JP2948702B2 - シート搬送装置 - Google Patents
シート搬送装置Info
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Description
ライタ、複写機等の記録シートの搬送装置、及びファク
シミリ装置、複写機、イメージリーダ、OCR等の読取
原稿の搬送装置に関するもので、特に搬送されるシート
が所望の位置で浮き上り等がなく搬送される必要がある
装置に有用な装置に関する。
るシート搬送装置は、表面が高摩擦部材からなる搬送ロ
ーラにピンチローラを付勢して、その結果生じる摩擦力
を用いて上記搬送ローラ、ピンチローラ対に挟み込まれ
たシートを搬送するものが主である。
ローラをプラスチック等で形成されたピンチローラホル
ダに取りつけ、上記ピンチローラをばね等で押圧するも
のがある。
装置では、1つのピンチローラに1つのピンチローラホ
ルダが必要であり、個々のピンチローラホルダ間に、少
なからぬ間隙を必要とするためシート全体を搬送ローラ
に押圧することが困難な場合が多い。インクジェットプ
リンタ等でインクの吐出によるシートの吸湿により記録
面が浮き上り記録品位を低下させる等、搬送されるシー
トが所望の位置で浮き上り等がなく搬送される必要があ
る装置においては、このようにシートを搬送ローラに圧
接できない従来例では問題が生じる。
チローラを組み込めばよいが、この際に生じる問題点と
して、単一の部品であるピンチローラホルダに反り、ね
じれ等が発生すると個々のピンチローラ間に圧接力のバ
ラツキが発生し、ピンチローラと搬送ローラとの間に間
隙ができることもあり得る。
と共に精度よいシート搬送系を実現できるシート搬送装
置を提供することを目的とするものである。
と、複数個のピンチローラと、前記搬送ローラに前記ピ
ンチローラが圧接するように前記ピンチローラを押圧す
る押圧手段と、を有するシート搬送装置において、前記
押圧手段は、前記複数個のピンチローラが取り付けられ
ると共に、単一の部品で、かつ通紙方向への剛性が通紙
方向と直角方向への剛性よりも大きくなるように構成さ
れたピンチローラホルダと、前記ピンチローラホルダに
押圧力を作用させて前記ピンチローラを前記搬送ローラ
に圧接させる押圧部材と、を有することを特徴とする。
への剛性が、通紙方向と直角方向への剛性よりも大きく
したことを特徴とする。
支持されて搬送ローラに圧接している複数のピンチロー
ラにより搬送される。そして、このときピンチローラホ
ルダが単一の部品で構成されたことで、シート幅の全域
をピンチローラで圧接可能となり、シートの浮き上りを
抑えることができる。また、ピンチローラホルダの通紙
方向の剛性を、通紙方向と直角方向の剛性よりも大きく
なるように構成することにより、ピンチローラホルダの
成形時に発生した横方向の反り、ねじれ等を、ピンチロ
ーラホルダに作用する押圧力により除去するようにす
る。
明する。
す。本実施例は、自動給紙装置一体型の記録装置であ
り、給紙部、送紙部、排紙部、キャリッジ部、クリーニ
ング部から構成されている。先ず、これらの概略の構成
と作用を説明する。
の断面図を示す。
て本体側に取り付けられており、セットされた記録シー
トPは印字後、水平に排紙される構成となっている。給
紙部11は、給紙ローラ5、図示しない分離爪、可動サ
イドガイド19、ベース20、圧板21、圧縮ばね、解
除レバー33等からなる。シートPは給紙ローラ5の回
転に伴いピックアップされ、図示しない分離爪により1
枚ずつ分離される。分離された記録シートPは送紙部へ
送られる。給紙ローラ5の回転に伴いピックアップさ
れ、図示しない分離爪により1枚ずつ分離される。分離
された記録シートPは送紙部へ送られる。
37、ピンチローラホルダ39、ピンチローラバネ4
0、上ガイド、プラテン46等からなる。送紙部12に
送られた記録シートPは、プラテン46とピンチローラ
ホルダ39、上ガイドをガイドにして、搬送ローラ36
とピンチローラ37のローラ対に送られる。図示しない
PEセンサレバーが設けられており、記録シートPの先
端を検知し、記録シートP上での印字位置を求めてい
る。ピンチローラ37はピンチローラホルダ39をピン
チローラバネ40により付勢することで、搬送ローラ3
6に押し付けられ、記録シートPの搬送力を生み出して
いる。前記ローラ対36,37により送られた記録シー
トPはLFモータ47によりローラ対36,37が回転
することによりプラテン46上に沿って進み、記録ヘッ
ド49により所定の画像情報に基づいた記録を行うこと
ができる。記録ヘッド49はインクタンクと一体に構成
され、交換容易なインクジェット記録ヘッドである。記
録ヘッド49には電気交換体を備え、印加される熱エネ
ルギにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によっ
て生じる圧力変化を利用して吐出口よりインクを吐出さ
せて記録を行う。
付けるキャリッジ50と記録シートPの搬送方向に対し
直角方向に往復走査させるためのガイド軸51と、キャ
リッジ50の後端を保持し、ヘッド〜紙間を維持するガ
イド52、キャリッジモータ53の駆動をキャリッジ5
0に伝達するタイミングベルト55、タイミングベルト
55を張設するアイドルプーリ56、記録ヘッド49へ
電気基板からのヘッド駆動信号を伝えるためのフレキシ
ブル基板57等からなる。前記記録ヘッド49、キャリ
ッジ50と一体となり走査されることにより、プラテン
46上を搬送される記録シートP上に画像を形成する。
9に搬送ローラ36の駆動を伝える伝達ローラ60と排
出を補助するための拍車61、排紙トレイ62が設けら
れている。排紙ローラ59及び拍車61により排紙トレ
イ62上に記録シートP上の画像を汚すことなく記録シ
ートPが排出される。
クリーニングを行うポンプ63と記録ヘッド49の乾燥
を抑えるためのキャップ65及び搬送ローラ36からの
駆動を給紙部11及びポンプ63に切り換える駆動切り
換えアーム66から構成されている。給紙時、クリーニ
ング時以外は駆動切り換えアーム66は図1に示した位
置にあり、搬送ローラ36の軸芯を中心に回転する不図
示の遊星ギヤを所定の位置で固定しているので、搬送ロ
ーラ36の駆動はポンプ63、そして給紙部11へは伝
達されない。キャリッジ50を移動させることで、駆動
切り換えアーム66を矢印A方向に移動させると搬送ロ
ーラ36の正転、逆転に応じて遊星ギヤが移動し、搬送
ローラ36の正転時に給紙部に駆動が伝達され、逆転時
にポンプ63に駆動が伝達されるように構成されてい
る。
ータ47及びキャリッジ50を駆動するキャリッジモー
タ53は、不図示のドライバより送られる信号に応じ
て、所定の角度だけ回転するステッピングモータを用い
ている。
詳細について、図2、図3及び図4に基づいて説明す
る。
m長で、5本用いられており、最大シート幅約270m
mの殆ど全域に押圧力が作用するように構成されてい
る。各ピンチローラ37は、ピンチローラホルダ39に
滑らかに回転するように組み込まれている。ピンチロー
ラバネ40は、前記ピンチローラ37の両端部及び中間
部の、ピンチローラ支持部39aの対向部39bに配設
されており、一個当たり約400gfの押圧力をピンチ
ローラホルダ39に作用させている。
に高摩擦部材たるEPDMゴム部36bが圧入されてい
る。70は、搬送ローラ36に搬送モータ47からの駆
動を伝達するギヤ、71は前述の駆動切り替えアーム6
6に固定された遊星ギヤに駆動を伝達させるギヤであ
り、両ギヤとも搬送ローラ36のシャフト部に圧入され
ている。
によりシャーシ3を介して上ガイドの対応する穴部(図
示略)に回転自在に結合されている。ピンチローラバネ
40は上ガイド45のバネ受け部に他端部が支持されて
いる。
ネ40の作用力に基づき、各ピンチローラ端部の作用点
をピンチローラ支持部39aが押圧し、その結果ピンチ
ローラ37は搬送ローラ36のゴム部36bに圧接さ
れ、搬送ローラ36、ピンチローラ37に挟み込まれた
シートPは、摩擦搬送力を受けて搬送される。
に示すように縦リブ39cを多数持たせることで通紙方
向の剛性を高く構成し、通紙方向に垂直な方向の剛性
は、積極的に低くするように構成されている。これによ
り、ピンチローラホルダ39成形時発生した横方向の反
り、ねじり等は前述の押圧力を作用させることで極めて
容易に除去することが可能となっている。本実施例で
は、ピンチローラホルダ39の組み込み前の反り量は最
大で約20mm程度であるが、各バネ作用点39bに4
0gf程度の力を作用させるのみで5本のピンチローラ
37総てを搬送ローラゴム部36bに接触させることが
可能である。すなわち、本構成においては、作用させる
バネ力の10%程度が反り等の矯正に使われるのみで、
90%以上を正味のシート押圧力として用いることが可
能である。 〈他の実施例〉 図5を用いて他の実施例について説明する。
39はバネ部材を用いた板金により構成される。通紙方
向にスリット39cを多数開けることにより、通紙方向
垂直方向の剛性を弱くし、前述の効果を発生させてい
る。39aは、ピンチローラ支持部、39dは取り付け
用穴である。
cは図6に示すように絞り形状に出っ張らせて、縦、横
の剛性を変化させてもよい。
絞り等を用いることなく縦、横の剛性を変化させてもよ
い。
ンチローラホルダの通紙方向の剛性を高め、通紙方向の
垂直方向の剛性を弱く構成することにより、わずかの押
圧力でピンチローラホルダの反り、ねじれ等を矯正し、
作用するバネ力に相当する押圧力で均一にピンチローラ
を搬送ローラに圧接させることができる。これにより、
シートの浮き上がりを防止することができると共にシー
トに均一な搬送力をかけることができ、精度よいシート
搬送系を実現することができる。
品で構成されるので、部品コスト、組み立てコストを低
減でき、部品点数削減による信頼性の向上も見込めるの
で、安価で信頼性のよいシート搬送装置を実現すること
ができる。
斜視図。
す斜視図。
す縦断側面図。
Claims (9)
- 【請求項1】 搬送ローラと、複数個のピンチローラ
と、前記搬送ローラに前記ピンチローラが圧接するよう
に前記ピンチローラを押圧する押圧手段と、を有するシ
ート搬送装置において、 前記押圧手段は、前記複数個のピンチローラが取り付け
られると共に、単一の部品で、かつ通紙方向への剛性が
通紙方向と直角方向への剛性よりも大きくなるように構
成されたピンチローラホルダと、前記ピンチローラホル
ダに押圧力を作用させて前記ピンチローラを前記搬送ロ
ーラに圧接させる押圧部材と、を有することを特徴とす
るシート搬送装置。 - 【請求項2】 前記押圧部材が前記ピンチローラホルダ
に押圧力を作用させる位置は、前記ピンチローラホルダ
が前記ピンチローラを支持する位置の略々対向側に配置
したことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。 - 【請求項3】 前記各ピンチローラの前記搬送ローラと
の接触長さの合計が、搬送されるシートの最大幅にほぼ
等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート
搬送装置。 - 【請求項4】 前記ピンチローラホルダに作用させるべ
き押圧力の10%以下の押圧力で、前記ピンチローラホ
ルダに取りつけられた総てのピンチローラが搬送ローラ
に接触することを特徴とする請求項1ないし3の何れか
記載のシート搬送装置。 - 【請求項5】 前記ピンチローラホルダは剛性を大きく
するためのリブを有していることを特徴とする請求項1
に記載のシート搬送装置。 - 【請求項6】 前記押圧部材が前記ピンチローラホルダ
に押圧力を作用させる位置と、前記ピンチローラホルダ
に支持された前記ピンチローラとは通紙方向に沿って配
置されていることを特徴とする請求項1に記載のシート
搬送装置。 - 【請求項7】 前記リブは通紙方向に伸びていることを
特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。 - 【請求項8】 前記リブは複数設けられ、通紙方向と直
角な方向に間隔をおいて並ぶように配置されていること
を特徴とする請求項7に記載のシート搬送装置。 - 【請求項9】 前記リブは前記ピンチローラホルダの全
体にわたって、通紙方向と直角な方向に並ぶように配置
されていることを特徴とする請求項8に記載のシート搬
送装置。
Priority Applications (6)
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AT93112140T ATE208279T1 (de) | 1992-07-31 | 1993-07-29 | Blattfördervorrichtung |
EP93112140A EP0581276B1 (en) | 1992-07-31 | 1993-07-29 | Sheet conveying apparatus |
DE69331082T DE69331082T2 (de) | 1992-07-31 | 1993-07-29 | Blattfördervorrichtung |
US08/507,066 US5580042A (en) | 1992-07-31 | 1995-07-26 | Sheet conveying apparatus |
US08/674,990 US5620174A (en) | 1992-07-31 | 1996-07-03 | Sheet conveying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22514892A JP2948702B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | シート搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0656298A JPH0656298A (ja) | 1994-03-01 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (2)
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-
1992
- 1992-07-31 JP JP22514892A patent/JP2948702B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0656298A (ja) | 1994-03-01 |
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