JP2002185169A - 屋外設置型通信装置 - Google Patents

屋外設置型通信装置

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JP2002185169A
JP2002185169A JP2000384270A JP2000384270A JP2002185169A JP 2002185169 A JP2002185169 A JP 2002185169A JP 2000384270 A JP2000384270 A JP 2000384270A JP 2000384270 A JP2000384270 A JP 2000384270A JP 2002185169 A JP2002185169 A JP 2002185169A
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component
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JP2000384270A
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日出男 ▲高▼田
Hideo Takada
Yukio Kudo
幸雄 工藤
Hideyuki Ogiyama
秀之 荻山
浩 ▲柳▼沼
Hiroshi Yaginuma
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外設置型通信装置の内部に組み込んである
プリント回路基板組立てコンポーネントのプリント回路
基板に対する強制空冷の効率化を図ることを課題とす
る。 【解決手段】 筐体40の内部の空間47は、モータフ
ァンコンポーネント60によって空間57と空間150
とに分けられ、且つ、空間57と空間150とが空気流
路72によって連通されている。プリント回路基板組立
てコンポーネント101が、モータファンコンポーネン
ト60の下側に配置してある。モータファン61,62
が駆動されると、モータファンは下側の空気を引き込
み、空気を空間57内に送り込み、空気流路72を通っ
て、プリント回路基板組立てコンポーネント101の下
部内に送り出される。送り出された空気は、プリント回
路基板組立てコンポーネント101の内部を上昇し、プ
リント回路基板102,103,103を強制空冷す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は屋外設置型通信装置
に係り、特に、信号機の電柱上に設置されて、交通管制
システムの一部を構成する屋外設置型通信装置に関す
る。
【0002】現在、信号機の電柱上に交通に状態を撮影
するテレビカメラ及びテレビカメラからの映像信号を画
像処理してセンタに送信する(屋外設置型)通信装置を
設置して、センタのモニタで地域の交通の状態を把握し
て交通をコントロールする交通管制システムが実用化さ
れつつある。
【0003】ここで、通信装置は、屋外に設置される屋
外設置型の構造である。よって、通信装置は、小型であ
り、且つ、強制空冷が効率良くなされる構成であること
が必要とされる。
【0004】
【従来の技術】図1(A),(B)は、従来の屋外設置
型通信装置10の正面図及び側面図を示す。この屋外設
置型通信装置10は、密閉構造の筐体11の内部に、箱
型シェルフ12,13とモータファンユニット14とが
収容してある構成である。箱型シェルフ12,13は、
夫々箱型シェルフ本体15、16に複数のプラグインプ
リント回路基板17,18が挿入されて並んで実装して
ある構成であり、テレビカメラからの映像信号を画像処
理してセンタに送信する動作を行う。箱型シェルフ1
2,13は、筐体11の内部のうち上側の部分に配置し
てある。筐体11の内部のうち前面側の部分は、ケーブ
ル19の配線に利用されている。モータファンユニット
14は、箱型シェルフ12,13の下側であって、筐体
11の高さ方向上の略中央の部位に設けてあり、上向き
の空気流20を起こしている。
【0005】また、筐体11の内部のうち、下側の部分
に、電源ユニット21及び音声増幅ユニット22が配置
してある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】筐体11の内部は、空
気が箱型シェルフ12,13を下から上に向かって通る
ように空気が循環する空気循環流路が形成される構成と
はなっていない。モータファンユニット14は、筐体1
1の内部の空気を攪拌しているに留まっている。このた
め、箱型シェルフ12,13はモータファンユニット1
4からの空気流20を受けるようにはなっているけれど
も、空気流が箱型シェルフ12,13内を円滑に通過す
るようにはなっていず、プラグインプリント回路基板1
7,18に対する強制空冷が効率良く行われていなかっ
た。
【0007】また、屋外設置型通信装置10はサイズが
大型であり、信号機の電柱上に設置することが難しい場
合もあった。
【0008】なお、信号機の電柱上に設置し易くするた
めに屋外設置型通信装置を小型化すると、筐体11の内
部の空間が狭くなって、筐体11の内部に熱がこもり易
くなる。このため、屋外設置型通信装置を小型化した場
合には、プラグインプリント回路基板17,18に対す
る強制空冷の効率化を図る必要がある。
【0009】そこで、本発明は、上記課題を解決した屋
外設置型通信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
のプリント回路基板を有するプリント回路基板組立てコ
ンポーネントが、密閉構造の筐体の内部に取り付けてあ
る構造の屋外設置型通信装置において、筐体は、その天
板の下側の部分に囲い構造部を有し、且つ、その背面板
の内側の部分に、該囲い構造部から上記底板の方向に延
在する空気流路形成構造部を有し、且つ、該囲い構造部
の下方にプリント回路基板組立てコンポーネント配置用
空間を有する構成であり、更に、囲い構造部に、この囲
い構造部の下側空気を吸入して囲い構造部の内部に送り
出すモータファンコンポーネントが取り付けてあり、且
つ、上記のプリント回路基板組立てコンポーネントが上
記筐体の内部に取り付けられて、上記プリント回路基板
組立てコンポーネント配置用空間に配置してある構成と
したものである。
【0011】モータファンコンポーネントは、モータフ
ァンコンポーネントから囲い構造部の内部に出て、次い
で空気流路形成構造部を通ってプリント回路基板組立て
コンポーネントの下側に出て、プリント回路基板組立て
コンポーネントの内部を通ってモータファンコンポーネ
ントに戻る空気循環流を形成する。プリント回路基板組
立てコンポーネントのプリント回路基板がこの空気循環
流によって強制空冷される。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の屋外設
置型通信装置において、上記プリント回路基板組立てコ
ンポーネントは、金属製の四角筒状枠体の内部に、複数
のプリント回路基板が、縦向きで、間隔を置いて並んで
いる構成であり、隣り合うプリント回路基板の間に、縦
方向に延在する空気通路が形成してある構成としたもの
である。
【0013】空気が空気通路内に入るときに受ける抵抗
及び空気が空気通路から出るときに受ける抵抗は共に小
さい。即ち、空気は、抵抗を受けずに空気通路内に入っ
て空気通路内を上方に流れ、抵抗を受けずに空気通路か
ら出て、空気通路内を流れる空気量は多い。
【0014】請求項3の発明は、請求項2記載の屋外設
置型通信装置において、上記複数のプリント回路基板
は、消費電力の大きいプリント回路基板が上記金属製の
四角筒状枠体の内面に対向するように配置してある構成
としたものである。
【0015】金属製の四角筒状枠体の内面に対向してい
るプリント回路基板は、金属製の四角筒状枠体の内面に
対向していないプリント回路基板に比べて効率良く冷却
される。よって、複数のプリント回路基板は各プリント
回路基板の温度上昇が均一化される。
【0016】
【発明の実施の形態】図2及び図3(A),(B),
(C)は本発明の一実施例になる屋外設置型通信装置3
0を示し、図7及び図8(A),(B)はこの屋外設置
型通信装置30の構造を概略的に示す。X1−X2が屋
外設置型通信装置30の幅方向、Y1−Y2が奥行き方
向、Z1−Z2が縦方向である。
【0017】屋外設置型通信装置30は、大略、密閉構
造の筐体40の内部に、囲い構造部55と、モータファ
ンコンポーネント60と、空気流路形成構造部70と、
電源回路コンポーネント80と、音声用増幅コンポーネ
ント81と、プリント回路基板組立てコンポーネント配
置用空間100とを有し、このプリント回路基板組立て
コンポーネント配置用空間100にプリント回路基板組
立てコンポーネント101が配置してある構成である。
【0018】筐体40は、左右の側面板41,42と、
背面板43と、底板44と、天板45と、前面板46と
よりなる縦長の直方体形状の密閉構造である。後述する
ようにプリント回路基板組立てコンポーネント101の
強制空冷が従来に比べて効率良く行われるため、筐体4
0のサイズは従来に比べて小さい。47は密閉された空
間である。前面板46は、開閉扉構造である。また、図
3(A)、(B)、(C)及び図6(A)、(B)、
(C)に示すように、筐体40を筐体40の外周面との
間に隙間を介在させて囲むように、囲い板48、49,
50,51が取り付けてある。前面側の囲い板50は開
閉扉構造である。筐体40の天板45の上側には、保護
板52が取り付けてある。
【0019】図2及び図7に示すように、囲い構造部5
5は、コ字板金部材56を有する構成である。コ字板金
部材56は、細長い形状の板金をコ字形状に折り曲げて
なる構成であり、前板部56aと、左右の側板部56
b,56cとよりなる。コ字板金56は、前板部56a
及び左右の側板部56b,56cの上端縁56a1、5
6b1,56c1が天板45の下面に当接し、且つ、左
右の側板部56b,56cの先端56b2,56c2が
背面板43に当接した状態で、筐体40の天板45の下
面に固定してある。57は囲い構造部55内の空間であ
る。図7及び図8に示すように、58は空間57のZ2
側の開口であり、矩形状である。
【0020】空気流路形成構造部70は、門型に曲げて
ある板金部材71を有する構成である。板金部材71
は、この左右の張り出し部71a,71bを背面板43
の内面に固定してある。板金部材71と背面板43とに
よって、背面板43の内面側に、Z1−Z2に延在する
空気流路72が形成されている。この空気流路72は、
断面がY1−Y2に長い長方形であり、Z1方向側に空
気入り口73を有し、Z2方向側に空気出口74を有す
る。空気入り口73は、上記の囲い構造部55内の空間
57の内部であって、開口58の近くに位置している。
空気出口74は、プリント回路基板組立てコンポーネン
ト配置用空間100よりZ2方向側に位置している。
【0021】モータファンコンポーネント60は、平面
形状が上記開口58と同じ寸法の箱体であり、2つのモ
ータファン61,62が組み込まれている構造であり、
独立したコンポーネントである。このモータファンコン
ポーネント60は、上記の開口58に嵌合した状態で、
板金部材71に取り付けてある。モータファンコンポー
ネント60は開口58を塞いでいる。
【0022】このモータファン61,62は、空気をZ
2方向側から吸い込んでZ1方向に送り出すように動作
する。各モータファン61,62の定格は、後述する空
気循環流158が確実に形成されるように、例えば、風
量が1.01m3/min、静圧が2.4mmH20で
ある。
【0023】モータファンコンポーネント60は独立し
て取り扱われるコンポーネントであり、ハンドル103
を有し、筐体40と一体である板金部材71に取り付け
られて組み付けてある。
【0024】電源回路コンポーネント80は、扁平の箱
形状であり、X2方向の側面板41の内側に配置してあ
る。音声用増幅コンポーネント81は、扁平の箱形状で
あり、X1方向の側面板42の内側に配置してある。
【0025】プリント回路基板組立てコンポーネント配
置用空間100は、空気流路形成構造部70の直ぐY2
方向側で、モータファンコンポーネント60の直ぐZ2
方向側で、且つ、電源回路コンポーネント80と音声用
増幅コンポーネント81と間の部分である。
【0026】プリント回路基板組立てコンポーネント1
01は、図7、図8、図2、図4(A)〜(D)、図5
に示すように、三枚のプリント回路基板、即ち、外線接
続ポートプリント回路基板102と、画像処理を行うサ
ブプリント回路基板103と、画像処理を行うメインプ
リント回路基板104とが、四角筒状枠体105の内部
に、夫々X−Y面内に位置して平行とされて、Y1−Y
2方向に、Y2方向側から順に並んでいる構成である。
このプリント回路基板組立てコンポーネント101は独
立して取り扱われるコンポーネントであり、後述するよ
うにねじ止めされて筐体4に取り付けられ、空間100
内に配置される。
【0027】消費電力は、外線接続ポートプリント回路
基板102が10,000mW、サブプリント回路基板
103が7,000mW、メインプリント回路基板10
4が26,400mWであり、メインプリント回路基板
104>外線接続ポートプリント回路基板102>サブ
プリント回路基板103の関係にある。
【0028】四角筒状枠体105は、共に金属板製であ
る、左右の金属板製の側板106、107と、背面板1
08と、前面板109と、側板106とL字形状の繋ぎ
板110とよりなる構造である。繋ぎ板110はL字形
状を有し、側板106と前面板109との間を繋いでい
る。四角筒状枠体105は、Z1方向側が開口111で
あり、Z2方向側も開口112である。
【0029】側板106及び側板107の内側面に、コ
字形状の金具113,114が対向する位置にねじ止め
してある。繋ぎ板110及び側板107の内側面のう
ち、前面板109寄りの箇所に、コ字形状の金具11
5,116がねじ止めしてある。
【0030】メインプリント回路基板104は左右側を
コ字形状の金具113,114のY1側にねじ止めされ
て固定してある。サブプリント回路基板103は左右側
をコ字形状の金具113,114のY2側にねじ止めさ
れて固定してある。外線接続ポートプリント回路基板1
02は、左右側をコ字形状の金具113,114のY1
側にねじ止めされて固定してある。
【0031】メインプリント回路基板104と背面板1
08との間には、Y1−Y2方向の寸法がA1(50m
m)であり、Z1―Z2方向に延在する空気流路117
が形成されている。サブプリント回路基板103とメイ
ンプリント回路基板104との間には、Y1−Y2方向
の寸法がA2(25mm)であり、Z1―Z2方向に延
在する空気流路118が形成されている。外線接続ポー
トプリント回路基板102とサブプリント回路基板10
3との間には、Y1−Y2方向の寸法がA3(30m
m)であり、Z1―Z2方向に延在する空気流路119
が形成されている。外線接続ポートプリント回路基板1
02と前面板109との間には、Y1−Y2方向の寸法
がA4であり、Z1―Z2方向に延在する空気流路12
0が形成されている。寸法A1、A2、A3、A4は、
A1>A3>A2>A4の関係にある。
【0032】メインプリント回路基板104は、その前
面側に空気流路118、裏面側に空気流路117を有す
る。サブプリント回路基板103は、その前面側に空気
流路119、裏面側に空気流路118を有する。外線接
続ポートプリント回路基板102は、その前面側に空気
流路120、裏面側に空気流路119を有する。
【0033】外線接続ポートプリント回路基板102の
前面には、背の高いコネクタ121と背の低いコネクタ
122、123とが実装してある。コネクタ121は、
前面板109より前方に突き出している。前面板109
には沈み込んだ部分109aが形成してあり、コネクタ
122、123は沈み込んだ部分109aに形成されて
いる窓から突き出している。サブプリント回路基板10
3には、そのX2方向側にコネクタ124、125が実
装してある。コネクタ124、125は、繋ぎ板110
に形成されている窓から突き出している。
【0034】図4(C)及び図5に示すように、メイン
プリント回路基板104と外線接続ポートプリント回路
基板102とはケーブルコネクタ130によって、メイ
ンプリント回路基板104とサブプリント回路基板10
3とはケーブルコネクタ131によって、サブプリント
回路基板103と外線接続ポートプリント回路基板10
2とはケーブルコネクタ132によって接続されてい
る。
【0035】前面板109にはハンドル133、134
が設けてある。
【0036】また、各回路基板102、103、104
には、その下端側に、電源回路コンポーネント80から
の電源ケーブルが接続される電源コネクタが設けてあ
る。
【0037】上記の構造のプリント回路基板組立てコン
ポーネント101は、背面板108の上端側の2つの孔
135,136及び背面板108の下端側の2つの孔1
37,138をねじ139によって前記の板金部材71
にねじ止めされて固定してあり、プリント回路基板組立
てコンポーネント配置用空間100内に収容されてい
る。
【0038】上記構成の屋外設置型通信装置30は、小
型化されており、よって、図6(A)〜(C)に示すよ
うに、バンド141,142を使用して、電柱140に
これを抱き込んだ状態で設置してある。
【0039】外部からのケーブルが、底板44側より筐
体40の内部に導入され、前記のコネクタ121〜12
5に接続されている。
【0040】次に、上記構成の屋外設置型通信装置30
の筐体40の内部において外線接続ポートプリント回路
基板102、サブプリント回路基板103及びメインプ
リント回路基板104に実装してある電子部品を強制空
冷する動作について説明する。
【0041】図9は、プリント回路基板組立てコンポー
ネント101がプリント回路基板組立てコンポーネント
配置用空間100に配置されていない状態、即ち、プリ
ント回路基板組立てコンポーネント配置用空間100が
空間となっている状態を示す。空気出口74は、空間1
00よりZ2方向に位置している。
【0042】筐体40の内部の空間47は、モータファ
ンコンポーネント60によって空間57と空間150と
に分けられ、且つ、空間57と空間150とが空気流路
72によって連通されている構成となっている。空間1
50は、前記の空間100を含んでいる。モータファン
61,62が駆動されると、モータファン61,62は
下側の空気を矢印151で示すように引き込み、矢印1
52で示すように空気をZ1方向に送り出して空間57
内に送り込む。即ち、モータファン61,62は、吸入
と排気を行う。
【0043】矢印152で示すように空間57内に送り
込まれた空気は、矢印153で示すように空気入り口7
3より空気流路72内に入り、矢印154で示すように
空気流路72内をZ2方向に流れて空間100を迂回
し、矢印155で示すように空気出口74から上記空間
150のうち下部内に送り出される。
【0044】空間150のうち下部では空気が空気出口
74から送り出され、且つ空間150のうち上部ではモ
ータファン61,62が空気を上方向に引き込むため、
上記空間100には、符号156で示すように、Z1方
向の空気の流れが効率良く形成される。
【0045】即ち、筐体40の内部には、モータファン
コンポーネント60→囲い構造部55の空間57→空気
流路72→空間150のうち下部部分→空間100→モ
ータファンコンポーネント60に戻る空気循環流158
が形成される。
【0046】上記空間100内にプリント回路基板組立
てコンポーネント101が組み込まれている状態では、
前記の空気流156は、図8(B)に示すように、開口
112を通って四角筒状枠体105内に入り、個々の空
気流路117〜120内を符号160〜163で示すよ
うに、Z1方向に、回路基板102、103、104に
沿って熱を奪いつつ流れ、開口111より出る複数の空
気流となる。よって、回路基板102、103、104
に実装されており発熱している半導体部品等が強制空冷
される。
【0047】メインプリント回路基板104の裏面に実
装されている半導体部品等は、空気流160によって強
制空冷される。メインプリント回路基板104の前面に
実装されている半導体部品等は、空気流161によって
強制空冷される。
【0048】サブプリント回路基板103の裏面に実装
されている半導体部品等は、空気流161によって強制
空冷される。サブプリント回路基板103の前面に実装
されている半導体部品等は、空気流162によって強制
空冷される。
【0049】外線接続ポートプリント回路基板102の
裏面に実装されている半導体部品等は、空気流162に
よって強制空冷される。外線接続ポートプリント回路基
板102の前面に実装されている半導体部品等は、空気
流163によって強制空冷される。
【0050】また、電源回路コンポーネント80及び音
声用増幅コンポーネント81は、空気出口74から上記
空間150のうち下部内に送り出された空気流の一部に
よって、空冷される。
【0051】ここで、回路基板102、103、104
の強制空冷が効率良く行われるようにした構成(1)〜
(4)について説明する。 (1) プリント回路基板組立てコンポーネント101
の開口112及び開口111の構造 図8に示すように、プリント回路基板組立てコンポーネ
ント101は背面板108を板金部材71にねじ止めさ
れて固定してあり、且つ、各回路基板102、103、
104はその両端側を固定されて取り付けてあり、ガイ
ドレールは設けられていない。よって、開口112及び
開口111の開口の程度は最大となっており、下部より
空気がプリント回路基板組立てコンポーネント101内
に入り込むときに受ける抵抗、及び空気がプリント回路
基板組立てコンポーネント101の上面から出るときに
受ける抵抗が共に最小となっている。このため、空気流
160〜163の速度は、上記のガイドレールが設けて
ある構成に比べて速くなり、強制空冷は効率良く行われ
る。 (2) 空気流路117〜120の断面積 空気流路117〜120の断面積を、回路基板102、
103、104を考慮して定めている。消費電力が一番
に大きいメインプリント回路基板104に沿う空気流路
117は最大の断面積S1を有し、次に消費電力が大き
い外線接続ポートプリント回路基板102に沿う空気流
路119は次に大きい断面積S2を有する。よって、空
気流路117〜120の空気抵抗を比べると、空気流路
117の空気抵抗が最小であり、空気流路119の空気
抵抗が次に小さい。よって、各空気流160〜163の
速度を比較すると、空気流160の速度V160が最も
速く、次いで、空気流162の速度V162が速い。
【0052】よって、メインプリント回路基板104の
熱が最も効率良く奪われ、次いで、外線接続ポートプリ
ント回路基板102の熱が効率良く奪われる。 (3) 回路基板102、103、104の配置 回路基板を金属板に対向させると、金属板に対向させな
い場合に比べて放熱の効果が高いことが知られている。
三枚の回路基板102、103、104のうち消費電力
が一番に大きいメインプリント回路基板104が金属板
製の背面板108と対向し、消費電力が二番目に大きい
外線接続ポートプリント回路基板102が金属板製の前
面板109と対向している。このため、発熱量の多いメ
インプリント回路基板104及び外線接続ポートプリン
ト回路基板102が、発熱量の少ないサブプリント回路
基板103に比べて効率良く冷却される。 (4) 前面板109は、前面側へ突出した段部分を有
しない。
【0053】前面板109には、沈み込んだ部分109
aが形成してあるけれども、前面側へ突出した段部分は
形成されていない。よって、前面板109の前面に沿う
空気の流れは円滑である。よって、前面板109の前面
に沿う空気の流れは円滑である分、筐体40内での空気
の循環が円滑に行われ、空気流路117、119を流れ
る空気の流量が多くなる。
【0054】以上のように、限られた強制空冷能力が、
発熱量に略比例してメインプリント回路基板104、外
線接続ポートプリント回路基板102、サブプリント回
路基板103に振り分けられ、メインプリント回路基板
104、外線接続ポートプリント回路基板102、サブ
プリント回路基板103は温度分布が略同じ程度とされ
る。
【0055】これによって、密閉構造の筐体40のサイ
ズが従来に比べて小さくなって、屋外設置型通信装置3
0は従来に比べて小型になり、図6(A)〜(C)に示
すように電柱140にこれを抱き込んだ状態で設置する
ことが可能となる。
【0056】プリント回路基板組立てコンポーネント1
01内のメインプリント回路基板104、外線接続ポー
トプリント回路基板102、サブプリント回路基板10
3は発熱量が相違するけれども、各プリント回路基板1
04,102,103がその発熱量に応じて強制空冷さ
れており、各プリント回路基板104,102,103
の温度上昇は略均一化されている。このため、屋外に設
置された屋外設置型通信装置30が耐えることができる
周囲の環境温度の上限値が従来に比べて上昇する。よっ
て、屋外設置型通信装置30は従来に比べて機能動作の
保証が高められており、従来に比べて高い信頼性を有す
る。
【0057】なお、本願発明の発明者は、上記実施例の
ように、モータファン61,62が空気を上方向に引き
込むようにし、プリント回路基板組立てコンポーネント
101を上方向に引き込まれる空気の流れが形成されて
いる空間内に配置する構成は、モータファンを下側に配
置し、プリント回路基板組立てコンポーネントをモータ
ファンから上方に送り出される空気流の空間に配置した
構成に比べて、強制空冷の効率が高いことを実験で確認
した。
【0058】また、プリント回路基板組立てコンポーネ
ント101に代えて、図1に示す箱型シェルフ12を上
記空間100内に配置することも可能である。
【0059】また、上記の屋外設置型通信装置30を組
立てる工場には、モータファン61,62の種類が違え
てあり、サイズが同じであるモータファンコンポーネン
ト60が複数種類準備してある。即ち、サイズが同じ
で、吸入及び排気の能力の異なるモータファンコンポー
ネント60が複数種類準備してある。複数種類のモータ
ファンコンポーネント60の中から、空間100内に配
置するプリント回路基板コンポーネント及び箱型シェル
フ等の発熱量に応じたモータファンコンポーネント60
を選んで、筐体40内に組み込むことによって、組み込
まれたプリント回路基板コンポーネント及び箱型シェル
フ等を最適に強制空冷することが可能である屋外設置型
通信装置30を組立てることが出来る。
【0060】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明
の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることはいう
までもない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、筐体は、その天板の下側の部分に囲い構造部を有
し、且つ、その背面板の内側の部分に該囲い構造部から
上記底板の方向に延在する空気流路形成構造部を有し、
且つ、該囲い構造部の下方にプリント回路基板組立てコ
ンポーネント配置用空間を有する構成であり、更に、囲
い構造部に、この囲い構造部の下側空気を吸入して囲い
構造部の内部に送り出すモータファンコンポーネントが
取り付けてあり、且つ、上記のプリント回路基板組立て
コンポーネントが上記筐体の内部に取り付けられて、上
記プリント回路基板組立てコンポーネント配置用空間に
配置してある構成としたものであるため、モータファン
コンポーネントは、モータファンコンポーネントから囲
い構造部の内部に出て、次いで空気流路形成構造部を通
ってプリント回路基板組立てコンポーネントの下側に出
て、プリント回路基板組立てコンポーネントの内部を通
ってモータファンコンポーネントに戻る空気循環流を形
成し、プリント回路基板組立てコンポーネントのプリン
ト回路基板をこの空気循環流によって強制空冷させるこ
とにより、プリント回路基板の強制空冷を効率良く行う
ことが出来る。よって、筐体のサイズを従来に比べて小
さくすることが出来、よって、従来に比べてサイズが小
さく、例えば電柱にこれを抱き込んだ状態で設置するこ
とが出来る。
【0062】請求項2の発明は、請求項1記載の屋外設
置型通信装置において、プリント回路基板組立てコンポ
ーネントは、金属製の四角筒状枠体の内部に、複数のプ
リント回路基板が、縦向きで、間隔を置いて並んでいる
構成であり、隣り合うプリント回路基板の間に、縦方向
に延在する空気通路が形成してある構成としたものであ
るため、空気が空気通路内に入るときに受ける抵抗及び
空気が空気通路から出るときに受ける抵抗を共に小さく
出来、よって、空気通路内を流れる空気量を多く出来、
プリント回路基板の強制空冷を効率良く行うことが出来
る。
【0063】請求項3の発明は、請求項2記載の屋外設
置型通信装置において、複数のプリント回路基板は、消
費電力の大きいプリント回路基板が上記金属製の四角筒
状枠体の内面に対向するように配置してある構成とした
ものであるため、消費電力の大きいプリント回路基板を
消費電力の小さいプリント回路基板に比べて効率良く冷
却させることが出来、よって、複数のプリント回路基板
は各プリント回路基板の温度上昇を均一化するように出
来る。よって、従来に比べて耐えることができる周囲の
環境温度の上限値が上昇している屋外設置型通信装置を
実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の屋外設置型通信装置を示す図である。
【図2】本発明の一実施例になる屋外設置型通信装置を
その主要部を実線及びその他の部分を破線で表して示す
斜視図である。
【図3】図2の屋外設置型通信装置を示す図である。
【図4】プリント回路基板組立てコンポーネントを示す
図である。
【図5】図4(B)を拡大して示す図である。
【図6】図2の屋外設置型通信装置の設置状態を示す図
である。
【図7】図2及び図3に示す屋外設置型通信装置を概略
的に示す斜視図である。
【図8】図2及び図3に示す屋外設置型通信装置を概略
的に示す図である。
【図9】プリント回路基板組立てコンポーネントを取り
付ける前の状態を概略的に示す図である。
【符号の説明】
30 屋外設置型通信装置 40 筐体 55 囲い構造部 56 コ字板金部材 57 空間 60 モータファンコンポーネント 70 空気流路形成構造部 71 板金部材 72 空気流路 73 空気入り口 74 空気出口 80 電源回路コンポーネント 81 音声用増幅コンポーネント 100 プリント回路基板組立てコンポーネント配置用
空間 101 プリント回路基板組立てコンポーネント 102 外線接続ポートプリント回路基板 103 サブプリント回路基板 104 メインプリント回路基板 105 四角筒状枠体 158 空気循環流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻山 秀之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 ▲柳▼沼 浩 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AB02 AB14 AB31 AB59 AB64 CA02 GA24 GB22 GB97 5E322 BA05 BB03 EA05 5E348 EE36 EE37 FF01 5H180 AA01 AA21 CC04 EE03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリント回路基板を有するプリン
    ト回路基板組立てコンポーネントが、側面板と前面板と
    背面板と底板と天板とよりなる密閉構造の筐体の内部に
    取り付けてある構成の屋外設置型通信装置において、 上記筐体は、その天板の下側の部分に囲い構造部を有
    し、且つ、その背面板の内側の部分に、該囲い構造部か
    ら上記底板の方向に延在する空気流路形成構造部を有
    し、且つ、該囲い構造部の下方にプリント回路基板組立
    てコンポーネント配置用空間を有する構成であり、 該囲い構造部に、該囲い構造部の下側空気を吸入して該
    囲い構造部の内部に送り出すモータファンコンポーネン
    トが取り付けてあり、 且つ、上記のプリント回路基板組立てコンポーネントが
    上記筐体の内部に取り付けられて、上記プリント回路基
    板組立てコンポーネント配置用空間に配置してあり、 上記モータファンコンポーネントは、該モータファンコ
    ンポーネントから上記囲い構造部の内部に出て、次いで
    上記空気流路形成構造部を通って上記プリント回路基板
    組立てコンポーネントの下側に出て、該プリント回路基
    板組立てコンポーネントの内部を通って該モータファン
    コンポーネントに戻る空気循環流を形成し、 上記プリント回路基板組立てコンポーネントのプリント
    回路基板が上記空気循環流によって強制空冷される構成
    としたことを特徴とした屋外設置型通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の屋外設置型通信装置にお
    いて、 上記プリント回路基板組立てコンポーネントは、金属製
    の四角筒状枠体の内部に、複数のプリント回路基板が、
    縦向きで、間隔を置いて並んでいる構成であり、 隣り合うプリント回路基板の間に、縦方向に延在する空
    気通路が形成してある構成としたことを特徴とした屋外
    設置型通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の屋外設置型通信装置にお
    いて、 上記複数のプリント回路基板は、消費電力の大きいプリ
    ント回路基板が上記金属製の四角筒状枠体の内面に対向
    するように配置してある構成としたことを特徴とした屋
    外設置型通信装置。
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