JP2000136823A - 軸受け機構及びロ―ラ保持装置及び搬送装置及び記録装置 - Google Patents

軸受け機構及びロ―ラ保持装置及び搬送装置及び記録装置

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JP2000136823A
JP2000136823A JP11240544A JP24054499A JP2000136823A JP 2000136823 A JP2000136823 A JP 2000136823A JP 11240544 A JP11240544 A JP 11240544A JP 24054499 A JP24054499 A JP 24054499A JP 2000136823 A JP2000136823 A JP 2000136823A
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roller
holding
bearing
transport
recording
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JP11240544A
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Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Shinya Sonoda
園田  信哉
Hiroyuki Tanaka
裕之 田中
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸の溝部及びその溝部に対応する軸受けの爪
部を不要とし、生産効率とサービス性の向上を可能とす
る軸受け機構並びにローラ保持装置、及びこの軸受け機
構並びにローラ保持装置を備え、また従動ローラが被搬
送材の全域に存在しない際、被搬送材の端部を正しく導
き、また、排紙された後の被搬送材を傷つけないことを
可能とする搬送装置と、さらにこの搬送装置を備えた記
録装置を提供する。 【解決手段】 保持板の両面を挟み込む挟持部と固定手
段を備え、また、被搬送材の端部を導くガイド部材と、
被搬送材巻き込み防止の保護部材を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軸を保持する軸受け
機構、さらにこの軸受け機構を搬送部に適用した搬送装
置、またこの搬送装置を適用して記録媒体を搬送し、記
録媒体上に記録ヘッドによって画像を形成する記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピュータやワードプ
ロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーション
の出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基
づいて用紙やプラスチック薄板等の被記録材(記録媒
体)に画像を記録していくように構成されている。
【0003】前記記録装置は、記録方式により、インク
ジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザビー
ム式等に分けることができる。
【0004】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交差
する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリ
アルタイプの記録装置においては、被記録材に沿って移
動するキャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を
記録(主走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量
の紙送り(ピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した
被記録材に対して、次の行の画像を記録(主走査)する
という動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録
が行われる。
【0005】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段(記
録ヘッド)から被記録材にインクを吐出して記録を行う
ものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高
精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別
の処理を必要とせずに記録することができ、ランニング
コストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少
なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記
録するのが容易であるなどの利点を有している。
【0006】以下に、従来例の記録装置搬送手段の構成
を図13乃至18に基づき説明する。図13は記録装置
の正面図、図14は記録装置の構成断面図である。
【0007】曲げ起こした板金からなるシャーシ508
に送紙部503が取り付けられている。送紙部503は
シート材P′を搬送する搬送ローラ536とPEセンサ
532を有している。
【0008】搬送ローラ536は金属軸の表面にゴムな
どの弾性体を巻き付けた構成であり、両軸の金属部分を
導電性の軸受け538,539で受け、シャーシ508
に取り付けられている。搬送ローラ536には回転時の
負荷を与え安定した搬送が行えるために軸受け538と
搬送ローラ536の間に搬送ローラテンションバネ68
1が設けられて、搬送ローラ536を付勢することで所
定の負荷を与えている。
【0009】搬送ローラ536の取り付け方法は、まず
搬送ローラ536の片側を軸受け539に通して、シャ
ーシ508に取り付ける。そして、逆側の搬送ローラ5
36の軸をシャーシ508に通す。シャーシ508はそ
の部分が切り欠かれており、軸は通すことができる。
【0010】次に、搬送ローラテンションバネ681を
取付けて、軸受け538を外側から搬送ローラ536の
軸を通しながら、シャーシ508に嵌合させる。この
時、軸受け538の爪部686が搬送ローラ536に設
けた溝部661に入り、搬送ローラ536はシャーシ5
08に固定される。組み上げた状態では図15に示す様
な構成になる。
【0011】搬送ローラ536には従動する複数のピン
チローラ537が当接して設けられている。ピンチロー
ラ537は軸530aを中心に揺動可能に支持されたピ
ンチローラガイド530に保持され、ピンチローラバネ
531で付勢することで、ピンチローラ537を搬送ロ
ーラ536に圧接することでシート材P′の搬送力を生
み出している。
【0012】ピンチローラ537はシート材P′の全域
を覆う構成ではなく分割され所定範囲のみを押さえる様
になっている。この時、ピンチローラガイド530の回
転軸530aが上ガイド533の軸受けに取り付けら
れ、そこを中心に回転する。
【0013】さらに、シート材P′が搬送されてくる送
紙部503の入口にはシート材P′をガイドする上ガイ
ド533及びプラテン534が配設されている。また、
上ガイド533にはシート材P′の先端、後端検出をP
Eセンサ532に伝えるPEセンサレバー535が設け
られている。
【0014】プラテン534はシャーシ508に取り付
けられる搬送ローラ536と嵌合し、摺動する軸受け部
642と、シャーシ508に直接取り付けられる取り付
け軸643によって位置決めされる。また、プラテン5
34の紙基準側にはシート材P′の端部を覆う紙押さえ
644が設けられている。
【0015】これによって、端部が変形、またはカール
したシート材P′においても端部が浮き上がってキャリ
ッジ550、または記録ヘッド507と干渉しないよう
にしている。
【0016】さらに、搬送ローラ536のシート材P′
搬送方向における下流側には、画像情報に基づいて画像
を形成する記録ヘッド507が設けられている。
【0017】上記構成において、送紙部503に送られ
たシート材P′はプラテン534、ピンチローラガイド
530及び上ガイド533に案内されて、搬送ローラ5
36とピンチローラ537とのローラ対に送られる。
【0018】この時、PEセンサレバー535は搬送さ
れてきたシート材P′の先端を検知して、これによりシ
ート材P′の印字位置を求めている。また、シート材
P′は不図示のLFモータによりローラ対536,53
7が回転することでプラテン534上を搬送される。
【0019】なお、記録ヘッド507はインクタンクと
一体に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッド
が用いられている。この記録ヘッド507は、ヒータ等
によりインクに熱を与えることが可能となっている。
【0020】そして、この熱によりインクは膜沸騰し、
この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる
圧力変化によって記録ヘッド507のノズル570から
インクが吐出されてシート材P′上に画像が形成され
る。
【0021】排紙部504は、伝達ローラ540が搬送
ローラ536に当接し、さらに、伝達ローラ540は排
紙ローラ541と当接して設けられている。したがっ
て、搬送ローラ536の駆動力が伝達ローラ540を介
して排紙ローラ541に伝達される。また、排紙ローラ
541に従動して回転可能な如く拍車542が排紙ロー
ラ541に当接されている。
【0022】拍車542はプラテン534に設けられた
一体型の拍車ステー641に取り付けられている。
【0023】このように、拍車ステー641をプラテン
534に一体で設けることにより、拍車542と排紙ロ
ーラ541との寸法を同一部品内で管理することができ
るので、寸法関係を安定して保つことができる。
【0024】また、拍車ステー641には一部切り欠き
641aが設けられており、ヘッド507交換の時にキ
ャリッジ550がこの位置まで移動してきて、ヘッド5
07の脱着を行うフックレバー553の操作が行えるよ
うなスペースを確保している。
【0025】以上の構成によって、キャリッジ部505
で画像形成されたシート材P′は、排紙ローラ541と
拍車542とのニップに挟まれ、搬送されて不図示の排
紙トレー等に排出される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0027】搬送ローラ536のシャーシ508への取
り付け構成において、図5(a),図15に示すよう
に、搬送ローラ536の金属軸部分に溝部661を設け
る必要があった。また、その溝661に対応する軸受け
538に爪部686を設ける必要があった。そのために
工程が増え、コストアップになっていた。さらに、軸受
けの爪686が外す時に破損する恐れがあり、サービス
性にも問題があった。
【0028】また、ピンチローラ537がシート材P′
のほぼ全域を押さえていないので、図16に示すよう
に、端部が反ったシート材P′だと、紙押さえ部644
の下側に入らず、上側に上がり、シート材P′端部がキ
ャリッジ550または記録ヘッド507と干渉する場合
があった。
【0029】また、シート材P′の種類が増え、周囲の
温度、湿度などの環境によっては、排紙されたあとのシ
ート材P′の後端が浮き上がるものなども出てきた。こ
の時に拍車542と拍車クリーナー543あるいはプラ
テン534の拍車取り付け部641の間にシート材P′
の後端が挟み込まれ、排紙不良になったり、拍車542
によってシート材P′を傷つける場合があった。
【0030】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、軸の溝
部及びその溝部に対応する軸受けの爪部を不要とし、生
産効率とサービス性の向上を可能とする軸受け機構並び
にローラ保持装置、及びこの軸受け機構並びにローラ保
持装置を備え、また従動ローラが被搬送材の全域に存在
しない際、被搬送材の端部を正しく導き、また、排紙さ
れた後の被搬送材を傷つけないことを可能とする搬送装
置と、さらにこの搬送装置を備えた記録装置を提供する
ことを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、軸受けを保持する孔部を有する保
持板と、軸が挿入される軸孔を有し前記保持板の孔部に
嵌合する嵌合部、及び前記嵌合部において前記保持板の
厚みだけ軸方向に離れ外向きに突出した2つの挟持部を
備えた軸受けと、を備えた軸受け機構であって、前記保
持板は、前記挟持部を通過させる切欠き部を孔部の周囲
に備え、前記挟持部は、前記軸受けの嵌合部を保持板の
孔部に嵌合させた後、軸受けを回動させることで挟持部
を切欠き部から移動させ、前記保持板を内側と外側から
挟み込み、前記挟持部により保持板が内側と外側から挟
み込まれた回動位置で、前記軸受けの回動を固定する固
定手段を備えることを特徴とする。
【0032】また、前記固定手段は、前記軸受けの挟持
部と前記保持板のうちいずれか一方に凸部を、他方に凹
部または穴部を備えることも好適である。
【0033】また、前記外向きに突出した2つの挟持部
のうち一方は、対向する他方の形状より大きく設けら
れ、該他方の対向する位置に該他方の形状より大きな孔
形状を備えることも好適である。
【0034】また、前記軸受けは、把持部を備えること
も好適である。
【0035】また、搬送ローラと、該搬送ローラの両側
に軸受け機構を備える搬送装置において、前記軸受け機
構のうち少なくともいずれか一方は、上記記載の軸受け
機構であることを特徴とする。
【0036】また、搬送経路を挟んで配置された搬送ロ
ーラと、該搬送ローラに対し軸方向に複数に分割された
従動ローラと、からなる搬送手段を有する搬送装置にお
いて、前記従動ローラが存在せず、被搬送材の端部が通
過する位置に、該被搬送材の端部を押えるガイド部材を
備えることを特徴とする。
【0037】また、前記搬送手段は、前記従動ローラを
保持する従動ローラ保持部を有し、前記ガイド部材を前
記従動ローラ保持部に備えることも好適である。
【0038】また、前記ガイド部材は、前記搬送ローラ
と前記従動ローラのニップ部において断面形状にて該従
動ローラと同じ半径を持ち、前記ニップ部から前記搬送
経路上流方向に、滑らかに該搬送経路より離れるテーパ
形状を持つことも好適である。
【0039】また、搬送経路を挟んで配置された排紙ロ
ーラと拍車を有する搬送装置において、前記搬送経路下
流側で、前記搬送経路と拍車の間に位置する、巻き込み
防止の保護部材を備えることを特徴とする。
【0040】また、前記保護部材を、前記拍車取り付け
部に設け、少なくとも最両端の拍車の外側に設けること
も好適である。
【0041】また、被搬送材である記録媒体に画像を形
成する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを保持し主走査方
向に走査可能なキャリッジと、前記キャリッジの走査時
に該キャリッジをガイドするガイド手段と、前記記録媒
体を副走査方向へ搬送するための搬送手段とを有する記
録装置において、上記に記載の搬送装置を備えることを
特徴とする。
【0042】また、被搬送材である記録媒体に画像を形
成する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを保持し主走査方
向に走査可能なキャリッジと、前記キャリッジの走査時
に該キャリッジをガイドするガイド手段と、前記記録媒
体を副走査方向へ搬送するための搬送手段とを有する記
録装置において、前記搬送手段は、搬送ローラと該搬送
ローラに対し軸方向に複数に分割された従動ローラ、印
字時のガイド面を形成するプラテン、該プラテンに設け
られた記録媒体の端部の浮きを押える押え部材を備え、
前記従動ローラが存在せず、前記記録媒体の端部が通過
する位置に、該記録媒体の端部を押えるガイド部材を備
え、前記ガイド部材は前記押え部材であることを特徴と
する。
【0043】また、軸を有するローラと、前記ローラの
両端部において前記軸を回転可能に支持する軸受けと、
前記軸受けを保持する孔部を有する保持板と、前記軸受
けの少なくとも一方と前記ローラとの間に配置され前記
ローラと前記軸受けを互いに離れる方向に付勢する弾性
部材とを備えたローラ保持装置において、前記軸受け
は、支持する前記軸の半径方向であって一方向に伸び、
前記保持板を両面から挟み、前記軸受けを前記保持板に
保持する一対の挟持部を有し、前記挟持部のうち前記保
持板に対して前記ローラ側の第1の挟持部と前記弾性部
材の付勢力によって生ずるモーメントに抗して、前記軸
受けの傾きを規制するために前記ローラとは反対側の第
2の挟持部には前記保持板と当接する当接部が設けられ
ていることを特徴とする。
【0044】また、前記第2の挟持部は、前記第1の挟
持部よりも長いことも好適である。
【0045】また、前記第2の挟持部は、前記軸受けの
軸回りの回転を規制する規制部を備えることも好適であ
る。
【0046】また、前記ローラを回転駆動させる駆動手
段を備えることも好適である。
【0047】また、搬送装置にあっては、上記記載のロ
ーラ保持装置と、このローラ保持装置に保持されるロー
ラと協働してシートを挟持搬送するピンチローラとを備
えることを特徴とする。
【0048】また、記録装置にあっては、上記記載の搬
送装置と、この搬送装置によって搬送されるシートに画
像を記録する記録手段とを備えることを特徴とする。
【0049】また、前記記録手段は、インク液滴をシー
ト面に吐出することによって画像を記録することも好適
である。
【0050】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0051】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態を図1乃至図8に基づき説明する。
【0052】自動給紙装置を有した記録装置1は、給紙
部2、送紙部3,排紙部4,キャリッジ部5,クリーニ
ング部6から構成されている。そこで、これらを項目に
分けて概略を順次述べていく。なお、図1は記録装置1
の正面図、図2は記録装置1の構成断面図である。
【0053】まず、給紙部について説明する。
【0054】給紙部2はシート材Pを積載する圧板21
とシート材Pを給紙する給送回転体22がベース20に
取り付けられる構成となっている。圧板21には可動サ
イドガイド23が移動可能に設けられて、シート材Pの
積載位置を規制している。
【0055】圧板21はベース20に結合された回転軸
を中心に回転可能で、圧板バネ24により給送回転体2
2に付勢される。給送回転体22と対向する圧板21の
部位には、シート材Pの重送を防止する人工皮等の摩擦
係数の大きい材質からなる分離パッド25が設けられて
いる。
【0056】さらに、ベース20には、シート材Pの一
方向の角部を覆い、シート材Pを一枚ずつ分離するため
の分離爪26,厚紙等分離爪26が使えないものを分離
するためにベース20に一体成形された土手部27,圧
板21と給送回転体22の当接を解除するリリースカム
29,が設けられている。
【0057】上記構成において、待機状態ではリリース
カム29が圧板21を所定位置まで押し下げている。
【0058】これにより、圧板21と給送回転体22の
当接は解除される。そして、この状態で搬送ローラ36
の有する駆動力が、ギア等により給送回転体22及びリ
リースカム29に伝達されると、リリースカム29は圧
板21から離れるので圧板21は上昇し、給送回転体2
2とシート材Pが当接し、給送回転体22の回転に伴い
シート材Pはピックアップされ給紙を開始し、分離爪2
6によって一枚ずつ分離されて送紙部3に送られる。
【0059】この時、普通紙のようなこしの無い紙に対
しては分離爪26が固定のまま作用し、分離を行う。厚
紙のようにこしの有る紙に対しては分離爪26が用紙に
よって動かされながら分離を行う。給送回転体22及び
リリースカム29とはシート材Pを送紙部3に送り込む
まで回転し、再びシート材Pと給送回転体22との当接
を解除した待機状態となって搬送ローラ36からの駆動
力が切られる。
【0060】次に、送紙部について説明する。
【0061】曲げ起こした板金からなるシャーシ8に送
紙部3が取り付けられている。送紙部3はシート材Pを
搬送する搬送ローラ36とPEセンサ32を有してい
る。
【0062】搬送ローラ36は金属軸の表面にゴムなど
の弾性体を巻き付けた構成であり、両軸の金属部分を導
電性の軸受け38,39で受け、シャーシ8に取り付け
られている。搬送ローラ36には回転時の負荷を与え安
定した搬送が行えるために軸受け38と搬送ローラ36
の間に弾性部材としての搬送ローラテンションバネ38
1が設けられて、搬送ローラ36を付勢することで所定
の負荷を与えている。
【0063】搬送ローラ36には従動する複数のピンチ
ローラ37が当接して設けられている。ピンチローラ3
7はピンチローラガイド30に保持され、ピンチローラ
バネ31で付勢することで、ピンチローラ37が搬送ロ
ーラ36に圧接し、シート材Pの搬送力を生み出してい
る。ピンチローラ37はシート材Pの全域を覆う構成で
はなく分割され所定範囲のみを覆う様になっている。
【0064】従って、ピンチローラ37が無い部分はピ
ンチローラガイド30からガイド302を設けて、シー
ト材Pなどの浮きを防止している。この時、ピンチロー
ラガイド30の回転軸30aが上ガイド33の軸受けに
取り付けられ、そこを中心に回転する。
【0065】さらに、シート材Pが搬送されてくる送紙
部3の入口にはシート材Pをガイドする上ガイド33及
びプラテン34が配設されている。また、上ガイド33
にはシート材Pの先端、後端検出をPEセンサ32に伝
えるPEセンサレバー35が設けられている。プラテン
34はシャーシ8に取り付けられる搬送ローラ36と嵌
合し、摺動する軸受け部342と、シャーシ8に直接取
り付けられる取り付け軸343によって位置決めされ
る。
【0066】また、プラテン34の紙基準側にはシート
材Pの端部を覆う紙押さえ部344が設けられている。
これによって、端部が変形、またはカールしたシート材
Pにおいても端部が浮き上がってキャリッジ50、また
は記録ヘッド7と干渉しないようにしている。さらに、
搬送ローラ36の記録シート搬送方向における下流側に
は、画像情報に基づいて画像を形成する記録ヘッド7が
設けられている。
【0067】上記構成において、送紙部3に送られたシ
ート材Pはプラテン34、ピンチローラガイド30及び
上ガイド33に案内されて、搬送ローラ36とピンチロ
ーラ37とのローラ対に送られる。この時、PEセンサ
レバー35は搬送されてきたシート材Pの先端を検知し
て、これによりシート材Pの印字位置を求めている。ま
た、シート材Pは駆動手段としてのLFモーターLFM
によりローラ対36,37が回転することでプラテン3
4上を搬送される。
【0068】なお、記録ヘッド7はインクタンクと一体
に構成された交換容易なインクジェット記録ヘッドが用
いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によりイ
ンクに熱を与えることが可能となっている。そして、こ
の熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の
成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘ
ッド7のノズル70からインクが吐出されてシート材P
上に画像が形成される。
【0069】次に、キャリッジ部について説明する。
【0070】キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付
けるキャリッジ50を有している。そしてキャリッジ5
0は、シート材Pの搬送方向にたいして直角方向に往復
走査させるためのガイド軸81及びキャリッジ50の後
端を保持して記録ヘッド7とシート材Pとの隙間を維持
するガイドレール82によって支持されている。
【0071】なお、これらガイド軸81はシャーシ8に
取り付けられている。ガイドレール82をシャーシ8に
一体に形成されている。以上のように、ガイドレール8
2をシャーシ8と一体で形成する構成とすることで部品
点数の削減、取り付け工数の削減となり、コストダウン
になる。
【0072】また、ガイドレール82の曲げによって、
シャーシ8の剛性が上がるので強度的な信頼性が向上す
る。さらに、従来の強度で十分な場合はシャーシ8を形
成する板金の板厚を小さくできるのでいっそうのコスト
ダウンになる。
【0073】また、キャリッジ50はシャーシ8に取り
付けられたキャリッジモーター80によりタイミングベ
ルト83を介して駆動される。このタイミングベルト8
3は、アイドルプーリー84によって張設、支持されて
いる。さらに、キャリッジ50には、電気基板9から記
録ヘッド7のヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基
板56を備えている。
【0074】上記構成において、シート材Pに画像形成
する時は、画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向
の位置)にローラ対36,37がシート材Pを搬送する
と共にキャリッジモーター80によりキャリッジ50を
画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向と垂直な位
置)に移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向
させる。その後、電気基板9からの信号により記録ヘッ
ド7がシート材Pに向けてインクを吐出して画像が形成
される。
【0075】次に、排紙部について説明する。
【0076】排紙部4は、伝達ローラ40が搬送ローラ
36に当接し、さらに、伝達ローラ40は排紙ローラ4
1と当接して設けられている。したがって、搬送ローラ
36の駆動力が伝達ローラ40を介して排紙ローラ41
に伝達される。また、排紙ローラ41に従動して回転可
能な如く拍車42が排紙ローラ41に当接されている。
【0077】拍車42はプラテン34に設けられた一体
型の拍車ステー341に取り付けられている。このよう
に、拍車ステー341をプラテン34に一体で設けるこ
とにより、拍車42と排紙ローラ41との寸法を同一部
品内で管理することができるので、寸法関係を安定して
保つことができる。
【0078】また、拍車ステー341には一部切り欠き
346が設けられており、ヘッド7交換の時にキャリッ
ジ50がこの位置まで移動してきて、ヘッド7の脱着を
行うフックレバー53の操作が行えるようなスペースを
確保している。
【0079】以上の構成によって、キャリッジ部5で画
像形成されたシート材Pは、排紙ローラ41と拍車42
とのニップに挟まれ、搬送されて不図示の排紙トレー等
に排出される。
【0080】次に、クリーニング部について説明する。
【0081】クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリ
ーニングを行うポンプと記録ヘッド7の乾燥を抑えるた
めのキャップ及び搬送ローラ36からの駆動力を給紙部
2及びポンプに切り換える駆動切り替えアームから構成
されている。
【0082】次に、本発明の軸受け機構を備えたシート
材Pの搬送装置に関わる主要各部の詳細について述べ
る。
【0083】図3,図4は本発明の軸受け機構を用いた
搬送ローラ36の取り付け方法を示している。
【0084】図3(a)は軸受けの左側面図、同図
(b)は軸受けの正面図、同図(c)は軸受けの右側面
図を表し、図4(a)は軸受けを保持板に嵌合させた状
態、同図(b)は嵌合後軸受けを回動させ固定させた状
態を表している。
【0085】まず搬送ローラ36の片側を軸受け39に
通して、保持板としてのシャーシ8に取り付ける。そし
て、逆側の搬送ローラ36の軸をシャーシ8に通す。シ
ャーシ8はその部分が切り欠かれており(8a),軸は
通すことができる。
【0086】次に、搬送ローラテンションバネ381を
取付けて、軸受け38を外側から搬送ローラ36の軸を
通しながら、軸受けの嵌合部387(図3(b)ハッチ
ング部)をシャーシ8に嵌合させる(図4(a))。こ
の時、軸受けの2つの挟持部382(第1の挟持部),
388(第2の挟持部)のうちシャーシ8内側を受ける
部分382がシャーシ8切り欠き部8aを通過する。
【0087】この状態で把持部として軸受け38に設け
た取り付け時の操作部383を持って回動させると(図
4(b))、シャーシ8内側とシャーシ8外側の対向す
る位置で軸受けの2つの挟持部382,388がシャー
シ8を挟み込み、軸方向の抜け止めが行われ、また、搬
送ローラテンションバネ381の付勢力を受ける。
【0088】さらに、固定手段として、軸受け38に回
転止めの規制部384を設け、それに対応するシャーシ
8の規制部89を設けた。これにより、軸受け38の回
転止め凸部384がシャーシ8の回転止め規制部の穴8
9に入り込み、軸受け38がシャーシ8より外れないよ
うになる。
【0089】この状態における軸受け38に作用する力
を図3(b)に示す。
【0090】軸受け38の挟持部382のシャーシ8内
側を受ける部分に搬送ローラテンションバネ381の付
勢力が作用する。軸受け38の第1の挟持部382のシ
ャーシ8内側を受ける部分が片方に寄っているので、P
1を中心に、軸受け38を傾ける力がA方向に働く。こ
れを軸受け38の第2の挟持部388のシャーシ8外側
を受ける面388a(当接部)でB方向に支えることが
できる。これらによって、搬送ローラ36の位置が決ま
り、安定化される。
【0091】この構成によって、搬送ローラ36の金属
軸部分に軸受けを保持するための溝部及びその溝に対応
する軸受けの爪部等が不要になり、工程が減り、コスト
ダウンになる。さらに、軸受けの爪の破損もないので、
サービス性も向上する。
【0092】次に、図6に示すように、ピンチローラ3
7はシート材Pの搬送領域全てを押さえておらず、4本
で所定の幅を押さえている。ピンチローラ37を小さく
し、短くすることでコストダウンとなる。
【0093】ピンチローラ37を保持し、搬送ローラ3
6への押し付け力を与えるピンチローラガイド30は、
ピンチローラ37がある範囲で剛性を持ち、ピンチロー
ラ37が無い部分は剛性を無くした単一部品で構成され
ている。
【0094】この構成により、ピンチローラバネ31の
圧が効率よくピンチローラ37に作用することになる。
また、ピンチローラ37の無い部分では、シート材Pの
浮きを押さえるガイドリブ302が設けられている。
【0095】さらに、プラテン34に設けられたシート
材Pの端部の浮きを押さえる紙押さえ部344材領域と
シート材Pの搬送領域のオーバーラップ部分にシート材
Pの端部を紙押さえ部344の下に導くガイド部303
を設けた。そのガイド部303は断面でピンチローラ3
7の形状の一部を用いている。
【0096】図7に示すようにピンチローラ37の外径
形状からシート材Pの搬送方向上流に向かって滑らかな
テーパー面を形成している。
【0097】以上より、ピンチローラ37がシート材P
の搬送領域の全域を押さえていない場合、端部が反った
シート材Pでも、ガイド部材303で導かれるので紙押
さえ部344の下側に入り、シート材P端部がキャリッ
ジ50または記録ヘッド7と干渉することもない。
【0098】次に、シート材P搬送方向の下流側に設け
られた排紙ローラ40と拍車42で構成され、プラテン
34の拍車ステーの拍車取り付け部341にシート材P
巻き込み防止の保護部材として全ての拍車42の両側に
リブ345を設けている。
【0099】記録媒体の種類、周囲の温度、湿度などの
環境により、排紙されたあとのシート材Pの後端が浮き
上がっても、保護部材345により、拍車42と拍車ク
リーナー43あるはプラテンの拍車取り付け部341の
間にシート材Pの後端が挟み込まれることがなく、排紙
不良になったり、拍車42によってシート材Pを傷つけ
ることもない。
【0100】(実施の形態2)第1の実施の形態におい
ては、軸受けのシャーシ内側とシャーシ外側の対向する
位置でシャーシを挟み込む部分において、ほぼ同じ幅で
構成する構造にしたが、図9に示すごとく、どちらか片
方の挟み込み部分に対応するもう一方の挟み込み部分が
前記挟み込み部分の形状より大きな孔形状385を有す
る構成にしてもよい。
【0101】これによって、型構造上スライドを無くし
簡単な構成で部品成型することができ性能の安定化とコ
ストダウンを実現することができる。
【0102】その他の構成については第1の実施の形態
と同様である。
【0103】(実施の形態3)第1の実施の形態におい
ては、シート材Pを紙押さえ部344に導く構成とし
て、ガイド部303がピンチローラガイド30に設けら
れたが、紙押さえ部344自身に設けてもよい。
【0104】図10,11に示すように、シート材P搬
送方向に対して、紙押さえ部344がピンチローラ37
より上流まで延び(344a),ピンチローラガイド3
0とオーバーラップしている。
【0105】以上により、より確実にシート材Pが紙押
さえ部344の下側に入り込むようになる。
【0106】その他の構成については第1の実施の形態
と同様である。
【0107】(実施の形態4)第1の実施の形態におい
ては、プラテン34の拍車ステーの拍車取り付け部34
1にシート材P巻き込み防止の保護部材345として全
ての拍車32の両側にリブを設けたが、最両端の拍車3
2の外側のみにつけても良い。
【0108】図12に示すように、最両端の拍車32の
外側のみに保護部材用リブ345を付ける。この場合で
もシート材Pの両後端を受けられるので、効果はある。
【0109】以上より、保護部材345を全ての拍車4
2の両側に付けなくても、効果を上げることができ、設
計の自由度が上がるとともに、型加工も簡単になるなど
の効果もある。
【0110】その他の構成については第1の実施の形態
と同様である。
【0111】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、軸部分に溝部及びその溝に対応する軸受けの爪
部が不要になり、生産工程が減り、生産効率を上げるこ
とが可能となり、コストダウンを図れる。さらに、軸受
けの爪の破損もなくなり、サービス性も向上する。
【0112】また、従動ローラが被搬送材の搬送領域の
全域を押さえていない場合、端部が反った被搬送材で
も、ガイド部材により正しく導くことができる。被搬送
材が、記録媒体である記録装置においても、記録媒体の
端部をガイド部材で正しく紙押さえ部の下側に導くの
で、記録媒体端部がキャリッジまたは記録ヘッドと干渉
することがなくなる。
【0113】さらに、記録媒体の種類、周囲の温度、湿
度などの環境により、排紙されたあとの記録媒体の後端
が浮き上がっても、保護部材により、拍車とプラテンの
拍車取り付け部の間に記録媒体の後端が挟み込まれるこ
とがなく、排紙不良になったり、拍車によって記録媒体
を傷つけることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
正面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
構成断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
軸受け形状、取り付け状態説明図。同図(a)は軸受け
の左側面図、同図(b)は軸受けの正面図、同図(c)
は軸受けの右側面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
軸受け取り付け方法説明図。同図(a)は軸受けを保持
板に嵌合させた状態図、同図(b)は嵌合後軸受けを回
動させ固定させた状態図。
【図5】本発明の第1の実施の形態および従来例におけ
る記録装置の搬送ローラ軸の形状説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
紙送り部主要部品の平面図。
【図7】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
紙押さえ部材に対するガイド部の作用説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態における記録装置の
拍車噛み込み防止保護手段説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態における記録装置の
軸受け形状、取り付け状態説明図。
【図10】本発明の第3の実施の形態における記録装置
の紙押さえ部材に対するガイド部の作用説明図。
【図11】本発明の第3の実施の形態における記録装置
の紙押さえ部材に対するガイド部の作用説明図。
【図12】本発明の第4の実施の形態における記録装置
の拍車噛み込み防止保護手段説明図。
【図13】従来例における記録装置の正面図。
【図14】従来例における記録装置の構成断面図。
【図15】従来例における記録装置の軸受け形状の説明
図。
【図16】従来例における記録装置の紙押さえ部材の上
面に記録媒体が通過するメカニズム説明図。
【図17】従来例における記録装置の拍車噛み込みのメ
カニズム説明図。
【図18】従来例におけるプラテンユニットの平面図。
【符号の説明】
1 記録装置 2 給紙部 3 送紙部 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 記録ヘッド 8 シャーシ 9 電気基板 30 ピンチローラガイド 31 ピンチローラバネ 32 PEセンサ 33 上ガイド 34 プラテン 302 ガイドリブ 303 ガイド部材 341 拍車取り付け部 342 搬送ローラ取り付け部 343 シャーシ取り付け軸 344 紙押さえ部 345 噛み込み防止保護部 35 PEセンサレバー 36 搬送ローラ 361 搬送ローラの溝部 37 ピンチローラ 38 軸受け 381 テンションバネ 382 シャーシ受け部(第1の挟持部) 383 操作部(把持部) 384 規制部(固定手段) 385 孔形状(押し切り穴部) 386 爪部 387 嵌合部 388 シャーシ受け部(第2の挟持部) 388a シャーシ外側を受ける面(当接部) 39 軸受け 42 拍車 43 拍車クリーナー 50 キャリッジ 51 ヘッドホルダー 52 ベースカバー 53 フックレバー 54 HPセンサ 55 フックカバー 80 キャリッジモータ 81 ガイド軸 82 ガイドレール 83 タイミングベルト 84 アイドルプーリ 86 キャップガイド 87 センサ遮光板 89 軸受け回転止め穴部(固定手段)

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸受けを保持する孔部を有する保持板
    と、 軸が挿入される軸孔を有し前記保持板の孔部に嵌合する
    嵌合部、及び前記嵌合部において前記保持板の厚みだけ
    軸方向に離れ外向きに突出した2つの挟持部を備えた軸
    受けと、 を備えた軸受け機構であって、 前記保持板は、前記挟持部を通過させる切欠き部を孔部
    の周囲に備え、 前記挟持部は、前記軸受けの嵌合部を保持板の孔部に嵌
    合させた後、軸受けを回動させることで挟持部を切欠き
    部から移動させ、前記保持板を内側と外側から挟み込
    み、 前記挟持部により保持板が内側と外側から挟み込まれた
    回動位置で、前記軸受けの回動を固定する固定手段を備
    えることを特徴とする軸受け機構。
  2. 【請求項2】 前記固定手段は、前記軸受けの挟持部と
    前記保持板のうちいずれか一方に凸部を、他方に凹部ま
    たは穴部を備えることを特徴とする請求項1に記載の軸
    受け機構。
  3. 【請求項3】 前記外向きに突出した2つの挟持部のう
    ち一方は、対向する他方の形状より大きく設けられ、該
    他方の対向する位置に該他方の形状より大きな孔形状を
    備えることを特徴とする請求項1または2に記載の軸受
    け機構。
  4. 【請求項4】 前記軸受けは、把持部を備えることを特
    徴とする請求項1,2または3に記載の軸受け機構。
  5. 【請求項5】 搬送ローラと、該搬送ローラの両側に軸
    受け機構を備える搬送装置において、 前記軸受け機構のうち少なくともいずれか一方は、請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の軸受け機構であるこ
    とを特徴とする搬送装置。
  6. 【請求項6】 搬送経路を挟んで配置された搬送ローラ
    と、該搬送ローラに対し軸方向に複数に分割された従動
    ローラと、からなる搬送手段を有する搬送装置におい
    て、 前記従動ローラが存在せず、被搬送材の端部が通過する
    位置に、該被搬送材の端部を押えるガイド部材を備える
    ことを特徴とする搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、前記従動ローラを保持
    する従動ローラ保持部を有し、 前記ガイド部材を前記従動ローラ保持部に備えることを
    特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部材は、前記搬送ローラと前
    記従動ローラのニップ部において断面形状にて該従動ロ
    ーラと同じ半径を持ち、前記ニップ部から前記搬送経路
    上流方向に、滑らかに該搬送経路より離れるテーパ形状
    を持つことを特徴とする請求項6または7に記載の搬送
    装置。
  9. 【請求項9】 搬送経路を挟んで配置された排紙ローラ
    と拍車を有する搬送装置において、 前記搬送経路下流側で、前記搬送経路と拍車の間に位置
    する、巻き込み防止の保護部材を備えることを特徴とす
    る搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記保護部材を、前記拍車取り付け部
    に設け、少なくとも最両端の拍車の外側に設けることを
    特徴とする請求項9に記載の搬送装置。
  11. 【請求項11】 被搬送材である記録媒体に画像を形成
    する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを保持し主走査方向
    に走査可能なキャリッジと、前記キャリッジの走査時に
    該キャリッジをガイドするガイド手段と、前記記録媒体
    を副走査方向へ搬送するための搬送手段とを有する記録
    装置において、 請求項5乃至10のいずれか1項に記載の搬送装置を備
    えることを特徴とする記録装置。
  12. 【請求項12】 被搬送材である記録媒体に画像を形成
    する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを保持し主走査方向
    に走査可能なキャリッジと、前記キャリッジの走査時に
    該キャリッジをガイドするガイド手段と、前記記録媒体
    を副走査方向へ搬送するための搬送手段とを有する記録
    装置において、 前記搬送手段は、搬送ローラと該搬送ローラに対し軸方
    向に複数に分割された従動ローラ、印字時のガイド面を
    形成するプラテン、該プラテンに設けられた記録媒体の
    端部の浮きを押える押え部材を備え、 前記従動ローラが存在せず、前記記録媒体の端部が通過
    する位置に、該記録媒体の端部を押えるガイド部材を備
    え、 前記ガイド部材は前記押え部材であることを特徴とする
    記録装置。
  13. 【請求項13】 軸を有するローラと、 前記ローラの両端部において前記軸を回転可能に支持す
    る軸受けと、 前記軸受けを保持する孔部を有する保持板と、 前記軸受けの少なくとも一方と前記ローラとの間に配置
    され前記ローラと前記軸受けを互いに離れる方向に付勢
    する弾性部材と、 を備えたローラ保持装置において、 前記軸受けは、支持する前記軸の半径方向であって一方
    向に伸び、前記保持板を両面から挟み、前記軸受けを前
    記保持板に保持する一対の挟持部を有し、前記挟持部の
    うち前記保持板に対して前記ローラ側の第1の挟持部と
    前記弾性部材の付勢力によって生ずるモーメントに抗し
    て、前記軸受けの傾きを規制するために前記ローラとは
    反対側の第2の挟持部には前記保持板と当接する当接部
    が設けられていることを特徴とするローラ保持装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の挟持部は、前記第1の挟持
    部よりも長いことを特徴とする請求項13に記載のロー
    ラ保持装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の挟持部は、前記軸受けの軸
    回りの回転を規制する規制部を備えることを特徴とする
    請求項13または14に記載のローラ保持装置。
  16. 【請求項16】 前記ローラを回転駆動させる駆動手段
    を備えることを特徴とする請求項13,14または15
    に記載のローラ保持装置。
  17. 【請求項17】 請求項13乃至16のいずれか1項に
    記載のローラ保持装置と、このローラ保持装置に保持さ
    れるローラと協働してシートを挟持搬送するピンチロー
    ラとを備えることを特徴とする搬送装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の搬送装置と、この
    搬送装置によって搬送されるシートに画像を記録する記
    録手段とを備えることを特徴とする記録装置。
  19. 【請求項19】 前記記録手段は、インク液滴をシート
    面に吐出することによって画像を記録することを特徴と
    する請求項18に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010217772A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Fuji Xerox Co Ltd 支持軸の固定構造及びこれを用いた定着装置、画像形成装置
US8152379B2 (en) 2006-05-01 2012-04-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Bearing device having backlash reducer for reducing play of bearing, and image recording apparatus including the bearing device

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