JP6881061B2 - 平面ステージ装置 - Google Patents

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本発明は、プラテン上を移動体が移動する平面ステージ装置に関する。
従来、ベース平面に対応するスライダを水平方向に移動させる平面ステージ装置が知られている。例えば、特許文献1には、碁盤目状に凸極が設けられた平面を有する板状のプラテンを備え、当該プラテンの平面上を移動体が移動する平面ステージ装置が開示されている。この平面ステージ装置では、プラテン上において、エアの作用により浮上した状態の移動体に対して磁力を印加し、当該移動体とプラテンにおける凸極との間の磁界を変化させることにより、移動体をプラテン上において水平移動させるようにしている。
このような構成を有する平面ステージ装置は、サーフェスモータステージ装置、ソーヤモータステージ装置などと称され、露光装置やレーザ加工装置のステージなどに使用される。
特開平9−23689号公報
上記のような平面ステージ装置では、水平方向においてはプラテン上の移動体がスムーズに移動し、重力方向においては負荷荷重や押し付け力に対する移動体の変化が小さい(縦剛性が高い)ことが望まれる。
上記の縦剛性を高めるためには、プラテンと移動体との間のエアギャップを小さくする必要がある。しかしながら、プラテンと移動体との間のエアギャップを小さくした場合、プラテンに凹凸があると、プラテン上において移動体をスムーズに移動させることができない。例えば、プラテンの凸部を移動体が乗り越えようとするとき、移動体の周辺部で所望のエアギャップを維持しようとすると、移動体の中央部の下面がプラテンの凸部の頂部と接触し、移動体の移動が妨げられる。
発明者らは繰り返し実験を行った結果、プラテン上において移動体をスムーズに移動させるためには、プラテンの平面度(ピーク・トゥ・ピークの値)を、例えば、ギャップ幅の1/10以下にする必要があるという知見を得た。例えば、15μmのギャップで移動体を移動させるためには、プラテンには1.5μmの平面度が必要となる。ところが、このような高い精度でプラテンを加工することは難しく、コストアップにもつながる。
そこで、本発明は、プラテンの高い加工精度を必要とすることなく、移動体の縦剛性を確保し、移動体をスムーズに移動させることができる平面ステージ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る平面ステージ装置の一態様は、水平面を形成するプラテン上を、前記水平面において直交する第一軸および第二軸の各軸方向に移動可能な移動体を備える平面ステージ装置であって、前記移動体は、ステージと、前記ステージの下面に1ヶ所以上取り付けられ、前記ステージを前記プラテン上に浮上させるとともに、前記ステージの重力方向の剛性を確保するエアベアリングと、前記ステージの下面に前記エアベアリングとは別個に取り付けられ、当該ステージを水平方向に駆動する平面モータの移動子と、前記移動子を、前記ステージに対して重力方向に自由度を有し、かつ前記ステージに対する水平方向の移動が規制されるように前記ステージに連結する連結部材と、を備える。
このように、ステージの重力方向の剛性を確保するエアベアリングと、ステージを水平方向に駆動する平面モータの移動子とを別部材により構成する。これにより、エアベアリングにより高剛性を実現しつつ、平面モータの移動子とプラテンとの間の空隙を十分確保することができる。したがって、プラテンに多少の凹凸が存在する場合であっても、移動体をスムーズに移動させることができる。
また、平面モータの移動子は、連結部材を介して水平方向の推力をステージに適切に伝え、重力方向の力はステージに伝えないようすることができる。したがって、平面モータの移動子の移動に伴って移動体全体が重力方向に移動することを抑制しつつ、適切に移動体を水平方向に移動させることができる。
また、上記の平面ステージ装置において、前記エアベアリングは、前記ステージの3ヶ所に設けられていてもよい。この場合、ステージをプラテンに対して3点で支持することができ、ステージの平面位置を適切に決定することができる
さらに、上記の平面ステージ装置において、前記連結部材は、板ばね状のフレクチャ・ヒンジにより構成されていてもよい。この場合、ステージと平面モータの移動子との隙間を狭くすることができるので、移動体の高さ方向(重力方向)における小型化を図ることができる。
また、上記の平面ステージ装置において、前記フレクチャ・ヒンジは、前記移動子を、前記第一軸および前記第二軸の少なくとも一方の軸を中心として、前記ステージ対して相対的に回動可能に連結していてもよい。この場合、平面モータの移動子を、ピッチ方向およびロール方向の少なくとも一方に回動可能とすることができる。したがって、移動体移動時に平面モータの移動子がピッチングやローリングをしたとしても、その動きは平面モータの移動子だけにとどまり、ステージには伝わらないようにすることができる。その結果、平面モータの移動子のピッチングやローリングに起因して移動体全体が揺れることを抑制し、移動体端部とプラテンとの接触を回避することができる。
さらにまた、上記の平面ステージ装置において、前記移動子は、前記プラテンに対してエアによる浮力を得るためのエア噴出部を備えていてもよい。このように、平面モータの移動子自身に浮力を持たせることで、平面モータの移動子とプラテンとの接触を適切に防止することができる。
また、上記の平面ステージ装置において、前記エアベアリングと前記プラテンとの間の空隙は、前記移動子と前記プラテンとの空隙よりも小さくてもよい。これにより、エアベアリングにより効果的に重力方向の剛性を高めることができるとともに、平面モータとプラテンとの接触を適切に防止することができる。
さらに、上記の平面ステージ装置において、1つの前記エアベアリングの前記プラテンと対向する面の面積は、前記移動子の前記プラテンと対向する面の面積よりも小さくてもよい。このように、1つのエアベアリングのプラテンと対向する面の面積を小さくすることで、エアベアリングによる高剛性を実現しつつ、エアベアリングとプラテンとの接触を適切に防止することができる。
また、上記の平面ステージ装置において、前記ステージの下面に前記移動子とは別個に取り付けられ、当該ステージの姿勢を制御する姿勢制御部をさらに備えていてもよい。このように、姿勢制御部を備えることで、移動体のチルト制御やロール制御等も可能となり、平面モータによる移動制御と併せて移動体の6軸制御を可能とすることもできる。これにより、例えば、平面ステージ装置を投影露光装置のワークステージに適用した場合、焦点深度の浅い高解像度の投影レンズにも適切に対応することができる。
さらに、本発明に係る平面ステージ装置の一態様は、水平面を形成するプラテン上を、前記水平面において直交する第一軸および第二軸の各軸方向に移動可能な移動体を備える平面ステージ装置であって、前記移動体は、ステージと、前記ステージの下面に1ヶ所以上取り付けられ、前記ステージを前記プラテン上に浮上させるとともに、前記ステージの重力方向の剛性を確保するエアベアリングと、前記ステージの下面に前記エアベアリングとは別個に複数に分割されて取り付けられ、当該ステージを水平方向に駆動する平面モータの移動子と、複数に分割されたそれぞれの前記移動子を、前記ステージに対して重力方向に自由度を有し、かつ前記ステージに対する水平方向の移動が規制されるように前記ステージに連結する連結部材と、を備える。
このように、ステージの重力方向の剛性を確保するエアベアリングと、ステージを水平方向に駆動する平面モータの移動子とを別部材により構成する。これにより、エアベアリングにより高剛性を実現しつつ、平面モータの移動子とプラテンとの間の空隙を十分確保することができる。したがって、プラテンに多少の凹凸が存在する場合であっても、移動体をスムーズに移動させることができる。
また、平面モータの移動子は、連結部材を介して水平方向の推力をステージに適切に伝え、重力方向の力はステージに伝えないようすることができる。したがって、平面モータの移動子の移動に伴って移動体全体が重力方向に移動することを抑制しつつ、適切に移動体を水平方向に移動させることができる。また、移動子を複数に分割することで、より適切に平面ステージの移動体とプラテンとの接触を回避することができる。
また、上記の平面ステージ装置において、前記連結部材は、複数に分割されたそれぞれの前記移動子に連結される1つの部材で構成されていてもよい。このように、連結部材を1つの部材で構成すれば、複数に分割されたそれぞれの移動子間における水平方向の位置を規定することができる。
さらに、上記の平面ステージ装置において、前記連結部材は、複数に分割されたそれぞれの前記移動子に連結される複数の部材で構成されていてもよい。このように、連結部材を複数の部材で構成すれば、複数に分割されたそれぞれの移動子の重力方向における自由度を十分に高めることができる。
また、上記の平面ステージ装置において、前記連結部材は、板ばね状のフレクチャ・ヒンジにより構成されていてもよい。この場合、ステージと平面モータの複数の移動子との隙間を狭くすることができるので、移動体の高さ方向(重力方向)における小型化を図ることができる。
さらにまた、上記の平面ステージ装置において、前記フレクチャ・ヒンジは、複数に分割されたそれぞれの前記移動子を、前記第一軸および前記第二軸の少なくとも一方の軸を中心として、前記ステージ対して相対的に回動可能に連結してもよい。この場合、平面モータの複数の移動子を、それぞれピッチ方向およびロール方向の少なくとも一方に回動可能とすることができる。したがって、移動体移動時に平面モータの移動子がピッチングやローリングをしたとしても、その動きは平面モータの移動子だけにとどまり、ステージには伝わらないようにすることができる。その結果、平面モータの各移動子のピッチングやローリングに起因して移動体全体が揺れることを抑制し、移動体端部とプラテンとの接触を回避することができる。
また、上記の平面ステージ装置において、前記移動子は、前記プラテンに対してエアによる浮力を得るためのエア噴出部を備えていてもよい。このように、平面モータの複数の移動子自身にそれぞれ浮力を持たせることで、平面モータの各移動子とプラテンとの接触を適切に防止することができる。
さらに、上記の平面ステージ装置において、前記エアベアリングと前記プラテンとの間の空隙は、前記移動子と前記プラテンとの空隙よりも小さくてもよい。これにより、エアベアリングにより効果的に重力方向の剛性を高めることができるとともに、平面モータとプラテンとの接触を適切に防止することができる。
また、上記の平面ステージ装置において、1つの前記エアベアリングの前記プラテンと対向する面の面積は、1つの前記移動子の前記プラテンと対向する面の面積よりも小さくてもよい。このように、1つのエアベアリングのプラテンと対向する面の面積を小さくすることで、エアベアリングによる高剛性を実現しつつ、エアベアリングとプラテンとの接触を適切に防止することができる。
さらに、上記の平面ステージ装置において、前記ステージの下面に前記移動子とは別個に取り付けられ、当該ステージの姿勢を制御する姿勢制御部をさらに備えていてもよい。このように、姿勢制御部を備えることで、移動体のチルト制御やロール制御等も可能となり、平面モータによる移動制御と併せて移動体の6軸制御を可能とすることもできる。これにより、例えば、平面ステージ装置を投影露光装置のワークステージに適用した場合、焦点深度の浅い高解像度の投影レンズにも適切に対応することができる。
本発明によれば、プラテンの高い加工精度を必要とすることなく、移動体の縦剛性を確保し、移動体をスムーズに移動させることができる。
第一の実施形態の平面ステージ装置の概略構成を示す側断面図である。 モータコア部を下面(プラテン側)から見た図である。 フレクチャ・ヒンジの形状の具体例である。 フレクチャ・ヒンジの動きを説明する図である。 姿勢制御部の配置例である。 姿勢制御部の構成を示す図である。 第一の実施形態の平面ステージ装置の動作を説明する図である。 第一の実施形態の平面ステージ装置の動作を説明する図である。 第二の実施形態の平面ステージ装置の概略構成を示す側断面図である。 フレクチャ・ヒンジの形状の具体例である。 第二の実施形態の効果を説明するための図である。 第二の実施形態の効果を説明するための図である。 従来の平面ステージ装置の構成例である。 従来の平面ステージ装置の問題点を説明する図である。 従来の平面ステージ装置の問題点を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第一の実施形態)
図1は、第一の実施形態の平面ステージ装置100の概略構成を示す側断面図である。
本実施形態では、平面ステージ装置100は、ワーク上を複数のショット領域に分割し、各ショット領域を逐次露光する露光装置におけるワークステージとして用いられる場合について説明する。このような露光装置において、ワークが載置されたワークステージは、水平面において直交するX軸(第一軸)およびY軸(第二軸)の各軸方向に所定量ずつ移動される。例えば、この露光装置は、プリント基板に回路等のパターンを露光する露光装置であってもよい。プリント基板は、例えば一辺が30cm以上の矩形状のものを用いてもよい。
平面ステージ装置100は、水平面を形成するプラテン10と、プラテン10上をXY方向に移動可能な移動体20と、を備える。プラテン10は、平面モータの固定子を構成し、移動体20は、平面モータの移動子(可動子)を備える。ここで、平面モータとは、複数の1次元モータが同一平面上に配置されることで、当該平面上における2次元的な動作を可能とするものである。
プラテン10は、例えば、XY軸に沿って碁盤目状に強磁性体の凸極(不図示)が設けられた平面(図1における上面)を有し、移動体20は、プラテン10の上記平面上をXY方向に移動可能である。
移動体20は、ワークホルダ(ステージ)21と、平面モータの移動子を構成するモータコア部22と、エア噴出部23と、フレクチャ・ヒンジ24と、干渉計25と、姿勢制御部26と、エアベアリング(マイクロベアリング)27と、を備える。
ワークホルダ21は、ワークを載置して吸着保持する。ワークホルダ21におけるプラテン10と対向する面(下面)とは反対側の面(上面)は、ワークを載置するワーク載置面であり、精度良く平面加工されている。
モータコア部22は、ワークホルダ21の下面側にフレクチャ・ヒンジ24を介して取り付けられている。モータコア部22は、例えば、X方向移動用のモータコア22aと、Y方向移動用のモータコア22bとを有し、モータコア22aおよび22bにおけるプラテン10と対向する面には、XY方向に移動磁界を発生する磁極が設けられている。
図2は、モータコア部22を下面(プラテン10側)から見た図である。本実施形態では、図2に示すように、モータコア22a、22bは、それぞれ点対称となるよう配置されている。モータコア22a、22bは、それぞれ別個の電流駆動回路(不図示)に接続されており、X方向移動用のモータコア22aの磁極には、X方向に移動させるための磁界が発生し、Y方向移動用のモータコア22bの磁極には、Y方向に移動させるための磁界が発生する。ここで、対角位置にあるモータコア22a(またはモータコア22b)をそれぞれ別個の電流駆動回路に接続し、磁界の移動方向を逆方向にすれば、移動体20は、XY平面に対して直交するZ方向の軸を回転軸としたθ回転をすることもできる。
モータコア部22は、エア噴出部23によるエアの噴出によりプラテン10に対して浮上している。エア噴出部23は、エア噴出孔23aと絞り溝23bを備えている。図2に示すように、モータコア部22の下面には、プラテン10に対してエアによる浮力を得るためのエア噴出孔23aが複数(図2では8個)設けられており、これらエア噴出孔23aから噴出されたエアは、絞り溝23bに導かれてモータコア部22の下面から噴出される。そして、これによって得られる浮上力が、モータコア部22とプラテン10との間の磁気吸引力や移動体20の重量、負荷荷重等と釣り合う点で移動体20は静止し、プラテン10に対して浮上する。
モータコア部22は、上述したように、フレクチャ・ヒンジ24を介してワークホルダ21の下面側に取り付けられている。フレクチャ・ヒンジ24は、モータコア部22が重力方向(Z方向)に自由度を有し、水平方向(XY平面方向)に移動が規制されるよう、モータコア部22をワークホルダ21に連結する板ばね状の連結部材である。つまり、フレクチャ・ヒンジ24は、モータコア22a、22bにより生み出された水平方向の推力をワークホルダ21に伝え、重力方向の力を伝えない構造となっている。
図3(a)〜(c)は、フレクチャ・ヒンジ24の形状の具体例を示す図である。
フレクチャ・ヒンジ24は、厚さが1mm〜2mmの金属製の平面状の矩形部材である。フレクチャ・ヒンジ24は、中央部24aと、周辺部24bと、中央部24aと周辺部24bとを連結する連結部24cと、を有する。中央部24aと周辺部24bとの間は、4方向について連結部24cを構成する板ばねで接続される形になっている。中央部24aと周辺部24bとは、相対的にZ方向に移動可能である。ただし、中央部24aおよび周辺部24bは、XY方向には固定され、相対的な移動は規制されている。
中央部24aと周辺部24bとには、それぞれねじ穴が形成されており、中央部24aはワークホルダ21の下面に固定され、周辺部24bはモータコア部22の上面に固定される。
このようなフレクチャ・ヒンジ24を介して、モータコア部22をワークホルダ21に取り付けることにより、モータコア部22は、Z方向についてはワークホルダ21に対して相対的に移動可能であり、XY方向についてはワークホルダ21に対する相対的な移動は規制された構造とすることができる。そのため、モータコア22a、22bにより発生するX方向、Y方向の推力は、そのままワークホルダ21に伝わるが、モータコア22a、22bが上下に移動する力は、ワークホルダ21には伝わらない。
また、フレクチャ・ヒンジ24の中央部24aと周辺部24bとは、X方向およびY方向の少なくとも一方の軸を中心に、相対的に回動可能に構成されている。例えば、フレクチャ・ヒンジ24が図3(c)に示す構成である場合、フレクチャ・ヒンジ24の中央部24aと周辺部24bとは、図4(a)に示すようにY方向の軸を中心に相対的に回動可能であると共に、図4(b)に示すようにX方向の軸を中心にも相対的に回動可能である。
このようなフレクチャ・ヒンジ24を介して、モータコア部22をワークホルダ21に取り付けることにより、モータコア部22は、X軸およびY軸の少なくとも一方の軸を中心に、ワークホルダ21に対して相対的に回動可能な構造とすることができる。そのため、モータコア部22がピッチングしたりローリングしたりした場合、その力はワークホルダ21には伝わらない。
図1に戻って、ワークホルダ21には、移動体20のプラテン10上での位置や姿勢を検出するための干渉計25が取り付けられている。干渉計25は、例えば光学センサにより構成することができる。具体的には、干渉計25は、所定の方向にレーザ光を照射する光照射部と、光照射部から照射され、プラテン10の端部に配置された平面ミラー(不図示)によって反射されたレーザ光を受光する受光部とを備え、移動体20のXY平面における位置や姿勢を検出する。
さらに、ワークホルダ21の下面には、移動体20の姿勢を制御するための姿勢制御部26が1ヶ所以上取り付けられ、姿勢制御部26の下面にはそれぞれエアベアリング(マイクロベアリング)27が取り付けられている。図5に示すように、姿勢制御部26は、例えば移動体20の周囲3ヶ所に取り付けられ、当該3点で移動体20の姿勢を制御する。即ち、ワークホルダ21はプラテン10に対して3点で支持されることになり、その平面位置が決定する。したがって、姿勢制御部26は移動体に対して3ヶ所設けることが望ましい。
図6に示すように、姿勢制御部26は、弾性ヒンジ26aと、ピエゾ素子26bと、を含んで構成されている。ここで、弾性ヒンジ26aは、高さ調整のためにZ方向に伸縮可能な構成を有すると共に、Z方向の振動を吸収可能に構成されている。また、ピエゾ素子26bは、圧電効果により弾性ヒンジ26aを伸縮させ、移動体20のZ方向の姿勢を制御する。
マイクロベアリング27は、高剛性のミニエアベアリングであり、その下面からエアを吹き出し、移動体20を浮上させる。マイクロベアリング27の剛性値(縦剛性)は、例えば100N/μm以上とする。このマイクロベアリング27によって、ワークホルダ21の重力方向の剛性を確保している。
ここで、マイクロベアリング27のプラテン10と対向する面の面積は、モータコア部22のプラテン10と対向する面の面積よりも小さい。なお、ここでいうマイクロベアリング27のプラテン10と対向する面の面積とは、個々のマイクロベアリング27の面積のことをいう。また、第二の実施形態として、モータコア部を複数に分割する例を後述するが、そのような場合のモータコア部22のプラテン10と対向する面の面積も、個々のモータコア部22の面積のことをいう。
マイクロベアリング27の径は、例えばφ30mm(オリフィスφ50μm)とすることができる。また、マイクロベアリング27とプラテン10との間のエアギャップ(空隙)の設定値は、モータコア部22とプラテン10との間のエアギャップの設定値よりも小さい。例えば、マイクロベアリング27とプラテン10との間のエアギャップの設定値は、3μmであり、モータコア部22とプラテン10との間のエアギャップの設定値は、50μmである。
以上のように、本実施形態における平面ステージ装置100の移動体20は、移動体20をプラテン10上に浮上させるとともに、ワークホルダ(ステージ)21の重力方向の剛性を確保する高剛性エアベアリングであるマイクロベアリング27と、ワークホルダ21を水平方向に駆動する平面モータの移動子であるモータコア部22とを別部材とし、それぞれ別個にワークホルダ21に取り付ける。
ここで、平面モータのモータコア部22は、フレクチャ・ヒンジ24を介してワークホルダ21に取り付けることができる。フレクチャ・ヒンジ24は、モータコア部22を、ワークホルダ21に対して重力方向に自由度を有し、かつワークホルダ21に対する水平方向の移動が規制されるようにワークホルダ21に連結することができる。さらに、フレクチャ・ヒンジ24は、X軸およびY軸の少なくとも一方の軸を中心として、モータコア部22をワークホルダ21に対して相対的に回動可能に連結する形状とすることができる。また、平面モータのモータコア部22は、プラテン10に対してエアによる浮力を得るためのエア噴出部23を備え、エア噴出孔23aからのエアにより浮上量を確保する構成であってもよい。
これにより、移動体20の重力方向の剛性を十分に確保しつつ、プラテン10に多少の凹凸が存在する場合であっても、移動体20をスムーズに移動させることができる。以下、この点について説明する。
図13は、平面ステージ装置の比較例を示す図である。
この図13に示す平面ステージ装置の移動体120は、モータコア部122と、干渉計125と、を備える。モータコア部122は、特に図示しないが、上述したモータコア22aおよび22bと同様の構成を有するX方向移動用のモータコアおよびY方向移動用のモータコアを有する。また、モータコア部122は、特に図示しないが、モータコア部122の下面からエアを吹き出し、移動体120をプラテン10に対して浮上させるエアベアリングを有する。この平面ステージ装置の移動体120は、ワークホルダ121に対してモータコア部122が固定された構成を有する。
この場合、例えば図14に示すように、プラテン10に凸部が生じている場合、移動体120がプラテン10の凸部を乗り越えようとする際に、移動体120の周辺部において所望のエアギャップを維持しようとすると、移動体120の中央部においてプラテン10の凸部の頂部とモータコア部122とが接触し、移動体120の移動が妨げられてしまう。
これに対して、本実施形態における平面ステージ装置100の移動体20においては、上述した構成により、ワークホルダ21とプラテン10との間のエアギャップは、ワークホルダ21に取り付けたマイクロベアリング27により一定に維持され、モータコア部22とプラテン10との間のエアギャップは、モータコア部22に取り付けたエア噴出部23からのエアにより一定に維持される。
したがって、例えば図7に示すように、プラテン10に凸部が存在する場合、移動体20がプラテン10の凸部を乗り越えようとする際には、モータコア部22は、エア噴出部23からのエアによってワークホルダ21に接近する方向(上方向)に移動する。このことにより、モータコア部22とプラテン10との間のエアギャップが予め設定された設定値に維持される。一方、マイクロベアリング27とプラテン10との間のエアギャップは予め設定された設定値に維持されている。したがって、モータコア部22のZ方向における位置は、マイクロベアリング27のZ方向における位置よりもワークホルダ21に接近した側となる。
このように、プラテン10に凸部が存在する場合であっても、移動体20の移動時におおけるモータコア部22と当該凸部との接触を回避することができる。
ここで、マイクロベアリング27とプラテン10との間のエアギャップの設定値は、モータコア部22とプラテン10との間のエアギャップの設定値よりも小さくすることができる。このように、モータコア部22とプラテン10との間のエアギャップを十分に確保することで、プラテン10の凹凸に対して、より適切にモータコア部22とプラテン10との接触を防止することができる。また、マイクロベアリング27とプラテン10との間のエアギャップを小さく設定することで、移動体20の重力方向の剛性(縦剛性)を効果的に高めることができる。
また、移動体20は、モータコア22a、22bの磁力を移動させることにより水平移動する。磁力が移動するということは、プラテン10との間で引き合う力の強い部分が移動していくことを意味する。そのため、この移動時には、モータコア部22は、微小ではあるがピッチングする。
図13に示す比較例の移動体120において、移動時にモータコア部122がピッチングした場合、モータコア部122の動きはワークホルダ121に直接伝わり、図15に示すように、移動体120の移動方向における端部が上下に移動する。このモータコア部122のピッチングによる移動体120端部の上下移動量は、移動体120が大きなものになるほど大きくなる。そのため、プラテン10に凸部が生じている場合、移動体120が大きなものになるほど、移動体120の端部は当該凸部に接触しやすくなる。
これに対して、本実施形態における平面ステージ装置100の移動体20は、モータコア部22を、フレクチャ・ヒンジ24を介してワークホルダ21の下面に取り付けた構成を有する。
したがって、例えば、移動体20の移動時に、モータコア部22にピッチングが生じたとしても、図8に示すように、その動きはモータコア部22だけにとどまる。つまり、モータコア部22の動きはワークホルダ21には伝わらない。そのため、移動体20の移動時に、モータコア部22のピッチングに起因して移動体20全体が揺れることを抑制することができ、移動体20の端部とプラテン10との接触を抑制することができる。
ここで、フレクチャ・ヒンジ24は、板ばね状の連結部材とすることができる。この場合、ワークホルダ21とモータコア部22との隙間を狭くすることができるので、移動体20の高さ方向(重力方向)における小型化を図ることができる。
また、ワークホルダ21に姿勢制御部26を取り付けることで、ワークホルダ21のリアルタイムチルト制御が可能となる。したがって、本実施形態における平面ステージ装置100を露光装置のワークステージとして用いた場合、高精度な露光が可能となる。さらに、姿勢制御部26を、弾性ヒンジ26aとピエゾ素子26bとを含んで構成することで、ステージ(ワークホルダ21)にワークが載置されたときの重量変化は弾性ヒンジ26aにより吸収し、ステージ(ワークホルダ21)の上下方向(高さ方向)の位置調整はピエゾ素子26bにより行うことができる。このように、適切な姿勢制御が可能となる。
以上のように、本実施形態における平面ステージ装置100では、プラテン10に多少の凹凸が存在する場合であっても、移動体20がプラテン10と接触することなく、移動体20をスムーズに移動させることができる。つまり、プラテン10の平面度を高めるための高精度加工を必要とすることなく、移動体20をスムーズに移動させることができる。したがって、平面ステージ装置100の加工コストを削減することができる。
(第二の実施形態)
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
上述した第一の実施形態では、1つのモータコア部22を1つのフレクチャ・ヒンジ24を介してワークホルダ21に取り付ける場合について説明した。この第二の実施形態では、モータコア部を複数に分割してワークホルダ21に取り付ける場合について説明する。
図9は、第二の実施形態の平面ステージ装置100´の概略構成を示す側断面図である。この図9において、上述した第一の実施形態の平面ステージ装置100と同様の構成を有する部分には図1と同一符号を付し、以下、構成の異なる部分を中心に説明する。
本実施形態におけるモータコア部22´は、上述した第一の実施形態におけるモータコア部22を複数のモータコア部に分割した構成を有する。例えば、モータコア部22´は、X方向移動用のモータコア22aを含むモータコア部と、Y方向移動用のモータコア22bを含むモータコア部とに分割された構成を有する。
また、モータコア22a、22bには、それぞれエア噴出部23が設けられており、複数に分割されたそれぞれのモータコア部は、プラテン10に対して個別にエアによる浮力を得られる構成となっている。
また、モータコア部22´は、フレクチャ・ヒンジ24´を介してワークホルダ21の下面に取り付けられている。ここで、フレクチャ・ヒンジ24´は、複数に分割されたそれぞれのモータコア部が重力方向(Z方向)に自由度を有し、水平方向(XY平面方向)に移動が規制されるよう、モータコア部22´をワークホルダ21に連結する。また、フレクチャ・ヒンジ24´は、複数に分割されたそれぞれのモータコア部を、X軸およびY軸の少なくとも一方の軸を中心として、ワークホルダ21に対して相対的に回動可能に連結する。
図10は、モータコア部22´を4つのモータコア部に分割した場合の、フレクチャ・ヒンジ24´の具体的な構造例を示す図である。図10に示すように、フレクチャ・ヒンジ24´は、分割された複数(ここでは4つ)のモータコア部に連結される1つの部材とすることができる。ただし、フレクチャ・ヒンジ24´は上記に限定されるものではなく、複数に分割されたモータコア部のそれぞれに対応する複数のフレクチャ・ヒンジにより構成してもよい。
このような構成とすることで、分割したモータコア22a、22bのそれぞれが、ワークホルダ21に対して個別に上下移動(Z方向へ移動)することができる。したがって、図11に示すようにプラテン10に急峻な凹凸がある場合には、分割したモータコア22a、22bのそれぞれが、プラテン10との間のエアギャップ(空隙)を予め設定された設定値に維持するよう上下方向(Z方向)へ移動することになる。
プラテン10に急峻な凹凸がある場合、上述した第一の実施形態の平面ステージ装置100では、図12に示すように、モータコア部22がプラテン10に接触する場合がある。これに対して、本実施形態では、モータコア部22´が複数に分割され、それぞれが個別に上下移動可能であるため、プラテン10に急峻な凹凸がある場合であっても、図11に示すように、モータコア部22とプラテン10との接触を適切に回避することができる。
(変形例)
上記各実施形態においては、モータコア部を、板ばね状のフレクチャ・ヒンジを介してワークホルダ21に取り付ける場合について説明したが、モータコア部をワークホルダ21に取り付けるための連結部材は上記に限定されない。連結部材は、モータコア部を、重力方向に自由度を有し、水平方向の自由度を規制するようワークホルダ21に取り付け可能な部材であればよい。ただし、当該連結部材を板ばね状のフレクチャ・ヒンジにより構成すれば、ワークホルダ21とモータコア部とを接近させて配置することができるため、平面ステージ装置の高さ方向の小型化が可能となり、好ましい。
また、上記各実施形態においては、モータコア部を、ワークホルダ21に対して重力方向に自由度を有し、かつワークホルダ21に対する水平方向の移動が規制されるようにワークホルダ21に連結する場合について説明した。しかしながら、モータコア部のワークホルダ21への連結方法は上記に限定されない。モータコア部は、マイクロベアリング27とは別個にワークホルダ21に取り付けられていればよい。
この場合、マイクロベアリング27が、ワークホルダ21をプラテン10上に浮上させ、かつワークホルダ21の重力方向の剛性を確保するという役目を果たすので、モータコア部は、ワークホルダ21の縦剛性の確保や姿勢制御を犠牲にすることができる。したがって、モータコア部は、プラテン10に対して浮上量を上げて配置することが可能となる。これにより、プラテン10の多少の凹凸が存在する場合であっても、モータコア部とプラテン10との接触を抑制し、移動体をスムーズに移動させることが可能となる。
10…プラテン、20…移動体、21…ワークホルダ(ステージ)、22a、22b…モータコア、23…エア噴出部、24…フレクチャ・ヒンジ、25…干渉計、26…姿勢制御部、27…エアベアリング(マイクロベアリング)、100…平面ステージ装置

Claims (18)

  1. 水平面を形成するプラテン上を、前記水平面において直交する第一軸および第二軸の各軸方向に移動可能な移動体を備える平面ステージ装置であって、
    前記移動体は、
    ステージと、
    前記ステージの下面に1ヶ所以上取り付けられ、前記ステージを前記プラテン上に浮上させるとともに、前記ステージの重力方向の剛性を確保するエアベアリングと、
    前記ステージの下面に前記エアベアリングとは別個に取り付けられ、当該ステージを水平方向に駆動する平面モータの移動子と、
    前記移動子を、前記ステージに対して重力方向に自由度を有し、かつ前記ステージに対する水平方向の移動が規制されるように前記ステージに連結する連結部材と、を備えることを特徴とする平面ステージ装置。
  2. 前記エアベアリングは、前記ステージの3ヶ所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の平面ステージ装置。
  3. 前記連結部材は、板ばね状のフレクチャ・ヒンジにより構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の平面ステージ装置。
  4. 前記フレクチャ・ヒンジは、前記移動子を、前記第一軸および前記第二軸の少なくとも一方の軸を中心として、前記ステージに対して相対的に回動可能に連結することを特徴とする請求項3に記載の平面ステージ装置。
  5. 前記移動子は、前記プラテンに対してエアによる浮力を得るためのエア噴出部を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  6. 前記エアベアリングと前記プラテンとの間の空隙は、前記移動子と前記プラテンとの空隙よりも小さいことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  7. 1つの前記エアベアリングの前記プラテンと対向する面の面積は、前記移動子の前記プラテンと対向する面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  8. 前記ステージの下面に前記移動子とは別個に取り付けられ、当該ステージの姿勢を制御する姿勢制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  9. 水平面を形成するプラテン上を、前記水平面において直交する第一軸および第二軸の各軸方向に移動可能な移動体を備える平面ステージ装置であって、
    前記移動体は、
    ステージと、
    前記ステージの下面に1ヶ所以上取り付けられ、前記ステージを前記プラテン上に浮上させるとともに、前記ステージの重力方向の剛性を確保するエアベアリングと、
    前記ステージの下面に前記エアベアリングとは別個に複数に分割されて取り付けられ、当該ステージを水平方向に駆動する平面モータの移動子と、
    複数に分割されたそれぞれの前記移動子を、前記ステージに対して重力方向に自由度を有し、かつ前記ステージに対する水平方向の移動が規制されるように前記ステージに連結する連結部材と、を備えることを特徴とする平面ステージ装置。
  10. 前記エアベアリングは、前記ステージの3ヶ所に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の平面ステージ装置。
  11. 前記連結部材は、複数に分割されたそれぞれの前記移動子に連結される1つの部材で構成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の平面ステージ装置。
  12. 前記連結部材は、複数に分割されたそれぞれの前記移動子に連結される複数の部材で構成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の平面ステージ装置。
  13. 前記連結部材は、板ばね状のフレクチャ・ヒンジにより構成されていることを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  14. 前記フレクチャ・ヒンジは、複数に分割されたそれぞれの前記移動子を、前記第一軸および前記第二軸の少なくとも一方の軸を中心として、前記ステージに対して相対的に回動可能に連結することを特徴とする請求項13に記載の平面ステージ装置。
  15. 前記移動子は、前記プラテンに対してエアによる浮力を得るためのエア噴出部を備えることを特徴とする請求項9から14のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  16. 前記エアベアリングと前記プラテンとの間の空隙は、前記移動子と前記プラテンとの空隙よりも小さいことを特徴とする請求項9から15のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  17. 1つの前記エアベアリングの前記プラテンと対向する面の面積は、1つの前記移動子の前記プラテンと対向する面の面積よりも小さいことを特徴とする請求項9から16のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  18. 前記ステージの下面に前記移動子とは別個に取り付けられ、当該ステージの姿勢を制御する姿勢制御部をさらに備えることを特徴とする請求項9から17のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
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