JP5065066B2 - 電気接続ボックス - Google Patents
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Description
図7は、従来用いられているケーブル接続ボックスとバスダクトを示す斜視図である。図8(A)は、従来のケーブル接続ボックスとバスダクトの構造例を示す平面図であり、図8(B)は、正面図、そして図8(C)は、側面図である。
ケーブル接続ボックス101はタップ102,103,104を収容しており、各タップ102,103,104には電線110,111,112が接続されている。ケーブル接続ボックス101は函体120に安定して取り付けられるように支持板121の上に固定されている。これらの電線110,111,112は、ケーブル接続ボックス101の開口部115を通じて外部に導出されている。
ところで、このようなケーブル接続ボックスに関連する技術は、例えば特許文献1に開示されている。
また、特許文献1に記載されている技術では、ボックス状のプラグイン器具がバスダクトに対して装着部とネジを用いて固定してからケーブルの接続作業を行うようになっており、現場でのケーブルの取り付け作業が困難であり、作業効率が低下してしまう。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、現場で電気接続する際の作業効率を向上することができる電気接続ボックスを提供することを目的とする。
前記函体の前記タップを収容する位置に向けて前記函体の長手方向に沿ってスライドするスライド案内部を備え、
前記スライド案内部は、前記電気接続ボックスの底面部側に形成されており、前記函体の受け部をはめ込む凹部を備え、
前記函体には、該函体の前記タップを収容する位置に前記電気接続ボックスを位置決めするストッパーが設けられており、 前記電気接続ボックスの前記底面部には、前記ストッパーを案内するガイド用開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明の電気接続ボックスでは、好ましくは前記タップに電気的に接続されたケーブル電線を外部に導出するための開口部を有することを特徴とする。
図1は、本発明の電気接続ボックスの好ましい実施形態を示している斜視図である。図2は、図1に示す電気接続ボックスをG方向から見た断面を有する側面図である。
図1と図2に示すケーブル接続ボックス1は、エンドタップボックスともいい、電気接続ボックスの一例である。ケーブル接続ボックス1は、例えばバスダクト2の函体3に対して、S方向に沿ってスライド可能に装着される。バスダクト2の函体3は、ケーブル電線を分岐して電気的に接続するための複数のタップ20,21,22を有している。
函体3は、S方向に沿って直線状に形成された部材であり、図3に示すように、2つの同じ形を有する部材4,4を互いに反対向きに接合することで作られている。
函体3は、受け部5と、導体保持部6と、基部7を有している。図3に示す形状例では、受け部5と、導体保持部6と、基部7は、図3に示す水平の中心線HLを中心として、上下対称形状に形成されている。また、受け部5と、導体保持部6と、基部7は、図3に示す垂直線VLに対して左右対称形状に形成されている。受け部5と基部7は、中心線HLに対して平行に形成されている。導体保持部6は、受け部3と基部7の間に形成されており、導体保持部6は3つの導体10,11,12を保持している。
図1に示すように、ケーブル接続ボックス1は、金属製材料で作られている直方体形状の箱体であり、上面部51と、側面部52,53と、前面部54と、後面部55と、底面部56を有している。
これにより、ケーブル接続ボックス1をG方向とは反対のS方向にスライドするだけで、ケーブル接続ボックス1はタップ20,21,22を覆うことができる。
逆に、ケーブル接続ボックス1をG方向にスライドするだけで、ケーブル接続ボックス1はタップ20,21,22から離してタップ20,21,22を露出させることができる。ケーブル電線40,41,42は、ケーブル接続ボックス1内から開口部59を通じて外部へ容易に導出することができ、ケーブル電線40,41,42の取り回し作業性が向上する。
これにより、ケーブル接続ボックス1のスライド案内部60を函体3の受け部5,5にはめ合わせることで、ケーブル接続ボックス1のスライド案内部60はS方向に沿ってスライドさせることができる。そして、ケーブル接続ボックス1の底面部56は、図4に示すように、大きなガイド用開口部63を有している。
図4に示すように、ケーブル接続ボックス1は、予め函体3の受け部5,5の予め定めた位置Pからは遠ざけてある。
図4に示すように、函体3の受け部5,5の開口部16からは3つのタップ20,21,22が紙面垂直上方向Rに沿って突出されている。これらのケーブル電線40,41,42の導体部がそれぞれタップ20,21,22に対して電気的に接続される。
このように、ケーブル接続ボックス1が位置決めされると、図1と図5に示すように、ケーブル接続ボックス1は内部にタップ20,21,22を収容しており、3本のケーブル電線40,41,42は開口部59を通じてケーブル接続ボックス1の外部に導出されている。
タップ20,21,22にケーブル電線40,41,42を取り付けた後に、ケーブル接続ボックス1をスライドすることで、取り付けたり取り外すことが可能になり、現場施工作業性が向上する。
図6は、図2に示す実施形態を90度横向きにした例を示している。このように横向きに配置してもケーブル接続ボックス1は函体3の受け部5,5に沿ってスライドすることができる。
函体のタップを収容する位置に電気接続ボックスを位置決めするストッパーが、函体に設けられている。これにより、電気接続ボックスはタップを収容する位置に確実に位置決めでき、電気接続ボックスのスライド作業が容易になる。
電気接続ボックスは、タップに電気的に接続されたケーブル電線を外部に導出するための開口部を有する。これにより、ケーブル電線は電気接続ボックス内から容易に導出することができ、ケーブル電線の取り回し性を向上できる。
例えば、図4に示す4つのストッパー30,31は、例えば断面長方形の部材であるが、この他の形状も採用でき、例えば円形状の部材であっても良い。ストッパー30,31は、6つあるいはそれ以上設けるようにしても良い。また、ストッパー30,31は、函体3の受け部5に直接設けるのではなく、函体3の強度を補助するために装着されるブラケットに設けるようにしても良い。ケーブル接続ボックスの形状は、直方体形状に限らず他の種類の形状、例えば円筒形状であっても良い。
タップに接続する接続対象物は、ケーブル電線に限らず、ボルトオン器具、電気機器でも良い。
本発明の各実施形態は、任意に組み合わせて用いることができる。
2 バスダクト
3 函体
5 受け部
6 導体保持部
7 基部
10,11,12 導体
16 タップ導出用開口部
20,21,22 タップ
30,31ストッパー
40,41,42 ケーブル電線
59 開口部
60 スライド案内部
63 ガイド用開口部
64 開口部の内端部
P 予め定めた位置
Claims (4)
- 電気的に接続するタップを備えるバスダクトの函体に装着されて、前記タップを収容する電気接続ボックスであって、
前記函体の前記タップを収容する位置に向けて前記函体の長手方向に沿ってスライドするスライド案内部を備え、
前記スライド案内部は、前記電気接続ボックスの底面部側に形成されており、前記函体の受け部をはめ込む凹部を備え、
前記函体には、該前記函体の前記タップを収容する位置に前記電気接続ボックスを位置決めするストッパーが設けられており、
前記電気接続ボックスの前記底面部には、前記ストッパーを案内するガイド用開口部が形成されていることを特徴とする電気接続ボックス。 - 前記函体の前記受け部には、前記タップを前記函体内から外部に突出させるタップ導出用開口部が前記函体の長手方向に沿って形成されており、複数の前記ストッパーは、前記函体の前記受け部において前記タップ導出用開口部の一端部側と他端部側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気接続ボックス。
- 複数の前記ストッパーは、前記函体の前記受け部の前記長手方向に沿った中心線に対称的に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の電気接続ボックス。
- 前記タップに電気的に接続されたケーブル電線を外部に導出する開口部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の電気接続ボックス。
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