JP5055849B2 - 表示装置、有機薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

表示装置、有機薄膜トランジスタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、有機薄膜トランジスタ、表示装置、有機薄膜トランジスタの製造方法に関する。
情報端末の普及に伴い、コンピュータ用のディスプレイとしてフラットパネルディスプレイに対するニーズが高まっている。また、さらに情報化の進展に伴い、従来紙媒体で提供されていた情報が電子化されて提供される機会が増え、薄くて軽い、手軽に持ち運びが可能なモバイル用表示媒体として、電子ペーパーあるいはデジタルペーパーへのニーズも高まりつつある。
一般に平板型のディスプレイ装置においては液晶、有機EL、電気泳動などを利用した素子を用いて表示媒体を形成している。またこうした表示媒体では画面輝度の均一性や画面書き換え速度などを確保するために、画像駆動素子として薄膜トランジスタ(TFT)により構成されたアクティブ駆動素子を用いる技術が主流になっている。
ここでTFT素子は、通常、ガラス基板上に、主にa−Si(アモルファスシリコン)、p−Si(ポリシリコン)などの半導体薄膜や、ソース、ドレイン、ゲート電極などの金属薄膜を基板上に順次形成していくことで製造される。このTFT素子を用いるフラットパネルディスプレイの製造には通常、CVD、スパッタリングなどの真空系設備や高温処理工程を要する薄膜形成工程に加え、精度の高いフォトリソグラフィ法工程が必要とされ、設備コスト、ランニングコストの負荷が非常に大きい。さらに、近年のディスプレイの大画面化のニーズに伴い、それらのコストは非常に膨大なものとなっている。
近年、従来のTFT素子のデメリットを補う技術として、有機半導体材料を用いた有機TFT素子の研究開発が盛んに進められている(特許文献1、非特許文献1等参照)。この有機TFT素子は低温プロセスで製造可能であるため、軽く、割れにくい樹脂基板を用いることができ、さらに、樹脂フィルムを基板として用いたフレキシブルなディスプレイが実現できると言われている(非特許文献2参照)。また、大気圧下で、印刷や塗布などのウェットプロセスで製造できる有機半導体材料を用いることで、生産性に優れ、非常に低コストのディスプレイが実現できる。
しかしながら、有機半導体材料は、シリコンなどの無機半導体と比べて、化学的に不安定な材料であり、可視光や紫外線の照射や、有機溶剤、酸素、水分との接触によって特性の変化や、性能の劣化が起こる。そのため、有機半導体素子は、遮光性とガスバリア性を持った保護層で覆う必要がある。
光と有機溶剤による有機半導体材料の性能劣化を防止するため、有機半導体層上に親水性の保護層を形成した後、その上に光感応性樹脂を形成し、保護層、または光感応性樹脂に染料等の色剤を含有させて半導体層を遮光する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、特許文献2ではフォトリソグラフィ法や真空蒸着法などのドライプロセスによって保護層が形成されているが、スピン塗布法・印刷法などのウエットプロセスを用いた方がより簡便・安価であり、かつ様々な有機ポリマー材料を保護層材料として使用できるという利点がある。
しかしながら、スピン塗布法・印刷法などのウエットプロセスにより保護層を形成する場合、保護層の材料を溶解させている有機溶剤による半導体層の劣化や、物理的に半導体層が剥離してしまう懸念がある。そのため、有機溶剤から保護する親水性の保護層(第1の保護層)と、ガスバリア性の高い有機溶剤系の保護層(第2の保護層)の両方を形成する必要がある。
そのため、有機溶剤から保護する親水性の第1の保護層を形成して密閉し、さらに基板上の部材全体を保護するために、第1の保護層よりも広い領域を覆う第2の保護層を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−190001号公報 特開2004−221562号公報 特開2005−277238号公報 Advanced Material誌 2002年 第2号 99頁(レビュー) SID‘02 Digest p57
しかしながら、特許文献3では光による有機半導体層の性能劣化を防止する方法は開示されておらず、開示されている方法で作製した有機薄膜トランジスタを例えば表示装置に用いた場合、開口部から入射する光により性能が劣化するという課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、簡単な工程で、劣化の少ない高性能な有機薄膜トランジスタ、表示装置、有機薄膜トランジスタの製造方法を提供することを課題とする。
1.
基板の上にゲート電極、ゲート絶縁層、有機半導体層、ソース電極及びドレイン電極を有する有機薄膜トランジスタにおいて、
前記有機半導体層の上には、前記有機半導体層を密閉する第1の保護層と、
前記第1の保護層よりも広い領域を覆う第2の保護層を有し、
前記第1の保護層、または前記第2の保護層の少なくとも一方が光吸収材料を含有することを特徴とする有機薄膜トランジスタ。
2.
前記第1の保護層は光吸収材料を含有し、前記第2の保護層が透明な材料により形成されていることを特徴とする1に記載の有機薄膜トランジスタ。
3.
前記第1の保護層、または前記第2の保護層の少なくとも一方が印刷法により形成されていることを特徴とする1または2に記載の有機薄膜トランジスタ。
4.
1から3の何れか1項に記載の有機薄膜トランジスタを含む画素が、基板上にマトリクス状に複数形成されていることを特徴とする表示装置。
5.
前記表示装置は、前記基板に対向する第2の基板を有し、
前記第2の保護層によって、前記基板と前記第2の基板の間隔を所定の間隔に保持することを特徴とする4に記載の表示装置。
6.
基板の上にゲート電極、ゲート絶縁層、有機半導体層、ソース電極及びドレイン電極を有する有機薄膜トランジスタの製造方法において、
前記有機半導体層を形成する工程の後に、
前記有機半導体層を密閉する第1の保護層を形成する工程と、
前記第1の保護層よりも広い領域を覆う第2の保護層を形成する工程と、
を含み、
前記第1の保護層、または前記第2の保護層の何れか一方が光吸収材料を含有することを特徴とする有機薄膜トランジスタの製造方法。
7.
前記第1の保護層は光吸収材料を含有し、前記第2の保護層が透明な材料により形成されていることを特徴とする6に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
8.
前記第1の保護層、または前記第2の保護層の何れか一方が印刷法により形成されていることを特徴とする6または7に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
9.
前記第2の保護層の材料に熱可塑性樹脂を用い、
前記基板と対向する第2の基板を熱圧着することを特徴とする6乃至8の何れか1項に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
本発明によれば、第1の保護層、または第2の保護層の何れか一方に光吸収材料を含有させるので、簡単な工程で、光による劣化の少ない高性能な有機薄膜トランジスタ、表示装置、有機薄膜トランジスタの製造方法を提供できる。
以下、実施形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は本発明に係わる有機薄膜トランジスタ(以下有機TFTと記す。)の製造方法を説明する説明図である。図1を用いて、基板1上にゲート電極2bを設け、更にゲート絶縁層7b、有機半導体層10を形成してソース電極8とドレイン電極9を設けたボトムゲート型の有機TFTを形成する場合の製造方法について順を追って説明する。
図1(1−a)〜図1(6−a)は、基板1を上面から見た平面図であり、図1(1−b)〜図1(6−b)は基板1を図1(1−a)〜図1(6−a)の断面X−X’で切断した断面図である。
本発明に係る有機TFTの製造方法の一例として、次の工程S1〜S7を説明する。
S1・・・・・導電性薄膜2が形成された基板1上に、各電極パターンを形成するためのレジスト層4を形成する工程。
S2・・・・・導電性薄膜2をエッチングする工程。
S3・・・・・ゲート電極2b上のレジスト層4を除去する工程。
S4・・・・・ゲート絶縁層7を形成する工程。
S5・・・・・ソース電極8、ドレイン電極9を形成する工程。
S6・・・・・ソース電極8、ドレイン電極9の間に有機半導体層10を成膜する工程。
以下、各工程について順に説明する。
S1・・・・・導電性薄膜2が形成された基板1上に、各電極パターンのレジスト層4を形成する工程。
導電性薄膜2が形成された基板1上に感光性レジストを塗布後、各電極パターンのフォトマスクを介して露光、現像して、各電極パターンのレジスト層4を形成する。工程S1では、図1(1−a)、図1(1−b)のようにレジスト層4bが、基板1上に形成される。
なお、本発明において、基板1は特に材料を限定されない。例えばガラスやフレキシブルな樹脂製シートを用いることができる。導電性薄膜2は、例えば、蒸着やスパッタリング、CVD法等の方法を用いて、基板1上に導電性薄膜としてAl、Cr、Ta、Mo、Agなどの低抵抗金属材料やこれら金属の積層構造、また、金属薄膜の耐熱性向上、支持基板への密着性向上、欠陥防止のために他の材料のドーピングしたものを用いることができる。また、ITO、IZO、SnO、ZnOなどの透明電極を用いることもできる。
S2・・・・・導電性薄膜2をエッチングする工程。
図1(2−a)、図1(2−b)に示すように、導電性薄膜2をエッチングすることにより、導電性薄膜2上のレジスト層4が無い部分を除去する。
S3・・・・・ゲート電極2b上のレジスト層4を除去する工程。
図1(3−a)、図1(3−b)に示すように、ゲート電極2b上のレジスト層4bを除去する。
S4・・・・・ゲート絶縁層7を形成する工程。
図1(4−a)、図1(4−b)に示すように、ゲート絶縁層7を形成する。
ゲート絶縁層7は、例えば、蒸着、スパッタリング、CVD法、大気圧プラズマ法などのドライプロセスで形成する。ゲート絶縁層7としては、特に材料を限定されず種々の絶縁膜を用いることができるが、無機酸化物及び無機窒化物から選ばれる化合物、及びポリマーを含む材料から選定することが好ましい。例えば、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化タンタル、酸化チタンなどの比誘電率の高い無機酸化物皮膜が用いられる。
S5・・・・・ソース電極8、ドレイン電極9を形成する工程。
図1(5−a)、図1(5−b)に示すように、ソース電極8、ドレイン電極9を形成する。
図1(5−a)、図1(5−b)に示すように、ソース電極8、ドレイン電極9を形成する。ソース電極8、ドレイン電極9は、例えば、金をスパッタにより成膜することにより形成する。なお、ここでは金を例示したが、特に金に材料を限定されることなく、白金、銀、銅、アルミニウム等種々の材料を用いることができる。または、塗布材料としてPEDOT/PSSに代表される導電性有機材料、金属ナノ粒子を分散させた塗布材料を用いることもできる。
S6・・・・・ソース電極8、ドレイン電極9の間に有機半導体層10を成膜する工程。
図1(6−a)、図1(6−b)に示すように、基板1上に形成されたソース電極8、ドレイン電極9と電気的に接合し、かつゲート絶縁層7bに接するように有機半導体層10を成膜する。
半導体材料は溶媒に溶解または分散させるものであれば、その材料については問わない。有機高分子材料はもちろんのこと、最近、低分子材料であるペンタセンも、加熱した溶媒に溶かし塗布されているが、それらについても同様であり、半導体材料は低分子材料でも高分子材料でも構わない。
塗布できる材料の代表例としては、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)などのポリチオフェン類、チオフェンの6量体を基本に側鎖を有するオリゴチオフェンなどの芳香族オリゴマー類、ペンタセンに置換基を持たせ溶解性を高めたペンタセン類、フルオレンとバイチオフェンとの共重合体(F8T2)、ポリチエニレンビニレンまたはフタロシアニンなどのいかなる可溶性の半導体でも使用できる。特にペンタセン類には6、13−ビストリイソプロピルシリルエチニルペンタセン、6、13−ビストリエチルシリルエチニルペンタセンを含むシリルエチニルペンタセンがある。
有機半導体層10の成膜方法はインクジェット法、スピンコート法、マイクロコンタクトプリント法を用いることも可能であり、成膜方法を問わない。ペンタセンのように印刷による塗布が困難な有機半導体材料の場合は、真空蒸着法によって成膜しても良い。
次に、有機半導体層10を密閉する第1の保護層20を形成する工程S7と、工程S7で形成した第1の保護層20よりも広い領域を覆う第2の保護層21を形成する工程S8について図2を用いて説明する。
図2は、第1の保護層20と第2の保護層21を形成する工程を説明する説明図である。
S7・・・・・有機半導体層10を密閉する第1の保護層20を形成する工程。
図2は、図1(6−b)に示す断面図のソース電極8とドレイン電極9の間を部分的に拡大している。ただし、図1(6−b)の工程以降に形成されるソース電極8と接続するソース電極線19、及びドレイン電極9と接続する画素電極30も図2に図示している。なお、その他の今までに説明した構成要素と同一機能を有する構成要素には同番号を付し、説明を省略する。
第1の保護層20は有機半導体層10を有機溶剤等から保護するために設けられた保護層であり、有機半導体トランジスタ素子の製造過程や製造後に、有機半導体層への影響が少ない材料を用いる必要がある。また、第1の保護層20の上に光感応性樹脂層等の感光性組成物を形成するような場合には、その塗布工程において影響を受けない材料を用いる必要がある。
このような条件を満たす材料として、好ましくは、親水性ポリマーを含有する材料であり、さらに好ましくは、親水性ポリマーの水溶液又は水分散液である。親水性ポリマーは、水、または酸性水溶液、アルカリ性水溶液、アルコール水溶液、各種の界面活性剤の水溶液に対して、溶解性または分散性を有するポリマーである。
たとえばポリビニルアルコールや、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEMA)、アクリル酸、アクリルアミドなどの成分からなるホモポリマー、コポリマーを好適に用いることができる。
図2に示すように、有機半導体層10の全体を覆い、密閉するよう第1の保護層20を形成する。
図2では、第1の保護層20に光吸収材料を含有させ、遮光性を持たせた例を示している。光吸収材料は、カーボンブラック、チタンブラックなどの顔料や、染料を用いることができる。第1の保護層20に光吸収材料を含有させるときは、第1の保護層20形成時に、光吸収材料を第1の保護層20の材料に混合した材料を用いる。
第1の保護層20の形成方法は、印刷法、塗布法などを用いることができるが、特に印刷法を用いると簡単な工程で安価に製造することができる。印刷法としては、スクリーン印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷などを用いることができる。
第1の保護層20は、光透過率が10%以下であることが好ましく、さらに好ましくは1%以下である。これにより、有機半導体層の光による特性の劣化を抑えることができる。また、第1の保護層は、0.1から10ミクロンの厚みであることが望ましい。
S8・・・・・第2の保護層21を形成する工程。
第2の保護層21は有機半導体層10をガスから保護するために設けられた保護層であり、図2に示すように第1の保護層20より広い範囲を覆うことが望ましい。第1の保護層20に水系の材料を用いた場合はガスバリア性が不足するので、ガスバリア性を高めるために有機溶剤系の材料を用いることが望ましい。例えば、感光性アクリレート材料、ポリエステル樹脂などである。
第2の保護層21の形成方法も、印刷法、塗布法、フォトリソグラフィー法、真空蒸着法、スパッタ法、CVD法などを用いることができるが、特に印刷法を用いると簡単な工程で安価に製造することができる。印刷法としては、スクリーン印刷、フレキソ印刷、グラビア印刷、インクジェット印刷などを用いることができる。
一方、一般的な印刷法を用いた場合、10μm以上の印刷誤差が発生する。そのため、例えば液晶表示装置の画素駆動用の有機TFTに本発明を適用する場合は、画素の開口部分に第2の保護層21がはみ出すおそれがある。次に、図3を用いてこの点について説明する。
図3は液晶表示装置の有機TFTを含む1画素の構成を説明する説明図である。
図3の30は画素電極であり、基板1と対向する図3には図示せぬ第2の基板上に設けられた対向電極との間に液晶を挟持する。図3には画素電極30を1つしか図示していないが、各格子状に配列されたゲート電極線4とソース電極線19の間に、有機TFTを含む画素電極30が形成されている。画素電極30はドレイン電極9に接続され、ソース電極8はソース電極線19に接続されている。また、ゲート電極4aはゲート電極線4の一部であり、ソース電極8とドレイン電極9の間には有機半導体層10が形成されている。
図3において点線で示す第1の保護層20は、有機半導体層10を覆うように形成され、外側の点線で示す第2の保護層21は第1の保護層20より広い範囲を覆うように形成されている。このように、非常に狭い領域に第2の保護層21を形成しなければならないので、図3に例示するように、第2の保護層21が開口部である画素電極30の領域まではみ出すことがある。
第2の保護層21が画素の開口部分にはみ出した場合、第2の保護層21の光透過率が低いと、画素の開口率を低下させるので、第2の保護層21は、光透過率が90%以上であることが好ましく、さらに好ましくは99%以上であることが望ましい。
このように、第1の保護層20に光吸収材料を含有させることで、有機半導体層10の光による性能劣化を防止することができる。また、第2の保護層21を透明にすることにより、画素領域に第2の保護層21がはみ出しても画素の開口率を低下させることがないので、一般的な精度の低コストな印刷法で第2の保護層21を形成できる。
一方、有機TFTを、液晶パネルのドライバー回路や、ロジック回路など開口率の低下を考慮する必要がない用途に用いる場合や、画素構成が大きく画素の開口率を低下させるおそれがない場合は、第2の保護層21に光吸収材料を含有させても良い。第2の保護層21の方が厚い場合には、第2の保護層21に光吸収材料を含有させると、遮光性をより高めることができる。
図4は、図2で説明した断面図において、第2の保護層21に光吸収材料を含有させ、第1の保護層20に遮光性を持たせた例である。なお、今までに説明した構成要素と同一機能を有する構成要素には同番号を付し、説明を省略する。
第2の保護層21に光吸収材料を含有させるときは、第2の保護層21形成時に、光吸収材料を第2の保護層21の材料に混合した材料を用いる。第1の保護層20に光吸収材料を含有させる場合と同様に、光吸収材料は、カーボンブラック、チタンブラックなどの顔料や、染料を用いることができる。
図4では、第1の保護層20が透明な場合を図示しているが、第1の保護層20、第2の保護層21ともに光吸収材料を含有していても良い。
次に、液晶表示装置作製時において、第2の保護層21の材料に熱可塑性樹脂を用いて、第2の保護層21を基板1と対向する第2の基板51の間隔を所定の間隔に保持する例について図5を用いて説明する。
図5(a)〜(d)は第2の保護層21を第1の保護層20の上に形成してから、基板1を第2の基板51と貼り合わせるまでの工程を説明する説明図である。工程に沿って順に説明する。
工程S6までは、図2と同様であり説明を省略する。
S7・・・・・有機半導体層10を密閉する第1の保護層20を形成する工程。
図5(a)に示すように、光吸収材料を含有した水溶性の保護材料、例えばポリビニルアルコールをスピンコート法を用いて基板1上に均一に塗布後、乾燥する。保護層の厚みは約0.5μm程度である。
S8・・・・・第2の保護層21を形成する工程。
図5(b)に示すように、印刷法を用いて、熱可塑性樹脂を第1の保護層20の上に概ね円筒形状に形成する。
次に、図5(c)に示すように、基板1を水に浸漬させて、熱可塑性樹脂が柱状に形成されていない部分の第1の保護層20を除去する。
第1の保護層20の一部の除去は、水、または酸性水溶液、アルカリ性水溶液、アルコール水溶液、各種の界面活性剤の水溶液に浸漬することによって行うことができる。また、プラズマエッチングや、エネルギー線照射によるアブレーションによって行っても良い。
S20・・・・・第2の基板51上に、電極パターンを形成する工程。
第2の基板51上に、スパッタ法を用いて対向電極52を形成する。図5(d)には、工程S20を終えて、対向電極52が形成された第2の基板51を図示している。
なお、本発明において、第2の基板51は特に材料を限定されない。例えばポリエーテルスルホン(PES)などを用いることができる。対向電極52は、例えば、蒸着やスパッタリング、CVD法等の方法を用いて、第2の基板51上にITO、IZO、SnO、ZnOなどの透明電極を形成する。
S21・・・・・シール材を塗布する工程。
シール材をディスペンサで画素の周囲に所定の高さに塗布する。画素の周囲とは、図3の各ソース電極線19と各ゲート電極線4上の領域である。
S22・・・・・液晶を塗布する工程。
直径5μmのスペーサビーズ40を混入させたネマティック液晶を、ディスペンサで基板1の各画素電極30の中央に適量塗布する。液晶は第2の基板上に塗布しても良い。また、スペーサビーズ40は、液晶の塗布とは別工程で基板上に形成しても良い。
S23・・・・・基板1と第2の基板51を貼り合わせる工程。
基板1と第2の基板51を対向させ、加圧しながら加熱してシール材を硬化させる。この工程中に、工程S8で形成した柱状の第2の保護層21は押し広げられて、図5(d)に示すように、第1の保護層20を含む広い範囲を覆う。このとき、図5(d)に示すように基板1と第2の基板51の間隔は、スペーサビーズ40により一定の間隔になる。加熱を終了し、第2の保護層21が冷却されて硬化すると、第2の保護層21は柱状構造物として2つの基板間の間隔を一定に保つ機能を持つ。
このようにして作製した液晶表示装置は、開口率が比較的大きく、第2の保護層21が間隔を一定に保持する柱状構造物を兼ねているので、低コストで信頼性の高い液晶表示装置を製造することができる。
以下、本発明の効果を確認するために行った実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1〜7は、比較したい工程の条件だけを変え、それ以外の工程は同一の条件で実験を行っているので、実施例1で各工程の実験条件を説明した後は同一の条件の工程については説明を省略し、異なる条件のみ説明する。
実施例1〜7では、基板1上に5×5の計25の有機TFTを作製して効果を確認した。
[実施例1]
〔有機TFTの作製〕
図1で説明したS1〜S8の工程で作製したので、各工程の番号を付して順に説明し、共通する点は説明を省略する。
S1:基板1は、導電性薄膜2としてAl膜を表面に130nm形成した150mm×150mmの大きさの住友ベークライト製ポリエーテルスルホン(PES)基板を用いた。この基板1にレジストを約1μmの厚みで形成し、露光、現像を行う。
S2:Al膜のエッチングを行う。
S3:ゲート電極2b上のレジスト層4を除去する。
S4:ゲート絶縁層7として、プラズマCVD法でTEOS(テトラエトキシシラン)ガスを用いてSiO2膜を基板1上に300nm形成する。
S5:洗浄後、スパッタ法にて錫ドープ酸化インジウム膜(ITO)をゲート絶縁層7上に100nm形成し、ソース電極8、ドレイン電極9の形状を反転させたパターンを持つフォトマスクを用いて露光する。次に、現像を行い、ソース電極8、ドレイン電極9を設けたい箇所のみレジストを除去し、電極を設けたくない箇所にはレジストを残す。Auをスパッタにより約50nm成膜し、ソース電極8、ドレイン電極9を形成し、レジストを除去する。チャンネル部分のゲート長は10μm、ゲート幅は100μmとする。
S6:下記組成の半導体溶液を、インクジェット法によりソース電極8、ドレイン電極9間のゲート絶縁層7b上に適量を滴下した。
有機半導体材料:6、13−ビストリイソプロピルシリルエチニルペンタセン溶液
溶媒:トルエン
チャンネルの幅30μm、長さ100μm
ソース電極8、ドレイン電極9間の乾燥後の半導体材料の厚み:50nm
S7:下記組成の第1の保護層材料を、半ピエゾ方式のインクジェット法により上記チャネル部分を完全に覆うように吐出し、80℃で5分乾燥を行う。乾燥後の第1の保護層20の厚みは約0.5μmである。
第1の保護層材料:カーボンブラックを混合させたポリビニルアルコール(クラレ社製、PVA−124Cの2%水溶液)
S8:下記組成の第2の保護層材料を、ピエゾ方式のインクジェット法により、第1の保護層20を完全に覆うよう、第1の保護層20を含む幅60μm、長さ150μmの範囲で、厚み6μmになるまで繰り返し吐出する。第2の保護層21の厚みが6μmになったら、100℃で60分焼成する。焼成によって第2の保護層21は収縮し、厚みは約4.5μmとなる。
第2の保護層材料:JSR社製感光性アクリレート材料であるオプトマーPC−403
なお、第2の保護層材料は透明材料である。
実施例1で形成した第1の保護層20と第2の保護層21の合計の厚みは5.0μmであり、有機半導体層10への光透過率は0.1%であった。
また、実施例1で作製した有機TFTを実装した基板1は、開口率が80%であり、保護層を設けることにより開口率が低下することは無かった。
〔液晶表示装置の作製〕
次にこれまでの工程で作製した有機TFTを用いて液晶表示装置を作製した。液晶表示装置は図5で説明したS20〜S23の工程で作製したので、各工程の番号を付して順に説明し、共通する点は説明を省略する。
S20:第2の基板51上に、スパッタ法を用いて厚み100nmの錫ドープ酸化インジウム膜(ITO)を形成する。第2の基板51の材質は、住友ベークライト製ポリエーテルスルホン(PES)である。
S21:シール材XN21(三井化学社製)をディスペンサで画素の周囲に所定の高さに塗布する。
S22:直径5μmのスペーサビーズ40を混入させたネマティック液晶を、ディスペンサで基板1の各画素電極30の中央に適量塗布する。
S23:基板1と第2の基板51を対向させ、10000Paで加圧しながら、150℃で1時間加熱してシール材を硬化させる。
このようにして作製した液晶表示装置は、開口率が80%と大きく、またスペーサを兼ねる第2の保護層21が基板間の間隔を一定に保つので、構造が堅牢であり信頼性が高い。また、液晶表示装置の表示画質も優れていることが確認できた。
[比較例1]
比較例1では本発明の効果を確認するため、工程S7において、第1の保護層材料としてカーボンブラックを混合させない透明なポリビニルアルコール(クラレ社製、PVA−124Cの2%水溶液)を用いて第1の保護層20を形成した。
それ以外の工程は実施例1と全く同一の条件で作製したので説明を省略する。
〔実験結果〕
実施例1で作製した有機TFTと、比較例1で作製した有機TFTについて移動度とON/OFF電流比(有機TFTがON時のソースードレイン間の電流値/有機TFTがOFF時のソースードレイン間の電流値)を作製直後と、直射日光下に1ヶ月曝露後に評価した。
作製直後:実施例1で作製した有機TFTと、比較例1で作製した有機TFTは同等の性能を示した。
直射日光下に1ヶ月曝露後:実施例1で作製した有機TFTは作製直後と同等の性能を示した。一方、比較例1で作製した有機TFTは動作しなかった。
このように実施例1で作製した有機TFTは、光による有機半導体層10の性能劣化を防止できることが確認できた。
[実施例2]
実施例2では、工程S8において、第2の保護層材料としてカーボンブラックを混合させたJSR社製感光性アクリレート材料であるオプトマーPC−403を用いて第2の保護層21を形成した。
それ以外の工程は実施例1と全く同一の条件で作製したので説明を省略する。
実施例2で形成した第1の保護層20と第2の保護層21の合計の厚みは5.0μmであり、有機半導体層10への光透過率は0.01%であった。実施例1と比較すると1/10の光透過率であり、実施例2は実施例1より10倍明るい光に対して、同等の有機半導体層10の性能劣化を防止する性能を有している。
一方、実施例2で作製した有機TFTを実装した基板1は、開口率が70%であり、保護層を設けることにより開口率は低下した。
以上このように、本発明によれば、第1の保護層、または第2の保護層の少なくとも一方に光吸収材料を含有させるので、簡単な工程で、光による劣化の少ない高性能な有機薄膜トランジスタ、表示装置、有機薄膜トランジスタの製造方法を提供できる。
本発明に係わる有機薄膜トランジスタの製造方法を説明する説明図である。 光吸収材料を含有する第1の保護層20と透明な第2の保護層21を形成する工程を説明する説明図である。 液晶表示装置の有機TFTを含む1画素の構成を説明する説明図である。 透明な第1の保護層20と光吸収材料を含有する第2の保護層21を形成する工程を説明する説明図である。 本発明に係わる液晶表示装置の製造方法を説明する説明図である。
符号の説明
1 基板
2b ゲート電極
7 ゲート絶縁層
8 ソース電極
9 ドレイン電極
10 有機半導体層
19 ソース電極線
20 第1の保護層
21 第2の保護層
30 画素電極

Claims (6)

  1. 基板の上にゲート電極、ゲート絶縁層、有機半導体層、ソース電極及びドレイン電極を有する有機薄膜トランジスタを含む画素が、前記基板上にマトリクス状に複数形成されている表示装置であって、
    前記有機半導体層の上には、前記有機半導体層を密閉する第1の保護層と、
    前記第1の保護層よりも広い領域を覆う第2の保護層を有し、
    前記第1の保護層、または前記第2の保護層の少なくとも一方が光吸収材料を含有し、
    前記表示装置は、前記基板に対向する第2の基板を有し、
    前記第2の保護層によって、前記基板と前記第2の基板の間隔を所定の間隔に保持することを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の保護層は光吸収材料を含有し、前記第2の保護層が透明な材料により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置
  3. 前記第1の保護層、または前記第2の保護層の少なくとも一方が印刷法により形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置
  4. 基板の上にゲート電極、ゲート絶縁層、有機半導体層、ソース電極及びドレイン電極を有する有機薄膜トランジスタの製造方法において、
    前記有機半導体層を形成する工程の後に、
    前記有機半導体層を密閉する第1の保護層を形成する工程と、
    前記第1の保護層よりも広い領域を覆う第2の保護層を形成する工程と、
    を含み、
    前記第1の保護層、または前記第2の保護層の何れか一方が光吸収材料を含有し、
    前記第2の保護層の材料に熱可塑性樹脂を用い、
    前記基板と対向する第2の基板を熱圧着することを特徴とする有機薄膜トランジスタの製造方法。
  5. 前記第1の保護層は光吸収材料を含有し、前記第2の保護層が透明な材料により形成されていることを特徴とする請求項4に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 前記第1の保護層、または前記第2の保護層の何れか一方が印刷法により形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の有機薄膜トランジスタの製造方法。
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