JP5061569B2 - アライメントステージ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体製造装置や液晶製造装置の各種検査用ステージなどに用いられ、直線X、Y方向および回転θ方向に移動可能なアライメントステージに関する。
従来のアライメントステージは、推力を発生するアクチュエータを複数用いて、搭載物を直線X方向、直線Y方向(X方向と直交する方向)、XY平面上の回転θ方向に移動するようになっている。アクチュエータは推力を発生するリニアスライダおよび負荷を搭載するテーブルの直線移動と回転運動を可能にするベアリングにより構成されている。アクチュエータの推力は、リニアスライダの回転モータとボールねじの組み合わせで実現されている(例えば、特許文献1、特許文献2、非特許文献1、非特許文献2)。
図13は従来技術によるアライメントステージの斜視図である。図において、5がアライメントステージ、10がテーブル、100がベースである。アライメントステージ5は、床に設置されたベース100の上に、直線XとY、回転θの方向に移動可能なテーブル10が設けられ、テーブル10上の搭載物(図示しない)を平面XY上の任意の位置および回転角度に位置決めすることができるようになっている。
図14は、図13においてテーブル10を取り除いた図である。図において、110Aと110BがXアクチュエータ、110Cと110DがYアクチュエータである。Xアクチュエータ110Aと110Bはベース100の中心を点対称に配置され、同様に、Yアクチュエータ110Cと110Dも点対称に配置されている。さらに、Yアクチュエータ110Cと110Dは、Xアクチュエータ110Aと110Bに対し、ベース10の中心を回転軸として90度回転させた位置に配置されている。
図15はXアクチュエータ110Aのみを示す斜視図である。図において、120が回転モータ、121がリニアスライダ固定部、122がリニアスライダ可動部、123が回転ベアリング、124がテーブルガイドである。リニアスライダ固定部121にはボールねじのねじ軸、リニアスライダ可動部122にはボールねじのナット、ねじ軸の回転を案内支持する回転ベアリング、ナットの直線移動を案内支持するガイドも内蔵されており、ボールネジの回転運動を直線運動に変換している。なお、これ以降の説明においては、これら内蔵された部品について図示せず、リニアスライダ固定部121がその機能を果たすものとして説明する。リニアスライダ固定部121と回転モータ120とは連結されており、回転モータ120で発生させたトルクをリニアスライダ固定部121が伝達し、リニアスライダ可動部122に推力が発生するようになっている。また、リニアスライダ可動部122上には回転ベアリング123、回転ベアリング123上にはテーブルガイド124が設けられている。回転ベアリング123は、リニアスライダ可動部122に対しテーブルガイド124を回転運動させるものである。テーブルガイド124は回転ベアリング123に対しテーブル10を直線移動させるものである。以上のような構成により、Xアクチュエータ110Aはテーブル10と直線移動および回転運動が可能なように連結され、テーブル10をX方向に推進させることができる。
また、Xアクチュエータ110B、Yアクチュエータ110Cと110DもXアクチュエータ110Aと同様の構造となっている。よって、テーブル10は、Xアクチュエータ110Aと110BによりX方向に移動することができ、Yアクチュエータ110Cと110DによりY方向に移動することができる。また、Xアクチュエータ110Aと110BもしくはYアクチュエータ110Cと110Dの移動量に差を持たせることで、テーブル10を回転運動させることができる。このテーブル10の回転運動は、Xアクチュエータ110Aと110B、Yアクチュエータ110Cと110Dに設けられた回転ベアリング123によって円滑に行うことができる。次に、その動作原理について詳細に説明する。
図16は図14を上から見た図であり、点線で示したテーブル10の動作原理を示すものである。図において、Cが基準中心、Gがテーブル中心である。テーブル10は直線X、Y方向および回転θ方向にまったく移動していない状態にあり、基準中心Cとテーブル中心Gが一致している。図17は、テーブル10を直線移動および回転運動させたものである。図において、Oが回転中心である。同図は、図16の状態からXアクチュエータ110Bを移動させることなく、つまり、Xアクチュエータ110Bの回転ベアリング123上を回転中心Oとして、テーブル10を時計方向に回転運動させた状態を表している。この場合、テーブル中心Gは基準中心Cに対し、−X方向と+Y方向にわずかに変位している。つまり、テーブル10は−X方向、+Y方向に直線移動し、+θ方向に回転運動したことになる。このようなテーブル10の移動を実現するために、XアクチュエータB110Bを静止させつつ、Xアクチュエータ110Aを−X方向、Yアクチュエータ110Cが+Y方向、Yアクチュエータ110Dを+Y方向に移動させている。テーブル10の実際の動作は、テーブル中心Gでの移動量や推力、θの回転量とトルクを指令値として与え、4つのアクチュエータに与える推力と移動量の指令値に変換することで実現する。
このように従来のアライメントステージは、一方向に推力を発生させるアクチュエータを複数用いることで、搭載物を直線X方向、直線Y方向、XY平面上の回転θ方向に移動させることができるようになっている。
特開2004−160640号公報(第3頁、図1) 特開2004−301256号公報(第17頁、図11) THK株式会社カタログ「アライメントステージCMX」CATALOG No.238-2 日本トムソン株式会社カタログ「アライメントステージ モジュール形 SA形」
半導体ウェハや液晶ガラス基板等を検査またはアライメントするアライメントステージには、半導体ウェハや液晶ガラス基板等のワークが大型化する反面、ワークの線幅密度が高くなることで、高精度な位置決めが要求されるようになってきている。このような位置決め精度は、駆動系の位置決め精度のみならず、テーブル面からワークに作用する表面歪みや熱膨張等の点が問題となっている。その一方、半導体ウェハや液晶ガラス基板の生産量は年々、増加する傾向にあり、工場の生産性を向上させるために、装置のフットプリントを上げていく必要があり、アライメントステージも大型化が許されない状況である。
また、工場の生産性を向上させるために、最終製品の歩留まりを向上させるように微細な塵等のコンタミネーションがワーク表面に付着することを提言する必要があり、摺動部を極力低減するなどが必要となっている。
このような潜在的にあるニーズに対して、従来のアライメントステージは、推力方向が異なるアクチュエータをテーブルに連結し、全アクチュエータの発生推力を足し合わせることで、テーブルを任意の方向に移動するようにしていた。そのため、方向の異なるアクチュエータの推力をテーブルが受けることで内部応力が生じ、その結果、テーブルにひずみが生じ、ひいては、搭載物の変形や位置決め誤差をもたらすという問題を起こした。一方、この問題を回避するために、テーブルをひずみが出ないように頑丈にすると、重量が増大し、アライメントステージ全体が大型化するという問題を起こした。
また、面積の大きな搭載物、例えば、液晶ガラス基板などを搭載する場合、複数のアクチュエータの間隔を広げテーブル面積を大きくしなければならないので、精度の低下、重量増といった問題が顕著になった。
また、従来のアライメントステージは、一般的に送りねじ機構を用いた駆動アクチュエータを構成していたため、送りねじ機構に混入されたグリースなどが飛散し、ワーク表面へのコンタミネーションとなること等の問題が生じていた。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、アクチュエータをX方向とY方向の2方向に推力を発生する平面モータで構成するとともに、平面モータにXガイドとYガイドを設けたり浮上手段を設けたりすることで、テーブルに生じる内部応力を無くし、搭載物の変形や位置決め誤差の低減、テーブルの重量減・小形化することができるアライメントステージを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、以下のようにしたものである。
発明は、テーブルとベース間に配置された推力を発生する少なくとも1つのアクチュエータと、前記テーブル上に載置された搭載物を直線X方向、直線Y方向、回転θ方向に移動させる支持機構を前記アクチュエータに備えたアライメントステージにおいて、前記アクチュエータが、X方向とY方向の2方向に推力を発生する平面モータと前記支持機構により構成され、前記支持機構は、第1の移動方向に関して、前記平面モータの可動子に連結されるように配置された第1のガイドレール可動子と、第1のガイドレール固定子と連結されるように配置された第2のガイドレール可動子と、前記第2のガイドレール可動子が前記平面モータの第2の移動方向に関して支持されるように前記平面モータの固定子の両端に配置される第2のガイドレール固定子と、前記第1のガイドレール可動子上に設けられた回動自在な回転機構と、から構成されたものである。
また、発明は、前記回転機構が、前記アクチュエータの推力発生中心上に設けられたものである。
発明によると、X方向とY方向の両方向に推力を発生させることができるクチュエータを構成しているので、テーブルの移動方向と同じ方向に各アクチュエータが推力を発生し、テーブルに内部応力を起こさず、搭載物の変形や位置決め誤差をなくすことができる。さらには、テーブルが薄肉であっても、内部応力にともなうひずみを生じることがないので、テーブルを軽量化し、アライメントステージ全体を小形・軽量化することができる。
また、クチュエータにフォーサをX方向に移動可能にするXガイドとY方向に移動可能にするYガイドを取り付け、搭載物をθ方向に回転可能にする回転ベアリングを推力発生中心上に取り付けているので、フォーサの直線X、Y方向の精密な移動が可能となり搭載物の高精度な位置決めを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の実施例1であるアライメントステージの斜視図である。図において、1がアライメントステージ、11がテーブル、100がベースである。アライメントステージ1は、床に設置されたベース100上に直線XとY、回転θの方向に移動可能なテーブル11が設けられ、図示しないテーブル11上の搭載物をX方向とY方向の任意の位置および回転角度に位置決めすることができるようになっている。また、テーブル11は従来のテーブルと異なり、薄肉化され軽量化されている。
図2は図1において、テーブル11を取り除いたものである。図において、150A、150B、150C、150DがXYアクチュエータである。XYアクチュエータ150Aと150Bはベース100上の対角線上に配置され、同様に、XYアクチュエータ150Cと150Dも対角線上に配置されている。さらに、XYアクチュエータ150Cと150Dは、XYアクチュエータ150Aと150Bに対し、ベース100の中心を回転軸として90度回転させた位置に配置されている。
図3はXYアクチュエータ150Aのみを示す斜視図である。図において、160が平面モータ、161がフォーサ、162がプラテン、163がX位置センサ、164がY位置センサ、181がXガイド可動部、182がXガイド固定部、183がYガイド可動部、184がYガイド固定部、185が回転ベアリングである。平面モータ160の可動側であるフォーサ161には、プラテン162に対するフォーサ161のX方向の位置を検出するX位置センサ163、Y方向の位置を検出するY位置センサ164が設けられている。一方、フォーサ161の上部には、Xガイド固定部182に対しX方向の移動を可能にするXガイド可動部181が設けられ、さらに、Xガイド可動部181の上部には搭載物の回転運動を可能にする回転ベアリング185が取り付けられている。Xガイド固定部182は、その長手方向の両端でYガイド可動部183と連結されている。Yガイド可動部183はYガイド固定部184に沿ってY方向に移動できるようになっている。平面モータ160が発生するX方向とY方向の推力は、フォーサ161上に取り付けた回転ベアリング185を通して、テーブル11に伝達される。このとき、フォーサ161はXガイド可動部181、Yガイド可動部183によりX、Yの両方向に移動可能に支持されているため、プラテン162上をXY平面に移動することができる。また、テーブル11は回転可能なように回転ベアリング185で支持されているので、テーブル11はフォーサ161の推力方向に移動するとともに、他のXYアクチュエータとの連動で回転運動することができる。
図4は図3におけるX方向から見たA−Aの断面図である。また、図5は図4における上方向から見たB−Bの断面図である。図において、165がフレーム、166がX電機子、167がY電機子、168が電機子コア、169が電機子巻線、170が永久磁石、171が格子状鉄心歯、172がXYスケール、173がティース、186が外輪、187が内輪、188と189が転動体である。フォーサ161はフレーム165とフレーム165内部に設けられた2つのX電機子166と2つのY電機子167から構成されている。2つのX電機子166はフォーサ161の対角線上に配置されている。2つのY電機子167も同じく対角線上に配置され、かつ、2つのX電機子166とは90度回転して配置されている。X電機子166とY電機子167の推力方向は図5の矢印(⇔)で示すとおりである。X電機子166は電機子コア168に形成された3つのティース173に3相の電機子巻線169が巻回され、プラテン162に対向するティース173の先端面には永久磁石170が配置されている。永久磁石170の磁極はP/2ピッチ(電気角180度)で極性が反転しており、ティース173の先端面では多極に構成されている。3相のティース173は電気角で120度の位相差になるようにずれている。一方、フォーサ161に対向するプラテン162の上面には、ピッチPの格子状鉄心歯171が形成されている。
また、フォーサ161の側面にはX位置センサ163とY位置センサ164が設置されており、プラテン162の上面にはXYスケール172が設置されている。XYスケール172は、薄いガラスの表面に、X方向のスケールとY方向のスケールを格子状に刻んだものである。光学式のX位置センサ163とY位置センサ164はXYスケール172のX方向とY方向のスケールを読み取ることができるようになっている。
また、Xガイド可動部181とXガイド固定部182との間には転動体188が介在しており、Xガイド固定部182に対しXガイド可動部181がX方向に移動すると転動体188が回転し、Xガイド可動部181が円滑に移動できるようになっている。同様に、回転ベアリング185の外輪186と内輪187との間には転動体189が介在しており、外輪186に対し内輪187が回転運動すると転動体189が回転し、内輪186が円滑に回転できるようになっている。また、図示していないが、Yガイド可動部183とYガイド固定部184も同様の構造となっている。
このような構成において、X位置センサ163とY位置センサ164のX位置信号、Y位置信号に応じてX電機子166、Y電機子167に所定の電流を流すことで、X電機子166とY電機子167電機子に推力が発生し、平面モータ160をX、Yの両方向に推力を発生し移動させることができる。
次に、アライメントステージの動作原理について説明する。図6は図2を上から見た図であり、説明上、テーブル11を取り除いた図である。テーブル11は直線X、Y方向および回転θ方向にまったく移動していない状態にあり、基準中心Cとテーブル中心Gが一致している。図7は、テーブル11を直線移動および回転運動させたものである。図7は、図6の状態からXYアクチュエータ150Bを移動させることなく、つまり、XYアクチュエータ150Bの回転ベアリング185上を回転中心Oとして、テーブル11を時計方向に回転運動させた状態を表している。この場合、テーブル中心Gは基準中心Cに対し、−X方向と+Y方向にわずかに変位している。つまり、テーブル11は−X方向、+Y方向に直線移動し、+θ方向に回転運動したことになる。このようなテーブル11の移動を実現するために、平面モータ160Bは静止させつつ、平面モータ160Aが−X方向と+Y方向に、平面モータ160Cが−X方向と+Y方向に、平面モータ160Dが−X方向と+Y方向に移動している。従来のアライメントステージとは異なり、各平面モータがX、Yの両方向に動作を行っている。テーブル11の実際の動作は、テーブル中心GのXおよびYの移動量や推力、θの回転量とトルクを指令値として与えることで、4つの平面モータに与えるX方向とY方向の推力と移動量の指令値に変換することで実現する。
以上のように構成されたアライメントステージは、平面モータによりアクチュエータを構成し、テーブルの任意の位置での移動方向と同じ方向に平面モータが推力を発生するので、テーブルに内部応力が生じず、搭載物の変形や位置決め誤差をなくすことができる。さらには、テーブルが薄肉であっても、内部応力にともなうひずみを生じることがないので、テーブルを軽量化し、アライメントステージ全体を小形・軽量化することができる。そして、平面モータのフォーサもしくはプラテンの一方にX方向に推力を発生させるX電機子とY方向に推力を発生させるY電機子を設け、かつ、X位置センサとY位置センサを設けているので、X位置センサとY位置センサの位置情報をもとにしたフィードバック制御を行い、フォーサの精密な移動を実現することができる。さらには、フォーサをX方向に移動可能にするXガイドとY方向に移動可能にするYガイドを取り付け、搭載物を回転可能にする回転ベアリングを推力発生中心上に取り付けているので、搭載物を載せたテーブルの直線X、Y、θ方向の精密な位置決めを実現できる。
次に実施例2について示す。図8は実施例2であるアライメントステージの斜視図である。図において、2がアライメントステージである。図9は図8において、テーブル11を取り除いたものである。図において、200A、200B、200C、200DがXYアクチュエータである。XYアクチュエータ200A、200B、200C、200Dはベース100上の4分割された位置に配置されている。
図10はXYアクチュエータ200Aのみを示す斜視図である。同図に示すとおり、実施例2が実施例1と異なる点は、Xガイド、Yガイドを無くし、フォーサ161上に直接、回転ベアリング185を取り付けたことである。図11は図10におけるX方向から見たA−Aの断面図である。図において、210が浮上手段、211が空気配管、212がオリフィス、213が絞り溝である。平面モータ160の電磁部構成および回転ベアリング185の構成は実施例1と同じである。XYアクチュエータ200Aが実施例1と異なる点は、平面モータ160のフレーム165に浮上手段210を設けた点である。浮上手段210は、フレーム165の内部に設けられた空気配管211、空気を絞り圧縮するオリフィス212、ギャップ面での空気の主流路となる絞り溝213から構成されている。浮上手段210は空気配管に圧縮空気を送り込むことでフォーサ161をXYスケール172上で非接触に浮上させることができるオリフィス絞りの静圧空気軸受である。つまり、Xガイド、Yガイドが無くとも、非接触に浮上していることでフォーサ161をX、Y方向に動作することができる。
以上のように構成されたアライメントステージは、フォーサをプラテン上に非接触で浮上させるための浮上手段を装備しているので、実施例1に記載したXガイドとYガイドを無くすことができ、アクチュエータの小形・軽量化、ひいては、アライメントステージ全体の小形・軽量化を実現することができる。
次に実施例3について示す。図12は、実施例3であるアライメントステージの斜視図である。図において、3がアライメントステージ、4が搭載物、13がパッドである。実施例3が実施例1および2と異なる点は、テーブルを設けずに、回転ベアリング185の上にパッド13を設け、そのパッド13上に直接、搭載物4を支持できるようにした点である。なお、この動作原理については、基本的には実施例1と同様であり、4つのフォーサを結ぶ多角形の形状を変えることなく同期させて動作させることで、搭載物4に内部応力やひずみを生じさせることが無く、X,Y方向およびθ方向に移動させることができる。
以上のように構成されたアライメントステージは、テーブルを無くしているので、巨大な搭載物に対しても、それに見合った巨大なテーブルを要せず、小形なアライメントステージを提供することができる。
以上の実施例では、電機子をフォーサ、格子状鉄心歯をプラテンに配置する構成として説明したが、この逆の配置とした構成であっても良い。また、フォーサに永久磁石と電機子巻線を有する電機子、プラテンに格子状鉄心歯を有する誘導子とした構成で説明したが、プラテンを永久磁石の磁極を有する界磁としても良い。また、浮上手段には静圧空気軸受で説明したが、別に電磁装置を設けた磁気浮上であっても良い。また、一つのアライメントステージに対し平面モータ4台を用いる構成で説明したが、3台以上あればその動作を実現できることは言うまでもない。また、位置センサには光学式のリニアエンコーダを用いたが、フォーサを外部からレーザ検出する手段であったり、プラテン上の格子状鉄心歯を磁気的に検出する磁気エンコーダであったり、画像処理にて検出する手段であっても良い。また、回転ベアリングの転動体は球で説明したが、円筒ころであっても良い。また、フォーサ1台に対しプラテン1台の構成で説明したが、1台のプラテン上で複数のフォーサが移動できるように構成しても良い。また、1台の平面モータに対し1台のX位置センサと1台のY位置センサを設けた構成で説明したが、これを複数台設け、平面モータのヨーイングを制御できるようにしても良い。
本発明は、小形・軽量で、かつ、高精度な位置決めを実現することができることから、電子部品実装の検査ステージという用途にも適用することができる。
本発明の第1の実施例を示すアライメントステージの斜視図 図1のテーブル透視図 本発明の第1の実施例を示すXYアクチュエータの斜視図 図3のA−A断面図 図4のB−B断面図 本発明の第1の実施例を示す動作原理図(動作前) 本発明の第1の実施例を示す動作原理図(動作後) 本発明の第2の実施例を示すアライメントステージの斜視図 図8のテーブル透視図 本発明の第2の実施例を示すXYアクチュエータの斜視図 図10のA−A断面図 本発明の第3の実施例を示すアライメントステージの斜視図 従来技術を示すアライメントステージの斜視図 図13のテーブル透視図 従来技術を示すXYアクチュエータの斜視図 従来技術を示す動作原理図(動作前) 従来技術を示す動作原理図(動作後)
符号の説明
1、2、3、5 アライメントステージ
4 搭載物
10、11 テーブル
13 パッド
100 ベース
C 基準中心
G テーブル中心
O 回転中心
110A、110B Xアクチュエータ
110C、110D Yアクチュエータ
150A、150B、150C、150D XYアクチュエータ
200A、200B、200C、200D XYアクチュエータ
120 回転モータ
121 リニアスライダ固定部
122 リニアスライダ可動部
123 回転ベアリング
124 テーブルガイド
160 平面モータ
161 フォーサ
162 プラテン
163 X位置センサ
164 Y位置センサ
165 フレーム
166 X電機子
167 Y電機子
168 電機子コア
169 電機子巻線
170 永久磁石
171 格子状鉄心歯
172 XYスケール
173 ティース
181 Xガイド可動部
182 Xガイド固定部
183 Yガイド可動部
184 Yガイド固定部
185 回転ベアリング
186 外輪
187 内輪
188、189 転動体
210 浮上手段
211 空気配管
212 オリフィス
213 絞り溝

Claims (1)

  1. テーブルとベース間に配置された推力を発生する少なくとも1つのアクチュエータを備え、前記テーブル上に載置された搭載物を直線X方向、直線Y方向、回転θ方向に移動させる支持機構を前記アクチュエータに備えたアライメントステージにおいて、
    前記アクチュエータは、前記X方向と前記Y方向の2方向に推力を発生する平面モータと前記支持機構により構成され、
    前記X方向および前記Y方向のいずれか一方を第1の移動方向、他方を第2の移動方向とした場合に、
    前記支持機構は
    記平面モータの可動に連結された第1のガイド可動部と、前記第1の移動方向への移動を許容しつつ前記第1のガイド可動部を支持する第1のガイド固定部と、前記第1のガイド固定部と連結されるように配置された第2のガイド可動部、前記第2の移動方向への移動を許容しつつ前記第2のガイド可動部を支持するように前記平面モータの固定の両端に配置される第2のガイド固定部と、前記第1のガイド可動部上に設けられており前記θ方向に回動自在で前記テーブルを支持する回転機構と、から構成されたことを特徴とするアライメントステージ。
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