JP2008115802A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空燃比制御の安定性を確保しつつ、アルコール濃度を学習するようにした内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】検出された空燃比と目標空燃比との偏差に応じて算出される空燃比補正係数KAFに基づいて燃料に含まれるアルコール濃度を学習してアルコール濃度補正係数KREFBSを算出すると共に、空燃比補正係数KAFの制限値KAFALH,KAFALLを設定する内燃機関の制御装置において、空燃比補正係数KAFが制限値KAFALH,KAFALLに達したとき、前記制限値を変更する。
【選択図】図5

Description

この発明は内燃機関の制御装置に関し、より詳しくはフレキシブル・フューエル・ビークル(Flexible Fuel Vehicle)、即ち、ガソリン燃料でも、エタノール燃料でも、あるいはガソリンとエタノールの混合燃料でも運転可能な車両用の内燃機関の制御装置に関する。
フレキシブル・フューエル・ビークル(以下「FFV」という)では、下記の特許文献1に記載されるように、通例、検出空燃比と目標空燃比の偏差に応じて算出される燃料噴射量の空燃比補正係数に基づいて燃料の性状(アルコール濃度)を検出する。
即ち、特許文献1記載の技術にあっては、給油があったことが検知されると、空燃比補正係数の制限値(リミッタ)を解除し、燃料噴射量を一時的に増減したときの排気空燃比の挙動に基づいて燃料の性状を推定している。
特開2003−120363号公報
上記した従来技術においては、給油されると直ちに空燃比補正係数の制限値を解除していることから、給油されたにもかかわらず燃料の性状に変化がないときでも解除されるため、外乱などの影響で空燃比補正係数が大きく変化した場合、空燃比制御の安定性が低下してしまう不都合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、空燃比制御の安定性を確保しつつ、アルコール濃度を学習するようにした内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、排気中の空燃比を検出する空燃比検出手段と、前記検出された空燃比と目標空燃比との偏差に応じて燃料噴射量の空燃比補正係数を算出する空燃比補正係数算出手段と、前記算出される空燃比補正係数に基づいて燃料に含まれるアルコール濃度を学習するアルコール濃度学習手段と、前記空燃比補正係数の制限値を設定する制限値設定手段と、前記アルコール濃度学習手段が学習するときに前記制限値を変更する制限値変更手段とを備えた内燃機関の制御装置において、前記制限値変更手段は、前記空燃比補正係数が前記制限値に達したとき、前記制限値を変更する如く構成した。
請求項2に係る内燃機関の制御装置にあっては、前記制限値設定手段は前記制限値を上限値と下限値とで設定すると共に、前記制限値変更手段は、前記空燃比補正係数が前記上限値に達したとき、前記上限値と前記下限値とをそれぞれ第1の所定値だけ増加補正する一方、前記空燃比補正係数が前記下限値に達したとき、前記下限値と前記上限値とをそれぞれ第2の所定値だけ減少補正する如く構成した。
請求項3に係る内燃機関の制御装置にあっては、前記制限値設定手段は上限リミット値と下限リミット値の間で前記上限値と下限値を設定すると共に、前記アルコール濃度学習手段の学習によって算出されるアルコール濃度に応じ、前記上限リミット値と前記下限リミット値を持ち替える如く構成した。
請求項4に係る内燃機関の制御装置にあっては、前記制限値変更手段は、前記アルコール濃度学習手段が学習を開始する前のアルコール濃度前回値に応じ、前記上限リミット値と下限リミット値を持ち替える如く構成した。
請求項1にあっては、検出空燃比と目標空燃比との偏差に応じて算出される燃料噴射量の空燃比補正係数の制限値を、空燃比補正係数が前記制限値に達したときに変更する如く構成、換言すれば、空燃比補正係数が制限値に達しない限り変更しないように構成したので、給油時に燃料の性状に変化がない場合、外乱などの影響で空燃比補正係数が大きく変化するときも、制限値で変化が抑制されるので、アルコール濃度を学習するときも、空燃比制御の安定性を確保することができる。
請求項2に係る内燃機関の制御装置にあっては、空燃比補正係数が上限値に達したとき、上限値と下限値とをそれぞれ第1の所定値だけ増加補正する一方、下限値に達したとき、下限値と上限値とをそれぞれ第2の所定値だけ減少補正する如く構成したので、上記した効果に加え、空燃比補正係数の変化幅自体は変更されないことから、空燃比補正係数の偏差の最大値も変化しないこととなり、よって空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。
請求項3に係る内燃機関の制御装置にあっては、アルコール濃度学習値に応じ、上限リミット値と下限リミット値を持ち替える如く構成したので、上記した効果に加え、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。アルコール濃度学習時の空燃比補正係数の最大偏差は給油によって変化したアルコール濃度の偏差によって決まるが、そのリミット値をアルコール濃度に応じて持ち替えることで、不要な制限値の変更を抑制することができ、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。よって、アルコール濃度学習と空燃比制御とを最適に両立させることができる。
請求項4に係る内燃機関の制御装置にあっては、アルコール濃度学習を開始する前のアルコール濃度前回値に応じ、上限リミット値と下限リミット値を持ち替える如く構成したので、上記した効果に加え、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。即ち、空燃比補正係数の上下限リミット値はアルコール濃度によって決まるが、そのリミット値をアルコール濃度学習を開始する前のアルコール濃度、即ち、前回のアルコール濃度に応じて持ち替えることで、不要な制限値の変更を抑制することができ、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。よって、アルコール濃度学習と空燃比制御とを最適に両立させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る内燃機関の制御装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の実施例に係る内燃機関の制御装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は、FFV(図示せず)に搭載される、4気筒(シリンダ)4サイクルの内燃機関(1気筒のみ図示。以下「エンジン」という)を示す。エンジン10において、エアクリーナ12から吸入されて吸気管14を通る空気(吸気)はスロットルバルブ16で流量を調節されて吸気マニホルド18を流れ、2個の吸気バルブ(1個のみ図示)20が開弁されるとき、燃焼室に流入する。
スロットルバルブ16は、FFV運転席床面に配置されたアクセルペダル(図示せず)との機械的な接続を絶たれ、DCモータ(アクチュエータ)22に接続され、DCモータ22で駆動されて開閉する。このように、スロットルバルブ16の開度はDBW(Drive By Wire)方式で制御される。
吸気バルブ20の手前の吸気ポート付近には、メイン・インジェクタ24が配置される。メイン・インジェクタ24には、メイン燃料タンク26に貯留され、メイン燃料タンク26の内部に配置されたメイン燃料ポンプ28で汲み上げられる燃料がメイン燃料供給管30を介して圧送される。
メイン燃料タンク26に貯留される燃料としては、ガソリンとエタノール(エチルアルコール)の混合燃料、具体的にはガソリン78%とエタノール22%の混合燃料(E22)からガソリン0%とエタノール100%のエタノール燃料(E100)までの間のアルコール燃料が予定される。尚、アルコール燃料はガソリンに比して理論空燃比がリッチ側にずれると共に、そのずれはアルコール濃度の増加につれて拡大する。
吸気ポート付近においてメイン・インジェクタ24の上流側には、サブ・インジェクタ32が配置される。サブ・インジェクタ32には、サブ燃料タンク34に貯留されてサブ燃料ポンプ36で汲み上げられるサブ燃料がサブ燃料供給管38を介して圧送される。サブ燃料としては、ガソリン燃料、E22などが使用される。
メイン・インジェクタ24とサブ・インジェクタ32は、駆動回路(図示せず)を通じてECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)40に電気的に接続され、ECU40から開弁時間を示す駆動信号が駆動回路を通じて供給されると開弁し、開弁時間に応じた燃料を吸気ポートに噴射する。噴射された燃料は、流入した空気と混合して混合気(予混合気)を形成し、吸気バルブ20が開弁されるとき、燃焼室に流入する。サブ燃料は、エンジン10の始動時にのみ使用される。
燃焼室には点火プラグ44が配置される。点火プラグ44はイグナイタなどからなる点火装置(図示せず)に接続される。点火装置はECU40から点火信号が供給されると、点火プラグ44の電極間に火花放電を生じさせる。混合気はそれによって着火されて燃焼し、ピストン46を下方に駆動する。
ピストン46を包み込むシリンダブロックの下部のクランクケース48の内部には、ピストン46に接続され、ピストン46の上下運動を回転運動に変換するクランクシャフト(図示せず。50はそれに取り付けられるパルサプレート50を示す)が収容される。クランクケース48の下部は、オイル(潤滑油)を受けるオイルパンを構成する。
燃焼によって生じた排気(排ガス)は、2個の排気バルブ(図示せず)が開弁するとき、排気ポート52を通って排気管54に流れる。排気管54には、(2床の三元触媒からなる)触媒装置56が配置される。排気は、触媒装置56が活性状態にあるとき、HC,CO,NOxなどの有害成分を除去されてエンジン外の大気に放出される。
メイン燃料タンク26とサブ燃料タンク34の液面上方空間はチャージ通路58,60を介してキャニスタ62に接続されると共に、キャニスタ62はパージ通路64を介して吸気管14にスロットルバルブ16の配置位置の下流で接続される。パージ通路64には電磁バルブからなるパージ制御バルブ64aが設けられ、励磁されるとき、パージ通路64を開放する。
上記した構成において、メイン燃料タンク26とサブ燃料タンク34から蒸発した燃料蒸気はチャージ通路58,60を通ってキャニスタ62に流れ、その内部に収容された吸着材62aに吸着される。キャニスタ62の内部はパージ制御バルブ64aが励磁されるとき、吸気管14から負圧が作用し、吸着された燃料蒸気は大気開放孔62bから導入される新気と共に、パージ通路64を通って吸気系にパージされる。
クランクケース48の上部はPCV(Positive Crankcase Ventilation)用の孔が穿設され、吸気管14のスロットルバルブ16の配置位置の下流と還流通路68で接続される。還流通路68にはチェックバルブ68aが設けられ、クランクケース内のオイルに混入したアルコール蒸気は、所定圧以上となるとチェックバルブ68aを押し開き、還流通路68を通ってブローバイガスとして吸気系にパージされる。
シリンダブロックの上のシリンダヘッドには油圧で動作する動弁機構70が設けられ、吸気バルブ20のバルブタイミングとリフト量を高低2種の特性の間で変更する。
エンジン10のクランクシャフトの付近にはクランク角センサ72が配置され、前記したパルサプレート50の回転から気筒判別信号と、各気筒のTDC(上死点)あるいはその付近のクランク角度を示すTDC信号と、TDC信号を細分してなるクランク角度信号とを出力する。
エアクリーナ12の付近には温度検出素子を備えたエアフローメータ74が配置され、エアクリーナ12から吸入される空気(吸気)量Qと吸気温TAに応じた信号を出力する。
吸気管14においてスロットルバルブ16の下流にはMAPセンサ76が配置され、吸気管内圧力PBAを絶対圧で示す信号を出力すると共に、スロットルバルブ16にはスロットル開度センサ78が配置され、スロットルバルブ16の位置(スロットル開度)THに応じた信号を出力する。
エンジン10の冷却水通路(図示せず)には水温センサ80が配置されてエンジン冷却水温TWに応じた信号を出力すると共に、シリンダブロックにはノックセンサ82が配置され、エンジン10に生じる振動に応じた信号を出力する。
排気系において触媒装置56の上流には広域空燃比センサ84が配置され、理論空燃比からリッチあるいはリーンに至るまでの広い範囲において排気中の酸素濃度に応じた信号を出力する。広域空燃比センサ84の出力に基づき、検出空燃比KACTが当量比で算出される。また、触媒装置56の触媒床の間にはOセンサ86が配置され、排気中の酸素濃度が理論空燃比からリッチあるいはリーンに変化するたびに反転する信号を出力する。
メイン燃料タンク26にはフューエルレベルセンサ88が配置され、燃料の液面高さに応じた信号を出力する。
アクセルペダルの付近にはアクセル開度センサ90が設けられ、運転者のアクセルペダル踏み込み量を示すアクセル位置(エンジン負荷を示す)APに応じた信号を出力する。ドライブシャフト(図示せず)の付近には車速センサ92が設けられ、ドライブシャフトの回転当たりにパルス信号を出力すると共に、FFVの適宜位置には大気圧センサ94が設けられ、大気圧PAに応じた信号を出力する。
上記したセンサ群の出力は、ECU40に入力される。ECU40はマイクロコンピュータからなり、CPU,ROM,RAM,A/D変換回路、入出力回路およびカウンタ(全て図示せず)を備える。ECU40は入力信号の内、クランク角度信号をカウントしてエンジン回転数NEを算出(検出)すると共に、車速センサ92の出力をカウントして車速VPを算出(検出)する。
ECU40は入力値と算出値に基づき、ROMに格納されている命令に従い、続いて述べるように、燃料噴射量などを算出すると共に、エンジン回転数NEと吸気管内絶対圧PBAとから吸気バルブ20のバルブタイミングとリフト量を高低2種の特性の間で変更する。
図2は、そのECU40の動作を機能的に説明するブロック図である。
符号40aは燃料噴射量算出ブロックを示し、そこにおいては検出された運転状態に応じてエンジン10に供給すべき燃料噴射量TOUTが算出される。
即ち、エンジン負荷に応じて基本燃料噴射量TIMが算出されると共に、検出された空燃比KACTを目標空燃比KCMD(より正確には目標空燃比補正係数KCMD)に制御する空燃比フィードバック制御においてそれらの偏差に応じて空燃比補正係数(空燃比フィードバック補正係数)KAFが算出され、さらにアルコール濃度補正係数(アルコール濃度学習値)KREFBSなど、その他の補正係数が算出されて基本燃料噴射量が補正されることで、燃料噴射量TOUTが算出される。
燃料噴射量算出ブロック40aでは、空燃比補正係数KAFの制限値が設定されると共に、アルコール濃度が学習されるときの制限値の変更の際、空燃比補正係数KAFが制限値に達したとき、制限値を変更する如く構成される。
算出された燃料噴射量TOUTに基づき、メイン・インジェクタ24が駆動される。尚、アルコール燃料はエンジン冷却水温TWが低いときに始動性が悪いことから、エンジン10の始動時にはメイン・インジェクタ24に加え、サブ・インジェクタ32を駆動してサブ燃料が噴射される。
符号40bはアルコール濃度学習ブロックを示し、そこにおいては空燃比補正係数KAFに基づいて燃料に含まれるアルコール濃度が学習される。即ち、空燃比補正係数KAFをなましてアルコール濃度学習値KREFXを算出し、それを前回のアルコール濃度補正係数KREFBSに乗算して補正することでアルコール濃度補正係数KREFBSが更新される。アルコール濃度補正係数KREFBSは、ブロック40aに送られる。
符号40cは点火時期算出ブロックを示し、そこにおいては検出された運転状態に応じてエンジン10に供給すべき点火時期が算出され、それに基づいて点火装置を介して点火プラグ44の点火が制御される。
符号40dはスロットル開度制御値算出ブロックを示し、そこにおいてはスロットル開度の制御値が算出され、それに基づいてDCモータ22が駆動される。
図3はブロック40aにおける燃料噴射量算出処理を示すフロー・チャートである。図示のプログラムは、それぞれの気筒のTDC付近の所定クランク角度で実行される。
以下説明すると、S10において別ルーチンで算出される、始動時増量補正項KAST、加速度に応じて算出される加速補正項KACC、減速度に応じて算出される減速補正項KDECを乗算し、よって得た積をktotaltmpとする。
次いでS12に進み、同様に別ルーチンで算出される、吸気温TAに応じて算出される吸気温補正項KTA、大気圧PAに応じて算出される大気圧補正項KPA、エンジン冷却水温TWに応じて算出される水温補正項KTWを乗算し、よって得た積をktatwpaとする。
次いでS14に進み、S10とS12の処理で得られた2種の補正項を乗算し、よって得た値を乗算補正項積算値KTTLとする。
次いでS16に進み、エンジン10に供給すべき燃料噴射量TOUTを図示の式に従って算出する。
S16に示される式で、KREFBS:アルコール濃度補正係数、KAF:空燃比補正係数、KCMD:目標空燃比あるいは目標空燃比補正係数(検出空燃比KACTと同様に当量比で示されることから、空燃比の目標値と、燃料噴射量を補正する補正係数としても機能する)、KTTL:上記した乗算補正項積算値、TIM(暖機後の基本燃料噴射量で、予め設定された特性(マップ)をエンジン負荷Gair(エアフローメータ74の出力Qをエンジン回転数NEで除算して得られた1回の燃焼に使用される空気量)で検索することで算出される)、KEVACT:キャニスタパージ(吸気系に還流される燃料蒸気)による補正係数、KCTMFFV:アルコール蒸散補正係数(オイル(潤滑油)に混入したアルコール蒸気の補正係数)である。最終的な燃料噴射量TOUTを含め、燃料噴射量は全てメイン・インジェクタ24の開弁時間で規定される。
図4はブロック30aにおける燃料噴射量算出処理の中の空燃比補正係数KAFの算出処理を示すフロー・チャートである。図示のプログラムも、それぞれの気筒のTDC付近の所定クランク角度で実行される。
以下説明すると、S100において目標空燃比KCMDと検出空燃比KACTの偏差DKCMDを算出し、S102に進み、偏差DKCMDに比例ゲインKPAFを乗じてPID制御則におけるP項(比例項)KPFを算出し、S104に進み、偏差DKCMDに積分ゲインKIAFを乗じると共に、前回値kiftを加算してI項(積分項)kiftを算出する。
次いでS106に進み、偏差DKCMDから前回の偏差DKCMDPを減算して得た差に微分ゲインKDAFを乗じてPID制御則におけD項(微分項)KDFを算出する。
次いでS110に進み、比例項KPFと積分項kiftと微分項KDFを加算し、よって得た和を空燃比補正係数KAFとする。
次いでS112に進み、S110で算出された空燃比補正係数KAFが下限値(制限値)KAFALL以下か、換言すれば下限値に達したか否か判断し、肯定されるときはS114に進み、下限値KAFALLを空燃比補正係数KAFとする。
次いでS116に進み、下限値KAFALLから所定値DKAFCHGAL(前記した第2の所定値)を減算して減少補正した値を仮値KAFAL、S118に進み、上限値(制限値)KAFALHから所定値DKAFCHGAL(前記した第2の所定値)を減算して減少補正した値を仮値KAFAHとする。
図5は、上記した処理を説明するタイム・チャートである。
即ち、この実施例においては空燃比補正係数KAF、より具体的にはそれをなまして得た値KREFXで燃料に含まれるアルコール濃度が学習されるが、空燃比制御の安定性のため、空燃比補正係数KAFの変化を制限する制限値(上限値KAFALHと下限値KAFALLで規定される)が設定される。その場合、アルコール濃度が学習されるとき、空燃比補正係数が制限値に達したとき、前記制限値を変更する如く構成した。
図4フロー・チャートの説明に戻ると、S112で否定されるときはS120に進み、S110で算出されたフィードバック補正係数KAFが上限値KAFALH以上か、換言すれば上限値に達したか否か判断し、肯定されるときはS122に進み、上限値KAFALHを空燃比補正係数KAFとする。
次いでS124に進み、下限値KAFALLに所定値DKAFCHGAL(前記した第1の所定値)を加算して増加補正した値を仮値KAFAL、S126に進み、上限値KAFALHに前記した所定値DKAFCHGAL(前記した第1の所定値)を加算して増加補正した値を仮値KAFAHする。
尚、S116,S118で減算される値とS124,S126で加算される値を共に同一の値DKAFCHGALとしたが、異ならせても良い。その意味で請求項において、S124,S126で加算される値を第1の所定値と記載すると共に、S116,S118で減算される値を第2の所定値と記載した。
S120で否定されるときはS130に進み、下限値KAFALLが基本下限値KAFLML未満か否か判断する。S130で肯定されるときはS132に進み、空燃比補正係数KAFがセンタ値KAFALCNT以上か否か判断する。
S132で肯定されるときはS134に進み、下限値KAFALLに所定値DKAFCHGALを加算して増加補正した値をkafalとし、S136に進み、上限値KAFALHに所定値DKAFCHGALを加算して増加補正した値をkafahとする。
次いでS138に進み、kafalが基本下限値KAFLMLを上回るときはそれに限定するリミット処理を行い、処理後の値を仮値KAFALとし、S140に進み、kafahが基本上限値KAFLMTHを上回るときはそれに限定するリミット処理を行い、処理後の値を仮値KAFAHとする。
他方、S130で否定されるときはS142に進み、上限値KAFALHが基本上限値KAFLMTHを上回るか否か判断する。S142で肯定されるときはS144に進み、空燃比補正係数KAFがセンタ値KAFALCNT以下か否か判断する。
S144で肯定されるときはS146に進み、下限値KAFALLから所定値DKAFCHGALを減算して減少補正した値をkafalとし、S148に進み、上限値KAFALHから所定値DKAFCHGALを減算して減少補正した値をkafahとする。
次いでS150に進み、kafalが基本下限値KAFLMLを下回るときはそれに限定するリミット処理を行い、処理後の値を仮値KAFALとし、S152に進み、kafahが基本上限値KAFLMTHを下回るときはそれに限定するリミット処理を行い、処理後の値を仮値KAFAHとする。
他方、S142,S132,S144のいずれかで否定されるときはS154に進み、下限値KAFALLをそのまま仮値KAFALとし、S156に進み、上限値KAFALHをそのまま仮値KAFAHとする。
図6は、同様に燃料噴射量算出ブロック40aの空燃比補正係数KAFの算出処理を示すフロー・チャートである。図示のプログラムも、それぞれの気筒のTDC付近の所定クランク角度で実行される。
以下説明すると、S200においてフラグF_FCFFVDNのビットが1か否か判断する。このフラグは別ルーチンにおいてアルコール濃度の学習が終了するとそのビットが1にセットされることから、S200の判断はアルコール濃度の学習が終了したか否か判断することを意味する。尚、アルコール濃度の学習については後述する。
S200で否定されるときはS202に進み、アルコール濃度補正係数KREFBSで図7に示す特性を検索し、上限リミット値KAFALLMTHを検索し、S204に進み、同様にアルコール濃度補正係数KREFBSで図7に示す特性を検索し、下限リミット値KAFALLMTLを検索する。
次いでS206に進み、仮値KAFAHが上限リミット値KAFALLMTHを超えるときはそれに制限するリミット処理を行って仮値KAFAHを上限値KAFALHとする。次いでS208に進み、仮値KAFALが下限リミット値KAFALLMTLを下回るときはそれに制限するリミット処理を行い、仮値KAFALを下限値KAFALLとする。
他方、S200で肯定されるときはS210に進み、基本上限値KAFLMTHを上限値KAFALHとし、S212に進み、基本下限値KAFLMLを下限値KAFALLとする。
次いでS214に進み、得られた上限値KAFALHと下限値KAFALLを加算して得た和を2で除算し、よって得た商を前記したセンタ値KAFALCNTとする。
図8は、アルコール濃度学習ブロック40bにおける処理を示すフロー・チャートである。図示のプログラムも、それぞれの気筒のTDC付近の所定クランク角度で実行される。
以下説明すると、S300においてフラグF_PGDLYのビットが1にセットされているか否か判断する。このフラグは別ルーチンにおいてキャニスタパージが停止中のときそのビットが1にセットされることから、S300の判断はキャニスタパージが停止中か否か判断することを意味する。
S300で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS302に進み、エンジン回転数NEが所定高回転数NKREFXHを超えるか否か判断する。S302で肯定されるときは以降の処理をスキップすると共に、否定されるときはS304に進み、吸気温TAが所定高吸気温TAREFを超えるか否か判断する。
S304で肯定されるときは以降の処理をスキップすると共に、否定されるときはS306に進み、F_OCTMCNDのビットが1にあるか否か判断する。このフラグは別ルーチンにおいてオイルに混入したアルコール燃料の蒸散の影響が大きい領域にあるときそのビットが1にセットされることから、S306の判断はそのような領域にあるか否か判断することに相当する。
S306で否定されるときはS308に進み、吸気管内絶対圧PBAが所定低負荷値PBAREFXLを超えるか否か判断し、肯定されるときはS310に進み、吸気管内絶対圧PBAが所定高負荷値PBAREFXH未満か否か判断する。
また、S306で肯定されるときはS312に進み、吸気管内絶対圧PBAが所定低負荷値PBAREFXLFFVを超えるか否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS310に進む。
S310で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS314に進み、図示の如く、重み係数Cを用いて加重平均を行うことで、空燃比補正係数KAFをなましてアルコール濃度学習値KREFXを算出する。
このように、キャニスタパージが停止されると共に、エンジンの運転状態が所定の運転領域にあるとき、空燃比補正係数KAFをなましてアルコール濃度学習値KREFXが算出される。
図9は、同様にアルコール濃度学習ブロック40bの処理を示すフロー・チャートである。図示のプログラムも、それぞれの気筒のTDC付近の所定クランク角度で実行される。
以下説明すると、S400においてフラグF_FSPAFFBのビットが1にセットされているか否か判断する。このフラグは別ルーチンにおいて広域空燃比センサ84が故障しているときそのビットが1にセットされていることから、S400の処理はそれを判断するに等しい。
S400で否定されるときはS402に進み、フラグF_FCFFVDNのビットが1にセットされているか否か判断する。
図10は、アルコール濃度学習を説明するタイム・チャートである。
S402のフラグは図10に示すF_FC(フューエルカット実行フラグ)とF_KALCOK(アルコード濃度補正係数学習完了フラグ)のビットが1にセットされるとき、別ルーチンにおいてそのビットが1にセットされる。
S402で肯定されるときはS404に進み、フラグF_KREFBSONのビットが1にセットされているか否か判断する。このフラグはアルコール濃度補正係数の更新、換言すればアルコール濃度の学習の実行が終了するときそのビットが1にセットされることから、S404の判断は通例否定されてS406に進み、図示の如く、アルコール濃度補正係数KREFBSにアルコール濃度学習値KREFXを乗じ、よって得た積をKREFBSTとする。
次いでS408に進み、KREFBSTがmax値を上回るか、min値を下回るときはそれに制限するリミット処理を行い、処理後の値をKREFBSとし、S410に進み、前記したフラグF_KREFBSONのビットを1にセットする。
このように、S404からS410までの処理は、アルコール濃度の学習が完了し、アルコール濃度補正係数の更新が許可されたとき、アルコール濃度補正係数KREFBSを更新する処理を意味し、アルコール濃度学習手段が学習を開始する前のアルコール濃度前回値とは、更新前のアルコール濃度補正係数KREFBSを意味する。
他方、S402で否定されるときはS412に進み、フラグF_WOTのビットが1にセットされているか否か判断する。このフラグは別ルーチンにおいて触媒装置56を保護するために目標空燃比KCMD、目標空燃比補正係数KCMDのリッチ化処理がなされたときそのビットが1にセットされることから、S412ではそれを判断する。
S412で肯定されるときはS414に進み、F_AFFBのビットが1にセットされているか否か判断する。このフラグは別ルーチンにおいて前記した空燃比フィードバック制御が実行されるときそのビットが1にセットされることから、S414ではそれを判断する。
S414で否定されるときはS416に進み、前記したアルコール濃度補正係数学習完了フラグF_KALCOKのビットが1にセットされているか否か判断する。S416で肯定されるときはS404に進むと共に、否定されるときはS418に進み、前記したフラグF_KREFBSONのビットを0にリセットする。S414で肯定されるときも同様である。尚、S400で肯定されるときはS420,S422に進み、アルコール濃度補正係数などの値を1.0(補正なし)とする。
図10を参照してアルコール濃度学習を説明すると、この実施例では空燃比補正係数KAFをなまして得たアルコール濃度学習値KREFXに基づいてアルコール濃度が学習(検出)される。燃料としてE100からE22までを予定するが、アルコール濃度補正係数KREFBSはその中間のE64に相当する値(1.0。補正なし)となるように初期値が設定される。
図10の左端に示す如く、E64使用時、給油により燃料がE100に切り替えられたとすると、それに応じて空燃比補正係数KAFとそれをなましたアルコール濃度学習値KREFXは変化し、アルコール濃度補正係数KREFBSは1.2に修正される。
その後、末尾のフラグF_REFUELFFV(給油判定)から、アイドル中に給油により燃料がE22に切り替えられたとすると、空燃比補正係数KAFと学習値KREFXは反転し、アルコール濃度補正係数は0.8に修正される。
この実施例は上記の如く、排気中の空燃比KACTを検出する空燃比検出手段(広域空燃比センサ84)と、前記検出された空燃比KACTと目標空燃比KCMDとの偏差DKCMDに応じて燃料噴射量TOUTの空燃比補正係数KAFを算出する空燃比補正係数算出手段(燃料噴射量算出ブロック40a,S100からS110)と、前記算出される空燃比補正係数KAFに基づいて燃料に含まれるアルコール濃度を学習するアルコール濃度学習手段(アルコール濃度学習ブロック40b,S300からS314,S400からS422)と、前記空燃比補正係数KAFの制限値(上下限値)KAFALH,KAFALLを設定する制限値設定手段(燃料噴射量算出ブロック40a,S200からS214)と、前記アルコール濃度学習手段が学習するときに前記制限値を変更する制限値変更手段(ブロック40a,S112,S116からS120、S124からS156)とを備えた内燃機関(エンジン)10の制御装置において、前記制限値変更手段は、前記空燃比補正係数KAFが前記制限値KAFALH,KAFALLに達したとき(S112,S120)、前記制限値を変更する(S116からS118,S124からS156)如く構成した。
このように、検出空燃比KACTと目標空燃比KCMDとの偏差DKCMDに応じて算出される燃料噴射量TOUTの空燃比補正係数KAFの制限値(上限値KAFALH、下限値KAFALL)を、空燃比補正係数が制限値に達したときに変更する如く構成、換言すれば、空燃比補正係数が制限値に達しない限り変更しないように構成したので、給油時に燃料の性状に変化がない場合、外乱などの影響で空燃比補正係数が大きく変化するときも、制限値で変化が抑制されるので、アルコール濃度を学習するときも、空燃比制御の安定性を確保することができる。
また、前記制限値設定手段は前記制限値を上限値KAFALHと下限値KAFALLとで設定すると共に、前記制限値変更手段は、空燃比補正係数KAFが上限値KAFALHに達したとき、上限値KAFALHと下限値KAFALLとをそれぞれDKAFCHGAL(第1の所定値)だけ増加補正する一方、下限値KAFALLに達したときも、下限値KAFALLと上限値KAFALHとをそれぞれDKAFCHGAL(第2の所定値)だけ減少補正する如く構成したので、上記した効果に加え、空燃比補正係数KAFの変化幅自体は変更されないことから、空燃比補正係数KAFの偏差の最大値も変化しないこととなり、よって空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。尚、前記した如く、第1の所定値の第2の所定値も同一の値DKAFCHGALとしたが、別の値としても良い。
また、前記制限値設定手段は上限リミット値KAFALLMTHと下限リミット値KAFALLMTLの間で前記上限値と下限値を設定すると共に、前記アルコール濃度学習手段の学習によって算出されるアルコール濃度、より具体的にはアルコール濃度補正係数KREFBSに応じ、上限リミット値KAFALLMTHと下限リミット値KAFALLMTLを持ち替える(S202,S204)如く構成したので、上記した効果に加え、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。即ち、空燃比補正係数KAFの上下限リミット値KAFALLMTH,KAFALLMTLはアルコール濃度によって決まるが、そのリミット値をアルコール濃度補正係数KREFBSに応じて持ち替えることで、不要な制限値の変更を抑制することができ、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。よって、アルコール濃度学習と空燃比制御とを最適に両立させることができる。
また、前記制限値変更手段は、前記アルコール濃度学習手段が学習を開始する前のアルコール濃度前回値、より具体的にはアルコール濃度補正係数KREFBSの前回値に応じ(S406からS410)、上限リミット値KAFALLMTHと下限リミット値KAFALLMTLを持ち替える如く構成したので、上記した効果に加え、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。
即ち、空燃比補正係数KAFの上下限リミット値KAFALLMTH,KAFALLMTLはアルコール濃度によって決まるが、そのリミット値をアルコール濃度学習を開始する前のアルコール濃度補正係数KREFBS、即ち、前回値に応じて持ち替えることで、不要な制限値の変更を抑制することができ、空燃比制御の安定性を一層良く確保することができる。よって、アルコール濃度学習と空燃比制御とを最適に両立させることができる。
この発明の実施例に係る内燃機関の制御装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す装置の動作、より具体的には図1に示す装置の中のECU(電子制御ユニット)の動作を説明するブロック図である。 図2に示す燃料噴射量算出ブロックの燃料噴射量TOUTの算出処理を示すフロー・チャートである。 同様に図2に示す燃料噴射量算出ブロックの空燃比補正係数KAFの算出処理を示すフロー・チャートである。 図4の処理を説明するタイム・チャートである。 同様に燃料噴射量算出ブロックの空燃比補正係数KAFの算出処理を示すフロー・チャートである。 図6の処理で使用される値を示す説明グラフである。 図2のアルコール濃度学習ブロックの処理を示すフロー・チャートである。 同様に図2のアルコール濃度学習ブロックの処理を示すフロー・チャートである。 図2のアルコール濃度学習を説明するタイム・チャートである。
符号の説明
10 内燃機関(エンジン)、16 スロットルバルブ、22 DCモータ、24 メイン・インジェクタ、26 メイン燃料タンク、40 ECU(電子制御ユニット)、44 点火プラグ、56 触媒装置、62 キャニスタ、70 動弁機構、72 クランク角センサ、74 エアフローメータ、76 MAPセンサ、80 水温センサ、84 広域空燃比センサ、90 アクセル開度センサ、92 車速センサ、94 大気圧センサ

Claims (4)

  1. 排気中の空燃比を検出する空燃比検出手段と、前記検出された空燃比と目標空燃比との偏差に応じて燃料噴射量の空燃比補正係数を算出する空燃比補正係数算出手段と、前記算出される空燃比補正係数に基づいて燃料に含まれるアルコール濃度を学習するアルコール濃度学習手段と、前記空燃比補正係数の制限値を設定する制限値設定手段と、前記アルコール濃度学習手段が学習するときに前記制限値を変更する制限値変更手段とを備えた内燃機関の制御装置において、前記制限値変更手段は、前記空燃比補正係数が前記制限値に達したとき、前記制限値を変更することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記制限値設定手段は前記制限値を上限値と下限値とで設定すると共に、前記制限値変更手段は、前記空燃比補正係数が前記上限値に達したとき、前記上限値と前記下限値とをそれぞれ第1の所定値だけ増加補正する一方、前記空燃比補正係数が前記下限値に達したとき、前記下限値と前記上限値とをそれぞれ第2の所定値だけ減少補正することを特徴とする請求項1記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記制限値設定手段は上限リミット値と下限リミット値の間で前記上限値と下限値を設定すると共に、前記アルコール濃度学習手段の学習によって算出されるアルコール濃度に応じ、前記上限リミット値と前記下限リミット値を持ち替えることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記制限値変更手段は、前記アルコール濃度学習手段が学習を開始する前のアルコール濃度前回値に応じ、前記上限リミット値と下限リミット値を持ち替えることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の制御装置。
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