JP5063072B2 - 皮膚外用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、痒み抑制効果、マッサージ効果等を有する皮膚外用組成物に関する。
皮膚を物理的に刺激することは、血行促進、マッサージ、かゆみの抑制(鎮痒)などの効果があることが知られている。
例えば、美容やリラックス効果を得るためにマッサージなどが行われているが、その際に、物理的な刺激によるマッサージ効果を発揮するために水不溶性粒子がスクラブ剤として配合されている。スクラブ剤としては、ポリエチレンビーズ、クルミ殻粒、結晶性セルロース等の硬スクラブ剤が汎用されている。硬スクラブ剤は、皮膚上の汚れを除去する効果や皮膚のマッサージ効果に優れるものの、使用時に不快な皮膚刺激を感じたり、異物感を感じたりする場合があった。
また、「かゆみ」は、「皮膚を掻破したいという観念を起こさせる感覚」と定義され、概ね不快となる感覚である。「かゆみ」を伴う症状としては、例えばアトピー性皮膚炎、しっしん、虫さされ、乾燥肌、知覚過敏肌等の多様なものがあり、その病態によって、抗ヒスタミン剤、局所麻酔剤、保湿剤等が使用されている。しかしながら、それらは、皮膚内面に浸透し、また科学的なアプローチを伴うものであるため、効力発揮まで時間を要する。
この様な背景から、かゆみを短時間で効果的に抑制し得る皮膚外用組成物が求められていた。かゆみを抑制する目的で使用される皮膚外用剤は、従来から数多く知られており、例えば、特許文献1には天然油脂と抗酸化剤を配合した皮膚外用剤が開示されている。このような皮膚外用剤中には、保存剤、安定化剤、抗酸化剤等として一般的にブチルヒドロキシトルエンが0.01〜1%程度配合されている。しかしながら、これらの外用剤についても皮膚を刺激することを目的としたものではなく、効果的に鎮痒することができなかった。
特開2000−159678
本発明は、塗布によって皮膚刺激を与え、快適なマッサージ効果を発揮する皮膚外用剤を提供することを主な目的とする。また、本発明は、虫さされ、知覚過敏肌等のかゆみを刺激感に置換し、さらに効果的にかゆみを抑制することが可能な皮膚外用組成物を提供することを主な目的とするものである。
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ブチルヒドロキシトルエン(以下BHTと略記することがある)を固体状態で外用剤に配合し、これを皮膚に適用することによって、マッサージ効果や鎮痒効果が得られることを見出した。BHTは化粧品等の外用剤に広く用いられる成分であるが、専ら酸化防止、安定化等を期待して配合される成分であり、マッサージや鎮痒等を目的として用いることは全く想起されていなかった。本発明は、このような知見に基づき、さらに研究を重ねた結果、完成されたものである。
本発明は、以下の皮膚外用組成物を提供する。
項1.固体状態のブチルヒドロキシトルエン(以下、BHTと示す)を含有することを特徴とする皮膚外用組成物。
項2.BHTの粒子径が1000μm以下であることを特徴とする項1に記載の皮膚外用組成物。
項3.粒子径350μm未満のBHT、粒子径350〜500μmのBHT、粒子径501〜1000μmのBHTを1種又は2種以上組み合わせて配合することを特徴とする項1又は2に記載の皮膚外用組成物。
項4.BHTの含有量が10〜40重量%である項1〜3のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
項5.さらに水溶性高分子を含有する、項1〜4のいずれかに記載の皮膚外用組成物。
本発明の皮膚外用組成物は、直接皮膚に適用するものであり、固体状態のBHTが皮膚を物理的に刺激することによって皮膚に適度なマッサージ刺激を与えることができる。また、本発明の皮膚外用組成物を、かゆみを有する患部に適用すると、固体状態のBHTの物理的な刺激によって、短時間でかゆみを刺激感に置換することができ、かゆみを効果的に抑制することができる。
本発明の皮膚外用組成物は、BHTを固体状態で含有することを主な特徴としている。以下、本発明の皮膚外用組成物の各成分、製造方法、適用等について説明する。
(1)ブチルヒドロキシトルエン(BHT)
本発明の鎮痒剤は、BHTを必須の成分として含有する。ブチルヒドロキシトルエンは、白色結晶の形状を有する化合物であり、ジブチルヒドロキシトルエンとも呼ばれるが、両者は同じ化合物([(CHC](CH)OH)を指す。BHTは、従来、化粧料、医薬品、食品等の酸化防止剤、安定化剤等の用途で配合されている。
BHTとしては、商業的に入手可能なものを用いることができ、例えば、ブチルヒドロキシトルエン(三栄化工株式会社)、ジブチルヒドロキシトルエン(イーストマン ケミカル ジャパン株式会社、上野製薬株式会社、株式会社エーピーアイコーポレーション、住友化学工業株式会社、長瀬産業株式会社、日揮ユニバーサル株式会社、三菱ウェルファーマ株式会社)等が挙げられる。
本発明に使用されるBHTの粒子径は、1000μm以下程度であり、好ましくは1000〜50μm程度、より好ましくは1000〜100μm程度、さらに好ましくは1000〜180μm程度である。ここで、各粒子径を有するBHTは、BHTを乳鉢などで粉砕した後、各径を有する篩等に供することで得ることができる。
また、本発明においては異なる粒子径を有するBHTを組み合わせて用いることによって、より優れた効果が得られることから、2種以上の粒子径を有するBHTを組み合わせて配合することが望ましく、例えば、粒子径350μm未満のBHT、粒子径350〜500μmのBHT、粒子径501〜1000μmのBHTを2種以上組み合わせて用いることができる。好ましい組み合わせとしては、例えば、(a)501〜1000μm程度の粒子径を有するBHT及び350〜500μm程度の粒子径を有するBHTの組み合わせ;(b)350μm未満程度の粒子径を有するBHT及び350〜500μm程度の粒子径を有するBHTの組み合わせ等が挙げられる。
2種以上の粒子径を有するBHTを組み合わせて用いる場合、各粒子径を有するBHTの配合割合は、痒みの刺激感への置換作用を発揮し得る範囲であれば適宜設定することができるが、例えば、上記(a)の組み合わせであれば、350〜500μm程度の粒子径を有するBHT1重量部とした場合、501〜1000μm程度の粒子径を有するBHTを0.1〜10重量部程度、好ましくは0.25〜7.5重量部程度、より好ましくは0.5〜5重量部程度;上記(b)の組み合わせであれば、350〜500μm程度の粒子径を有するBHT1重量部とした場合、350μm未満程度の粒子径を有するBHTを、0.1〜10重量部程度、好ましくは0.25〜7.5重量部程度、より好ましくは0.5〜5重量部程度の割合で組み合わせて用いる。
本発明の限定的解釈を望むものではないが、粒子径が不均一なBHTを配合することによって、より顕著に本発明の効果が奏され得る。
本発明の皮膚外用組成物におけるBHTの配合量は、10〜40重量%程度、好ましくは15〜35重量%程度、より好ましくは20〜30重量%程度である。このような配合量であれば、製剤としての安定性を保ちつつ、皮膚刺激によるマッサージ効果や鎮痒効果がより顕著に発揮され得る。
(2)その他の成分
本発明の皮膚外用組成物には、前記BHTの他、アルコールが含有されることが好ましい。アルコールを配合することで、固体状態のBHTを好適に分散させることができ、皮膚を満遍なく、かつ適度に刺激することが可能となる。本発明において使用されるアルコールとしては、化粧料、医薬品の分野において一般的に使用されているものであれば特に限定されないが、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール等の炭素数1〜6、好ましくは炭素数1〜3の低級アルコール;プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ブチレングリコール、濃グリセリン、ポリエチレングリコール、マルチトール、マンニトール、ソルビトール等の多価アルコールなどが例示される。これらを1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、低級アルコールは、無水、含水の別を問わない。本発明においては、(含水)エタノール、無水エタノール、イソプロパノールを用いることが好ましい。
本発明の皮膚外用組成物におけるアルコールの配合量は、0〜45重量%程度、好ましくは4〜40重量%程度、より好ましくは4〜35重量%程度である。
本発明の皮膚外用組成物におけるBHTとアルコールの配合比率は、BHTを1重量部とした場合、アルコールが約3重量部以下、好ましくは約2重量部以下、より好ましくは約1重量部以下である。このような配合比率であれば、BHTの固体状態を維持することができ、かつ適度な刺激を皮膚に与えることができる。
本発明の皮膚外用組成物には、必要に応じて水、水溶性高分子等を配合してもよい。水溶性高分子としては、従来公知のものを使用することができるが、例えばカルボキシビニルポリマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、プルラン、寒天、ゼラチン、アルギン酸及びその塩、カラギーナン、ガム類等が挙げられる。これらを1種単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の皮膚外用組成物における水の配合量は、25〜89.5重量%程度、好ましくは27〜80.2重量%程度、より好ましくは28〜75重量%程度;水溶性高分子の配合量は、0.5〜5重量%程度、好ましくは0.8〜4重量%程度、より好ましくは1〜3重量%程度である。
本発明の典型的な処方例としては、BHTを10〜40重量%、アルコールを0〜45重量%、水溶性高分子を0.5〜5重量%、水25〜89.5重量%含有する皮膚外用組成物が例示される。
本発明の皮膚外用組成物には、上記以外にも必要に応じて、化粧料、医薬部外品、医薬品に一般的に用いられる各種成分、水性成分、油性成分、保湿成分、賦形剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、担体、香料、色剤、薬剤等を単独又は2種以上を混合と組み合わせて各種剤型に調製することもできる。また、本発明の皮膚外用組成物には、本発明の効果を損なわない範囲内で、公知の局所麻酔剤、消炎剤等を含んでもよく、例えば、リドカイン、ジブカイン、塩酸ジブカイン、ジフェンヒドラミン、アミノ安息香酸エチル、デシットテシチン等の局所麻酔剤;マレイン酸クロルフェニラミン、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、アラントイン、サリチル酸メチル等の消炎剤;l−メントール、dl−メントール、カンフル、dl−カンフル、乳酸メンチル等の清涼化剤;尿素、サリチル酸、ヒアルロン酸ナトリウム等の保湿剤;イソプロピルメチルフェノール、第四級アンモニウム塩(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなど)、塩酸クロルヘキシジン、スルファジアジン等の殺菌剤;硝酸オキシコナゾール、塩酸ブテナフィン、塩酸アモロルフィン、塩酸テルビナフィン、ラノコナゾール等の抗真菌剤;トウガラシチンキ、カプサイシン等の温熱成分等が挙げられる。
本発明の皮膚外用組成物の剤型としては、使用方法や適用部分に従って従来公知の剤型に調製することができるが、例えば、軟膏、ローション、ゲル、エアゾール剤等が挙げられる。
本発明の皮膚外用組成物には、所望の剤型とするための基剤が適当量含有される。例えば、これに限られるものではないが、パラフィン、ワセリン、スクワラン、パラフィン、白ロウ、プラスチベース、ポリエチレングリコール、マクロゴール、ラウロマクロゴール、シリコン油、シリコン、ポリソルベート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、オリーブ油、綿実油、大豆油、ヤシ油などの油系基剤;セタノール、ステアリルアルコールなどの高級アルコール;脂肪酸エステル(ミリスチン酸イソプロピル、ソルビタン脂肪酸エステルなど)、高級脂肪酸塩型乳化剤、高度精製卵黄レシチン、大豆レシチン、精製大豆レシチン、サラシミツロウ、プロピレンカーボネート、卵黄リン脂質、卵黄油、ヤシ油脂肪酸、ラウリル硫酸ナトリウム、その他イオン性、非イオン性界面活性剤などの乳化剤;リン酸、酢酸、塩酸、水酸化ナトリウムなどのpH調整剤;液化石油ガス、ジメチルエーテルなどの噴射剤などが挙げられる。
本発明の皮膚外用組成物は、以上の成分を従来公知の方法に従って混合し、調製することができる。調製における温度、各成分の添加の順番、混合時間等の条件は、各成分の物理的又は科学的性質、濃度、機器の応力等に応じ、当該分野の技術常識に基づいて適宜設定することが特に限定されない。本発明の皮膚外用剤は、例えば、水とアルコールそれぞれに溶解性の成分を溶解し、それらを混合、一様に攪拌したものに、BHTを最後に加えることにより調製することができる。
本発明の皮膚外用組成物は、鎮痒剤、水虫薬等として、かゆみを生じる箇所に適用することが可能である。この目的において使用されるのであれば適用対象は特に限定されないが、例えば、鎮痒剤として用いる場合、しっしん、虫さされ、乾燥肌、知覚過敏肌等のかゆみを伴う症状に適用することができる。
本発明において「かゆみ」とは、前述のように「皮膚を掻破したいという観念を起こさせる感覚」を指す。
本発明の皮膚外用組成物を前記のかゆみの軽減を目的として使用する場合は、皮膚のかゆい部分に本発明の皮膚外用組成物の適量を塗り広げればよい。塗り広げることによって、固体状態のBHTが皮膚のかゆい部分を物理的に刺激し、かゆみを刺激感に置換し、更にぶりかえすことなくかゆみを抑制することができる。ここで、「かゆみを刺激感に置換する」とは、短期的(瞬間的に)に皮膚感覚を「かゆみ」以外の刺激(掻いた感じ)を感じる状態にすることを指す。
また、本発明の皮膚外用剤による皮膚刺激は、皮膚を傷つけることなく、適度な刺激であるため、適用箇所の血行を促進するためなどに用いることが可能である。従って、本発明の皮膚外用剤は、マッサージ剤、外用消炎鎮痛剤等として用いることもできる。
以下に実施例等を示して本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
下記表1に示される処方に基づいて各種成分を配合し、皮膚外用組成物を得た。表1に規定される分量の水を一部採取し、そこにカルボキシビニルポリマーを攪拌しながら徐々に添加した。これとは別に、表1に規定される分量のアルコールの一部に、BHT(ブチルヒドロキシトルエン:三栄化工株式会社)及びpH調整剤(トリエタノールアミン)以外の成分を加え、攪拌混合した。この溶液を、前記カルボキシビニルポリマーを混合した水溶液に、攪拌しながら徐々に添加した。pH調整剤(トリエタノールアミン)を添加する場合は、水残部にpH調整剤を混合したものをさらに加えた。得られた溶液を一定時間攪拌し、最後にBHTを加えてさらに攪拌し、皮膚外用組成物を調製した。ここで、BHTは、乳鉢中で粉砕し、各径を有する篩で分類したものを用いた。
得られた皮膚外用組成物を常温(約25℃)にて1週間保存した後、その性状を目視により確認し、安定性を評価した。具体的には、分散性(粒子の沈降や団粒化(粒子の凝集)の有無)、保型性(粘度低下等の初期性状と比較した場合の明らかな変化の有無)、粒子が固体の性状を維持しているかどうか(軟化、溶解の有無)について確認した。これらの性状のいずれにも変化が無かった場合は○とし、いずれか1つでも変化が確認された場合は×とした。
また、安定性の評価結果が「○」の皮膚外用組成物を、虫さされ等によるかゆみを訴える被験者10名の患部に塗布し、適用しやすさ(塗布しにくい場合を1点、塗布しやすい場合を5点)、かゆみの刺激感への置換(刺激感に置換されない場合を1点、刺激感に置換された場合を5点)および痒み止め効果(かゆみが止まらなかった場合を1点、かゆみが止まった場合を5点)に関し、各々5段階で評価を行った。
さらに、得られた皮膚外用組成物を健常者10名の皮膚に塗布し、快適な物理的刺激感(感じない場合を1点、感じた場合を5点)に関し、5段階で評価を行った。
各被験者による評点を合計し、合計点が45〜50点:◎、35〜45点:○、25〜35点;△、25点未満:×とした。
これらの評価結果を表1に示す。表中、CVPはカルボキシビニルポリマー、PGはプロピレングリコールを表す。
Figure 0005063072
また、BHT以外の粒子を配合した皮膚外用組成物(比較例1〜32)についても同様に評価した。結果を下記表2−1及び表2−2に示す。
表中、CVPはカルボキシビニルポリマー、PGはプロピレングリコールを表す。
Figure 0005063072
Figure 0005063072
表中、比較例1〜8、14、15、17〜24、30及び31は、組成物の安定性が悪く評価できなかった。
比較例9〜13、16、25〜29及び32は、従来公知の粒子を配合した皮膚外用組成物である。これらの皮膚外用剤は、比較的安定性は良かったものの、いずれも痒みの刺激感への置換作用および快適な刺激作用を有していないことが示された。なお、BHTを溶解状態とした製剤では、痒みの刺激感への置換および快適な刺激感は得られなかった(データ示さず)。
一方、実施例1〜19の皮膚外用組成物は、いずれも安定性、皮膚への適用のしやすさに優れていることが示された。また、固体状態のBHTが配合されていることから、皮膚に塗布することによって快適な刺激感を得られるものであり、かゆみ抑制効果、かゆみを刺激感に置換する作用をも備えた皮膚外用剤であることが示された。特に粒子径の異なるBHTを組み合わせて用いることにより、より優れた快適な刺激感、かゆみ止め効果、かゆみを刺激感に置換する作用を発揮することが示された。
かゆみは、物理的な刺激が加われば、かえって増強されることが知られている。しかしながら、本発明の皮膚外用組成物は、かゆみを刺激感に置換するという一時的なかゆみ抑制効果のみならず、優れたかゆみ止め効果を有することが示された。すなわち、本発明の皮膚外用組成物は、即効性かつ持続性のあるかゆみ抑制効果を有するものである。
以下に処方例を示す。表中、CVPはカルボキシビニルポリマー、PGはプロピレングリコール、HPCはヒドロキシプロピルセルロース、DPGはジプロピレングリコール、1,3−BGは1,3−ブチレングリコールを表す。
Figure 0005063072
Figure 0005063072

Claims (4)

  1. 粒子径が1000μm以下の固体状態のブチルヒドロキシトルエン(以下、BHTと示す)を含有することを特徴とする皮膚外用組成物。
  2. 粒子径350μm未満のBHT、粒子径350〜500μmのBHT、粒子径501〜1000μmのBHTを1種又は2種以上組み合わせて配合することを特徴とする請求項1記載の皮膚外用組成物。
  3. BHTの含有量が10〜40重量%である請求項1または2に記載の皮膚外用組成物。
  4. さらに水溶性高分子を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚外用組成物。
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