JP2002119038A - ステージ装置及び露光装置 - Google Patents
ステージ装置及び露光装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/02—Sliding-contact bearings
- F16C29/025—Hydrostatic or aerostatic
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/06—Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings
- F16C32/0603—Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a gas cushion, e.g. an air cushion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2300/00—Application independent of particular apparatuses
- F16C2300/40—Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions
- F16C2300/62—Application independent of particular apparatuses related to environment, i.e. operating conditions low pressure, e.g. elements operating under vacuum conditions
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Linear Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁場の乱れが少なく、装置が簡単で、制御性
を向上できるステージ装置を提供する。 【解決手段】 ステージ装置1は、ウェハを載置するウ
ェハテーブル32と、ウェハテーブル32を中心として
対称な方向に延びるアーム41と、移動ステージ71
a、71b等を具備している。アーム41の両端には、
平面モータ可動子45が設けられており、ガイド平面の
2方向(X方向、Y方向)及びガイド平面に直交する軸
の周り(θ方向)に運動可能である。移動ステージ71
a、71bには、気体軸受を介してガイド73a、73
bが嵌合されている。ガイド73a、73bに接続され
たスライダ75、76には、気体軸受を介して、ガイド
77、78、79が嵌合されている。スライダ75は上
下左右の摺動面を気体軸受でガイドされ、スライダ76
は上下面のみをガイドされる。
を向上できるステージ装置を提供する。 【解決手段】 ステージ装置1は、ウェハを載置するウ
ェハテーブル32と、ウェハテーブル32を中心として
対称な方向に延びるアーム41と、移動ステージ71
a、71b等を具備している。アーム41の両端には、
平面モータ可動子45が設けられており、ガイド平面の
2方向(X方向、Y方向)及びガイド平面に直交する軸
の周り(θ方向)に運動可能である。移動ステージ71
a、71bには、気体軸受を介してガイド73a、73
bが嵌合されている。ガイド73a、73bに接続され
たスライダ75、76には、気体軸受を介して、ガイド
77、78、79が嵌合されている。スライダ75は上
下左右の摺動面を気体軸受でガイドされ、スライダ76
は上下面のみをガイドされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子ビーム露
光装置等に用いられる精密移動・位置決め用のステージ
装置に関する。特には、磁場の乱れが少なく、装置の構
成が簡単で、制御性を向上できるステージ装置に関す
る。
光装置等に用いられる精密移動・位置決め用のステージ
装置に関する。特には、磁場の乱れが少なく、装置の構
成が簡単で、制御性を向上できるステージ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、精密移動・位置決め用のステージ装置としては、様
々な形態のものが開発されている。
り、精密移動・位置決め用のステージ装置としては、様
々な形態のものが開発されている。
【0003】特開昭62−182692には、ボックス
型のエアベアリング(気体軸受)を有する2軸エアステ
ージ装置が開示されている。図10は、特開昭62−1
82692に開示されたステージ装置140を示す斜視
図である。このステージ装置140は定盤141を備え
る。定盤141上には、2つのボックス型をしたベース
ガイド142が載置されている。ベースガイド142の
内面には、永久磁石板が貼着されており、モータヨーク
142aを形成している。2つのベースガイド142の
上部には、各々ボックス型をしたコイルボビン143が
嵌合されている。これらのモータヨーク142aとコイ
ルボビン143はリニアモータを構成しており、X方向
に移動できる。
型のエアベアリング(気体軸受)を有する2軸エアステ
ージ装置が開示されている。図10は、特開昭62−1
82692に開示されたステージ装置140を示す斜視
図である。このステージ装置140は定盤141を備え
る。定盤141上には、2つのボックス型をしたベース
ガイド142が載置されている。ベースガイド142の
内面には、永久磁石板が貼着されており、モータヨーク
142aを形成している。2つのベースガイド142の
上部には、各々ボックス型をしたコイルボビン143が
嵌合されている。これらのモータヨーク142aとコイ
ルボビン143はリニアモータを構成しており、X方向
に移動できる。
【0004】2つのコイルボビン143の間には、ボッ
クス型をした可動ガイド144が掛け渡されている。可
動ガイド144の内面には、永久磁石板が貼着されてお
り、モータヨーク144aを形成している。可動ガイド
144の上部には、ボックス型をしたコイルボビン14
5が嵌合されている。これらのモータヨーク144aと
コイルボビン145はリニアモータを構成しており、Y
方向に移動できる。なお、コイルボビン145上には、
ウェハ等を載置するステージ146が設置されている。
クス型をした可動ガイド144が掛け渡されている。可
動ガイド144の内面には、永久磁石板が貼着されてお
り、モータヨーク144aを形成している。可動ガイド
144の上部には、ボックス型をしたコイルボビン14
5が嵌合されている。これらのモータヨーク144aと
コイルボビン145はリニアモータを構成しており、Y
方向に移動できる。なお、コイルボビン145上には、
ウェハ等を載置するステージ146が設置されている。
【0005】このステージ装置140のコイルボビン1
43、145の内側の各面には、それぞれモータヨーク
142a、144aに対向した位置に空気噴出し孔(図
示せず)が設けられている。空気噴出し孔からコイルボ
ビン143、145とモータヨーク142a、144a
の隙間に空気を噴出させることにより、空気軸受を構成
している。
43、145の内側の各面には、それぞれモータヨーク
142a、144aに対向した位置に空気噴出し孔(図
示せず)が設けられている。空気噴出し孔からコイルボ
ビン143、145とモータヨーク142a、144a
の隙間に空気を噴出させることにより、空気軸受を構成
している。
【0006】このステージ装置140には、以下のよう
な問題点が存在する。 (1)このステージ装置140は、ガイドに沿って動く
1つの軸(ベースガイド142及びコイルボビン14
3)が在り、その軸上にもう1つの軸(可動ガイド14
4及びコイルボビン145)を積み重ねた構造になって
いる。つまり、一方の可動軸の上部に他方の可動軸を積
み重ねるいわゆる積み重ね構造であり、下側の可動軸が
大型になってしまう。 (2)空気軸受から噴出した空気を回収する手段がない
ため真空中では使用できない。 (3)リニアモータに永久磁石を用いているため、ステ
ージの移動に伴い磁場変動が相当程度発生する。そのた
め、荷電粒子ビームが磁場変動の影響を受けてしまい、
数nmの精度を要する荷電粒子ビーム露光には用いること
ができない。
な問題点が存在する。 (1)このステージ装置140は、ガイドに沿って動く
1つの軸(ベースガイド142及びコイルボビン14
3)が在り、その軸上にもう1つの軸(可動ガイド14
4及びコイルボビン145)を積み重ねた構造になって
いる。つまり、一方の可動軸の上部に他方の可動軸を積
み重ねるいわゆる積み重ね構造であり、下側の可動軸が
大型になってしまう。 (2)空気軸受から噴出した空気を回収する手段がない
ため真空中では使用できない。 (3)リニアモータに永久磁石を用いているため、ステ
ージの移動に伴い磁場変動が相当程度発生する。そのた
め、荷電粒子ビームが磁場変動の影響を受けてしまい、
数nmの精度を要する荷電粒子ビーム露光には用いること
ができない。
【0007】WO99/66221には、移動体側にエ
アベアリングのパッドを設けた一軸の真空エアステージ
装置が開示されている。図11は、WO99/6622
1に開示されたステージ装置を示す断面図である。図1
2は、同ステージ装置のエアベアリングの構成を示す分
解斜視図である。このステージ装置150は定盤等の設
置面G上に搭載されている。ステージ装置150の左右
には、固定部材155を介して、コの字型をした2つの
可動軸固定部152が対向するように設置されている。
2つの可動軸固定部152には、可動軸153がある隙
間を持って嵌合されている。詳しくは後述するように、
可動軸固定部152と可動軸153とはエアベアリング
を構成している。可動軸153の上部には、ステージ1
61が設けられており、ウェハ163等が載置される。
アベアリングのパッドを設けた一軸の真空エアステージ
装置が開示されている。図11は、WO99/6622
1に開示されたステージ装置を示す断面図である。図1
2は、同ステージ装置のエアベアリングの構成を示す分
解斜視図である。このステージ装置150は定盤等の設
置面G上に搭載されている。ステージ装置150の左右
には、固定部材155を介して、コの字型をした2つの
可動軸固定部152が対向するように設置されている。
2つの可動軸固定部152には、可動軸153がある隙
間を持って嵌合されている。詳しくは後述するように、
可動軸固定部152と可動軸153とはエアベアリング
を構成している。可動軸153の上部には、ステージ1
61が設けられており、ウェハ163等が載置される。
【0008】可動軸153の下部には、下向きに凸型を
した可動子156が設けられている。一方、設置面G上
のステージ装置150の中央部には、断面が凹型をした
固定子157が配置されている。可動子156と固定子
157とは、ある隙間を持って嵌合されており、リニア
モータを形成している。可動子153は、図11の紙面
の垂直方向(Y方向)に移動可能である。
した可動子156が設けられている。一方、設置面G上
のステージ装置150の中央部には、断面が凹型をした
固定子157が配置されている。可動子156と固定子
157とは、ある隙間を持って嵌合されており、リニア
モータを形成している。可動子153は、図11の紙面
の垂直方向(Y方向)に移動可能である。
【0009】ここで、エアベアリングの構成について図
12を参照しつつ説明する。図12には、図11のステ
ージ装置のエアベアリングの一部が示されている。エア
ベアリングは、ステージ装置に固定されている固定部1
52と、その間を摺動する可動部153からなる。固定
部152は、さらに、固定部上面152a、固定部側面
152b、固定部下面152cとに分割されている。図
12においては、固定部152aと152bは、破線で
示した部分から開いた形で示してある。
12を参照しつつ説明する。図12には、図11のステ
ージ装置のエアベアリングの一部が示されている。エア
ベアリングは、ステージ装置に固定されている固定部1
52と、その間を摺動する可動部153からなる。固定
部152は、さらに、固定部上面152a、固定部側面
152b、固定部下面152cとに分割されている。図
12においては、固定部152aと152bは、破線で
示した部分から開いた形で示してある。
【0010】可動部153の上面と側面には、多孔性の
部材からなるエアパッド153aが、それぞれ2つずつ
設けられている。エアパッド153aには、チューブ1
53bを介して気体供給源158から気体が供給され
る。2つのエアパッド153aの周りには、ガードリン
グ153cが形成されている。固定部上面152aと固
定部側面152bには、ガードリング153cに対向す
る位置に排気口154aが設けられている。排気口15
4aには、金属製の配管154bを介してロータリー排
気ポンプ159が接続されている。同ポンプ159によ
り、エアパッド153aから噴出した気体を排気する。
部材からなるエアパッド153aが、それぞれ2つずつ
設けられている。エアパッド153aには、チューブ1
53bを介して気体供給源158から気体が供給され
る。2つのエアパッド153aの周りには、ガードリン
グ153cが形成されている。固定部上面152aと固
定部側面152bには、ガードリング153cに対向す
る位置に排気口154aが設けられている。排気口15
4aには、金属製の配管154bを介してロータリー排
気ポンプ159が接続されている。同ポンプ159によ
り、エアパッド153aから噴出した気体を排気する。
【0011】可動部153は、図中に示すY方向に移動
する。このときのガードリング153cの移動範囲の両
端の位置が固定部側面152bに破線で示されている。
図から分るように、ガードリング153cの移動範囲の
両端の位置は常に排気口154aと交わりながら動くの
で、エアパッド153aから噴出した気体は外部にほと
んど洩れることなく排気される。
する。このときのガードリング153cの移動範囲の両
端の位置が固定部側面152bに破線で示されている。
図から分るように、ガードリング153cの移動範囲の
両端の位置は常に排気口154aと交わりながら動くの
で、エアパッド153aから噴出した気体は外部にほと
んど洩れることなく排気される。
【0012】このWO99/66221に開示されてい
るステージ装置は、真空中で使用することができる。し
かし、同装置は一軸ステージであって、2軸ステージ装
置に適用するには、この一軸ステージ装置を二段に積み
重ねる必要があり、装置が大型になってしまう。また、
エアパッド153aは、可動部153の上面と側面にそ
れぞれ2つずつ設けられている。そのため、2軸ステー
ジ装置に適用するとエアパッドの数が多くなり、真空中
へのリークが相当な量となる。
るステージ装置は、真空中で使用することができる。し
かし、同装置は一軸ステージであって、2軸ステージ装
置に適用するには、この一軸ステージ装置を二段に積み
重ねる必要があり、装置が大型になってしまう。また、
エアパッド153aは、可動部153の上面と側面にそ
れぞれ2つずつ設けられている。そのため、2軸ステー
ジ装置に適用するとエアパッドの数が多くなり、真空中
へのリークが相当な量となる。
【0013】可動部153には、エアパッド153aに
気体を供給するためのチューブ153bが接続されてい
る。そのため、チューブ153bの張力が可動部153
の制御性に悪影響を及ぼす可能性がある。また、リニア
モータのコイルを冷却するための冷却媒体用配管を形成
する必要があり、可動子に冷却媒体の配管を接続しなけ
ればならないので、制御性に悪影響を及ぼす可能性があ
る。
気体を供給するためのチューブ153bが接続されてい
る。そのため、チューブ153bの張力が可動部153
の制御性に悪影響を及ぼす可能性がある。また、リニア
モータのコイルを冷却するための冷却媒体用配管を形成
する必要があり、可動子に冷却媒体の配管を接続しなけ
ればならないので、制御性に悪影響を及ぼす可能性があ
る。
【0014】上記の他に、ガードリングの排気通路が可
動部に形成されており、可動部に真空排気用の太いチュ
ーブを接続する例もある。この場合にも、チューブの張
力が可動部の制御性に悪影響を及ぼす可能性がある。
動部に形成されており、可動部に真空排気用の太いチュ
ーブを接続する例もある。この場合にも、チューブの張
力が可動部の制御性に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0015】特開平9−34135には、空気軸受とバ
キュームパッドを利用してテーブルにZ方向の与圧を与
えるタイプのステージ装置が開示されている。図13
は、特開平9−34135に開示されたステージ装置を
示す斜視図である。図14は、同ステージ装置の平面図
である。このステージ装置170の下部には、定盤17
1が示されている。定盤171上の各辺の端部には、Y
方向に延びる第1案内ガイド173a、173b及びX
方向に延びる第2案内ガイド174a、174bが設置
されている。第1案内ガイド173a、173bの下部
には、それぞれ固定子(永久磁石)176a、176b
が配置されている。第2案内ガイド174a、174b
の上部には、それぞれ固定子(永久磁石)177a、1
77bが配置されている。
キュームパッドを利用してテーブルにZ方向の与圧を与
えるタイプのステージ装置が開示されている。図13
は、特開平9−34135に開示されたステージ装置を
示す斜視図である。図14は、同ステージ装置の平面図
である。このステージ装置170の下部には、定盤17
1が示されている。定盤171上の各辺の端部には、Y
方向に延びる第1案内ガイド173a、173b及びX
方向に延びる第2案内ガイド174a、174bが設置
されている。第1案内ガイド173a、173bの下部
には、それぞれ固定子(永久磁石)176a、176b
が配置されている。第2案内ガイド174a、174b
の上部には、それぞれ固定子(永久磁石)177a、1
77bが配置されている。
【0016】第1案内ガイド173a、173bの間に
は、Y軸方向に移動するY案内ビーム179が配置され
ている。Y案内ビーム179の両端部にはリニアモータ
コイル(図示せず)が設けられており、同コイルと固定
子176a、176bとでリニアモータを構成してい
る。第2案内ガイド174a、174bの間には、X軸
方向に移動するX案内ビーム178が配置されている。
X案内ビーム178の両端部にはリニアモータコイル
(図示せず)が設けられており、同コイルと固定子17
7a、177bとでリニアモータを構成している。案内
ビーム178、179上には、ステージ181が載置さ
れている。ステージ181には、ウェハ等を吸着固定す
る静電チャック等が設けられている。
は、Y軸方向に移動するY案内ビーム179が配置され
ている。Y案内ビーム179の両端部にはリニアモータ
コイル(図示せず)が設けられており、同コイルと固定
子176a、176bとでリニアモータを構成してい
る。第2案内ガイド174a、174bの間には、X軸
方向に移動するX案内ビーム178が配置されている。
X案内ビーム178の両端部にはリニアモータコイル
(図示せず)が設けられており、同コイルと固定子17
7a、177bとでリニアモータを構成している。案内
ビーム178、179上には、ステージ181が載置さ
れている。ステージ181には、ウェハ等を吸着固定す
る静電チャック等が設けられている。
【0017】図14に示すように、X案内ビーム178
の下には、空気軸受183a、183b、183c、1
83dが設けられている。これらの空気軸受の作用によ
り、X案内ビーム178は、定盤171の面に接触しな
いように案内され、低摩擦でX方向に摺動する。Y案内
ビーム179の下にも、空気軸受184a、184b、
184c、184dが設けられている。また、定盤17
1の中央には、空気軸受184eが設けられており、Y
案内ビーム179の中央部の荷重を定盤171で支える
ので、Y案内ビーム179の剛性を低くすることができ
る。ステージ181の下にも、3つの空気軸受185
a、185b、185cが設けられている。これらの軸
受の作用により、ステージ181にかかる荷重がダイレ
クトに定盤171で支えられるのでステージの剛性が高
くなっている。
の下には、空気軸受183a、183b、183c、1
83dが設けられている。これらの空気軸受の作用によ
り、X案内ビーム178は、定盤171の面に接触しな
いように案内され、低摩擦でX方向に摺動する。Y案内
ビーム179の下にも、空気軸受184a、184b、
184c、184dが設けられている。また、定盤17
1の中央には、空気軸受184eが設けられており、Y
案内ビーム179の中央部の荷重を定盤171で支える
ので、Y案内ビーム179の剛性を低くすることができ
る。ステージ181の下にも、3つの空気軸受185
a、185b、185cが設けられている。これらの軸
受の作用により、ステージ181にかかる荷重がダイレ
クトに定盤171で支えられるのでステージの剛性が高
くなっている。
【0018】このステージ装置は、定盤に設けられたバ
キュームパッドと空気軸受を利用して移動テーブルにZ
方向の与圧を与えたものである。この装置では、移動テ
ーブル等の重量を定盤で受けることができるとともに与
圧のメカニズムもシンプルであるので、特開昭62−1
82692等に開示されたステージ装置に比べて装置の
軽量化が可能である。しかし、このステージ装置は、真
空中ではバキュームによる与圧がかけられない。バキュ
ームの替りに磁石吸引力による与圧をかけることも考え
られるが、磁場変動を嫌う荷電粒子線露光装置には使用
しにくい。
キュームパッドと空気軸受を利用して移動テーブルにZ
方向の与圧を与えたものである。この装置では、移動テ
ーブル等の重量を定盤で受けることができるとともに与
圧のメカニズムもシンプルであるので、特開昭62−1
82692等に開示されたステージ装置に比べて装置の
軽量化が可能である。しかし、このステージ装置は、真
空中ではバキュームによる与圧がかけられない。バキュ
ームの替りに磁石吸引力による与圧をかけることも考え
られるが、磁場変動を嫌う荷電粒子線露光装置には使用
しにくい。
【0019】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、磁場の乱れが少なく、装置が簡単で、
制御性を向上できるステージ装置を提供することを目的
とする。
たものであって、磁場の乱れが少なく、装置が簡単で、
制御性を向上できるステージ装置を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のステージ装置は、 水平面(XY平面)内
でステージを駆動・位置決めするステージ装置であっ
て、 該平面内におけるある方向(Y軸方向)に延びる
2本のガイド部材(Y軸ガイド部材)と、 該Y軸ガイ
ド部材の各々に対して非接触気体軸受を介してガイドさ
れる2つのスライダ(Y軸スライダ)と、 該2つのY
軸スライダの相互間に掛け渡された、他の方向(X軸方
向)に延びる移動ガイド(X軸移動ガイド)と、 該X
軸移動ガイドに対して非接触気体軸受を介してガイドさ
れるスライダ(X軸スライダ)と、該X軸スライダに搭
載されたステージと、 を具備し、 前記2つのY軸ス
ライダの内、一方は上下左右の摺動面を前記非接触気体
軸受でガイドされ、他方は上下面のみを前記非接触気体
軸受でガイドされることを特徴とする。
め、本発明のステージ装置は、 水平面(XY平面)内
でステージを駆動・位置決めするステージ装置であっ
て、 該平面内におけるある方向(Y軸方向)に延びる
2本のガイド部材(Y軸ガイド部材)と、 該Y軸ガイ
ド部材の各々に対して非接触気体軸受を介してガイドさ
れる2つのスライダ(Y軸スライダ)と、 該2つのY
軸スライダの相互間に掛け渡された、他の方向(X軸方
向)に延びる移動ガイド(X軸移動ガイド)と、 該X
軸移動ガイドに対して非接触気体軸受を介してガイドさ
れるスライダ(X軸スライダ)と、該X軸スライダに搭
載されたステージと、 を具備し、 前記2つのY軸ス
ライダの内、一方は上下左右の摺動面を前記非接触気体
軸受でガイドされ、他方は上下面のみを前記非接触気体
軸受でガイドされることを特徴とする。
【0021】これにより、ステージ装置をコンパクトに
することができ、製作・組み立ても容易にできる。ま
た、エアパッドの数を少なくできるので、軸受から気体
放出量を軽減することができる。
することができ、製作・組み立ても容易にできる。ま
た、エアパッドの数を少なくできるので、軸受から気体
放出量を軽減することができる。
【0022】前記ステージ装置においては、 前記X軸
移動ガイドが、前記2つのY軸スライダ間に、平行に2
本掛け渡されていることが好ましい。これにより、ステ
ージのX軸周りのガタを軽減することができる。
移動ガイドが、前記2つのY軸スライダ間に、平行に2
本掛け渡されていることが好ましい。これにより、ステ
ージのX軸周りのガタを軽減することができる。
【0023】前記ステージ装置においては、 前記軸受
が空気軸受(エアパッド)であって、 前記スライダの
両端近傍に前記気体軸受のエアの回収・排気を行う排気
溝(ガードリング)が形成されていることが好ましい。
これにより、エア漏れを軽減できるので、真空中でも使
用できる。
が空気軸受(エアパッド)であって、 前記スライダの
両端近傍に前記気体軸受のエアの回収・排気を行う排気
溝(ガードリング)が形成されていることが好ましい。
これにより、エア漏れを軽減できるので、真空中でも使
用できる。
【0024】前記ステージ装置においては、 前記軸受
が空気軸受(エアパッド)であって、 前記軸受へのエ
ア供給・回収・排気を行う通路が、前記ガイドの内部に
形成されていることが好ましい。これにより、スライダ
等にエア供給・回収・排気を行う配管を設ける必要がな
くなり、制御性が向上する。
が空気軸受(エアパッド)であって、 前記軸受へのエ
ア供給・回収・排気を行う通路が、前記ガイドの内部に
形成されていることが好ましい。これにより、スライダ
等にエア供給・回収・排気を行う配管を設ける必要がな
くなり、制御性が向上する。
【0025】前記ステージ装置においては、 前記ステ
ージに、該ステージを中心として対称な方向に延びるア
ームが連結されており、 該アームの各々の端部におけ
る、前記ステージを中心とする対称な位置に、複数のリ
ニアモータ又は平面モータの可動子が配置されているこ
とが好ましい。
ージに、該ステージを中心として対称な方向に延びるア
ームが連結されており、 該アームの各々の端部におけ
る、前記ステージを中心とする対称な位置に、複数のリ
ニアモータ又は平面モータの可動子が配置されているこ
とが好ましい。
【0026】ステージ駆動用の可動子がステージを中心
とする対称な位置に配置されているので、ステージの動
きがスムーズである。また、ステージから離れたアーム
の端部に可動子が配置されているので、該可動子の移動
に伴う磁場変動がステージ上に及びにくい。なお、リニ
アモータには、電磁式、静電式、電歪式(超音波式を含
む)及び磁歪式等のものを用いることができる。
とする対称な位置に配置されているので、ステージの動
きがスムーズである。また、ステージから離れたアーム
の端部に可動子が配置されているので、該可動子の移動
に伴う磁場変動がステージ上に及びにくい。なお、リニ
アモータには、電磁式、静電式、電歪式(超音波式を含
む)及び磁歪式等のものを用いることができる。
【0027】前記ステージ装置においては、 前記リニ
アモータが、前記ステージを中心とする対称な両端部の
位置の上下に、計4個積層された構造で配置されてお
り、前記4個のリニアモータの内、対角に位置する2つ
のリニアモータで前記ステージのX方向の駆動を行うと
ともに、他方の対角に位置する2つのリニアモータで前
記ステージのY方向の駆動を行うこともできる。これに
より、駆動力の合点がステージの可動部材の重心位置と
ほぼ一致しているので、ステージの重心部に駆動力を与
えることができ、高精度・高速に位置制御ができる。
アモータが、前記ステージを中心とする対称な両端部の
位置の上下に、計4個積層された構造で配置されてお
り、前記4個のリニアモータの内、対角に位置する2つ
のリニアモータで前記ステージのX方向の駆動を行うと
ともに、他方の対角に位置する2つのリニアモータで前
記ステージのY方向の駆動を行うこともできる。これに
より、駆動力の合点がステージの可動部材の重心位置と
ほぼ一致しているので、ステージの重心部に駆動力を与
えることができ、高精度・高速に位置制御ができる。
【0028】前記ステージ装置においては、 前記複数
の平面モータの駆動合力点が前記ステージ等の可動部材
の重心とがほぼ一致していることが好ましい。
の平面モータの駆動合力点が前記ステージ等の可動部材
の重心とがほぼ一致していることが好ましい。
【0029】前記ステージ装置においては、 前記ステ
ージに、該ステージを中心として対称な方向に延びるア
ームが連結されており、 該アームの各々の端部におけ
る、前記ステージを中心とする対称な両端部の位置に、
一組のリニアモータが配置されており、 前記2つのY
方向スライダにおける、前記ステージを中心とする対称
な両端部の位置にも、他の一組のリニアモータが配置さ
れていることもできる。
ージに、該ステージを中心として対称な方向に延びるア
ームが連結されており、 該アームの各々の端部におけ
る、前記ステージを中心とする対称な両端部の位置に、
一組のリニアモータが配置されており、 前記2つのY
方向スライダにおける、前記ステージを中心とする対称
な両端部の位置にも、他の一組のリニアモータが配置さ
れていることもできる。
【0030】前記ステージ装置においては、 前記ステ
ージを前記XY平面に直交する軸の周り(θ方向)の若
干の自由度を持たせるとともに、 前記複数のリニアモ
ータ、あるいは、平面モータの推力を制御し該ステージ
を前記θ方向にも運動可能とすることもできる。これに
より、特別の機構を必要としないでθ方向の運動も実現
できる。
ージを前記XY平面に直交する軸の周り(θ方向)の若
干の自由度を持たせるとともに、 前記複数のリニアモ
ータ、あるいは、平面モータの推力を制御し該ステージ
を前記θ方向にも運動可能とすることもできる。これに
より、特別の機構を必要としないでθ方向の運動も実現
できる。
【0031】前記ステージ装置においては、 前記ステ
ージを前記XY平面に直交する軸の周り(θ方向)の若
干の自由度を持たせるように前記軸受を配置し、 前記
複数のリニアモータ、あるいは、平面モータの推力を制
御し該ステージを前記θ方向にも運動可能とすることも
できる。
ージを前記XY平面に直交する軸の周り(θ方向)の若
干の自由度を持たせるように前記軸受を配置し、 前記
複数のリニアモータ、あるいは、平面モータの推力を制
御し該ステージを前記θ方向にも運動可能とすることも
できる。
【0032】前記ステージ装置においては、 前記リニ
アモータの可動子が電機子コイルであることが好まし
い。これにより、磁場変動を少なくでき、荷電粒子線露
光装置等に用いる場合には、荷電粒子ビームに与える悪
影響を低減することができる。
アモータの可動子が電機子コイルであることが好まし
い。これにより、磁場変動を少なくでき、荷電粒子線露
光装置等に用いる場合には、荷電粒子ビームに与える悪
影響を低減することができる。
【0033】前記ステージ装置においては、 前記平面
モータ又はリニアモータの可動子を冷却する冷却液が流
入出する通路が前記アームの内部に形成されていること
が好ましい。これにより、アームの外部に冷却液を供給
する配管を接続する必要がなくなり、ステージの制御性
が向上する。
モータ又はリニアモータの可動子を冷却する冷却液が流
入出する通路が前記アームの内部に形成されていること
が好ましい。これにより、アームの外部に冷却液を供給
する配管を接続する必要がなくなり、ステージの制御性
が向上する。
【0034】前記ステージ装置においては、 前記アー
ムに複数の除振アクチュエータが付設されていることが
好ましい。これにより、アームの振動を軽減することが
できる。
ムに複数の除振アクチュエータが付設されていることが
好ましい。これにより、アームの振動を軽減することが
できる。
【0035】前記ステージ装置においては、 前記除振
アクチュエータがピエゾ素子又は磁歪素子であることが
好ましい。
アクチュエータがピエゾ素子又は磁歪素子であることが
好ましい。
【0036】本発明の露光装置は、 感応基板上にパタ
ーンを転写する露光装置であって、上記いずれかの態様
のステージ装置を備えることを特徴とする。
ーンを転写する露光装置であって、上記いずれかの態様
のステージ装置を備えることを特徴とする。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。まず、図9を参照しつつ本発明の実施の形態に係る
ステージ装置を搭載できる荷電粒子ビーム(電子線)露
光装置について説明する。なお、本発明に係るステージ
装置の一部は、大気中で使用することもでき、荷電粒子
ビーム露光装置に限らず、様々な用途に使用できる。
る。まず、図9を参照しつつ本発明の実施の形態に係る
ステージ装置を搭載できる荷電粒子ビーム(電子線)露
光装置について説明する。なお、本発明に係るステージ
装置の一部は、大気中で使用することもでき、荷電粒子
ビーム露光装置に限らず、様々な用途に使用できる。
【0038】図9には、電子線露光装置100が模式的
に示されている。電子線露光装置100の上部には、光
学鏡筒101が示されている。光学鏡筒101の図の右
側には、真空ポンプ102が設置されており、光学鏡筒
101内を真空に保っている。
に示されている。電子線露光装置100の上部には、光
学鏡筒101が示されている。光学鏡筒101の図の右
側には、真空ポンプ102が設置されており、光学鏡筒
101内を真空に保っている。
【0039】光学鏡筒101の上部には、電子銃103
が配置されており、下方に向けて電子線を放射する。電
子銃103の下方には、順にコンデンサレンズ104、
電子線偏向器105、マスクMが配置されている。電子
銃103から放射された電子線は、コンデンサレンズ1
04によって収束される。続いて、偏向器105により
図の横方向に順次走査され、光学系の視野内にあるマス
クMの各小領域(サブフィールド)の照明が行われる。
が配置されており、下方に向けて電子線を放射する。電
子銃103の下方には、順にコンデンサレンズ104、
電子線偏向器105、マスクMが配置されている。電子
銃103から放射された電子線は、コンデンサレンズ1
04によって収束される。続いて、偏向器105により
図の横方向に順次走査され、光学系の視野内にあるマス
クMの各小領域(サブフィールド)の照明が行われる。
【0040】マスクMは、マスクステージ111の上部
に設けられたチャック110に静電吸着等により固定さ
れている。マスクステージ111は、定盤116に載置
されている。
に設けられたチャック110に静電吸着等により固定さ
れている。マスクステージ111は、定盤116に載置
されている。
【0041】マスクステージ111には、図の左方に示
す駆動装置112が接続されている。駆動装置112
は、ドライバ114を介して、制御装置115に接続さ
れている。また、マスクステージ111の図の右方には
レーザ干渉計113が設置されている。レーザ干渉計1
13は、制御装置115に接続されている。レーザ干渉
計113で計測されたマスクステージ111の正確な位
置情報が制御装置115に入力される。それに基づき、
制御装置115からドライバ114に指令が送出され、
駆動装置112が駆動される。このようにして、マスク
ステージ111の位置をリアルタイムで正確にフィード
バック制御することができる。
す駆動装置112が接続されている。駆動装置112
は、ドライバ114を介して、制御装置115に接続さ
れている。また、マスクステージ111の図の右方には
レーザ干渉計113が設置されている。レーザ干渉計1
13は、制御装置115に接続されている。レーザ干渉
計113で計測されたマスクステージ111の正確な位
置情報が制御装置115に入力される。それに基づき、
制御装置115からドライバ114に指令が送出され、
駆動装置112が駆動される。このようにして、マスク
ステージ111の位置をリアルタイムで正確にフィード
バック制御することができる。
【0042】定盤116の下方には、ウェハチャンバ1
21が示されている。ウェハチャンバ121の図の右側
には、真空ポンプ122が設置されており、ウェハチャ
ンバ121内を真空に保っている。ウェハチャンバ12
1内には、上方からコンデンサレンズ124、偏向器1
25、ウェハWが配置されている。
21が示されている。ウェハチャンバ121の図の右側
には、真空ポンプ122が設置されており、ウェハチャ
ンバ121内を真空に保っている。ウェハチャンバ12
1内には、上方からコンデンサレンズ124、偏向器1
25、ウェハWが配置されている。
【0043】マスクMを通過した電子線は、コンデンサ
レンズ124により収束される。コンデンサレンズ12
4を通過した電子線は、偏向器125により偏向され、
ウェハW上の所定の位置にマスクMの像が結像される。
レンズ124により収束される。コンデンサレンズ12
4を通過した電子線は、偏向器125により偏向され、
ウェハW上の所定の位置にマスクMの像が結像される。
【0044】ウェハWは、ウェハステージ131の上部
に設けられたチャック130に静電吸着等により固定さ
れている。ウェハステージ131は、定盤136に載置
されている。ウェハステージ131には、図の左方に示
したように駆動装置132が接続されている。駆動装置
132は、ドライバ134を介して、制御装置115に
接続されている。また、ウェハステージ131の図の右
方にはレーザ干渉計133が設置されている。レーザ干
渉計133は、制御装置115に接続されている。レー
ザ干渉計133で計測されたウェハステージ131の正
確な位置情報が制御装置115に入力される。それに基
づき、制御装置115からドライバ134に指令が送出
され、駆動装置132が駆動される。このようにして、
ウェハステージ131の位置をリアルタイムで正確にフ
ィードバック制御することができる。
に設けられたチャック130に静電吸着等により固定さ
れている。ウェハステージ131は、定盤136に載置
されている。ウェハステージ131には、図の左方に示
したように駆動装置132が接続されている。駆動装置
132は、ドライバ134を介して、制御装置115に
接続されている。また、ウェハステージ131の図の右
方にはレーザ干渉計133が設置されている。レーザ干
渉計133は、制御装置115に接続されている。レー
ザ干渉計133で計測されたウェハステージ131の正
確な位置情報が制御装置115に入力される。それに基
づき、制御装置115からドライバ134に指令が送出
され、駆動装置132が駆動される。このようにして、
ウェハステージ131の位置をリアルタイムで正確にフ
ィードバック制御することができる。
【0045】次に、本発明の第1の実施の形態に係るス
テージ装置について説明する。図1は、本発明の第1の
実施の形態に係るステージ装置の全体構成を示す斜視図
である。図2は、同ステージ装置を下方から見た斜視図
である。図3は、リニアモータ可動子の側面断面図であ
る。図4は、平面モータの構造を示す平面図である。図
5は、スライダに設けられた気体軸受の構成を示す分解
斜視図である。
テージ装置について説明する。図1は、本発明の第1の
実施の形態に係るステージ装置の全体構成を示す斜視図
である。図2は、同ステージ装置を下方から見た斜視図
である。図3は、リニアモータ可動子の側面断面図であ
る。図4は、平面モータの構造を示す平面図である。図
5は、スライダに設けられた気体軸受の構成を示す分解
斜視図である。
【0046】まず、ステージ装置全体の概略について説
明する。図1、2には、本発明の第1の実施の形態に係
るステージ装置1が示されている。ステージ装置1は、
図9の露光装置におけるウェハステージ131にあた
る。このステージ装置1は、ウェハを載置するウェハテ
ーブル32と、ウェハテーブル32を中心として対称な
方向に延びるアーム41と、移動ステージ71a、71
b等を具備している。アーム41の両端には、平面モー
タ可動子45が設けられており、ガイド平面の2方向
(X方向、Y方向)及びガイド平面に直交する軸の周り
(θ方向)に運動可能である。
明する。図1、2には、本発明の第1の実施の形態に係
るステージ装置1が示されている。ステージ装置1は、
図9の露光装置におけるウェハステージ131にあた
る。このステージ装置1は、ウェハを載置するウェハテ
ーブル32と、ウェハテーブル32を中心として対称な
方向に延びるアーム41と、移動ステージ71a、71
b等を具備している。アーム41の両端には、平面モー
タ可動子45が設けられており、ガイド平面の2方向
(X方向、Y方向)及びガイド平面に直交する軸の周り
(θ方向)に運動可能である。
【0047】移動ステージ71a、71bは、気体軸受
(図示せず、図5参照)を介してガイド73a、73b
に嵌合しており、移動ステージ71a、71bはX軸上
を低摩擦で摺動可能である。ガイド73a、73bの両
端部に接続されたスライダ75、76は、気体軸受(図
示せず、図5参照)を介して、ガイド77、78、79
に嵌合しており、移動ステージ71a、71b等はY軸
上を低摩擦で摺動可能である。なお、気体軸受(エアパ
ッド)は、移動ステージ71a、スライダ75の上下左
右の摺動面、及び、移動ステージ71b、スライダ76
の上下面に付設されている。
(図示せず、図5参照)を介してガイド73a、73b
に嵌合しており、移動ステージ71a、71bはX軸上
を低摩擦で摺動可能である。ガイド73a、73bの両
端部に接続されたスライダ75、76は、気体軸受(図
示せず、図5参照)を介して、ガイド77、78、79
に嵌合しており、移動ステージ71a、71b等はY軸
上を低摩擦で摺動可能である。なお、気体軸受(エアパ
ッド)は、移動ステージ71a、スライダ75の上下左
右の摺動面、及び、移動ステージ71b、スライダ76
の上下面に付設されている。
【0048】以下、より具体的に説明する。ステージ装
置1の上部には、ウェハWを載置したウェハテーブル3
2が示されている。ウェハテーブル32上には、図示は
していないが、静電チャック等の装置があり、ウェハW
を固定している。静電チャックとウェハWの間には、溝
が掘られており、Heガスが充填される。Heガスは、
移動ステージ71a等に接続された図示せぬ配管から給
排気される。
置1の上部には、ウェハWを載置したウェハテーブル3
2が示されている。ウェハテーブル32上には、図示は
していないが、静電チャック等の装置があり、ウェハW
を固定している。静電チャックとウェハWの間には、溝
が掘られており、Heガスが充填される。Heガスは、
移動ステージ71a等に接続された図示せぬ配管から給
排気される。
【0049】ウェハテーブル32上のウェハWの図1の
左側には、ウェハテーブル32のZ方向の位置等を確認
するためのマークプレート35が載置されている。ウェ
ハテーブル32の側面の2箇所には、センサプレート3
7a、37bが設置されている。センサプレート37
a、37bの側面は高精度に研磨されており、図9に示
したレーザ干渉計133等の反射面として利用される。
ウェハテーブル32の下部には、アーム41が設けられ
ている。
左側には、ウェハテーブル32のZ方向の位置等を確認
するためのマークプレート35が載置されている。ウェ
ハテーブル32の側面の2箇所には、センサプレート3
7a、37bが設置されている。センサプレート37
a、37bの側面は高精度に研磨されており、図9に示
したレーザ干渉計133等の反射面として利用される。
ウェハテーブル32の下部には、アーム41が設けられ
ている。
【0050】アーム41は、ある厚さを持った長方形の
平板であって、Y方向に長い4つの孔41a、41b、
41c、41dが形成されている。このように可動部材
の重量を最小限にすることで、駆動性能を向上できる。
アーム41の外枠の4箇所には、除振アクチュエータと
してピエゾ素子40が付設されている。このピエゾ素子
40は、制御された伸縮動作を行って、アーム41の振
動をキャンセルする。これにより、アーム41等を駆動
した際の振動を最小限に抑えることができる。
平板であって、Y方向に長い4つの孔41a、41b、
41c、41dが形成されている。このように可動部材
の重量を最小限にすることで、駆動性能を向上できる。
アーム41の外枠の4箇所には、除振アクチュエータと
してピエゾ素子40が付設されている。このピエゾ素子
40は、制御された伸縮動作を行って、アーム41の振
動をキャンセルする。これにより、アーム41等を駆動
した際の振動を最小限に抑えることができる。
【0051】アーム41の両端には、正方形をした平面
モータ可動子45が設けられている。リニアモータ可動
子45は、キャン44と、その内部にある扁平コイル4
3とからなる。アーム41の内部には、コイルを冷却す
るための冷却媒体の通路とコイルを駆動する電気配線の
通路41eが形成されている。通路は移動ステージ71
a等に接続された図示せぬ配管に接続されており、ステ
ージ装置1の外部から冷却媒体を循環供給する。
モータ可動子45が設けられている。リニアモータ可動
子45は、キャン44と、その内部にある扁平コイル4
3とからなる。アーム41の内部には、コイルを冷却す
るための冷却媒体の通路とコイルを駆動する電気配線の
通路41eが形成されている。通路は移動ステージ71
a等に接続された図示せぬ配管に接続されており、ステ
ージ装置1の外部から冷却媒体を循環供給する。
【0052】図3を参照しつつリニアモータ可動子45
について詳しく説明する。アーム41には、図3に詳し
く示すように、上面が開口になっている箱型のキャン4
4aが接続されている。箱型のキャン44aには、図1
に示すように、4つの扁平コイル43a、43b、43
c、43dが並べて接着剤等で固定されている。箱型の
キャン44aの上部には、平板のキャン44bが載置さ
れている。キャン44a、44bには、コイル43a、
43b、43c、43dを冷却するための冷却媒体の通
路(図示せず)が形成されている。通路はアーム41の
冷却媒体の通路に接続されており、ステージ装置1の外
部からコイルに冷却媒体を供給する。また、キャン44
a又は44bには、コイルの配線を通すための孔(図示
せず)が開けられている。なお、アーム41、キャン4
4a、44b等は、セラミックス又はエンジニアリング
プラスチック、あるいはオーステナイト系ステンレス等
の非磁性体で形成される。
について詳しく説明する。アーム41には、図3に詳し
く示すように、上面が開口になっている箱型のキャン4
4aが接続されている。箱型のキャン44aには、図1
に示すように、4つの扁平コイル43a、43b、43
c、43dが並べて接着剤等で固定されている。箱型の
キャン44aの上部には、平板のキャン44bが載置さ
れている。キャン44a、44bには、コイル43a、
43b、43c、43dを冷却するための冷却媒体の通
路(図示せず)が形成されている。通路はアーム41の
冷却媒体の通路に接続されており、ステージ装置1の外
部からコイルに冷却媒体を供給する。また、キャン44
a又は44bには、コイルの配線を通すための孔(図示
せず)が開けられている。なお、アーム41、キャン4
4a、44b等は、セラミックス又はエンジニアリング
プラスチック、あるいはオーステナイト系ステンレス等
の非磁性体で形成される。
【0053】平面モータ可動子45の下方には、図1に
示すように、リニアモータ固定子42a、42bが示さ
れている。リニアモータ固定子42a、42bは、実際
にはステージ装置の中央側の端面が開口となっている平
たい箱型をしているが、図1では上面を図示省略してい
る。リニアモータ可動子45とリニアモータ固定子42
a、42bとで平面モータを構成し、移動ステージ71
a、71bはガイド平面の2方向(X方向、Y方向)及
びガイド平面に直交する軸の周り(θ方向)に運動可能
である。リニアモータ固定子42a、42bの内側の上
下面には、後述する磁極ユニット46a、46bが設け
られている。
示すように、リニアモータ固定子42a、42bが示さ
れている。リニアモータ固定子42a、42bは、実際
にはステージ装置の中央側の端面が開口となっている平
たい箱型をしているが、図1では上面を図示省略してい
る。リニアモータ可動子45とリニアモータ固定子42
a、42bとで平面モータを構成し、移動ステージ71
a、71bはガイド平面の2方向(X方向、Y方向)及
びガイド平面に直交する軸の周り(θ方向)に運動可能
である。リニアモータ固定子42a、42bの内側の上
下面には、後述する磁極ユニット46a、46bが設け
られている。
【0054】図4を参照しつつ平面モータついて詳しく
説明する。図4には、平面モータ60が示されている。
平面モータ60は、一枚の磁極ユニット46(図1、2
に示す磁極ユニット46a又は46b)を有する。磁極
ユニット46の最外周部には、縦もしくは横の内一方の
長さがL/2の長方形をした永久磁石63Sと63Nが
配置されている。永久磁石63Sの磁極面の極性はS極
であり、永久磁石63Nの磁極面の極性はN極である。
また、磁極ユニット46の4隅には、一辺がL/2のN
極の永久磁石62Nが配置されている。永久磁石62N
の磁極面の極性はN極である。磁極ユニット46の周辺
部以外の部分には、一辺がLの正方形をした永久磁石6
1Sと61Nが一升おきに交互に配置されている。永久
磁石61Sの磁極面の極性はS極であり、永久磁石61
Nの磁極面の極性はN極である。
説明する。図4には、平面モータ60が示されている。
平面モータ60は、一枚の磁極ユニット46(図1、2
に示す磁極ユニット46a又は46b)を有する。磁極
ユニット46の最外周部には、縦もしくは横の内一方の
長さがL/2の長方形をした永久磁石63Sと63Nが
配置されている。永久磁石63Sの磁極面の極性はS極
であり、永久磁石63Nの磁極面の極性はN極である。
また、磁極ユニット46の4隅には、一辺がL/2のN
極の永久磁石62Nが配置されている。永久磁石62N
の磁極面の極性はN極である。磁極ユニット46の周辺
部以外の部分には、一辺がLの正方形をした永久磁石6
1Sと61Nが一升おきに交互に配置されている。永久
磁石61Sの磁極面の極性はS極であり、永久磁石61
Nの磁極面の極性はN極である。
【0055】各永久磁石61S、61Nの図の上下左右
にも、それぞれ永久磁石64が配置されている。永久磁
石64も、一辺がLの正方形をしている。最外周部の永
久磁石63Sと63Nの間にも、縦もしくは横の内一方
の長さがL/2の長方形をした永久磁石65が配置され
ている。永久磁石64、65は、それぞれの隣り合う永
久磁石61S、61N、63S、63N、62Nの磁極
面の磁性と同一になるように配置されている。例えば、
永久磁石61Sと61Nの間の永久磁石64は、S極を
永久磁石61Sの方に向け、N極を永久磁石61Nの方
に向けて配置する。ただし、後述するコイル43a、4
3b、43c、43dの下部の永久磁石64、65の図
示は省略してある。
にも、それぞれ永久磁石64が配置されている。永久磁
石64も、一辺がLの正方形をしている。最外周部の永
久磁石63Sと63Nの間にも、縦もしくは横の内一方
の長さがL/2の長方形をした永久磁石65が配置され
ている。永久磁石64、65は、それぞれの隣り合う永
久磁石61S、61N、63S、63N、62Nの磁極
面の磁性と同一になるように配置されている。例えば、
永久磁石61Sと61Nの間の永久磁石64は、S極を
永久磁石61Sの方に向け、N極を永久磁石61Nの方
に向けて配置する。ただし、後述するコイル43a、4
3b、43c、43dの下部の永久磁石64、65の図
示は省略してある。
【0056】このように永久磁石を配置することによ
り、平面モータ60の上下面で磁気回路が閉じた構成に
なる。そのため、平面モータ60の上下面から漏れる磁
束を磁気的にシールドでき、周辺部品や周辺装置に悪影
響を与える漏れ磁束量や磁場変動量を低減できる。
り、平面モータ60の上下面で磁気回路が閉じた構成に
なる。そのため、平面モータ60の上下面から漏れる磁
束を磁気的にシールドでき、周辺部品や周辺装置に悪影
響を与える漏れ磁束量や磁場変動量を低減できる。
【0057】磁極ユニット46の中央付近の上部には、
図1に示したように、扁平コイル43a、43b、43
c、43dが並んで配置されている。なお、この図にお
いては、図3に示したキャン44a、44b等の図示は
省略した。コイル43aの下部には、図の中央上方に永
久磁石61Nが、図の中央下方に永久磁石61Sが存在
する。コイル43bの下部には、図の左上方と右下方に
永久磁石61Nが、図の右上方と左下方に永久磁石61
Sが存在する。コイル43cの下部には、図の中央左方
に永久磁石61Nが、図の中央右方に永久磁石61Nが
存在する。コイル43dの下部には、図の中央に永久磁
石61Nが存在する。
図1に示したように、扁平コイル43a、43b、43
c、43dが並んで配置されている。なお、この図にお
いては、図3に示したキャン44a、44b等の図示は
省略した。コイル43aの下部には、図の中央上方に永
久磁石61Nが、図の中央下方に永久磁石61Sが存在
する。コイル43bの下部には、図の左上方と右下方に
永久磁石61Nが、図の右上方と左下方に永久磁石61
Sが存在する。コイル43cの下部には、図の中央左方
に永久磁石61Nが、図の中央右方に永久磁石61Nが
存在する。コイル43dの下部には、図の中央に永久磁
石61Nが存在する。
【0058】次に、この永久磁石とコイルで構成される
平面モータ60の駆動方法について説明する。平面モー
タ60を構成する各コイル43a、43b、43c、4
3dに電流を流すと、ローレンツ力の作用により、各コ
イルからなるリニアモータ可動子45がリニアモータ固
定子42a、42b内を駆動する。
平面モータ60の駆動方法について説明する。平面モー
タ60を構成する各コイル43a、43b、43c、4
3dに電流を流すと、ローレンツ力の作用により、各コ
イルからなるリニアモータ可動子45がリニアモータ固
定子42a、42b内を駆動する。
【0059】具体的には、コイル43aに紙面に垂直な
(Z軸)上方から見て左回りに電流を流すと、ローレン
ツ力の作用により、リニアモータ可動子45は図の上方
(X軸)に駆動する。当然、紙面に垂直な(Z軸)上方
から見て右回りに電流を流すと、ローレンツ力の作用に
より、リニアモータ可動子45は図の下方(X軸)に駆
動する。コイル43bに電流を流すと、対角線上にある
同極の永久磁石から受ける力が常に逆方向になるので、
打ち消しあってリニアモータ可動子45は動かない。コ
イル43cに紙面に垂直な(Z軸)上方から見て左回り
に電流を流すと、ローレンツ力の作用により、リニアモ
ータ可動子45は図の左方(Y軸)に駆動する。当然、
紙面に垂直な(Z軸)上方から見て右回りに電流を流す
と、ローレンツ力の作用により、リニアモータ可動子4
5は図の右方(Y軸)に駆動する。なお、コイル43d
のコイルの巻かれている部分は磁界から外れているの
で、永久磁石から受ける力が常にゼロになるので、リニ
アモータ可動子45は動かない。
(Z軸)上方から見て左回りに電流を流すと、ローレン
ツ力の作用により、リニアモータ可動子45は図の上方
(X軸)に駆動する。当然、紙面に垂直な(Z軸)上方
から見て右回りに電流を流すと、ローレンツ力の作用に
より、リニアモータ可動子45は図の下方(X軸)に駆
動する。コイル43bに電流を流すと、対角線上にある
同極の永久磁石から受ける力が常に逆方向になるので、
打ち消しあってリニアモータ可動子45は動かない。コ
イル43cに紙面に垂直な(Z軸)上方から見て左回り
に電流を流すと、ローレンツ力の作用により、リニアモ
ータ可動子45は図の左方(Y軸)に駆動する。当然、
紙面に垂直な(Z軸)上方から見て右回りに電流を流す
と、ローレンツ力の作用により、リニアモータ可動子4
5は図の右方(Y軸)に駆動する。なお、コイル43d
のコイルの巻かれている部分は磁界から外れているの
で、永久磁石から受ける力が常にゼロになるので、リニ
アモータ可動子45は動かない。
【0060】なお、この永久磁石とコイルの位置関係は
一例であり、当然のことながら、コイルは磁極ユニット
46上を移動する。したがって、リニアモータ可動子4
5を図の上下方向や左右方向に駆動させるコイルは常に
入れ替わる。そのため、レーザ干渉計133等によりウ
ェハテーブル32の位置を正確に把握し、コイルに流す
電流をフィードバック制御する。
一例であり、当然のことながら、コイルは磁極ユニット
46上を移動する。したがって、リニアモータ可動子4
5を図の上下方向や左右方向に駆動させるコイルは常に
入れ替わる。そのため、レーザ干渉計133等によりウ
ェハテーブル32の位置を正確に把握し、コイルに流す
電流をフィードバック制御する。
【0061】図4の位置関係においては、コイル43a
に電流を流すことによりX方向(図の上下方向)の駆動
を制御でき、コイル43cに電流を流すことによりY方
向(図の左右方向)の駆動を制御できる。このように移
動ステージ71a等は、平面モータ60により、ガイド
平面の2方向(X方向、Y方向)に運動可能である。
に電流を流すことによりX方向(図の上下方向)の駆動
を制御でき、コイル43cに電流を流すことによりY方
向(図の左右方向)の駆動を制御できる。このように移
動ステージ71a等は、平面モータ60により、ガイド
平面の2方向(X方向、Y方向)に運動可能である。
【0062】また、図1に示したように、ステージ装置
1には、2つの平面モータ60が設けられているので、
移動ステージ71a、71bはガイド平面に直交する軸
の周り(θ方向)に運動可能である。例えば、図1の右
側にある平面モータ60内のコイルに電流を流して、X
方向に駆動する。一方、図1の左側にある平面モータ6
0内のコイルに電流を流して、右側の平面モータ60と
は反対の方向に駆動する。すると、ガイド平面に直交す
る軸の周り(θ方向)にモーメント力が発生し、アーム
41及び移動ステージ71a、71b等は、ガイド平面
に直交する軸の周り(θ方向)を回転する。また、リニ
アモータ可動子45の推力バランスを調整することによ
り、ブレ等の少ない正確な駆動を行うことができる。さ
らに、各平面モータ60は、アーム41及び移動ステー
ジ71a、71b等の各可動部材の重心付近を通る軸上
に配置されているので、各可動部材の重心部に駆動力を
与えることができ、高精度・高速に位置制御ができる。
1には、2つの平面モータ60が設けられているので、
移動ステージ71a、71bはガイド平面に直交する軸
の周り(θ方向)に運動可能である。例えば、図1の右
側にある平面モータ60内のコイルに電流を流して、X
方向に駆動する。一方、図1の左側にある平面モータ6
0内のコイルに電流を流して、右側の平面モータ60と
は反対の方向に駆動する。すると、ガイド平面に直交す
る軸の周り(θ方向)にモーメント力が発生し、アーム
41及び移動ステージ71a、71b等は、ガイド平面
に直交する軸の周り(θ方向)を回転する。また、リニ
アモータ可動子45の推力バランスを調整することによ
り、ブレ等の少ない正確な駆動を行うことができる。さ
らに、各平面モータ60は、アーム41及び移動ステー
ジ71a、71b等の各可動部材の重心付近を通る軸上
に配置されているので、各可動部材の重心部に駆動力を
与えることができ、高精度・高速に位置制御ができる。
【0063】次に、移動ステージのガイド機構について
説明する。アーム41の下部には、図1に示すように、
X方向に貫通した長方形の断面の孔を有する箱型をした
移動ステージ(ステージ兼スライダ)71aが固定され
ている。移動ステージ71aの側方には、図2に示すよ
うに、X方向に貫通した長方形の断面の孔を有する副移
動ステージ(ステージ兼スライダ)71bが設けられて
いる。両ステージ71a、71bは一体となるように接
続されている。移動ステージ71aには、気体軸受(図
示せず、図5参照)を介して、角柱型のガイド73aが
嵌合されており、副移動ステージ71bには同じく気体
軸受を介して、角柱型のガイド73bが嵌合されてい
る。気体軸受により、移動ステージ71aとガイド73
a及び副移動ステージ71bとガイド73bとはそれぞ
れ低摩擦で摺動可能となっている。また、ガイドを2本
設けることにより、移動ステージ71aがX軸周りにが
たつくことなく確実に駆動できる。
説明する。アーム41の下部には、図1に示すように、
X方向に貫通した長方形の断面の孔を有する箱型をした
移動ステージ(ステージ兼スライダ)71aが固定され
ている。移動ステージ71aの側方には、図2に示すよ
うに、X方向に貫通した長方形の断面の孔を有する副移
動ステージ(ステージ兼スライダ)71bが設けられて
いる。両ステージ71a、71bは一体となるように接
続されている。移動ステージ71aには、気体軸受(図
示せず、図5参照)を介して、角柱型のガイド73aが
嵌合されており、副移動ステージ71bには同じく気体
軸受を介して、角柱型のガイド73bが嵌合されてい
る。気体軸受により、移動ステージ71aとガイド73
a及び副移動ステージ71bとガイド73bとはそれぞ
れ低摩擦で摺動可能となっている。また、ガイドを2本
設けることにより、移動ステージ71aがX軸周りにが
たつくことなく確実に駆動できる。
【0064】ガイド73a、73bの図1のX軸の正方
向の端部には、Y方向に貫通した長方形の断面の孔を有
する箱型をしたスライダ75が設けられている。スライ
ダ75には、気体軸受(図示せず、図5参照)を介し
て、角柱型のガイド77が嵌合されている。ガイド77
の内部には、詳しくは後述するが、気体軸受に気体を供
給・排気する通路が形成されている。これにより、スラ
イダ75に気体を供給・排気する配管を接続する必要が
なくなり、ステージの制御性が向上する。気体軸受によ
り、スライダ75とガイド77とは低摩擦で摺動可能と
なっている。また、移動ステージ71a等のX方向の動
き及びZ軸周りの回動を抑止できる。
向の端部には、Y方向に貫通した長方形の断面の孔を有
する箱型をしたスライダ75が設けられている。スライ
ダ75には、気体軸受(図示せず、図5参照)を介し
て、角柱型のガイド77が嵌合されている。ガイド77
の内部には、詳しくは後述するが、気体軸受に気体を供
給・排気する通路が形成されている。これにより、スラ
イダ75に気体を供給・排気する配管を接続する必要が
なくなり、ステージの制御性が向上する。気体軸受によ
り、スライダ75とガイド77とは低摩擦で摺動可能と
なっている。また、移動ステージ71a等のX方向の動
き及びZ軸周りの回動を抑止できる。
【0065】一方、ガイド73a、73bのX軸の負方
向の端部には、平たい長方形をしたスライダ76が設け
られている。スライダ76の上下面には、気体軸受(図
示せず、図5参照)を介して、角柱型のガイド78、7
9が配置されている。ガイド78、79の内部には、気
体軸受に気体を供給・排気する通路が形成されている。
気体軸受により、スライダ76とガイド78、79とは
低摩擦で摺動可能となっている。このように、移動ステ
ージ71aの両脇にガイドを2軸設けたので、移動ステ
ージ71a等がY軸周りにがたつくことなく確実に摺動
できる。
向の端部には、平たい長方形をしたスライダ76が設け
られている。スライダ76の上下面には、気体軸受(図
示せず、図5参照)を介して、角柱型のガイド78、7
9が配置されている。ガイド78、79の内部には、気
体軸受に気体を供給・排気する通路が形成されている。
気体軸受により、スライダ76とガイド78、79とは
低摩擦で摺動可能となっている。このように、移動ステ
ージ71aの両脇にガイドを2軸設けたので、移動ステ
ージ71a等がY軸周りにがたつくことなく確実に摺動
できる。
【0066】図5を参照しつつ、気体軸受の構成につい
て説明する。図5には、ステージ装置1を構成するガイ
ド77が示されている。ガイド77の周囲には、ガイド
77に嵌合されたスライダ75の上面75bと一方の側
面75aが分解されて示されている。なお、図5におい
ては、気体軸受の構成の一例として、スライダ75とガ
イド77の気体軸受の構成について説明するが、他の気
体軸受についても同様の構成を用いることができる。た
だし、本発明の気体軸受の構成は、これに限定されるも
のではなく、様々な形態のものを用いることができる。
て説明する。図5には、ステージ装置1を構成するガイ
ド77が示されている。ガイド77の周囲には、ガイド
77に嵌合されたスライダ75の上面75bと一方の側
面75aが分解されて示されている。なお、図5におい
ては、気体軸受の構成の一例として、スライダ75とガ
イド77の気体軸受の構成について説明するが、他の気
体軸受についても同様の構成を用いることができる。た
だし、本発明の気体軸受の構成は、これに限定されるも
のではなく、様々な形態のものを用いることができる。
【0067】スライダ上面75bの摺動面の両端には、
多孔オリフィス性の部材からなるエアパッド51が2個
付設されている。2つのエアパッド51の間には、エア
供給溝51cが長手方向の中央部に直線状に形成されて
いる。各エアパッド51及びエア供給溝51cの外周に
は、エアを大気に開放する大気開放ガードリング(溝)
52、低真空(Low Vacuum)排気を行う低真空ガードリ
ング53、高真空(High Vacuum)排気を行う高真空ガ
ードリング55が順に形成されている。各ガードリング
52、53、55の端部は半円状をしており、中央部分
は長手方向に長い直線状をしている。
多孔オリフィス性の部材からなるエアパッド51が2個
付設されている。2つのエアパッド51の間には、エア
供給溝51cが長手方向の中央部に直線状に形成されて
いる。各エアパッド51及びエア供給溝51cの外周に
は、エアを大気に開放する大気開放ガードリング(溝)
52、低真空(Low Vacuum)排気を行う低真空ガードリ
ング53、高真空(High Vacuum)排気を行う高真空ガ
ードリング55が順に形成されている。各ガードリング
52、53、55の端部は半円状をしており、中央部分
は長手方向に長い直線状をしている。
【0068】スライダの側面75aの摺動面の中央に
は、エアパッド51が1個付設されている。エアパッド
51を横切るようにして、エア供給溝51cが長手方向
の中央部に直線状に形成されている。エアパッド51及
びエア供給溝51bの外周には、大気開放ガードリング
52、低真空ガードリング53、高真空ガードリング5
5が順に形成されている。各ガードリング52、53、
55の端部は半円状をしており、中央部分は長手方向に
長い直線状をしている。
は、エアパッド51が1個付設されている。エアパッド
51を横切るようにして、エア供給溝51cが長手方向
の中央部に直線状に形成されている。エアパッド51及
びエア供給溝51bの外周には、大気開放ガードリング
52、低真空ガードリング53、高真空ガードリング5
5が順に形成されている。各ガードリング52、53、
55の端部は半円状をしており、中央部分は長手方向に
長い直線状をしている。
【0069】ガイド77の内部には、各エアパッド51
やガードリング52、53、55にエアの供給・回収・
排気を行う通路が形成されている。ガイド77の断面の
図5の左上と右下には、高真空排気通路55aが長手方
向に貫通するように形成されている。高真空排気通路5
5aの側方には、L字型をした低真空排気通路53aが
長手方向に貫通するように形成されている。低真空排気
通路53aの側方には、L字型をした大気開放通路52
aが長手方向に貫通するように形成されている。2つの
大気開放通路52aに挟まれた中央部分は、エアパッド
51にエアを供給するエア供給通路51aが長手方向に
貫通するように形成されている。
やガードリング52、53、55にエアの供給・回収・
排気を行う通路が形成されている。ガイド77の断面の
図5の左上と右下には、高真空排気通路55aが長手方
向に貫通するように形成されている。高真空排気通路5
5aの側方には、L字型をした低真空排気通路53aが
長手方向に貫通するように形成されている。低真空排気
通路53aの側方には、L字型をした大気開放通路52
aが長手方向に貫通するように形成されている。2つの
大気開放通路52aに挟まれた中央部分は、エアパッド
51にエアを供給するエア供給通路51aが長手方向に
貫通するように形成されている。
【0070】通路55a、53a、52a、51aのガ
イド77の側面の中央部分には、孔55b、53b、5
2b、51bが形成されている。各孔は各ガードリング
52、53、55及びエア供給溝51cに連通し、エア
の供給・回収・排気を行う。各ガードリング52、5
3、55及びエア供給溝51cの中央部分は直線状とな
っている。したがって、スライダ75がY軸上を動いて
も、各孔が各ガードリング52、53、55及びエア供
給溝51cから外れることはないので、常に各孔からの
エア供給・回収・排気を行うことができる。
イド77の側面の中央部分には、孔55b、53b、5
2b、51bが形成されている。各孔は各ガードリング
52、53、55及びエア供給溝51cに連通し、エア
の供給・回収・排気を行う。各ガードリング52、5
3、55及びエア供給溝51cの中央部分は直線状とな
っている。したがって、スライダ75がY軸上を動いて
も、各孔が各ガードリング52、53、55及びエア供
給溝51cから外れることはないので、常に各孔からの
エア供給・回収・排気を行うことができる。
【0071】エア供給通路51aからエア供給溝51c
にエアが供給され、エアパッド51からエアが噴出され
る。噴出されたエアは、大気開放ガードリング52を介
して、大気開放通路52aから大気に開放される。大気
開放ガードリング52から洩れた気体は、低真空ガード
リング53を介して、低真空排気通路53aから排気さ
れる。さらに高真空ガードリング55を介して、高真空
排気通路55aから排気される。このようにして、エア
パッドの空気が高真空に保たれているウェハチャンバー
内にあまり洩れ出さないようになっている。
にエアが供給され、エアパッド51からエアが噴出され
る。噴出されたエアは、大気開放ガードリング52を介
して、大気開放通路52aから大気に開放される。大気
開放ガードリング52から洩れた気体は、低真空ガード
リング53を介して、低真空排気通路53aから排気さ
れる。さらに高真空ガードリング55を介して、高真空
排気通路55aから排気される。このようにして、エア
パッドの空気が高真空に保たれているウェハチャンバー
内にあまり洩れ出さないようになっている。
【0072】この実施の形態においては、移動ステージ
71a及び副移動ステージ71bの内面の上下の両端部
付近に2つずつ、各側面の中央部分に1つずつのエアパ
ッド51が付設されている。また、スライダ75の内面
の上下の両端部付近に2つずつ、各側面の中央部分に1
つずつのエアパッド51が付設されている。さらに、ス
ライダ76のガイド78、79と対向する位置には、エ
アパッド51がそれぞれ2つずつ形成されている。各エ
アパッド51の孔からエアが噴出されて、各ガイドと各
スライダ(移動ステージ)の間に圧力を加えるので、各
ガイドと各スライダ(移動ステージ)との間に一定の間
隔を保つことができる。
71a及び副移動ステージ71bの内面の上下の両端部
付近に2つずつ、各側面の中央部分に1つずつのエアパ
ッド51が付設されている。また、スライダ75の内面
の上下の両端部付近に2つずつ、各側面の中央部分に1
つずつのエアパッド51が付設されている。さらに、ス
ライダ76のガイド78、79と対向する位置には、エ
アパッド51がそれぞれ2つずつ形成されている。各エ
アパッド51の孔からエアが噴出されて、各ガイドと各
スライダ(移動ステージ)の間に圧力を加えるので、各
ガイドと各スライダ(移動ステージ)との間に一定の間
隔を保つことができる。
【0073】上述のように、本発明においては、ステー
ジをXY平面に直交する軸の周り(θ方向)の若干の自
由度を持たせるようにエアパッド51を配置しているの
で、対向して設けられたリニアモータ可動子45の推力
バランスを変えることにより、回転(θ方向)運動が可
能である。ただし、回転角度は、気体軸受のギャップ間
隔分だけであるので微小である。
ジをXY平面に直交する軸の周り(θ方向)の若干の自
由度を持たせるようにエアパッド51を配置しているの
で、対向して設けられたリニアモータ可動子45の推力
バランスを変えることにより、回転(θ方向)運動が可
能である。ただし、回転角度は、気体軸受のギャップ間
隔分だけであるので微小である。
【0074】次に、本発明の第2の実施の形態に係るス
テージ装置について説明する。図6は、本発明の第2の
実施の形態に係るステージ装置の全体構成を示す斜視図
である。図7は、同ステージ装置のリニアモータ部分の
側面図である。図6には、本発明の第2の実施の形態に
係るステージ装置1′が示されている。ステージ装置
1′の特徴としては、第1の実施の形態の平面モータを
電機子コイルとマグネットで構成される一軸駆動のリニ
アモータとし、スライダ75、76の装置の外側にリニ
アモータを追加したことである。これにより、より高い
推力を得られ、ヨーイングを抑制することができる。
テージ装置について説明する。図6は、本発明の第2の
実施の形態に係るステージ装置の全体構成を示す斜視図
である。図7は、同ステージ装置のリニアモータ部分の
側面図である。図6には、本発明の第2の実施の形態に
係るステージ装置1′が示されている。ステージ装置
1′の特徴としては、第1の実施の形態の平面モータを
電機子コイルとマグネットで構成される一軸駆動のリニ
アモータとし、スライダ75、76の装置の外側にリニ
アモータを追加したことである。これにより、より高い
推力を得られ、ヨーイングを抑制することができる。
【0075】ステージ装置1′のアーム41の両端に
は、電機子コイル43′が3つずつX方向に並べて配置
されている。この電機子コイル43′とマグネット42
a′、42b′とで、X方向に駆動するリニアモータ6
0′を形成する。
は、電機子コイル43′が3つずつX方向に並べて配置
されている。この電機子コイル43′とマグネット42
a′、42b′とで、X方向に駆動するリニアモータ6
0′を形成する。
【0076】シリンダ75、76外側の端面には、図7
に詳しく示すように、長方形の平板状をしたコイルジョ
イント81が突設されている。コイルジョイント81の
先には、長方形の平板状をした電機子コイル83が設け
られている。
に詳しく示すように、長方形の平板状をしたコイルジョ
イント81が突設されている。コイルジョイント81の
先には、長方形の平板状をした電機子コイル83が設け
られている。
【0077】各電機子コイル83の外側には、平たいコ
の字型をしたコの字部材85が、装置の中央にその開口
側を向けて配置されている。コの字部材85のY方向の
長さは、電機子コイル83が移動した時にも外れないよ
うに、十分に長くなっている。コの字部材85は、図示
せぬ柱等を介して、定盤に固定されている。コの字部材
85の上下の内面には、長方形の平板状をした磁石ユニ
ット89a、89bが対向するように設けられている。
の字型をしたコの字部材85が、装置の中央にその開口
側を向けて配置されている。コの字部材85のY方向の
長さは、電機子コイル83が移動した時にも外れないよ
うに、十分に長くなっている。コの字部材85は、図示
せぬ柱等を介して、定盤に固定されている。コの字部材
85の上下の内面には、長方形の平板状をした磁石ユニ
ット89a、89bが対向するように設けられている。
【0078】磁石ユニット89a、89bの間には、電
機子コイル83がZ方向にある隙間を持って嵌め込まれ
ている。電機子コイル83と磁石ユニット89a、89
bとでリニアモータ80を形成する。リニアモータ80
の駆動方向は、図6の場合であれば、Y方向となる。な
お、電機子コイル83の端面とコの字部材85のコの字
の奥の面との間は、ある隙間を持って配置されている。
この隙間の分だけ電機子コイル83等は駆動方向以外に
も若干の自由度を持っている。
機子コイル83がZ方向にある隙間を持って嵌め込まれ
ている。電機子コイル83と磁石ユニット89a、89
bとでリニアモータ80を形成する。リニアモータ80
の駆動方向は、図6の場合であれば、Y方向となる。な
お、電機子コイル83の端面とコの字部材85のコの字
の奥の面との間は、ある隙間を持って配置されている。
この隙間の分だけ電機子コイル83等は駆動方向以外に
も若干の自由度を持っている。
【0079】アーム41に設けられたリニアモータ6
0′によりステージ装置1′のX軸駆動を行い、シリン
ダ75、76に設けられたリニアモータ80によりY軸
駆動を行う。各リニアモータには、電機子コイルを用い
るので、光軸上での磁場の乱れを少なく、磁気シールド
を簡便にできる。また、各リニアモータは、各可動部材
の重心を通る軸上に配置されているので、各可動部材の
重心部に駆動力を与えることができ、高精度・高速に位
置制御ができる。
0′によりステージ装置1′のX軸駆動を行い、シリン
ダ75、76に設けられたリニアモータ80によりY軸
駆動を行う。各リニアモータには、電機子コイルを用い
るので、光軸上での磁場の乱れを少なく、磁気シールド
を簡便にできる。また、各リニアモータは、各可動部材
の重心を通る軸上に配置されているので、各可動部材の
重心部に駆動力を与えることができ、高精度・高速に位
置制御ができる。
【0080】さらに、本発明においては、対向して設け
られたリニアモータの推力バランスを変えることによ
り、回転(θ方向)運動が可能である。ただし、回転角
度は、気体軸受のギャップ間隔分だけであるので微小で
ある。また、リニアモータの推力バランスを調整するこ
とにより、ブレ等の少ない正確な駆動を行うことができ
る。特に、スライダ75、76の装置の外側にリニアモ
ータを追加したことにより、より高い推力を得られ、ヨ
ーイングを抑制することができる。
られたリニアモータの推力バランスを変えることによ
り、回転(θ方向)運動が可能である。ただし、回転角
度は、気体軸受のギャップ間隔分だけであるので微小で
ある。また、リニアモータの推力バランスを調整するこ
とにより、ブレ等の少ない正確な駆動を行うことができ
る。特に、スライダ75、76の装置の外側にリニアモ
ータを追加したことにより、より高い推力を得られ、ヨ
ーイングを抑制することができる。
【0081】次に、本発明の第3の実施の形態に係るス
テージ装置について説明する。図8は、本発明の第3の
実施の形態に係るステージ装置の可動部分を示す側面図
である。このステージ装置の特徴は、第1の実施の形態
の平面モータを上下に重なる2つずつのリニアモータと
したことである。これにより、各可動部材の重心部に駆
動力を与えることができ、高精度・高速に位置制御がで
きる。
テージ装置について説明する。図8は、本発明の第3の
実施の形態に係るステージ装置の可動部分を示す側面図
である。このステージ装置の特徴は、第1の実施の形態
の平面モータを上下に重なる2つずつのリニアモータと
したことである。これにより、各可動部材の重心部に駆
動力を与えることができ、高精度・高速に位置制御がで
きる。
【0082】図8の中央部には、ガイド73′が断面で
示されている。ガイド73′の端部には、第1の実施の
形態と同じく、シリンダ75、76が設けられている。
シリンダ75、76は、気体軸受を介して、ガイド7
7、78、79とY軸方向にスライド可能に嵌合してい
る。
示されている。ガイド73′の端部には、第1の実施の
形態と同じく、シリンダ75、76が設けられている。
シリンダ75、76は、気体軸受を介して、ガイド7
7、78、79とY軸方向にスライド可能に嵌合してい
る。
【0083】ガイド73′には、気体軸受を介して、移
動ステージ71′がX軸方向にスライド可能に嵌合され
ている。移動ステージ71′は、図1の移動ステージ7
1aに対応している。移動ステージ71′の上部には、
ウェハテーブル32が設けられている。移動ステージ7
1′の中央付近には、ウェハテーブル32等を含めた可
動部材の重心Gが示されている。
動ステージ71′がX軸方向にスライド可能に嵌合され
ている。移動ステージ71′は、図1の移動ステージ7
1aに対応している。移動ステージ71′の上部には、
ウェハテーブル32が設けられている。移動ステージ7
1′の中央付近には、ウェハテーブル32等を含めた可
動部材の重心Gが示されている。
【0084】移動ステージ71′の図の左右の端面に
は、上下に重なるように、コイルジョイント91が4つ
突設されている。コイルジョイント91の先には、ある
厚さを有する平板状をした電機子コイル93が設けられ
ている。各電機子コイル93の外側には、平たいコの字
型をしたコの字部材95が、装置の中央にその開口側を
向けて配置されている。コの字部材95の上下の内面に
は、長方形の平板状をした磁石ユニット99a、99b
が対向するように設けられている。各電機子コイルと磁
石ユニット99a、99bにより、一軸駆動のリニアモ
ータを構成する。
は、上下に重なるように、コイルジョイント91が4つ
突設されている。コイルジョイント91の先には、ある
厚さを有する平板状をした電機子コイル93が設けられ
ている。各電機子コイル93の外側には、平たいコの字
型をしたコの字部材95が、装置の中央にその開口側を
向けて配置されている。コの字部材95の上下の内面に
は、長方形の平板状をした磁石ユニット99a、99b
が対向するように設けられている。各電機子コイルと磁
石ユニット99a、99bにより、一軸駆動のリニアモ
ータを構成する。
【0085】例えば、図の左上のリニアモータ90a及
び図の右下のリニアモータ90dをX軸方向に駆動する
リニアモータとする。そして、図の左下のリニアモータ
90b及び図の右上のリニアモータ90cをY軸方向に
駆動するリニアモータとする。
び図の右下のリニアモータ90dをX軸方向に駆動する
リニアモータとする。そして、図の左下のリニアモータ
90b及び図の右上のリニアモータ90cをY軸方向に
駆動するリニアモータとする。
【0086】このように、駆動方向の同じリニアモータ
が対角位置に配置されているので、可動部材の重心Gに
駆動力を与えることができる。また、リニアモータの積
層構造により、X軸周りのがたつきが無く、第1の実施
の形態の副移動ステージ71b及びガイド73bを設け
る必要がない。
が対角位置に配置されているので、可動部材の重心Gに
駆動力を与えることができる。また、リニアモータの積
層構造により、X軸周りのがたつきが無く、第1の実施
の形態の副移動ステージ71b及びガイド73bを設け
る必要がない。
【0087】以上、図1〜図14を参照しつつ、本発明
の実施の形態に係るステージ装置等について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な変
更を加えることができる。
の実施の形態に係るステージ装置等について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、様々な変
更を加えることができる。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁場の乱れが少なく、装置が簡単で、制御性
を向上できる。
によれば、磁場の乱れが少なく、装置が簡単で、制御性
を向上できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るステージ装置
の全体構成を示す斜視図である。
の全体構成を示す斜視図である。
【図2】同ステージ装置を下方から見た斜視図である。
【図3】リニアモータ可動子の側面断面図である。
【図4】平面モータの構造を示す平面図である。
【図5】スライダに設けられた気体軸受の構成を示す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るステージ装置
の全体構成を示す斜視図である。
の全体構成を示す斜視図である。
【図7】同ステージ装置のリニアモータ部分の側面図で
ある。
ある。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るステージ装置
の可動部分を示す側面図である。
の可動部分を示す側面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るステージ装置を搭載
できる荷電粒子ビーム(電子線)露光装置を示す図であ
る。
できる荷電粒子ビーム(電子線)露光装置を示す図であ
る。
【図10】特開昭62−182692に開示されたステ
ージ装置140を示す斜視図である。
ージ装置140を示す斜視図である。
【図11】WO99/66221に開示されたステージ
装置を示す断面図である。
装置を示す断面図である。
【図12】同ステージ装置のエアベアリングの構成を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図13】特開平9−34135に開示されたステージ
装置を示す斜視図である。
装置を示す斜視図である。
【図14】同ステージ装置の平面図である。
1 ステージ装置 32 ウェハテーブル 35 マークプ
レート 37a、37b センサプレート 40 ピエゾ 41 アーム 41a、41
b、41c、41d 孔 42a、42b リニアモータ固定子 43 扁平コイ
ル 44 キャン 45 平面モー
タ可動子 46a、46b 磁極ユニット 51 エアパッド 52 大気開放
ガードリング 53 低真空ガードリング 55 高真空ガ
ードリング 60 リニアモータ 71a、71b
移動ステージ 73a、73b、77、78、79 ガイド 75、76 シリンダ
レート 37a、37b センサプレート 40 ピエゾ 41 アーム 41a、41
b、41c、41d 孔 42a、42b リニアモータ固定子 43 扁平コイ
ル 44 キャン 45 平面モー
タ可動子 46a、46b 磁極ユニット 51 エアパッド 52 大気開放
ガードリング 53 低真空ガードリング 55 高真空ガ
ードリング 60 リニアモータ 71a、71b
移動ステージ 73a、73b、77、78、79 ガイド 75、76 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 R H02K 41/03 A H02K 41/03 H01L 21/30 541L Fターム(参考) 2F078 CA08 CB09 CB12 CB16 CC15 3J102 AA02 BA05 BA09 BA11 CA19 CA27 CA36 EA02 EA07 EA18 EA22 EA23 FA08 GA01 GA19 GA20 5F031 CA02 HA16 HA55 KA06 KA08 LA02 LA08 LA10 MA27 5F056 CB22 EA14 5H641 BB06 BB15 BB16 BB17 GG03 GG05 GG07 GG11 GG12 GG23 GG26 GG29 HH02 HH05 JA06 JA09 JB05
Claims (15)
- 【請求項1】 水平面(XY平面)内でステージを駆動
・位置決めするステージ装置であって、 該平面内におけるある方向(Y軸方向)に延びる2本の
ガイド部材(Y軸ガイド部材)と、 該Y軸ガイド部材の各々に対して非接触気体軸受を介し
てガイドされる2つのスライダ(Y軸スライダ)と、 該2つのY軸スライダの相互間に掛け渡された、他の方
向(X軸方向)に延びる移動ガイド(X軸移動ガイド)
と、 該X軸移動ガイドに対して非接触気体軸受を介してガイ
ドされるスライダ(X軸スライダ)と、 該X軸スライダに搭載されたステージと、 を具備し、 前記2つのY軸スライダの内、一方は上下左右の摺動面
を前記非接触気体軸受でガイドされ、他方は上下面のみ
を前記非接触気体軸受でガイドされることを特徴とする
ステージ装置。 - 【請求項2】 前記X軸移動ガイドが、前記2つのY軸
スライダ間に、平行に2本掛け渡されていることを特徴
とする請求項1記載のステージ装置。 - 【請求項3】 前記軸受が空気軸受(エアパッド)であ
って、 前記スライダの両端近傍に前記気体軸受のエアの回収・
排気を行う排気溝(ガードリング)が形成されているこ
とを特徴とする請求項1記載のステージ装置。 - 【請求項4】 前記軸受が空気軸受(エアパッド)であ
って、 前記軸受へのエア供給・回収・排気を行う通路が、前記
ガイドの内部に形成されていることを特徴とする請求項
1記載のステージ装置。 - 【請求項5】 前記ステージに、該ステージを中心とし
て対称な方向に延びるアームが連結されており、 該アームの各々の端部における、前記ステージを中心と
する対称な位置に、複数のリニアモータ又は平面モータ
の可動子が配置されていることを特徴とする請求項1記
載のステージ装置。 - 【請求項6】 前記リニアモータが、前記ステージを中
心とする対称な両端部の位置の上下に、計4個積層され
た構造で配置されており、 前記4個のリニアモータの内、対角に位置する2つのリ
ニアモータで前記ステージのX方向の駆動を行うととも
に、他方の対角に位置する2つのリニアモータで前記ス
テージのY方向の駆動を行うことを特徴とする請求項5
記載のステージ装置。 - 【請求項7】 前記複数の平面モータの駆動合力点が前
記ステージ等の可動部材の重心とがほぼ一致しているこ
とを特徴とする請求項5記載のステージ装置。 - 【請求項8】 前記ステージに、該ステージを中心とし
て対称な方向に延びるアームが連結されており、 該アームの各々の端部における、前記ステージを中心と
する対称な両端部の位置に、一組のリニアモータが配置
されており、 前記2つのY方向スライダにおける、前記ステージを中
心とする対称な両端部の位置にも、他の一組のリニアモ
ータが配置されていることを特徴とする請求項1記載の
ステージ装置。 - 【請求項9】 前記ステージを前記XY平面に直交する
軸の周り(θ方向)の若干の自由度を持たせるととも
に、 前記複数のリニアモータ、あるいは、平面モータの推力
を制御し該ステージを前記θ方向にも運動可能とするこ
とを特徴とする請求項5〜8いずれか1項記載のステー
ジ装置。 - 【請求項10】 前記ステージを前記XY平面に直交す
る軸の周り(θ方向)の若干の自由度を持たせるように
前記軸受を配置し、 前記複数のリニアモータ、あるいは、平面モータの推力
を制御し該ステージを前記θ方向にも運動可能とするこ
とを特徴とする請求項5〜8いずれか1項記載のステー
ジ装置。 - 【請求項11】 前記リニアモータの可動子が電機子コ
イルであることを特徴とする請求項5、6、8、9いず
れか1項記載のステージ装置。 - 【請求項12】 前記平面モータ又はリニアモータの可
動子を冷却する冷却液が流入出する通路が前記アームの
内部に形成されていることを特徴とする5〜11いずれ
か1項記載のステージ装置。 - 【請求項13】 前記アームに複数の除振アクチュエー
タが付設されていることを特徴とする請求項5記載のス
テージ装置。 - 【請求項14】 前記除振アクチュエータがピエゾ素子
又は磁歪素子であることを特徴とする請求項13記載の
ステージ装置。 - 【請求項15】 感応基板上にパターンを転写する露光
装置であって、請求項1〜14いずれか1項記載のステ
ージ装置を備えることを特徴とする露光装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000311487A JP2002119038A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | ステージ装置及び露光装置 |
US09/899,946 US6583597B2 (en) | 2000-07-07 | 2001-07-06 | Stage apparatus including non-containing gas bearings and microlithography apparatus comprising same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000311487A JP2002119038A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | ステージ装置及び露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002119038A true JP2002119038A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18791239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000311487A Pending JP2002119038A (ja) | 2000-07-07 | 2000-10-12 | ステージ装置及び露光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002119038A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004112864A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Nippon Thompson Co Ltd | リニアモータを内蔵したxyステージ装置 |
JP2004349289A (ja) * | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Canon Inc | 移動案内装置及びそれを用いた露光装置 |
US7057193B2 (en) | 2002-08-30 | 2006-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Exposure apparatus |
JP2008098409A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Yaskawa Electric Corp | アライメントステージ |
JP2013159540A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd | スクライブ装置 |
KR101489928B1 (ko) * | 2013-08-27 | 2015-02-06 | 한국전기연구원 | 전자기식 선형 추진 및 안내 시스템 |
-
2000
- 2000-10-12 JP JP2000311487A patent/JP2002119038A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7057193B2 (en) | 2002-08-30 | 2006-06-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Exposure apparatus |
JP2004112864A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Nippon Thompson Co Ltd | リニアモータを内蔵したxyステージ装置 |
JP2004349289A (ja) * | 2003-05-20 | 2004-12-09 | Canon Inc | 移動案内装置及びそれを用いた露光装置 |
JP4500507B2 (ja) * | 2003-05-20 | 2010-07-14 | キヤノン株式会社 | 移動案内装置及びそれを用いた露光装置 |
JP2008098409A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Yaskawa Electric Corp | アライメントステージ |
JP2013159540A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd | スクライブ装置 |
KR101489928B1 (ko) * | 2013-08-27 | 2015-02-06 | 한국전기연구원 | 전자기식 선형 추진 및 안내 시스템 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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