JPH08330769A - 通信装置のキャビネット構造 - Google Patents

通信装置のキャビネット構造

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JPH08330769A
JPH08330769A JP13311695A JP13311695A JPH08330769A JP H08330769 A JPH08330769 A JP H08330769A JP 13311695 A JP13311695 A JP 13311695A JP 13311695 A JP13311695 A JP 13311695A JP H08330769 A JPH08330769 A JP H08330769A
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shelf
cooled
panel
boards
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JP13311695A
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Kazuo Hirafuji
一夫 平藤
Akito Osada
明人 長田
Yuji Hasegawa
祐次 長谷川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却効率の向上を図るとともに、装置の小型
化、軽量化、低コスト化、高性能化を図ることである。 【構成】 その上下面のみが開放された箱状の金属ケー
スの内部にプリント配線板を収容してなる複数の被冷却
盤33を立てて左右に配列した状態で挿抜可能に支持す
る第1の棚と、該第1の棚の下方に配置された下側から
上側に空気流を発生させるファン盤35を支持した第2
の棚と、前記第1の棚に被冷却盤33が間欠的に支持さ
れている場合に、ファン盤35による空気流が被冷却盤
33が支持されていない部分へ流れることを阻止する概
略V字状の誘導遮蔽板34cを有する通風制御盤34を
支持した、前記第1の棚の下側で且つ前記第2の棚の上
側に配置された第3の棚を一体的に有する通信装置のキ
ャビネット構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信装置のキャビネッ
ト構造に関する。送信増幅盤、合成器盤、受信制御盤、
受信増幅盤等の各種の盤をキャビネットに収容して構成
される通信装置において、冷却効率の向上、装置の小型
化等を図ったキャビネット構造が要望されている。
【0002】
【従来の技術】図13は従来のキャビネット構造による
通信装置(移動電話システムにおける基地局装置)の構
成を示す正面図であり、図14は同じく側面図である。
【0003】同図において、41は上枠及び下枠を複数
の側柱で支持した架フレームに、その前面及び上下面以
外の表面をパネルにより閉塞し、さらに内部に複数の棚
を有する棚フレームを一体的に設けて構成されたキャビ
ネットである。
【0004】キャビネット41内にはその前面側から挿
入するかたちで、それぞれ複数の送信増幅盤42、合成
器盤43、受信増幅盤44及び受電制御盤45等の盤が
実装されている。
【0005】送信増幅盤42は制御装置(図示せず)か
らの送信信号を増幅してアンテナに出力するための装置
である。送信増幅盤42は、その前面側及び後面側にそ
れぞれ一対のファン42aを有しており、これらのファ
ン42aを駆動して、前面側から空気を吸入し、後面側
から排出することにより、その内部に配置されたプリン
ト配線板ユニット等を冷却する。
【0006】送信増幅盤42は前面側に信号入力用コネ
クタ42b及び信号出力用コネクタ42cを有してい
る。複数の送信増幅盤42は、同図に示されるように横
に寝かせた状態で上下方向に積層するかたちでキャビネ
ット41に挿入・実装されている。
【0007】合成器盤43は制御装置からの信号を各送
信増幅盤42に分配し、あるいは各送信増幅盤42から
の信号を集中してアンテナに導くための装置である。合
成器盤43は複数の信号出力用コネクタ43a又は信号
入力用コネクタ43bを有しており、合成器盤43のこ
れらの信号出力用コネクタ43aと送信増幅盤42の信
号入力用コネクタ42bが、合成器盤43のこれらの信
号入力用コネクタ43bと送信増幅盤42の信号出力用
コネクタ42cが接続ケーブル(図示せず)によりそれ
ぞれ接続されるようになっている。
【0008】受信増幅盤44はアンテナからの受信信号
を増幅して制御装置に送るための装置であり、受電制御
盤45は送信増幅盤42や受信増幅盤44等に電源を供
給するための装置である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術によると、以下のような問題がある。即ち、送信増
幅盤は横に寝かせた状態で上下方向に積層するかたちで
キャビネット内に実装されているため、上部の送信増幅
盤が下部の送信増幅盤による熱によって加熱され、上部
の送信増幅盤になるほど温度が高くなり、装置故障の原
因になることがあった。
【0010】また、送信増幅盤は通信装置の仕様等に応
じて間欠的に実装される場合があるが、かかる場合でも
冷却効率を落とさないようにするため、各送信増幅盤に
それぞれ多数の冷却ファンを設ける必要があり、装置の
小型化、軽量化、低コスト化の障害になっているという
問題もあった。
【0011】さらに、合成器盤のコネクタとこれに対応
する送信増幅盤のコネクタとの距離が一様でないため
に、これらを接続するケーブル長が異なり、各送信増幅
盤間でそれぞれの接続ケーブルの伝送損失が異なり、性
能が低下することがあるという問題もあった。
【0012】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、冷却効率の向上を
図るとともに、装置の小型化、軽量化、低コスト化、高
性能化を図ることができる通信装置のキャビネット構造
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、以下のような通信装置のキャビネット構造を提供
する。
【0014】即ち、その上下面のみが開放された箱状の
金属ケースの内部にプリント配線板を収容してなる複数
の被冷却盤を立てて左右に配列した状態で挿抜可能に支
持する第1の棚と、該第1の棚の下方に配置された下側
から上側に空気流を発生させるファン盤を支持した第2
の棚と、前記第1の棚に前記被冷却盤が間欠的に支持さ
れている場合に、該ファン盤による空気流が該被冷却盤
が支持されていない部分へ流れることを阻止する誘導遮
蔽板を有する通風制御盤を支持した、前記第1の棚の下
側で且つ前記第2の棚の上側に配置された第3の棚を一
体的に有する構造である。
【0015】前記通風制御盤の誘導遮蔽板としては、下
側から上側に向かって幅広となるように概略V字状に形
成したもの使用することができる。また、前記構成にお
いて、前記第3の棚に支持される前記通風制御盤を着脱
可能とし、且つ該通風制御盤の前記誘導遮蔽板を、前記
第1の棚に対する前記被冷却盤の支持状況に応じて、選
択的に移動し、追加し又は削除できるように構成するこ
とができる。
【0016】さらに、前記通風制御盤の表面板の前記第
1の棚に支持された前記被冷却盤のそれぞれに対応した
位置に、それぞれ対応する被冷却盤とのケーブル接続用
の複数のコネクタを配列的に設け、これらのコネクタと
対応する前記被冷却盤との間の寸法をそれぞれ概略等し
く設定することができる。
【0017】
【作用】本発明によると、複数の被冷却盤は第1の棚に
立てて左右に配列した状態で支持されており、その下側
からファン盤により冷却空気を送風するようにしたか
ら、各被冷却盤はそれぞれが一様に冷却され、従来の一
部の被冷却盤のみが高温になって故障が発生するという
ことが少なくなる。
【0018】また、複数枚の被冷却盤を単一のファン盤
で冷却するようにしたから、従来のように被冷却盤自体
にそれぞれファンを設けたものと比較して、装置の小型
化、軽量化、低コスト化を図ることが可能である。
【0019】さらに、被冷却盤がその仕様に応じて間欠
的に実装される場合には、ファン盤からの冷却空気を例
えば概略V字状の誘導遮蔽板によって、被冷却盤が実装
されていない部分への送風を阻止し、被冷却盤が実装さ
れている部分のみへ送風するようにしたから、実装され
た被冷却盤の冷却効率が高く、且つ被冷却盤が実装され
ていない部分に特別に表面板を取り付ける等の空気漏れ
対策を施す必要がなく、いわゆる煙突効果が十分に発揮
され、高効率的である。
【0020】一方、通風制御盤を着脱可能とし、且つ誘
導遮蔽板を被冷却盤の支持状況に応じて、選択的に移動
し、追加し又は削除できるように構成すれば、装置構成
の変更に対して柔軟に対応することができるようにな
る。
【0021】また、通風制御盤の表面板の各被冷却盤の
それぞれに対応した位置に、それぞれ対応する被冷却盤
とのケーブル接続用の複数のコネクタを配列的に設け、
これらのコネクタと対応する被冷却盤との間の寸法をそ
れぞれ概略等しく設定すれば、例えば、合成器盤を通風
制御盤と一体的に形成した場合にこの合成器盤と被冷却
盤としての送信増幅盤との各接続ケーブル長を均一にす
ることができ、接続ケーブル長が異なることによる性能
の低下が防止される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明することにする。図1は本発明実施例の通信装置
(移動電話システムにおける基地局装置)の構成を示す
正面図であり、図2は同じく側面図である。
【0023】同図において、11は各種の盤が収容され
るキャビネットである。キャビネット11は、箱体12
の内部に棚フレーム13を収容して構成されている。箱
体12は、図3及び図4に示されているように、架フレ
ーム14に一対の側面板15、通風可能な金網を主体と
した裏面板16、通気口及び配線用口が適宜に形成され
た天井板17をそれぞれネジ等により固定して構成され
ている。
【0024】架フレーム14は、図5及び図6に示され
ているように、上枠18及び下枠19を4本の側柱20
で支持して構成されている。なお、21及び22は架フ
レーム14の変形を防止するための補強部材である。
【0025】図4に示されているように、箱体12の前
面は、その下部に通気口23を有する前面板(ボンネッ
ト)24により閉塞される。架フレーム14の前面側の
左右の側柱20には、複数の取付穴を有する前面板取付
金具25がそれぞれ取り付けられている。前面板24に
は、図4又は図7(A)に示されているように、その両
側縁部近傍の前面板取付金具25の取付穴に対応した位
置に、複数のナイラッチ26が取り付けられている。
【0026】ナイラッチ26は、押し込んだ状態と、引
き出した状態の2つの状態を切り換えられるようになっ
ており、ナイラッチ26を前面板取付金具25の取付穴
に挿入した状態でナイラッチ26を押し込んだ状態とす
ることによりその先端部が外側に展開して前面板24が
前面板取付金具25に固定され、逆にナイラッチ26を
引き出した状態とすることにより、その先端部が収束し
て前面板取付金具25の取付穴から抜け出すことができ
るようになっている。
【0027】また、前面板24の内面(箱体12側の
面)の上下側縁部及び左右側縁部にはそれぞれ図7
(A)及び(B)に示されているように、弾性を有する
シールド部材27が取り付けられている。このシールド
部材27は前面板24を箱体12に取り付けたときに、
箱体12に圧接することによりこの部分の電磁的な隙間
を閉塞するために取り付けられているものである。
【0028】架フレーム14の上枠18に取り付けられ
た天井板17には、例えば、図8(A)又は(B)に示
されているように、外部装置との接続用の複数のコネク
タ17aが取り付けられているとともに、天井板17は
外線を装置内に導くための外線窓17b及び金網が取り
付けられた放熱口17cを有している。この天井板17
の構成は、この通信装置の仕様に応じて適宜に選択され
る。
【0029】箱体12の内部には、図9に示されている
ような棚フレーム13が取り付けられる。この棚フレー
ム13は、送信増幅盤用の棚(第1の棚)13a、ファ
ン盤用の棚(第2の棚)13b、通風制御盤用の棚(第
3の棚)13cを含む各種の棚を有している。
【0030】棚フレーム13の奥側にはコネクタ28a
が配列的に取り付けられたバックボード(コネクタ板)
28が設けられている。この棚フレーム13は、強度強
化のためその断面が概略コの字状に形成された金具等を
適宜に溶接、ネジ止め固定して構成されている。
【0031】前記のように構成されたキャビネット11
には、図1及び図2に示されているように、その前面側
から挿入するかたちで、それぞれ複数の各種の盤が実装
される。同図において、31はアダプタ盤、32は合成
器盤、33は送信増幅盤、34は通風制御盤、35はフ
ァン盤、36はエアフィルタ盤である。また、37は受
電制御盤、38は受信増幅盤、39は制御スイッチ盤で
ある。
【0032】アダプタ盤31は合成器盤32又は送信増
幅盤33とのケーブル接続用の複数のコネクタ(天井板
17のコネクタ17a等に接続されている)がその表面
板に配列的に取り付けられた装置である。
【0033】合成器盤32は制御装置(図示せず)から
アダプタ盤31を介して送られてくる信号を各送信増幅
盤33に分配し、あるいは各送信増幅盤33からの信号
を集中してアンテナに導くための装置である。
【0034】合成器盤32は複数の信号出力用コネクタ
又は信号入力用コネクタ(図示せず)を有しており、こ
れらのコネクタは合成器盤32の表面板の送信増幅盤用
の棚13aに実装された送信増幅盤33のそれぞれに対
応した位置に、配列的に設けられている。これらのコネ
クタと対応する送信増幅盤33との間の寸法は、それぞ
れ概略等しく設定されている。
【0035】なお、合成器盤32は、通信装置の仕様に
応じて実装される場合と実装されない場合があり、実装
されない場合には、送信増幅盤33はアダプタ盤31に
ケーブルにより接続される。
【0036】送信増幅盤33は制御装置(図示せず)か
らの送信信号を増幅して出力するための装置であり、そ
の上下面のみが開放された金属ケース内に放熱フィンを
有するプリント配線板ユニットを収容して構成され、冷
却のため下面から上面に通風できる構造になっている。
【0037】また、送信制御盤33の奥側にはバックボ
ード28のコネクタ28aに嵌合するコネクタが取り付
けられている。送信増幅盤33は前面側に信号入力用コ
ネクタ及び信号出力用コネクタを有している。
【0038】複数の送信増幅盤33は、同図に示されて
いるように、立てた状態で左右方向に配列するかたちで
棚フレーム13の対応する棚13aに実装されている。
そして、この棚13aは上下で一対の複数のガイドレー
ルを有しており、送信増幅盤33をこのガイドレールに
沿って挿入すれば、送信増幅盤33のコネクタがバック
ボード28の対応するコネクタ28aに嵌合接続される
ようになっている。
【0039】送信増幅盤33が棚フレーム13の棚13
aに実装された後、アダプタ盤31又は合成器盤32の
対応する信号入力用コネクタ又は信号出力用コネクタと
送信増幅板33の信号入力用コネクタ又は信号出力用コ
ネクタがケーブルで接続される。
【0040】通風制御盤34は、図10に示されている
ように、表面板34aの裏面側に上下方向に障害物が無
い金属製の枠部材34bが設けられて構成されている。
この枠部材34bには、概略V字状に形成された誘導遮
蔽板34cが適宜に取り付けられる。
【0041】誘導遮蔽板34cは、送信増幅盤用の棚1
3aに送信増幅盤33が間欠的に実装・支持されている
場合に、ファン盤35からの空気流を送信増幅盤33が
実装されていない部分へ流れることを阻止する、換言す
れば、実装されている送信増幅盤33へのみ空気流を誘
導するものである。
【0042】この誘導遮蔽板34cは、枠部材34bに
対してネジ等により着脱可能に取り付けられるようにな
っており、送信増幅盤用の棚13aに対する送信増幅盤
33の支持状況に応じて適宜に移動し、追加し又は削除
することができるようになっている。
【0043】例えば、合成器盤32を使用しない場合に
は送信増幅盤33は1枚おきに実装されるが、送信増幅
盤33が1枚の場合には図11(A)に、送信増幅盤3
3が2枚の場合には図11(B)に、送信増幅盤33が
3枚の場合には図11(C)に、それぞれ示されている
ように誘導遮蔽板34cを枠部材34bに取り付ける。
【0044】また、合成器盤32を使用する場合には送
信増幅盤33は間を空けずに実装されるが、送信増幅盤
33が2枚の場合には図12(A)に、送信増幅盤33
が4枚の場合には図12(B)に、それぞれ示されてい
るように誘導遮蔽板34cを枠部材34bに取り付け
る。なお、送信増幅盤33が6枚の場合、即ち、フルに
実装される場合には図12(C)に示されているように
誘導遮蔽板34cは枠部材34bに取り付けない。
【0045】また、図10において、この通風制御盤3
4には、高密度実装を図るべく、前記の合成器盤32と
同じ機能を有する合成器盤40が一体的に設けられてお
り、その表面板34aには送信増幅盤用の棚13aの送
信増幅盤33が支持される部分のそれぞれに対応した位
置に、対応する送信増幅盤33とのケーブル接続用のコ
ネクタ34d及びアダプタ盤31とのケーブル接続用の
コネクタ34eが配列的に設けられている。これらのコ
ネクタ34d、34eは合成器盤32のコネクタと同様
に設けられている。
【0046】図1において、ファン盤35は、複数の冷
却ファンを有しており(この例では2つ)、これらの冷
却ファンは下側から上側に空気流を発生するものであ
り、エアフィルタ盤36は吸入空気を浄化するものであ
る。
【0047】受電制御盤37は送信増幅盤33や受信盤
増幅38等に電源を供給するための装置であり、受信増
幅盤38はアンテナからの受信信号を増幅して制御装置
に送るための装置である。制御スイッチ盤39は、その
表面板に各種の操作用のボタンが適宜に設けられた装置
である。
【0048】しかして、キャビネット11の棚フレーム
13の各棚にこれに対応する盤を前面側から挿入・実装
し、合成器盤32、40を使用しない場合には、送信増
幅盤33のコネクタとこれに対応するアダプタ盤31の
コネクタとを接続ケーブルで接続し、合成器盤32、4
0を使用する場合には、アダプタ盤31のコネクタと合
成器盤32、40の対応するコネクタ34eを接続ケー
ブルで接続するとともに、送信増幅盤33のコネクタと
これに対応する合成器盤32、40のコネクタ34dと
を接続ケーブルで接続する。
【0049】また、送信増幅盤33の実装状況に応じて
枠部材34bに誘導遮蔽板34cを取り付けた通風制御
盤34の実装、外部装置との接続ケーブルの接続、表面
板(ボンネット)24の取り付け等、その他の必要な作
業を行う。
【0050】そして、装置の運転を開始すると、ファン
盤35が作動して、ファン盤35の下側の空気吸入口か
らボンネット24の通気口23を介して外気が吸入さ
れ、エアフィルタ盤36で浄化されて、通風制御盤34
の誘導遮蔽板34cにより送信増幅盤33が実装されて
いる部分にのみ冷却空気が誘導され、送信増幅盤33の
下面から上面に向かってその内部を冷却空気が流れるこ
とにより、送信増幅盤33内のプリント配線板ユニット
が冷却され、天井板17の放熱口17cから装置外部に
放出される。
【0051】本実施例によると、複数の送信増幅盤33
は棚フレーム13の送信増幅盤用の棚13aに立てた状
態で左右に配列されるかたちで実装・支持されており、
その下側からファン盤35により冷却空気を送風するよ
うにしたから、各送信増幅盤33は一様に冷却され、即
ち、従来のように一部の送信増幅盤のみが高温になると
いうことが防止される。
【0052】また、複数枚の送信増幅盤33を複数の冷
却ファンが設けられた単一のファン盤35で冷却するよ
うにしたから、従来のように送信増幅盤のそれぞれに複
数の冷却ファンを設けたものと比較して、全体として使
用する冷却ファンの数を少なくすることができ、通信装
置の小型化、軽量化、低コスト化を図ることができる。
【0053】さらに、送信増幅盤33は、その仕様に応
じて図11(A)〜(C)及び図12(A)〜(C)に
示されているように、間欠的に実装される場合がある
が、ファン盤35からの冷却空気をV字状の誘導遮蔽板
34cにより、送信増幅盤33が実装されていない部分
への送風を阻止し、送信増幅盤33が実装されている部
分のみへ送風するようにしたから、実装された送信増幅
盤33の冷却効率が高く、且つ送信増幅盤33が実装さ
れていない部分に特別に表面板を取り付ける等の空気漏
れ対策を施す必要がなく、いわゆる煙突効果が十分に発
揮され、高効率的な冷却が可能である。
【0054】一方、通風制御盤34は棚フレーム13に
対して着脱可能であり、さらに誘導遮蔽板34cは枠部
材34bに対して着脱可能に構成したから、送信増幅盤
33の支持状況に応じて、誘導遮蔽板34cを枠部材3
4bに任意に取り付けることができ、送信増幅盤33の
増設等の装置仕様の変更に対して柔軟に対応することが
できるようになる。
【0055】また、合成器盤32、40の表面板34a
の各送信制御盤33が支持される部分のそれぞれに対応
した位置に、対応する送信増幅盤33とのケーブル接続
用のコネクタ34dを配列的に設けたから、合成器盤3
2、40と送信増幅盤33との接続ケーブル長を均一に
することができ、接続ケーブル長が異なることによる性
能の低下が防止される。
【0056】さらに、アダプタ盤31、合成器盤32、
送信増幅盤33、合成器盤40が一体化された通風制御
盤34、ファン盤35、エアフィルター盤36を上下方
向に配列し、これらに対して横に、受電制御盤37、受
信増幅盤38、制御スイッチ盤39を上下方向に配列し
たものを配置したから、装置全体としての高さが低く、
装置内部でのこれらの盤間の配線長が短くなり、ケーブ
ル等による電気的ロスが少ない。
【0057】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら、冷却効率の向上を図るとともに、装置の小型化、軽
量化、低コスト化、高性能化を達成した通信装置のキャ
ビネット構造が提供されるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明実施例の全体構成を示す側面図である。
【図3】本発明実施例のキャビネットの構成を示す分解
斜視図である。
【図4】本発明実施例のキャビネットの構成を示す分解
斜視図である。
【図5】本発明実施例の架フレームの構成を示す分解斜
視図である。
【図6】本発明実施例の架フレームの構成を示す分解斜
視図である。
【図7】本発明実施例の前面板の一部を拡大した断面図
であり、(A)は縦断面を、(B)は横断面を示してい
る。
【図8】本発明実施例の天井盤の構成を示す平面図であ
り、(A)は一例を、(B)は他の例を示している。
【図9】本発明実施例の棚フレームの構成を示す斜視図
である。
【図10】本発明実施例の通風制御盤の構成を示す斜視
図である。
【図11】本発明実施例の通風制御盤の合成器盤を使用
しない場合の構成例を示す正面図であり、(A)は送信
増幅盤の実装枚数が1枚の場合を、(B)は送信増幅盤
の実装枚数が2枚の場合を、(C)は送信増幅盤の実装
枚数が3枚の場合を、それぞれ示している。
【図12】本発明実施例の通風制御盤の合成器盤を使用
する場合の構成例を示す正面図であり、(A)は送信増
幅盤の実装枚数が2枚の場合を、(B)は送信増幅盤の
実装枚数が4枚の場合を、(C)は送信増幅盤がフル実
装の場合を、それぞれ示している。
【図13】従来技術の構成を示す正面図である。
【図14】従来技術の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
11 キャビネット 12 箱体 13 棚フレーム 14 架フレーム 15 側面板 16 裏面板 17 天井板 24 前面板 25 前面板取付金具 26 ナイラッチ 27 シールド部材 28 バックボード 31 アダプタ盤 32 合成器盤 33 送信増幅盤 34 通風制御盤 34a 表面板 34b 枠部材 34c 誘導遮蔽板 34d、34e コネクタ 35 ファン盤 37 受電制御盤 38 受信増幅盤 40 合成器盤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上下面のみが開放された箱状の金属
    ケースの内部にプリント配線板を収容してなる複数の被
    冷却盤を立てて左右に配列した状態で挿抜可能に支持す
    る第1の棚と、 該第1の棚の下方に配置された下側から上側に空気流を
    発生させるファン盤を支持した第2の棚と、 前記第1の棚に前記被冷却盤が間欠的に支持されている
    場合に、該ファン盤による空気流が該被冷却盤が支持さ
    れていない部分へ流れることを阻止する誘導遮蔽板を有
    する通風制御盤を支持した、前記第1の棚の下側で且つ
    前記第2の棚の上側に配置された第3の棚を一体的に有
    することを特徴とする通信装置のキャビネット構造。
  2. 【請求項2】 前記通風制御盤の誘導遮蔽板は、下側か
    ら上側に向かって幅広となるように概略V字状に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の通信装置の
    キャビネット構造。
  3. 【請求項3】 前記第3の棚に支持される前記通風制御
    盤は着脱可能であり、且つ該通風制御盤の前記誘導遮蔽
    板は、前記第1の棚に対する前記被冷却盤の支持状況に
    応じて、選択的に移動し、追加し又は削除できることを
    特徴とする請求項1に記載の通信装置のキャビネット構
    造。
  4. 【請求項4】 前記通風制御盤の表面板の前記第1の棚
    に支持された前記被冷却盤のそれぞれに対応した位置
    に、それぞれ対応する被冷却盤とのケーブル接続用の複
    数のコネクタを配列的に設け、 これらのコネクタと対応する前記被冷却盤との間の寸法
    はそれぞれ概略等しく設定されていることを特徴とする
    通信装置のキャビネット構造。
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