JP6210082B2 - 内燃機関の蒸発燃料制御装置 - Google Patents
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Description
従って、特定の運転領域の全域で、ポンプの応答遅れに伴って生じるパージガスの量の要求量からのずれをパージバルブ開度の補正により解消することができる。そのため、吸気通路に導入する蒸発燃料量をより確実に適正量にすることができる。
この装置によっても、ポンプの回転数が目標ポンプ回転数に到達するまでの間、パージバルブの開度変更によってパージガスの量を要求量にすることができるため、ポンプの応答遅れに伴うパージガスの量の要求量からのずれを抑制することができ、蒸発燃料をより確実に適正量吸気通路に導入することができる。
しかも、このように吸気通路に導入される蒸発燃料量を適正に制御することができるため、気筒内の混合気の空燃比をより精度よく制御することができる。従って、特定の運転領域において、空燃比をより確実に1より大きいリーンとしながら適切な圧縮自己着火燃焼を実現することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる内燃機関の蒸発燃料制御装置が適用されるエンジンシステムの構成を示す図である。当実施形態のエンジンシステムは、4ストロークのエンジン本体1と、エンジン本体1に燃焼用の空気(吸気)を導入するための吸気通路20と、エンジン本体1から外部に排気を排出するための排気通路31と、燃料タンク41内で発生した蒸発燃料をエンジン本体1に導入するためのパージシステム40とを備えている。エンジン本体1は、例えば、図1の紙面に直交する方向に並ぶ4つの気筒2aを有する4気筒エンジンである。
次に、エンジンシステムの制御系について説明する。当実施形態のエンジンシステムは、自動車等の車両に搭載されており、車両に備わるECU(エンジン制御ユニット)60によって制御される。ECU60は、周知のとおり、CPU、ROM、RAM、I/F等から構成されるマイクロプロセッサであり、本発明にかかる制御手段に相当するものである。
図2は、エンジンの運転中にECU60によって参照される燃焼形態に係る制御マップを概念的に示した図である。
次に、キャニスタ42から吸気管23に導入されるパージガスの制御について説明する。
以上のように、当実施形態では、要求パージ量が基準パージ量Qp1未満の低流量領域B1では、基本的に、パージバルブ45のDUTY比が中間値である低流量基本DUTY比D1とされてパージバルブ45の開度が中間開度とされる。
上記実施形態では、低流量領域B1における基本DUTY比を要求パージ量によらず一定にした場合について説明したが、基本DUTY比は、パージバルブ45の開度が全閉と全開との間の中間開度となる中間値であればよく、要求パージ量に応じて変化するように設定されてもよい。例えば、基本DUTY比を要求パージ量に応じて比例するように設定してもよい。ただし、低流量領域B1における基本DUTY比を要求パージ量によらず一定とすれば、パージバルブ45のDUTY比を頻繁に変更する必要がなく、制御構成を簡素化することができる。
2a 気筒
42 キャニスタ
43 パージ管(パージ通路)
44 エアポンプ(ポンプ)
45 パージバルブ
60 ECU(制御手段)
Claims (3)
- 気筒と、気筒内に空気を導入する吸気通路と、燃料が貯留された燃料タンクと、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を脱着可能に吸着するキャニスタとを備え、キャニスタから脱着された蒸発燃料を含むパージガスが吸気通路に導入される内燃機関の蒸発燃料制御装置であって、
上記キャニスタと上記吸気通路とを連通するパージ通路と、
上記パージ通路に設けられて当該通路を開閉するパージバルブと、
上記パージ通路に設けられて回転数が高いほど当該パージ通路の上流端と下流端との圧力差を大きくする回転式のポンプと、
上記パージバルブの開度および上記ポンプの回転数を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、
少なくとも特定の運転領域において、上記パージバルブの開度をその全閉と全開との間の中間開度に制御し、かつ、要求されるパージガスの量である要求パージ量が多い時に高い値に設定される目標ポンプ回転数に上記ポンプの回転数を制御するとともに、上記ポンプの回転数と上記目標ポンプ回転数との偏差が所定の基準偏差以上の場合は、当該偏差が上記基準偏差未満となるまでの間、上記吸気通路に導入されるパージガスの量が上記要求パージ量となるように上記パージバルブの開度を上記要求パージ量と上記ポンプの回転数に応じて補正し、
上記目標ポンプ回転数および上記中間開度は、それぞれ、上記ポンプ回転数を上記特定の運転領域における上記目標ポンプ回転数の最低回転数とし且つ上記パージバルブを全開としたときに上記吸気通路に供給されるパージガスの量が、上記ポンプ回転数を上記特定の運転領域における上記目標ポンプ回転数の最高回転数とし且つ上記パージバルブを上記中間開度にしたときに上記吸気通路に供給されるパージガスの量以上となるように設定されていることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料制御装置。 - 気筒と、気筒内に空気を導入する吸気通路と、燃料が貯留された燃料タンクと、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を脱着可能に吸着するキャニスタとを備え、キャニスタから脱着された蒸発燃料を含むパージガスが吸気通路に導入される内燃機関の蒸発燃料制御装置であって、
上記キャニスタと上記吸気通路とを連通するパージ通路と、
上記パージ通路に設けられて当該通路を開閉するパージバルブと、
上記パージ通路に設けられて回転数が高いほど当該パージ通路の上流端と下流端との圧力差を大きくする回転式のポンプと、
上記パージバルブの開度および上記ポンプの回転数を制御する制御手段とを備え、
上記制御手段は、
少なくとも特定の運転領域において、上記パージバルブの開度をその全閉と全開との間の中間開度に制御し、かつ、要求されるパージガスの量である要求パージ量が多い時に高い値に設定される目標ポンプ回転数に上記ポンプの回転数を制御するとともに、上記ポンプの回転数と上記目標ポンプ回転数との偏差が所定の基準偏差以上の場合は、当該偏差が上記基準偏差未満となるまでの間、上記吸気通路に導入されるパージガスの量が上記要求パージ量となるように上記パージバルブの開度を上記要求パージ量と上記ポンプの回転数に応じて補正し、
上記特定の運転領域は、気筒内で空燃比が1より大きい混合気の圧縮自己着火燃焼が実施される領域に設定されていることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料制御装置。 - 請求項1または2に記載の内燃機関の蒸発燃料制御装置であって、
上記中間開度は、上記要求パージ量によらず一定の開度に設定されていることを特徴とする内燃機関の蒸発燃料制御装置。
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