JP5056426B2 - 自動販売機 - Google Patents

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

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本発明は、缶、ビン、パック、ペットボトル等の容器に入れた飲料等の商品を冷媒 回路にて冷却または加熱して販売に供する自動販売機に関する。
近年の地球温暖化に対して二酸化炭素の排出量削減が課題となっており、自動販 売機も省エネ型が開発されている。その1方式として従来は排熱していた凝縮器の熱 を庫内の加熱に利用するヒートポンプ方式の自動販売機が注目されている(例えば、 特許文献1参照)。
しかしながら、この自動販売機は、庫内側の熱交換器を冷却時には蒸発器として使 用し、加温時には凝縮器として使用するため、自動販売機の冷却加熱の運転モードに よって、冷媒の流し方を変更させる必要がある結果、冷凍回路の配管が複雑になりコ スト高を招来するという問題がある。
また、圧縮機の起動時、過負荷状態にあると電動機がロックし電動機の巻線に大電 流が流れ、長時間流れると巻線の焼損が生じる。従来はこれを防止するためにロック が起こった時、圧縮機を停止させ圧縮機の吐出側と吸入側との圧力平衡がとれるまで の時間を待って圧縮機を再起動させていた。しかし、この方式では、圧縮機を再起動 させるのに圧縮機の吐出側と吸入側との圧力平衡がとれるまでの時間が(例えば5分 間)かかり、冷却遅延が起こっていた。
また、冷却遅延を解消させるために冷凍サイクルの高圧側と低圧側をバイパスさせ る位置に自在に開閉ができる弁を設け、圧縮機の起動時の過負荷状態の時、ロックが 起こると弁を短時間開放し圧力平衡をさせて圧縮機を再起動させる方法もあった(例 えば、特許文献2参照)。
特開2002−298210号公報 特開平10−38390号公報
しかしながら、ヒートポンプ運転する場合には、冷却のみの運転と比較して加熱熱 交換器の凝縮温度が高く、高圧側の圧力が高いために単に電磁弁を短時間開成するだ けでは、所望の圧力平衡は得られない。また、電磁弁を付設したバイパス回路を設け ることもただでさえ複雑な回路であるため、余分な部品コスト、組立てコストの上昇 を招来することになる。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、短時間で、しかも、低コストでヒート ポンプ運転の起動を円滑に行う自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る自動販売機は、冷媒を圧縮 する圧縮機と、庫外に設け冷媒を凝縮する凝縮器と、該凝縮器の出口側に冷媒を膨張 させる膨張手段と、膨張手段より膨張した冷媒を分配する分配器と、庫内に設け冷媒 を蒸発する複数の蒸発器と、冷却加熱兼用の庫内に設け冷媒を凝縮する加熱熱交換器 と、該加熱熱交換器の出口側に冷媒を膨張させる電子膨張弁と、前記凝縮器、蒸発器 、加熱熱交換器の入口側に電磁弁と、庫内を冷却もしくは加熱する運転モードにより 当該電磁弁の切替にて複数の商品収納庫の冷却もしくは加熱し、冷却加熱運転モード の起動時に、前記圧縮機の起動時の圧力を平衡にする圧力平衡調整指令を有する制御 手段をもってなる自動販売機において、前記圧力平衡調整指令が、運転モードに対応 した前記蒸発器、加熱熱交換器の入口側の電磁弁を開成し、前記電子膨張弁を全開す ることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、請求項1において、商品収納庫内に 庫内温度を検出する庫内温度検出手段を有し、前記圧力平衡調整指令を庫内温度がサ ーモON温度の直前温度になったときに行うことを特徴とする。
本発明に係る請求項1の自動販売機は、冷媒を圧縮する圧縮機と、庫外に設け冷媒 を凝縮する凝縮器と、該凝縮器の出口側に冷媒を膨張させる膨張手段と、膨張手段よ り膨張した冷媒を分配する分配器と、庫内に設け冷媒を蒸発する複数の蒸発器と、冷 却加熱兼用の庫内に設け冷媒を凝縮する加熱熱交換器と、該加熱熱交換器の出口側に 冷媒を膨張させる電子膨張弁と、前記凝縮器、蒸発器、加熱熱交換器の入口側に電磁 弁と、庫内を冷却もしくは加熱する運転モードにより当該電磁弁の切替にて複数の商 品収納庫の冷却もしくは加熱し、冷却加熱運転モードの起動時に、前記圧縮機の起動 時の圧力を平衡にする圧力平衡調整指令を有する制御手段をもってなる自動販売機に おいて、前記圧力平衡調整指令が、運転モードに対応した前記蒸発器、加熱熱交換器 の入口側の電磁弁を開成し、前記電子膨張弁を全開することにより、冷媒が循環する すべての回路を速やかに開放して圧縮機の出入口の圧力を平衡させるので、短時間で 、しかも、低コストでヒートポンプ運転の起動を円滑に行うことができる。
また、本発明の請求項2に係る自動販売機は、請求項1において、商品収納庫内に 庫内温度を検出する庫内温度検出手段を有し、前記圧力平衡調整指令を庫内温度がサ ーモON温度の直前温度になったときに行うことにより、予め圧縮機の出入口の圧力 を平衡が行われるので、さらに短時間でヒートポンプ運転の起動を円滑に行うことが できる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る自動販売機の好適な実施例を詳細に説明 する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1に係る自動販売機について図1〜7を参照しつつ説明する 。図1は本発明の実施例に係る自動販売機を示す斜視図、図2は、図1に示した自動 販売機の断面図であり、図3は、本発明の実施例に係る冷媒回路図である。図4は制 御装置のブロック図を示し、図5は、図3の冷媒回路図における冷媒の流れを示し、 (a)は運転モードCCCの冷媒の流れを示す回路図であり、(b)は運転モードH CCの冷媒の流れを示す回路図であり、(c)は運転モードHHCの冷媒の流れを示 す回路図である。図6は、図3の冷媒回路図における冷媒の圧力状態を示し、(a) は停止時の圧力状態を説明する回路図であり、(b)は起動時の圧力状態を説明する 回路図である。図7は、実施例1に係る起動時のフローチャートを示す。
これら図において、自動販売機は、前面が開口した直方状の断熱体として形成され た本体キャビネット10と、その前面に設けられた外扉20および内扉30と、本体 キャビネット10の内部を上下2段に底板11にて区画形成し、上部を例えば2つの 断熱仕切板40wによって仕切られた3つの独立した商品収納庫40a、40b、4 0cと、下部に商品収納庫40a、40b、40cを冷却もしくは加熱する冷却/加 熱ユニット60を収納する機械室50と、外扉20の内側に配設され、商品収納庫4 0a、40b、40c内の庫内温度センサTa、Tb,Tcにより自動販売機の冷却 、加熱運転などを制御する制御手段90と、を有して構成されている。
より詳細に説明すると、外扉20は、本体キャビネット10の前面開口を開閉する ためのものであり、図には明示していないが、この外扉20の前面には、販売する商 品の見本を展示する商品展示室、販売する商品を選択するための選択ボタン、貨幣を 投入するための貨幣投入口、払い出された商品を取り出すための商品取出口21等々 、商品の販売に必要となる構成が配置してある。
内扉30は、商品収納庫40a、40b、40cの前面を開閉し、内部の商品を保 温するものであり、上下2段に分割され内部に断熱体を有する箱型形状の構造体であ る。上側の内扉30aは、一端を外扉20に枢軸し、他端を外扉20に係着して、外 扉20の開放と同時に上側の内扉30aを開放させて、商品の補充を容易にするもの である。下側の内扉30bは、一端を本体キャビネット10に枢軸し、他端を本体キ ャビネット10に不図示の掛金にて掛着して、外扉20を開放したときには、閉止し た状態であり、商品収納庫40a、40b、40c内の冷気もしくは暖気が流出する ことを防ぎ、メンテナンス時など必要に応じて開放できるものである。
商品収納庫40a,40,40は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を 所望の温度に維持した状態で収容するためのものであり、その収納庫の容量は商品収 納庫40a、40c、40bの順番に大きな態様で配分されている。本実施例は、商 品収納庫40aを冷却専用とし、商品収納庫40c、40bを冷却加熱兼用としてい る。その商品収納庫40a,40b,40cには、それぞれ、商品を上下方向に沿っ て並ぶ態様で収納し、販売信号により1個ずつ商品を排出するための商品搬出機構を 備えた商品収納ラックR、排出された商品Sを内扉30bに取設された搬出扉31を 介して外扉の販売口21へ搬出する商品搬出シュート42を有している。
冷却/加熱ユニット60は、冷凍サイクルを構成する圧縮機61、凝縮器62、膨 張弁63、分流器64と、底板11を跨いで庫内の蒸発器65a、65b、65cと を冷媒配管で連結した冷却部と,圧縮機61から加熱熱交換器66b、66cとを冷 媒配管で連結した加熱部から構成され、運転モードに応じて、庫内に冷風または温風 を循環させて商品収納ラックR内の商品Sを冷却または加熱するものである。
凝縮器62の後部にはファン62fが取設され、ファン62fは機械室50の前面 開口部より空気を吸入し、凝縮器62による凝縮熱を吸入するとともに、圧縮機61 の排熱を吸収して、機械室50の背面開口部へ排気するためのものである。
蒸発器65a、65b、65cは、商品収納庫40a,40b,40cを冷却する ためのものであり、各商品収納庫の下部に取設されている。また、加熱熱交換器66 b、66cは、蒸発器65b、65cの前に取設され、商品収納庫40b,40cを 加熱するためのものである。蒸発器65a、65b、65c、加熱熱交換器66b、 66cは、各商品収納庫40a,40b,40cにおいて、風胴67で囲繞され、そ の前方にファン65fが取設され、後方にはダクト67dが取設されている。商品収 納庫内の冷却/加熱は、蒸発器65a、65b、65c、加熱熱交換器66b、66 cにより冷却もしくは加熱された空気を商品収納庫内の商品Sに送風し、ダクト67 dより回収することで行われる。
冷却/加熱ユニット60の冷媒回路構成について図3を用いて詳述する。図3に示 すように圧縮機61から出た配管は電磁弁68を介して凝縮器62に接続され、凝縮 器62から出た配管は逆止弁71を介して膨張弁63(膨張手段、キャピラリでも良 い)に接続されている。膨張弁63から出た配管は分流器64に接続し、分流器64 より電磁弁70a、70b、70cを介して蒸発器65a、65b、65cに接続さ れて、蒸発器65a、65b、65cからの配管は集合してアキュムレータ78を介 して圧縮機61に接続されている。 一方、圧縮機61から出た配管は電磁弁68b 、68cを介して加熱熱交換器66b、66cに接続され、加熱熱交換器66b、6 6cを出た配管は、逆止弁71,71を介して集合し、加熱熱交換器76に接続され ている。また、加熱熱交換器76から出た配管は、電子膨張弁79を介して膨張弁6 3の下流側に接続されている。
冷媒は、臨界圧力内で使用する冷媒、例えばフロン冷媒でR134aを使用してい る。
制御手段90は、商品収納庫40a,40b,40cの運転モードにより冷却もし くは加熱を制御するものであり、図4に示すように内部にCPU,メモリを有し、運 転モード設定SW91の設定により冷媒回路の電磁弁開閉の制御を行う。運転モード は、商品収納庫40a、40b、40cの冷却もしくは加熱の運転をC、Hで示すも のであり、商品収納庫の左側から順(40c、40b、40a)に、例えば、すべて が冷却の場合にはCCCモード、左の商品収納庫のみが加熱の場合にはHCCモード と記す。制御手段90は、庫内温度センサTa、Tb,Tcにより各庫内の温度を検 知して、サーモサイクル運転を行う。具体的には、庫内温度がサーモOFF設定温度 (例えば、冷却の場合は8℃、加熱の場合は61℃)になったときにはその庫内の蒸 発器、加熱熱交換器に関する電磁弁を閉成し、庫内温度がサーモON設定温度(例え ば、冷却の場合は−2℃、加熱の場合は41℃)になったときにはその庫内の蒸発器 、加熱熱交換器に関する電磁弁を開成して、庫内を適温に制御する。
かかる構成で運転モードをCCCモードに設定すると、制御手段90は、電磁弁6 8、70a、70b、70cを開成し、電磁弁68b、68cを閉成し、電子膨張弁 79を全開する。図5(a)で示すように圧縮機61で圧縮された高温冷媒は、凝縮 器62に凝縮され液冷媒となり、膨張弁63で膨張して低温の気液2相流となり、分 流器64で3方に分流され蒸発器65a、65b、65cで蒸発し、商品収納庫40 a,40b,40cが冷却される。気体となった冷媒は、気液分離させて液冷媒を貯 留するアキュムレータ78を介して圧縮機61に戻る。この運転は、庫内温度センサ Ta、Tb,Tcによる庫内温度が適温(サーモOFF温度)になるまで継続される 。庫内温度がサーモOFF温度になった庫内の電磁弁が順次閉成され、すべての庫内 温度がサーモOFF温度になった時点で圧縮機61の運転を停止し、最後の商品収納 庫に対応する電磁弁が閉成される。
やがて、庫内温度が上昇をしてサーモON温度となった時に、すべての電磁弁65 a、65b、65cを開成する。開成すると圧縮機61の出入口側の圧力が徐々に平 衡するので、少しの時間(例えば2分間)遅延後に圧縮機61を起動する。
次に、運転モードをHCCモードに設定すると、制御手段90は、電磁弁68c、 70b、70aを開成し、電磁弁68、68b、70cを閉成する。図5(b)で示 すように圧縮機61で圧縮された高温冷媒は、加熱熱交換器66cに流入して凝縮さ れ、商品収納庫40cを加熱する。加熱熱交換器66cで凝縮され高温冷媒は、さら に庫外熱交換器76で凝縮され、電子膨張弁79で膨張される。電子膨張弁79で膨 張された冷媒は、低温の気液2相流となり、分流器64で分流され蒸発器65a、6 5bで蒸発し、商品収納庫40a,40bが冷却される。蒸発器65a、65bで気 体となった冷媒は、圧縮機61に戻る。この運転は、庫内温度センサTa、Tb,T cによる庫内温度が適温(サーモOFF温度)になるまで継続される。庫内温度がサ ーモOFF温度になった庫内の電磁弁が順次閉成され、すべての庫内温度がサーモO FF温度になった時点で圧縮機61の運転を停止し、最後の商品収納室の電磁弁が閉 成され、電子膨張弁79を全閉にする。このとき、回路内の圧力は図6(a)に示す ように太い実線で示す高圧部の回路部と、破線で示す低圧の回路部に分かれ、圧縮機 61の出口は高圧に、入口は低圧に保持される。
HCCモードにおいて、庫内温度センサTa、Tb,Tcにより検出する庫内温度 が低下もしくは上昇してサーモON温度に達して圧縮機61を起動させるときは、図 7のフローチャートを参照にしつつ説明をする。まず、運転モードに関係する電磁弁 68c,70b,70aを開成し(S11)、電子膨張弁79を全開にする(S12 )圧力平衡調整指令を行い、冷媒の循環する回路に高圧を開放する。所定時間(例え ば2分間)後(S13)には、図6(a)と比較して図6(b)に示すようにやや太 い実線で示される中圧状態で圧縮機61の吸込みおよび吐出しの圧力が平衡になる。 しかるのちに、電子膨張弁79を所定開度に設定し(S14)、圧縮機を起動させる (S15)。
次に、運転モードをHHCモードに設定すると、制御手段90は、電磁弁68b、 68c、70aを開成し、電磁弁68、70b、70cを閉成する。図5(c)で示 すように圧縮機61で圧縮された高温冷媒は、加熱熱交換器66b、66cに流入し て凝縮され、商品収納庫40b、40cを加熱する。加熱熱交換器66b、66cで 凝縮され高温冷媒は、さらに庫外熱交換器76で凝縮され、冷媒配管77を経由して 電子膨張弁79で膨張される。電子膨張弁79で膨張された冷媒は、低温の気液2相 流となり、分流器64を経由して蒸発器65aで蒸発し、商品収納庫40aが冷却さ れる。蒸発器65aで気体となった冷媒は、圧縮機61に戻り冷凍サイクル運転がさ れる。そして、前述のようにサーモサイクル運転が行われ、圧縮の起動に関しても図 7に示すフローチャートのように行われる。
このように冷却加熱運転の起動時に運転モードに対応した前記蒸発器、加熱熱交換 器の入口側の電磁弁を開成し、電子膨張弁79を全開にすることにより、圧縮機61 の出入口で圧力が平衡するので、圧縮機の起動時に過負荷状態の時、ロックが起こる ことなく、ヒートポンプ運転の起動を円滑に行うことができる。
(実施例2)
本発明の実施例2に係る自動販売機について説明する。実施例1と相違する点は、 冷却加熱運転時の圧縮機の起動に関する制御方法が、庫内温度を検知して行う点であ り、その説明を図8のフローチャートを用いて詳述し、その他は実施例1と実質的に 同一であるので、その説明を省略する。
冷却加熱運転時の圧縮機の起動に関する制御は、図8に示すようにまず庫内温度が サーモON温度の直前であるかを判定する(S21)。具体的には、庫内温度が加熱 室ならサーモON設定温度直前のやや高い温度(例えば+1℃高い42℃)、冷却室 ならサーモON温度直前のやや低い温度(例えば1℃低い7℃)で判定をする。庫内 温度がサーモON温度の直前でなければ(S21/N)、始めに戻り、庫内温度がサ ーモON温度の直前であれば(S21/Y)、運転モードに関係する電磁弁68c, 70b,70aを開成し(S22)、電子膨張弁79を全開にする(S23)圧力平 衡調整指令を行い、冷媒の循環する回路に高圧を開放する。そして、庫内温度がサー モON設定温度なったときに(S24/Y)、電子膨張弁79を所定開度に設定し( S25)、圧縮機を起動させる(S26)。
実施例2のように、商品収納庫内に庫内温度を検出する庫内温度検出手段を有し、 前記圧力平衡調整ステップを庫内温度がサーモON温度の直前温度になったときに行 うことにより、予め圧縮機の吸込みおよび吐出しの圧力を平衡が行われるので、さら に短時間でヒートポンプ運転の起動を円滑に行うことができる。
以上のように、本発明に係る自動販売機は、缶、ビン、パック、ペットボトル等の 容器に入れた飲料等の商品を冷媒回路にて冷却または加熱するのに適している。
本発明の実施例1に係る自動販売機を示す斜視図である。 図1に示した自動販売機の断面図である。 本発明の実施例に係る冷媒回路図である。 制御装置のブロック図である。 図3の冷媒回路図における冷媒の流れを示し、(a)は運転モードCC Cの冷媒の流れを示す回路図であり、(b)は運転モードHCCの冷媒の流れを示す 回路図であり、(c)は運転モードHHCの冷媒の流れを示す回路図である。 図6は、図3の冷媒回路図における冷媒の圧力状態を示し、(a)は停 止時の圧力状態を説明する回路図であり、(b)は起動時の圧力状態を説明する回路 図である。 本発明の実施例1に係る圧縮機の起動に関するフローチャートである。 本発明の実施例2に係る圧縮機の起動に関するフローチャートである。
符号の説明
10 本体キャビネット
20 外扉
30 内扉
40a、40b、40c 商品収納庫
60 冷却/加熱ユニット
61 圧縮機
62 凝縮器
63 膨張弁(膨張手段)
65a、65b、65c 蒸発器
68b、68c 電磁弁
72 電子膨張弁
90 制御装置
91 運転モード選択SW
Ta、Tb,Tc 庫内温度センサ

Claims (2)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、庫外に設け冷媒を凝縮する凝縮器と、該凝縮器の出口側に冷媒を膨張させる膨張手段と、膨張手段より膨張した冷媒を分配する分配器と、庫内に設け冷媒を蒸発する複数の蒸発器と、冷却加熱兼用の庫内に設け冷媒を凝縮する加熱熱交換器と、該加熱熱交換器の出口側に冷媒を膨張させる電子膨張弁と、前記凝縮器、蒸発器、加熱熱交換器の入口側に電磁弁と、庫内を冷却もしくは加熱する運転モードにより当該電磁弁の切替にて複数の商品収納庫の冷却もしくは加熱し、冷却加熱運転モードの起動時に、前記圧縮機の起動時の圧力を平衡にする圧力平衡調整指令を有する制御手段をもってなる自動販売機において、
    前記圧力平衡調整指令が、運転モードに対応した前記蒸発器、加熱熱交換器の入口側の電磁弁を開成し、前記電子膨張弁を全開することを特徴とする自動販売機。
  2. 商品収納庫内に庫内温度を検出する庫内温度検出手段を有し、
    前記圧力平衡調整指令を庫内温度がサーモON温度の直前温度になったときに行うこ とを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。

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