JP6497113B2 - 電子装置、及び搭載ユニットの搭載方法 - Google Patents

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Description

本願の開示する技術は電子装置、及び搭載ユニットの搭載方法に関する。
上下のシェルフの間に熱遮蔽板を配置し、下方のシェルフの冷却に用いられて温度上昇した空気を熱遮蔽板の仕切板に沿って排出させ、温められた空気が上方のシェルフに影響を与えないようにした架構造がある。
また、バックボードの通気口を、ハードディスクドライブを装填したユニットの装着に応じて開き、未装着に応じて閉じることで、通気口の開口面積が調整される機構のディスクアレイ装置がある
国際公開WO2006/054332号公報 特開2006−59448号公報
フレームに搭載した上下の搭載ユニットを隔離し、下段の搭載ユニットを冷却した後の空気をバックボードの通気口から背面側に流す構造では、下段の搭載ユニットを搭載しないフレームが存在することがある。下段の搭載ユニットを搭載しないフレームでは、搭載ユニットがないため、通気抵抗が低い。そして、これにより、下段の搭載ユニットを搭載したフレームでは、下段の搭載ユニットに対し冷却風が流れにくくなる。
本願の開示技術は、1つの側面として、下段の搭載ユニットを搭載しないフレームがあっても、下段の搭載ユニットを搭載したフレームへの冷却風量の低減を抑制することが目的である。
本願の開示する技術では、フレームに搭載される上下の搭載ユニットをダクトで隔離する。ダクトは、接続基板に形成された挿通孔から突出しており、挿通孔の孔縁との間に、下段の搭載ユニットを通った空気を排出する開口を形成する。挿通孔からのダクトの突出長を調整することで、開口の断面積が調整される。
本願の開示する技術では、下段の搭載ユニットを搭載しないフレームがあっても、下段の搭載ユニットを搭載したフレームへの冷却風量の低減を抑制できる。
図1は第一実施形態の電子装置を示す分解斜視図である。 図2は第一実施形態の電子装置を一部省略して示す分解斜視図である。 図3は第一実施形態の電子装置のフレームを示す斜視図である。 図4は第一実施形態の電子装置のフレームを示す斜視図である。 図5は第一実施形態の電子装置の接続基板を示す斜視図である。 図6は第一実施形態の電子装置の接続基板を示す斜視図である。 図7は第一実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す斜視図である。 図8は第一実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す断面図である。 図9は第一実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す断面図である。 図10は第一実施形態の電子装置を示す断面図である。 図11は第一実施形態の電子装置を示す断面図である。 図12は比較例の電子装置を部分的に示す正面図である。 図13は第一実施形態の電子装置を部分的に示す正面図である。 図14は第一実施形態の電子装置のガスケットを示す断面図である。 図15は第一実施形態の電子装置を一部省略して示す分解斜視図である。 図16は第一実施形態の電子装置のフレームを示す斜視図である。 図17は第一実施形態の電子装置のフレームを示す斜視図である。 図18は第一実施形態の電子装置のフレーム及び接続基板を示す斜視図である。 図19は第一実施形態の電子装置を示す断面図である。 図20は第一実施形態の変形例の電子装置の筒体の近傍を示す斜視図である。 図21は第二実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す斜視図である。 図22は第二実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す断面図である。 図23は第二実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す断面図である。 図24は第三実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す斜視図である。 図25は第三実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す断面図である。 図26は第三実施形態の電子装置のスライド部材の近傍を示す断面図である。 図27は第四実施形態の電子装置を示す分解斜視図である。 図28は第四実施形態の電子装置を示す断面図である。 図29は第四実施形態の電子装置を示す断面図である。 図30は第四実施形態の電子装置を示す断面図である。
第一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、第一実施形態の電子装置32は、シェルフ34を有する。シェルフ34は、本実施形態では、直方体の箱状の部材である。シェルフ34の手前側の面は開放されており、複数のフレーム36をシェルフ34の内部に並べた状態で収容することができる。さらに、シェルフ34の内部の背面側は、背面板、たとえば後述する接続基板44で覆われ塞がれている。シェルフ34は、ラックの一例である。
以下、シェルフ34の幅方向、奥行方向及び上下方向をそれぞれ、矢印W、D、Uで示す。シェルフ34の幅方向は、シェルフ34の内部における複数のフレーム36の並び方向と一致する。
本実施形態のフレーム36は、上下に並べて、2つの搭載ユニット38を搭載することができる。フレーム36は、搭載ユニット38を奥行方向にスライド可能に支持するための部材、たとえばスライドレールを有する。搭載ユニットは、PIU(Plug In Unit:プラグインユニット)と称されることがある。搭載ユニット38をフレーム36内に搭載するときの挿入の向きを矢印DDで示す。矢印DDで示される側が、シェルフ34、フレーム36及び搭載ユニット38における奥側である。
以下、上下の搭載ユニット38を区別するときは、上段搭載ユニット38U及び下段搭載ユニット38Lとする。そして、フレーム36において、上段搭載ユニット38Uが搭載される部分を上搭載部分39U、下段搭載ユニット38Lが搭載される部分を下搭載部分39Lとする。
搭載ユニット38には、電子部品40が実装される。電子部品40は、搭載ユニット38内の配線及び接続端子42を経由して、後述する接続基板44の接続端子45と電気的に接続される。接続基板44は、BWB(Back Wireing Board:バックワイヤリングボード)と称されることがある。
フレーム36は、フレーム本体46の上下方向の中間部分に設けられたダクト48を有する。
図3及び図4に示すように、ダクト48は、奥行方向(矢印D方向)に沿って、フレーム36の前端側から後端側まで延在する四角筒状の筒体50を有する。
図4に示すように、筒体50の手前側の部分は、上搭載部分39U(上段搭載ユニット38U)に通す空気を吸引するための吸気口52Uである、筒体50の奥側の部分は、下搭載部分(下段搭載ユニット38L)を通った空気を排出するための排気口55Lである。
図1及び図2に示すように、シェルフ34の下部には吸気用ファン56が設けられる。シェルフ34には、この吸気用ファン56の下側又は手前側に吸気口52Lが形成される。電子装置32は、図10及び図11に矢印F6で示すように、吸気用ファン56の駆動により、吸気口52Lから空気を吸引する。
シェルフ34の上部には排気用ファン58が設けられる。電子装置32は、図10及び図11に矢印F3で示すように、排気用ファン58の駆動により、吸気口52Uから空気を吸引できる。
シェルフ34の上部には排気口54Uが形成される。電子装置32は、図10及び図11に矢印F5で示すように、排気用ファン58の駆動により、シェルフ34の内部の空気を排気口54Uから排出する。
シェルフ34の上部には、排気口54Uの奥側に排気口54Lが形成される。電子装置32は、吸気用ファン56の駆動により、図10及び図11に矢印F10で示すように、筒体50の排気口55Lから排出された空気を、接続基板44の奥側を通し、排気口54Lから排出することができる。
図3及び図4に示すように、フレーム36は、板状のフレーム本体46を有する。フレーム36は、フレーム本体46の上部及び下部に設けられた上フレーム板60U及び下フレーム板60Lを有する。上フレーム板60U及び下フレーム板60Lには通気孔62が形成される。
筒体50の手前側には、通気板64が取り付けられる。通気板64は、金属等の導電性を有する板状の部材であり、複数の通気孔66が形成される。排気用ファン58の駆動時には、吸気口52Uから吸引される空気(図10及び図11の矢印F3)は、シェルフ34の手前側から通気孔66を通って筒体50の内部に入る。
通気板64は導電性を有するので、搭載ユニット38からの電磁波の漏洩を抑制する作用を奏する。通気板64としては、パンチングメタルと称される穴あきの金属板を用いることができる。通気板64は、通気部材の一例である。通気部材としては、パンチングメタルの他に、たとえば、金網状の部材を用いることもできる。
筒体50の上壁50U及び下壁50Lには、通気孔62が形成される。吸気口52Uから吸引された空気は、上壁50Uの通気孔62を通って上搭載部分39Uに至る。下搭載部分39Lを上昇した空気は、下壁50Lの通気孔62を通って筒体50の内部に流入する。
筒体50の内部には、手前側から奥側に向かって斜め上方に傾斜する隔離板68が配置される。筒体50によって、特に隔離板68によって、上搭載部分39Uと下搭載部分39Lとが隔離される。筒体50(隔離板68)は隔離部材の一例である。
隔離板68の奥側には、スライド部材70が設けられる。スライド部材70は、手前側から奥側に向かって斜め上方に傾斜する傾斜壁72を有する。さらにスライド部材70は、傾斜壁72の両側から上方に立設される一対の縦壁74を有する。
図5及び図6に示すように、接続基板44には、フレーム36と一対一で対応する複数の挿通孔76が形成される。そして、図7〜図9に示すように、スライド部材70における奥側部分が、挿通孔76に挿通される。すなわち、ダクト48の一部(奥側部分)が、接続基板44に形成された挿通孔76に挿通され、接続基板44の奥側に突出する構造である。
図8に示すように、接続基板44には、搭載ユニット38の接続端子42と接続される複数の接続端子45が設けられる。接続基板44は、背面板の一例である。背面板としては、搭載ユニット38が電気的に接続されず、フレーム36内での背面側を覆って塞ぐ板であってもよい。
図7〜図11に示すように、挿通孔76の孔縁76Eとダクト48(傾斜壁72)の奥側端部48Eとの間には、開口78が形成される。吸気用ファン56の駆動により、フレーム36の下搭載部分39Lを上昇した空気は、矢印F8で示すように、隔離板68によって斜め上方奥側へ案内される。この空気は、さらに、矢印F9で示すように、傾斜壁72に沿って斜め上方へ流れ、開口78を通って接続基板44の奥側へ流れる。
スライド部材70は、筒体50(隔離板68)に対し、奥行方向(矢印D方向)にスライドする。このスライドにより、スライド部材70の、挿通孔76からの突出長T1が変化し、開口78の開口面積も変化する。
図9に示すように、スライド部材70が奥側にスライドした位置では、開口78の開口面積が拡大される。スライド部材70のこの位置を拡大位置LDとする。これに対し、図8に示すように、スライド部材70が手前側にスライドした位置では、開口78の開口面積が縮小される。スライド部材70のこの位置を縮小位置LSとする。
スライド部材70のスライドは、押し板82および長孔84を有するガイド部材80によりガイドされる。
押し板82は、図7に示すように、スライド部材70の手前側端部において、下方に向かって1つ又は複数(図7に示す例では幅方向に並べて2つ)形成される。押し板82は、下段搭載ユニット38Lが下搭載部分39Lに搭載されるときに下段搭載ユニット38Lの挿入途中で、下段搭載ユニット38Lの一部に押される位置に形成される。
長孔84は、筒体50の下壁50Lにおいて、奥行方向を長手方向として形成される。長孔84のそれぞれに、押し板82が上方から挿入される。本実施形態では、長孔84は、通気孔62の一部が兼ねる構造を採り得る。
スライド部材70のスライド範囲は、所定範囲に設定される。以下では、スライド部材70が最も奥側にあるときを拡大位置LD(図9参照)、最も手前側に位置したときを縮小位置LS(図8参照)とする。
筒体50(フレーム36の一部)には、引張コイルバネ86の一端が取り付けられる。引張コイルバネ86の他端はスライド部材70に取り付けられる。引張コイルバネ86は、スライド部材70に対し、接続基板44からの突出長T1が短くなる方向(手前側)に向かって引張力を作用させる。
スライド部材70のスライド範囲は、開口78の開口断面積との関係で、以下のように決められる。
フレーム36には、図10に示すように、下段搭載ユニット38Lが搭載されるフレーム36の他に、図11に示すように、下段搭載ユニット38Lが搭載されないフレーム36が存在する場合がある。以下では、下段搭載ユニット38Lが搭載されているフレーム36を下段搭載フレーム36A、下段搭載ユニットが搭載されていないフレーム36を下段非搭載フレーム36Bとして区別する。図12及び図13では、例として、隣接する2つのフレーム36を手前側から見た状態で示している。図12は後述する比較例の電子装置132であり、図13は本実施形態の電子装置32である。
図10〜図13に矢印F7で示すように、吸気用ファン56の駆動により下搭載部分39Lには空気が流れる。この空気に作用する通気抵抗は、下段搭載ユニット38Lが搭載されていない下段非搭載フレーム36Bのほうが、下段搭載ユニット38Lが搭載されている下段搭載フレーム36Aよりも小さくなる。
図12には、比較例の電子装置132が示される。比較例の電子装置132では、下段搭載フレーム36Aと下段非搭載フレーム36Bとが隣接配置される。そして、下段搭載フレーム36Aと下段非搭載フレーム36Bとで、ダクト48の開口78(実質的に接続基板44の挿通孔76)の開口面積が同じである。比較例の電子装置132において、下段非搭載フレーム36B(右側のフレーム36)の下搭載部分39Lは通気抵抗が小さいので空気が流れやすい。その結果、下段搭載フレーム36A(左側のフレーム36)の下搭載部分39Lを流れる空気の量は少なくなる。
これを考慮し、本実施形態の電子装置32では、下段非搭載フレーム36Bにおける開口78の開口断面積を小さくし、通気抵抗を大きくすることで、下段搭載フレーム36Aにおける開口78の通気抵抗に近づけることができる。下段非搭載フレーム36Bにおける開口78には空気が流れにくくなるので、その結果、下段搭載フレーム36Aの下搭載部分39Lを通過する空気の量を多くすることができる。たとえば、図13に示すように、下段非搭載フレーム36Bの下搭載部分39Lを流れる空気量を、下段搭載フレーム36Aの下搭載部分39Lを流れる空気量に近づけることができる。このような観点から、開口78の開口断面積が所望の断面積となるように、スライド部材70のスライド範囲が決められる。
図8に示すように、スライド部材70は、下搭載部分39Lに下段搭載ユニット38Lが搭載されていない状態(搭載途中の状態を含む)では、引張コイルバネ86の引張力を受けて、縮小位置LSにある。
スライド部材70が縮小位置LSにある状態では、下搭載部分39Lに下段搭載ユニット38Lが挿入されるときに、下段搭載ユニット38Lの一部が押し板82に当たる。この状態で、下段搭載ユニット38Lをさらに奥側に移動させると、押し板82が下段搭載ユニット38Lに押されるので、引張コイルバネ86の引張力に抗して、スライド部材70が奥側へスライドする。
図1に示すように、搭載ユニット38には、ロックレバー88が設けられる。ロックレバー88はロック部材の一例である。搭載ユニット38がシェルフ34内の所定の搭載位置まで挿入された状態で、ロックレバー88を操作し、搭載ユニット38を搭載位置で移動不能にロックできる。下段搭載ユニット38Lが搭載位置でロックされることで、スライド部材70も拡大位置LDでロックされる。
図3及び図4に示すように、筒体50の側壁50Sには、ガスケット90が設けられる。図14にも示すように、ガスケット90は、芯材92と、この芯材92を囲む被覆材94とを有する。芯材92は弾性を有する材料(たとえばスポンジ)で形成される。被覆材94は、導電性を有する材料(たとえば金属)で形成される。すなわち、ガスケット90は、弾性と導電性の双方を備えた部材である。
ガスケット90の幅W1は、シェルフ34に収容された状態で、隣接するフレーム36のフレーム本体46に接触するように決められる。ガスケット90は、弾性を有するので、隣接するフレーム本体46に対し、幅方向に圧縮されて密着する。これにより、上搭載部分39Uと下搭載部分39Lとの間での空気の流れが抑制される。
また、ガスケット90は導電性を有するので、下段搭載ユニット38Lから上搭載部分39Uへの電磁波の漏洩や、上段搭載ユニット38Uから下搭載部分39Lへの電磁波の漏洩が抑制される。
本実施形態のシェルフ34には、図15に示すように、上段搭載ユニット38Uや下段搭載ユニット38Lと比較して大型の(矢印U方向に長い)搭載ユニット38(大型搭載ユニット38N)が搭載されることがある。この大型搭載ユニット38Nをシェルフ34に搭載する場合は、大型搭載ユニット38Nに対応して、ダクト48が設けられていないフレーム36Nを用いる。
図16に示すように、フレーム36Nは、ダクト48(図3及び図4参照)を有さない構造であり、大型搭載ユニット38Nを搭載できる。
図17に示すように、フレーム36Nの奥側の、高さ方向中央には突起96が形成される。図18に示すように、突起96は、フレーム36Nがシェルフ34内に配置された状態で、接続基板44の挿通孔76を塞ぐ位置に設けられる。
接続基板44の手前側の面には、挿通孔76のそれぞれの周囲に封止材98が配置される。封止材98は、突起96が挿通孔76を塞いだ状態で、フレーム36Nと接続基板44の間での空気の漏れを抑制する。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図15及び図19に示すように、シェルフ34内には、フレーム36Nを用いて大型搭載ユニット38Nを搭載する場合がある。この場合は、吸気用ファン56及び排気用ファン58の駆動により、図19に矢印F0で示すように、吸気口52Lから空気を吸引できる。この空気が、矢印F1で示すように、大型搭載ユニット38Nに沿って上昇することで、大型搭載ユニット38Nを冷却できる。大型搭載ユニット38Nを冷却した後の空気は、矢印F2で示すように、排気口54Uから排出される。
図18及び図19に示すように、接続基板44の挿通孔76は突起96によって塞がれているので、大型搭載ユニット38Nに沿って上昇する空気の一部が挿通孔76を通って接続基板44の奥側に漏れることを抑制できる。さらに、封止材98(図5参照)により、フレーム36と接続基板44との隙間からの空気も漏れも抑制できる。
吸気用ファン56と排気用ファン58の双方を駆動することができ、これにより、大型搭載ユニット38Nを冷却する場合の風量を多く確保できる。ただし、吸気用ファン56と排気用ファン58の一方で風量を確保できる場合は、これらファンの一方のみを駆動してもよい。
図13に示すように、シェルフ34内には、下段搭載ユニット38Lが搭載されるフレーム36(下段搭載フレーム36A)と、下段搭載ユニット38Lが搭載されないフレーム36(下段非搭載フレーム36B)とが存在する場合がある。
本実施形態の電子装置32では、図11に示すように、下段搭載ユニット38Lが搭載されないフレーム36(下段非搭載フレーム36B)において、引張コイルバネ86のバネ力(引張力)を受けて、スライド部材70が縮小位置LSにある。図8にも拡大して示すように、スライド部材70が拡大位置LDにある状態(図9及び図10参照)と比較して、排気口54Uの開口断面積は狭い。
下段非搭載フレーム36Bには、下段搭載ユニット38Lを搭載することができる。図8に示すように、下段非搭載フレーム36Bの下搭載部分39Lに下段搭載ユニット38Lを挿入していくと、挿入途中で、下段搭載ユニット38Lの一部が、押し板82に接触する。
下段搭載ユニット38Lには、引張コイルバネ86のバネ力がスライド部材70及び押し板82を介して手前側に作用する。このバネ力に抗して、下段搭載ユニット38Lをさらに奥側に移動させると、スライド部材70がスライドし、拡大位置LDに至る。
この状態で、ロックレバー88の操作により、下段搭載ユニット38Lがシェルフ34内の所定の搭載位置でロックされる。下段搭載ユニット38Lがロックされることで、スライド部材70も拡大位置LDでロックされる。
なお、下段搭載ユニット38Lを手前側に引き出すと、引張コイルバネ86の引張力を受けてスライド部材70が縮小位置LSに向かってスライドする。
フレーム36はダクト48を有している。このダクト48、特に隔離板68によって、下段搭載ユニット38L(下搭載部分39L)と上搭載部分39Uとは隔離される。
この状態で、排気用ファン58の駆動により、図10に矢印F3で示すように、吸気口52Uから空気が吸引される。この空気が、矢印F4で示すように、上段搭載ユニット38Uに沿って上昇することで、上段搭載ユニット38Uを冷却できる。上段搭載ユニット38Uを冷却した後の空気は、矢印F5で示すように、排気口54Uから排出される。また、吸気用ファン56の駆動により、矢印F6で示すように、吸気口52Lから空気を吸引できる。この空気が、矢印F7で示すように、下段搭載ユニット38Lに沿って上昇することで、下段搭載ユニットを冷却できる。下段搭載ユニット38Lを冷却した後の空気は、隔離板68により、矢印F8で示すように、奥側斜め上方へと案内される。さらにこの空気は、矢印F9で示すように、傾斜壁72により開口78へと案内される。開口78を通過した空気は、接続基板44と、シェルフ34の奥壁との間を通過し、矢印F10で示すように、排気口54Uから排出される。
上記したように、ダクト48、特に隔離板68があることで、下段搭載ユニット38Lに沿って上昇する空気(矢印F7)と、上段搭載ユニット38Uに沿って上昇する空気(矢印F4)とが分離される。下段搭載ユニット38Lを冷却したことで温度上昇した空気が上段搭載ユニット38Uに触れないので、上段搭載ユニット38Uを、吸気口52Uから吸引した空気によって、効果的に冷却することができる。
隔離板68は、手前側から奥側に向かって上昇するように傾斜している。したがって、隔離板68は、吸気口52Uから吸引された空気は、矢印F3で示すように、斜め上方奥側、すなわち上段搭載ユニット38Uへ案内される。また、隔離板68は、下段搭載ユニット38Lに沿って上昇した空気を、矢印F8で示すように、斜め上方奥側、すなわち開口78側へ案内できる。
スライド部材70の傾斜壁72は、手前側から奥側に向かって上昇するように傾斜している。したがって、隔離板68によって奥側へ案内された空気は、矢印F9で示すようにさらに上方、すなわち開口78に向かって案内される。
図12に示す比較例の電子装置132では、下段非搭載フレーム36Bの下搭載部分39Lの通気抵抗が小さい。このため、下段非搭載フレーム36Bの下搭載部分39Lに、相対的に多くの空気が流れる。そしてその結果、下段搭載フレーム36Aの下搭載部分39L(下段搭載ユニット38L)を流れる空気の量は、相対的に少なくなる。
これに対し、本実施形態の電子装置32では、図8と図9との比較から分かるように、スライド部材70が縮小位置LSにあるときは、拡大位置LDにあるときよりも開口78の開口断面積が狭い。そして、下段非搭載フレーム36Bの通気抵抗(下搭載部分39Lから開口78を通る部分)は比較例の構造よりも大きくなり、下段搭載フレーム36Aの通気抵抗に近い。
したがって、図13に示すように、下段非搭載フレーム36Bの下搭載部分39Lを流れる空気の量を相対的に少なくし、その分、下段搭載フレーム36Aの下搭載部分39L(下段搭載ユニット38L)を流れる空気(冷却風)の量を相対的に多くできる。
そしてこれにより、下段搭載フレーム36Aの下段搭載ユニット38Lを効率的に冷却できる。たとえば、吸気用ファン56の吸気量(送風量)を増やすことなく、下段搭載フレーム36Aの下段搭載ユニット38Lを効率的に冷却することが可能である。
本実施形態の電子装置32では、図8に示すように、引張コイルバネ86が、スライド部材70を、接続基板44からの突出長が短くなる方向に付勢している。したがって、下段非搭載フレーム36Bでは、スライド部材70が縮小位置LSにある状態、すなわち開口78の開口面積が小さい状態を確実に維持できる。
引張コイルバネ86は、フレーム36の一部である筒体50の側壁50Sに取り付けられている。引張コイルバネ86が接続基板44の奥側にはみ出ない構造を実現でき、接続基板44の奥側における各種部材や配線の位置に影響を与えない。
電子装置32は、図1及び図2に示すように、搭載ユニット38がロックレバー88を有する。特に、下段搭載ユニット38Lに押されてスライド部材70が拡大位置LDにあるとき、下段搭載ユニット38Lをロックレバー88によりロックすることで、スライド部材70を拡大位置LDでロックできる。
スライド部材70は、傾斜壁72を有する。傾斜壁72は、ダクト48(筒体50)から奥側に向かって斜め上方に傾斜する。したがって、開口78に向かう空気の流れを上方に誘導し、効率的に排気口54Lから排気できる。
電子装置32は、スライド部材70の傾斜壁72の両側に立設される縦壁74を有する。この縦壁74により、傾斜壁72の上面に沿って流れる空気が幅方向に広がったり、乱流(渦流)を発生させたりすることを抑制し、開口78を流れる空気を排気口54Uに導くことができる。
第一実施形態の電子装置32では、縦壁74はスライド部材70に設けられる。縦壁74は傾斜壁72と一体の構造であり、傾斜壁72と縦壁74との間に隙間が生じない。このため、傾斜壁72に沿って案内される気体の幅方向への広がりや乱流を効果的に抑制できる。
電子装置32のフレーム36は、ガスケット90を有する。ガスケット90は、隣接するフレーム36に接触し、フレーム36の間の隙間を埋める。下搭載部分39Lと上搭載部分39Uとの隙間は、ガスケット90が存在している部分では解消される。このように下搭載部分39Lと上搭載部分39Uとの隙間が解消されることで、上搭載部分39Uと下搭載部分39Lとの間での気体の移動がより確実に抑制される。たとえば、下搭載部分39Lにおいて下段搭載ユニット38Lの熱を受けた気体が上搭載部分39Uに流入することは、ガスケット90により抑制される。
ガスケット90は、上記では筒体50の側壁50Sの下部に設けられる例を挙げている。筒体50は、隣接するフレーム36に向かって突出した部分であり、この部分では、フレーム36どうしの隙間が狭い。したがって、筒体50にガスケット90を設けると、小さなガスケットでフレーム36の間の隙間を埋めることができる。
ガスケット90は、導電性を有する。したがって、下段搭載ユニット38Lや上段搭載ユニット38Uで生じた電磁波の漏洩を抑制できる。
なお、ガスケット90は、図20に示す変形例の構造としてもよい。変形例では、ガスケット90が、筒体50の側壁50Sの下部だけでなく、上部及び手前側にも設けられる。ガスケット90が筒体50の側壁50Sの上部に設けられることで、上搭載部分39Uと下搭載部分39Lとの間での気体の移動を、さらに確実に抑制できる。ガスケット90が、筒体50の側壁50Sの手前側に設けられることで、下段搭載ユニット38Lや上段搭載ユニット38Uからの電磁波の漏洩を、さらに確実に抑制できる。
フレーム36の筒体50の吸気口52Uは、通気孔66を有する通気板64で覆われる。通気板64は導電性を有するので、上段搭載ユニット38Uで発生した電磁波の吸気口52Uからの漏洩を抑制できる。
通気板64には通気孔66が形成されているので、吸気口52Uからの空気の吸引は可能である。
次に、第二実施形態について説明する。第二実施形態において、第一実施形態と同様の要素及び部材については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。第二実施形態の電子装置の全体的構造は、第一実施形態の電子装置32と同様の構造を採り得るので、図示を省略する。
第二実施形態の電子装置232では、図21に示すように、接続基板44の奥側に、ブラケット284を介して板バネ286が取り付けられる。
図22及び図23に示すように、板バネ286は、奥側からスライド部材70に接触する。そして、板バネ286は、スライド部材70を、縮小位置LSに向かってバネ力により押している。板バネ286は押しバネの一例である。
なお、第二実施形態の電子装置232では、第一実施形態の引張コイルバネ86(図7〜図9等参照)は設けられていない。
第二実施形態では、図22に示すように、下段搭載ユニット38Lが搭載されていない状態(搭載位置まで押し込まれていない状態を含む)の下段非搭載フレーム36Bでは、スライド部材70が板バネ286に押されて縮小位置LSを維持する。
そして、図23に示すように、下搭載部分39Lに下段搭載ユニット38Lが搭載されると、この下段搭載ユニット38Lに押され、板バネ286のバネ力に抗して、スライド部材70が拡大位置LDへ移動する。
第二実施形態の板バネ286は、接続基板44に取り付けられている。このため、フレーム36に搭載される部材(搭載ユニット38や、その他の電子部品等)の形状や搭載位置に板バネ286は影響を与えない。
次に、第三実施形態について説明する。第三実施形態において、第一実施形態と同様の要素及び部材については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。第三実施形態の電子装置の全体的構造は、第一実施形態の電子装置32と同様の構造を採り得るので、図示を省略する。
第三実施形態の電子装置332では、図24に示すように、筒体50(隔離部材)の奥側に外枠334が取り付けられる。図25及び図26に示すように、外枠334は、スライド部材70の傾斜壁72と平行な傾斜壁336と、この傾斜壁336の両側に立設される縦壁338とを有する。
外枠334の奥側部分は、接続基板44の挿通孔76に挿通されており、接続基板44の奥側に位置している。
第三実施形態の電子装置332では、このように、縦壁338が筒体50に固定される。縦壁338はスライド部材70には設けられないので、スライド部材70を軽量化でき、スライド部材70のスムーズなスライドに寄与できる。
なお、第三実施形態では、図24に示すように、引張り引張コイルバネ86を、幅方向に並べて複数(2つ)配置している。これにより、スライド部材70に対し、縮小位置LSに向かう引張力を安定して作用させることができる。
次に、第四実施形態について説明する。第四実施形態において、第一実施形態と同様の要素及び部材については、同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第四実施形態の電子装置432では、図27〜図30に示すように、シェルフ434の上部で、且つは排気用ファン58の奥側に、排気用ファン458が設けられる。排気用ファン458の駆動により、矢印F6で示すように、吸気口52Lから空気を吸引できる。そして、吸気口52Lから吸引した空気を、矢印F7で示すように、下搭載部分39Lにおいて上昇させ、さらに、矢印F8〜F10へと順に示すように、開口78を経て排気口54Uから排出できる。
第四実施形態の電子装置432では、シェルフ434の下部に吸気用ファン56(図1等参照)を設けないので、シェルフ434の高さを低くできる。
なお、第四実施形態の電子装置432において、大型搭載ユニット38Nに対応したフレーム36Nを用いた場合は、吸気口52Uから空気が吸引され、大型搭載ユニット38Nにそって空気が上昇する。この場合、奥側の排気用ファン436は停止してもよい。
上記各実施形態では、ダクト48が隔離板68とスライド部材70とを有する。すなわち、下段搭載ユニット38L(下搭載部分39L)と上段搭載ユニット38U(上搭載部分39U)とを隔てる部材と、挿通孔76の孔縁との間に開口78を形成する部材とが別体である。したがって、これらの作用を、別々の部材により、より効果的に奏する構造を実現できる。
スライド部材70は、たとえば手動で直接操作することで拡大位置LDと縮小位置LSとを移動する構造でもよい。上記各実施形態では、フレーム36に搭載される下段搭載ユニット38Lに押されて突出長が長くなる(拡大位置LDへ移動する)。すなわち、下段搭載ユニット38Lをフレーム36に搭載する動作で、同時にスライド部材70を拡大位置LDへ移動させることができ、スライド部材70に対する手動の直接操作が不要である。
スライド部材70は、押し板82(押し部材の一例)を有する。下段搭載ユニット38Lとスライド部材70とが上下方向に離れていても、下段搭載ユニット38Lが押し板82を押すことで、スライド部材70を確実に押すことができる。
スライド部材70のスライドは、ガイド部材80でガイドされる。ガイド部材80がない構造と比較して、スライド部材70は奥行方向にスムーズにスライドする。
ガイド部材80は、押し板82と長孔84とを有する。すなわち、スライド部材70から突出する押し板82と、筒体50に形成する長孔84との簡単な構造で、スライド部材70のスライドをガイドできる。
特に、押し板82は、ガイド部材80の突起を兼ねている。換言すれば、ガイド部材80の突起が、フレーム36に搭載される下段搭載ユニットに押される位置にある。押し板82(押し部材)とガイド部材80の突起とが別体の構造と比較して、部品点数が少ない。
上記では、吸気用ファン及び排気用ファンを備えた電子装置を例示したが、電子装置とは別体の吸気用ファンや排気用ファンにより空気の流れを生成し、電子装置の内部にこの空気の流れを導入する構造でもよい。
電子装置としては、下段搭載ユニット38Lをシェルフ34に搭載する動作に連動してスライド部材70がスライドする構造に限らない。たとえば、下段搭載ユニット38Lの搭載状態にあるとき、スライド部材70に対する直接の手動操作によりスライド部材70を拡大位置LDにスライドさせてもよい。
開口78の開口面積を大きくする構造は、スライド部材70のスライドに限定されず、要するに、挿通孔76からのダクト48の突出長を長くできればよい。たとえば、スライド部材70に代えて、回動により開口78の開口面積を大きくする回動部材を接続基板44に設けてもよい。
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
本明細書は、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
搭載ユニットが上下に搭載される搭載フレームと、
複数の前記搭載フレームを並べて収容するラックと、
前記ラックを前記搭載フレームの背面側で塞ぐ背面板と、
上下の前記搭載ユニットを隔離し、前記背面板に形成された挿通孔から突出して前記挿通孔の孔縁との間に下段の前記搭載ユニットを通った空気を排出する開口を形成し、前記挿通孔からの突出長の調整により前記開口の断面積が調整されるダクトと、
を有する電子装置。
(付記2)
前記ダクトが、
上下の前記搭載ユニットを隔離する隔離部材と、
前記隔離部材に対しスライドし前記挿通孔から突出するスライド部材と、
を有する付記1に記載の電子装置。
(付記3)
前記搭載フレームに搭載される下段の前記搭載ユニットに前記スライド部材が押されることで前記突出長が長くなる付記2に記載の電子装置。
(付記4)
前記スライド部材に設けられ、前記搭載フレームに搭載される下段の前記搭載ユニットに押されることで前記スライド部材を前記突出長が長くなる方向に移動させる押し部材を有する付記3に記載の電子装置。
(付記5)
前記スライド部材を前記背面板からの突出長が短くなる方向に付勢するバネと、
前記スライド部材の前記背面板からの突出長が長くなった状態で前記搭載ユニットをロックするロック部材と、
を有する付記3又は付記4に記載の電子装置。
(付記6)
前記バネが前記搭載フレーム又は前記隔離部材に取り付けられ前記スライド部材を引っ張る引張バネである付記5に記載の電子装置。
(付記7)
前記バネが、前記背面板に取り付けられ前記スライド部材を押す押しバネである付記5に記載の電子装置。
(付記8)
前記スライド部材の前記スライドをガイドするガイド部材を有する付記2〜付記7のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記9)
前記ガイド部材が、
前記スライド部材から突出する突部と、
前記突部を収容し前記スライドの方向に延在する長孔が形成されたガイド板と、
を有する付記8に記載の電子装置。
(付記10)
前記突部が、前記搭載フレームに搭載される下段の前記搭載ユニットに押される位置にある付記9に記載の電子装置。
(付記11)
前記スライド部材が、斜め上方に傾斜する傾斜壁を有する付記2〜付記10のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記12)
前記傾斜壁の両側に立設される縦壁を有する付記11に記載の電子装置。
(付記13)
前記縦壁が前記スライド部材に設けられる付記12に記載の電子装置。
(付記14)
前記縦壁が前記隔離部材に設けられる付記12に記載の電子装置。
(付記15)
隣接する前記搭載フレームの間の隙間を埋めるガスケットを有する付記1〜付記14のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記16)
前記ガスケットが導電性を有する付記15に記載の電子装置。
(付記17)
前記搭載フレームの吸気口を覆い通気孔が形成された導電性の通気板を有する付記1〜付記16のいずれか1つに記載の電子装置。
(付記18)
ラック内の搭載フレームの上下に搭載ユニットを搭載し、
背面板に形成された挿通孔から突出して前記挿通孔の孔縁との間に下段の前記搭載ユニットを通った空気を排出する開口を形成するダクトを、下段の前記搭載ユニットの前記搭載により押し込み、前記開口の断面積を広げる搭載ユニットの搭載方法。
(付記19)
前記ダクトが、
上下の前記搭載ユニットを隔離する隔離部材と、
前記隔離部材に対しスライドし前記挿通孔から突出するスライド部材と、
を有し、
下段の前記搭載ユニットの前記搭載により前記スライド部材をスライドさせる付記18に記載の搭載ユニットの搭載方法。
(付記20)
前記ダクトが、
前記スライド部材を前記背面板からの突出長が短くなる方向に付勢するバネを有し、
前記バネのバネ力に抗して前記スライド部材を前記スライドさせる付記19に記載の搭載ユニットの搭載方法。
32 電子装置
34 シェルフ
36 搭載フレーム
38 搭載ユニット
44 接続基板(背面板の一例)
48 ダクト
50 筒体(隔離部材の一例)
64 通気板
66 通気孔
68 隔離板(隔離部材の一例)
70 スライド部材
72 傾斜壁
74 縦壁
76 挿通孔
76E 孔縁
78 開口
80 ガイド部材
82 押し板(押し部材の一例、突部の一例)
84 長孔
86 引張コイルバネ(引張バネの一例)
88 ロックレバー(ロック部材の一例)
90 ガスケット
232 電子装置
286 板バネ(押しバネの一例)
332 電子装置
338 縦壁
432 電子装置

Claims (4)

  1. 搭載ユニットが上下に搭載される搭載フレームと、
    複数の前記搭載フレームを並べて収容するラックと、
    前記ラックを前記搭載フレームの背面側で塞ぐ背面板と、
    上下の前記搭載ユニットを隔離し、前記背面板に形成された挿通孔から突出して前記挿通孔の孔縁との間に下段の前記搭載ユニットを通った空気を排出する開口を形成し、前記挿通孔からの突出長の調整により前記開口の断面積が調整されるダクトと、
    を有し、
    前記ダクトが、
    上下の前記搭載ユニットを隔離する隔離部材と、
    前記隔離部材に対しスライドし前記挿通孔から突出するスライド部材と、
    を備え、
    前記搭載フレームに搭載される下段の前記搭載ユニットに前記スライド部材が押されることで前記突出長が長くなる電子装置。
  2. 前記スライド部材に設けられ、前記搭載フレームに搭載される下段の前記搭載ユニットに押されることで前記スライド部材を前記突出長が長くなる方向に移動させる押し部材を有する請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記スライド部材が、斜め上方に傾斜する傾斜壁を有する請求項1または請求項2に記載の電子装置。
  4. ラック内の搭載フレームの上下に搭載ユニットを搭載し、
    背面板に形成された挿通孔から突出して前記挿通孔の孔縁との間に下段の前記搭載ユニットを通った空気を排出する開口を形成するダクトを、下段の前記搭載ユニットの前記搭載により押し込み、前記開口の断面積を広げる搭載ユニットの搭載方法。
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