JP2000294965A - 電子機器の冷却装置 - Google Patents

電子機器の冷却装置

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JP2000294965A
JP2000294965A JP11096222A JP9622299A JP2000294965A JP 2000294965 A JP2000294965 A JP 2000294965A JP 11096222 A JP11096222 A JP 11096222A JP 9622299 A JP9622299 A JP 9622299A JP 2000294965 A JP2000294965 A JP 2000294965A
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JP
Japan
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air
cooling
housing
intake port
cooling unit
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JP11096222A
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English (en)
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Tomio Otowa
富雄 音羽
Hajime Katsumura
肇 勝村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、筐体の内部構造を複雑化することな
く、自然空冷ユニットおよび強制空冷ユニットの双方の
冷却性能を良好に維持できる電子機器の冷却装置を得る
ことにある。 【解決手段】電子機器1は、収容室8を覆う前扉14a,14b
に空気取入口16が形成された筐体2と、冷却用空気を取
り入れる吸気口23を前扉に向けた姿勢で収容室に収容さ
れた自然空冷ユニット18,19と、冷却ファン29の作動時
に冷却用空気を吸い込む吸気口31を前扉に向けた姿勢で
収容室に収容された強制空冷ユニット20とを備えてい
る。そして、自然空冷ユニットと強制空冷ユニットとを
収容室に混在させるに当り、前扉と強制空冷ユニットと
の間に、強制空冷ユニットの吸気口と空気取入口とを結
ぶ導風ダクト40を配置したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの筐体の内部
に、自然空冷ユニットと強制空冷ユニットとが混在され
た電子機器に係り、特にその自然空冷ユニットの冷却性
能を改善するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば光信号を電気信号に変換して出力
する電子機器において、一つの筐体の内部に、自然空冷
ユニットと強制空冷ユニットとを混在させた状態で収容
したものが知られている。
【0003】この種の電子機器に用いられる筐体は、自
然空冷ユニットおよび強制空冷ユニットを一括して収容
する収容室と、この収容室を開閉する扉とを備えてい
る。自然空冷ユニットおよび強制空冷ユニットは、上下
方向に積み重ねて配置されており、これら各ユニット
は、扉によって覆い隠されている。扉は、多数の空気取
入口を有し、これら空気取入口は収容室に連なってい
る。
【0004】各空冷ユニットは、発熱する回路部品が収
容された箱状のハウジングを有している。このハウジン
グには吸気口が形成されており、この吸気口は、扉の空
気取入口と向かい合っている。また、強制空冷ユニット
は、ハウジングの内部の空気を吸引する冷却ファンを有
し、この冷却ファンは、筐体の収容室に収められてい
る。
【0005】このような構成の電子機器において、自然
空冷ユニットの回路部品が発熱すると、ハウジングの内
部に対流が生じ、このハウジングの内部に吸気口を通じ
て収容室内の空気が流れ込む。この空気は、対流に乗じ
て回路部品の周囲を流通し、この流通の過程で回路部品
を冷却した後、ハウジングの外方に排出される。
【0006】一方、強制空冷ユニットの冷却ファンが作
動されると、ハウジングの吸気口に負圧が作用し、扉の
空気取入口を介して筐体の外方の空気が収容室に吸い込
まれる。この空気は、強制空冷ユニットの吸気口を介し
てハウジングに吸い込まれ、このハウジング内部の回路
部品を強制的に冷却した後、ハウジングの外方に排出さ
れる。
【0007】この際、扉の空気取入口と強制空冷ユニッ
トの吸気口との間には隙間が存在するので、強制空冷ユ
ニットの冷却ファンが作動されると、強制空冷ユニット
の吸気口は、空気取入口ばかりでなく、上記収容室から
も空気を吸引することになる。そのため、収容室の内部
に強制空冷ユニットに向かう空気流が形成され、自然空
冷ユニットの周囲の空気が強制空冷ユニット側に持ち去
られてしまう。この結果、自然空冷ユニットの内部に流
入する空気量が著しく減少し、この自然空冷ユニットの
冷却性能が低下するといった不具合が生じてくる。
【0008】この対策として、従来、例えば「実開平3
−17697号公報」に開示されているように、筐体の
収容室を、分離板を介して自然空冷ユニットを収容する
第1の室と、強制空冷ユニットを収容する第2の室とに
区画した電子機器が知られている。
【0009】この構成によれば、自然空冷ユニットと強
制空冷ユニットとが一つの収容室に混在されていても、
自然空冷ユニットの周囲の空気が強制空冷ユニットに向
けて流れることはなく、自然空冷ユニットの冷却性能を
良好に維持することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この先行技
術によると、筐体の収容室が第1の室と第2の室とに仕
切られてしまうので、次に述べるような新たな問題が生
じてくる。すなわち、自然空冷ユニットと強制空冷ユニ
ットとは、通常ケーブルを介して電気的に接続されてい
るので、収容室を分離板によって区画した場合には、こ
の分離板にケーブルを通す孔や切り欠きのような開口部
を形成しなくてはならない。
【0011】しかも、分離板に開口部を形成すると、冷
却ファンが作動した時に、この開口部を通じて第1の室
の空気が第2の室に吸い込まれてしまい、所期の目的を
達成することができなくなる。このため、分離板に開口
部を形成するに当っては、この開口部にグロメットを取
り付け、開口部とケーブルとの間の隙間を塞ぐことが必
要となる。
【0012】この結果、分離板の存在と合わせて部品点
数が多くなるとともに、筐体の内部構造が複雑化し、こ
れが原因で電子機器のコストが高くなるといった問題が
生じてくる。
【0013】本発明の第1の目的は、筐体の内部構造を
複雑化することなく、自然空冷ユニットおよび強制空冷
ユニットの双方の冷却性能を良好に維持することができ
る電子機器の冷却装置を得ることにある。
【0014】本発明の第2の目的は、強制空冷されるハ
ウジングの内部に万遍なく冷却用空気を導くことがで
き、ハウジングを大型化することなく冷却性能を高める
ことができる電子機器の冷却装置を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明に係る電子機器の冷却装置は、収容室
と、この収容室を覆うカバー体とを有し、このカバー体
に空気取入口が形成された筐体と、冷却用空気を取り入
れる吸気口を有し、この吸気口を上記カバー体に向けた
姿勢で上記収容室に収容された自然空冷ユニットと、冷
却ファンと、この冷却ファンの作動時に冷却用空気を吸
い込む吸気口とを有し、この吸気口を上記カバー体に向
けた姿勢で上記収容室に収容された強制空冷ユニットと
を備えている。
【0016】そして、上記自然空冷ユニットと強制空冷
ユニットとを上記収容室に混在させるに当り、上記カバ
ー体と強制空冷ユニットとの間に、この強制空冷ユニッ
トの吸気口と上記空気取入口とを結ぶ導風ダクトを配置
したことを特徴としている。
【0017】このような構成によれば、強制空冷ユニッ
トの吸気口は、導風ダクトを介してカバー体の空気取入
口に直接連なっているので、冷却ファンの作動に伴って
吸気口に負圧が作用すると、この吸気口は、筐体の外方
の空気を集中して吸引する。このため、自然空冷ユニッ
トの周囲の空気が強制空冷ユニットに向けて流れるのを
防止でき、この自然空冷ユニットの吸気口に向かう空気
の流れが妨げられずに済む。
【0018】したがって、自然空冷ユニットと強制空冷
ユニットとを同一の収容室に混在させたにも拘わらず、
自然空冷ユニットに流れ込む空気量を充分に確保するこ
とができる。
【0019】また、上記構成によると、自然空冷ユニッ
トと強制空冷ユニットとが互いに区画されずに済むの
で、これら空冷ユニットをケーブルを介して接続する場
合でも、このケーブルを自由に配線することができる。
加えて、自然空冷ユニットと強制空冷ユニットとの間に
介在される分離板やケーブルを通すグロメット類が不要
となるので、その分、部品点数の削減や筐体の構造の簡
略化が可能となる。
【0020】上記第2の目的を達成するため、本発明に
係る電子機器の冷却装置は、発熱体が収容された収容室
を有する箱状のハウシングと、このハウジングの端部に
形成され、上記収容室に連なる吸気口と、上記吸気口と
は発熱体を挟んだ反対側に設置され、上記収容室に上記
吸気口を介して冷却用空気を吸い込む冷却ファンとを備
えている。
【0021】そして、上記吸気口は、上記収容室内での
空気の流れ方向とは交差する方向に沿って開口され、こ
の吸気口の開口部分に隣接された上記筐体の内部に、上
記吸気口と上記発熱体との間に位置して、上記吸気口か
ら吸い込まれた冷却用空気の一部を上記発熱体側に向け
て導く整流部材を設置したことを特徴としている。
【0022】このような構成において、冷却ファンが作
動されると、ハウジングの内部の収容室が負圧となり、
ハウジングの外方の冷たい空気が冷却用空気となって吸
気口から収容室に吸い込まれる。吸気口から収容室に導
かれる冷却用空気の多くは、略直線的に収容室に流れ込
み、この吸気口と向かい合う収容室の内面に突き当た
る。このことにより、収容室内での冷却用空気の流れ方
向が発熱体を向くように変更され、この冷却用空気の流
れにより発熱体が強制的に冷却される。
【0023】この際、吸気口に隣接された収容室の内部
には、整流部材が存在するので、吸気口から収容室に流
れ込んだ冷却用空気のうち、整流部材に最も近い部分を
流れる冷却用空気は、整流部材にガイドされて、その流
れ方向が発熱体を指向するように強制的に変えられる。
【0024】このため、吸気口から収容室に流れ込んだ
冷却用空気の一部は、この吸気口に隣接した位置におい
て積極的に発熱体に向けて流れ方向が変えられることに
なり、この吸気口に隣接された収容室の隅にも万遍なく
冷却用空気が導かれる。よって、収容室の特定の箇所に
熱溜りが生じることはなく、この収容室に収められた発
熱体を均一に冷却することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態
を、図1ないし図8にもとづいて説明する。
【0026】図1ないし図3は、光信号を電気信号に変
換する電子機器1を開示している。この電子機器1は、
外郭となる筐体2を有している。筐体2は、底壁3と、
この底壁3と向かい合う天井壁4と、これら底壁3と天
井壁4とに跨る左右の側壁5a,5b、前壁6および後
壁7とを有する上下方向に縦長の箱状をなしている。こ
れら各壁3〜7は、互いに協働して筐体2の内部に収容
室8を構成している。
【0027】筐体2の天井壁4には、多数の放熱用の排
出口10が形成されている。これら排出口10は、収容
室8の上端に連なっている。筐体2の前壁6には、収容
室8に連なる機器挿入口11が形成されている。機器挿
入口11は、前壁6の略全面に亘る大きさの開口形状を
有している。また、筐体2の後壁7には、作業用開口部
12が形成されている。作業用開口部12は、収容室8
に連なるとともに、機器挿入口11と向かい合ってい
る。
【0028】図1および図2に示すように、筐体2は、
カバー体としての一対の前扉14a,14bと後扉15
a,15bとを有している。前扉14a,14bは、機
器挿入口11を閉じる閉じ位置と、機器挿入口11を開
放する開き位置とに亘って回動可能に筐体2の前壁6に
支持されている。
【0029】前扉14a,14bは、多数の空気取入口
16を有している。これら空気取入口16は、前扉14
a,14bの略全面に亘ってマトリクス状に並べられて
いるとともに、筐体2の内部の収容室8に連なってい
る。後扉15a,15bは、作業用開口部12を閉じる
閉じ位置と、作業用開口部12を開放する開き位置とに
亘って回動可能に筐体2の後壁7に支持されている。
【0030】筐体2の収容室8には、第1および第2の
自然空冷ユニット18,19と、単一の強制空冷ユニッ
ト20とが取り出し可能に収容されている。これら空冷
ユニット18〜20は、上下方向に互いに積み重ねて配
置されており、強制空冷ユニット20が収容室8の最上
部に位置されている。第1および第2の自然空冷ユニッ
ト18,19と強制空冷ユニット20とは、複数のケー
ブル17を介して電気的に接続されている。ケーブル1
7は、各空冷ユニット18〜20と後扉15a,15b
との間を通して配線されている。
【0031】図2および図4に示すように、第1および
第2の自然空冷ユニット18,19は、夫々箱状のハウ
ジング21と、このハウジング21の内部に収容された
発熱体としての複数の回路モジュール22とを備えてい
る。
【0032】ハウジング21は、回路モジュール22を
挟んで向かい合う前面21aと後面21bとを有してい
る。ハウジング21の前面21aは、機器挿入口11を
介して前扉14a,14bと向かい合っており、この前
面21aの下部には、スリット状の複数の吸気口23が
形成されている。ハウジング21の後面21bは、作業
用開口部12を介して後扉15a,15bと向かい合っ
ており、この後面21bの上部には、複数の排気口24
が形成されている。これら排気口24は、吸気口23よ
りも上方において、収容室8の後部に開口されている。
【0033】回路モジュール22は、図示を省略するが
複数の回路基板を有し、これら回路基板上にICチップ
のような動作中に発熱する多数の回路部品が実装されて
いる。そのため、回路部品の発熱に伴ってハウジング2
1の内部に対流が生じると、図2および図4に矢印Aで
示すように、ハウジング21の外方の冷たい空気が冷却
用空気となって吸気口23からハウジング21の内部に
流れ込む。この冷却用空気は、対流に乗じてハウジング
21の内部を上昇し、この流れの過程で回路ユニット2
2を冷却した後、排気口24を通じて収容室8の後部に
排出される。
【0034】このことから、第1および第2の自然空冷
ユニット18,19においては、ハウジング21の内部
に生じる対流に基づく自然な空気の流れにより、回路モ
ジュール22が冷却されるようになっている。
【0035】強制空冷ユニット20は、ハウジング27
と、このハウジング27の内部に収容された発熱体とし
ての複数の回路モジュール28と、これら回路モジュー
ル28を強制的に冷却する複数の冷却ファン29とを備
えている。
【0036】図6に最も良く示されるように、強制空冷
ユニット20のハウジング27は、回路モジュール28
を挟んで上下に向かい合う天面27aと底面27b、前
面27cと後面27dおよび左右の側面27e,27f
とを有する中空の箱状をなしている。このハウジング2
7の内部には、上記各面27a〜27fによって規定さ
れる収容室30が形成されている。ハウジング27の前
面27cは、機器挿入口11を介して前扉14a,14
bと向かい合っている。この前面27cの下部には、収
容室30に連なるスリット状の複数の吸気口31が形成
されている。これら吸気口31は、ハウジング27の幅
方向に沿って延びているとともに、上下方向に間隔を存
して互いに平行に配置されている。
【0037】図2および図4に示すように、強制空冷ユ
ニット20のハウジング27の前面27cは、筐体2の
機器挿入口11の内側において、上記第1および第2の
自然空冷ユニット18,19のハウジング21の前面2
1aと略同一面上に位置されている。そして、各空冷ユ
ニット18〜20の前面21a,27cと前扉14a,
14bとの間には、筐体2の高さ方向に延びる空間32
が形成されており、この空間32に各空冷ユニット18
〜20の吸気口23,31が臨んでいる。
【0038】ハウジング27の天面27aは、筐体2の
天井壁4と向かい合っている。この天面27aには、複
数の排気口33が形成されている。そのため、ハウジン
グ27の吸気口31と排気口33とは、ハウジング27
に対する開口方向が互いに直交し合うような位置関係と
なっている。
【0039】図6に示すように、回路モジュール28
は、互いに間隔を存して平行に配置された複数の回路基
板35を有している。これら回路基板35上には、IC
チップのような動作中に発熱を伴う多数の回路部品36
が実装されている。これら回路部品36の発熱量は、積
極的な冷却を必要とする程に大きなものとなっている。
【0040】図7に最も良く示されるように、各回路モ
ジュール28の回路基板35は、箱状のケース37に収
容されている。これらケース37は、上下方向に互いに
積み重ねて配置されている。ケース37は、回路基板3
5を挟んで向かい合う天面37aと底面37bとを有し
ている。ケース37の天面37aおよび底面37bは、
多数の通気孔(図示せず)を有する金網にて構成され、
これら通気孔の存在によりケース37の内部の通気性が
確保されている。
【0041】冷却用ファン29は、ハウジング27の天
面27a上に二列に並べて配置されている。冷却ファン
29は、ハウジング27の内部の空気を吸引するための
もので、上記天面27aの排気口33と向かい合ってい
る。
【0042】冷却ファン29が作動されると、図7に矢
印Bで示すように、収容室30の内部の空気が排気口3
3を介して吸引される。すると、吸気口31に負圧が作
用し、この吸気口31を通じてハウジング27の外部の
冷たい空気が冷却用空気となってハウジング27の内部
に吸い込まれる。この冷却用空気は、冷却用ファン29
に向けて上向きに流れ、この流れの過程で回路モジュー
ル28のケース37内を通過する。これにより、発熱す
る回路部品36が冷却用空気との接触により強制的に冷
却される。この回路部品36を冷却した冷却用空気は、
排気口33から吸い出されるとともに、排出口10を通
じて筐体2の上方に排出される。
【0043】ところで、上記構成の電子機器1におい
て、強制空冷ユニット20のハウジング27と筐体2の
前扉14a,14bとの間には、図3ないし図5に示す
ような導風ダクト40が配置されている。導風ダクト4
0は、筐体2の幅方向に延びる偏平な中空筒状をなして
おり、上記筐体2の内部の空間32に位置されている。
【0044】導風ダクト40は、互いに対向し合う第1
および第2の開口端部40a,40bを有している。こ
の導風ダクト40は、第1の開口端部40aをハウジン
グ27の前面27cに向けた姿勢でハウジング27に固
定されており、この第1の開口端部40aの内側に吸気
口31が位置されている。
【0045】導風ダクト40の第2の開口端部40b
は、閉じ位置に回動された前扉14a,14bと向かい
合うとともに、この前扉14a,14bの一部の空気取
入口16に連なっている。したがって、導風ダクト40
は、強制空冷ユニット20の吸気口31と前扉14a,
14bの空気取入口16とを結んでおり、この導風ダク
ト40の存在により、強制空冷ユニット20の吸気口3
1が空気取入口16に直接連なっている。
【0046】図6ないし図8に示すように、本実施の形
態に係る強制空冷ユニット20は、収容室30の底部に
板状の導風ガイド45を有している。導風ガイド45
は、吸気口31の下端に連なる第1の端部45aと、ハ
ウジング27の後面27dに連なる第2の端部45bと
を有している。導風ガイド45は、第1の端部45aか
ら第2の端部45bに進むに従い上向きに傾斜されてお
り、この導風ガイド45の上面は、吸気口31から吸い
込まれた冷却用空気を上方に導くための誘導面45cと
なっている。
【0047】収容室30の底部には、整流部材46が配
置されている。整流部材46は、吸気口31の上端に隣
接した位置において、この吸気口31の長手方向に沿っ
て延びている。整流部材46は、吸気口31を指向する
第1の端部46aと、回路モジュール28を指向する第
2の端部46bと、これら第1および第2の端部46
a,46bに跨るガイド面としての表面46cおよび裏
面46dとを有している。この整流部材46は、上記導
風ガイド45の第1の端部45aの上方に位置されてい
る。
【0048】整流部材46は、翼状の断面形状を有して
いる。このため、整流部材46の表面46cおよび裏面
46dは、ハウジング27の後面27dに向けて張り出
すように円弧状に湾曲されており、これら表面46cお
よび裏面46dに連なる第1の端部46aが吸気口31
の上端の延長線上に位置されている。
【0049】このような構成の電子機器1によると、強
制空冷ユニット20の吸気口31は、空間32に介在さ
れた導風ダクト40を介して前扉14a,14bの空気
取入口16に直接連なっている。このため、冷却ファン
29の作動に伴って吸気口31に負圧が作用すると、こ
の吸気口31は、空間32から空気を吸引することな
く、空気取入口16を介して筐体2の外方の冷たい空気
を集中して吸引することになる。この結果、第1および
第2の自然空冷ユニット18,19の吸気口23が臨む
空間32に、強制空冷ユニット20に向かう空気流が形
成されることはなく、これら第1および第2の自然空冷
ユニット18,19の吸気口23に向かう空気の流れが
妨げられずに済む。
【0050】したがって、第1および第2の自然空冷ユ
ニット18,19と強制空冷ユニット20とを同一の収
容室8に混在させたにも拘わらず、第1および第2の自
然空冷ユニット18,19のハウジング21に流れ込む
空気量を充分に確保することができ、発熱する回路モジ
ュール22の冷却効率を高めることができる。
【0051】しかも、強制空冷ユニット20の吸気口3
1には、筐体2の外方の冷たい空気が導かれるので、こ
の強制空冷ユニット20の冷却性能がより向上し、互い
に混在された第1および第2の自然空冷ユニット18,
19と強制空冷ユニット20の双方を効率良く冷却する
ことができる。
【0052】加えて、収容室8内で第1および第2の自
然空冷ユニット18,19と強制空冷ユニット20とが
互いに区画されずに済むので、これら空冷ユニット18
〜20を接続するケーブル17を自由に配線することが
できる。それとともに、第1および第2の自然空冷ユニ
ット18,19と強制空冷ユニット20とを仕切る分離
板やケーブル17を通すグロメット類が不要となるの
で、部品点数の削減や筐体2の構造の簡略化が可能とな
り、電子機器1のコストの低減にも寄与するといった利
点がある。
【0053】また、上記構成の強制空冷ユニット20に
おいて、冷却ファン29の作動に伴い吸気口31に負圧
が作用すると、導風ダクト40からの冷却用空気が収容
室30の底部に吸い込まれる。この際、吸気口31から
収容室30の底部に導かれる冷却用空気は、その多くが
ハウジング27の後面27dに向けて直線的に流れ込も
うとする。
【0054】しかるに、収容室30の底部には、吸気口
31から後面27dの方向に進むに従い上向きに傾斜さ
れた導風ガイド45が配置されているので、この導風ガ
イド45の誘導面45cに沿って流れる冷却用空気は、
図4や図8の矢印Cに示すように、導風ガイド45の傾
斜に伴って後面27dに近づくに従い流れ方向が上向き
に変えられる。このため、図7に見られるように、収容
室30の内部には、吸気口31の開口方向とは略直交す
る上向きの吸気流が形成され、この冷却用空気は、主に
後面27dに沿って流れることになる。
【0055】一方、収容室30の底部には、吸気口31
の上端に隣接するようにして整流部材46が配置されて
いるので、吸気口31から吸い込まれた後、整流部材4
6に最も近い部分を流れる冷却用空気は、図8の矢印D
に示すように、整流部材46の第1の端部46aから表
面46cおよび裏面46dに沿って流れ、その流れ方向
がハウジング27の前面27cに隣接した位置において
上向きに変えられる。
【0056】この際、整流部材46は、翼形の断面形状
を有するので、収容室30の底部に流れ込んだ冷却用空
気は、整流部材46の表面46cや裏面46dに沿って
滑らかに流れ、この冷却用空気の流れが大きく乱される
ことはない。
【0057】したがって、吸気口31に隣接された収容
室30の隅にも万遍なく冷却用空気を導くことができ、
吸気口31の上部付近の特定の箇所Z(図7に示す)に
熱溜りが生じることはない。よって、収容室30に収め
られた回路モジュール28を全体に亘って均一に冷却す
ることができる。
【0058】しかも、整流部材46は、導風ガイド45
の誘導面45cから離れているので、この誘導面45c
に沿う冷却用空気の流れに悪影響を及ぼすことはなく、
収容室30の底部での冷却用空気の流れが乱されること
はない。
【0059】これに対し、整流部材46を持たない従来
の強制空冷ユニットでは、吸気口31から収容室30の
底部に流れ込む冷却用空気は、導風ガイド45によって
流れ方向が上向きに変えられるため、この冷却用空気の
主流が収容室30の後部に偏ってしまう。したがって、
吸気口31の上部付近の特定の箇所Zに積極的に冷却用
空気を導くことができず、それ故、この特定の箇所Zを
流れる冷却用空気の流速および流量が共に不足して、回
路モジュール28を均一に冷却することができなくな
る。
【0060】これを改善するための対策としては、導風
ガイド45の傾斜角度を大きくするとともに、吸気口3
1の開口面積を広げることが考えられる。この構成によ
れば、吸気口31から収容室30の底部に流れ込んだ冷
却用空気は、ハウジング27の前面27cに近い位置で
流れ方向が上向きに変えられることになり、上記不具合
を解消することができる。
【0061】ところが、この構成を採用すると、ハウジ
ング27の底部を下向きに延長しなくてはならず、強制
空冷ユニットが大型化するといった弊害が生じてくる。
【0062】上記実施の形態に係る強制空冷ユニット2
0にあっては、整流部材46の整流作用により、冷却用
空気の流れが吸気口31の近傍において上向きに滑らか
に変えられるので、導風ガイド45の傾斜角度を大きく
したり、吸気口31の開口面積を広げる必要はない。よ
って、ハウジング27を大型化することなく、回路モジ
ュール28を均一に冷却に冷却することができる。
【0063】なお、本発明は上記第1の実施の形態に特
定されるものではなく、図9に本発明の第2の実施の形
態を示す。
【0064】この第2の実施の形態は、導風ダクト40
の第1および第2の開口端部40a,40bに、夫々独
立気孔を有するスポンジあるいはゴム状弾性体のような
弾性変形可能なシール材50a,50bを取り付けたも
のである。第1の開口端部40aのシール材50aは、
吸気口31を取り囲んだ状態でハウジング27の前面2
7cに接している。第2の開口端部40bのシール材5
0bは、一部の空気取入口16を取り囲んだ状態で前扉
14a,14bの内面に接している。
【0065】このような構成によれば、導風ダクト40
の第1および第2の開口端部40a,40bは、シール
材50a,50bを介して前扉14a,14bおよびハ
ウジング27の前面27cに接しているので、これら導
風ダクト40と前扉14a,14bおよびハウジング2
7との間に隙間が生じることはなく、導風ダクト40と
空間32との連通を確実に遮断することができる。
【0066】このため、空間32の空気が強制空冷ユニ
ット20の吸気口31に吸い込まれることはなく、第1
および第2の自然空冷ユニット18,19の冷却性能を
より高めることができる。
【0067】図10は、本発明の第3の実施の形態を開
示している。
【0068】この第3の実施の形態は、導風ダクト40
を軸方向に伸縮可能な蛇腹管60にて構成したものであ
る。この蛇腹管60は、互いに向かい合う第1の開口端
部60aと第2の開口端部60bとを有している。第1
の開口端部60aは、吸気口31を取り囲んだ状態でハ
ウジング27の前面27cに接している。第2の開口端
部60bは、一部の空気取入口16を取り囲んだ状態で
前扉14a,14bの内面に接している。
【0069】このような構成によれば、筐体2、導風ダ
クト40およびハウジング27の寸法公差や寸法誤差の
影響により、前扉14a,14bとハウジング27の前
面27cとの間隔が変化したとしても、蛇腹管60が伸
縮することで間隔の変動分を吸収することができる。こ
のため、導風ダクト40を前扉14a,14bとハウジ
ング27との間の空間32に無理なく設置することがで
きる。
【0070】しかも、導風ダクト40と空間32との連
通を確実に遮断できるので、空間32の空気が強制空冷
ユニット20の吸気口31に吸い込まれることはない。
よって、上記第2の実施の形態と同様に、第1および第
2の自然空冷ユニット18,19の冷却性能をより高め
ることができる。
【0071】なお、上記各実施の形態では、導風ダクト
を強制空冷ユニットのハウジングに固定したが、本発明
はこれに限らず、導風ダクトをハウジングと向かい合う
前扉に固定しても良い。
【0072】さらに、筐体の収容室を覆うカバー体は、
筐体に回動可能に支持された前扉に特定されるものでは
なく、例えば筐体に取り外し可能に支持された化粧カバ
ーでも何等差し支えない。
【0073】図11は、強制空冷ユニット20に関する
本発明の第4の実施の形態を開示している。
【0074】この第4の実施の形態は、整流部材70の
構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外
の強制空冷ユニット20の構成は、第1の実施の形態と
同様である。
【0075】図11に示すように、整流部材70は、断
面円弧状に湾曲された板材にて構成され、吸気口31の
上端に隣接した箇所において、この吸気口31の長手方
向に沿って配置されている。整流部材70は、吸気口3
1を指向する第1の端部70aと、回路モジュール28
を指向する第2の端部70bと、これら第1および第2
の端部70a,70bに跨るガイド面としての表面70
cおよび裏面70dとを有している。
【0076】整流部材70の表面70cおよび裏面70
dは、ハウジング27の後面27dに向けて張り出すよ
うに円弧状に湾曲されており、これら表面70cおよび
裏面70dに連なる第1の端部70aが吸気口31の上
端の延長線上に位置されている。
【0077】このような構成によると、吸気口31から
吸い込まれた後、整流部材70に最も近い部分を流れる
冷却用空気は、図11の(B)の矢印Dに示すように、
整流部材70の第1の端部70aから表面70cおよび
裏面70dに沿って流れ、その流れ方向がハウジング2
7の前面27cに隣接した位置において上向きに変えら
れる。
【0078】このため、吸気口31に隣接された収容室
30の隅にも万遍なく冷却用空気を導くことができ、上
記第1の実施の形態と同様に、吸気口31の上部付近の
特定の箇所Zに熱溜りが生じるのを防止できる。
【0079】図12は、強制空冷ユニット20に関する
本発明の第5の実施の形態を開示している。
【0080】この第5の実施の形態は、整流部材80の
構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外
の強制空冷ユニット20の構成は、第1の実施の形態と
同様である。
【0081】図12に示すように、整流部材80は、ハ
ウジング27の前面27cに一体に形成されている。整
流部材80は、吸気口31の上端に連なる箇所におい
て、この吸気口31の長手方向に沿って延びているとと
もに、収容室30に向けて突出されている。この整流部
材80は、円弧状に湾曲されたガイド面80aを有して
いる。ガイド面80aは、収容室30の底部においてハ
ウジング27の後面27dと向かい合っている。このガ
イド面80aの下端は、吸気口31の上端に連なってい
るとともに、ガイド面80aの上端は、ハウジング27
の前面27cに対し直交するような状態でこの前面27
cに連なっている。
【0082】このような構成によると、吸気口31から
吸い込まれた後、整流部材80に最も近い部分を流れる
冷却用空気は、図12の(B)の矢印Eに示すように、
収容室30に張り出している整流部材80のガイド面8
0aに沿うように流れ、その流れ方向が滑らかに上向き
に変えられる。
【0083】そのため、冷却用空気の一部は、ハウジン
グ27の前面27cに隣接した位置において上向きに導
かれることになり、それ故、吸気口31に隣接された収
容室30の隅にも万遍なく冷却用空気を導くことができ
る。よって、上記第1の実施の形態と同様に、吸気口3
1の上部付近の特定の箇所Z(図7参照)に熱溜りが生
じるのを防止できる。
【0084】図13は、強制冷却ユニット20に関する
本発明の第6の実施の形態を開示している。
【0085】この第6の実施の形態は、上記第5の実施
の形態をさらに発展させたものである。この第6の実施
の形態の整流部材80は、ガイド面80aの上端に連な
る延長部81を有している。延長部81は、ガイド面8
0aとは逆向きに湾曲されて、ハウジング27の前面2
7cに滑らかに連なっている。
【0086】このような構成によると、ガイド面80a
に沿って連れ回る冷却用空気は、図13の(B)の矢印
Fに示すように、ガイド面80aの上端に達した時点で
延長部81に沿って流れ、その流れ方向がハウジング2
7の前面27cに沿うように上向きに滑らかに変化す
る。このため、ガイド面80aに沿って流れる冷却用空
気がハウジング27の前面27cに突き当たって渦を巻
くこともなく、ハウジング27の前面27cに沿って流
れる冷却用空気の流通抵抗を小さく抑えることができ
る。
【0087】図14は、強制空冷ユニット20に関する
本発明の第7の実施の形態を開示している。
【0088】この第7の実施の形態は、整流部材90の
構成が上記第1の実施の形態と相違しており、それ以外
の強制空冷ユニット20の構成は、基本的に第1の実施
の形態と同様である。
【0089】図14に示すように、整流部材90は、平
坦な帯状板91にて構成されている。この帯状板91
は、吸気口31と向かい合う第1の端部91aと、回路
モジュール28と向かい合う第2の端部91bとを有し
ている。そして、帯状板91は、第1の端部91aが第
2の端部91bよりも下方に位置するように、水平線に
対し角度α傾斜させた姿勢で配置されている。
【0090】このような構成によると、整流部材90に
最も近い部分を流れる冷却用空気は、図14の矢印Gに
示すように、整流部材90の傾斜に基づいてその流れ方
向がハウジング27の前面27cに隣接した位置で上向
きに変えられる。このため、吸気口31に隣接された収
容室30の隅にも万遍なく冷却用空気を導くことがで
き、上記第1の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0091】なお、この第7の実施の形態においては、
整流部材90をハウジング27に回動可能に取り付け、
この整流部材90の傾斜角度αを収容室30の温度分布
等に応じて自由に変化させるようにしても良い。
【0092】また、上記各実施の形態では、強制空冷ユ
ニットを収容室の最上部に設置したが、この強制空冷ユ
ニットを収容室の底部に設置しても良い。
【0093】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、自然空冷
ユニットと強制空冷ユニットとを同一の収容室に混在さ
せたにも拘わらず、自然空冷ユニットに流れ込む空気量
を充分に確保することができる。しかも、強制空冷ユニ
ットの吸気口には、筐体の外方の冷たい空気が積極的に
導かれるので、この強制空冷ユニットの冷却性能も向上
し、互いに混在された自然空冷ユニットと強制空冷ユニ
ットの双方を効率良く冷却することができる。
【0094】加えて、収容室内で自然空冷ユニットと強
制空冷ユニットとが互いに区画されずに済むので、これ
ら空冷ユニットをケーブルを介して接続する場合に、こ
のケーブルを自由に配線することができるとともに、自
然空冷ユニットと強制空冷ユニットとを仕切る格別な分
離板やケーブルを通すグロメット類が不要となる。した
がって、部品点数の削減や筐体の構造の簡略化が可能と
なり、電子機器のコストを低減することができる。
【0095】また、整流部材の存在により、吸気口に隣
接された収容室の隅にも万遍なく冷却用空気が導かれる
ので、吸気口の付近の特定の箇所に熱溜りが生じること
はなく、収容室に収められた発熱体を全体に亘って均一
に冷却することができる。その上、ハウジングの内部に
整流部材を設置する格別なスペースを確保する必要もな
く、ハウジングの大型化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の第1の実施の形態に係る電
子機器の正面図。(B)は、電子機器の側面図。
【図2】自然空冷ユニットと強制空冷ユニットとが混在
された電子機器の断面図。
【図3】図2の3F−3F線に沿う電子機器の断面図。
【図4】強制空冷ユニットの吸気口と前扉の空気取入口
とを導風ダクトを介して接続した状態を示す電子機器の
断面図。
【図5】強制空冷ユニットの吸気口と前扉の空気取入口
とを導風ダクトを介して接続した状態を示す電子機器の
断面図。
【図6】強制空冷ユニットの斜視図。
【図7】冷却用空気の流れ経路を示す強制冷却ユニット
の概略図。
【図8】整流部材および導風ガイドと冷却用空気の流れ
方向との関係を示す概略図。
【図9】本発明の第2の実施の形態において、強制空冷
ユニットの吸気口と前扉の空気取入口とを導風ダクトを
介して接続した状態を示す電子機器の断面図。
【図10】本発明の第3の実施の形態において、強制空
冷ユニットの吸気口と前扉の空気取入口とを導風ダクト
を介して接続した状態を示す電子機器の断面図。
【図11】(A)は、本発明の第4の実施の形態に係る
強制空冷ユニットの斜視図。(B)は、整流部材および
導風ガイドと冷却用空気の流れ方向との関係を示す概略
図。
【図12】(A)は、本発明の第5の実施の形態に係る
強制空冷ユニットの斜視図。(B)は、整流部材および
導風ガイドと冷却用空気の流れ方向との関係を示す概略
図。
【図13】(A)は、本発明の第6の実施の形態に係る
強制空冷ユニットの斜視図。(B)は、整流部材および
導風ガイドと冷却用空気の流れ方向との関係を示す概略
図。
【図14】本発明の第7の実施の形態において、整流部
材および導風ガイドと冷却用空気の流れ方向との関係を
示す概略図。
【符号の説明】
2…筐体 8…収容室 14a,14b…カバー体(前扉) 18,19…自然空冷ユニット(第1の自然空冷ユニッ
ト、第2の自然空冷ユニット) 20…強制空冷ユニット 23,31…吸気口 24,33…排気口 27…ハウジング 28…発熱体(回路モジュール) 29…冷却ファン 40…導風ダクト 46,70,80,90…整流部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容室と、この収容室を覆うカバー体と
    を有し、このカバー体に空気取入口が形成された筐体
    と、 冷却用空気を取り入れる吸気口を有し、この吸気口を上
    記カバー体に向けた姿勢で上記収容室に収容された自然
    空冷ユニットと、 冷却ファンと、この冷却ファンの作動時に冷却用空気を
    吸い込む吸気口とを有し、この吸気口を上記カバー体に
    向けた姿勢で上記収容室に収容された強制空冷ユニット
    とを備え、 これら自然空冷ユニットと強制空冷ユニットとが上記収
    容室に混在されている電子機器において、 上記カバー体と強制空冷ユニットとの間に、この強制空
    冷ユニットの吸気口と上記空気取入口とを結ぶ導風ダク
    トを配置したことを特徴とする電子機器の冷却装置。
  2. 【請求項2】 上記導風ダクトは、上記強制空冷ユニッ
    トおよびカバー体に接する弾性変形が可能なシール材を
    備えていることをことを特徴とする請求項1に記載の電
    子機器の冷却装置。
  3. 【請求項3】 上記導風ダクトは、上記強制空冷ユニッ
    トに接する第1の開口端部と、上記カバー体に接する第
    2の開口端部とを有する伸縮可能な蛇腹管にて構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷
    却装置。
  4. 【請求項4】 上記自然空冷ユニットと上記強制空冷ユ
    ニットとは、ケーブルを介して互いに電気的に接続され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷
    却装置。
  5. 【請求項5】 発熱体が収容された収容室を有する箱状
    のハウジングと、 このハウジングに形成され、上記収容室に連なる吸気口
    と、 上記吸気口とは発熱体を挟んだ反対側に設置され、上記
    収容室に上記吸気口を介して冷却用空気を吸い込む冷却
    ファンとを備えている電子機器において、 上記吸気口は、上記収容室内での冷却用空気の流れ方向
    とは交差する方向に沿って開口されており、この吸気口
    に隣接された上記収容室の内部に、上記吸気口と上記発
    熱体との間に位置して、上記吸気口から吸い込まれた冷
    却用空気の一部を上記発熱体側に向けて導く整流部材を
    設置したことを特徴とする電子機器の冷却装置。
  6. 【請求項6】 上記ハウジングは、上記吸気口の近傍に
    位置して上記発熱体と向かい合う導風ガイドを有し、こ
    の導風ガイドは、上記吸気口から遠ざかるに従い発熱体
    に近づく方向に傾斜されているとともに、上記整流部材
    は、上記導風ガイドの吸気口に連なる端部と向かい合っ
    ていることを特徴とする請求項5に記載の電子機器の冷
    却装置。
  7. 【請求項7】 上記整流部材は、上記吸気口を指向する
    第1の端部と、上記発熱体を指向する第2の端部と、こ
    れら第1および第2の端部に連なるガイド面とを備えて
    いることを特徴とする請求項5又は6に記載の電子機器
    の冷却装置。
  8. 【請求項8】 上記整流部材は、翼形の断面形状を有す
    ることを特徴とする請求項7に記載の電子機器の冷却装
    置。
  9. 【請求項9】 上記整流部材のガイド面は、円弧状に湾
    曲されていることを特徴とする請求項7に記載の電子機
    器の冷却装置。
  10. 【請求項10】 上記ハウシングは、上記吸気口が開口
    された周壁を有し、上記吸気口の開口縁部に連なる上記
    周壁の内面に、上記整流部材が設置されていることを特
    徴とする請求項5に記載の電子機器の冷却装置。
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