JP5067660B2 - 現像器 - Google Patents

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Description

本発明は、現像器に関する。
2成分現像剤を用いる画像形成装置において、現像器内で現像剤を循環させつつ、現像剤を現像器内に補充し、現像能力を保つ構成が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。現像器内における現像剤の循環は、螺旋構造体を回転させることによる搬送装置によって行われる。また、現像剤の量を保つために、現像器の一部に開口が設けられ、そこから循環する現像剤の一部が現像器の外に排出される構造とされている。
特開2005−266280号(要約書) 特開2006−208577号(要約書) 特開2006−243515号(要約書)
本発明は、現像器から適正な量の現像剤が排出される現像器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、少なくともトナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像剤収容室と、前記現像剤収容室に収容された現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記現像剤収容室の壁面に配置されると共に前記現像剤収容室に収容された現像剤を排出する現像剤排出口と、回転軸、前記回転軸を中心に回転する螺旋形状の螺旋羽根、及び、前記トナー濃度検出手段に対向する領域を含む前記回転軸方向で隣接する前記螺旋羽根の間に配置され前記回転軸から直径方向へと延びて配置される撹拌羽根を備えると共に前記現像剤収容室に収容される現像剤を搬送する搬送部材と、前記撹拌羽根が回転に伴って前記現像剤の表面を叩くことで飛散した現像剤が前記現像剤排出口から排出されるのを規制するように前記撹拌羽根と前記現像剤排出口との間、且つ、前記現像剤排出口が配置される側壁から突出する突出部とを備えたことを特徴とする現像器である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像器において、前記搬送部材は、重力方向の上端、前記現像剤が排出される排出口が配置された側壁に対向する位置、重力方向の下端の順に通過する方向に回転することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の現像器において、前記突出部は、前記撹拌羽根が前記側壁側で重力方向に対して垂直になった時の前記撹拌羽根の現像剤搬送方向最下流側の先端部と、現像剤排出口の任意の点と、を結ぶ線分を遮蔽するように配置されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の現像器において、前記突出部と前記搬送部材との最近接部における距離は、前記搬送部材と前記現像剤収容室の内壁面との間の最短距離よりも長いことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の現像器において、前記突出部は、前記現像剤収容室の重力方向上方に設けられる天井まで延設したことを特徴とする。
請求項1又は2に記載の発明によれば、現像器から適正な量の現像剤が排出される。
請求項3に記載の発明によれば、攪拌羽根によって跳ね飛ばされ、開口に向かって直線的に飛散する現像剤が遮蔽される。
請求項4に記載の発明によれば、突出部に起因する現像剤の流れの乱れが抑えられる。
請求項5の記載の発明によれば、攪拌羽根と現像剤面との接触ではねた現像剤が、現像剤収容室の壁面に沿って天井まで移動し、それが排出口から排出される現象が低減される。
(1) 第1の実施形態
(現像器の構成)
以下、本発明を利用した現像器の一例を説明する。図1は、本発明を利用した現像器の一例における断面構造を示す概念図である。図2は、図1に示す現像器の一部を矢印Aの方向から見た内部構造を示す概念図(a)と、その一部を拡大した概念図(b)である。
図1には、トリクル現像方式の現像器10が示されている。トリクル現像方式は、現像器内にトナーとキャリアを混ぜた現像剤を保持させ、トナーの消費に応じてキャリアを少しずつ現像器内に補充する方式を基本とする。トリクル現像方式では、現像剤の一部が現像器内から外部へと徐々に排出され、それに応じて新たな現像剤が少しずつ現像器内に補充される。これにより、現像剤の帯電性能を一定のレベルに保ちつつ画像形成が行われる。
現像器10は、感光体ドラム12へのトナーの供給を行う現像ロール20を備えている。感光体ドラム12は、図示省略した露光装置からの光照射により感光し、静電潜像が形成される。また、感光体ドラム12は、この静電潜像に応じたトナー画像を保持する像保持体として機能する。現像ロール20は、感光体ドラム12に接触し、現像器10の筐体(ハウジング)に回転可能な状態で支持固定されている。現像ロール20は、感光体ドラム12の回転に従って回転する。この回転に伴って、現像ロール20から感光体ドラム12へのトナーの供給が行われる。
図1および図2には、現像剤収容室として機能する搬送室22および24と、搬送室22と搬送室24とを連通し、各搬送室に収容された現像剤が通過可能な開口部28および30が示されている。搬送室22には、現像剤を搬送する搬送部材であるサプライオーガー32が配置されている。サプライオーガー32は、回転軸44と、回転軸44を中心に回転する螺旋形状の螺旋羽根46とを備えている。軸44は、図示省略した駆動系により回転する。軸44が回転すると、螺旋羽根46によって現像剤が軸44の軸方向に搬送される。
搬送室22には、図示省略した開口が形成されている。この開口は、軸44の方向に延長した細長い形状を有している。螺旋羽46が回転すると、搬送室22内の現像剤が矢印Mの方向(Y軸上の負の方向)に搬送され、その過程において、現像剤が上記開口を介して、現像ロール20に供給される。
上記搬送方向(Y軸の負方向)におけるサプライオーガー32の先端付近には、カウンタ搬送用螺旋羽根64が設けられている。カウンタ搬送用螺旋羽根64は、螺旋羽根46と逆方向に巻かれた螺旋羽根であり、新たな現像剤が補給される補給路58内に配置されている。補給路58には、図示省略した現像剤補給用の開口が設けられており、そこから補給路58内に現像剤が補給される。この補給された現像剤は、補給路58内をY軸の正方向に搬送される。
搬送室22に隣接して、現像剤の循環を行うために内部に収容した現像剤を搬送室22内に収容された現像剤の搬送方向とは逆方向に搬送する搬送室24が設けられている。搬送室22と24とは、仕切り壁26によって仕切られている。また、搬送室22と24とは、開口部28および30によって繋がっている。
搬送室24には、現像剤を搬送する搬送部材であるアドミックスオーガー34が配置されている。アドミックスオーガー34は、回転軸48と、回転軸48を中心に回転する螺旋形状の螺旋羽根50とを備えている。軸48は、図示省略した駆動系により軸44とは逆の回転方向に回転する。軸48が回転することで、搬送室24において、補給路58から補給される現像剤と、搬送空間22から押し出されてくる現像剤(搬送室22と搬送室23との間で循環する現像剤)とが混合されつつ、図の矢印Nの方向(Y軸上の正方向)に搬送される。
図3は、図2の開口部28の付近を拡大した概念図である。図4は、図3の搬送室24をX軸上の負方向に見た状態を示す拡大概念図である。なお、図4において、搬送室22に関連する部位は、図示省略している。図3および図4に示すように、搬送室24を構成する壁18の壁面18aには、トナーの濃度を検出するためのトナー濃度検出センサー74が配置されている。トナー濃度検出センサー74は、現像剤の透磁率を計測する透磁率計測センサーであり、現像剤に含まれるトナーの濃度に対応する検出信号を出力する。
アドミックスオーガー34は、攪拌羽根51を備えている。攪拌羽根51は、トナー濃度検出センサー74に対向する領域を含む回転軸48の軸方向で隣接する螺旋羽根50の間に配置され、回転軸48から直径方向へと延びた板状の形状を有している。攪拌羽根51は、螺旋羽根50により搬送される現像剤を攪拌するとともに、回転軸48の半径方向への搬送力および回転軸の回転方向への搬送力が付与され、トナー濃度検出センサー74に対向する領域の現像剤を順次入れ替えることで、トナー濃度検出センサー74の検出精度を向上している。ここで羽根の間に配置されとは、羽根と羽根の間全てに亘って配置されるものに限定されず、羽根と羽根の間の一部に配置される態様でも構わない。また、羽根を跨って配置される態様も含む。
開口部28において、壁面18aに現像剤を排出するための現像剤排出口72が設けられている。また開口部28には、撹拌羽根51と現像剤排出口72との間であって、且つ、現像剤排出口72が配置される側壁から突出する突出部73が配置されている。本実施例に基づいて具体的に言うと突出部73は、壁面18aから1.5mm突出し、回転軸48の軸方向で2.0mmの幅を有した角柱形状のリブ構造を有している。
アドミックスオーガー34は、[1]重力方向の上端、[2]現像剤排出口72が配置された壁面18aに対向する位置、[3]重力方向の下端の順に通過する方向に回転する。この際、回転する撹拌羽根51により、搬送室24内を搬送されている現像剤の表面が叩かれ、叩かれた現像剤の一部が飛散する。この飛散した現像剤が、現像剤排出口72から外部に排出することを突出部73が規制する。本実施例のように、現像剤排出口72が配置された側壁18aに近い側で撹拌羽根51が現像剤を叩くため、撹拌羽根51によって叩かれることで飛散した現像剤の排出が顕著となる。
この突出部73は、図3bに示すように撹拌羽根51が側壁18aの側で重力方向に対して垂直になった時の撹拌羽根51の現像剤搬送方向最下流側の先端部と、現像剤排出口72の任意の点とを結ぶ線分53を遮蔽するように配置されている。また突出部73は、図4に示すように開口部28の重力方向上方に設けられる天井16aまで延長して設けられた構造とされている。これは、撹拌羽根によって叩かれ飛散した現像剤は、直線的に現像剤排出口72から排出されるだけではなく、側壁18aに沿って移動し、天井に当たって跳ね返ったものが現像剤排出口72から排出されることがあるためである。現像剤の排出量を回転軸48の回転速度、つまり、撹拌羽根51の現像剤に対する衝突速度によって変化する排出量をより適切にコントロールするためには、本実施例のように現像剤排出口72と撹拌羽根51との間を突出部73で塞ぐことに加え、突出部73を天井まで延長して設けることが好ましい。
また、図2bに示すように突出部73とアドミックスオーガー34との最近接部における距離は、アドミックスオーガー34と開口部28の内側の壁面18aとの間の最短距離よりも長い寸法とされている。換言すると、突出部73とアドミックスオーガー34との最近接部における距離をL1、アドミックスオーガー34と開口部28の内側の壁面18aとの間の最短距離をL2とした場合において、アドミックスオーガー34の回転軸の軸方向における同じ位置において、L1>L2が成立する関係とされている。なお、最近接部における距離とは、アドミックスオーガー34の重力方向における下半分と開口部28との間の間隔を略一定となるように設定した際における、当該部分における距離である。すなわち、搬送部材の回転軸の軸方向における同じ位置において、最近接部の距離>最短距離とされている。ここで、最近接距離とは、現像剤搬送部材の重力方向における下半分と現像剤収容室との間の間隔を略一定となるように設定した際における当該部分における距離である。本実施例に基づいて具体的に言うと、L1=2.5mm、L2=1.5mmに設定している。これは、撹拌羽根によって叩かれ飛散した現像剤の排出を規制するためには、突出部73の突出量を長くすることが好ましいが、突出部73とアドミックスオーガー34との距離を近づけすぎると排出量の規制は適切になされる半面で、搬送室24を構成する壁18とアドミックスオーガー34とで規定される現像剤の搬送フローに悪影響を与えるためである。
開口部28において、アドミックスオーガー34の端部近くには、螺旋羽根52が配置されている。螺旋羽根52は、螺旋羽根50と逆の螺旋旋回方向を有し、更に螺旋羽根50よりも小さい螺旋間隔(螺旋ピッチ)を有している。螺旋羽根52は、アドミックスオーガー34によって図のY軸正方向に搬送される現像剤を、Y軸負方向に押し戻す作用を発揮する。これにより、螺旋羽根52が配置された部分で現像剤が滞留する傾向が大となり、開口72から排出される現像剤の量が適正化される。この適正化は、螺旋羽根52の螺旋間隔と開口72の位置および寸法により調整されている。
(現像器の動作)
図1に示す現像器10の動作の一例を説明する。まず、現像器10には、トナーとキャリアを主成分とし、その他添加剤を含んだ現像剤が充填されている。動作が開始されると、回転軸44(図2参照)が現像剤を図2の矢印Mの方向に搬送する向きに回転し、回転軸48がそれとは逆の向きに回転する。この結果、現像剤は、搬送室22内をY軸の負方向に搬送され、また搬送室24内をY軸の正方向に搬送される。この際、搬送室22を搬送される現像剤が、現像ロール20に供給される。また、補給路58から補給用の現像剤がY軸の正方向に搬送され、搬送室22内を搬送されてきた現像剤と開口部30において混合される。この混合は、搬送室24内を搬送される際に更に行われる。
この混合された現像剤は、搬送空間24内をY軸の正方向に搬送され、攪拌羽根51の部分に至る。軸48は、Y軸正方向に向かって見た場合に反時計回り方向に回転する。この回転に伴い攪拌羽根51は、重力方向の上端、現像剤排出口72が配置された側壁に対向する位置、重力方向の下端の順に通過する方向に回転する。この結果、攪拌羽根51が、現像剤をトナー濃度検出センサー74の方向に押し出すような動きが繰り返される。
トナー濃度検出センサー74の出力は、図示省略した電子回路によって処理され、トナー濃度が算出される。なお、ここで得られたトナー濃度に基づいて、補給路58に供給される現像剤の量が制御される。
攪拌羽根51の部分を通過した現像剤は、開口部28に至る。開口部28では、Y軸正方向に搬送されてきた現像剤が、Y軸正方向への行き場を失い滞留する。この結果、現像剤のZ軸方向への盛り上がりが生じ、一部の現像剤が開口72から外部に排出される。螺旋羽根52によるY軸の負方向への搬送力は、螺旋羽根のピッチの違いに起因して螺旋羽50によるY軸の正方向への搬送力に比べて弱い。このため、上述した現像剤の滞留の状態が調整され、開口72から排出される現像剤の量が調整される。
また、行き場の無い現像剤は、サプライオーガー32の方に移動し、サプライオーガー32の機能により、搬送室22内をY軸の負方向に搬送される。こうして、現像器10の内部を現像剤が循環し、その際に循環する現像剤の一部が開口72から外部に排出され、新たな現像剤が補給路58から補充される。これにより、トナーの消費による現像剤の帯電能力の低下が抑えられる。
上記の動作において、攪拌羽根51により現像剤の上面が叩かれ、それにより現像剤が飛散する。この傾向は、現像剤の搬送速度を速めると増大する。この飛散した現像剤のうち、開口72の方向に飛散するものは、突出部73によって遮られる。また、攪拌羽根51によって叩かれ、飛散した現像剤の一部は、壁面18aに沿って上昇し、天井16に至るが、突出部73が天井16にまで延長して存在しているので、壁面18aに沿って上昇し、さらに現像剤排出口72の方向に向かって天井16に沿って移動する現像剤が、突出部73によって遮られる。
(突出部の着脱機構)
以下、現像剤収容室の内側に突出部を嵌め込んで配置する嵌め込み部があり、突出部を着脱可能とした一例を説明する。図5は、現像器の概要を示す斜視図である。図5には、搬送室22および24を覆う天井16の部材が取り外され、アドミックスオーガー34が現像器10の外部から見える状態が示されている。なお、図1〜4と同じ符号の部分は、図1〜4に関して説明した内容と同じである。
図5には、突出部73を含む嵌め込み部材77を現像器に対して装着した状態が示されている。この例において、突出部73は、嵌め込み部材77の一部として構成されている。嵌め込み部材77は、突出部73に加え、図示省略するトナー濃度センサーを現像器10に取り付けるためのベース部材、および現像剤排出口72から排出される現像剤の移動経路を形成するガイド部材を一体的に現像器に対して着脱可能にしている。
図6は、現像器の概要を示す分解斜視図であり、図5に示す状態から嵌め込み部材77を取り外した状態が示されている。図6に示すように、嵌め込み部材77は、引っ掛け部材77aを備えている。そして現像器10側には、突出部73が嵌め込まれる嵌め込み溝78と、引っ掛け部材77aが嵌り込み、さらに引っ掛かる嵌り込み口79が設けられている。
嵌め込み部材77の現像器10への組み付けは、まず図6の状態から、突出部73を現像器に設けられた嵌め込み溝78に嵌め込み、さらに引っ掛け部材77aを現像器に設けられた嵌り込み口79に嵌め込む。そして、ビス穴77bを利用して図示省略したビスを用いて嵌め込み部材77を現像器10に取り付け、図5の状態のように現像器に対して装着される。
画像形成装置には、型番等の違いにより、画像形成の速度が異なる装置が用意されている場合がある。例えば、価格帯が高めであるが、画像形成速度が相対的に速い機種と、価格帯が低めであるが、画像形成速度が相対的に遅い機種が複数ランクにわたり用意され、ユーザがコストと性能の兼ね合いから希望する機種を選択できるようにされている場合がある。このような商品展開を行う場合、コスト低減の観点からできるだけ部品を共通化することが望まれる。
本第2の実施形態では、現像器に対して、嵌め込み式に突出部を組み付けるので、突出部の寸法(および/または形状)の異なるものを用意しておき、画像形成速度に合わせて、適合する突出部を組み付けることで、共通規格の現像器を異なる画像形成速度の機種に利用することができる。このため、機種毎に異なる仕様の現像器を用意する必要がなく、画像形成速度に応じて変更する必要のある突出部73を変更した上で共通の現像器を使用することができ、現像器の共通化によるコスト削減を行える。
(2)第2の実施形態
突出部を現像剤収容室に蓋をする部材に設け、現像剤収容室に蓋をすることで、この蓋をする部材に設けられた突出部が、現像剤収容室内に突出する構造を得ることもできる。図7は、現像剤収容室に蓋をする天井部材の一例を示す斜視図である。図7には、天井部材80が示されている。天井部材80は、突出部81を備えている。天井部材80は、図5に示す搬送室24および28の上部を覆うように現像器10に取り付けられる。なおこの場合、現像器10は、図5に図示する突出部76が配置されていない構造とする。
天井部材80の取り付けは、引っ掛け部80aを嵌め込み部82(図5参照)に嵌め込み引っ掛けることで行われる。第3の実施形態によれば、天井部材80を現像器10に取り付けた状態において、図5の突出部76の部分に天井部材80の裏面側(開口部28側)に突出するように設けられた突出部81が位置し、それが突出部として機能する。本実施形態では天井部材80に近づくにつれ突出部81の側壁18aからの突出量が増加するようになっている。アドミックスオーガー34から離れるにつれ突出部81の突出量を増やすことができるので、天井部材80近傍まで飛散した現像剤の排出をより適切に規制することができる。
本実施形態も実施形態1と同様に、天井部材80を画像形成速度の異なる機種毎に用意しておき、画像形成速度に合わせて、適合する突出部を備えた天井部材を取り付けることで、共通規格の現像器を異なる画像形成速度の機種に利用することができる。
(画像形成装置)
次に本発明を利用した画像形成装置の一例を説明する。図8には、画像形成装置600が示されている。画像形成装置600は、図1に示す現像器10および感光体ドラム12を備えている。感光体ドラム12に接して、感光体ドラム12の表面を帯電させるための帯電ロール601、および感光体ドラム12上に残留したトナーを除去するための清掃部材602が配置されている。符号603は、レーザ光を用いた静電潜像形成用の露光装置である。露光装置603は、感光体ドラム12にレーザ光を走査しつつ照射することで、感光体ドラム12を感光させ、その表面に静電潜像を形成する。
画像形成装置600は、印刷用紙を収納する印刷用紙収納装置603を備えている。印刷用紙収納装置603に収納された印刷用紙は、搬送ロール等の用紙搬送手段により、搬送経路604を搬送される。
感光体ドラム12に対向する位置に転写ロール605が配置されている。転写ロール605は、搬送経路604を搬送されてきた印刷用紙に、感光体ドラム12上に形成されたトナー画像を転写するための圧力とバイアス電圧を、感光体ドラム12との間に挟まれた印刷用紙に対して加える。
トナー画像が転写された印刷用紙は、定着装置606に送られ、トナー画像の定着が行われる。定着装置606は、一対のロール607および608を備えている。ロール608は、加熱ヒータを内蔵しており、トナーの定着のための熱を印刷用紙に対して与えることができる。定着装置606におけるトナー画像の定着が行われた印刷用紙は、搬送経路609を搬送され、用紙排出面610に排出される。
(画像形成装置の動作)
次に図8に示す画像形成装置の動作の一例を説明する。印刷が開始されると、印刷用紙収納装置603から印刷用紙が、搬送経路604に送りだされる。このタイミングに合わせて、感光体ドラム12が回転する。感光体ドラム12が回転すると、まず帯電ロール601によって感光体ドラム12の表面が帯電させられ、この帯電した部分に露光装置603から照射されるレーザ光が照射され、静電潜像が形成される。この静電潜像が形成された部分に現像器10からトナーが供給され、感光体ドラム12上にトナー画像が形成される。
一方、搬送経路604を搬送されてきた印刷用紙は、感光体ドラム12と転写ロール605との間に挟まれ、その際に感光体ドラム12上に形成されたトナー画像が印刷用紙に転写される。感光体ドラム12における印刷用紙へのトナー画像の転写が行われた部分は、清掃部材602によって清掃され、再び帯電ロール601によって帯電が行われる。この動作を連続的に繰り返すことで、印刷用紙へのトナー画像の転写が行われる。
トナー画像の転写が行われた印刷用紙は、定着装置606に送られ、熱と圧力が加えられることで、トナーの定着が行われる。これにより、トナー画像が印刷用紙上に定着し、印刷用紙に対する画像の形成が行われる。画像が形成された印刷用紙は、搬送経路609を経て、用紙排出面610上に排出される。引き続き、印刷を行うのであれば、同様の動作が繰り返される。
(3)他の変形例
突出部73は、複数配置されていてもよい。なお、突出部73を複数配置する場合において、その突出寸法を同じにしない場合、その突出寸法が、現像剤排出口72に近い側でより大きくなるようにする。これにより、突出部73の縁に沿った現像剤が突出部73を通過した後の移動方向を、現像剤排出口72から遠ざかる方向にすることができ、飛散した現像剤の排出をより適切に規制することができる。また、突出部73の材質や剛性は、飛散する現像剤の動きを止めることができるものであればよいが、例えば、側壁18aの外側に磁石を配置することで現像剤を磁気ブラシ形状に形成したものでは、飛散する現像剤の勢いに負けてしまい、現像剤排出口72からの排出の規制として不十分となるため、固体であることが求められる。
本発明は、画像形成装置の現像器に利用することができる。
本発明を利用した現像器の内部構造の一例を示す概念図である。 図1に示す現像器の一部の断面構造を示す概念図である。 図2の一部を拡大した拡大概念図である。 図3の一部を他の角度から見た拡大概念図である。 現像器の概要を示す斜視図である。 現像器の概要を示す分解斜視図である。 現像剤収容室に蓋をする天井部材の一例を示す斜視図である。 本発明を利用した画像形成装置の一例を示す概念図である。
符号の説明
10…現像器、16…天井、20…現像ロール、22…搬送室、24…搬送室、26…仕切り壁、28…開口部、30…開口部、32…サプライオーガー、34…アドミックスオーガー、44…サプライオーガーの軸、46…サプライオーガーの螺旋羽根、48…アドミックスオーガーの軸、50…アドミックスオーガーの螺旋羽根、51…攪拌羽根、52…螺旋羽根、58…補給路、64…カウンタ搬送用螺旋羽根、72…現像剤排出口、73…突出部。

Claims (5)

  1. 少なくともトナーとキャリアとを含む現像剤を収容する現像剤収容室と、
    前記現像剤収容室に収容された現像剤のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、
    前記現像剤収容室の壁面に配置されると共に前記現像剤収容室に収容された現像剤を排出する現像剤排出口と、
    回転軸、前記回転軸を中心に回転する螺旋形状の螺旋羽根、及び、前記トナー濃度検出手段に対向する領域を含む前記回転軸方向で隣接する前記螺旋羽根の間に配置され前記回転軸から直径方向へと延びて配置される撹拌羽根を備えると共に前記現像剤収容室に収容される現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記撹拌羽根が回転に伴って前記現像剤の表面を叩くことで飛散した現像剤が前記現像剤排出口から排出されるのを規制するように前記撹拌羽根と前記現像剤排出口との間、且つ、前記現像剤排出口が配置される側壁から突出する突出部と
    を備えたことを特徴とする現像器。
  2. 前記搬送部材は、重力方向の上端、前記現像剤が排出される排出口が配置された側壁に対向する位置、重力方向の下端の順に通過する方向に回転する
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像器。
  3. 前記突出部は、
    前記撹拌羽根が前記側壁側で重力方向に対して垂直になった時の前記撹拌羽根の現像剤搬送方向最下流側の先端部と、現像剤排出口の任意の点と、を結ぶ線分を遮蔽するように配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像器。
  4. 前記突出部と前記搬送部材との最近接部における距離は、前記搬送部材と前記現像剤収容室の内壁面との間の最短距離よりも長い
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現像器。
  5. 前記突出部は、前記現像剤収容室の重力方向上方に設けられる天井まで延設した
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の現像器。
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