JP5051442B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5051442B2 JP5051442B2 JP2007234101A JP2007234101A JP5051442B2 JP 5051442 B2 JP5051442 B2 JP 5051442B2 JP 2007234101 A JP2007234101 A JP 2007234101A JP 2007234101 A JP2007234101 A JP 2007234101A JP 5051442 B2 JP5051442 B2 JP 5051442B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- resin
- embedded
- peripheral wall
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
また、インサート成形の際、端子に塗布された接着剤が、樹脂圧により剥離してしまうことがある。接着剤が剥離してしまうと、端子とハウジングとの間のシール性を十分確保することができず、防水性が劣るという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、インサート成形に伴う問題を解消しうるコネクタを提供することを目的とする。
前記ハウジングは、同ハウジングのうち前記端子が埋設される端子保持部へのインサート成形時の樹脂の流入位置であり、かつ前記端子保持部から前記端子の長さ方向に対して略直交方向に突出するフランジ部を備えており、
前記端子の埋設部には合成樹脂製の保護部材が装着されており、この保護部材は、前記端子を挿入可能な端子挿入孔が複数形成されて前記端子の埋設部に装着される装着部と、前記複数の端子を一括して囲う周壁とを具備し、
前記周壁は、前記樹脂の流入方向に対し略直交方向に突出した姿勢で、かつ前記複数の端子の前記接着剤を囲う位置に装着されて、前記周壁内における隣り合う一対の前記端子間に露出して配された前記接着剤の周辺に前記樹脂が流入して充填されることで前記ハウジングに埋設されていることに特徴を有する。
このような構成によれば、保護部材の周壁が端子に塗布された接着剤を覆っているから、インサート成形時に樹脂の圧力によって接着剤が剥離することを防ぐことができる。
また、保護部材が個別に端子を囲う場合に比べて、端子間の距離を狭めることができ、コネクタが大型化することを防止できる。
また、保護部材の周壁が、端子保持部への樹脂の流入方向に向かって突出している場合、すなわち周壁が樹脂の流入口とは反対側に開口している場合には、樹脂が周壁の内側に入り込みにくく、気泡が残存してしまうおそれがある。また、周壁が、端子保持部への樹脂の流入方向とは反対方向に突出している場合、すなわち周壁が樹脂の流入口に向かって開口している場合には、接着剤が樹脂圧をまともに受けて剥離してしまうおそれがある。しかしながら、本発明の構成によれば、保護部材の周壁が端子保持部への樹脂の流入方向に対して略直交方向に突出して配されているから、そのような接着剤の剥離を防ぎつつ、かつ周壁内への樹脂の充填を確実に行うことができる。
以下、本発明の実施形態1を図1〜図3によって説明する。
本実施形態のコネクタ10は、図示しない機器(例えば、ハイブリッド車等に搭載されたモータやインバータ等)に電力を供給するための機器用コネクタCに備えられたものであり、端子11とハウジング12とがインサート成形により一体化されてなるものである。なお、機器用コネクタCは、内部に機器を収容する図示しない金属製のケースの取付孔に取り付けられるものであって、コネクタ10とは別に、ケースの内側に配されて機器側と電気的に接続可能な機器側端子31と、ケースの外側に配されて電源側と電気的に接続可能な電源側端子32とを備えている。以下、各構成部材において、図1の上側を上方、下側を下方とし、また図2の下側(機器側コネクタCがケースに取り付けられるとケースの外側に配される部分)を前方、その反対側を後方として説明する。
まず、保護部材20を端子11に装着する。この保護部材20の装着は、端子11の第一接続部11A側に装着部22が、第二接続部11B側に周壁23が配される向きにして、8本の端子11を装着部22の端子挿入孔21に順番に挿入することによりなされる。そして、保護部材20と端子11との相対的な位置(端子11に対する保護部材20の前後方向の位置)を調整し、端子11の埋設部11Cのうち前側寄り位置に保護部材20を装着した状態にする。
次に、本発明の実施形態2を図4によって説明する。
本実施形態のコネクタ50は、保護部材51の装着部52の長さ寸法を実施形態1のものに比べて長くするとともに、その装着部52が、端子保持部15のフランジ部17との連設部分を前後方向にまたがって配される位置に、保護部材51を埋設した点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
実施形態1のコネクタ50と同様、まず保護部材51を端子11に装着した後、端子11の埋設部11Cのうち周壁23に囲まれた部分に接着剤18を塗布する。そして、接着剤18の硬化後、図示しない成形金型内に端子11をセットする。このとき、保護部材51の装着部52が、金型のうちフランジ部17を形成する部分と端子保持部15を形成する部分との連設部分を前後方向(端子11の長さ方向)にまたがって配されるように、端子11をセットする。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態によれば、保護部材20(51)の端子挿入孔21(53)の開口寸法は、端子11を手組み可能な寸法とされているが、端子を無理嵌めする寸法(端子の外形に対して余裕のない寸法)とされ、端子を圧入する形態であってもよい。
(4)上記実施形態によれば、周壁23は装着部52から後方へ向かって突出しているが、これとは反対に前方へ向かって突出しているものであってもよい。
11…端子
11C…埋設部(埋設部分)
12…ハウジング
15…端子保持部
17…フランジ部
18…接着剤
20,51…保護部材
21,53…端子挿入孔
22,52…装着部
23…周壁
Claims (3)
- インサート成形により複数の端子が同端子の両端部を突出させた状態でハウジングと一体化され、前記複数の端子のうち前記ハウジングに埋設される埋設部に接着剤が塗布されたコネクタであって、
前記ハウジングは、同ハウジングのうち前記端子が埋設される端子保持部へのインサート成形時の樹脂の流入位置であり、かつ前記端子保持部から前記端子の長さ方向に対して略直交方向に突出するフランジ部を備えており、
前記端子の埋設部には合成樹脂製の保護部材が装着されており、この保護部材は、前記端子を挿入可能な端子挿入孔が複数形成されて前記端子の埋設部に装着される装着部と、前記複数の端子を一括して囲う周壁とを具備し、
前記周壁は、前記樹脂の流入方向に対し略直交方向に突出した姿勢で、かつ前記複数の端子の前記接着剤を囲う位置に装着されて、前記周壁内における隣り合う一対の前記端子間に露出して配された前記接着剤の周辺に前記樹脂が流入して充填されることで前記ハウジングに埋設されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記保護部材の装着部は、前記フランジ部と前記端子保持部との連設部分における前記端子の長さ方向の幅寸法よりも同端子の長さ方向に長い寸法の端子挿入孔を備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記保護部材は、前記端子保持部に埋設されたときに、前記装着部が、前記フランジ部との連設部分を前記端子の長さ方向にまたがって配される位置に装着されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234101A JP5051442B2 (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007234101A JP5051442B2 (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009070564A JP2009070564A (ja) | 2009-04-02 |
JP5051442B2 true JP5051442B2 (ja) | 2012-10-17 |
Family
ID=40606626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007234101A Active JP5051442B2 (ja) | 2007-09-10 | 2007-09-10 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5051442B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6217876B1 (ja) * | 2017-03-13 | 2017-10-25 | Smk株式会社 | 電気コネクタ及び電気コネクタの製造方法 |
JP2020009561A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH097671A (ja) * | 1995-06-19 | 1997-01-10 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタおよびその製造方法 |
JP3870467B2 (ja) * | 1996-03-12 | 2007-01-17 | 株式会社デンソー | 電気接続部を有する成形品とその成形方法 |
JPH10112344A (ja) * | 1996-10-08 | 1998-04-28 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ、その製造方法及び端子金具 |
JP2002042979A (ja) * | 2000-07-21 | 2002-02-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ及びその製造方法 |
-
2007
- 2007-09-10 JP JP2007234101A patent/JP5051442B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009070564A (ja) | 2009-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5251840B2 (ja) | 機器用コネクタ | |
EP2509165B1 (en) | Vehicle-side connector | |
JP5965751B2 (ja) | コネクタ端子及びコネクタ端子の止水方法 | |
EP2400600A1 (en) | Waterproof connector | |
CN109075492B (zh) | 连接器 | |
JP5821404B2 (ja) | コネクタ | |
KR20020096847A (ko) | 초음파 장해물 검출장치 및 그의 조립방법 | |
CN108886207B (zh) | 树脂成形品 | |
JP2005019321A (ja) | コネクタ及びコネクタの製造方法 | |
JP5794671B2 (ja) | コネクタ | |
CN108701917B (zh) | 树脂成型品及其制造方法 | |
JP6011449B2 (ja) | モールドコネクタの製造方法 | |
US20120156910A1 (en) | Waterproof Connector and Method of Assembly of Waterproof Connector | |
JP5251769B2 (ja) | コネクタ | |
JP5051442B2 (ja) | コネクタ | |
JP5271747B2 (ja) | 防水コネクタ | |
WO2018131410A1 (ja) | シールドコネクタおよびシールドコネクタの製造方法 | |
JP2018085228A (ja) | コネクタ | |
US20100055954A1 (en) | Sealed electrical connector | |
JP2005228644A (ja) | コネクタ | |
US9872371B2 (en) | Tank | |
JP2015065039A (ja) | コネクタ | |
JP2012054101A (ja) | モールドコネクタ | |
JP2011100612A (ja) | 機器用コネクタ | |
JP5590386B2 (ja) | コネクタ及びコネクタの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20091005 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091005 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100329 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111020 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120117 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120404 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120411 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120628 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120711 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5051442 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803 Year of fee payment: 3 |