JP5047696B2 - 画像形成装置、画像形成方法、及びプロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
そのような場合、次工程の帯電で帯電電位が低下し、露光工程において露光後電位の電位低下が発生し、トナー現像後、当該部分の画像濃度が濃くなってしまうという画像不具合(転写残像)が発生しやすい。
また、転写条件が強い場合、転写工程において、感光体上のトナー現像部とトナー未現像部で転写による正帯電の影響に差が生じ、トナー未現像部で正電荷注入がおこり、次工程の帯電でトナー未現像部の帯電低下が起こり、画像濃度が濃くなる画像不具合(転写残像)が発生する場合がある。
繰り返し画像形成により、一般に感光体の露光後電位の上昇が起こり、帯電電位と露光後電位の差つまりコントラスト電位が小さくなり、中間調画像やベタ画像の濃度を招く。繰り返し画像形成によるコントラスト電位差を維持するため、帯電電位を上昇させる方法があるが、帯電電位の上昇に伴い、感光体上のトナー像を転写媒体へ適切に転写するために転写手段の出力を上げる必要が生じる。その場合、転写工程で感光体が影響を受け、先述したような転写残像が発生しやすくなる。特にカラー画像形成装置では、このような画像不具合が目立ってしまうことが多い。
有機系の感光体は、繰り返し使用によって膜削れが発生しやすく、感光層の膜削れが進むと、感光体の帯電電位の低下や光感度の劣化、感光体表面のキズなどによる地汚れ、画像濃度低下あるいは画質劣化が促進される傾向が強く、従来から感光体の耐摩耗性が大きな課題として挙げられていた。さらに、近年では電子写真装置の高速化あるいは装置の小型化に伴う感光体の小径化によって、感光体の高耐久化がより一層重要な課題となっている。
上記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、電子写真感光体、現像手段、転写手段を有する画像形成装置において、該電子写真感光体の露光後電位の上昇とともに、電子写真感光体の帯電電位を上昇させ、転写手段の転写電流、若しくは転写電圧を変化させる画像形成プロセス制御手段を有し、該電子写真感光体の最表層に下記一般式(1)又は(2)で表わされる特定の化合物を含有させることにより、転写残像の発生を抑制でき、長期間の繰り返し使用に対しても高画質画像が安定して形成できる知見を得た。
高耐久化のため感光体の最表層にフィラーを含有させた場合の残留電位上昇を低減でき、残留電位の上昇による転写残像の顕著化や画像ボケの発生等の画質劣化を引き起こす問題も、本発明の構成を取ることにより解決でき、更に高耐久で長期間の繰り返し使用に対しても高画質画像が安定して形成できる。
本発明の画像形成方法によれば、上記画像形成装置を用いて画像形成を行なうので、長期間の繰り返し使用に対して高品質の画像が安定して形成できる。
本発明のプロセスカートリッジによれば、上記画像形成装置に搭載されるので、長期間の繰り返し使用に対しても高画質画像が安定して形成できる。また、各プロセス手段の部材と電子写真感光体が一体となり、相対的な位置精度が高い構成とされるため、画像品質の向上が図れ、さらにメンテナンス性が向上し、コストダウンにつながる。
前述のように本発明における画像形成装置は、少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、電子写真感光体、現像手段、転写手段を有する画像形成装置において、該電子写真感光体の露光後電位の上昇とともに、電子写真感光体の帯電電位を上昇させ、転写手段の転写電流、若しくは転写電圧を変化させる画像形成プロセス制御手段を有し、該電子写真感光体の最表層が一般式(1)又は(2)で表わされる化合物を含有することを特徴とするものである。
以下に、本発明の画像形成装置及び画像形成方法における電子写真感光体について詳しく説明する。
前記電子写真感光体は、その層構成について特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、第一の形態では、支持体上に単一の層構成である感光層(以下、「単層型感光層」と称することもある)を有してなり、更に必要に応じて、保護層、下引き層等のその他の層を有してなる。また、第二の形態では、支持体と、該支持体上に電荷発生層と、電荷輸送層とを積層した構成の感光層(以下、「積層型感光層」と称することもある)を有してなり、更に必要に応じて、保護層、下引き層等のその他の層を有してなる。なお、前記第二形態では、電荷発生層、及び電荷輸送層は逆に積層しても構わない。
図2は、支持体(201)上に電荷発生物質を含有する電荷発生層(203)と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層(204)とが積層され、前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物は電荷輸送層(204)に含有され、必要に応じてフィラー、その他の成分が含有される。
図3は、支持体(201)上に電荷発生物質及び電荷輸送物質を含有する感光層(202)を有し、更に感光層表面に保護層(210)を有する。フィラー及び前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物は保護層(210)に含有される。
図4は、支持体(201)上に電荷発生物質を含有する電荷発生層(203)と、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層(204)とが積層され、更に電荷輸送層表面に保護層(210)を有する。前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物は保護層(210)に含有され、必要に応じてフィラー、その他の成分が含有される。
図5は、支持体(201)上に電荷輸送物質を含有する電荷輸送層(204)と、電荷発生物質を含有する電荷発生層(203)とが積層され、更に電荷発生層表面に保護層(210)を有する。前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物は保護層(210)に含有され、必要に応じてフィラー、その他の成分が含有される。
前記電子写真感光体における最表層は、少なくとも前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物を含有してなり、更に必要に応じてフィラーまたはその他の成分を含有してなる。
前記フィラーとしては、有機フィラー及び無機フィラーのいずれかが用いられる。
前記有機性フィラーとしては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂粉末、あるいはシリコーン樹脂粉末や、a−カーボン粉末などが挙げられる。
前記無機フィラーとしては、例えば、銅、スズ、アルミニウム、インジウム等の金属粉末;シリカ、酸化錫、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化ビスマス、酸化カルシウム、アンチモンをドープした酸化錫、錫をドープした酸化インジウム等の金属酸化物;フッ化錫、フッ化カルシウム、フッ化アルミニウム等の金属フッ化物;チタン酸カリウム、窒化硼素などが挙げられる。これらの中でも、フィラーの硬度の点から無機フィラーを用いることが耐摩耗性の向上に対して有利である。
前記表面処理剤としては、特に制限はなく、従来用いられている表面処理剤の中から目的に応じて適宜選択することができるが、フィラーの絶縁性を維持できる表面処理剤が好ましく、例えば、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、ジルコアルミネート系カップリング剤、高級脂肪酸、又はこれらとシランカップリング剤との混合処理;Al2O3、TiO2、ZrO2、シリコン、ステアリン酸アルミニウム、又はこれらの混合処理がフィラーの分散性及び画像ボケの発生防止の点からより好ましい。前記シランカップリング剤による表面処理により、画像ボケの影響は強くなるが、上記の表面処理剤とシランカップリング剤との混合処理を施すことによりその影響を抑制できる場合がある。前記表面処理剤量については、用いるフィラーの平均一次粒径によって異なるが、3〜30質量%が好ましく、5〜20質量%がより好ましい。前記表面処理量がこれよりも少ないとフィラーの分散効果が得られず、また多すぎると残留電位の著しい上昇を引き起こすことがある。
前記フィラーの平均一次粒径は、例えば電子顕微鏡観察により直接粒径を測定することができる。
前記感光体における最表層がフィラーを含有することによって、高耐久化の実現と共に、いわゆる画像ボケの発生を回避することが可能となるが、残留電位上昇の影響が増加することになる。この残留電位上昇を抑制するため、酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物を添加することが好ましい。
前記酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物としては、特に制限はなく、酸価が10〜700mgKOH/gの有機脂肪酸、樹脂などが挙げられる。しかし、非常に低分子のマレイン酸、クエン酸、酒石酸、コハク酸等の有機酸、アクセプター等はフィラーの分散性を大幅に低下させてしまう可能性があるため、残留電位の低減効果が十分に発揮されないことがある。従って、感光体の残留電位を低減させ、かつフィラーの分散性を高めるためには、低分子量ポリマーや樹脂、共重合体等、更にはそれらを混合させて使用することが好ましい。また、前記有機化合物の構造としては、立体障害が少ないリニアの構造を有することがより好ましい。分散性を向上させるためにはフィラーとバインダー樹脂との双方に親和性を持たせることが必要であり、立体障害が大きな材料は、それらの親和性が低下することにより、分散性が低下し、前述のような多くの問題を発生させることにつながる。
0.2≦酸価当量(A×B/C)≦20 …関係式(1)
本発明においては、この問題を解決するとともに転写残像を防止するため、最表層が、下記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物を含有する。
また、これらの置換基としては、上記アルキル基の具体例で挙げたもの、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のアルコキシ基;フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子;前記芳香族炭化水素基;ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン等の複素環基などが挙げられる。
具体的には、一般式(1)の場合には、下記一般式(a)で表わされるジハロゲン化物と、下記一般式(b)で表わされる第二級アミン化合物とを塩基性化合物の存在下、室温〜100℃の温度で反応させることにより得られる。なお、一般式(2)の場合も相当するジハロゲン化物と、相当する第二級アミン化合物とを塩基性化合物の存在下で反応させることにより同様にして得られる。
XH2C−Ar−CH2X・・・一般式(a)
ただし、前記一般式(a)中、Arは、上記一般式(1)と同じ意味を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。
前記反応溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、トルエン、キシレン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、アセトニトリルなどが挙げられる。
以下、前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物の具体例(No.1〜No.13)を挙げるが、これらの化合物に限定されるものではない。
但し、ここで用いられる酸化防止剤は、後述の添加目的と異なり、前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物の塗工液中での保護のために添加される。このため、前記酸化防止剤は、前記一般式(1)、及び(2)のいずれかで表わされる化合物を含有させる前の工程で塗工液に含有させておくことが好ましい。該酸化防止剤の添加量は、充分な塗工液の経時保存安定性を図るため、前記酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物100質量部に対し、0.1〜200質量部が好ましい。
前記支持体としては、体積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金等の金属;酸化スズ、酸化インジウム等の金属酸化物を蒸着又はスパッタリングにより、フィルム状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、あるいはアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレスなどの板又はそれらを押し出し、引き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩などの表面処理を施した管などを使用することができる。また、特開昭52−36016号公報に開示されたエンドレスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも支持体として用いることができる。また、厚み50〜150μmのニッケル箔でもよく、あるいは厚み50〜150μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの表面にアルミニウム蒸着等の導電加工を行なったものでもよい。
前記導電性粉体としては、例えば、カーボンブラック、アセチレンブラック、また、アルミニウム、ニッケル、鉄、ニクロム、銅、亜鉛、銀などの金属粉、あるいは導電性酸化スズ、ITOなどの金属酸化物粉体などが挙げられる。また、同時に用いられる結着樹脂には、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリアリレート樹脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、酢酸セルロース樹脂、エチルセルロース樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリビニルトルエン樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、アルキッド樹脂などが挙げられる。
前記積層型感光層は、電荷発生層、及び電荷輸送層を少なくともこの順に有し、更に必要に応じて、保護層、中間層、その他の層を有してなる。
前記電荷発生層は、少なくとも電荷発生物質を含んでなり、バインダー樹脂、更に必要に応じてその他の成分を含んでなる。
前記無機系材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、結晶セレン、アモルファス−セレン、セレン−テルル、セレン−テルル−ハロゲン、セレン−ヒ素化合物、などが挙げられる。
前記バインダー樹脂の添加量は、前記電荷発生物質100質量部に対し0〜500質量部が好ましく、10〜300質量部がより好ましい。なお、前記バインダー樹脂の添加は分散前あるいは分散後のいずれでも構わない。
前者の方法としては、グロー放電重合法、真空蒸着法、CVD法、スパッタリング法、反応性スパッタリング法、イオンプレーティング法、加速イオンインジェクション法等が挙げられる。この真空薄膜作製法は、上述した無機系材料又は有機系材料を良好に形成することができる。
また、後者のキャスティング法によって電荷発生層を設けるには、電荷発生層塗工液を用いて、浸漬塗工法やスプレーコート法、ビードコート法などの慣用されている方法を用いて行なうことができる。
これらの中でも、沸点が40〜80℃のテトラヒドロフラン、メチルエチルケトン、ジクロロメタン、メタノール、エタノールは、塗工後の乾燥が容易であることから特に好適である。
前記電荷発生層の厚みは、通常、0.01〜5μmが好ましく、0.05〜2μmがより好ましい。
前記電荷輸送層は、帯電電荷を保持させ、かつ、露光により電荷発生層で発生分離した電荷を移動させて保持していた帯電電荷と結合させることを目的とする層である。帯電電荷を保持させる目的を達成するためには、電気抵抗が高いことが要求される。また、保持していた帯電電荷で高い表面電位を得る目的を達成するためには、誘電率が小さく、かつ電荷移動性がよいことが要求される。
前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物、フィラー、並びに酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物としては、前記最表層において記載された化合物をすべて使用することができる。
前記電子輸送物質(電子受容性物質)としては、例えば、クロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(a)カルバゾール環を有する重合体としては、例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾール、特開昭50−82056号公報、特開昭54−9632号公報、特開昭54−11737号公報、特開平4−175337号公報、特開平4−183719号公報、特開平6−234841号公報に記載の化合物等が例示される。
(b)ヒドラゾン構造を有する重合体としては、例えば、特開昭57−78402号公報、特開昭61−20953号公報、特開昭61−296358号公報、特開平1−134456号公報、特開平1−179164号公報、特開平3−180851号公報、特開平3−180852号公報、特開平3−50555号公報、特開平5−310904号公報、特開平6−234840号公報に記載の化合物等が例示される。
(c)ポリシリレン重合体としては、例えば、特開昭63−285552号公報、特開平1−88461号公報、特開平4−264130号公報、特開平4−264131号公報、特開平4−264132号公報、特開平4−264133号公報、特開平4−289867号公報に記載の化合物等が例示される。
(d)トリアリールアミン構造を有する重合体としては、例えば、N,N−ビス(4−メチルフェニル)−4−アミノポリスチレン、特開平1−134457号公報、特開平2−282264号公報、特開平2−304456号公報、特開平4−133065号公報、特開平4−133066号公報、特開平5−40350号公報、特開平5−202135号公報に記載の化合物等が例示される。
(e)その他の重合体としては、例えば、ニトロピレンのホルムアルデヒド縮重合体、特開昭51−73888号公報、特開昭56−150749号公報、特開平6−234836号公報、特開平6−234837号公報に記載の化合物等が例示される。
なお、前記電荷輸送層は、架橋性のバインダー樹脂と架橋性の電荷輸送物質との共重合体を含むこともできる。
前記電荷輸送物質の含有量は、前記バインダー樹脂100質量部に対し20〜300質量部が好ましく、40〜150質量部がより好ましい。
前記電荷輸送層の厚みは、解像度及び応答性の点から、25μm以下が好ましく、下限値については使用するシステム(特に帯電電位等)に応じて異なるが5μm以上が好ましい。
前記単層型感光層は、電荷発生物質、電荷輸送物質、バインダー樹脂、更に必要に応じてその他の成分を含んでなる。
前記電荷発生物質、電荷輸送物質、及びバインダー樹脂としては、上述した材料を用いることができる。前記その他の成分としては、例えば、可塑剤、微粒子、各種添加剤、などが挙げられる。前記電荷発生物質の添加量は前記バインダー樹脂100質量部に対し5〜40質量部が好ましい。また、前記電荷輸送物質の添加量は、前記バインダー樹脂100質量部に対し0〜190質量部が好ましく、50〜150質量部がより好ましい。
前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物、必要に応じてフィラー、並びに酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物としては、前記最表層において記載された化合物をすべて使用することができる。
この場合、感光層全体にフィラーを含有させてもよいが、表面にフィラーを含有することが耐摩耗性向上の点から有効であるため、フィラーの濃度勾配を付けたり、フィラー濃度を変えた複数の感光層の傾斜構成としてもよい。
前記単層型感光層の厚みは、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、5〜25μmが好ましい。
前記電子写真感光体では、最表層として、前記感光層の保護及び耐久性の向上を目的として、フィラーを含有する保護層を感光層の上に形成することができる。前記保護層を有する場合には、上記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物含有し、必要に応じてフィラー、バインダー樹脂、酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物を含有してなる。
前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物、フィラー、並びに酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物としては、前記最表層において記載された化合物をすべて使用することができる。
なお、保護層に前記電荷輸送層で挙げた低分子電荷輸送物質又は高分子電荷輸送物質を添加することは、残留電位の低減及び画質向上に対して有効かつ有用である。
一方、バインダー樹脂や電荷輸送物質は、分散前に添加することも可能であるが、その場合分散性が若干低下する場合が見られる。従って、バインダー樹脂や電荷輸送物質は、有機溶剤に溶解された状態で上記分散後に添加することが好ましい。
前記支持体と前記感光層との間には、必要に応じて下引き層を設けてもよい。前記下引き層は、接着性を向上する、モアレなどを防止する、上層の塗工性を改良する、残留電位を低減する、などの目的で設けられる。
前記下引き層は、少なくとも樹脂、及び微粉末を含み、更に必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、カゼイン、ポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂;共重合ナイロン、メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂;ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、アルキッド−メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の三次元網目構造を形成する硬化型樹脂、などが挙げられる。
前記微粉末としては、例えば酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化スズ、酸化インジウム等の金属酸化物、金属硫化物、又は金属窒化物などが挙げられる。
前記下引き層の厚みについては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、0.1〜10μmが好ましく、1〜5μmがより好ましい。
前記フェノール系化合物としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアッシド]クリコ−ルエステル、トコフェロール類などが挙げられる。
前記酸化防止剤の添加量は、添加する層の総質量に対して0.01〜10質量%が好ましい。
前記帯電工程は、電子写真感光体表面を帯電させる工程であり、前記帯電手段により行なわれる。
前記帯電手段としては、前記電子写真感光体の表面に電圧を印加して一様に帯電させることができるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、電子写真感光体と非接触で帯電させる非接触方式の帯電手段が好適に用いられる。
前記非接触の帯電手段としては、例えば、コロナ放電を利用した非接触帯電器や、針電極デバイス、固体放電素子;電子写真感光体に対して微小な間隙をもって配設された導電性又は半導電性の帯電ローラなどが挙げられる。
前記露光は、例えば、前記露光手段を用いて前記電子写真感光体の表面を像様に露光することにより行なうことができる。
前記露光における光学系は、アナログ光学系とデジタル光学系とに大別される。前記アナログ光学系は、原稿を光学系により直接電子写真感光体上に投影する光学系であり、前記デジタル光学系は、画像情報が電気信号として与えられ、これを光信号に変換して電子写真感光体を露光し作像する光学系である。
なお、本発明においては、前記電子写真感光体の裏面側から像様に露光を行なう光背面方式を採用してもよい。
前記現像工程は、前記静電潜像を、トナー乃至現像剤を用いて現像して可視像を形成する工程である。
前記可視像の形成は、例えば、前記静電潜像を前記トナー乃至前記現像剤を用いて現像することにより行なうことができ、前記現像手段により行なうことができる。
前記現像手段は、例えば、前記トナー乃至前記現像剤を用いて現像することができる限り、特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、前記トナー乃至現像剤を収容し、前記静電潜像に該トナー乃至該現像剤を接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好適に挙げられる。
前記転写工程は、前記可視像を記録媒体に転写する工程であるが、中間転写体を用い、該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する態様が好ましく、前記トナーとして二色以上、好ましくはフルカラートナーを用い、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写工程と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写工程とを含む態様がより好ましい。
なお、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
なお、記録媒体としては、代表的には普通紙であるが、現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、OHP用のPETベース等も用いることができる。
前記定着工程は、記録媒体に転写された可視像を定着装置を用いて定着させる工程であり、各色のトナーに対し前記記録媒体に転写する毎に行なってもよいし、各色のトナーに対しこれを積層した状態で一度に同時に行なってもよい。
前記定着部材としては、例えば、無端状ベルトとローラとの組合せ、ローラとローラとの組合せ、などが挙げられるが、ウォームアップ時間を短縮することができ、省エネルギー化の実現の点で、また、定着可能幅の拡大の点で、熱容量が小さい無端状ベルトとローラとの組合せであるのが好ましい。
前記除電工程は、前記電子写真感光体に対し除電バイアスを印加して除電を行なう工程であり、除電手段により好適に行なうことができる。
前記除電手段としては、特に制限はなく、前記電子写真感光体に対し除電バイアスを印加することができればよく、公知の除電器の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプ等が好適に挙げられる。
前記クリーニング工程は、前記電子写真感光体上に残留する前記トナーを除去する工程であり、クリーニング手段により好適に行なうことができる。なお、クリーニング手段を用いることなく、摺擦部材で残留トナーの電荷を揃え、現像ローラで回収する方法を採用することもできる。
前記潤滑剤付与工程は、電子写真感光体表面に潤滑剤を付与する工程であり、潤滑剤付与手段により実施される。該潤滑剤付与手段は、電子写真感光体の回転方向におけるクリーニング手段の下流に設けられていることが好ましい。
前記潤滑剤付与手段は、潤滑剤を前記電子写真感光体上に供給する潤滑剤供給手段と、該供給された潤滑剤を前記電子写真感光体表面に塗布する潤滑剤塗布手段とを有する。
前記クリーニング及び塗布ブレードの材料としては、特に制限はなく、クリーニングブレード用材料として公知のものの中から目的に応じて適宜選択することができるが、例えばウレタンゴム、ヒドリンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらブレードは、電子写真感光体との接点部分を低摩擦係数材料で、コーティングや含浸処理してもよい。また、弾性体の硬度を調整するために、有機フィラー、無機フィラー等の充填材を分散させてもよい。
また、支持体から突き出し、たわみを持たせることができるブレードの長さ、いわゆる自由長についても同様に押圧で加える力との兼ね合いで一義的に規定できるものではないが、1〜15mmが好ましく、2〜10mmがより好ましい。
前記バインダー樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えばPFA、PTFE、FEP、PVdF等のフッ素樹脂;フッ素系ゴム、メチルフェニルシリコーンエラストマー等のシリコーン系エラストマーなどが挙げられる。
この場合、感光体表面への機械的ストレスを抑制するためにはブラシ繊維は可撓性を有することが好ましい。前記可撓性のブラシ繊維の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリオレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン);ポリビニル系樹脂又はポリビニリデン系樹脂(例えば、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビニルケトン);塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体;スチレン−アクリル酸共重合体;スチレン−ブタジエン樹脂;フッ素樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン);ポリエステル;ナイロン;アクリル;レーヨン;ポリウレタン;ポリカーボネート;フェノール樹脂;アミノ樹脂(例えば、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ユリア樹脂、ポリアミド樹脂)などが挙げられる。
なお、撓みの程度を調整するため、例えば、ジエン系ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、エチレンプロピレンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ヒドリンゴム、ノルボルネンゴム等を複合してもよい。
前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
ここで、図6は、本発明の画像形成装置構成例を模式的に示す概略図である。
図6において、画像形成装置の電子写真感光体(感光体)(1)には少なくとも感光層が設けられ、最表層が前記一般式(1)及び(2)のいずれかで表わされる化合物を含有し、必要に応じてフィラーを含有してなる。図6では感光体(1)はドラム形状であるが、シート状、エンドレスベルト状のものであってもよい。
帯電手段である帯電チャージャ(3)、転写前チャージャ(7)、転写チャージャ(10)、分離チャージャ(11)、及びクリーニング前チャージャ(13)としては、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッド・ステート・チャージャ)等の非接触であるコロナ放電式の帯電手段が用いられている。
図示しないが、帯電手段として非接触の帯電ローラを使用しても良い。その場合には、帯電ローラに高電圧をかけるが、DC成分のみ、更にAC重畳を加える場合もある。
また、露光手段である露光部(5)、及び除電ランプ(2)等の光源としては、蛍光灯、タングステンランプ、ハロゲンランプ、水銀灯、ナトリウム灯、発光ダイオード(LED)、半導体レーザ(LD)、エレクトロルミネッセンス(EL)などの発光物全般を用いることができる。そして、所望の波長域の光のみを照射するために、シャープカットフィルター、バンドパスフィルター、近赤外カットフィルター、ダイクロイックフィルター、干渉フィルター、色温度変換フィルターなどの各種フィルターを用いることもできる。
光源等は、図6に示される工程の他に光照射を併用した転写工程、除電工程、クリーニング工程、あるいは前露光などの工程を設けることにより、感光体に光が照射される。
感光体ドラム(56)上で現像されたイエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、及びブラックトナー像は、感光体ドラム(56)と中間転写ベルト(58)とが接触する中間転写ニップに進入する。そして、中間転写バイアスローラ(57)からのバイアスの影響を受けながら、中間転写ベルト(58)上に重ね合わせて中間転写されて、4色重ね合わせトナー像となる。
この画像形成装置は、いわゆるタンデム方式のプリンタであり、図9のように感光体ドラム(80)を各色で共有させるのではなく、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の4色それぞれ用の感光体ドラム(80Y、80M、80C、80Bk)を備えている。また、ドラムクリーニングユニット(85)、除電ランプ(83)、及び帯電チャージャ(84)についても、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(K)の4色のものを備えている。図示しないが、帯電手段として非接触の帯電ローラを使用しても良い。
この例においても、感光体の露光後電位の上昇とともに、電子写真感光体の帯電電位を上昇させ、転写手段の転写電流、若しくは転写電圧を変化させる画像形成プロセス制御手段を有し、該電子写真感光体の最表層が下記一般式(1)又は(2)で表わされる化合物を含有させ、必要に応じてフィラーを含有させることで、長期間の繰り返し使用(例えば、高速、フルカラー印刷など)に対しても、転写工程で発生する転写残像がなく、画像濃度再現性優れた高画質画像が安定して形成できる。
以上説明した画像形成装置における画像形成手段は、複写装置、ファクシミリ、プリンタ内に固定して組み込まれていてもよいが、以下に説明するプロセスカートリッジの形で画像形成装置内に組み込まれてもよい。
本発明のプロセスカートリッジは、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段から選択される少なくとも1つの手段と、電子写真感光体とを有し、本発明の前記画像形成装置に用いられる。
アルミニウムシリンダー上に下記組成の下引き層塗工液、電荷発生層塗工液、及び電荷輸送層塗工液を浸漬塗工によって順次塗布し、乾燥させて、厚み3.5μmの下引き層、厚み0.2μmの電荷発生層、厚み27μmの電荷輸送層をそれぞれ形成し、電子写真感光体1を作製した。
・二酸化チタン粉末・・・400質量部
・メラミン樹脂・・・65質量部
・アルキッド樹脂・・・120質量部
・2−ブタノン・・・400質量部
・下記構造式(I)で表わされるビスアゾ顔料・・・12質量部
・ポリビニルブチラール・・・5質量部
・2−ブタノン・・・200質量部
・シクロヘキサノン・・・400質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・10質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・8質量部
・下記構造式(III)で表わされる電荷輸送物質・・・2質量部
・テトラヒドロフラン・・・100質量部
製造例1において、電荷輸送層塗工液を下記の組成の電荷輸送層塗工液に変更した以外は、製造例1と同様にして、電子写真感光体2を作製した。
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・10質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・5質量部
・下記構造式(IV)で表わされる電荷輸送物質・・・5質量部
・テトラヒドロフラン・・・100質量部
アルミニウムシリンダー上に下記組成の下引き層塗工液、電荷発生層塗工液、及び電荷輸送層塗工液を浸漬塗工によって順次塗布し、乾燥させて、厚み3.5μmの下引き層、厚み0.2μmの電荷発生層、厚み22μmの電荷輸送層をそれぞれ形成した。
・二酸化チタン粉末・・・400質量部
・メラミン樹脂・・・65質量部
・アルキッド樹脂・・・120質量部
・2−ブタノン・・・400質量部
・下記構造式(I)で表わされるビスアゾ顔料・・・12質量部
・ポリビニルブチラール・・・5質量部
・2−ブタノン・・・200質量部
・シクロヘキサノン・・・400質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・10質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・10質量部
・テトラヒドロフラン・・・100質量部
<保護層塗工液の組成>
・アルミナフィラー(平均一次粒径=0.3μm、スミコランダムAA−03、住友化学工業株式会社製)・・・2質量部
・不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液(酸価=180mgKOH/g、固形分50質量%、BYK−P104、BYKケミー社製)・・・0.02質量部
・下記構造式(III)で表わされる例示化合物9・・・0.6質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・3質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・5質量部
・テトラヒドロフラン・・・250質量部
・シクロヘキサノン・・・70質量部
製造例3において、保護層塗工液を下記の組成の保護層塗工液に変更した以外は、製造例3と同様にして、電子写真感光体3を作製した。
・アルミナフィラー(平均一次粒径=0.3μm、スミコランダムAA−03、住友化学工業株式会社製)・・・2質量部
・不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液(酸価=180mgKOH/g、固形分50質量%、BYK−P104、BYKケミー社製)・・・0.02質量部
・下記構造式(IV)で表わされる例示化合物2・・・1.8質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・1.8質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・5質量部
・テトラヒドロフラン・・・250質量部
・シクロヘキサノン・・・70質量部
製造例3において、保護層塗工液を下記の組成の保護層塗工液に変更した以外は、製造例3と同様にして、電子写真感光体5を作製した。
<保護層塗工液の組成>
・アルミナフィラー(平均一次粒径=0.3μm、スミコランダムAA−03、住友化学工業株式会社製)・・・1質量部
・不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液(酸価=180mgKOH/g、固形分50質量%、BYK−P104、BYKケミー社製)・・・0.01質量部
・下記構造式(III)で表わされる例示化合物9・・・0.6質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・3質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・5質量部
・テトラヒドロフラン・・・250質量部
・シクロヘキサノン・・・70質量部
製造例3において、保護層塗工液を下記の組成の保護層塗工液に変更した以外は、製造例3と同様にして、電子写真感光体6を作製した。
<保護層塗工液の組成>
・アルミナフィラー(平均一次粒径=0.3μm、スミコランダムAA−03、住友化学工業株式会社製)・・・3質量部
・不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液(酸価=180mgKOH/g、固形分50質量%、BYK−P104、BYKケミー社製)・・・0.03質量部
・下記構造式(III)で表わされる例示化合物9の電荷輸送物質・・・0.9質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・4質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・3質量部
・テトラヒドロフラン・・・250質量部
・シクロヘキサノン・・・70質量部
製造例3において、保護層塗工液を下記の組成の保護層塗工液に変更した以外は、製造例3と同様にして、電子写真感光体7を作製した。
<保護層塗工液の組成>
・アルミナフィラー(平均一次粒径=0.5μm、スミコランダムAA−05、住友化学工業株式会社製)・・・3質量部
・不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液(酸価=180mgKOH/g、固形分50質量%、BYK−P104、BYKケミー社製)・・・0.02質量部
・下記構造式(III)で表わされる例示化合物9の電荷輸送物質・・・0.9質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・4質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・3質量部
・テトラヒドロフラン・・・250質量部
・シクロヘキサノン・・・70質量部
製造例3において、保護層塗工液を下記の組成に変更した以外は、製造例3と同様にして、電子写真感光体8を作製した。
<保護層塗工液>
・アルミナフィラー(平均一次粒径=0.3μm、スミコランダムAA−03、住友化学工業株式会社製)・・・2質量部
・不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液(酸価=180mgKOH/g、固形分50質量%、BYK−P104、BYKケミー社製)・・・0.02質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・4質量部
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・6質量部
・テトラヒドロフラン・・・220質量部
・シクロヘキサノン・・・80質量部
製造例1において、電荷輸送層塗工液を下記の組成の電荷輸送層塗工液に変更した以外は、製造例1と同様にして、電子写真感光体9を作製した。
<電荷輸送層塗工液の組成>
・ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成株式会社製)・・・10質量部
・下記構造式(II)で表わされる電荷輸送物質・・・10質量部
・テトラヒドロフラン・・・100質量部
帯電方式をコロナ帯電方式(スコロトロン型)、画像露光光源を655nmの半導体レーザー変更したリコー製imagio MF2200改造機を用い、以下のように、プロセス制御手段、及び帯電手段を改造した画像形成装置1〜4を用意した。
帯電−露光間に設けた電位センサで感光体の露光後電位を検知させ、繰り返し画像形成によって露光後電位が上昇した場合、初期露光後電位からの上昇分だけ、帯電手段の出力を調整して帯電電位を上昇させ、また、帯電電位の上昇とともに転写手段の出力を上げて適正なトナー像転写ができるよう制御させた。
予め測定した感光体の露光後電位の出力画像枚数依存性を画像形成装置に記憶させ、出力画像枚数毎の露光後電位を推測させ、初期露光後電位からの上昇分だけ、帯電手段の出力を調整して帯電電位を上昇させ、また、帯電電位の上昇とともに転写手段の出力を上げて適正なトナー像転写ができるよう制御させた。
帯電−露光間に設けた電位センサで感光体の露光後電位を検知させ、繰り返し画像形成によって露光後電位が上昇した場合、初期露光後電位からの上昇分だけ、帯電手段の出力を調整して帯電電位を上昇させるよう制御させた。転写手段の出力は一定とした。
帯電手段、転写手段の出力は一定とした。
図10に概略を示す画像形成装置imagio Neo C600(株式会社リコー製)を用い、以下のように、プロセス制御手段、及び帯電手段を改造した画像形成装置5〜9を用意した。
帯電手段を感光体と非接触の帯電ローラとし、AC重畳DC電圧を印加するようにした。帯電−露光間に設けた電位センサで感光体の露光後電位を検知させ、繰り返し画像形成によって露光後電位が上昇した場合、初期露光後電位からの上昇分だけ、帯電手段のDC電圧を調整して帯電電位を上昇させ、また、帯電電位の上昇とともに転写手段の出力を上げて適正なトナー像転写ができるよう制御させた。
帯電手段をスコロトロン帯電に変更し、帯電−露光間に設けた電位センサで感光体の露光後電位を検知させ、繰り返し画像形成によって露光後電位が上昇した場合、初期露光後電位からの上昇分だけ、帯電手段の出力を調整して帯電電位を上昇させ、また、帯電電位の上昇とともに転写手段の出力を上げて適正なトナー像転写ができるよう制御させた。
帯電手段をスコロトロン帯電に変更し、予め測定した感光体の露光後電位の出力画像枚数依存性を記憶させ、出力画像枚数毎の露光後電位を推測させ、初期露光後電位からの上昇分だけ、帯電手段の出力を調整して帯電電位を上昇させ、また、帯電電位の上昇とともに転写手段の出力を上げて適正なトナー像転写ができるよう制御させた。
帯電手段をスコロトロン帯電に変更し、帯電−露光間に設けた電位センサで感光体の露光後電位を検知させ、繰り返し画像形成によって露光後電位が上昇した場合、初期露光後電位からの上昇分だけ、帯電手段の出力を調整して帯電電位を上昇させるよう制御させた。転写手段の出力は一定とした。
帯電手段をスコロトロン帯電に変更し、帯電手段、転写手段の出力は一定とした。
−画像形成−
画像形成装置1〜4を用い、前記作製した電子写真感光体を下記表2示すように組み合わせて、初期帯電電位を600(−V)に設定した後、トータルA4サイズ横5万枚の印刷を行ない、以下のようにして、初期及び5万枚印刷後の帯電電位、露光後電位、感光体摩耗量、印刷中の画像についての画像品質(転写残像、階調再現性、画像ボケ)の評価を行なった。
初期画像及び枚繰り返し試験後の画像について、以下の条件で目視観察により画像品質(転写残像、階調再現性)の評価を行なった。また、初期及び繰り返し試験後の明部電位を測定した。結果を下記表2に示す。
目視にて以下の基準で評価した。
○:転写残像が目視では確認できない
△:転写残像が少し確認できるが、使用上問題とならない。
×:転写残像が顕著。
反射濃度計にて以下の基準で評価した。
○:階調再現性が良好
△:階調再現性が若干劣るが、使用上問題とならない。
×:階調再現性に問題有り。
目視にて以下の基準で評価した。
○:画像ボケが目視では確認できない
△:画像ボケが少し確認できるが、使用上問題とならない。
×:画像ボケが顕著。
感光体の摩耗量は、初期の感光体の厚みから繰り返し試験後の感光体の厚みを引いて求めた。感光体の厚みは渦電流式膜厚計を用いて測定した。
画像形成装置5〜9を用い、前記作製した電子写真感光体を下記表3示すように組み合わせて、初期帯電電位を600(−V)に設定した後、トータルA4サイズ横15万枚の印刷を行ない、以下のようにして、初期及び15万枚印刷後の帯電電位、露光後電位、感光体摩耗量、印刷中の画像についての画像品質(転写残像、階調再現性、画像ボケ)の評価を行なった。それぞれの項目の評価方法、基準は先述した通りとした。結果を表3に示す。
2 除電ランプ
3 帯電チャージャ
5 露光部
6 現像手段
7 転写前チャージャ
8 レジストローラ
9 記録媒体
10 転写チャージャ
11 分離チャージャ
12 分離爪
13 クリーニング前チャージャ
14 ファーブラシ
15 ブレード
16 クリーニング手段
21 感光体
22a、22b 駆動ローラ
23 帯電器
24 光源
25 転写チャージャ
27 ブラシ
28 光源
30 潤滑剤付与装置
33 固形潤滑剤
34 ブラシ状ローラ
43 潤滑剤付与装置
48 クリーニング装置
50 リボルバ現像ユニット
53 帯電チャージャ
54 除電ランプ
55 ドラムクリーニングユニット
56 感光体ドラム
57 中間転写バイアスローラ
58 中間転写ベルト
59a 張架ローラ
59b 2次転写ローラ
59c ベルト駆動ローラ
60 記録媒体
61 レジストローラ対
62 転写ベルト
63 紙転写バイアスローラ
64 搬送ベルト
65 定着装置
80 感光体ドラム
81 露光
82 現像装置
83 除電ランプ
84 帯電チャージャ
85 クリーニングユニット
86 1次転写バイアスローラ
87 中間転写ベルト
88 レジストローラ対
89 記録媒体
90 紙転写バイアスローラ
91 転写ベルト
92 搬送ベルト
93 定着装置
94 転写ベルトクリーニングブラシ
101 感光体
102 露光手段
103 帯電手段
105 クリーニング手段
106 現像手段
107 転写手段
201 支持体
202 感光層
203 電荷発生層
204 電荷輸送層
210 保護層
Claims (15)
- 少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、電子写真感光体、現像手段、転写手段を有する画像形成装置において、該電子写真感光体の露光後電位の上昇とともに、電子写真感光体の帯電電位を上昇させ、転写手段の転写電流、若しくは転写電圧を変化させる画像形成プロセス制御手段を有し、該電子写真感光体の最表層が下記一般式(1)又は(2)で表わされる化合物を含有することを特徴とする画像形成装置。
- 前記電子写真感光体の露光後電位の繰り返し画像形成や環境変動による変化を電位検知手段で検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体の露光後電位の繰り返し画像形成による上昇を、出力画像枚数、若しくは画像形成プロセス中の電子写真感光体の走行距離で予測することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記帯電手段が前記電子写真感光体と非接触で放電を行なうことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体の最表層に含有されるフィラーが、金属酸化物から選択される少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体の最表層に含有されるフィラーの平均一次粒径が、0.01〜1.0μmであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体の最表層におけるフィラーの含有量が、5〜50質量%であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体の最表層が、酸価が10〜700mgKOH/gの有機化合物を含有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体が、支持体と該支持体上に感光層と保護層とをこの順に有してなり、前記保護層が、最表層であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置が露光手段を備え、該露光手段が、半導体レーザ(LD)及び発光ダイオード(LED)のいずれかであり、該露光手段によりデジタル方式で電子写真感光体上に静電潜像の書き込みを行なうようにしたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体上に複数色の可視像を順次重ね合わせてカラー画像を形成する構成としたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置が複数の電子写真感光体を有し、それぞれの電子写真感光体に現像された単色の可視像を順次重ね合わせてカラー画像を形成する構成としたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記電子写真感光体上に現像された可視像を中間転写体上に一次転写した後、該中間転写体上の可視像を記録媒体上に二次転写する中間転写手段を備え、複数色の可視像を中間転写体上に順次重ね合わせてカラー画像を形成し、該カラー画像を記録媒体上に一括で二次転写する構成としたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の画像形成装置。
- 少なくとも帯電手段、露光手段、現像手段、電子写真感光体、現像手段、転写手段を有する画像形成装置において、該電子写真感光体の露光後電位の上昇とともに、電子写真感光体の帯電電位を上昇させ、転写手段の転写電流、若しくは転写電圧を変化させる画像形成プロセス制御手段を有し、該電子写真感光体の最表層が下記一般式(1)又は(2)で表わされる化合物を含有することを特徴とする画像形成方法。
- 電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段及び除電手段から選択される少なくとも1つの手段を備え、請求項1乃至13のいずれかに記載の画像形成装置に用いられることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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