JP5056987B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、電子装置に関する。
電子装置の筐体内には、動作時に発熱する電子部品が実装された複数のプリント基板が一層乃至多層に収納されることが多い。電子部品が発する熱によって電子装置の温度が上昇すると電子装置の動作異常の原因になる。このため、電子装置において、発熱する電子部品に冷却風を当てて冷却することがおこなわれてきた。
従来、図11Bに示すように、電子装置の筐体100c内に、筐体100cの第1の側面板103に対して平行になるようにプリント基板200を配置していた。この配置において、電子装置の筐体100cの前面板115が有する吸気面126から吸気された冷却風は、先ず、筐体100cの第1の側面板103に対して垂直方向に変化する。これは、プリント基板200上に配置された電子部品201aが壁となって内部の風の流れを妨げないように、側面板103に対し垂直に配置されているためである。そして、冷却風は、プリント基板200上の電子部品を冷却した後に、第1の側面板103に対して平行になるように流路が変化する。そして、冷却風は、筐体100cの背面板105が有する排気面127から排出される。
また、従来、電子装置の筐体内に、電子部品が実装された複数のプリント基板を平行に実装した2つの電子ユニットを電子装置の筐体の底板の法線に対して傾斜を持たせてV字に配置する配置方法があった。この配置方法において、筐体の底板から吸気された冷却風は、電子ユニットに実装された複数のプリント基板の傾斜の下方から上方へ流通して筐体の天板から排気される流路を形成していた。
特開昭59−003998号公報
しかしながら、上述した技術に代表される従来技術では、冷却風がプリント基板上を円滑に流通する流路を取ることができなかったため、プリント基板に実装された電子部品の冷却効率が低いという問題があった。また、筐体内に大きな吸排気空間を必要とするため、筐体自体が大きくなってしまうという問題があった。
具体的には、図11Bに示すように筐体100c内にプリント基板200を配置し、吸排気の流路を形成すると、図11Bに示す矢印のように、筐体100c内に吸気された冷却風は、筐体100c外に排出されるまでに流路の方向が大きく変化していた。これが風の流れの抵抗となり、冷却風量が減って、冷却効率を低くしていた。
開示技術は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、電子部品が実装されたプリント基板を筐体内に配置した電子装置において、冷却風がプリント基板上を円滑に流通する流路を形成して電子部品の冷却効率を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、開示技術の電子装置は、吸気孔を有する前面板と、排気孔を有するとともに前面板に対向する背面板と、第1の側面板と、第1の側面板に対向する第2の側面板と、水平に配置された棚を有する筐体を有する。そして、発熱部品が実装されるとともに、第1及び第2の側辺と前面板と背面板と第1及び第2の側面板と棚で区画された空間内に、第1の側辺が第1の側面板に対し、第1の角度α(0°<α<90°)を有するように配置されるプリント基板を有する。そして、吸入孔を有する吸入面と排気孔を有する排気面を有し、空間内のプリント基板と排気孔との間に第1の側面板に対し、第2の角度β(0°≦β≦90°)を有するように配置されるとともに、発熱部品を冷却する冷却装置を有することを要件とする。
開示技術は、電子部品が実装されたプリント基板を筐体内に配置した電子装置において、冷却風がプリント基板上を円滑に流通する流路を形成することによって、電子部品の冷却効率が向上するという効果を奏する。
図1Aは、第1の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体の断面図である。 図1Bは、図1Aの断面図の電子装置の筐体における垂直方向の位置を示す図である。 図2Aは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体を前面からみた斜視図である。 図2Bは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体を背面からみた斜視図である。 図2Cは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置に複数のプリント基板ユニットが実装された筐体の一部を前面からみた斜視図である。 図2Dは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置に複数のプリント基板ユニットが実装された筐体の内部の一部を前面からみた斜視図である。 図3Aは、第2の実施の形態の一例にかかるプリント基板ユニットの斜視図である。 図3Bは、第2の実施の形態の一例にかかる冷却装置の斜視図である。 図3Cは、第2の実施の形態の一例にかかる接続基板の斜視図である。 図4は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体の水平方向の断面図である。 図5Aは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の保守性を示す図である。 図5Bは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の保守性を示す図である。 図5Cは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の保守性を示す図である。 図5Dは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の保守性を示す図である。 図6Aは、電子装置の筐体内におけるプリント基板の配置例を示す図である。 図6Bは、電子装置の筐体内におけるプリント基板の配置例を示す図である。 図6Cは、電子装置の筐体内におけるプリント基板の配置例を示す図である。 図6Dは、電子装置の筐体内におけるプリント基板の配置例を示す図である。 図7は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体内におけるプリント基板の配置の変化に応じた風量の比率の変化を示す図である。 図8は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板に対する風向を示す図である。 図9は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板に実装されたDIMMの温度と風速の関係を示す図である。 図10Aは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板上の風速の分布を示す図である。 図10Bは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板上の温度の分布を示す図である。 図11Aは、従来技術にかかる電子装置における吸排気の概要(その1)を示す図である。 図11Bは、従来技術にかかる電子装置における吸排気の概要(その2)を示す図である。
以下、開示技術にかかる電子装置の実施の形態の一例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態の一例では、電子装置は、少なくとも処理装置および記憶装置が実装された複数のシステムボードが筐体内に配置されたサーバ装置を例として説明する。
なお、筐体は、サーバラックである。また、処理装置は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)等に代表される。また、記憶装置は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等を含む半導体記憶装置に代表される。
しかし、開示技術は、発熱する電子部品である処理装置や記憶装置に代表される集積回路、電源装置、もしくは、電子部品が発した熱を放熱するフィンを備えたヒートシンクの少なくとも1つが実装された少なくとも1つのプリント基板が筐体内に配置される電子装置に広く適用可能である。
また、開示技術は、例えば交換機、ルータ、LANスイッチに代表される通信装置等に適用可能である。また、開示技術は、マザーボードが実装されたパーソナルコンピュータ等に適用してもよい。すなわち、以下の実施の形態の一例により開示技術が限定されるものではない。
[第1の実施の形態の一例]
図1Aは、第1の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体の断面図である。また、図1Bは、図1Aの断面図の電子装置の筐体における垂直方向の位置を示す図である。なお、図1Bは、第1の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体の前面図である。
(第1の実施の形態の一例にかかる筐体の構成)
図1Bにおいて、筐体100は、天板101、底板102、第1の側面板103、第2の側面板104、棚108a、棚108bを有する。図1Bは、筐体100の前面に配置される開閉可能な扉体である後述する前面板115を解放した状態を示すが、前面板115の図示を省略している。図1Aは、図1Bにおける筐体100のA−Aの断面図である。筐体100は、板金素材で形成されてもよい。または、樹脂素材で形成されてもよい。
なお、棚108aおよび棚108bは、後述するように、平行に配置された同数のガイドレールを有する2枚のガイドパネル109a1および109a2をそれぞれ含む。ガイドパネル109a1および109a2は、底辺、上辺および各ガイドレールの水平位置が一致し、かつ、ガイドレールが向かい合うように底板102に対して垂直に配置される。
そして、向かい合う複数のガイドレール上にプリント基板200が配置されることによって、棚108aおよび棚108bに複数のプリント基板200が層状に配置される。図1Bにおける筐体100のA−Aの断面図は、棚108aにおいて最上層のプリント基板200を露出させた図である。
なお、複数のプリント基板200が棚108aに層状に配置されることから、図1Bにいて、A−Aと平行かつプリント基板200を露出させることが可能なように棚108aを区切る線分であれば、いずれの線分における断面図も図1Aと同一である。
図1Aに示すように、筐体100は、吸気孔118aを有する吸気面118を含む前面板115、排気孔119aを有する排気面119を含むとともに前面板115に対向する背面板105を有する。また、筐体100は、底板102に対して垂直に配置される第1の側面板103、第1の側面板103に対向する第2の側面板104を有する。
なお、前面板115、背面板105、第1の側面板103および第2の側面板104は、筐体100の底板102に対して垂直に配置される。すなわち、筐体100において、天板101、底板102、第1の側面板103、第2の側面板104、前面板115および背面板105は、直方体を形成するように配置される。
(第1の実施の形態の一例にかかるプリント基板の配置)
前面板115、背面板105、第1の側面板103および第2の側面板104で囲まれた筐体100の内部には、プリント基板200が配置される。
プリント基板200は、発熱部品201を含む。発熱部品201は、例えばRAM、電源装置等である。もしくは、発熱部品201が発した熱を放熱するフィンを備えたヒートシンク等の放熱部品であってもよい。また、筐体100の内部には、棚108aに含まれるガイドパネル109a1およびガイドパネル109a1と対向するガイドパネル109a2が配置される。
また、筐体100の内部には、筐体100の底板102に対して垂直に配置される接続基板114が配置される。また、筐体100の内部には、筐体100の底板102に対して垂直に配置される冷却装置113が配置される。冷却装置113は、筐体100の内部において、吸気面118が有する吸気孔118aから排気面119が有する排気孔119aへ流通する冷却風を発生させる。冷却装置113は、例えば軸流ファンである。
プリント基板200は、ガイドパネル109a1およびガイドパネル109a2の向かい合うガイドレール上に配置されるとともに、接続基板114と接続される。プリント基板200の形状は、第1の側辺200−1および第2の側辺200−2を有する矩形または正方形である。
プリント基板200は、第1の側辺200−1がガイドパネル109a1のガイドレール上に配置され、第2の側辺200−2がガイドパネル109a2のガイドレール上に配置される。このようにして、プリント基板200は、棚108aに配置される。同様にして、棚108bにプリント基板200が配置される。
プリント基板200は、第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して第1の角度α°(0°<α<90°)を有するように棚108aに配置される。また、冷却装置113は、第1の側面板103に対して第2の角度β(0°≦β≦90°)を有するように配置される。
(第1の実施の形態の一例の効果)
第1の側辺200−1が、第1の側面板103に対して、第1の角度α°を有するようにプリント基板200が配置されると、平行になるように配置した場合に比べ、吸気孔118aから排気孔119aへと流通する冷却風の流路の変化量が少ない。
すなわち、第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して平行になるようにプリント基板200を配置した場合には、吸気孔118aから吸入された冷却風は、第1の側辺200−1に対して垂直方向に流路が変化する。この場合の流路の変化量は90°である。
一方、第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して第1の角度α°を有するようにプリント基板200を配置した場合には、流路の変化量は(90°−α°)未満である。よって、冷却風の流路の変化量を少なくして、吸気孔118aから吸入された冷却風を効率的にプリント基板200上へと流通させることができる。
同様に、第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して平行になるようにプリント基板200を配置した場合には、プリント基板200上を流通した冷却風は、筐体100の外部に排気されるときには排気面119に対して垂直方向に流路が変化している。この場合の流路の変化量は、冷却装置113による流路の変化量を含めて90°である。
一方、第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して第1の角度α°を有するようにプリント基板200を配置した場合には、冷却装置113による流路の変化量を含め、流路の変化量は(90°−α°)未満である。よって、冷却風の流路の変化量を少なくして、プリント基板200上からの冷却風を効率的に排気孔119aへと流通させることができる。
また、第1の側辺200−1が、第1の側面板103に対して、第1の角度α°を有するようにプリント基板200が配置されると、平行になるように配置した場合に比べ、吸気面118および排気面119の水平方向の長さをより長く取ることができる。すなわち、吸気面118および排気面119それぞれに吸気孔118aおよび排気孔119aをより多く設けることができる。したがって、吸気孔118aおよび排気孔119aを介して吸排気される冷却風の量を増大させてプリント基板200の発熱部品201の冷却効率を向上させることができる。
また、第1の側辺200−1が、第1の側面板103に対して、第1の角度α°を有するようにプリント基板200が配置すると、平行に配置した場合に比べ、排気面119周辺の空間を広く取ることができる。したがって、第1の側辺200−1が、第1の側面板103に対して平行になるように配置した場合に比べ、冷却装置113を増設することができる。もしくは、排気面119周辺の空間を広くできるため、より風量が多い大型の冷却装置113もしくは複数の冷却装置113を配置することができる。よって、プリント基板200の発熱部品201の冷却効率を向上させることができる。
また、第1の側面板103に対して第2の角度βを有するように冷却装置113を配置すると、第1の側面板103に対して平行になるように配置した場合に比べ、プリント基板200に向かい合う冷却装置113の吸気面を広く取ることできる。したがって、冷却装置113の吸排気の効率が向上するため、プリント基板200の発熱部品201の冷却効率を向上させることができる。
[第2の実施の形態の一例]
図2Aは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体を前面からみた斜視図である。また、図2Bは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体100aを背面からみた斜視図である。なお、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体100aにおいて、第1の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体100と同一の構成には同一の符号を付与している。
なお、図2Aは、筐体100aの前面に配置される開閉可能な扉体である前面板115を解放した状態を示すが、前面板115の図示を省略している。また、図2Bは、筐体100aが有する背面板105の図示を省略している。
(第2の実施の形態の一例にかかる筐体の構成)
図2Aおよび図2Bに示すように、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体100aは、天板101、底板102、第1の側面板103、第2の側面板104、棚108a、棚108bを有する。
底板102は、筐体100aの設置面に対して平行になるように配置される。また、第1の側面板103および第2の側面板104は、底板102に対して垂直に配置される。また、天板101は、第1の側面板103および第2の側面板104に対して垂直になるように配置される。
また、筐体100aは、図示しない前面板115、および、前面板115に対向するように配置される図示しない背面板105を有する。前面板115は、天板101、底板102、第1の側面板103、および、第2の側面板104によって筐体100aの前面に形成される矩形の開口部を塞ぐように配置される開閉可能な扉体である。
また、背面板105は、天板101、底板102、第1の側面板103、および、第2の側面板104によって筐体100aの背面に形成される矩形の開口部を塞ぐように配置される開閉可能な扉体である。
(第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体の前面斜視図)
先ず、図2Aを参照する。筐体100aは、第1の側面板103および第2の側面板104によって区画された空間内に棚108aおよび棚108bを有する。棚108aおよび棚108bには、プリント基板200がブレード状の筐体内に配置されたプリント基板ユニット200aが配置される。プリント基板200またはプリント基板ユニット200aは、システムボードと呼ばれる。
棚108aは、平行に配置された同数のガイドレールを有するガイドパネル109a1および図示しないガイドパネル109a2を含む。棚108bは、平行に配置された同数のガイドレールを有するガイドパネル109b1およびガイドパネル109b2を含む。
ガイドパネル109a1およびガイドパネル109a2は、ガイドパネルの底辺および各ガイドレールの水平位置が一致し、かつ、ガイドレールが向かい合うように底板102に対して垂直に配置される。また、ガイドパネル109b1およびガイドパネル109b2は、ガイドパネル109a1およびガイドパネル109a2と同様に配置される。
そして、棚108aおよび棚108bは、筐体100において、ガイドパネル109a1およびガイドパネル109b1が第1の側面板103に対して水平方向に第1の角度α°(0°<α<90°)を有するように配置される。そして、向かい合う複数のガイドレール上に後述するプリント基板ユニット200aを配置することによって、棚108aおよび棚108bに複数のプリント基板ユニット200aを層状に配置することが可能である。この結果、複数のプリント基板ユニット200aが、第1の側面板103に対して水平方向に第1の角度α°(0°<α<90°)を有するように配置される。
また、筐体100aの前面において、棚108aおよび第1の側面板103で区画された空間に吸気ダクト開口部106aが設けられる。同様に、筐体100aの前面において、棚108bおよび第1の側面板103で区画された空間に吸気ダクト開口部106bが設けられる。
また、筐体100aの垂直方向において、棚108aおよび棚108bの間に電源装置110および棚111が並んで配置される。電源装置110は、第1の側面板103側に配置され、棚111は、第2の側面板104側に配置される。
電源装置110は、電子部品が実装された複数のプリント基板が筐体100a内に配置された電子装置への電源供給を制御する。棚111には、電子装置が外部装置とデータの送受信をおこなう接続インタフェースであるプリント基板がブレード状の筐体内に配置された複数のインタフェースユニットが配置される。接続インタフェースまたはインタフェースユニットは、IO(Input Output)システムボードと呼ばれる。
棚111は、平行に配置された同数のガイドレールを有するガイドパネル112aおよび図示しないガイドパネル112bを含む。ガイドパネル112aおよびガイドパネル112bは、ガイドパネルの底辺および各ガイドレールの水平位置が一致し、かつ、ガイドレールが向かい合うように底板102に対して垂直に配置される。
そして、ガイドパネル112aおよびガイドパネル112bの向かい合う複数のガイドレール上にインタフェースユニットを配置することによって、棚111に複数のインタフェースユニットを層状に配置することが可能である。
(第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体の背面斜視図)
次に、図2Bを参照する。筐体100aにおいて、棚108aの背面には、バックプレーンと呼ばれる接続基板114aが配置される。接続基板114aは、ガイドパネル109a1およびガイドパネル109a2に対して垂直になるように配置される。また、接続基板114aは、棚108aの背面において、ガイドパネル109a1およびガイドパネル109a2を含んで形成される矩形の開口部を塞ぐように配置される。
接続基板114aは、棚108aに配置される複数のプリント基板ユニット200aがそれぞれ有するプリント基板200を電気的に接続する。複数のプリント基板ユニット200aの筐体の背面に設けられたプリント基板200の接続端子が接続基板114aに接続されることによって、複数のプリント基板ユニット200aが電気的に接続される。
なお、プリント基板200が第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して水平方向にα°の角度を有するように配置されるため、接続基板114aは、第1の側面板103に対して水平方向に90°+α°の角度を有するように配置される。
筐体100aの背面において、第2の側面板104およびガイドパネル109a2で区画された空間に排気ダクト開口部107aが設けられる。筐体100a内において、第2の側面板104およびガイドパネル109a2の間に生じた空間に冷却装置113aが配置される。冷却装置113aは、同一構成の複数のファンを縦横に並べて形成される。ファンは、軸流ファンである。冷却装置113aは、第1の側面板103に対して第2の角度β°(0°≦β≦90°)を有するように配置される。
同様に、筐体100aにおいて、棚108bの背面には、バックプレーンと呼ばれる接続基板114bが配置される。接続基板114bは、ガイドパネル109b1およびガイドパネル109b2に対して垂直になるように配置される。また、接続基板114bは、棚108aの背面において、ガイドパネル109b1およびガイドパネル109b2を含んで形成される矩形の開口部を塞ぐように配置される。
接続基板114bは、接続基板114aと同様に、棚108bに配置される複数のプリント基板ユニット200aがそれぞれ有するプリント基板200を電気的に接続する。接続基板114aと同様に、接続基板114bは、第1の側面板103に対して水平方向に90°+α°の角度を有するように配置される。
筐体100aの背面において、第2の側面板104およびガイドパネル109b2で区画された空間に排気ダクト開口部107bが設けられる。筐体100a内において、第2の側面板104およびガイドパネル109b2の間に生じた空間に冷却装置113bが配置される。冷却装置113aと同様に、冷却装置113bは、同一構成の複数のファンを縦横に並べて形成される。冷却装置113bは、第1の側面板103に対して第2の角度β°(0°≦β≦90°)を有するように配置される。
なお、筐体100aにおいて、棚111の背面には、冷却装置116および接続基板117が並んで配置される。冷却装置116は、棚111に配置された複数のインタフェースユニットの筐体内に配置されたプリント基板に実装される電子部品を冷却する。また、接続基板117は、棚111に配置された複数のインタフェースユニットの筐体内に配置されたプリント基板を電気的に接続するバックプレーンである。また、電源装置110は、接続基板117および第1の側面板103との間に配置される。
図2Cは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置に複数のプリント基板ユニットが実装された筐体の一部を前面からみた斜視図である。図2Cに示すように、天板101、第1の側面板103および第2の側面板104によって形成された空間内に配置された棚108aに複数のプリント基板ユニット200aが配置される。棚108aにおいて、複数のプリント基板ユニット200aは、各プリント基板ユニット200aの前面が同一面上に揃うように配置される。なお、棚108bにおいても棚108aと同様である。
図2Dは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置に複数のプリント基板ユニットが実装された筐体の内部の一部を前面からみた斜視図である。図2Dは、図2Cから天板101および棚108aの最上層に配置されたプリント基板ユニット200aの筐体の天板を取り外した状態を示す。
図2Dに示すように、棚108aに配置された複数のプリント基板ユニット200aは、第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して水平方向に角度を有するように配置され、接続基板114aに接続される。第1の側面板103および棚108aのガイドパネル109a1で区画された空間は、吸気ダクトエリアDA1である。吸気ダクトエリアDA1の筐体100aの前面部分には、吸気ダクト開口部106aが設けられる。
また、図2Dに示す冷却装置113aは、棚108aおよび第2の側面板104で区画された空間に、第1の側面板103に対して水平方向にβ°の角度を有するように配置される。棚108a、棚108aのガイドパネル109a2および冷却装置113aで区画された空間は、中間ダクトエリアDA2である。また、図2Dに示す冷却装置113aおよび第2の側面板104で区画された空間は、排気ダクトエリアDA3である。排気ダクトエリアDA3の筐体100aの背面部分には、排気ダクト開口部107aが設けられる。なお、吸気ダクトエリアDA1、中間ダクトエリアDA2および排気ダクトエリアDA3を冷却用ダクトと総称する。
また、プリント基板200は、発熱する電子部品として、DIMM(Dual Inline Memory Module)201aが実装される。DIMMは、RAMモジュールの一種であり、高集積度の半導体記憶素子が矩形の板状の基板に両面実装されたものである。DIMM201aは、プリント基板200の第1の側辺200−1に対してDIMM201aの基板が垂直になるようにプリント基板200に配置される。
図2Dにおいて、冷却装置113aが動作することによって、吸気ダクト開口部106aから筐体100aの内部へ吸入された冷却風は、吸気ダクトエリアDA1においてプリント基板200の方向へと流通の方向を変える。そして、プリント基板200へと流通の方向を変えた冷却風は、DIMM201aを冷却してプリント基板200上を通過する。
プリント基板200上を通過した冷却風は、中間ダクトエリアDA2において冷却装置113aの方向へと流通の方向を変える。そして、冷却装置113aへと流通の方向を変えた冷却風は、冷却装置113aを通過した後に排気ダクトエリアDA3を経由して排気ダクト開口部107aから筐体100aの外部へ排出される。
(第2の実施の形態の一例にかかるプリント基板ユニット)
図3Aは、第2の実施の形態の一例にかかるプリント基板ユニットの斜視図である。第2の実施の形態の一例にかかるプリント基板ユニット200aは、直方体の筐体内にプリント基板200が配置されたブレードである。プリント基板ユニット200aは、図3Aに示す矢印の方向にしたがって棚108aおよび棚108bに収納され、接続基板114aおよび114bに接続される。
(第2の実施の形態の一例にかかる冷却装置)
図3Bは、第2の実施の形態の一例にかかる冷却装置の斜視図である。2の実施の形態の一例にかかる冷却装置113aおよび113bは、矩形または正方形の枠体113−1内に少なくとも1つのファン113−2が配置される。ファン113−2は、内蔵されるモータの動力によって回転する回転軸113−3、および、回転軸113−3に回転自在に取り付けられた羽根部113−4を有する。冷却装置113aおよび113bは、羽根部113−4が回転することによって、冷却風を吸入して排出する。
(第2の実施の形態の一例にかかる接続基板)
図3Cは、第2の実施の形態の一例にかかる接続基板の斜視図である。第2の実施の形態の一例にかかる接続基板114aおよび114bは、矩形または正方形の枠体114−1の面のうちのプリント基板200が接続される面に、複数の接続部114−2が配置される。図3Cに図示する矢印の方向にしたがって、一のプリント基板200の接続端子が一の接続部114−2に接続される。したがって、接続基板114aおよび114bは、複数のプリント基板200が接続される。
図4は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体の水平方向の断面図である。図4は、図1BにおけるA−A、もしくは、A−Aと平行かつプリント基板200を露出させることが可能なように棚108aを区切る線分における筐体100aの断面図である。なお、図1BにおけるA−Aと平行かつプリント基板200を露出させることが可能なように棚108bを区切る線分における筐体100aの断面図も同様である。
(第2の実施の形態の一例にかかるプリント基板の配置)
図4に示すように、筐体100aは、吸気孔118aを有する吸気面118を含む前面板115、排気孔119aを有する排気面119を含むとともに前面板115に対向する背面板105を有する。また、筐体100aは、底板102に対して垂直に配置される第1の側面板103、第1の側面板103に対向する第2の側面板104を有する。
前面板115、背面板105、第1の側面板103および第2の側面板104で囲まれた筐体100aの内部には、DIMM201aが配置されたプリント基板200を収納したプリント基板ユニット200aが配置される。DIMM201aは、DIMM201aの基板が第1の側辺200−1および第2の側辺200−2に対して垂直になるように配置される。プリント基板200の筐体100aの内部には、棚108aに含まれるガイドパネル109a1およびガイドパネル109a1と対向するガイドパネル109a2が配置される。
また、筐体100aの内部には、筐体100aの底板102に対して垂直に配置される接続基板114aが配置される。また、筐体100aの内部には、筐体100の底板102に対して垂直に配置される冷却装置113aが配置される。冷却装置113aは、筐体100aの内部において、吸気面118が有する吸気孔118aから排気面119が有する排気孔119aへ流通する冷却風を発生させる。
なお、DIMM201aは、DIMM201aの基板が第1の側辺200−1および第2の側辺200−2に対して垂直になるように配置されることによって、冷却装置113aが吸入する吸気が、プリント基板200が有する前辺200−3と後辺200−4との間を流通する。
プリント基板ユニット200aは、ガイドパネル109a1およびガイドパネル109a2の向かい合うガイドレール上に配置されるとともに、接続基板114aと接続される。なお、プリント基板ユニット200aは、プリント基板200の第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して第1の角度α°(0°<α<90°)を有するように配置される。また、冷却装置113aは、第1の側面板103に対して第2の角度β(0°≦β≦90°)を有するように配置される。
第1の側辺200−1が第1の側面板103に対して第1の角度α°を有するようにプリント基板200を配置すると、吸気面118および排気面119の水平方向の長さがそれぞれ「L1−1」、「L1−2」となる。
なお、第1の側面板103に対して第2の角度β(α°≦β<90°)を有するように筐体100a内に冷却装置113aを配置すると、β<α°またはβ=90°の場合と比較して、より大型またはより多重化された冷却装置を採用することができる。これは、冷却装置113aの厚みを無視して単純計算した場合には、「L1−2」と比較して、配置可能な冷却装置の最大幅が「(L1−2)/sinβ」と大きくなるためである。
図4に示すように、吸気孔118aを介して吸気された冷却風は、第1の側面板103、ダクト壁120および121によって区画された吸気ダクトエリアDA1を経由してプリント基板200側へと流路が変化する。
そして、プリント基板200側へと流路が変化した冷却風は、プリント基板200上を通過しつつ、冷却装置113aによって付勢され、ダクト壁122によって区画される中間ダクトエリアDA2を経由して冷却装置113a側へと流路が変化する。
そして、冷却装置113a側へと流路が変化した冷却風は、冷却装置113a、第2の側面板104およびダクト壁122で区画された排気ダクトエリアDA3を経由して排気孔119aを介して外部へ排気される。
(電子装置の保守性)
図5A〜図5Dは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の保守性を示す図である。第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体100a内に配置されるプリント基板ユニット200a、冷却装置113aおよび接続基板114aは、前面板115または背面板105を解放した状態で、メンテナンスのために取り出すことができる。
図5Aおよび図5Bに示すように、プリント基板ユニット200aは、前面板115を解放した状態で矢印A1の方向へ移動させることで、接続基板114aとの接続を解除し、棚108aおよび筐体100aから取り出すことが可能である。
また、図5Aおよび図5Cに示すように、冷却装置113aは、背面板105を解放した状態で矢印A2の方向へ移動させることで、筐体100aから取り出すことが可能である。また、図5Aおよび図5Dに示すように、接続基板114aは、背面板105を解放し、プリント基板ユニット200aを矢印A1の方向に移動させた状態で矢印A3に沿った方向へ移動させることで、筐体100aから取り出すことが可能である。
なお、接続基板114aは、第1の側面板103が筐体100aの内面側に有するピン128が嵌合する嵌合孔129を有する。接続基板114aは、第1の側面板103と隣接する枠体114−1の部分に嵌合孔129を有する。接続基板114aは、ピン128および嵌合孔129の嵌合によって第1の側面板103に固定される。
接続基板114aを筐体100aから取り出す際に、先ず、ピン128および嵌合孔129の嵌合を解除してから接続基板114aを移動させる。よって、矢印A3に示すように、接続基板114aを移動させる方向が移動途中で変化する。
図5A〜図5Dを参照して説明したように、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体100a内に配置されるプリント基板ユニット200a、冷却装置113aおよび接続基板114aは、筐体100aの外部へ容易に取り出してメンテナンス可能である。
(プリント基板の配置の角度に応じた風量)
図6A〜図6Dは、電子装置の筐体内におけるプリント基板の配置例を示す図である。すなわち、電子装置の第1の側面板に対してプリント基板がα°の角度を有するように配置する配置例を示す。なお、吸気ダクトの吸気面は、幅が800mmを例とする。また、第1の側辺の長さは、500mmを例とする。
図6Aは、α=90°、すなわち吸気ダクトから排気ダクトへと吸排気される冷却風の風向が(90°−α°)=0°の場合を示す。この場合には、プリント基板は、第1の側面板に対して第1の側辺が90°の角度を有するように配置される。
図6Aに示すように、吸気面から吸気された冷却風は、遮蔽物、例えば接続基板によって流路が遮られることがない。また、筐体の横幅の最大長まで吸気面を確保することができる。このため、多くの冷却風を吸入し、かつ、吸入した冷却風の流路を変化させることなく効率的にプリント基板上を流通させることができる。すなわち、第1の側面板に対してプリント基板が90°の角度を有する配置は、効率的に電子部品を冷却することができる配置である。
しかし、図6Aに示すプリント基板の配置では、プリント基板および接続基板の接続方向が前面板に対して90°の角度を有する。このため、吸気面と同一面を形成する筐体の前面板を解放しても、プリント基板および接続基板の接続を解除してプリント基板を筐体の外部へ取り出すことが容易でない。
そこで、図6Bに示すように、α=45°、すなわち吸気ダクトから排気ダクトへと吸排気される冷却風の風向が(90°−α°)=45°の角度を有するようにプリント基板を配置する。この場合には、プリント基板は、第1の側面板に対して第1の側辺が45°の角度を有するように配置される。
図6Bに示すように、吸気面から吸気された冷却風を排気面から排出させるために、α=90°のの場合と比較して、流路を変化させることが求められる。また、吸気面および排気面の幅は400mmとなる。このため、図6Aに示したα=90°のプリント基板の配置と比較して、吸入面からの吸入する冷却風の量、および、吸入した冷却風がプリント基板上を流通する際の効率性が劣る。
しかし、図6Bに示すプリント基板の配置では、プリント基板および接続基板の接続方向が前面板に対して45°の角度を有する。このため、図6Aに示したプリント基板の配置と比較して、吸気面と同一面を形成する筐体の前面板を解放し、プリント基板および接続基板の接続を解除してプリント基板を筐体の外部へ取り出すことが容易になる。
さらに、図6Cに示すように、α=15°、すなわち吸気ダクトから排気ダクトへと吸排気される冷却風の風向が(90°−α°)=75°の角度を有するようにプリント基板を配置する。この場合には、プリント基板は、第1の側面板に対して第1の側辺が15°の角度を有するように配置される。
図6Cに示すように、吸気面から吸気された冷却風を排気面から排出させるために、α=45°の場合と比較して、さらに流路を変化させることが求められる。また、吸気面および排気面の幅は250mmとなる。このため、図6Bに示したプリント基板の配置と比較して、吸入面からの吸入する冷却風の量、および、吸入した冷却風がプリント基板上を流通する際の効率性がさらに劣る。
しかし、図6Cに示すプリント基板の配置では、プリント基板および接続基板の接続方向が前面板に対して15°の角度を有する。このため、図6Bに示したプリント基板の配置と比較して、吸気面と同一面を形成する筐体の前面板を解放し、プリント基板および接続基板の接続を解除してプリント基板を筐体の外部へ取り出すことがさらに容易になる。
さらに、図6Dに示すように、α=0°、すなわち吸気ダクトから排気ダクトへと吸排気される冷却風の流路が(90°−α°)=90°の角度を有するようにプリント基板を配置する。この場合には、プリント基板は、第1の側面板に対して第1の側辺が90°の角度を有するように配置される。
図6Dに示すプリント基板の配置では、プリント基板および接続基板の接続方向が前面板に対して0°の角度を有する。このため、図6Cに示したプリント基板の配置と比較して、吸気面と同一面を形成する筐体の前面板を解放し、プリント基板および接続基板の接続を解除してプリント基板を筐体の外部へ取り出すことがさらに容易になる。
しかし、図6Dに示すように、吸気面から吸気された冷却風を排気面から排出させるために、α=15°の場合と比較して、さらに流路を変化させることが求められる。また、吸気面および排気面の幅は150mmとなる。このため、図6Cに示したプリント基板の配置と比較して、吸入面からの吸入する冷却風の量、および、吸入した冷却風がプリント基板上を流通する際の効率性がさらに劣る。
上述したα°および風量の関係は、図7に示すとおりである。図7は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の筐体内におけるプリント基板の配置の変化に応じた風量の比率の変化を示す図である。「風量の比率」とは、筐体100aにおいて、(90°−α°)=0°の場合に吸排気される風量に対する、α°を変化させたときの風量の比率である。
図7では、(90°−α°)を横軸に取り、風量の比率が縦軸に取ったグラフg1およびg2を示す。グラフg1は、(90°−α°)=0°の場合の風量を「1」とした場合に、プリント基板を配置する第1の角度α°を変化させたときの風量の比率を示す。また、グラフg2は、(90°−α°)=0°の場合の風量を「1」とした場合に、プリント基板を配置する第1の角度α°を変化させたときの風量に吸気面の幅の変化に応じた風量を加味した風量の比率を示す。
図7に示すように、プリント基板の配置をα=90°(90°−α°=0°)、45°(90°−α°=45°)、15°(90°−α°=75°)、0°(90°−α°=90°)と変化させる。このとき、グラフg1は、それぞれ、0.75、0.5、0.25の値を取る。すなわち、風量の比率は、(90°−α°)に関して単調に減少する。
さらに、グラフg2は、それぞれ、3.25以上3.5未満の所定値、2、0.75以上1未満の所定値を取る。すなわち、風量は、(90°−α°)に関して単調に減少する。すなわち、風量の比率は、吸気面の幅および(90°−α°)に関して単調に減少する。
しかし、上述したように、プリント基板および接続基板の接続を解除してプリント基板を筐体の外部へ取り出すというプリント基板のメンテナンス性は、(90°−α°)の増加に応じて向上する。したがって、風量およびプリント基板のメンテナンス性は、トレードオフの関係にある。よって、(90°−α°)、すなわちαは、風量およびプリント基板のメンテナンス性のバランスの要求に応じて、0°より大、かつ、90°未満の値に設定できる。
(DIMMの冷却)
図8は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板に対する風向を示す図である。図8に示すように、プリント基板200に実装されるDIMM201a−1および201a−2の基板の配置方向に対して垂直または略垂直になるようにプリント基板200上で冷却風を流通させる。
ここで、一般的に、プリント基板200に実装されるDIMM201a−1および201a−2を空冷する場合には、冷却風の風量の増加に応じて、冷却風に対するDIMM201a−1および201a−2の抵抗による冷却風の圧力損失が上昇する。一方で、冷却風の風量の増加に応じて、冷却装置113aの静圧も低下する。なお、静圧とは、冷却風の流路に垂直に配置した冷却装置113aの冷却風に対する垂直面に働く圧力である。したがって、冷却装置113aの静圧が、冷却風に対するDIMM201a−1および201a−2による冷却風の圧力損失に勝るように冷却風の風量を設定することが求められる。
図9は、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板に実装されたDIMMの温度と風速の関係を示す図である。すなわち、図9は、図8に示すようにプリント基板200上で冷却風を流通させた場合に冷却風の風速に応じた前列および後列に配置されるDIMMの温度の変化をそれぞれグラフg3およびグラフg4で示す。
ここで、「前列のDIMM」はDIMM201a−1であり、「後列のDIMM」はDIMM201a−2である。また、図9は、冷却風の風速に応じたDIMM201a−1およびDIMM201a−2の温度差ΔTの変化をグラフg5で示す。ここで「冷却風の風速」は、図8において、プリント基板200上を流通する冷却風がプリント基板200の第1の側辺200−1を通過するときの風速である。この風速を「前面風速」と呼ぶ。
なお、図9では、風速[m/s]を横軸に、DIMM温度[℃]を左の縦軸に、ΔT[℃]を右の縦軸に取る。また、DIMM201a−1および201a−1は、消費電力が10.22WのDIMMを例とする。また、図9では、10.22WのDIMMの温度の上限を示す閾値「Tcase」は「85[℃]」を例とする。
図9のグラフg3が示すように、DIMM201a−1の温度は、風速に関して単調に減少する。すなわち、風速が速いほどDIMM201a−1の温度が低下することを示す。これは、冷却風がプリント基板200上をより速く流通することによって、DIMM20a−1がより効率的に冷却されることを意味する。
また、図9のグラフg4が示すように、DIMM201a−2の温度もDIMM201a−1の温度と同様に、風速に関して単調に減少する。すなわち、風速が速いほどDIMM201a−2の温度が低下することを示す。
また、図9のグラフg5が示すように、DIMM201a−2の温度からDIMM201a−1の温度を差し引いたΔTも、同様に、風速に関して単調に減少する。すなわち、風速が速いほどDIMM201a−1および201a−2の温度差が縮小することを示す。
ここで、DIMM201a−2の温度がDIMM201a−1の温度と比べて概ね高い。これは、後述するように、DIMM201a−2を冷却する冷却風は、前面風速と比較して風速が低下していること(図10A参照)、および、DIMM201a−1の冷却によって既に温度が上昇していること(図10B参照)による。
図10Aは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板上の風速の分布を示す図である。図10Aは、前面風速が「3[m/s]」である場合を示す。図10Aに示すように、DIMM201a−2を冷却する冷却風の風速は、前面風速およびDIMM201a−1を冷却する冷却風の風速と比較して速度が低下している。
図10Bは、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置のプリント基板上の温度の分布を示す図である。図10Bは、前面風速が「3[m/s]」である場合を示す。図10Bに示すように、DIMM201a−2を冷却する冷却風の温度は、前面風速およびDIMM201a−1を冷却する冷却風の温度と比較して温度が上昇している。
(従来技術の問題点)
図11Aは、従来技術にかかる電子装置における吸排気の概要(その1)を示す図である。従来技術にかかる電子装置の筐体100bにおいて、プリント基板200を第1の側辺200−1に対して水平方向に0°の角度で配置する。また、矩形の板状の基板に半導体記憶素子が両面実装されたDIMM201aをプリント基板200の第1の側辺200−1に対してDIMM201aの基板が平行になるようにプリント基板200上に配置する。
また、冷却装置113cは、筐体100b内において前面板115およびプリント基板200との間に配置される。冷却装置113cによって筐体100aの前面板115に設けられた吸気孔から吸気された冷却風は、DIMM201aを冷却してプリント基板200上を通過する。そして、プリント基板200上を通過した冷却風は、最小幅が「L2」であるダクトおよび接続基板114が有する孔を経由して背面板105に設けられた排気孔から外部へ排出される。
ここで、最小幅が「L2」であるダクトおよび接続基板114が有する孔では、冷却風の流通量に限界がある。すなわち、プリント基板200上での冷却風の流通に関してダクトおよび接続基板114がボトルネックになる。このため、図11Aに示す従来技術にかかる電子装置における吸排気は、吸気孔から吸気された冷却風を背面板105に設けられた排気孔から外部へ排出する効率性が低かった。そして、プリント基板200に実装されたDIMM201aの冷却効率が低かった。
図11Bは、従来技術にかかる電子装置における吸排気の概要(その2)を示す図である。図11Aを参照して上述した、プリント基板200上での冷却風の流通に関してダクトおよび接続基板114がボトルネックになることを回避するため、図11Bに示すように、プリント基板200およびDIMM201aを配置する。
すなわち、電子装置の筐体100cにおいて、プリント基板200を第1の側辺200−1に対して水平方向に0°の角度で配置する。また、矩形の板状の基板に半導体記憶素子が両面実装されたDIMM201aをプリント基板200の第1の側辺200−1に対してDIMM201aの基板が垂直になるようにプリント基板200上に配置する。
また、筐体100c内において、ダクト壁123、124および第1の側面板103による区画によって吸気ダクトエリアを設ける。また、筐体100c内において、ダクト壁125、第2の側面板104および冷却装置113dによる区画によって排気ダクトエリアを設ける。なお、冷却装置113dは、背面板105に対して平行に配置される。
また、前面板115には、第1の側面板103およびダクト壁124の最短距離である「L3−1」に相当する幅の吸気面126が設けられる。また、背面板105には、冷却風の流路に対して垂直または略垂直に配置される冷却装置113dの最大幅である「L3−2」に相当する幅の排気面127が設けられる。
図11Bに示すように、筐体100c内にプリント基板200を配置し、吸排気の流路を形成すると、図中の矢印によって示されるように、筐体100c内に吸気された冷却風が筐体100c外に排出されるまで流路の方向を大きく変化させる。
また、吸気面126の幅「L3−1」は、図4に示した吸気面118の幅「L1−1」と比較して狭い。同様に、排気面127の幅「L3−2」は、図4に示した排気面119の幅「L1−2」と比較して狭い。すなわち、吸入面からの吸入する冷却風の量、および、吸入した冷却風がプリント基板上を流通する際の効率性が低い。
近年、プリント基板に実装される電子部品の性能向上による発熱量の増大に対して、図11Bに示すような従来技術では、冷却性能が不足する。冷却性能の不足を解消するため、冷却装置の追加や、吸排気のダクトエリアの増強を行うと、筐体サイズが拡大してしまうという問題が発生していた。
(第2の実施の形態の一例の効果)
第2の実施の形態の一例にかかる電子装置は、上述したような従来技術の問題を解消し、筐体サイズを拡大することなく、吸気面、吸気ダクトエリア、排気面および排気ダクトエリアを拡大し、冷却装置を追加して冷却性能を高めることができる。また、電子装置の高密度実装および筐体の小型化を図ることができる。すなわち、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置は、冷却性能の向上によって、電子装置にプリント基板200を高密度実装することが可能になる。
また、第2の実施の形態の一例にかかる電子装置の冷却性能の向上によって、プリント基板200、プリント基板200を高密度実装した電子装置の個々の処理性能が向上する。また、電子装置の筐体の小型化が実現可能であるため、複数の電子装置をケーブル接続する場合のケーブル長が短くなり、高性能の大規模サーバシステムの構築が容易になる。
同一の冷却性能を有する冷却装置113aを用いてプリント基板200上の電子部品を冷却する場合に、例えば第1の角度がα=15°のときは、α=0°のときと比較して前面風速が向上し、電子部品が十分に冷却される。これは、第1の角度α=15°のとき、吸排気される冷却風がプリント基板200上を流通する際の流通方向の変化が、α=0°のときと比較してより少ないためである。よって、効率的に吸排気されるため、第1の角度α=15°の場合には、α=0°である場合よりも前面風速がより速くなる。
また、例えば第1の角度がα=15°のときは、冷却装置113aが含むファンの数を減らす、もしくは、冷却装置113aが含むファンの回転数を下げたとしても、電子部品が十分に冷却される場合がある。すなわち、電子部品の温度を上限の閾値未満に抑えることができる場合がある。換言すれば、第1の角度α=15°のときは、冷却装置113aの冷却能力を抑制しても電子部品を十分に冷却できる場合がある。電子部品の温度を上限の閾値未満に抑える範囲内で冷却装置113aの冷却能力を抑制すると、消費電力が減少するので、電子装置の省電力化、および、電子装置の筐体内の温度上昇の抑制につながる。
[他の実施の形態の一例]
電子装置は、第1および第2の実施の形態の一例における筐体100および100aの第1の側面板103を底板とし、第2の側面板104を天板としてプリント基板200を垂直に配置してもよい。この場合には、筐体100または100aの内部に吸入された冷却風は、筐体100または100aの内部において底板から天板へ向かう方向で流通する。
また、第1および第2の実施の形態の一例では、冷却装置113、113aおよび113bは、軸流ファンであるとしたが、軸流ファンに限らず、斜流ファンやブロアであってもよい。すなわち、冷却装置113、113aおよび113bは、電子装置の筐体内において、適切な方向で付勢して空気を吸排気する送風機であれば、いずれでもよい。
100、100a、100c、100d 筐体
101 天板
102 底板
103 第1の側面板
104 第2の側面板
105 背面板
106a、106b 吸気ダクト開口部
107a、107b 排気ダクト開口部
108a、108b 棚
109a1、109a2、109b1、109b2 ガイドパネル
110 電源装置
111 棚
112a、112b ガイドパネル
113−1 枠体
113−2 ファン
113−3 回転軸
113−4 羽根部
113、113a、113b、113c、113d 冷却装置
114、114a、114b 接続基板
114−1 枠体
114−2 接続部
115 前面板
116 冷却装置
117 接続基板
118 吸気面
118a 吸気孔
119 排気面
119a 排気孔
120、121、122、123、124、125 ダクト壁
126 吸気面
127 排気面
128 ピン
129 嵌合孔
200 プリント基板
200a プリント基板ユニット
200−1 第1の側辺
200−2 第2の側辺
200−3 前辺
200−4 後辺
201 発熱部品
201a 電子部品
201a−1、201a−2 DIMM
DA1 吸気ダクトエリア
DA2 中間ダクトエリア
DA3 排気ダクトエリア
α 第1の角度
β 第2の角度

Claims (10)

  1. 吸気孔を有する前面板と、排気孔を有するとともに前記前面板に対向する背面板と、第1の側面板と、前記第1の側面板に対向する第2の側面板と、水平に配置された棚を有する筐体と、
    発熱部品が実装されるとともに、第1及び第2の側辺を有し、前記前面板と前記背面板と前記第1及び第2の側面板と前記棚で区画された空間内に、前記第1の側辺が前記第1の側面板に対し、第1の角度α(0°<α<90°)を有するように配置されるプリント基板と、
    吸入孔を有する吸入面と排気孔を有する排気面を有し、前記空間内の前記プリント基板と前記排気孔の間に前記第1の側面板に対し、第2の角度β(0°≦β≦90°)を有するように配置されるとともに、前記発熱部品を冷却する冷却装置を有することを特徴とする電子装置。
  2. 前記電子装置において、
    前記第2の角度βと前記第1の角度αは、β≧αの関係を有することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  3. 前記電子装置において、
    前記発熱部品は、前記冷却装置が吸入する吸気が、前記プリント基板上において前記プリント基板が有する前辺と後辺の間を流通するように配置されることを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  4. 前記電子装置はさらに、
    前記プリント基板の第1の側辺と前記冷却装置の間に配置された第1のダクトと、
    前記プリント基板の第2の側辺と前記第2の側面板の間に配置された第2のダクトを有することを特徴とする請求項1記載の電子装置。
  5. 前記電子装置において、
    前記冷却装置は、回転自在な羽根部を備えたファンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子装置。
  6. 吸気孔を有する前面板と、排気孔を有するとともに前記前面板に対向する背面板と、第1の側面板と、前記第1の側面板に対向する第2の側面板と、水平に配置された棚と、前記棚上に配置された接続基板を有する筐体と、
    発熱部品が実装されるとともに、第1及び第2の側辺を有し、前記前面板と前記背面板と前記第1及び第2の側面板と前記棚で区画された空間内に、前記第1の側辺が前記第1の側面板に対し、第1の角度α(0°<α<90°)を有するように前記接続基板に接続された複数のプリント基板と、
    吸入孔を有する吸入面と排気孔を有する排気面を有し、前記空間内の前記プリント基板と前記排気孔の間に前記第1の側面板に対し、第2の角度β(0°≦β≦90°)を有するように配置されるとともに、前記発熱部品を冷却する冷却装置を有することを特徴とする電子装置。
  7. 前記電子装置において、
    前記第2の角度βと前記第1の角度αは、β≧αの関係を有することを特徴とする請求項記載の電子装置。
  8. 前記電子装置において、
    前記発熱部品は、前記冷却装置が吸入する吸気が、前記プリント基板上において前記プリント基板が有する前辺と後辺の間を流通するように配置されることを特徴とする請求項記載の電子装置。
  9. 前記電子装置はさらに、
    前記プリント基板の第1の側辺と前記冷却装置の間に配置された第1のダクトと、
    前記プリント基板の第2の側辺と前記第2の側面板の間に配置された第2のダクトを有することを特徴とする請求項記載の電子装置。
  10. 前記電子装置において、
    前記冷却装置は、回転自在な羽根部を備えたファンであることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の電子装置。
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