JP5067393B2 - 支持軸の固定構造及びこれを用いた定着装置、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、支持軸の固定構造及びこれを用いた定着装置、画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式などを利用した複写機やプリンタ等の画像形成装置では、感光ドラム、帯電ロール、転写ロール、転写ベルト、搬送ロール等の多くの回転部材やこれらを回転可能に支持する多数の支持軸等の構成部材が設けられている。例えば、記録媒体上に転写された未定着トナー像を加熱加圧することにより永久画像とする定着装置には、定着後の記録媒体の搬送をガイドする搬送ガイドロール等の構成部材が設けられており、これらの構成部材を位置決め固定して装置筐体に取り付けるための種々の取り付け構造が採用されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、特許文献1には、樹脂製の支持部材に対して着脱自在に形成した金属製の固定具を設け、この金属製の固定具にサーモスタットを取り付けて加熱ロールと対面配置するように構成した定着装置が開示されている。
特開2000−356920号公報
本発明の目的とするところは、回転部材を回転可能に支持する支持軸を位置決め固定する各位置決め部を集約配置してコンパクトに構成することができる支持軸の固定構造及びこれを用いた定着装置、画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の支持軸の固定構造は、回転部材を回転可能に支持すると共に、筐体に固定される支持軸と、貫通孔を有して、前記支持軸の軸方向両端部にて該支持軸を支持する軸支持部とを備え、前記支持軸の軸方向一端部には、略円筒状の径方向位置決め部が形成されており、さらに、この径方向位置決め部には、径方向に突出する周方向位置決め部及び軸方向位置決め部が周方向に沿って同軸に配置形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の支持軸の固定構造は、請求項1に記載の構成において、前記径方向位置決め部の軸方向外側には、把手部が形成されていると共に、対応する軸支持部には、軸方向に弾性変位可能な板状の弾性片が形成されており、かつ、前記周方向位置決め部には、前記支持軸を予め定められた固定方向に回転操作した際に、前記弾性片を軸方向に変位させる駆動面と、前記支持軸の回転を防止する回転防止面とが形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の支持軸の固定構造は、請求項2に記載の構成において、前記軸支持部には、前記支持軸の径方向位置決め部の外径と略同等の内径を有する貫通孔が形成されていると共に、前記支持軸の回転操作方向に沿って、前記弾性片の両側には、前記周方向位置決め部と軸方向位置決め部とを軸方向に挿通可能とする、径方向に延在する切り欠き部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の支持軸の固定構造は、請求項3に記載の構成において、前記軸方向位置決め部は、前記周方向位置決め部の回転操作方向下流側に形成されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の支持軸の固定構造は、請求項2ないし4のいずれかに記載の構成において、前記駆動面は、前記周方向位置決め部の回転操作方向先端部から後端部に向かって軸方向の厚さが増大していく斜面として形成されていると共に、前記回転防止面は、前記周方向位置決め部の側面に、前記弾性片の側面と平行に対向する対向面として形成されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の支持軸の固定構造は、請求項3ないし5のいずれかに記載の構成において、前記弾性片の両側に形成された切り欠き部のうち、回転操作方向上流側に形成された切り欠き部の幅は、前記周方向位置決め部の幅以上に形成されている一方、前記支持軸の回転操作方向下流側に形成された切り欠き部の幅は、前記周方向位置決め部の幅と略同等に形成されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の支持軸の固定構造は、請求項2ないし6のいずれかに記載の構成において、前記支持軸には、前記把手部と一体となった軸方向のストッパ部が形成されており、このストッパ部と前記軸方向位置決め部とは、前記弾性片の軸方向の厚さだけ軸方向に間隔を設けて配置形成されていることを特徴とするものである。
請求項8に記載の定着装置は、内部に加熱源を有し、回転自在に形成された加熱部材と、前記加熱部材に対して圧接する加圧部材と、前記加熱部材と加圧部材とが対向して形成される定着圧接部の下流側に配置された搬送案内部材とを備え、前記搬送案内部材を構成する回転部材のいずれかは、請求項1ないし7のいずれかに記載の支持軸の固定構造により筐体に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項9に記載の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、請求項8に記載の定着装置とを備えることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、支持軸を位置決め固定するための径方向位置決め部、周方向位置決め部、軸方向位置決め部といった各位置決め部をコンパクトに集約して単一の支持軸に配置形成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、支持軸を位置決め固定する際の操作性・作業性を向上させると共に、単一の部材の回転操作で周方向位置決め部の回転防止と弾性片の駆動ガイドとを容易に実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、支持軸の径方向の位置決め固定をガタツキなく精度良く可能とする貫通孔や、周方向位置決め部及び軸方向位置決め部の筐体への装着を容易とする切り欠き部並びに所定の方向に変位する弾性片を同一の軸支持部に一体形成することができる。
請求項4に記載の発明によれば、切り欠き部の設置数を必要最小限に設定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、弾性片を所定の方向へ円滑に弾性変位させる駆動面や、周方向位置決め部の回転を面接触により確実に防止する回転防止面といった異なる機能面を同一の部材に簡易に形成することができる。
請求項6に記載の発明によれば、支持軸の切り欠き部への挿入を容易にすると共に、周方向の位置決め固定をガタツキなく精度良く行うことができる。
請求項7に記載の発明によれば、軸方向の位置決め固定をガタツキなく精度良く実現することができる。
請求項8に記載の発明によれば、本発明に係る支持軸の固定構造を定着装置に好適に適用することができる。
請求項9に記載の発明によれば、本発明に係る支持軸の固定構造を画像形成装置に好適に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施の形態を示す概略構成図である。 本発明に係る定着装置の構成を説明するための模式的斜視図である。 本発明に係る定着装置の内部構成を説明するための模式的断面図である。 本発明に係る定着装置の搬送ガイド部材の構成を示す模式図であり、(a)は斜視図であり、(b)は側面図である。 本発明に係る支持軸の固定構造を説明するための図であり、(a)は支持軸の模式的拡大図であり、(b)は軸支持部(ハウジング部)を示す模式図である。 本発明に係る支持軸の固定構造を説明するための模式図であり、(a)は支持軸をハウジング部に挿通した状態を側面図であり、(b)は支持軸を回転させて位置決め固定した状態を示す側面図である。 本発明に係る支持軸の固定操作を説明するための模式図であり、支持軸をハウジング部に挿通する前の状態示す斜視図である。 本発明に係る支持軸の固定操作を説明するための模式図であり、(a)は支持軸をハウジング部に挿通した状態を示す斜視図であり、(b)は支持軸を回転させて位置決め固定した状態を示す斜視図である。 本発明に係る支持軸の固定操作を説明するための模式図であり、支持軸をハウジング部に挿通した状態を示す平面図である。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明が適用可能な画像形成装置の概略構成について図1を参照して説明する。ここで、図1は、本発明が適用可能な画像形成装置の一例としてのタンデム型のデジタルカラー複写機を示す構成図である。
図1において、1は本発明が適用可能な画像形成装置の一例としてのタンデム型のデジタルカラー複写機の本体を示すものであり、本体1の上部に、原稿2を一枚ずつ分離した状態で自動的に搬送する自動原稿搬送装置3と、当該自動原稿搬送装置3によって搬送される原稿2の画像を読み取る原稿読取装置4が配設されている。この原稿読取装置4は、プラテンガラス5上に載置された原稿2を光源6によって照明し、原稿2からの反射光像を、フルレートミラー7及びハーフレートミラー8,9及び結像レンズ10からなる縮小光学系を介してCCD等からなる画像読取素子11上に走査露光して、この画像読取素子11によって原稿2の色材反射光像を予め定められたドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るようになっている。
上記原稿読取装置4によって読み取られた原稿2の色材反射光像は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理装置12に送られ、この画像処理装置12では、原稿2の反射率データに対して、シェーデイング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の画像処理が施される。また、画像処理装置12は、パーソナルコンピュータ等から送られてくる画像データに対しても、予め定められた画像処理を行なうようになっている。
そして、上記の如く画像処理装置12で予め定められた画像処理が施された画像データは、同じく画像処理装置12によって、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)(各8ビット)の4色の原稿再現色材階調データに変換され、次に述べるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの露光装置14に送られ、この露光装置14では、各色の原稿再現色材階調データに応じてレーザ光LBによる画像露光が行われる。
上記タンデム型のデジタルカラー複写機本体1の内部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kが、水平方向に一定の間隔をおいて並列的に配置されている。
これらの4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kは、すべて同様に構成されており、大別して、予め定められた速度で回転駆動される像保持体としての感光ドラム15と、この感光ドラム15の表面を一様に帯電する一次帯電用の帯電ロール16と、当該感光ドラム15の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成する走査光学系よりなる露光装置14と、感光ドラム15上に形成された静電潜像を各色のトナー(現像剤)で現像する現像装置17と、感光ドラム15の表面を清掃するドラムクリーニング装置18とから構成されている。
上記露光装置14は、4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kに共通に構成されており、不図示の4つの半導体レーザを各色の原稿再現色材階調データに応じて変調して、これらの半導体レーザからレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kを階調データに応じて出射するように構成されている。なお、上記露光装置14は、複数の画像形成ユニット毎に個別に構成しても勿論よい。上記半導体レーザから出射されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、不図示のf−θレンズを介して回転多面鏡19に照射され、この回転多面鏡19によって偏向走査される。上記回転多面鏡19によって偏向走査されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、不図示の複数枚の反射ミラーを介して感光ドラム15上に、斜め下方から走査露光される。
上記露光装置14は、その周囲が直方体状のフレーム20によって密閉されていると共に、当該フレーム20の上部には、4本のレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kを、各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光ドラム15Y,15M,15C,15K上に露光するため、シールド部材としての透明なガラス製のウインドウ21Y,21M,21C,21Kが設けられている。そして、これらのガラス製のウインドウ21Y,21M,21C,21Kは、露光装置14のレーザ光LBに沿った光路上において、最も上方に位置する部材となっている。
上記画像処理装置12からは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kに共通して設けられた露光装置14に、各色の画像データが順次出力され、この露光装置14から画像データに応じて出射されたレーザ光LB−Y,LB−M,LB−C,LB−Kは、対応する感光ドラム15Y,15M,15C,15Kの表面に走査露光され、静電潜像が形成される。上記感光ドラム15Y,15M,15C,15K上に形成された静電潜像は、現像装置17Y,17M,17C,17Kによって、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像(現像剤像)として現像される。
上記各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの感光ドラム15Y,15M,15C,15K上に、順次形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの上方に渡って配置された中間転写ベルト25上に、一次転写ロール26Y,26M,26C,26Kによって多重に転写される。この中間転写ベルト25は、ドライブロール27と、バックアップロール28との間に一定のテンションで掛け回されており、不図示の定速性に優れた専用の駆動モータによって回転駆動されるドライブロール27により、矢印方向に予め定められた速度で循環駆動されるようになっている。上記中間転写ベルト25としては、例えば、可撓性を有するPET等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
上記中間転写ベルト25上に多重に転写されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像は、バックアップロール28に圧接する二次転写ロール29によって、圧接力及び静電気力で記録用紙P上に二次転写され、これらの各色のトナー像が転写された記録用紙Pは、上方に位置する定着装置30へと搬送される。上記二次転写ロール29は、バックアップロール28の側方に圧接しており、下方から上方に搬送される記録用紙P上に、各色のトナー像を二次転写するようになっている。そして、上記各色のトナー像が転写された記録用紙Pは、定着装置30によって熱及び圧力で定着処理を受けた後、排出ロール32によって本体1の上部に設けられた排出トレイ33上に排出される。
上記記録用紙Pは、給紙カセット34から予め定められたサイズのものが、給紙ローラ35及び用紙分離搬送用のローラ対36により用紙搬送路37を介して、レジストロール38まで一旦搬送され、停止される。上記給紙カセット34から供給された記録用紙Pは、予め定められたタイミングで回転するレジストロール38によって中間転写ベルト25の二次転写位置へ送出される。
なお、上記デジタルカラー複写機において、フルカラー等の両面コピーをとる場合には、片面に画像が定着された記録用紙Pを、排出ロール32によって排出トレイ33上にそのまま排出せずに、不図示の切替ゲートによって搬送方向を切り替え、用紙搬送用のローラ対39を介して両面用搬送ユニット40へと搬送する。そして、この両面用搬送ユニット40では、搬送径路41に沿って設けられた不図示の搬送用のローラ対により、記録用紙Pの表裏が反転された状態で、再度レジストロール38へと搬送され、今度は、当該記録用紙Pの裏面に画像が転写・定着された後、排出トレイ33上に排出される。
上記イエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色の4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kは、全てが同様に構成されており、これらの4つの画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kでは、上述したように、それぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒色のトナー像が予め定められたタイミングで順次形成されるように構成されている。上記各色の画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kは、上述したように、感光ドラム15を備えており、これらの感光ドラム15の表面は、一次帯電用の帯電ロール16によって一様に帯電される。その後、上記感光ドラム15の表面は、露光装置14から画像データに応じて出射される画像形成用のレーザ光LBが走査露光されて、各色に対応した静電潜像が形成される。上記感光ドラム15上に走査露光されるレーザ光LBは、当該感光ドラム15の直下よりやや右側寄りの斜め下方から、予め定められた傾斜角度で露光されるように設定されている。上記感光ドラム15上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニット13Y,13M,13C,13Kの現像装置17の現像ロールによってそれぞれイエロー色、マゼンタ色、シアン色、黒色の各色のトナーにより現像されて可視トナー像となり、これらの可視トナー像は、一次転写ロール26の帯電によって中間転写ベルト25上に順次多重に転写される。
なお、トナー像の転写工程が終了した後の感光ドラム15の表面は、ドラムクリーニング装置18によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記ドラムクリーニング装置18は、不図示のクリーニングブレードを備えており、このクリーニングブレードによって、感光ドラム15上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。また、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト25の表面は、ベルトクリーニング装置43によって残留トナーや紙粉等が除去されて、次の画像形成プロセスに備える。上記ベルトクリーニング装置43は、クリーニングブラシ43a及びクリーニングブレード43bを備えており、これらのクリーニングブラシ43a及びブレード42によって、中間転写ベルト25上の残留トナーや紙粉等を除去するようになっている。
また、本実施の形態において、中間転写ベルト25の上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の現像装置17に、予め定められた色の現像剤(主としてトナー若しくはキャリアを含んだトナー)を供給するトナーカートリッジ50Y,50M,50C,50Kが配設されている。
次に、本実施の形態に係る定着装置30の構成について、図2及び図3を参照して説明する。ここで、図2は、本実施の形態に係る定着装置の外観構成を示す模式的斜視図であり、図3は、本実施の形態に係る定着装置の内部構成を示す模式的断面図である。
図2及び図3に示すように、本実施の形態に係る定着装置30は、中空のユニット筐体300を備え、このユニット筐体300の内部には、不図示の駆動源に接続されて回転自在に形成された加熱ロール301と、この加熱ロール301に所定の圧力で圧接し、加熱ロール301の回転に従動する回転自在に形成された定着ベルト303とが配設されている。さらに、一対の定着回転体(本例では、加熱ロール301及び定着ベルト303)の圧接部(定着ニップ部)Nの下流側(本例では、例えば図2において上側)には、トナー像が定着された記録用紙Pの搬送をガイドする一対の搬送ガイド部材(搬送案内部材)320がユニット筐体300の外部に露出するように配設されており、定着ニップ部Nを通過した定着後の記録用紙Pは、上記一対の搬送ガイド部材320に案内されて所定の搬送経路に沿って搬送されるようになっている。また、ユニット筐体300の軸方向一端部側には、定着ニップ部Nの圧接力を可変する(切り替える)ための切り替えレバー310が配設されている。
加熱部材としての加熱ロール301は、機械的強度に優れかつ熱伝導性が良好なアルミニウム等の金属製の円筒状コアの表面に、シリコーンゴム等の弾性層が形成されており、さらにこの弾性層の表面には、記録用紙P上の未定着トナー像のオフセットを防止するために設けられたPFAチューブ等のフッ素樹脂層からなる離型層が形成されている。また、コア内部には、例えば、加熱源であるハロゲンランプ301Hを備え、加熱ロール301の表面温度が所定の温度となるように加熱して、未定着トナー像が形成された記録用紙Pを加熱するようになっている。本実施の形態において、加熱ロール301の一側面には、記録用紙Pの通紙領域における加熱ロール301の表面温度を検出する不図示の温度センサSが配設されており、この温度センサによって加熱ロール301の表面温度が所定の温度となるように、加熱源301Hの温度制御が行われるようになっている。
一方、加圧部材としての定着ベルト303は、単層構造であってもよいが、本実施の形態では基材表面に離型層を施した積層構造のベルトを使用している。この定着ベルト303の基材としては、耐熱性を有すれば、例えば熱硬化性ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等の樹脂基材や、ステンレス、ニッケル、銅合金等の金属基材が用いられる。また、離型層としては、表面に付着するトナーの剥離性が良好なものがよく、その材質としては、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)等のフッ素系樹脂が用いられる。
本実施の形態において、定着ベルト303の内部には、加熱ロール301との対向面にて定着ベルト303を押圧し、所定の定着ニップ部Nを形成する略直方体形状の押圧部材305が軸方向に延在するように配設されていると共に、例えば低熱伝導性で剛性の高い樹脂からなる断面略円弧状のベルト走行ガイド307が軸方向に延在するように配設されている。そして、切り替えレバー310を回転操作することにより上記押圧部材305を介して、加熱ロール301に対する定着ベルト303の圧接力(定着ニップ荷重)を切り替えるようになっている。
また、本実施の形態における一対の搬送ガイド部材320は、ユニット構造を有して定着ニップ部Nの下流側に対向配置されており、定着ベルト303側(本例では、例えば図3において、定着ベルト303の上側)に配置された加圧側搬送ガイド部材320Lと、加熱ロール301側(本例では、例えば図において、加熱ロール301の上側)に配設された加熱側搬送ガイド部材320Rとで構成されている。さらに、各搬送ガイド部材320L,320Rは、互いに対向して対をなす複数の搬送ロール320La,320Raを有しており、かかる搬送ロール対320La,320Raにより搬送圧接部(搬送ニップ部)N1を形成している。
そして、未定着画像が形成された記録用紙Pは、定着ニップ部Nに挿通されつつ加熱加圧されて画像定着され、その後、ニップ部Nを通過した記録用紙Pは、搬送ガイド部材320により、排出トレイ33等に向けて搬送されるようになっている。
次に、本実施の形態に係る支持軸の固定構造について、図4〜図6を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では、本発明に係る支持軸の固定構造として、上述した定着装置30の加圧側搬送ガイド部材320Lの回転軸320Lsに適用した構成を例示して説明する。ここで、図4は、本実施の形態に係る搬送ガイド部材(本例では、加圧側搬送ガイド部材)320Lの構成を示す模式図であり、図5(a)は、本実施の形態に係る支持軸の構成を示す模式的拡大図であり、図5(b)は、軸支持部(ハウジング部)の構成を示す模式図である。また、図6(a)は、支持軸をハウジング部に挿通した状態を示す模式的側面図であり、図6(b)は、支持軸を回転させて位置決め固定した状態を示す模式的側面図である。なお、簡明化のため、以下、加圧側搬送ガイド部材320Lを搬送ガイド部材320として表記する。
図4(a),(b)に模式的に示すように、本実施の形態に係る搬送ガイド部材320には、回転軸320sが取り付けられ、用紙幅中央を中心に対称な位置に配置(本例では、4ヶ所)され、ゴム等の弾性部材により形成された複数の搬送ロール320aと、その先端が回転軸320sを挟んで上流側と下流側にて回転軸320sと直交するように突出し、軸方向に沿って複数配設されたガイドリブ320gとを備えている。また、回転軸320sの軸方向両端部には、軸受け部材320bが配設されている。かかる軸受け部材320bにより回転軸320sが搬送ガイド部材320に回転可能に取り付けられている。なお、回転軸320sの軸方向一端部(本例では、図4において左端部)は、軸受け部材320bを超えてさらに軸方向に延在し、その端部には、歯車G1が回転軸320sと一体に取り付けられている。この歯車G1は、隣接する歯車G2と噛合するように配置されており、隣接する歯車G2は、回転軸320sと平行に配置された本実施の形態に係る支持軸330により回転可能に支持されている。そして、これらの歯車G1,G2及び支持軸330等は、搬送ガイド部材320の一部として軸方向に併設された断面略下向きコ字状のハウジング部300H内に収容されている。
そして、上記搬送ガイド部材320は、次のような本実施の形態に係る支持軸の固定構造により、複数の歯車G1,G2等を介して不図示の駆動源と接続されて、回転軸320sが回転駆動されるようになっている。
本実施の形態に係る支持軸の固定構造において、支持軸330は、図5(a)に拡大して示すように、軸方向一端部に板状の把手部330aを有し、この把手部330aの軸方向内側には、略円筒形状の径方向位置決め部330Prが形成されている。さらに、この径方向位置決め部330Prの軸方向内側には、より小径の軸部330sが形成されており、この軸部330sにより回転部材としての歯車G2が回転可能に支持されると共に、小径の軸部330sと径方向位置決め部330Prとの間に形成された段差により歯車G2の軸方向の移動を規制するようになっている。また、支持軸330の軸方向両端部は、図5(b)に示すように、ハウジング部300Hに設けられた板状の軸支持部300Hf及び300Heにより支持され、後述するように、支持軸330の把手部330aを予め定められた固定操作方向(本例では、図6において反時計回り方向)に回転させることにより、当該支持軸330が径方向、軸方向、周方向のいずれの方向においても位置決め固定されるようになっている。
図6(a),(b)に最も良く示されるように、上記径方向位置決め部330Prには、その外周部にさらに、把手部330aに沿って(把手部330aと平行に)径方向に突設された略方形の周方向位置決め部330Pcが軸方向に延在するように形成されていると共に、この周方向位置決め部330Pcの下流側(本例では、図6において周方向位置決め部330Pcの左側)には、径方向に突設された突起状の軸方向位置決め部330Psが形成されている。そして、上記周方向位置決め部330Pcと軸方向位置決め部330Psとは、径方向位置決め部330Pr(支持軸330)の周方向に沿ってその回転中心が同軸配置されている。
上記周方向位置決め部330Pcの軸方向外側端部(後述するスナップ部300Hspの軸方向の位置と対応する端部)には、回転操作方向先端部から後端部に向かって軸方向の厚さが増大していく斜面(軸方向及び径方向に直交する幅方向の長さが軸方向外側に向かうに連れて減少していく斜面)が駆動面330Pcdとして形成されている(図5(a)参照)。一方、周方向位置決め部330Pcの側面(具体的には、軸方向及び径方向を含んだ平面と平行な回転方向上流側の側面)には、その詳細を後述する軸支持部(位置決め固定板)300Hfのスリット300Hsやスナップ部300Hspの側面(上記幅方向と直交する側面)と平行に対向する対向面が回転防止面330Pcsとして形成されている。なお、本実施の形態においては、後述するように、回転防止面330Pcsがスナップ部300Hspの側面と対向して周方向の位置決め(回転防止)がなされた際には、上記駆動面330Pcdの下流側端部が、スリット300Hsの側面と対向するように設定されている。すなわち、本実施の形態に係る駆動面330Pcdは、周方向の回転防止面の機能を兼ねている。
また、本実施の形態において、把手部330aの一端部(本例では、周方向位置決め部330Pcと逆側の下端部)は、円筒状の径方向位置決め部330Prの外周部を超えて径方向に突出しており、当該突出部分により、軸方向のストッパ部330Ps0が形成されている。そして、ストッパ部330Ps0と軸方向位置決め部330Psとの軸方向の間隔は、後述する位置決め固定板300Hfの軸方向の厚さ(長さ)と同等な長さとなるように設定されている。
一方、図5(b)に示すように、ハウジング部300Hには、上記支持軸330の軸方向両端部を支持する軸支持部300Hf及び300Heが形成されている。
具体的には、図4に示したように、搬送ロール320aが取り付けられた回転軸320sの軸方向一端部(本例では、歯車G1が取り付けられている端部)には、当該回転軸320s端部及び支持軸330等を収容する(覆う)ように、略下向きコ字状のハウジング部300Hが形成されている。そして、かかるハウジング部300Hの側板(支持軸330の軸方向と直交するように突出する側板)が軸支持部300Hf及び300Heとして形成されている。
より詳細には、図5(b)等に最も良く示されるように、支持軸330の後端部に対応する位置には、支持軸330の後端部を支持する後端側軸支持部としての軸支持板300Heが軸方向と直交するように形成されていると共に、支持軸330の先端部に対応する位置には、支持軸330の位置決め固定を可能とする先端側軸支持部としての位置決め固定板300Hfが軸方向と直交するように形成されている。
ここで、上記軸支持板300Heは、支持軸330の軸部330sが挿通可能なように、その内径が軸部330sの外径と略同等に形成された貫通孔300He0が形成されている。
一方、本実施の形態に係る軸支持部である位置決め固定板300Hfには、支持軸330の略円筒状の径方向位置決め部330Prが挿通可能な貫通孔300Hf0が形成されている。この貫通孔300Hf0は、その内径が径方向位置決め部330Prの外径と略同等に形成されており、後端側の軸支持板300Heの貫通孔300He0と相俟って径方向位置決め部330Prが挿通された際の支持軸330のガタツキを少なくして径方向の位置決め固定を精度良く可能としている。
また、位置決め固定板300Hfの貫通孔300Hf0からは、図6(a),(b)に最も良く示されるように、径方向位置決め部330Prの外周部から径方向に突設され周方向に同軸配置された周方向位置決め部330Pc及び軸方向位置決め部330Psと対応するように(対応する周方向の位置に)、貫通孔300Hf0の径方向に延在する第1スリット(第1切り欠き部)300Hs1及び第2スリット(第2切り欠き部)300Hs2が形成されている。さらに、これら第1スリット300Hs1及び第2スリット300Hs2は、その上方が水平方向に延在するように屈曲形成されており、これらの第1スリット300Hs1及び第2スリット300Hs2にて挟まれた部分により、その先端が支持軸330の中心に向かって三角形状に突出し、軸方向に変位可能な板状の弾性片としてのスナップ部300Hspが形成されている。
すなわち、本実施の形態において、径方向位置決め部330Prによる径方向の精度良い位置決め固定を可能とする貫通孔300Hf0や周方向位置決め部330Pc及び軸方向位置決め部330Psのハウジング部300Hへの装着を容易に可能とする第1スリット300Hs1及び第2スリット300Hs2並びに所定の軸方向に変位するスナップ部300Hspといった位置決め固定のための機能部は、同一(単一)の位置決め固定板(先端側軸支持部)300Hfに一体形成されており、部品点数の削減に伴う小型化やコストダウンを可能としている。
また、回転操作方向に沿って、軸方向位置決め部330Psを周方向位置決め部330Pcの下流側に設けることにより、上流側に設ける構成に比し、スリット(切り欠き部)300Hsの設置数を最小限に設定(本例では、2か所)することができ、位置決め固定板300Hfの剛性の向上及び位置決め安定性の向上に寄与することができる。
さらに、本実施の形態において、第1スリット300Hs1の幅(径方向及び軸方向と直交する方向の長さ)は、対応する周方向位置決め部330Pcの幅より若干大きくても差し支えないが、少なくとも第2スリット300Hs2の幅は、周方向位置決め部330Pcの幅と同等に設定することが好ましい。これにより、後述する支持軸330の固定操作の際に、第2スリット300Hs2が周方向位置決め部330Pcの回転防止面330Pcs及び駆動面330pcd(具体的には、駆動面330pcdの下流側端部)と対向接触し、周方向の位置決めをガタツキなく精度良く実現することが可能となる。
このように構成した本実施の形態に係る支持軸の固定構造における支持軸330の固定操作方法について図7〜図9を参照して以下に説明する。ここで、図7は、支持軸をハウジング部に挿通する前の状態を示す模式的斜視図であり、図8(a)は、支持軸をハウジング部に挿通した状態を示す模式的斜視図であり、図8(b)は、支持軸を回転させて位置決め固定した状態を示す模式的斜視図である。また、図9は、支持軸をハウジング部に挿通した状態を示す模式的平面図である。
まず、図7に模式的に示すように、ハウジング部300Hと分離した状態の支持軸330を、位置決め固定板300Hfの貫通孔300Hf0に、ギアG2を介して軸支持板300Heの貫通孔300He0に向けて挿通する。この際、周方向位置決め部330Pcが位置決め固定板300Hfの第1スリット300Hs1と対応すると共に、軸方向位置決め部330Psが第2スリット300Hs2と対応するように、支持軸330を貫通孔300Hf0に挿通する。
そして、図8(a)に模式的に示すように、支持軸330の把手部330aに設けられたストッパ部330Ps0が、位置決め固定板300Hfの表面に突き当たるまで支持軸330を押し込む。なおこの際、支持軸330を貫通孔300Hf0に挿通させて円筒状に形成された径方向位置決め部330Prと位置決め固定板300Hfの貫通孔300Hf0とを嵌合させることにより支持軸330が径方向に位置決め固定されることとなる。
次に、この状態から、図8(b)に模式的に示すように、支持軸330の把手部330aを反時計回り方向に回転させる(図6(a),(b)参照)。この際、図9に最も良く示されるように、周方向位置決め部330Pcの駆動面330Pcdが、位置決め固定板300Hfのスナップ部300Hspを、駆動面330Pcdに形成された斜面に沿って矢印Aで示す点線のように撓ませて軸方向に変位させる。すなわち、周方向位置決め部330Pcは、スナップ部300Hspを弾性変位させながら所定の操作方向に回転する。その後、周方向位置決め部330Pcが、スナップ部300Hspを乗り越えて第2スリット300Hs2内に移動した時点で、スナップ部300Hspが元の状態に復帰する。これにより、スナップ部300Hsp(第2スリット300Hs2)の側面(具体的には、径方向及び軸方向を含む平面と平行な側面)と回転防止面330Pcs及び駆動面330pcdとが対向し、周方向位置決め部330Pcが第2スリット300Hs2内に挟み込まれて(嵌め込まれて)、支持軸330が周方向に位置決め固定される。
また、回転操作方向と直交する方向(本例では、軸方向)にスナップ部300Hspを弾性変位させるので、操作方向(例えば、軸挿入方向)と同方向にスナップ部を駆動する構成に比し、位置決めされた際の軸方向のガタツキを少なくすると共に、必要な弾性変位量を得るためのストローク(操作量)を小さく設定することが可能となる。
なお、周方向位置決め部330Pcが第2スリット300Hs2内に嵌め込まれた状態では、軸方向位置決め部330Psは、位置決め固定板300Hfの裏面に移動しており、この軸方向位置決め部330Psと、軸方向の設置間隔が位置決め固定板300Hfの厚さと同等に設定されたストッパ部330Ps0とで位置決め固定板300Hfを挟み込むことにより、支持軸330の周方向の位置決め固定と同時に軸方向の位置決め固定がなされる。すなわち、この状態で、支持軸330が径方向、周方向、軸方向のいずれの方向においても位置決め固定されることとなる。
以上説明したように、本実施の形態に係る支持軸の固定構造によれば、同一の部材(本例では、支持軸330)に設けられた径方向位置決め部330pr、周方向位置決め部330Pc及び軸方向位置決め部330Psにより、Eリング等を用いることなく、位置決め部材の部品点数を削減可能として小型化やコストダウンに寄与することができると共に、簡易な固定操作(回転操作)により支持軸330の径方向、周方向、及び軸方向の位置決め固定を容易に実現することができる。
また、支持軸330に位置決め用のスナップ部を設ける構成に比し、軸構造の簡素化が可能となり、支持軸330を構成する材料の選択自由度を拡大することができる。具体的には、曲げ剛性(曲げ弾性率)が高く、従来、スナップ部としての適用が困難であった、例えば、PPS(熱変形温度:1.82N/mm2 260°以上、難燃性:UL94V−0、曲げ弾性率:13.3GPa)といった耐熱性、難燃性に優れ、高剛性な材料にて支持軸330を形成することが可能となり、近年の画像形成装置の高速化といった要請に伴う使用環境の高温化に対しても容易に対応可能となる。
なお、本発明の技術的範囲は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨に逸脱しない範囲において多様な変更もしくは改良を加え得るものである。例えば、上述した実施の形態では、周方向位置決め部330Pcに駆動面330Pcdとしての斜面を形成したが、位置決め固定板300Hfのスナップ部300Hspに同様な斜面を形成してもよい。また、上述した実施の形態では、搬送ガイド部材320の一部の支持軸に本発明に係る支持軸の固定構造を適用した構成を例示したが、当然に、回転部材を支持する支持軸を有する他の構成機器(例えば、帯電装置、現像装置、転写装置等)に、本発明に係る支持軸の固定構造を適用してもよい。
1:画像形成装置、13Y,13M,13C,13K:画像形成ユニット、14:露光装置、15Y,15M,15C,15K:感光ドラム、16Y,16M,16C,16K:帯電ロール、17Y,17M,17C,17K:現像装置、18Y,18M,18C,18K:ドラムクリーニング装置、25:中間転写ベルト、26Y,26M,26C,26K:一次転写ロール、28:バックアップロール、29:二次転写ロール、30:定着装置、33:排出トレイ、34:給紙カセット、38:レジストロール、40:両面用搬送ユニット、43:ベルトクリーニング装置、50Y,50M,50C,50K:トナーカートリッジ、300H:ハウジング部、300He:軸支持板、300He0:貫通孔、300Hf:位置決め固定板、300Hf0:貫通孔、300Hs1:第1スリット、300Hs2:第2スリット、300Hsp:スナップ部、301:加熱ロール、303:定着ベルト、305:押圧部材、310:切り替えレバー、320:搬送ガイド部材、320a:搬送ロール、320b:軸受け部材、320g:ガイドリブ、320s:回転軸、330:支持軸、330Pc:周方向位置決め部、330Pcd:駆動面、330Pcs:回転防止面、330Pr:径方向位置決め部、330Ps:軸方向位置決め部、330Ps0:ストッパ部、330a:把手部、330s:軸部、G1,G2:歯車、P:記録用紙

Claims (8)

  1. 回転部材を回転可能に支持すると共に、筐体に固定される支持軸と、
    貫通孔を有して、前記支持軸の軸方向両端部にて該支持軸を支持する軸支持部と
    を備え、
    前記支持軸の軸方向一端部には、略円筒状の径方向位置決め部が形成されており、さらに、この径方向位置決め部には、径方向に突出する周方向位置決め部及び軸方向位置決め部が周方向に沿って同軸に配置形成されており、
    前記径方向位置決め部の軸方向外側には、把手部が形成されていると共に、対応する軸支持部には、軸方向に弾性変位可能な板状の弾性片が形成されており、かつ、前記周方向位置決め部には、前記支持軸を予め定められた固定方向に回転操作した際に、前記弾性片を軸方向に変位させる駆動面と、前記支持軸の回転を防止する回転防止面とが形成されていることを特徴とする支持軸の固定構造。
  2. 前記軸支持部には、前記支持軸の径方向位置決め部の外径と略同等の内径を有する貫通孔が形成されていると共に、前記支持軸の回転操作方向に沿って、前記弾性片の両側には、前記周方向位置決め部と軸方向位置決め部とを軸方向に挿通可能とする、径方向に延在する切り欠き部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の支持軸の固定構造。
  3. 前記軸方向位置決め部は、前記周方向位置決め部の回転操作方向下流側に形成されていることを特徴とする請求項に記載の支持軸の固定構造。
  4. 前記駆動面は、前記周方向位置決め部の回転操作方向先端部から後端部に向かって軸方向の厚さが増大していく斜面として形成されていると共に、前記回転防止面は、前記周方向位置決め部の側面に、前記弾性片の側面と平行に対向する対向面として形成されていることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の支持軸の固定構造。
  5. 前記弾性片の両側に形成された切り欠き部のうち、回転操作方向上流側に形成された切り欠き部の幅は、前記周方向位置決め部の幅以上に形成されている一方、前記支持軸の回転操作方向下流側に形成された切り欠き部の幅は、前記周方向位置決め部の幅と略同等に形成されていることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の支持軸の固定構造。
  6. 前記支持軸には、前記把手部と一体となった軸方向のストッパ部が形成されており、このストッパ部と前記軸方向位置決め部とは、前記弾性片の軸方向の厚さだけ軸方向に間隔を設けて配置形成されていることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の支持軸の固定構造。
  7. 内部に加熱源を有し、回転自在に形成された加熱部材と、
    前記加熱部材に対して圧接する加圧部材と、
    前記加熱部材と加圧部材とが対向して形成される定着圧接部の下流側に配置された搬送案内部材と
    を備え、
    前記搬送案内部材を構成する回転部材のいずれかは、請求項1ないしのいずれかに記載の支持軸の固定構造により筐体に取り付けられていることを特徴とする定着装置。
  8. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、請求項に記載の定着装置とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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