JPH10323444A - 遊技設備 - Google Patents

遊技設備

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JPH10323444A
JPH10323444A JP13715197A JP13715197A JPH10323444A JP H10323444 A JPH10323444 A JP H10323444A JP 13715197 A JP13715197 A JP 13715197A JP 13715197 A JP13715197 A JP 13715197A JP H10323444 A JPH10323444 A JP H10323444A
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JP
Japan
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game
ball
settlement
switch
credit
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JP13715197A
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Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
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Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者本人が離席している間に他人に精算さ
れないようにすると共に、精算不能時においても遊技の
続行を行うことのできる遊技設備を提供する。 【解決手段】 遊技媒体を用いて所定の遊技を行うこと
が可能であるとともに、精算スイッチを備え、精算スイ
ッチの操作に因る精算信号に基づき、遊技者が保有する
遊技媒体の数を所定の精算記録媒体を用いて精算できる
ようにした遊技設備において、遊技中に遊技者が当該遊
技設備を一時的に離席する場合に、該離席を知らせる離
席信号を発するための離席スイッチと、該離席スイッチ
からの離席信号の入力があった場合に、前記精算記録媒
体を用いての精算を所定時間不能化する精算不能化手段
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技媒体を用いて
所定の遊技を行うことが可能であるとともに、精算スイ
ッチの操作に因る精算信号に基づき、遊技者が保有する
遊技媒体の数を所定の精算記録媒体を用いて精算できる
ようにした遊技設備に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技媒体を用いて所定の遊技を行うこと
が可能であるとともに、精算スイッチの操作に因る精算
信号に基づき、遊技者が保有する遊技媒体の数を所定の
精算記録媒体を用いて精算できるようにした遊技設備が
知られている。その遊技設備としては、例えば、パチン
コ遊技機、パチスロ機、雀球遊技機、アレンジボール
機、或いはスロットマシーンなどの遊技機単独を指す場
合もあるし、それら遊技機を含めた遊技関連設備を指す
場合もある。この種の遊技設備(例えば、パチンコ遊技
機)においては、従来、賞品遊技媒体(例えば、賞品
球)の排出数が多くなり、排出された賞品遊技媒体を受
ける受皿が満杯になると、球の排出に支障をきたすた
め、賞品球の一部をクレジット化して賞品球の排出を一
時的に保留するものが開発されている。その例として、
例えば、特開平3ー193076号公報に記載された
「パチンコ遊技機」がある。この遊技機では、各球受皿
が満杯のときに入賞が発生すると、球受皿への賞品球の
排出を保留し、その保留数を表示すると共に、球受皿の
球数が減少したとき球払出指令が与えられると、保留し
ている賞品球を排出している。これにより、連続して遊
技を続行可能にしている。また、遊技装置内部に所定数
の球を封入しておき、球を遊技領域に向けて発射し、再
び回収することにより循環使用する、いわゆる封入球式
弾球遊技機が知られている。そして、いずれの場合も精
算スイッチなどを押し、クレジットした球をレシートに
記載、或いはカードに記憶するなどして精算していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トイレに行
くなどの遊技の一時的中断を行う場合には、遊技店の店
員に遊技機を監視してもらったり、若しくは、遊技者自
らが遊技中断スイッチを押して遊技の中断を行ってい
た。しかしながら、中断スイッチを押す場合でも、本人
がその場にいないと、他の遊技者などから中断スイッチ
は解除されると共に精算スイッチが押されて、クレジッ
トされた球が簡単に奪われるおそれがあった。中断スイ
ッチを押すことで遊技と遊技球の発射が同時に停止する
ものもあるが、結局、遊技中断が解除されれば、クレジ
ットされた球数と同等の価値を有するレシートや、カー
ドなどを容易に取られるおそれがあった。遊技を中断す
る場合、遊技者が店員を呼ぶのは面倒であるし、遊技店
側は客一人一人がトイレに行くなどの行為を行うたびに
店員が遊技中断操作を行わなければならないので、必然
的に従来よりも店員を増やさなければならず、双方にと
って不利益なものであった。一方、中断スイッチを押す
ことより図柄がスクロールの途中で止まるなどの遊技中
断状態になる場合でも、遊技者が遊技の停止に気づかず
に遊技球を発射し続けると、その分の球を無駄にしてし
まい、遊技者にとって不利益であった。中断スイッチを
押すことで遊技球の発射や遊技が中断される場合に、遊
技者が誤って中断スイッチを押すと、球の発射は停止
し、いわゆる大当たり状態の大量の球が得られるチャン
スを逃す場合が考えられ、遊技者にとって不利益なもの
であった。また、その遊技中断の解除を店員のみが解除
できる場合など、解除を待つ間遊技者は無駄に時間を過
ごすこととなり、不快感を覚えていた。
【0004】本発明は、以上の実状を解決するためなさ
れたものであって、遊技者本人が離席している間に他人
に精算されないようにすると共に、精算不能時において
も遊技の続行を行うことのできる遊技設備を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1記載の発
明は、遊技媒体を用いて所定の遊技を行うことが可能で
あるとともに、精算スイッチ(85)を備え、精算スイ
ッチの操作に因る精算信号に基づき、遊技者が保有する
遊技媒体の数を所定の精算記録媒体を用いて精算できる
ようにした遊技設備において、遊技中に遊技者が当該遊
技設備を一時的に離席する場合に、該離席を知らせる離
席信号を発するための離席スイッチ(84a)と、該離
席スイッチからの離席信号の入力があった場合に、前記
精算記録媒体を用いての精算を所定時間不能化する精算
不能化手段(200)と、を備えたことを特徴とする。
【0006】この請求項1記載の発明によれば、遊技者
が遊技設備から一時的に離席する際に、離席スイッチが
オンされると、離席スイッチからの離席信号が精算不能
化手段に入力されて、所定時間、精算が不能な状態とな
り、他人が精算スイッチにより精算しようとしても、所
定の精算記録媒体を用いての精算ができなくなる。
【0007】ここで、遊技設備とは、遊技機単独を指す
場合もあるし、遊技機が島設備に設置された全体として
の遊技設備を指す場合もあるし、遊技機及び台間球貸機
が島設備に設置された全体としての遊技設備を指す場合
もある。遊技機には、パチンコ遊技機、封入式遊技機、
アレンジボール遊技機および雀球遊技機などの弾球遊技
機の他、パチスロ遊技機やスロットマシーン等が含まれ
る。遊技媒体としては、例えば、パチンコ球などの遊技
球、コインなどが挙げられる。
【0008】精算記録媒体としては、例えば、ICや磁
気などを用いたカード、数値やバーコードなどが記録さ
れたレシートなどの他、精算された遊技媒体の数を景品
交換所で照合できさえすれば、どのような形式のもので
あってもよい。離席スイッチの設置場所は、遊技者が離
席時にオンできさえすれば、遊技設備のいずれの箇所で
あってもよい。精算不能化手段による精算の不能化方式
としては、精算スイッチの精算信号を非出力化する方
式、出力された精算信号を無効化する方式の何れも含ま
れる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技設備において、前記精算不能化手段による精算の不能
化状態を報知する報知手段(106)を備えたことを特
徴とする。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、精算不
能化手段により精算が不能化状態にされたときには、報
知手段により、その精算の不能化状態が報知される。
【0011】報知手段としては、遊技者等に報知できる
手段でありさえすれば、視覚的報知手段であると聴覚的
報知手段であるとを問わない。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の遊技設備において、前記精算不能化手段によ
る精算の不能化状態においても当該遊技設備での遊技を
不能状態にさせないことを特徴とする。
【0013】この請求項3記載の発明によれば、精算不
能化手段により精算が不能化された状態であっても、遊
技の続行は可能となる。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1、2又は
3記載の遊技設備において、前記精算不能化手段による
精算の不能化時間を設定させる不能化時間設定手段(2
00)を備えたことを特徴とする。
【0015】この請求項4記載の発明によれば、不能化
時間設定手段によって、精算不能化手段による精算の不
能化時間を設定できることとなる。
【0016】ここで、不能化時間設定手段は、精算不能
化手段によって精算が不能化される際に自動的に不能化
時間が設定される方式に限らず、遊技者自身或いは遊技
店が不能化時間を選択的に、或いは自由に設定できる方
式であってもよい。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の遊技設備において、所定の排出条件の成立
に基づき、所要数の遊技媒体を排出する遊技媒体排出装
置(50)と、前記遊技媒体排出装置から排出された遊
技媒体を貯留する受皿(64、70)と、前記遊技媒体
排出装置から排出されて前記受皿に貯留される遊技媒体
の貯留状態が所定状態を超える可能性がある場合におけ
るオーバーフロー分の遊技媒体数を記憶手段(200)
に記憶させ、該記憶に基づいて前記遊技媒体排出装置か
ら遊技媒体を前記受皿に排出させ、該排出された遊技媒
体を用いて再遊技可能に構成したことを特徴とする。
【0018】この発明によれば、受皿に貯留される遊技
媒体の貯留状態が所定状態を超える場合に、記憶手段が
オーバーフロー分の遊技媒体数を記憶し、その記憶した
オーバーフロー分の遊技媒体数の範囲内で、所要数の遊
技媒体を、所定の排出条件の成立に基づいて、遊技媒体
排出装置が受皿に排出する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図14の図面を参照しながら説明する。
【0020】図1は、本発明に係る遊技機として例示す
るパチンコ遊技機の斜視図である。図2はパチンコ遊技
機に備わるクレジット操作部を示す下受皿の部分平面図
である。パチンコ遊技機と該パチンコ遊技機が設置され
る島設備を含んで、遊技設備として例示する遊技関連設
備というが、その図示は省略する。遊技関連設備には、
台間球貸機などを含む場合もある。
【0021】この実施の形態のパチンコ遊技機100
は、内部の遊技領域(後述)内に遊技媒体の一例として
の遊技球を発射して遊技を行うもので、パチンコ遊技機
100の前側上半部には、ガラス板101がガラス枠1
02に保持された状態で片開き形式に開閉自在に取り付
けられ、ガラス板101の奥側に遊技領域を構成する遊
技盤104(図には現れない。)が設置されている。
【0022】また、このパチンコ遊技機100の隣には
台間球貸機300が並設され、投入されたプリペイドカ
ード等の有価価値媒体に基づいて遊技球の貸出を行うよ
うになっている。
【0023】また、パチンコ遊技機100の前側下半部
には、受皿として例示する上受皿64、後述の遊技媒体
排出装置として例示する排出装置50から排出される遊
技球を受け入れる上受皿64への受入れ口である上受入
れ口51、クリア部材によって覆われた回収状態視認部
として例示するオーバーフロー球視認用窓66、上受皿
球流しレバー65、排出装置50からの排出球の放出口
52、プリペイドカードなどの有価価値媒体に記録され
ている有効残度の表示を行う有効残度表示器61、挿入
されている有価価値媒体を返却させるための返却スイッ
チ62、有価価値媒体による遊技球の球貸しを行わせる
ための球貸しスイッチ63、受皿として例示する下受皿
70、下受入れ口71、下受皿70の底部の開閉を行う
下受皿球流しレバー72、精算記録媒体として例示する
精算レシート(カードでもよい。)を発行するレシート
発行部74、クレジット操作部80、遊技球発射用の操
作ハンドル30、灰皿110が設置されている。また、
パチンコ遊技機100には、図1には現れない精算不能
化手段、不能化時間設定手段、又は記憶手段として例示
するクレジット回路200(図7)等が設置されてい
る。
【0024】上受皿64は、排出装置50(後述)から
排出された球などを受け入れて貯留し、その貯留球を内
部の発射部(図示省略)に順次供給するためのもので、
遊技球を所定量貯留できるようになっている。
【0025】上受皿球流しレバー65は、上受皿64に
貯留されている遊技球を排出するためのもので、流路切
換スイッチ83のON/OFF状態に応じて、遊技球の
払い出し方法が決定されるようになっている。
【0026】下受皿70は、上受皿64に貯留しきれな
くなった遊技球を内部流路及び下受入れ口71を介して
受け入れて貯留する他、上受皿64に貯留されている遊
技球を上受皿球流しレバー65の操作により下受入れ口
71から受け入れて貯留する。この下受皿70に貯留さ
れている球は、その底部を開閉する下受皿球流しレバー
72の操作によりその下方に配置された球収容箱に放出
することができる。
【0027】クレジット操作部80は、図2に示すよう
に、クレジット数表示手段として例示する球数表示部8
1、クレジットランプ82、流路切換スイッチ83、離
席スイッチ84a、残り時間表示メーター84b、精算
スイッチ85等から構成され、クレジット数の表示を行
ったり、上受皿球流しレバー65による上受皿64に貯
留されている遊技球の排出方法(実球、クレジット)の
選択を行ったり、遊技者が離席する時や精算する時の操
作等が行えるようになっている。
【0028】球数表示部81は、主にクレジット数を表
示するもので、遊技者はクレジット状態になっている球
がどれだけあるのか認識することができるとともに、遊
技の終了時に精算スイッチ85をONさせることによ
り、そのクレジット数が精算レシートに記録されてレシ
ート発行部74から発行されるようになっている。な
お、クレジット球数表示部81は、離席スイッチ84a
の有効期間中にクレジット球数を表示せず「離席中」の
表示を示す。
【0029】流路切換スイッチ83は、上受皿64に貯
留されている遊技球を、上受皿球流しレバー65の操作
によって排出するときの、遊技球の払い出し方法を選択
するもので、上受皿64から排出された遊技球は、流路
切換スイッチ83がOFFのときにはクレジットランプ
82が点灯状態となってクレジット数に加算され、流路
切換スイッチ83がONのときにはクレジットランプ8
2が消灯状態となって下受皿70へ実球として放出され
るようになっている。
【0030】離席スイッチ84aは、遊技者がクレジッ
ト状態で遊技を行っている途中で離席する場合に使用す
るもので、離席スイッチ84aをONにすることで、所
定時間のあいだ精算スイッチ85の入力を不能動化し
て、遊技者が離席したときの盗難防止をはかっている。
また、離席スイッチ84aの有効時間(精算不能時間)
は適宜遊技店や遊技者が設定できるようになっており、
遊技者はその有効時間の残り時間表示メーター84bの
表示により、離席スイッチ84aの有効時間の残りを認
識することができる。この有効時間(精算不能時間)中
は、クレジット数を他人に知られないよう、球数表示部
81にクレジット数が表示されないようになっている。
【0031】精算スイッチ85は、遊技を終了して精算
するときに使用するもので、精算スイッチ85をON入
力すると、精算信号が発信され、クレジット数を記録し
た精算記録媒体としての精算レシートがレシート発行部
74(図1)より発行され、遊技者はこの精算レシート
を景品交換カウンタへ持参し、獲得した賞品球を精算レ
シートを介して景品に交換することができる。
【0032】図3はパチンコ遊技機のガラス板を開放し
ているときの外観を示す斜視図、図4はパチンコ遊技機
に設けられた第1回収路を示す斜視透視図である。
【0033】パチンコ遊技機100の遊技盤104の下
方には、図3に示すように、排出装置50からの遊技球
の放出口52、オーバーフロー球等を回収する第1の回
収路54の流入路54a、ファウル球回収口55、上受
皿64からの排出路となる球通路56等が設けられてい
る。放出口52は、排出装置50(後述)から排出され
る球の放出口であり、この放出口52から放出された球
は、通常は上受入れ口51を介して上受皿64へ受け入
れられるが、上受皿64が満杯となって上受皿64に受
け入れられなくなったときには、第1回収路54へ流下
され、該第1回収路54を介して最終的には裏側下方の
島設備の回収流路へ回収されるようになっている。ま
た、上受入れ口51付近には貯留状態検出スイッチ89
が設置され、上受皿64における遊技球の貯留状況を検
出するようになっている。第1回収路54の流入路54
aは、図3に示すように、ガラス枠102の開閉軸を軸
心とする円弧状に突出した形状に形成されている。この
流入路54aは、ガラス枠102を閉めた状態において
は上受皿64の下部空間内に収納され、ガラス枠102
を開けた状態においては放出口52や上受入口51から
のこぼれ球を拾えるようになっている。
【0034】ファウル球回収口55は、発射された遊技
球のうち、球威が弱く遊技領域104まで達することが
できなかったファウル球を受け入れるための回収路で、
受け入れたファウル球はクレジット球として回収した
り、下受皿70へ流下させたりする。球通路56は、上
受皿球流しレバー65の操作により上受皿64に貯留さ
れている球を排出するときの流路で、この流路を通過す
る球は、ファウル球と同様にクレジット球として回収し
たり、下受皿70へ流下させたりする。
【0035】第1回収路54は、図4に示すように、パ
チンコ遊技機100の裏面に向けて低くなるように緩傾
斜しており、第1回収路54へ流下した球は該第1回収
路54に案内されてパチンコ遊技機100の裏側背部へ
と流下して島設備の回収樋に回収されるようになってい
る。
【0036】図5はパチンコ遊技機に備わる排出装置
(後述)により排出された遊技球の放出から放出される
遊技球を上受皿へ流出させたり、クレジット球として回
収したりする流路系を示す概略断面図である。
【0037】この流路系は、排出装置50(後述)から
排出される遊技球を放出する放出口52と、該放出口5
2から放出された遊技球を受けて上受皿64へ流入させ
る上受入れ口51と、上受皿64に受け入れられなくな
ったオーバーフロー球を前記受入れ口51の奥側の回収
口53を介して受け入れてクレジットとして回収する第
1の回収流路54とから構成されていて、排出装置50
から排出されて放出口52から放出される遊技球は、通
常時は、上受入れ口51を介して上受皿64に流入され
るようになっているが、上受皿64の貯留球が所定量を
超えると、受入れ口51の奥側の回収口53を介してそ
の後方の第1回収路54上に流下して回収されるように
なっている。
【0038】図6aは上方から見た第1回収路と第2回
収路の周辺を示す概略平面図、図6bは背面側から見た
第1回収路と第2回収路の周辺を示す概略背面図であ
る。
【0039】パチンコ遊技機100には、クレジットと
して球を回収する、第1回収路54と第2回収路44と
が設けられており、以下に示すように、それぞれの回収
路を通過する過程でクレジット数の計数が行われるよう
になっている。
【0040】第1回収路54は上受皿64が満杯となっ
て受け入れられなくなったオーバーフロー球を回収する
ためのもので、排出装置50により排出されて受皿64
に受け入れられないオーバーフロー球を受け入れる流入
路54aと該流入路54aを通って流下してくる球を整
流する整流路54bと該整流路54bで整流された球を
2列に分けてさらに整流する2条分岐の整流路54cと
から構成されている。このように構成されていて、排出
装置50から排出されて放出口52から放出された球が
第1回収路54へ流入した場合は、先ず、流入路54a
を経て整流路54bに至り、該整流路54bで、球詰ま
りしないように一旦整流された後、さらに整流路54c
で2列に整流されて回収される。その回収の過程で、整
流路54cの終端部に設置されているオーバーフロー検
出手段としての第1のクレジット球検出スイッチ57a
によって検出されるようになっている。また、第1回収
路54の整流路54bには、球詰まり検出スイッチ58
が設置されていて、該球詰まり検出スイッチ58によっ
て第1回収路54に生じた球詰まり状態が検出されるよ
うになっている。
【0041】第2回収路44は、ファウル球回収口55
から流入した球や、上受皿球流しレバー65の操作によ
り上受皿64から排出され球通路56を通過してきた球
を、クレジットとして回収する場合の流路で、この第2
回収路44を通過する球は、クレジット球検出スイッチ
57bにより検出され、クレジットとして計数されるよ
うになっている。一方、ファウル球回収口55から流入
した球や、球通路56を通過してきた球を、クレジット
としない場合の流路として下皿排出路59が設けられて
おり、この下皿排出路59を通過する球は、実球として
下受皿70へ払い出しが行われるようになっている。こ
れらの流路の切換は、以下のように、流路切換板83B
によって行われる。
【0042】流路切換板83Bは、図6aに示すよう
に、ファウル球回収口55や球通路56から流入してき
た球を、第2回収路44と下皿排出路59のどちらへ流
出させるかという切換えを行うためのもので、流路切換
ソレノイド83Aによってその切り換え動作が行われる
ようになっている。流路切換ソレノイド83Aは流路切
換スイッチ83によりON・OFF操作が行われるよう
になっている。そして、通常時は、クレジットランプ8
2が点灯するとともに流路切換ソレノイド83AがOF
Fとなっていて、流路切換板83Bは、下皿排出路59
の流入口を閉口し、第2回収路44の流入口を開口した
状態となっている。そのため、球通路56やファウル球
回収口55から流入してくる球は、流入口が開口してい
る第2回収路44へ流下し、第2回収路44を通過する
過程でクレジット球検出スイッチ57bにより検出され
て、クレジット数に加算される。この状態で、遊技者が
流路切換スイッチ83をON操作すると、クレジットラ
ンプ82が消灯するとともに流路切換ソレノイド83A
がONとなり、該流路切換ソレノイド83Aにより流路
切換板83Bが回動されて、下皿排出路59の流入口を
開口し、第2回収路44の流入口を閉口した状態に変換
する。この変換により、球通路56やファウル球回収口
55から流入してくる球は、流入口が開口している下皿
排出路59へ流下し、下受皿70へ払い出されるように
なる。この状態への変換は、遊技者がその点灯したクレ
ジットランプ82を見ることによって確認することがで
きる。このように流路切換スイッチ83をON操作して
から、一定時間経過後、後述するクレジット回路200
により、自動的に流路切換ソレノイド83AがOFFさ
れて、クレジット状態に戻る。
【0043】図7はパチンコ遊技機100に備わるクレ
ジット回路200と、その周辺機器のネットワークを示
すブロック図である。
【0044】図7に示すように各パチンコ遊技機100
…に備わるクレジット回路200…は、管理装置210
や景品管理システム(POS)220に、LAN回線2
31…やLANターミナル230…を介して接続され、
LANによるネットワークが店内に構築されている。
【0045】管理装置210は、各パチンコ遊技機10
0…に備わるクレジット回路200…を介して打込み球
数や球排出に関する情報、クレジットに関する情報、離
席に関する情報、球詰まり情報などを受信し、また、景
品管理システム220からは景品交換に関する情報等を
受信して、店全体の統括管理、並びに運営管理を行う役
割を果たしている。
【0046】景品管理システム220は、景品カウンタ
等に設置され、精算レシート等の精算記録媒体に記録さ
れた賞品球の景品への交換情報を管理するシステムであ
り、その結果は管理装置210へ送信される。この景品
管理システム220からの出力信号と、クレジット回路
200から出力される精算に関する信号(台番、精算、
球数)とは、管理装置210にて整合性の確認が行わ
れ、異常値の検出が行われるようになっている。
【0047】また、各パチンコ遊技機100…に備わる
クレジット回路200…は、それぞれのパチンコ遊技機
100内部の、排出制御回路50A、発射回路30A、
プリンタ74A、操作表示32…、各センサ33…等と
接続されている。
【0048】排出制御回路50Aは、パチンコ遊技球1
00に備わる排出装置50等を制御する回路で、CRユ
ニット31と接続されている。
【0049】CRユニット31は、投入されたプリペイ
ドカードの有価価値媒体に基づいて遊技球の貸出を行う
装置で、パチンコ遊技機100に付設されている。
【0050】プリンタ74Aは、クレジット数を記録媒
体へ記録するもので、ここでは、精算記録媒体として例
示するレシート74Bを記録媒体として、クレジット数
の印刷を行うようになっている。
【0051】発射回路30Aは、遊技球を遊技領域へ発
射する発射装置(図示省略)の制御を行うもので、操作
ハンドル30の操作に基づいて発射装置に発射指令信号
を出力し、発射装置を制御している。
【0052】操作表示32…は、クレジット球数表示部
81、クレジットランプ82、残り時間表示メーター8
4b等を表している。
【0053】各センサ33…は、流路切換スイッチ8
3、離席スイッチ84a、精算スイッチ85、離席時間
設定手段88、貯留状態検出スイッチ89、クレジット
球検出スイッチ57a、クレジット球検出スイッチ57
b、球詰まり検出スイッチ58等を表している。
【0054】図8はパチンコ遊技機100の内部に備わ
り、クレジット手段として機能するクレジット回路20
0とその周辺機器の構成を示すブロック図である。
【0055】図8に示すように、クレジット回路200
は、CPU(Central Processing Unit)21、ROM
(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Me
mory)20、クロック24、電源回路25、及びにI/
Oインターフェース23等から構成され、ROM22中
に書き込まれている制御プログラムや制御データに従い
I/Oインターフェース23に接続された機器を制御す
るようになっている。
【0056】CPU21は、RAM20を作業領域にR
OM22中に書き込まれた制御プログラムに従って、各
種演算処理を行うと共に、I/Oインターフェース23
を介して接続された各装置および各スイッチと信号の送
受信を行うようになっている。
【0057】ROM22には、遊技上の制御プログラム
や制御データ、並びに、後述する離席処理を行う制御プ
ログラムや制御データ、精算処理を行う制御プログラム
や制御データ、貯留状態処理を行う制御プログラムや制
御データ、流路切換処理を行う制御プログラムや制御デ
ータ、オーバーフロー球計数処理を行う制御プログラム
や制御データ、再排出時の減算処理を行う制御プログラ
ムや制御データ等が書き込まれている。
【0058】RAM20には、クレジット球検出スイッ
チ57a、57bの検出に基づくクレジット数を示すデ
ータ、離席スイッチ84aの入力に基づく離席経過時間
を示すデータや、クレジット操作部80より入力した各
種設定値、各種データ等の記憶領域と、CPU21によ
る作業領域などを備えている。
【0059】I/Oインターフェース23には、発射回
路30A、管理装置210、プリンタ74A等からなる
レシート発行部74、クレジットランプ82、クレジッ
ト球数表示部81、流路切換ソレノイド83A、離席ス
イッチ84a、精算スイッチ85、貯留状態検出スイッ
チ89、流路切換スイッチ83、クレジット球検出スイ
ッチ57a、クレジット球検出スイッチ57b、排出装
置50を制御する排出制御回路50A、離席時間設定手
段88、球詰まり検出スイッチ58等が接続されてい
る。
【0060】この実施の形態のパチンコ遊技機100
は、上記のように構成され、クレジット回路200によ
り、例えば、次のようなクレジットに関する処理の制御
が行われている。
【0061】パチンコ遊技機100での遊技は、遊技者
により操作ハンドル30が回動されることで、発射回路
30Aの制御の下で発射装置が作動して、遊技盤104
の遊技領域に遊技球が発射されて行われる。
【0062】遊技領域に発射された遊技球は、遊技盤1
04上の入賞口(入賞領域)に入賞したり、アウト口に
流入したりする。入賞口に遊技球が入賞すると、その入
賞球が入賞球検出器により検出され、その検出信号が排
出制御回路50Aに入力され、この入力信号に基づき、
排出制御回路50Aが排出装置50へ排出指令信号を出
力する。この排出指令信号に基づいて、排出装置50の
放出口52より所定量の賞品球の放出が行われると、上
受皿64の貯留状態に応じて、賞品球は、上受皿64
か、第1回収路54のどちらかへ流入して行く。
【0063】放出口52より放出された遊技球は、通
常、上受入れ口51を介して上受皿64へ流入しようと
するが、上受皿64が満杯の場合、上受皿64に受け入
れられないで、上受入れ口51奥側の回収口53から第
1回収路54へ流下し、遊技盤104の裏側下方へ回収
されるようになっている。上受皿64へ流入した遊技球
は、順次内部の発射部に供給され、発射装置により遊技
領域へ発射されて行く。
【0064】また、回収路53へ流入した遊技球は、回
収路の流入路54aから、整流路54bを介して整流路
54cへ流下し、整流路54cにて一度に大量の遊技球
が流入しても球詰まりを生じることがないよう整流さ
れ、クレジット球検出スイッチ57aが設置されている
整流路54cの終端部側へ流下して回収される。その回
収の過程で、遊技球はクレジット球検出スイッチ57a
により検出され、遊技球の検出信号がクレジット回路2
00に出力され、ROM22上の制御プログラムにより
CPU21により計数が行われ、その計数されたオーバ
ーフロー分の遊技球の数量は、RAM20に記憶されて
いるクレジット数データに加算される。このRAM20
に記憶されているクレジット数データは、球数表示部8
1に出力され、球数表示部81にクレジット数が表示さ
れる。第1回収路54から回収された球は、島設備へ回
収されて、再びパチンコ遊技機100へ供給されるま
で、島設備内に一時貯留される。
【0065】また、第1回収路54へ一度に大量の遊技
球が流入し、球詰まりが発生した場合には、回収路の整
流路54bに設置されている球詰まり検出スイッチ58
が、球詰まりを検出するようになっている。この球詰ま
り検出スイッチ58により、球詰まりが検出されると、
クレジット回路200へ球詰まり検出信号が入力され、
この入力信号に基づき排出制御回路50Aが排出装置5
0の遊技球の排出を一時停止する。と同時に、その球詰
まり検出信号に基づいて、パチンコ遊技機100に備わ
る報知手段により、球詰まりが発生していることを遊技
者へ報知したり、店内のLAN回線を介して管理装置2
10へ球詰まり検出信号を出力して、管理装置210に
備わる報知手段により、球詰まりが発生していることを
店員へ報知したりする。店員により球詰まりの原因が排
除された後は、リセットボタン等の入力により、一時停
止していた排出装置50による遊技球の排出が再び開始
される。
【0066】また、遊技を続けて行き、上受皿64に貯
留されている遊技球が遊技領域に発射されて減少するこ
とによって、上受皿64が所定の貯留状態に達すると、
貯留状態検出スイッチ89が作動し、クレジット回路2
00へ貯留状態の検出信号が出力される。この出力され
た貯留状態の検出信号に基づき、RAM20に記憶され
ているクレジット数データが「0」でない場合は、排出
制御回路50Aから排出装置50に対して排出指令信号
が出力され、排出装置50よりクレジット数データの範
囲内で所定量の遊技球の排出が行われ、上受入れ口51
を経由して、上受皿64へ遊技球が補給される。と同時
に、排出装置50により排出された遊技球の球数に基づ
いてRAM20に記憶されているクレジット数データが
減算され、クレジット数データがクレジット操作部80
の球数表示部81に出力され、球数表示部81にクレジ
ット数が表示される。このようにして、クレジット状態
のときには、遊技者は、例えば手を使って遊技球を移し
変えたり、その他特別の操作を行わないでも、遊技を継
続して行うことができるようになっている。
【0067】また、遊技途中、トイレや食事等により遊
技を中断する場合には、クレジット操作部80の、離席
スイッチ84aを押圧してから、離席するようになって
おり、離席スイッチ84aの検出信号はクレジット回路
200へ出力され、この出力された検出信号に基づき、
所定の時間、精算スイッチ85の入力を不能動化する。
このとき、他の遊技者が精算スイッチ85を操作して
も、レシート発行部74から、クレジット数を記録した
レシートを発行されないので、離席中にクレジットして
いる賞品球が簡単に盗難されないこととなる。また、精
算スイッチ85が不能動化された際には、報知手段とし
て例示するパイロットランプ106が点滅して報知する
ので、遊技者に対しては精算スイッチ85が壊れたので
はないか等の誤解を与えず、また、店員に対しては監視
負担を低減させる。なお、報知方法としては、管理装置
210へ精算信号を出力して、店員へ報知するものや、
クレジット球数表示部81表示するものでもよいし、ま
た、警告音を発生させても良い。なお、不能動化する時
間(精算不能時間)は、離席時間設定手段88により設
定できるようになっており、店内の全パチンコ遊技機1
00…共通にして事前に設定しておいてもよいし、遊技
者が、離席する都度、離席する時間に応じて設定できる
ようにしてもよい。これにより、各遊技店又は、各遊技
者は、それぞれ離席時間の設定を行えることとなり、離
席時間の設定の自由度が増す。また、離席スイッチ84
aから出力される検出信号を、店内のLAN回線を介し
て管理装置210に送信することで、店内の遊技者の行
動、遊技状況の管理を行うことができる。なお、離席ス
イッチ84aがオンされて精算不能な状態であっても、
パチンコ遊技機100の遊技は続行可能にしたので、例
えば、精算不能となった所定時間内に遊技者が席に戻っ
た場合においても、その所定時間の経過を待たずに遊技
を行うことができる。また、遊技者が特別遊技中に過っ
て精算スイッチ84aを操作した場合であっても、その
まま特別遊技時における遊技を続行することができ、折
角生じた特別遊技の発生によって得られるべき利益を精
算スイッチ84aの誤操作によって失うことがなくな
る。また、離席スイッチ84aが押圧された後は、離席
時間設定手段88により入力された設定時間に基づき、
クレジット操作部80に設置されている残り時間表示メ
ーター84bによって、遊技者に対して離席スイッチ8
4aの有効時間(精算不能時間)の告知を行い、一方、
球数表示部81にはクレジット数の表示はせずに、例え
ば「離席中」といった表示を行い、他人にクレジット数
が知られないようにしておく。
【0068】遊技を終了して、精算する際には、先ず各
受皿や球収容箱に貯留してある遊技球をクレジットに加
算する。クレジット操作部80のクレジットランプ82
が点灯している状態で上受皿球流しレバー65を押す
と、上受皿64に貯留されている遊技球は、球通路56
から流路切換板83Bにより第2回収路44へ流下し、
第2回収路44を通過する過程でクレジット球検出スイ
ッチ57bにより検出される。この検出に基づく検出信
号がクレジット回路200に出力され、ROM22上の
制御プログラムに従ってCPU21により計数が行われ
る。この計数された遊技球の数量がRAM20に記憶さ
れているクレジット数データに加算され、このクレジッ
ト数データが球数表示部81に出力され、球数表示部8
1にクレジット数が表示される。また、第2回収路44
から回収された遊技球は、島設備へ流入し、島設備に一
時貯留される。下受皿70や、球収容箱に貯留されてい
る遊技球についても、上受皿64に移し変えて上受皿6
4の開口から遊技球を流し込むことで、上受皿64に貯
留していた遊技球と同様に、クレジットに加算すること
ができる。一方、前記流路切換えスイッチ83をON状
態にすると、クレジットランプは消灯し、流路切換えソ
レノイド83Aは流路切換板83Bを付勢力に抗して回
動させ、第2回収路44を閉口とし、下皿排出路59を
開口状態にする。この状態で、上受皿球流しレバー65
を押すと、上受皿64に貯留している遊技球は球通路5
6に流入し、下皿排出路59から下受皿70に流出す
る。このとき、遊技球はクレジットされない。なお、流
路切換板83Bは、一定時間経過し、流路切換えソレノ
イド83BがOFFになった後、ばねの付勢力により自
動復帰する。再び、第2回収路44は開口状態になる。
【0069】上記のように、実球として貯留していた賞
品球を全てクレジット化したところで、遊技者は、クレ
ジット操作部80に設置されている精算スイッチ85を
押圧する。なお、離席スイッチ84aが有効中のとき
は、精算スイッチ85は不能動化しており、精算スイッ
チ85の入力は無効となる。精算スイッチ85の出力信
号がクレジット回路200に出力されると、RAM20
に記憶されている、クレジット数データがレシート発行
部74へ出力され、レシート発行部74のプリンタ74
Aがレシート74Bにクレジット球数を記録して出力す
る。また、RAM20に記憶されているクレジット数デ
ータに、「0」を転送し、クレジット操作部80の球数
表示部81の表示を「0」とする。また、精算スイッチ
85からの出力信号は、店内のLAN回線を介して管理
装置210に送信することで、遊技状況の管理を行うこ
とができる。遊技者は獲得した賞品球数が記録されてい
るレシート74Bを受け取り、このレシート74Bを景
品カウンタへ持参すると、獲得した賞品球がレシート7
4Bを介して景品に交換される。
【0070】図9〜14は上記のようなクレジットに関
する処理を行うべく、クレジット回路200にて行われ
る、クレジット制御処理のフローチャートである。図9
はフローチャートのメインルーチン、図10〜14はフ
ローチャートのサブルーチンを示している。
【0071】以下の処理は、クロック24が発生するク
ロックに基づき、1シーケンス毎の処理が行われる。
【0072】先ず、ステップS1において、クレジット
回路200のI/Oインターフェース23に接続された
流路切換スイッチ83、離席スイッチ84a、精算スイ
ッチ85、離席時間設定手段88、貯留状態検出スイッ
チ89、クレジット球検出スイッチ57a、クレジット
球検出スイッチ57b、球詰まり検出スイッチ58から
の出力信号や、電源回路25からの出力信号の入力を行
って、ステップS2へと移行する。
【0073】ステップS2では、電源が投入された場合
には、ステップS10へと移行し、そうでなければステ
ップS3へと移行する。
【0074】ステップS10ではRAM領域(クレジッ
ト球数データ、離席スイッチON入力経過時間、貯留状
態検出スイッチON入力経過時間等)の初期化処理が行
われ、ステップS11へ移行し、ステップS11で前記
RAM領域に初期値をセットして、1シーケンスの処理
を終了する。
【0075】ステップS3以降の処理は、順次、ステッ
プS3において離席処理、ステップS4において精算処
理、ステップS5において貯留状態処理、ステップS6
において流路切換処理、ステップS7においてオーバー
フロー球計数処理を行った後、ステップS8へ移行す
る。
【0076】ステップS3の離席処理は、ステップS2
0からスタートする。
【0077】ステップS20では、離席スイッチ84a
の入力が、ONであればステップS21へ移行し、OF
FであればステップS3の離席処理は終了して、ステッ
プS4の精算処理へ移行する。つまり、ステップS20
では、離席スイッチ84aのON/OFF状況により、
離席処理を行うか否かの判断を行っている。ステップS
21では、精算スイッチ85を不能動化する処理を行
い、ステップS22へ移行する。
【0078】ステップS22では、精算スイッチ85を
不能動化することを、遊技者に報知して、ステップS2
3へと移行する。なお、報知方法は、ランプ、LED、
表示画面等遊技者へ精算スイッチ85が不能動化するこ
とを報知できればどのような方法でもよい。
【0079】ステップS23では離席時間設定手段88
に基づく時間の監視を行い、ステップS24へと移行す
る。つまり、ステップS23では、精算スイッチ85を
不能動化してから経過した時間をクロック24のクロッ
クに基づきカウントすると共に、残り時間表示メーター
84bへの離席スイッチの残り有効時間(精算不能時
間)の表示を行う。なお、離席時間設定手段88による
入力は、事前に店側で適当な時間を設定しておくことも
できるが、遊技者が、離席の都度、離席する時間にあわ
せて、例えば、テンキーのボタン操作で設定時間を選択
できるようにしてもよい。遊技者が設定する場合、遊技
者は、例えば、残り時間表示メーター84bで設定時間
を視認可能にする。
【0080】ステップS24では、離席時間設定手段8
8により入力した離席時間の設定値と、精算スイッチ8
5を不能動化してから経過した時間との比較を行い、設
定した時間内であれば、ステップS4へと移行し、そう
でなければステップS25へと移行する。
【0081】ステップS25では、精算スイッチ85の
不能動化を解除して、精算スイッチ85からの入力を能
動化させてから、ステップS4の精算処理へと移行す
る。
【0082】ステップS4の精算処理は、ステップS3
の離席処理の後に行われ、ステップS30よりスタート
する。
【0083】ステップS30では精算スイッチ85の入
力のON/OFFを確認して、ONであればステップS
31へ移行し、OFFであればステップS4の精算処理
を終了して、ステップS5へと移行する。
【0084】ステップS31では、レシート発行部74
において、クレジット数を記録したレシートを発行をし
た後、ステップS4の精算処理を終了して、ステップS
5へと移行する。なお、記録媒体としてここでは、レシ
ートを用いたが、クレジット数が記録できればどのよう
な精算記録媒体を用いてもよい。
【0085】ステップS5の精算処理は、ステップS4
の精算処理の後に行われ、ステップS40よりスタート
する。
【0086】ステップS40では、貯留状態検出スイッ
チ89の入力のON/OFFを確認して、設定した所要
時間のあいだOFFであればステップ41へ、そうでな
ければ、ステップS5の貯留状態処理を終了して、ステ
ップS6の流路切換処理へ移行する。つまり、ステップ
S40では、位置を検出する貯留状態検出スイッチ89
により、所要時間のあいだ(複数回)の検出を行うこと
によって、上受皿64における遊技球の貯留状況の検出
を行うようになっている。なお、上記の設定時間は、貯
留状態検出スイッチ89の検出方法や、精度、取付け位
置などにより適宜に設定可能である。
【0087】ステップS41では、RAM20に記憶さ
れているクレジット数データが「0」であれば、ステッ
プS5の貯留状態処理を終了して、ステップS6の流路
切換処理へ移行し、そうでなければステップS42へと
移行する。つまり、ステップS41では、クレジットさ
れている賞品球の有無の確認を行い、遊技球の排出が可
能かどうかの判断を行っている。
【0088】ステップS42では、排出装置50から、
所定数の遊技球の排出を行い、ステップS5の貯留状態
処理を終了して、ステップS6の流路切換処理へ移行す
る。なお、遊技球の排出数は、貯留状態検出スイッチ8
9の取付け位置等を考慮して、適宜設定可能である。
【0089】ステップS6の流路切換処理は、ステップ
S5の貯留状態処理の後に行われ、ステップS50より
スタートする。
【0090】ステップS50では、流路切換スイッチ8
3の入力のON/OFFを確認して、ONであればステ
ップS51へ移行し、OFFであればステップS6の流
路切換処理を終了して、ステップS7のオーバーフロー
球計数処理へと移行する。
【0091】ステップS51では、流路切換ソレノイド
83Aを所定の時間ONとしてステップS52へと移行
する。流路切換ソレノイド83をONとしている時間
は、上受皿64に貯留することができる遊技球の量など
を考慮して適宜設定可能である。
【0092】ステップS52では、クレジット操作部8
0のクレジットランプ82を、流路切換ソレノイド83
AがONのあいだは、消灯状態を維持し、ステップS6
の流路切換処理を終了して、ステップS7のオーバーフ
ロー球計数処理へと移行する。つまり、ステップS50
〜S52の流路切換処理にて、流路切換スイッチ83を
ON操作してから所定時間のあいだ、上受皿64から上
受皿球流しレバー65により排出される遊技球や、ファ
ウル球回収口55から流入したファール球をクレジット
化せずに、下受皿70へ実球として放出するように切換
が行われる。設定時間の経過後は、流路切換ソレノイド
83AをOFFにして、クレジット操作部80のクレジ
ットランプ82を消灯状態とする。
【0093】ステップS7のオーバーフロー球計数処理
は、ステップS6の流路切換処理の後に行われ、ステッ
プS60よりスタートする。
【0094】ステップS60では、クレジット球検出ス
イッチ57aの入力のON/OFF及びにクレジット球
検出スイッチ57bの入力のON/OFFを確認して、
ONであればステップS61へ移行し、OFFであれば
ステップS7のオーバーフロー球計数処理を終了して、
ステップS8へと移行する。
【0095】ステップS61ではRAM20に記憶され
ているクレジット数データの値に「+1」を加算してか
ら、ステップS62へと移行する。つまり、ステップS
60で、クレジット球検出スイッチ57aのON/OF
Fの状態により、第1回収路54へ流入した遊技球の検
出を行い、また、クレジット球検出スイッチ57bのO
N/OFFの状態により、第2回収路44へ流入した遊
技球の検出を行い、ステップS61で、クレジット数の
計数が行われている。
【0096】ステップS62では、球詰まり検出スイッ
チ58の入力のON/OFFを確認して、所定時間ON
であればステップS63へ移行し、OFFであればステ
ップS7のオーバーフロー球計数処理を終了して、ステ
ップS8へと移行する。
【0097】ステップS63では球詰まりの報知を行
い、ステップS7のオーバーフロー球計数処理を終了し
て、ステップS8へと移行する。つまり、ステップS6
2〜S63では、第1回収路54に設置されている球詰
まり検出スイッチ58の入力のON/OFFにより、第
1回収路54において球詰まりが生じているかどうかの
検出を行い、球詰まりが検出される際には、球詰まりの
報知を行っている。なお、球詰まりの報知方法は、パチ
ンコ遊技機100の前面上部に備わるパイロットランプ
等を点灯させたり、クレジット球表示部81に表示して
遊技者へ報知を行うものでも、管理装置210へ球詰ま
り検出信号を出力して、店員へ報知するものでもよい。
【0098】ステップS7のオーバーフロー球計数処理
が終了すると、順次、ステップS8で排出信号出力処理
が行われ、ステップS9で出力処理が行われ、1シーケ
ンスの処理を終了する。
【0099】ステップS8では排出信号出力処理が行わ
れステップS9へと移行する。つまり、ステップS8で
は、RAM20の所定の記憶領域に記憶してある、クレ
ジット数データの更新処理を行っており、クレジットの
中から排出装置50より排出された場合には、RAM2
0に記憶されているクレジット球数から排出装置50よ
り排出された遊技球数の減算を行い、また、精算処理の
場合、クレジット球数の初期化(クレジット球数を
「0」)を行っている。
【0100】ステップS9では出力信号処理が行われ、
ここで1シーケンスの処理を終了する。つまり、ステッ
プS9では、RAM20の所定の記憶領域に記憶してあ
る出力データ(流路切換スイッチ83の検出に基づく流
路切換スイッチON/OFFデータ、離席スイッチ84
aの検出に基づく離席スイッチON/OFFデータ、離
席スイッチ84aの検出に基づく離席経過時間を示す離
席経過時間データ、精算スイッチ85の検出に基づく精
算スイッチON/OFFデータ、離席時間設定手段88
の検出に基づく離席時間設定データ、貯留状態検出スイ
ッチ89の検出に基づく上受皿貯留状態データ、クレジ
ット球検出スイッチ57aの検出に基づくクレジット球
数データ、クレジット球検出スイッチ57bの検出に基
づくクレジット球数データ、球詰まり検出スイッチ58
の検出に基づく球詰まりデータ、球詰まり検出スイッチ
58の検出に基づき遊技の停止を指示する遊技停止デー
タ等)に基づく、流路切換スイッチON/OFF信号、
離席スイッチON/OFF信号、離席経過時間信号、精
算スイッチON/OFF信号、離席時間設定信号、上受
皿貯留状態信号、クレジット球数信号、球詰まり信号、
遊技停止信号等を、管理装置210に出力すると共に、
離席スイッチON/OFF信号やクレジット球数信号を
球数表示部81に出力を行う信号出力処理を行ってい
る。
【0101】本実施の形態によれば、遊技途中におい
て、トイレや食事等に行く際に遊技を中断する場合に
は、クレジット操作部80の、離席スイッチ84aを押
圧することで、離席時間設定手段88により設定した一
定の時間、精算スイッチ85を不能動化することがで
き、それによって、離席中に、クレジットしている賞品
球が簡単に盗難されることが防止され、また、店員に監
視を頼む煩わしさもなくなる。
【0102】同時に、クレジット操作部80に設置され
ている残り時間表示メーター84bを用いて、遊技者に
対して離席スイッチ84aの有効時間(精算不能時間)
の告知を行うと共に、球数表示部81にはクレジット数
の表示を行わないで、例えば「離席中」といった代わり
の表示を行い、他人にクレジット数を知られないように
することができる。
【0103】また、上受皿64に貯留される遊技球の貯
留状態が所定状態を超えるとき、クレジット回路200
はオーバーフロー分の球数を記憶し、記憶されたオーバ
ーフロー分の球数のうち排出装置50は所定の排出条件
の成立に基づいて所要数の遊技球を受皿に排出するよう
にしたので、受皿への遊技球の補充に際し遊技者が手作
業で遊技球を移し変える必要がなく、遊技者は遊技によ
り集中できるようになる。
【0104】排出装置50から排出された遊技球のう
ち、上受皿64が満杯になって上受皿64に受け入れら
れなくなったオーバーフロー分の遊技球の数量がクレジ
ット数としてRAM20に記憶され、RAM20に記憶
されたクレジット数の範囲内で、排出装置50から遊技
球を再排出させ、該再排出された遊技球を用いての遊技
が可能となるため、遊技者は遊技球の面倒な移動を行う
ことなく、連続して遊技を行うことができる。
【0105】離席スイッチ84aを押すことにより発信
される離席信号を管理装置210に送信し、そのデータ
を管理することにより、席を離れる頻度が分かり、それ
とともに頻度の高い台などの特定ができ、その台で遊技
している遊技者に注意を即すことができる。
【0106】また、上受皿64が満杯になって上受皿6
4に受け入れられなくなったオーバーフロー分の遊技球
が、第1回収路54へ流入する際に、上受皿64へ遊技
球が排出される際と同様の排出音を生じるため、遊技者
は、遊技球を獲得しているという実感及びに、遊技を行
っているという臨場感を失うことがない。
【0107】また、排出装置50から排出される遊技球
のうち、上受皿64に排出される一定量を除く、オーバ
ーフロー分の遊技球が、第1回収路54にて回収される
ため、パチンコ遊技機100の外部へ流出してそのまま
滞留する遊技球の量が従来のパチンコ遊技機100に比
べ少量となり、従って、島設備内部に確保する遊技球も
少量に抑えることができる。
【0108】また、上受皿64における遊技球の貯留状
態を貯留状態検出スイッチ89が検出し、この貯留状態
検出スイッチ89からの検出信号に基づき排出装置50
を作動させて、RAM20に記憶されているクレジット
数のうちから所要数の遊技球を上受皿64に排出するた
め、遊技者は、上受皿64の貯留状況に気を遣い、必要
に応じて遊技球を球収容箱等へ移し変えなければならな
いという煩わしさから解消され、遊技に専念することが
できる。
【0109】排出装置50から排出された遊技球は、上
受皿64へ排出されたときでも、第1回収路54に流入
したときでも、オーバーフロー球視認用窓66から、遊
技者による視認が可能となり、遊技球の獲得というパチ
ンコ遊技機100独特のゲームの醍醐味を味わうことが
できる。
【0110】RAM20に記憶されているクレジット数
を表示する球数表示部81をパチンコ遊技機100の前
面に設けたことにより、遊技者は自分が獲得した遊技球
の概算総量を具体的な数値として把握することができ
る。
【0111】また、例えば大当り状態となり、第1回収
路54へ遊技球が大量に流入し、仮に球詰まりが発生し
た場合には、回収路の整流路54bに設置されている球
詰まり検出スイッチ58が、球詰まりを検出するように
なっていて、検出信号に基づいて、球詰まりが発生して
いることを遊技者または、店内のLAN回線を介して管
理装置210へ報知を行うため、遊技者や店員が視認で
きない部位である第1回収路54の球詰まりが早期に解
消され、第1回収路54で生じた球詰まりが他の部位へ
影響を及ぼして他のトラブルを誘発することもない。
【0112】遊技を終了して精算する際には、RAM2
0に記憶されているクレジット数データを、精算スイッ
チ85の入力に基づいて、レシート発行部74でレシー
ト74Bに記録して、この記録したレシート74Bを遊
技者に発行するため、遊技者は獲得した賞品球を従来の
ように、球収容箱を用いて店内の計数機が設置されてい
る所定の場所まで移動するといった面倒な作業から開放
され、無用に体力を消耗することもない。
【0113】また、流路切換スイッチ83のON/OF
F信号、離席スイッチ84aのON/OFF信号、離席
経過時間信号、精算スイッチ85のON/OFF信号、
離席時間設定信号、貯留状態検出信号、クレジット球数
信号、球詰まり信号、遊技停止信号等を、店内のLAN
回線を介して管理装置210に出力することで、店内の
遊技者の行動、パチンコ遊技機の状態、遊技状況等の集
中管理を行い、店全体の統括管理、及びに運営管理を行
うことができる。
【0114】なお、本発明は、この実施の形態のパチン
コ遊技機100に限られるものではなく、遊技媒体とし
て球を用いる、パチコン機、アレンジボール遊技機及び
雀球遊技機などの弾球遊技機、遊技媒体としてコインを
用いるパチスロ機及びスロットマシーンなどの遊技機に
ついても適用可能である。また、この実施の形態では、
パチンコ遊技機100の下受皿部分に、クレジット数表
示手段として球数表示部81を設けたが、クレジット数
表示手段は、遊技者が遊技を行いながらもクレジット数
を視認することができれば、パチンコ遊技機100を含
む遊技関連設備、例えば、台間球貸機300、島設備等
の任意の場所にも設置が可能である。その他、各種操作
を行うクレジット操作部80の構成、並びに複数のサブ
ルーチンからなるクレジット制御処理手順など、具体的
に示した細部構成、方法等は、発明の主旨を逸脱しない
範囲で変更可能である。
【0115】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遊技者が
遊技設備から離席する際に、離席スイッチがオンされる
と、精算不能化手段により、所定時間、精算が不能な状
態となって、他人が精算スイッチを操作して精算しよう
としても、所定の精算記憶媒体を用いての精算ができな
くなるので、離席の際に、店員に監視を頼まなくても、
クレジットされた球を他人に奪われることがなくなる。
【0116】請求項2記載の発明によれば、精算スイッ
チの操作に基づいて、精算不能化手段により、精算が不
能化された状態においては、その不能化状態が、報知手
段により、報知されるので、遊技者に対しては精算スイ
ッチが壊れたのではないか等の誤解を与えず、また、店
員に対しては監視負担を低減させる。
【0117】請求項3記載の発明によれば、離席スイッ
チがオンされて精算不能化手段により精算が不能化され
た状態であっても、遊技の続行が可能なので、例えば、
精算不能となった所定時間内に遊技者が席に戻った場合
においても、その所定時間の経過を待たずに遊技を行う
ことができる。また、遊技者が特別遊技中に過って精算
スイッチを操作した場合であっても、そのまま特別遊技
時における遊技を続行することができ、折角生じた特別
遊技の発生によって得られるべき利益を精算スイッチの
誤操作によって失うことがなくなる。
【0118】請求項4記載の発明によれば、不能化時間
設定によって、精算不能化手段による精算の不能化時間
を設定できるようにしたので、遊技店の方針或いは遊技
者の予定する離席時間に応じて精算の不能化時間を設定
することが可能となり、遊技店にとっては必要以上に遊
技設備の稼働率を低下させるのを防ぐことができること
となり、遊技者にとっては予定する離席時間に応じて精
算の不能化時間を設定することができることとなる。
【0119】請求項5記載の発明によれば、受皿に貯留
される遊技媒体の貯留状態が所定状態を超える場合に、
記憶手段がオーバーフロー分の遊技媒体数を記憶し、そ
の記憶したオーバーフロー分の遊技媒体数の範囲内で、
所要数の遊技媒体を、所定の排出条件の成立に基づい
て、遊技媒体排出装置が受皿に排出するようにしたの
で、記憶手段に記憶したオーバーフロー分の遊技媒体数
の範囲内で、遊技媒体排出装置により、受皿への遊技媒
体の補充が可能となって、遊技者の手作業による遊技媒
体の移し換えという面倒な作業の必要がなくなり、その
分、遊技への集中が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊
技機100を示す斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機100に備わるクレジット操作
部80を示す下受皿70の部分平面図である。
【図3】パチンコ遊技機100のガラス板102を開放
しているときの外観を示す斜視図である。
【図4】パチンコ遊技機100に設けられた第1回収路
54を示す斜視透視図である。
【図5】パチンコ遊技機100に備わる排出装置50に
より排出された遊技球の放出口52から放出される遊技
球の流出路を示す概略断面図である。
【図6】図6aは上方から見た第1回収路54と第2回
収路44の周辺を示す概略平面図、図6bは背面側から
見た第1回収路54と第2回収路44の周辺を示す概略
背面図である。
【図7】パチンコ遊技機100に備わるクレジット回路
200と、その周辺機器のネットワークを示すブロック
図である。
【図8】パチンコ遊技機100の内部に備わる、クレジ
ット回路200とその周辺機器の構成示すブロック図で
ある。
【図9】クレジット回路200にて行われる、クレジッ
ト制御処理のフローチャートのメインルーチンである。
【図10】図9のフローチャートの離席処理を行うサブ
ルーチンである。
【図11】図9のフローチャートの精算処理を行うサブ
ルーチンである。
【図12】図9のフローチャートの貯留状態処理を行う
サブルーチンである。
【図13】図9のフローチャートの流路切換処理を行う
サブルーチンである。
【図14】図9のフローチャートのオーバーフロー球計
数処理を行うサブルーチンである。
【符号の説明】
20 RAM 21 CPU 22 ROM 24 クロック 25 電源回路 30 操作レバー 30A 発射回路 44 第2回収路 50 排出装置 50A 排出制御回路 51 上受入れ口 52 排出装置放出口 54 第1回収路 54a 流入路 54b 整流路 54c 整流路 55 ファウル球回収口 56 球通路 57a クレジット球検出スイッチ(第1回収路) 57b クレジット球検出スイッチ(第2回収路) 58 球詰まり検出スイッチ 59 下皿排出路 61 有効残度表示器 62 返却スイッチ 63 球貸しスイッチ 64 上受皿 65 上受皿球流しレバー 66 オーバーフロー球視認用窓 70 下受皿 71 下受皿入れ口 72 下受皿球流しレバー 74 レシート発行部 74A レシート 80 クレジット操作部 81 球数表示部 82 クレジットランプ 83 流路切換スイッチ 83A 流路切換ソレノイド 83B 流路切換板 84a 離席スイッチ 84b 残り時間表示メーター 85 精算スイッチ 88 離席時間設定手段 89 貯留状態検出スイッチ 100 パチンコ遊技機 101 ガラス板 102 ガラス枠 103 外枠 104 遊技盤 105 ガラス枠開閉鍵 106 パイロットランプ 110 灰皿 200 クレジット回路 210 管理装置 220 景品管理システム 230 LANターミナル 231 LAN回線 300 台間球貸機

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技媒体を用いて所定の遊技を行うこと
    が可能であるとともに、精算スイッチを備え、精算スイ
    ッチの操作に因る精算信号に基づき、遊技者が保有する
    遊技媒体の数を所定の精算記録媒体を用いて精算できる
    ようにした遊技設備において、 遊技中に遊技者が当該遊技設備を一時的に離席する場合
    に、該離席を知らせる離席信号を発するための離席スイ
    ッチと、 該離席スイッチからの離席信号の入力があった場合に、
    前記精算記録媒体を用いての精算を所定時間不能化する
    精算不能化手段と、 を備えたことを特徴とする遊技設備。
  2. 【請求項2】 前記精算不能化手段による精算の不能化
    状態を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の遊技設備。
  3. 【請求項3】 前記精算不能化手段による精算の不能化
    状態においても当該遊技設備での遊技を不能状態にさせ
    ないことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技
    設備。
  4. 【請求項4】 前記精算不能化手段による精算の不能化
    時間を設定させる不能化時間設定手段を備えたことを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の遊技設備。
  5. 【請求項5】 所定の排出条件の成立に基づき、所要数
    の遊技媒体を排出する遊技媒体排出装置と、 該遊技媒体排出装置から排出された遊技媒体を貯留する
    受皿と、 前記遊技媒体排出装置から排出されて前記受皿に貯留さ
    れる遊技媒体の貯留状態が所定状態を超える可能性があ
    る場合におけるオーバーフロー分の遊技媒体数を記憶手
    段に記憶させ、該記憶に基づいて前記遊技媒体排出装置
    から遊技媒体を前記受皿に排出させ、該排出された遊技
    媒体を用いて再遊技可能に構成したことを特徴とする請
    求項1〜4の何れかに記載の遊技設備。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010119570A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機装置
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JP2018153361A (ja) * 2017-03-16 2018-10-04 グローリー株式会社 遊技管理システム及び遊技管理方法

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