JP5056715B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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この発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的はスロットルバルブを小さくせずに、ブローバイガスやパージガスを適切に燃焼処理しつつ、アイドル運転時の燃料消費量を抑制することのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、電気的に開度を調整可能なPCVバルブを備え、クランクケース内に発生するブローバイガスを吸気通路に還流させて燃焼処理するブローバイガス還流装置と、電気的に開度を調整可能なパージ調整バルブ及び燃料タンク内に発生する燃料蒸気に含まれる燃料成分を吸着する吸着部材を備え、同吸着部材から離脱した燃料成分を含むパージガスを吸気通路に導入して燃焼処理する燃料蒸気処理装置とを備える内燃機関の制御装置において、前記吸気通路に導入されるパージガスの燃料濃度を推定する燃料濃度推定手段を備え、アイドル運転時に、前記燃料濃度推定手段によって推定される燃料濃度が所定濃度以上のときにはパージガスの導入量を増大させるとともにパージガスの導入量を増大させた分だけブローバイガスの還流量を減少させてブローバイガスの処理よりもパージガスの処理を優先させる一方、前記推定される燃料濃度が所定濃度未満のときにはブローバイガスの還流量を増大させるとともにブローバイガスの還流量を増大させた分だけパージガスの導入量を減少させてパージガスの処理よりもブローバイガスの処理を優先させる低アイドル化制御を実行することをその要旨とする。
請求項2に記載の発明は、電気的に開度を調整可能なPCVバルブを備え、クランクケース内に発生するブローバイガスを吸気通路に還流させて燃焼処理するブローバイガス還流装置と、電気的に開度を調整可能なパージ調整バルブ及び燃料タンク内に発生する燃料蒸気に含まれる燃料成分を吸着する吸着部材を備え、同吸着部材から離脱した燃料成分を含むパージガスを吸気通路に導入して燃焼処理する燃料蒸気処理装置とを備える内燃機関の制御装置において、前記吸気通路に導入されるパージガスの燃料濃度を推定する燃料濃度推定手段を備え、アイドル運転時に、前記燃料濃度推定手段によって推定される燃料濃度が高いときほどパージガスの導入量を増大させ、パージガスの導入量を増大させた分だけブローバイガスの還流量を減少させるように前記推定される燃料濃度に応じて前記PCVバルブの開度及び前記パージ調整バルブの開度を制御する低アイドル化制御を実行することをその要旨とする。
請求項4に記載の発明は、電気的に開度を調整可能なPCVバルブを備え、クランクケース内に発生するブローバイガスを吸気通路に還流させて燃焼処理するブローバイガス還流装置と、電気的に開度を調整可能なパージ調整バルブ及び燃料タンク内に発生する燃料蒸気に含まれる燃料成分を吸着する吸着部材を備え、同吸着部材から離脱した燃料成分を含むパージガスを吸気通路に導入して燃焼処理する燃料蒸気処理装置とを備える内燃機関の制御装置において、前記吸気通路に導入されるパージガスの燃料濃度を推定する燃料濃度推定手段を備え、アイドル運転時に、前記燃料濃度推定手段によって推定される燃料濃度が低いときには同推定される燃料濃度が高いときよりもパージガスの導入量を減少させる一方、前記推定される燃料濃度が高いときには同推定される燃料濃度が低いときよりもパージガスの導入量を増大させるとともにブローバイガスの還流量を減少させるように前記PCVバルブの開度及び前記パージ調整バルブの開度を協調制御する低アイドル化制御を実行し、暖機完了後であることを条件に前記低アイドル化制御を実行し、暖機未完了時にはパージガスとブローバイガスとを前記低アイドル化制御による制限を行うことなく導入してアイドル回転数を増大させるアイドルアップ制御を実行することをその要旨とする。
以下、この低アイドル化制御の内容について図3を参照して説明する。図3に示されるように低アイドル化制御を開始すると、電子制御装置100はまずステップS210において、上記ステップS120で推定したパージガスの燃料濃度PGが基準濃度PGst未満であるか否かを判定する。
(1)アイドル運転時においてパージガスの燃料濃度PGが低いときには燃料濃度PGが高いときと比較して吸気通路20へのパージガスの導入量を減少させるようにしている。これにより、パージ処理の必要性が低いときにはパージガスの導入量を減少させて燃焼室に導入される混合気の量を減少させ、アイドル回転数の増大を抑制することができる。
・上記実施形態では、図4に示されるようにパージ処理を優先させて、ブローバイガスの還流制御を制限する場合には、パージガスの導入量を増大させた分だけブローバイガスの還流量を減少させて燃焼室に導入される混合気の量が増大しないようにパージ調整バルブ65及びPCVバルブ40を協調制御する構成を示した。これに対して、例えば、パージ処理を優先させるときに、PCVバルブ40を閉弁してブローバイガスの還流を禁止し、パージガスのみを吸気通路20に導入する構成を採用することもできる。また、同様にブローバイガスの還流制御を優先させるときに、パージ調整バルブ65を閉弁してパージガスの導入を禁止し、ブローバイガスのみを吸気通路20に導入する構成を採用することもできる。すなわち、低アイドル化制御にあっては、パージ処理とブローバイガスの還流制御のうち、一方を優先させて他方を制限し、燃焼室に導入される混合気の量を減少させることができればよく、その制限の度合は適宜変更することができる。
Claims (5)
- 電気的に開度を調整可能なPCVバルブを備え、クランクケース内に発生するブローバイガスを吸気通路に還流させて燃焼処理するブローバイガス還流装置と、
電気的に開度を調整可能なパージ調整バルブ及び燃料タンク内に発生する燃料蒸気に含まれる燃料成分を吸着する吸着部材を備え、同吸着部材から離脱した燃料成分を含むパージガスを吸気通路に導入して燃焼処理する燃料蒸気処理装置と
を備える内燃機関の制御装置において、
前記吸気通路に導入されるパージガスの燃料濃度を推定する燃料濃度推定手段を備え、
アイドル運転時に、前記燃料濃度推定手段によって推定される燃料濃度が所定濃度以上のときにはパージガスの導入量を増大させるとともにパージガスの導入量を増大させた分だけブローバイガスの還流量を減少させてブローバイガスの処理よりもパージガスの処理を優先させる一方、前記推定される燃料濃度が所定濃度未満のときにはブローバイガスの還流量を増大させるとともにブローバイガスの還流量を増大させた分だけパージガスの導入量を減少させてパージガスの処理よりもブローバイガスの処理を優先させる低アイドル化制御を実行する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 電気的に開度を調整可能なPCVバルブを備え、クランクケース内に発生するブローバイガスを吸気通路に還流させて燃焼処理するブローバイガス還流装置と、
電気的に開度を調整可能なパージ調整バルブ及び燃料タンク内に発生する燃料蒸気に含まれる燃料成分を吸着する吸着部材を備え、同吸着部材から離脱した燃料成分を含むパージガスを吸気通路に導入して燃焼処理する燃料蒸気処理装置と
を備える内燃機関の制御装置において、
前記吸気通路に導入されるパージガスの燃料濃度を推定する燃料濃度推定手段を備え、
アイドル運転時に、前記燃料濃度推定手段によって推定される燃料濃度が高いときほどパージガスの導入量を増大させ、パージガスの導入量を増大させた分だけブローバイガスの還流量を減少させるように前記推定される燃料濃度に応じて前記PCVバルブの開度及び前記パージ調整バルブの開度を制御する低アイドル化制御を実行する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置において、
暖機完了後であることを条件に前記低アイドル化制御を実行し、暖機未完了時には前記低アイドル化制御を実行せずにアイドル回転数を増大させるアイドルアップ制御を実行する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 電気的に開度を調整可能なPCVバルブを備え、クランクケース内に発生するブローバイガスを吸気通路に還流させて燃焼処理するブローバイガス還流装置と、
電気的に開度を調整可能なパージ調整バルブ及び燃料タンク内に発生する燃料蒸気に含まれる燃料成分を吸着する吸着部材を備え、同吸着部材から離脱した燃料成分を含むパージガスを吸気通路に導入して燃焼処理する燃料蒸気処理装置と
を備える内燃機関の制御装置において、
前記吸気通路に導入されるパージガスの燃料濃度を推定する燃料濃度推定手段を備え、
アイドル運転時に、前記燃料濃度推定手段によって推定される燃料濃度が低いときには同推定される燃料濃度が高いときよりもパージガスの導入量を減少させる一方、前記推定される燃料濃度が高いときには同推定される燃料濃度が低いときよりもパージガスの導入量を増大させるとともにブローバイガスの還流量を減少させるように前記PCVバルブの開度及び前記パージ調整バルブの開度を協調制御する低アイドル化制御を実行し、
暖機完了後であることを条件に前記低アイドル化制御を実行し、暖機未完了時にはパージガスとブローバイガスとを前記低アイドル化制御による制限を行うことなく導入してアイドル回転数を増大させるアイドルアップ制御を実行する
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置において、
前記燃料濃度推定手段は、排気通路に設けられた酸素濃度センサからなり、パージガスを導入しているときに同酸素濃度センサによって検出される酸素濃度と、パージガスを導入していないときに同酸素濃度センサによって検出される酸素濃度との乖離の大きさに基づいてパージガスの燃料濃度を推定するものである
ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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