合には、遊技機1へと残高更新情報を送信し、残高更新情報を受信した遊技機1では、その残高更新情報により残度数表示部14を更新する。
以上のようにして、会員カード受付処理が行われる。
図11は、計数装置3による信号受信処理を示すフローチャートである。計数装置3は、受付信号を受信したか(E1)、返却信号を受信したか(E8)を判断している。貸出装置2から受付信号を受信すると(E1:YES)、会員カードを受付けていることを示す会員フラグを1としてから(E2)、会員受付処理を行う(E3)。この会員受付処理では、図3の記憶領域における会員IDの更新の他に、受付けた会員IDに対応する貯玉数を管理装置4に問い合わせ、貯玉数を更新する等の処理を行う。次に、受付報知中かを判断し(E4)、受付報知中でない場合は(E4:NO)、リターンする。
遊技機1は、遊技者による貸出釦15の押下に応じて貸出装置2に貸出要求信号を送信する。貸出装置2は、遊技機1から貸出要求信号を受信したときは(A5:YES)、貸出処理を実行する(A6)。この貸出処理では、図4の記憶領域の残高を参照し、残高があれば(0以上)、残高に応じた残払出数(5回、或いは残高に応じた数)を特定し、残高を減算して貸出許可信号を遊技機1に送信する。尚、残高がない場合は貸出拒否信号を送信する。貸出許可信号を受信した遊技機1は、払出数(25玉)単位で貸出玉を払出口13より払出し、残度数表示部14を更新し、払出完了信号を貸出装置2へ送信する。払出完了信号を受信した貸出装置2は、残払出数がある(0以上の)場合は、残払出数を減算すると共に残高を減算して貸出許可信号を送信する。そして、残払出数が0となるまで上述した動作を繰り返し、0となったら処理を終了する。
遊技者が、獲得した遊技媒体を計数するために遊技機1のレバー12を操作すると、下玉受皿11の遊技媒体が可動玉受皿27から案内腕26を通じて計数部25に案内され、計数部25において遊技媒体が計数される。
図10は、計数装置3による払出処理を示すフローチャートである。計数装置3は、遊技者による払出操作が有ったかを判断しており(D1)、遊技者による払出操作が有った場合に(D1:YES)、持玉が有ったときは(D2:YES)、持玉に基づく払出処理を実行する(D3)。この持玉に基づく払出処理では、払出1単位(125玉)を玉払出口24より払い出すと共に、同数の持玉を図3の記憶領域における持玉から減算する。
図12は、計数装置3によるカード処理を示すフローチャートである。計数装置3は、発行操作が有ったか(F1)、持玉カードを受付けたか(F8)を判断している。遊技者による発行操作(発行釦押下)があったときは(F1:YES)、対応付フラグ=0(対応付けが未処理)かを判断する(F2)。対応付処理済で(F2:NO)、会員カードを受付中であれば(F5:YES)、特定済みの持玉カードに持玉等(「獲得媒体数を特定可能な情報」に相当)を記録して排出する発行処理を行う(「抑制処理を行わない」に相当)(F6)。対応付処理済であるにも関わらず会員カードを受付けていなければ(F5:NO)、会員カードを挿入しないと持玉カードを発行出来ない(抑制処理に相当)旨を示すエラー報知(表示)を情報表示部20等で行う(F7)。対応付処理が未処理である場合は(F2:YES)、発行処理を行う(「抑制処理を行わない」に相当)(F6)。この場合、受付報知中であれば(F3:YES)、受付報知を終了する(F4)。
計数装置3は、図12のカード処理において、持玉カードを受付けた場合は(F8:YES)、受付処理を行う(F9)。この受付処理では、受付けた持玉IDに対応する持玉を管理装置4に問い合わせる。管理装置4では、図6の計数記憶領域において対応する持玉IDがあれば、会員ID、及びその貯玉を特定可能な受付情報を計数装置3へ送信する。計数装置3は、管理装置4から受信した受付情報に基づいて特定した貯玉を図3の記憶領域における貯玉に加算する。
尚、貸出操作、或いは返却操作の受付とは、貸出装置2における釦操作の受付だけでなく貸出要求信号や、返却要求信号の受付の概念も含む。
また、上記動作を把握し易い様に、端末間の情報のやり取りを「信号」、管理装置4との情報のやり取りを「情報」と区分けしたが、情報の種類としては同義であり、データ信号でも、パルス信号でも、情報を特定可能であれば、どの様な信号でも良い。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
対応付処理が未処理の状態で、出玉の期待出来る大当たり状態になった旨の情報信号を遊技機1から受信した場合は、持玉が対応付値以上となる可能性が高いので、対応付処理を行いたくない場合、即ち、会員カードの受付に関わらず発行処理を行いたい場合には、会員カードを返却しておく旨を報知する予告報知を行っても良い。
持玉カードを最初の計数時に特定する実施例としたが、所定数の玉を計数した場合や発行処理時等、他のタイミングで特定しても良い。この場合、会員カードの受付状態で、持玉が対応付値以上となったタイミングに、仮の対応付状態とし、発行処理時に実際の対応付処理を行えば良い。
会員カード、持玉カード等の記録媒体はカード以外に、コインや携帯電話等の媒体を想定出来る。また、会員IDを指紋等の生体認証等により受付しても良い。この場合、指紋読取後、釦操作等所定の操作を受付けるまでが受付状態となる。カード等の記録媒体の情報を一時的に読み取った場合も同様である。また、返却操作としては、釦操作以外にカードを物理的に引き抜く行為も想定出来る。即ち、所定の操作とは、上記釦操作だけでなく、カードを引き抜く行為等も意味し、受付状態とはIDの読取可能状態だけでなく、IDを有効化している状態を示す概念となる。
計数装置3の処理の一部を中継装置5等に行わせても良い。また、計数装置3と貸出装置2等を一体的に設けても良い。勿論、計数カード口と会員カード口とが一体的に設けられても良い。
貸出装置2、或いは計数装置3に貯玉釦を設け、貯玉釦操作時には、持玉カードを発行せずに、そのまま貯玉する様にしても良い。この場合、遊技者は、別途貯玉処理を行うことなく退店できる様になる。
Claims (4)
- 遊技機に対応して設けられ、対応する遊技機で遊技者が獲得した遊技媒体である獲得媒体を計数する計数処理を行う計数手段を備えた遊技機装置であって、
遊技者のIDを受付けた場合に受付状態となる受付処理を行う一方、所定の操作に応じて当該受付状態を解除する受付手段と、
前記計数手段が計数した前記獲得媒体数を特定可能な情報が記録された記録媒体を発行する発行処理を行う発行手段と、
前記受付手段が受付けたIDと発行手段により発行される記録媒体とを対応付ける対応付処理を行う対応付手段と、
前記対応付手段による対応付処理に関する所定の条件である対応付条件を設定する設定手段と、
前記発行手段による発行処理を抑制する抑制処理を行う抑制手段と、を備え、
前記対応付手段は、前記設定手段により設定される対応付条件が満たされ、且つ前記受付手段が受付状態であることを条件に対応付処理を行い、
前記抑制手段は、前記対応付手段による対応付処理が行われた状態で、更に前記受付手段の受付状態が解除されている場合に抑制処理を行う一方、対応付処理が行われていない状態では抑制処理を行わないことを特徴とする遊技機装置。 - 前記対応付条件は、前記獲得媒体数が所定のしきい値を超えること、或いは前記対応する遊技機が所定の遊技状態となることであり、
前記発行手段は、前記計数手段による計数処理に応じて、或いは対応付条件が満たされた場合に前記発行対象となる前記記録媒体を特定する一方、所定の発行操作を受付けた場合には発行処理を行い、
前記対応付手段は、前記獲得媒体数が前記しきい値を超えた場合、或いは前記対応する遊技機が所定の遊技状態となった場合に対応付条件が満たされたとして、前記発行手段により特定された前記記録媒体と前記IDとを対応付けることで対応付処理を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機装置。 - 前記受付手段が受付状態でない状態で前記対応付条件が満たされた場合に、前記対応付処理、或いは抑制処理が行えないことを報知する報知処理を行う報知手段を備え、
前記対応付手段は、前記報知手段による報知処理が行われている状態で前記受付手段による受付処理が行われた場合に前記対応付処理を行うことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機装置。 - 前記設定手段は、前記対応付条件とは異なる所定の予告報知条件を設定し、
前記報知手段は、前記予告報知条件が満たされ、更に前記受付手段が受付状態である場合に、所定の予告報知を行うことを特徴とする請求項3記載の遊技機装置。
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