JP2007183321A - 定着装置及びこれを用いる画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加圧ローラ30と定着ローラ31との間に形成される定着ニップ部にトナー像を載せた転写紙を通過させることで転写紙上のトナー像を定着する定着装置6において、加圧ローラ30は、駆動ギヤ34を一端部に備え、駆動ギヤ34の回転による加圧ローラ30の一端部の変位方向方向及び変位量に応じて、加圧ローラ30の他端部を駆動ギヤ34の回転前の加圧ローラ30と定着ローラ31との回転軸を含む平面外に変位可能に支持する支持部材36を備えている。
【選択図】図2
Description
なお、ここで、第1ローラと第2ローラとの回転軸を含む平面とは、駆動ギヤ回転前であって第1ローラの一端部の位置が変位する前の平面のことをいう。また、第1ローラの一端部の変位量が小さければ、第1ローラの他端部がこの平面上にあってもよい。
請求項2の定着装置は、請求項1の定着装置において、上記支持手段は、上記第1ローラの他端部の軸受を該第1ローラと上記第2ローラとの回転軸を含む平面に対して直交する方向へ変位可能に支持することを特徴とするものである。
請求項3の定着装置は、請求項1又は2の定着装置において、上記支持手段は、上記第1ローラの他端部の軸受を支持する面板と、該面板に穿設され該第1ローラの一端部の変位方向を長手方向とする位置決め長穴と、該位置決め長穴と係合する位置決めピンとから構成されることを特徴とするものである。
請求項4の定着装置は、請求項1、2又は3の定着装置において、上記第1ローラの駆動ギヤに噛み合う本体側駆動ギヤの駆動軸は、該第1ローラと上記第2ローラの軸間方向で該第1ローラの回転軸上に配置されないことを特徴とするものである。
請求項5の定着装置は、請求項4の定着装置において、上記第1ローラには、該第1ローラを上記第2ローラ側に加圧する加圧手段が設けられ、該第1ローラの駆動ギヤに噛み合う本体側駆動ギヤの推力は、該第1ローラと該第2ローラとの軸間距離が大きくなる方向へ働くことを特徴とするものである。
請求項6の定着装置は、請求項1、2、3、4又は5の定着装置において、上記第1ローラは、定着ベルトを張架しながら回転する定着ローラであって、上記第2ローラは、搬送される記録媒体を該定着ベルトを介して該第1ローラに加圧する加圧ローラであることを特徴とするものである。
請求項7の画像形成装置は、像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、該像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該記録媒体上の未定着トナー像を定着する定着手段とを備える画像形成装置において、上記定着手段として、請求項1、2、3、4、5又は6の定着装置を用いることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1ローラの駆動ギヤの回転によって第1ローラの一端部が変位しても、支持手段によって第1ローラの他端部の位置を一端部の変位方向及び変位量に応じて調整することができる。すなわち、駆動ギヤの回転時に第1ローラと第2ローラとの回転軸がずれても、第1ローラと第2ローラとの回転軸を略平行となるように調整することが可能となる。
また、本実施形態に係る定着装置6によれば、支持部材36によって加圧ローラ30の他端部が加圧ローラ30と定着ローラ31との回転軸を含む平面に対して直交する方向、図4中上下方向へ変位可能に支持され、水平方向には変位しない。そのため、加圧ローラ30と定着ローラ31との定着ニップ部におけるニップ幅が変化しない。なお、加圧ローラ30の回転軸の上下方向の変位量は、ニップ幅が変化するほど大きくないものである。よって、ニップ幅の変化による定着性の変化等の副作用を生じることなく、転写紙のシワや定着ベルトの破損を防止することが可能となる。
また、本実施形態に係る定着装置6によれば、本体側駆動ギヤ35の駆動軸を加圧ローラ30と定着ローラ31との軸間方向で加圧ローラ30の回転軸からずれて配置できることから、レイアウト上の利便性に優れる。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、本体側駆動ギヤ35の推力が加圧ローラ30と定着ローラ31との軸間距離が大きくなる方向に働いても、加圧バネによって加圧ローラ30と定着ローラ31との軸間方向での加圧ローラ30の変位が抑制される。
また、本実施形態に係る定着装置によれば、上述した支持部材36を備えているため、加圧ローラ30と定着ローラ31との回転軸のずれによる転写紙のシワの発生を確実に抑制し、定着ベルト33の寄りによる定着ベルト33の破損を抑制することができる。
また、本実施形態に係るプリンタによれば、定着工程における転写紙のシワの発生を抑制することができるので、転写紙のシワの発生に伴う画質低下のない高品質の画像を形成することができる。また、定着ベルト33の破損も抑制することができるので、装置の高寿命化、低コスト化を図ることが可能となる。
なお、本実施形態においては、定着ベルト33を用いるベルト定着装置について説明したが、本発明は、加熱ローラと加圧ローラとにより転写紙にトナー像を定着させるローラ定着装置に適用してもよい。また、このとき、駆動ギヤは、加熱ローラ、加圧ローラのどちらに設けてもよい。
30 加圧ローラ
31 定着ローラ
33 定着ベルト
34 駆動ギヤ
35 本体側駆動ギヤ
36 支持部材
Claims (7)
- 第1ローラと第2ローラとの間に形成される定着ニップ部にトナー像を載せた記録媒体を通過させることで記録媒体上のトナー像を定着する定着装置において、
上記第1ローラは、駆動ギヤを一端部に備え、駆動ギヤの回転による第1ローラの一端部の変位方向及び変位量に応じて、該第1ローラの他端部を該駆動ギヤ回転前の該第1ローラと該第2ローラとの回転軸を含む平面外へ変位可能に支持する支持手段を備えていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1の定着装置において、
上記支持手段は、上記第1ローラの他端部の軸受を該第1ローラと上記第2ローラとの回転軸を含む平面に対して直交する方向へ変位可能に支持することを特徴とする定着装置。 - 請求項1又は2の定着装置において、上記支持手段は、上記第1ローラの他端部の軸受を支持する面板と、該面板に穿設され該第1ローラの一端部の変位方向を長手方向とする位置決め長穴と、該位置決め長穴と係合する位置決めピンとから構成されることを特徴とするものである。
- 請求項1、2又は3の定着装置において、
上記第1ローラの駆動ギヤに噛み合う本体側駆動ギヤの駆動軸は、該第1ローラと上記第2ローラの軸間方向で該第1ローラの回転軸上に配置されないことを特徴とする定着装置。 - 請求項4の定着装置において、
上記第1ローラには、該第1ローラを上記第2ローラ側に加圧する加圧手段が設けられ、該第1ローラの駆動ギヤに噛み合う本体側駆動ギヤの推力は、該第1ローラと該第2ローラとの軸間距離が大きくなる方向へ働くことを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4又は5の定着装置において、
上記第1ローラは、定着ベルトを張架しながら回転する定着ローラであって、
上記第2ローラは、搬送される記録媒体を該定着ベルトを介して該第1ローラに加圧する加圧ローラであることを特徴とする定着装置。 - 像担持体上にトナー像を形成する像形成手段と、該像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する転写手段と、該記録媒体上の未定着トナー像を定着する定着手段とを備える画像形成装置において、
上記定着手段として、請求項1、2、3、4、5又は6の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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