JP5063507B2 - ウォーム減速機、及びそれを用いた旋回型カメラ並びに電波受信装置 - Google Patents
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Description
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るウォーム減速機の斜視図、図2はこの発明の実施の形態1に係るウォーム減速機の平面図、図3はこの発明の実施の形態1に係るウォーム減速機の正面図、図4は図3のIV−IV矢視断面図、図5はこの発明の実施の形態1に係るウォーム減速機のウォームとウォームホイールの噛合部まわりの拡大図、図6はこの発明の実施の形態1に係るウォーム減速機のシステム構成図である。
そして、押圧部材31Aは、R形状の曲面で構成された当接部31aをウォーム20側に向け、かつ押圧部材31Aの軸方向が、貫通孔30aの孔方向に一致するように貫通孔30aに遊嵌状態に挿通されている。このとき、貫通孔30aの壁面と押圧部材31Aの外周面との間の隙間は僅かであり、押圧部材31Aは、貫通孔30aに対してウォーム20の軸心方向に摺動可能となっている。
これにより、ウォーム20の軸まわりの回転に連動してウォームホイール26が従動軸25の軸まわりに円滑に回転されるようになっている。
演算部41は、各種演算を行うCPU42、CPU42が演算を行う際にワーキングエリアとして用いられたり、一時的にデータを記憶したりするためのRAM43、CPUに所定の演算を行わせるためのプログラムが格納されたROM44などを有している。そして、演算部41は、通信インタフェース(図示せず)を有している。例えば、ノートパソコンなどの指令装置46を演算部41に接続することにより、指令装置46から、ウォームホイール26の回転角度を指定する角度指定信号を演算部41に送信することが可能となる。
また、当接部31aと当接溝24aの当接部位の形状は、所定の半径の円の外縁に一致する。即ち、当接部31aと当接溝24aの接触面積は小さいので、当接部31aと当接溝24aの当接部位との間の摩擦によってモータ軸13の回転が阻害されることもなく、
モータ軸13は軸方向への移動が規制される。
従って、ウォームホイール26の回転角度の制御の精度を上げることができる。
そして、押圧部材31Bは、球33を当接溝24aに向け、取付座32の軸方向を貫通孔30aの軸方向に一致させて取付座32を貫通孔30aに挿入した状態に配置されている。
これにより、球33と当接溝24aの当接部位の形状は、所定の半径の円の外縁に一致する。即ち、球33と当接溝24aの接触面積は小さいので、球33と当接溝24aの当接部位との間の摩擦によってモータ軸13の回転が阻害されることもなく、モータ軸13は軸方向への移動が規制される。
従って、ウォームホイール26の回転角度の制御の精度を上げることができる。
図8はこの発明の実施の形態2に係るウォーム減速機のウォーム本体部とウォームホイールの歯部の噛合状態を示す拡大図である。
なお、図8において、上記実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
図8において、ウォーム減速機1Bは、ウォーム20の細径部22bがポリアセタール(POM)などの弾性を有する樹脂により構成されている。さらに、ウォーム20の軸心とウォームホイール26の軸心間の距離L2がウォーム減速機1Aでの距離L1より小さく設定されている。つまり、噛合されたウォーム本体部21とウォームホイール26の歯部21a、及び歯部26aの互いの間のバックラッシをウォーム減速機1Aとウォーム減速機1Bとで比較したとき、ウォーム減速機1Bの方が小さくなっている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様である。
従って、実施の形態1よりさらにウォームホイール26の回転角度の制御の精度を上げることができる。
図9はこの発明の実施の形態3に係るウォーム減速機の断面図である。
なお、図9において、上記実施の形態1と同一、又は相当部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
ウォーム減速機1Cは、細径部22cがPOMなどの弾性を有する樹脂により構成されている。そして、細径部22cは、直径が軸方向の両端から中心に向かうにつれて漸次小さくなるように構成されている。
他の構成は上記実施の形態1と同様である。
上述の細径部22bのように、細径部22bの直径が軸方向全域に亘って同一の円柱状である場合、ウォーム20がウォームホイール26から受けた力は、ステップ状に直径が変化する細径部22bの一端側の外周面と圧入部23の他端面との連結部位、又は細径部22bの他端側の外周面とウォーム本体部21の一端面との連結部位に集中する。
図10はこの発明の実施の形態4に係るウォーム減速機の断面図である。
なお、図10において、上記実施の形態3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
ギャップgは、モータ軸13がウォーム20をウォーム20の一端側に移動させる方向に、即ち、モータ軸13の軸方向の一端側に、モータ軸13の軸方向の遊び分移動している状態において、モータ軸13の軸方向の遊びより狭くなっている。
また、コイルばね34の配設は省略され、ウォーム20は一端側のみ支持された片持ち支持構造となっている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様である。
図11はこの発明の実施の形態5に係るウォーム減速機の断面図である。
なお、図11において、上記実施の形態1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
ウォーム減速機1Eは、付勢手段としての弾力部材38aが押圧部材31Aに一体に形成されている、弾力部材38aは、その一端が押圧部材31Aの他端面に連結されて、その他端側が塞口部材35の固定壁35aに固定されている。そして、弾力部材38aは、その一端と塞口部材35への固定部との間の中間部位が湾曲され、弾力部材38aの中間部位は湾曲を解除しようとする方向に弾性力が働いている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様である。
このとき、C字状の両端と固定壁35aとの間の壁の湾曲による弾性力により、押圧部材31Aがウォーム20側に押圧されている。これにより、押圧部材31Aは、当接部31aが当接溝24aを押圧した状態で貫通孔30aの壁面に支持される。
従って、第2の実施の態様においても上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
図13はこの発明の実施の形態6に係るウォーム減速機の断面図である。
なお、図13において、上記実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
ウォーム減速機1Fのウォーム20は、モータ軸13の遊びに起因した軸方向への変位に対し、モータ軸13の他端が最もケース11から延出する位置にあるときに、ウォーム20の一端面(圧入部23の一端面)と、他方の軸受け12のケース11からの露出端面との間のギャップがcとなるように配設されている。なお、他方の軸受け12が、第2の軸方向移動規制部材を構成している。
ギャップcは、モータ軸13がウォーム20をウォーム20の他端側に移動させる方向に、即ち、モータ軸13の軸方向の他端側に、モータ軸13の軸方向の遊び分移動している状態において、モータ軸13の軸方向の遊びより狭くなっている。
また、部材挿入壁30、押圧部材31A、及びコイルばね34の配設は省略されている。これにより、ウォーム20は一端側のみ支持された片持ち支持構造となっている。
さらに、ウォーム20の軸心とウォームホイール26の軸心間の距離は、ウォーム減速機1Aでの距離L1より小さく設定されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様である。
従って、実施の形態1よりさらにウォームホイール26の回転角度の制御の精度を上げることができる。
また、ウォーム20は、少なくともその細径部22aが弾性を有する樹脂により構成されるものとして説明したが、例えば、ウォーム20全体を樹脂により構成してもよい。この場合、仮に細径部22aを設けなくても、ウォーム20は、ウォームホイール26からウォーム本体部21に付加される押圧力に応じて弾性変形するので、ウォーム本体部21に付加される押圧力を軽減することができる。
図14はこの発明の実施の形態7に係るウォーム減速機のウォームホイールが第1の回転方向に回転されているときのウォーム本体部とウォームホイールの歯部の噛合状態を示す拡大図、図15はこの発明の実施の形態7に係るウォーム減速機のウォームホイールが第2の回転方向に回転されているときのウォーム本体部とウォームホイールの歯部の噛合状態を示す拡大図、図16はこの発明の実施の形態7に係るウォーム減速機のモータ軸の角速度の指令パターンとウォームホイールの回転動作との関係を説明する図であり、図16の(a)はウォームホイールを指令角度だけ回転させるためのモータ軸の角速度の指令パターンの時間変化を表す図、図16の(b)はウォームホイールの実際の回転角度の時間変化を表す図である。図17は図16の(b)のA部拡大図、図18は図16の(b)のB部拡大図である。
なお、図14及び図15において、上記実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
次いで、ウォームホイール26の回転方向と、噛合されたウォーム本体部21の歯部21a及びウォームホイール26の歯部26aの間に形成されるバックラッシとの関係について説明する。
また、モータ軸13を所定方向とは逆向き(反時計まわり(CCW方向))に回転させた場合に、ウォームホイール26が図15の紙面上方から見てCCW方向(第2の回転方向)に回転する。
上述したように、角度指定信号が演算部41に入力されると、CPU42は、ウォームホイール26を指令角度Dだけ回転させるためのモータ軸13(ウォーム20)の角速度の指令パターンを設定する。そして、CPU42は、角速度の指令パターンに応じた指令パルスを生成し、モータ駆動回路45に指令パルスを出力することにより、モータ10を駆動して、モータ軸13を回転させる。モータ軸13が回転すると、モータ軸13と一体に回転するウォーム20の回転に従ってウォームホイール26も回転する。
以下、角速度の指令パターンに応じた指令パルスに従ったモータ10の駆動によるモータ軸13の回転を、単に角速度パターンに応じたモータ軸13の回転とする。
初期状態は、図15に示されるように、バックラッシがウォーム本体部21における歯部21aのウォームホイール26の回転方向のCW側に位置した状態で、ウォーム20及びウォームホイール26が停止されているものとする。
また、図16の(b)、図17、及び図18では、CW方向の角速度パターンに応じてモータ軸13を回転させた場合のウォームホイール26の実際の回転角度のみを実線で示している。
CW方向の角速度パターン及びCCW方向の角速度パターンのそれぞれの基本パターンは、各経過時間における角速度の大きさは同じであり、それぞれの角速度の向きが異なるだけである。
即ち、基本パターンは、CW方向の角速度パターンにおいてもCCW方向の角速度パターンにおいても、時間tが0(ウォーム20の回転開始時間)〜t1までは、一定の割合で角速度の大きさを増大させ、時間tがt1だけ経過した後、t2経過するまでは、一定の角速度の大きさでモータ軸13を回転させ、さらに、時間tがt2経過した後、t3経過するまでは、一定の割合で角速度の大きさを小さくし、t3経過したときに角速度の大きさが0となるように設定されている。
まず、モータ軸13がCW方向及びCCW方向のそれぞれに、基本パターンに応じて回転したときのウォームホイール26の実際の回転角度について説明する。
初期状態においては図15に示されるように、バックラッシが歯部21aのウォームホイール26の回転方向のCW側に形成されている。従って、モータ軸13をCW方向に回転させた場合、モータ軸13の回転が開始された後、モータ軸13の回転に連動するウォーム20が、ウォームホイール26をバックラッシ量kに相当する角度Xだけ回転させる角度だけ回転するまでに時間αを要する。言い換えれば、モータ軸13の回転が開始されてから、歯部21aと歯部26aが当接してウォームホイール26が回転を開始するまでに時間αを要する。つまり、ウォームホイール26をCW方向に回転させる場合、図15に示される初期状態から図14の状態になるまでに時間αを要する。従って、ウォームホイール26の回転角度は、モータ軸13の回転が開始されてから時間αが経過するまでの間、図17に示されるように0となる。
このように、CW方向の角速度パターンの基本パターンに応じてモータ軸13を回転させた場合、ウォームホイール26のCW方向の初期状態からの回転角度は、バックラッシに起因して指令角度Dに対する誤差が発生する。
モータ軸13をCCW方向に回転させる場合、初期状態においては図15に示されるように、バックラッシは歯部21aのウォームホイール26の回転方向のCW側に形成されている。従って、ウォームホイール26は、モータ軸13がCCW方向に回転すると、瞬時にモータ軸13と一体に回転するウォーム20の回転に連動して回転する。これにより、ウォームホイール26は、t=0からαの間でもモータ軸13の回転に連動して回転する。
追加パターンは、時間tがt3からさらに経過するに従い、モータ軸13のCW方向への角速度の大きさを0から徐々に増大させ、時間tがt4経過したところで角速度の大きさを徐々に減少させ、時間tがt5経過したところで角速度の大きさを0とするように設定されている。さらに、追加パターンは、時間tがt5から経過した後、モータ軸13をCW方向に代えてCCW方向に回転させ、時間tがt6経過するまで角速度の大きさを徐々に増大させ、時間tがt6経過した後からは角速度の大きさを徐々に減少させ、時間tがt7経過したところで角速度の大きさを0にして、モータ軸13の回転を停止するように設定されている。
つまり、t3〜t5でのモータ軸13のCW方向への回転角度と、t5〜t7でのモータ軸13のCCW方向への回転角度が等しい。従って、ウォームホイール26が、追加パターンに応じてモータ軸13と一体に回転するウォーム20の回転に連動して回転した場合には、t3〜t5でのウォームホイール26のCW方向への回転角度と、t5〜t7でのウォームホイール26のCCW方向への回転角度が等しくなるように設定されている。このとき、ウォームホイール26がモータ軸13の追加パターンに応じた回転に連動して回転した場合のt3〜t5、及びt5〜t7の間のウォームホイール26のそれぞれの回転角度は、バックラッシ量kに相当する角度以上に設定されている。
このとき、上述したように、モータ軸13の追加パターンでのCW方向への回転角度がCCW方向への回転角度に等しいので、ウォームホイール26のCW方向の実際の回転角度とウォームホイール26のCCW方向の実際の回転角度との差はバックラッシ量kに相当する角度Xに一致する。
従って、モータ軸13をCW方向に回転させた場合に発生する基本パターンでのバックラッシによるウォームホイール26の回転角度の誤差が、追加パターンで相殺される。
これにより、ウォームホイール26をモータ軸13の角速度パターンに応じてCW方向、及びCCW方向のいずれに回転させる場合でも、バックラッシによる回転角度の誤差が指令角度Dに対してなくなるので、さらに、ウォームホイール26の回転角度の制御を精度よく行なえるという効果が得られる。
これにより、ウォームホイール26をCW、及びCCW方向のいずれに回転させる場合でも、バックラッシに起因するウォームホイール26の回転角度の誤差が指令角度Dに対してなくなるので、ウォームホイール26の回転角度の制御を精度よく行なえるという効果が得られる。
また、ウォーム減速機1Aに対するウォームホイール26の回転角度の制御について説明したが、ウォーム減速機1Aのみならず、ウォーム減速機1B〜1Fに対して、同様にウォームホイール26の回転角度を制御しても、ウォームホイール26の回転角度の制御を精度よく行なえるという効果が得られる。
図19はこの発明の実施の形態7に係るウォーム減速機のモータ軸の角速度の指令パターンとウォームホイールの回転動作との関係を説明する図であり、図19の(a)はウォームホイールを指令角度だけ回転させるためのモータ軸の角速度の指令パターンの時間変化を表す図、図19の(b)はウォームホイールの実際の回転角度の時間変化を表す図である。
以下の説明では、CW方向およびCCW方向を上記実施の形態7と同様に定義する。
また、初期状態は、図15に示されるように、バックラッシがウォーム本体部21における歯部21aのウォームホイール26の回転方向のCW側に位置した状態で、ウォーム20及びウォームホイール26が停止されているものとする。
基本パターン及び追加パターンは上記実施の形態7と同様である。
但し、上記実施の形態7では、基本パターンの終了時間をt3としていたが、この実施の形態8では基本パターンの終了時間を新たにt8とする。
加振パターンは、ウォームホイール26を初期状態からCW方向に指令角度だけ回転させる場合、基本パターンの終了時間t8と追加パターンの開始時間t3との間に行われる。
加振パターンは、時間t8で基本パターンが終了した後、微小時間(t9−t8)の間に、モータ軸13のCW方向への角速度の大きさをパルス状に変化させて0とし、次いで、微小時間(t10−t9)の間に、モータ軸13のCCW方向への角速度の大きさをパルス状に変化させて0とし、さらに、時間tがt10から所定の時間経過してt3に至るまで角速度を0のまま維持するものである。なお、t8〜t9の間の角速度の時間積分(モータ軸13の回転角度)と、t9〜t10までの角速度を時間積分して得られる角度は、同じ値の微小角度となっている。
基本パターンの開始段階や終了段階では、モータ10の各相のモータコイルに流すパルス電流にモータ軸13の回転が追従しなくなる現象(脱調)を防ぐため、モータ軸13の回転速度を徐々に変化させて角速度を0としている。
しかし、モータ軸13の回転は、緩やかな速度変化で停止するように制御されているので、モータ軸13と軸受け12との間の摩擦力が大きい場合、モータ軸13の軸方向の一端側への移動は、定常位置に到達する前に停止してしまう。これは、ウォームホイール26の回転角度が指令角度Dに対してずれてしまうことを意味し、ウォームホイール26の回転角度の制御の精度を劣化させる要因となる。
また、脱調は、2フルステップ以上モータ軸13を回転させたときに発生する恐れがあるものである。加振パターンは、2フルステップ未満のモータ軸13の回転角度で完結しているので、脱調が、加振パターンに応じたモータ軸13の回転で発生することはない。
図20はこの発明の実施の形態9に係る旋回型カメラの斜視図である。
なお、図20において、上記実施の形態1と同一又は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
Claims (11)
- モータと、一端にモータ軸の延出端側が同軸に固定され、上記モータにより回転駆動されるウォームと、該ウォームと噛合する従動歯車と、を備えるウォーム減速機において、
上記ウォームの他端との間に隙間をあけて配置され、孔中心が上記ウォームの軸心上に位置する貫通孔が形成された支持部材と、
上記貫通孔に上記ウォームの軸心方向に摺動可能に挿通された押圧部材と、
上記押圧部材を前記ウォームの軸心方向に付勢し、該押圧部材を介して上記ウォームの他端を一端側に押圧する付勢手段と、
を備え、
上記ウォームは、上記従動歯車と噛合する所定の直径を有するウォーム本体部と、該ウォーム本体部より一端側で該ウォーム本体部より小さな直径となるように形成された細径部とを有し、
上記細径部は、樹脂から構成され、上記従動歯車から上記ウォーム本体部に付加される押圧力に対応して、上記ウォームの歯部と上記従動歯車の歯部とが噛合う点を離反させるように弾性変形し、上記ウォーム本体部に付加される上記押圧力を軽減することを特徴とするウォーム減速機。 - 上記細径部は直径が両端から中央に向かって漸次小さくなる形状であることを特徴とする請求項1に記載のウォーム減速機。
- 上記支持部材の上記ウォームと反対側に該支持部材と相対するように配設された固定壁を備え、
上記付勢手段は、上記押圧部材と一体に形成された弾性部材が上記固定壁と前記押圧部材との間に湾曲状態に配設されることで構成され、
上記押圧部材は、上記湾曲状態を解除しようとする上記弾力部材の弾性力により、上記ウォーム側に付勢されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウォーム減速機。 - モータと、一端にモータ軸の延出端側が同軸に固定され上記モータにより回転駆動されるウォームと、該ウォームと噛合する従動歯車と、を備えるウォーム減速機において、
上記モータ軸が、上記ウォームを該ウォームの一端側に移動させる方向に移動するときに、上記ウォームの一端に当接して該モータ軸の移動を規制する第2の軸方向移動規制部材を備え、
上記第2の軸方向移動規制部材は、上記モータ軸が上記ウォームを該ウォームの他端側に移動させる方向に該モータ軸の軸方向の遊び分移動している状態における該ウォームの一端との間に該モータ軸の軸方向の遊びより狭いギャップを有していることを特徴とするウォーム減速機。 - 上記ウォームは、上記従動歯車と噛合する所定の直径を有するウォーム本体部を備え、かつ、上記ウォームが上記モータに片持ち状態に支持され、さらに、上記従動歯車から上記ウォーム本体部に付加される押圧力に応じて弾性変形し、上記ウォーム本体部に付加される上記押圧力を軽減するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のウォーム減速機。
- 指令角度だけ上記従動歯車を回転させるように、上記モータの駆動制御を行う制御装置を備え、
上記制御装置は、上記従動歯車を第1の回転方向に上記指令角度だけ回転させる場合には、バックラッシ量に相当する上記従動歯車の回転角度以上の所定角度と上記指令角度とを足した角度を減速比で除した角度だけ上記モータ軸を初期状態から所定方向に回転させて上記従動歯車を第1の回転方向に回転させた後、上記モータ軸の回転方向を所定方向とは逆方向に反転させ、回転方向が反転してからの上記モータ軸の回転角度が、上記所定角度を減速比で除した角度に一致したところで該モータ軸の回転を停止させ、上記従動歯車を上記第1の回転方向とは逆方向の第2の回転方向に上記指令角度だけ回転させる場合には、上記指令角度を減速比で除した角度だけ該モータ軸を初期状態から所定方向とは逆方向に回転させた後に停止させるように上記モータの駆動制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のウォーム減速機。 - 指令角度だけ上記従動歯車を回転させるように、上記モータの駆動制御を行う制御装置を備え、
上記制御装置は、上記従動歯車を第1の回転方向に上記指令角度だけ回転させる場合には、上記指令角度を減速比で除した角度だけ上記モータ軸を初期状態から所定方向に回転させた後、上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で微小角度だけ上記所定方向に回転させ、さらに、上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で上記微小角度と同じ角度だけ上記所定方向とは逆方向に回転させて停止させた後に所定時間が経過したら、バックラッシ量に相当する上記従動歯車の回転角度以上の所定角度を減速比で除した角度だけ上記従動歯車を第1の回転方向に回転させた後、上記モータ軸の回転方向を所定方向とは逆方向に反転させ、回転方向が反転してからの上記モータ軸の回転角度が、上記所定角度を減速比で除した角度に一致したところで該モータ軸の回転を停止させ、上記従動歯車を上記第1の回転方向とは逆方向の第2の回転方向に上記指令角度だけ回転させる場合には、上記指令角度を減速比で除した角度だけ該モータ軸を初期状態から所定方向とは逆方向に回転させた後、上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で上記微小角度だけ上記所定方向に回転させ、さらに上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で上記微小角度と同じ角度だけ上記所定方向とは逆方向に回転させて停止させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のウォーム減速機。 - モータと、一端にモータ軸の延出端側が同軸に固定され上記モータにより回転駆動されるウォームと、該ウォームと噛合する従動歯車と、を備えるウォーム減速機において、
上記モータ軸が、上記ウォームを該ウォームの他端側に移動させる方向に移動するときに、上記ウォームの他端に当接して該モータ軸の移動を規制する第1の軸方向移動規制部材を備え、
上記第1の軸方向移動規制部材は、上記モータ軸が上記ウォームを該ウォームの一端側に移動させる方向に該モータ軸の軸方向の遊び分移動している状態における該ウォームの他端との間に該モータ軸の軸方向の遊びより狭いギャップを有し、
指令角度だけ上記従動歯車を回転させるように、上記モータの駆動制御を行う制御装置を備え、
上記制御装置は、上記従動歯車を第1の回転方向に上記指令角度だけ回転させる場合には、上記指令角度を減速比で除した角度だけ上記モータ軸を初期状態から所定方向に回転させた後、上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で微小角度だけ上記所定方向に回転させ、さらに、上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で上記微小角度と同じ角度だけ上記所定方向とは逆方向に回転させて停止させた後に所定時間が経過したら、バックラッシ量に相当する上記従動歯車の回転角度以上の所定角度を減速比で除した角度だけ上記従動歯車を第1の回転方向に回転させた後、上記モータ軸の回転方向を所定方向とは逆方向に反転させ、回転方向が反転してからの上記モータ軸の回転角度が、上記所定角度を減速比で除した角度に一致したところで該モータ軸の回転を停止させ、上記従動歯車を上記第1の回転方向とは逆方向の第2の回転方向に上記指令角度だけ回転させる場合には、上記指令角度を減速比で除した角度だけ該モータ軸を初期状態から所定方向とは逆方向に回転させた後、上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で上記微小角度だけ上記所定方向に回転させ、さらに上記モータ軸を、該モータ軸を振動させるのに必要な所定以上の回転トルクを発生させる角速度の変化で上記微小角度と同じ角度だけ上記所定方向とは逆方向に回転させて停止させることを特徴とするウォーム減速機。 - 上記ウォームは、上記従動歯車と噛合する所定の直径を有するウォーム本体部を備え、かつ、上記ウォームが上記モータに片持ち状態に支持され、さらに、上記従動歯車から上記ウォーム本体部に付加される押圧力に応じて弾性変形し、上記ウォーム本体部に付加される上記押圧力を軽減するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のウォーム減速機。
- 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のウォーム減速機と、
上記従動歯車の回転に連動して旋回可能に配設された撮影手段と、
を備えることを特徴とする旋回型カメラ。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のウォーム減速機と、
上記従動歯車の回転に連動して旋回可能に配設されたアンテナと、
を備えることを特徴とする旋回型電波受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008167100A JP5063507B2 (ja) | 2008-02-20 | 2008-06-26 | ウォーム減速機、及びそれを用いた旋回型カメラ並びに電波受信装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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