JP5062148B2 - 内燃機関の潤滑装置 - Google Patents

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本発明は内燃機関の潤滑装置に関する。
特許文献1には、遠心分離方式を応用した気液分離器をオイルタンク流入口に設け、気泡と分離したオイルをオイルタンクに溜める構造が開示されている。
特開2008−73606号公報 特開2007−309096号公報 特開2005−113799号公報
内燃機関の潤滑油経路内にはこのような従来の気液分離装置を配置するスペースはない。また、油圧式のラッシュアジャスターに気泡が多く含まれたオイルが供給されると、動作不良を起こす恐れがある。
本発明の目的は、潤滑油経路内に気液分離部を設けた内燃機関の潤滑装置を提供することである。
上記目的は、メインギャラリー、前記メインギャラリーから二股に分岐したカムジャーナル用油路及びカムシャワー用油路、を有した潤滑油経路と、前記カムシャワー用油路から前記メインギャラリー内に向けて延び、側面に開口部を有し、内部が前記カムシャワー用油路とが連通している筒状部材、前記筒状部材周辺のオイルを旋回させるための旋回部、を有した気液分離部と、を備えたことを特徴とする内燃機関の潤滑装置によって達成できる。
気液分離部周辺でオイルが旋回することにより、オイル中の気泡は、旋回の中心付近に集まる。これにより、気泡は、筒状部材周辺に集まり、筒状部材の側面に形成された開口部から筒状部材の内部へ流れる。筒状部材の内部とカムシャワー用油路とは連通しているため、気泡を多く含んだオイルは、カムシャワー用油路に搬送される。一方、気泡と分離されたオイルは、カムジャーナル用油路に搬送される。以上のように、カムジャーナル用油路には気泡と分離されたオイルが搬送される。これにより、カムジャーナル用油路上に設けられた油圧式のラッシュアジャスターに、気泡を多く含んだオイルが供給されることを防止できる。
本発明によれば、潤滑油経路内に気液分離部を設けた内燃機関の潤滑装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明に係る複数の実施形態について説明する。
実施例1の内燃機関の潤滑装置について説明する。図1は、実施例1の内燃機関の潤滑装置が採用されたエンジン1の模式図である。図1は、潤滑油経路を模式的に示している。潤滑油経路とは、エンジン1を潤滑するためのオイルが流れる経路である。
潤滑油経路70は、不図示のオイルタンクと連通している。オイルポンプ10により潤滑油経路70内をオイルが循環する。オイルポンプ10により搬送されたオイルは、オイルタンクからオイルフィルタ12を介してメインギャラリー71へ搬送される。メインギャラリー71を流れるオイルの一部は、複数のクランクジャーナル20に流れる。また、またメインギャラリー71には、メインギャラリー71から二股に分岐したカムジャーナル用油路75、カムシャワー用油路78が連通している。カムジャーナル用油路75は、カムジャーナル40、ラッシュアジャスター50にオイルを供給するためのものである。カムシャワー用油路78は、後述するカム44周辺にオイルを供給するためのものである。
図2は、メインギャラリー71、カムジャーナル用油路75、カムシャワー用油路78周辺の模式図である。カムシャワー用油路78上には、カムシャワーパイプ79が設けられている。カムシャワーパイプ79には、複数の噴射口79aが設けられている。カムシャワーパイプ79を流れるオイルの一部は噴射口79aから噴射され、カム44周辺にオイルが供給される。
カムジャーナル用油路75は、途中でカムシャフト42内部へと分岐し、カムシャフト42内へオイルが供給される。また、カムジャーナル用油路75は、ラッシュアジャスター50の内部と連通している。ラッシュアジャスター50には、導入口52が形成されており、ラッシュアジャスター50内部へオイルが供給される。カムシャフト42は、カム44を有している。カム44とラッシュアジャスター50との間にはロッカーアーム60が設けられている。ラッシュアジャスター50は、ロッカーアーム60をカム44に当接させる機能を有している。
潤滑油経路70内には筒状部材80が設けられている。筒状部材80は金属製である。詳細には、筒状部材80は、カムシャワー用油路78からメインギャラリー71内に延びるように形成されている。筒状部材80は、筒状であるが、オイルが流れる上流側の先端部には底が設けられている。筒状部材80の側面には、複数の開口部82が直線状に設けられている。筒状部材80周辺のメインギャラリー71の内側面には、螺旋部73が形成されている。螺旋部73は、上流から下流に流れるオイルを旋回させる機能を有している。螺旋部73は、旋回部に相当する。螺旋部73と筒状部材80とは、気液分離部に相当する。
図3は、図2のA―A断面図である。螺旋部73により、オイルは筒状部材80周辺で旋回する。オイルが旋回することにより、オイルに含まれる気泡は、旋回の略中心付近に集まる。これにより、気泡は、筒状部材80周辺に集まり、筒状部材80の側面に形成された開口部82から筒状部材80の内部へ流れる。
気泡を多く含んだオイルは、カムシャワー用油路78に搬送され、カムシャワーパイプ79の噴射口79aから噴射される。一方、気泡と分離されたオイルは、カムジャーナル用油路75に搬送される。以上のように、カムジャーナル用油路75には気泡と分離されたオイルが搬送される。これにより、カムジャーナル用油路75上に設けられた油圧式のラッシュアジャスター50に、気泡を多く含んだオイルが供給されることを防止できる。これにより、ラッシュアジャスター50の動作不良を防止でき、動弁系の作動の信頼性が向上する。特に、高速運転時の信頼性が向上する。
また、上記のように、簡単な構造によってオイル中の気泡を分離することができるので、エンジン1の潤滑油経路内にも設けることができる。これによって、エンジン1の大型化を抑制できる。
次に、実施例2の内燃機関の潤滑装置について説明する。尚、実施例1の内燃機関の潤滑装置と同様の部分については、同様の符号を付することによって重複する説明を省略する。図4は、実施例2の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。
図4に示すように、筒状部材80aは、実施例1での筒状部材80と比較し、開口部82が形成された位置よりも下方側に延びた形状となっている。換言すれば、筒状部材80aは、開口部82よりも上流側に延びた形状となっている。筒状部材80aの上流側の先端部から流れたオイルは、開口部82に到達するまでに充分に旋回することになる。このため、筒状部材80a内に気泡が集まることが促進される。
次に、実施例3の内燃機関の潤滑装置について説明する。尚、実施例1の内燃機関の潤滑装置と同様の部分については、同様の符号を付することによって重複する説明を省略する。図5は、実施例3の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。
図5に示すように、筒状部材80bの側面には螺旋板88bが形成されている。また、開口部82は、螺旋板88bの間に形成されている。螺旋板88bにより、オイルを更に旋回させることができる。螺旋板88bは、旋回部に相当する。これにより、筒状部材80内に気泡が集まることが促進される。尚、螺旋部73と螺旋板88bとの傾斜角度は略一致している。
次に、実施例4の内燃機関の潤滑装置について説明する。尚、実施例1の内燃機関の潤滑装置と同様の部分については、同様の符号を付することによって重複する説明を省略する。図6は、実施例4の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。
図6に示すように、筒状部材80cは上流側の先端部は、上流側に向けて細くなっている。即ち、筒状部材80cの先端部はテーパ状である。また、このテーパ状の部分に螺旋板88cが形成されている。このような形状により、オイルの流速が早い場合であって、オイルを充分に旋回させることができる。
次に、実施例5の内燃機関の潤滑装置について説明する。尚、実施例1の内燃機関の潤滑装置と同様の部分については、同様の符号を付することによって重複する説明を省略する。図7は、実施例5の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。
図7に示すように、螺旋部73dの傾斜角度は、他の実施例における螺旋部73と比較して大きい。同様に、螺旋板88dの傾斜角度も、螺旋板88b、88cと比較して大きい。換言すれば、螺旋部73d、螺旋板88dの傾斜角度はより垂直に近い。これにより、オイルの流速が早い場合にも対応できる。
次に、実施例6の内燃機関の潤滑装置について説明する。尚、実施例1の内燃機関の潤滑装置と同様の部分については、同様の符号を付することによって重複する説明を省略する。図8は、実施例6の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。
図8に示すように、メインギャラリー71の筒状部材80e周辺は直線状であり、螺旋部は形成されていない。筒状部材80eの側面には螺旋板88eが形成されている。螺旋板88eによって、オイルは旋回する。メインギャラリー71に特別な加工をする必要がないため、製造コストの低減を図ることができる。また、このような筒状部材80eを、既存のエンジンに搭載することができるので、これによっても製造コストの低減を図ることができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は、実施例1の内燃機関の潤滑装置が採用されたエンジンの模式図である。 図2は、メインギャラリー、カムジャーナル用油路、カムシャワー用油路周辺の模式図である。 図3は、図2のA―A断面図である。 図4は、実施例2の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。 図5は、実施例3の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。 図6は、実施例4の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。 図7は、実施例5の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。 図8は、実施例6の内燃機関の潤滑装置に採用された気液分離部周辺の図である。
符号の説明
1 エンジン
10 オイルポンプ
12 オイルフィルタ
20 クランクジャーナル
40 カムジャーナル
42 カムシャフト
44 カム
50 ラッシュアジャスター
52 導入口
60 ロッカーアーム
70 潤滑油経路
71 メインギャラリー
73、73d、 螺旋部
75 カムジャーナル用油路
78 カムシャワー用油路
79 カムシャワーパイプ
79a 噴射口
80a〜80e 筒状部材
82 開口部
88b〜88e 螺旋板

Claims (1)

  1. メインギャラリー、前記メインギャラリーから二股に分岐したカムジャーナル用油路及びカムシャワー用油路、を有した潤滑油経路と、
    前記カムシャワー用油路から前記メインギャラリー内に向けて延び、側面に開口部を有し、内部が前記カムシャワー用油路とが連通している筒状部材、前記筒状部材周辺のオイルを旋回させるための旋回部、を有した気液分離部と、を備えたことを特徴とする内燃機関の潤滑装置。
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