JP5046567B2 - 認証機能付き携帯端末装置 - Google Patents

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Description

この発明は、表示部を備えた表示部筐体と操作部を備えた操作部筐体との配置状態を変えることで装置本体を複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置に関する。
従来、キーロックなどの制限ロックを任意に設定可能な携帯電話装置が普及してきており、例えば、表示部筐体と操作側筐体との折り畳みが可能な携帯電話装置において、表示部筐体の背面側に指紋センサを設け、この指紋センサから入力された指紋データに基づいてユーザ認証を行うようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2005−12425号公報
しかしながら、特許文献1の技術にあっては、表示部筐体を操作部筐体に対して開いた状態と閉じた状態とでは指紋センサの向きが異なるために、ユーザは指紋データの入力時に指紋センサの向きを確認し、その向きに合わせて指紋読み取り操作を行うようにしているが、表示部筐体を操作部筐体に対して開いた状態では指紋センサの操作がしづらくなるため、指紋データの入力時には閉じた状態に変更する必要があり、また、操作の向きを間違えた場合には、正確な照合ができないという問題があった。
この発明の課題は、表示部筐体と操作部筐体との配置状態を変えることで装置本体を複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置において、装置本体の現在のスタイルに拘らず、このスタイルを変えたり、指紋データを入力する際の向きを変えることなく、ユーザ認証を実行できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、表示部を備えた表示部筐体と操作部を備えた操作部筐体との配置状態を変えることで装置本体を複数のスタイルに変更可能であるほか、使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う認証機能付き携帯端末装置であって、前記装置本体の各スタイルに対応して異なる内容の前記登録された認証データを記憶管理する登録データ記憶手段と、前記装置本体の現在のスタイルを検出する検出手段と、前記使用制限を解除するために前記認証データとして生体画像データが入力された際に、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに対応する生体画像データを前記登録された認証データから選択する選択手段と、前記認証データとして生体画像データが入力された際に、前記選択された生体画像データの向きを前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じて変更する変更手段と、前記変更手段によって変更された生体画像データと前記入力された生体画像データとを照合した結果、正規なユーザであることが認証された際に、前記使用制限を解除する制御手段と、を具備したことを特徴とする
なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記生体画像データは、指紋センサによって読み取られた指紋画像データであり、前記装置本体のスタイルに対応してそれぞれ異なる指の指紋画像データが前記登録された認証データとして記憶管理されている状態において、前記選択手段は、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに対応する指の指紋画像データを選択する(請求項2記載の発明)。
前記装置本体のスタイルに対応してそれぞれ異なる種類のキー操作情報が前記登録された認証データとして記憶管理されている状態において、前記使用制限を解除するために前記認証データとして前記操作部によってキー操作情報が入力された際に、前記選択手段は、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに対応する種類のキー操作情報を選択し、
前記制御手段は、前記選択手段によって選択されたキー操作情報と前記入力されたキー操作情報とを照合した結果、正規なユーザであることが認証された際に、前記使用制限を解除する(請求項3記載の発明)。
なお、上述した請求項2記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記指紋センサに対して移動させられた指から指紋データを順次読み取る指紋読取手段を設け、この指紋読取手段によって読み取られた指紋画像データが被照合用の指紋画像データとして登録されている状態において、前記使用制限を解除する操作われる際に、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じてどの指を使用してどの方向に移動すべきかを案内するガイダンス情報を出力する(請求項記載の発明)。
なお、上述した請求項6記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う複数の認証手段のうち、その一つは、前記指紋センサによって読み取られた指紋データに応じて認証を行う指紋認証手段であり、この指紋認証手段を起動してから所定時間が経過してもその認証に成功しなかった際に、この指紋認証手段から他の認証手段による認証に移ることをガイダンス出力する(請求項記載の発明)。
なお、上述した請求項1から3、6、及び7記載の発明は次のようなものであってもよい。
任意の機能が指定された際に、この指定機能が制限対象であるか否かを判別し、制限対象の機能であれば、当該機能の使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う(請求項記載の発明)。
請求項4記載の発明は、表示部を備えた表示部筐体と操作部を備えた操作部筐体との配置状態を変えることで装置本体を複数のスタイルに変更可能であるほか、使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う認証機能付き携帯端末装置であって、前記装置本体の現在のスタイルを検出する検出手段と、前記使用制限を解除するために前記認証データとして生体画像データが入力された際に、前記登録されている生体画像データの向きを前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じて変更する変更手段と、この変更手段によって変更された生体画像データと前記入力された生体画像データとを照合した結果、正規なユーザであることが認証された際に、前記使用制限を解除する制御手段と、を具備したことを特徴とする
なお、上述した請求項記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記生体画像データは、指紋センサによって読み取られた指紋画像データであり、前記変更手段は、予め登録されている1種類の指紋画像データを前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じて回転加工することによってその向きを変更する(請求項5記載の発明)。
上述した請求項5記載の発明は、上述した請求項6記載の発明であってもよく、当該請求項6記載の発明は、上述した請求項7記載の発明であってもよい。また、当該請求項4、5、6、及び7記載の発明は、上述した請求項8記載の発明であってもよい。
この発明は、被照合用として登録されているデータの向きあるいは種類を現在のスタイルに応じて変えることによって、装置本体の現在のスタイルに拘らず、このスタイルを変えたり、指紋データを入力する際の向きを変えることなく、ユーザ認証を実行することができ、操作性及び確実性を高めることが可能となる。
以下、図1〜図9を参照して本発明の実施例を説明する。
この実施例は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、折畳・回転型(2軸回転型)の携帯電話装置であり、その表示部筐体と操作側筐体との配置状態を変えることで装置本体を4つのスタイルに変更可能なもので、通話機能(電話機能)、電子メール機能、テレビ(TV)電話機能、カメラ機能、電子マネー機能、録音機能、スケジュール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)など、各種の機能が備えられている。また、この携帯電話装置には、使用制限を解除するために入力されたデータと予め登録されているデータとを照合することによってユーザ認証を行う2種類のユーザ認証手段として、「パスワード認証手段」、「指紋認証手段」が備えられている。
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置であり、このメインCPU1のほか、この携帯電話装置には、例えば、映像、音声データの受送信機能、受信映像の再生機能などの機能別に、複数のサブCPU(図示せず)を有する構成となっている。記憶部2は、不揮発性メモリ(内部メモリ)であり、例えば、フラッシュメモリなどによって構成され、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図7〜図9に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されている。
また、記憶部2のデータ領域は、後述する照合用登録指紋データメモリ21、端末ロック解除ガイダンステーブル22、機能制限解除ガイダンステーブル23、制限対象機能設定テーブル24などを有している。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリで、各種のデータ・プログラムを外部供給するもので、例えば、スマートメディア、ICカードなどによって構成されている。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリで、例えば、DRAM、SDRAM(Synchronous DRAM)などによって構成され、必要に応じてメモリ4内の各種のデータは、記憶部2にセーブされる。
電話通信部5は、無線部を構成するアンテナに接続された送受信部(ベースバンド部)の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのちに、音響制御部6を介して音声スピーカ7から音声出力させる。また、電話通信部5は、音声マイク8から入力された音声データを音響制御部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのちに送受信部の送信側に与えられてアンテナから発信出力させる。一方、電子メール機能などによって電話通信部5を介して受信取得した表示データは、表示制御部9を介してLCD(液晶表示装置)などのメイン表示部10に与えられて表示出力される。サブ表示部11は現在日時、簡易なメッセージ、アイコンなどを表示する。キー操作部12は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、CPU1は、キー操作部12からのキー入力信号に応じた処理を実行する。
インカメラ13は、自己を撮影するTV電話用として使用可能なカメラ撮像部であり、アウトカメラ14は、外界を撮影する通常のカメラ撮像部であり、撮影レンズ、ミラー等のレンズ・ミラーブロック、撮像素子、その駆動系のほか、測距センサ、光量センサ、アナログ処理回路、信号処理回路、圧縮伸張回路等を備え、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動制御、シャッター駆動制御、露出、ホワイトバランス等を制御する。
指紋センサ15は、例えば、半導体方式によって指紋を読み取るもので、指紋の凹凸に応じた電荷量が電圧値に変換されると共に、この電圧値に応じてデジタル画像(指紋画像データ)が得られる。CPU1は、ユーザ認証時に指紋センサ15から読み取られた指紋画像データと、予め登録されている指紋画像データとを照合することによってユーザ認証を行うようにしている。更に、指紋センサ15は、その実装上の制約からそのセンサ面(電極面)の小型化により指紋入力時には、指を所定方向(図中、上下方向あるいは左右方向)に移動しながら指紋読み取り操作を行うようにしている。
録音/再生部16は、通話音声あるいは音楽などを録音して再生出力するもので、CPU1の制御下で録音開始/終了及び再生開始/終了などが制御される。非接触IC処理部17は、電子マネー利用機能を構成するもので、メモリ部、コイルアンテナ部を有し、外部機器であるICリーダライタ付きの取引端末(例えば、店舗端末)との間で微弱電波によってデータの送受信を行う。なお、受信電波によって電磁誘導される起電力を非接触IC処理部17の動作電力とするもので、非接触IC処理部17は、コイルアンテナ部からの起電力に基づいて起動状態となり、支払い額に応じてマネー残高を更新する処理が実行される。
スタイル検出センサ18は、2軸回転型の装置本体を構成する2つの筐体(表示部筐体、操作部筐体)の配置状態に応じて変化する各スタイルを検出可能なもので、例えば、磁気センサあるいはマイクロスイッチによって構成され、CPU1は、スタイル検出センサ18からの各検出信号に基づいて装置本体の各スタイルを判別するようにしている。この場合、操作部筐体に表示部筐体を重ね合わせた状態(クローズスタイル)、このタイルから表示部筐体を開いた状態(正転オープンスタイルあるいはノーマルスタイル)、このスタイルから表示部筐体を180°回転させた状態(反転オープンスタイル)、このスタイルから表示部筐体を閉じた状態(ビュースタイル)に変更可能となっている。
図2(A)は、正転オープンスタイル(ノーマルスタイル)を示した図である。
操作部筐体19Aには、キー操作部12が配置され、表示部筐体19Bには、メイン表示部10が配置されており、また、メイン表示部10の上側部にはインカメラ13が配置され、メイン表示部10の下側部には指紋センサ15が配置されている。
図2(B)は、ビュースタイルを示した図で、このビュースタイルでは、操作部筐体19Aのキー操作部12が表示部筐体19Bによって覆い隠された状態となっているが、メイン表示部10、インカメラ13、指紋センサ15は、外部に露出した状態となっている。このビュースタイルでは、「カメラ機能」、「電子マネー機能」が有効な機能となるが、操作部筐体19Aのキー操作部12は、表示部筐体19Bによって覆い隠されているため、操作部筐体19Aの一側部に配置されている各サイドキーSK1、SK2、SK3のうち、サイドキーSK1をカメラ機能のオン/オフキーとして使用し、サイドキーSK2を電子マネー機能(ICカード機能)のオン/オフキーとして使用するようにしている。
図3は、照合用登録指紋データメモリ21を示した図である。
照合用登録指紋データメモリ21は、複数の指の指紋画像データを被照合用の登録データとして記憶管理するもので、各指紋画像データは、予め任意に入力設定されたものである。図示の例では、「右手人差指」、「右手親指」、「左手親指」に対応してその指紋画像データが登録されている。なお、「右手人差指」、「右手親指」の指紋画像データは、「オープンスタイル(ノーマルスタイル)」において、指を上下方向(上から下方向)に移動させながら登録した画像データであるのに対し、「左手親指」の指紋画像データは、「ビュースタイル」において、指を左右方向(左手を左から右方向)に移動させながら登録した画像データである。
図4は、端末ロック解除ガイダンステーブル22を示した図である。
端末ロック解除ガイダンステーブル22は、携帯電話装置自体の使用を制限する端末ロックが設定されている場合に、電源ON(オン)時に端末ロックを解除するための操作ガイダンスをスタイル別に記憶管理するもので、「スタイル」に対応して「指の種類」、「操作方向」の各項目を有している。「指の種類」は、指紋認証時に使用する指を示し、「操作方向」は、指を所定方向に移動しながら指紋読み取り操作を行う場合の方向を示している(以下、同様)。ここで、スタイルと操作ガイダンスとの対応関係を任意に設定可能としてもよく、図示の例では、「オープンスタイル」に対応する「指の種類」として“右手人差指”が設定され、「操作方向」として“上から下”が設定されている。また、「ビュースタイル」に対応する「指の種類」として“左手親指”が設定され、「操作方向」として“左から右”が設定されている。
図5は、機能制限解除ガイダンステーブル23を示した図である。
機能制限解除ガイダンステーブル23は、機能の使用が制限されている場合に、この機能制限を解除するための操作ガイダンスをスタイル別に記憶管理するもので、「スタイル」に対応して「指の種類」、「加工」、「操作方向」の各項目を有している。「加工」は、照合用登録指紋データメモリ21に登録されている指紋画像データ(登録データ)と今回の認証時に読み取られた指紋画像データ(入力データ)とを照合する際に、この登録データの向きを現在のスタイルに応じて変更するか(回転加工するか)否かを示すほか、変更する場合にはどの程度回転するかを示す情報である。
ここで、図示の例では、「オープンスタイル」対応の「指の種類」として“右手親指”が設定され、「加工」として“なし”が設定され、「操作方向」として“上から下”が設定されている。また、「ビュースタイル」対応の「指の種類」として“右手親指”が設定され、「加工」として“90°回転”が設定され、「操作方向」として“左から右”が設定されている。なお、図示の例では、「オープンスタイル」、「ビュースタイル」対応の「指の種類」として共通の“右手親指”を示したが、勿論、「指の種類」は、「オープンスタイル」、「ビュースタイル」毎に異なる内容であってもよい。
図6は、制限対象機能設定テーブル24を示した図である。
制限対象機能設定テーブル24は、機能別に機能制限を行うか否かを示すオン/オフ設定を記憶管理するもので、図中、○印は、機能制限がオン設定されている場合、つまり、制限対象機能であることを示している。この場合、制限対象とするか否かは任意に設定可能なもので、例えば、機能一覧画面の中から任意の機能を選択しながらそのオン/オフを設定するようにしている。なお、図示の例では、「メール機能」、「TV電話機能」、「スケジュール機能」、「電子マネー機能」が制限対象であることを示している。
次に、この実施例における携帯電話装置の動作概念を図7〜図9に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
図7及び図8は、電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、電源ON(オン)に伴って端末ロックがオン設定されているかを調べが(ステップA1)、端末ロックがオフ設定(解除)されている場合には(ステップAで1NO)、図8のフローに移り、電話通信部5を作動させて現在位置を登録する待受処理を行うと共に(ステップA13)、所定の待受画像を読み出して表示出力させながら電話/メールの待受状態となる(ステップA14)。この状態において、通話/メール着信有りを検出すると(ステップA15でYES)、着信メロディなどを発生出力させる着信報知を行うと共に、通話あるいは受信メールの着信処理を実行する(ステップA16)。
また、待受状態において、何らかの操作が行われると(ステップA17でYES)、機能選択操作か(ステップA18)、制限設定操作かを調べ(ステップA28)、それ以外の操作であれば(ステップA28でNO)、操作対応の処理として、例えば、通話発信処理、メール作成処理などのほか、照合用登録データの登録指示操作であれば、キー操作部12から任意に入力されたパスワードデータ、指紋センサ15によって検出された指紋画像データを照合用登録指紋データメモリ21に登録する処理が行われる(ステップA32)。
また、制限設定操作が行われた場合には(ステップA28でYES)、先ず、端末ロックの有無を設定する設定画面を表示出力させた状態において、端末ロックを行うか否かに応じてそのオン/オフが選択指定されると、それに応じて端末ロックの有無を設定する(ステップA29)。この場合、スタイルと操作ガイダンス操作ガイダンス(指の種類及び操作方向)との対応関係を任意に指定して端末ロック解除ガイダンステーブル22に設定するようにしてもよい。次に、機能別に制限対象の有無を設定する設定画面を表示出力させた状態において、機能毎に制限対象とするか否かに応じてそのオン/オフが選択指定されると、それに応じて制限対象の有無を制限対象機能設定テーブル24に設定する(ステップA30)。そして、ステップA31に移り、スタイル別に操作ガイダンス(指の種類、加工、操作方向)が任意に入力指定されると、それを機能制限解除ガイダンステーブル23に設定する。その後、待受状態に戻る(ステップA13)。
いま、上述のようにして端末ロックをオン設定した状態において電源がオンされると、図7の最初のステップA1で端末ロック設定有りと判別されるので、次のステップA2に移り、スタイル別照合チェック処理(ユーザ認証処理)を実行開始する。
また、待受状態において機能選択操作が行われた場合には(図8のステップA18でYES)、制限対象機能設定テーブル24を参照し、選択機能は制限対象として設定されているかを調べ(ステップA19)、制限対象機能でなければ、この選択機能をそのまま起動させるが(ステップA25)、制限対象機能であれば(ステップA19でYES)、その対象機能の制限解除が要求されたものと認識して、次のステップA20に移り、スタイル別照合チェック処理(ユーザ認証処理)を実行開始する。
図9は、スタイル別照合チェック処理(図7のステップA2あるいは図8のステップA20)を詳述するためのフローチャートである。
先ず、CPU1は、指紋センサ15を“ON(オン)”して起動させると共に(ステップB1)、タイマ(ソフトタイマ)の計時動作を開始させる(ステップB2)。この実施例では、指紋センサ15をオンしてから所定時間(例えば、10秒)が経過してもその認証に成功しなかった際には、指紋センサ15をオフし、指紋認証からパスワード認証に移るようにしているが、上述のタイマは、この所定時間を計測するタイマである。
次に、端末ロック時(電源投入直後)かを調べ(ステップB3)、端末ロック時であれば、スタイル検出センサ18からの検出信号に基づいて現在のスタイルをチェックしたのち(ステップB4)、このスタイルに基づいて端末ロック解除ガイダンステーブル22を検索して当該スタイル対応の「指の種類」を読み出すと共に、この「指の種類」に基づいて照合用登録指紋データメモリ21を検索し、この「指の種類」対応の「指紋画像データ」を読み出す(ステップB5)。そして、この読み出し画像を被照合用の登録画像として特定する(ステップB6)。また、現在のスタイルに基づいて端末ロック解除ガイダンステーブル22から操作ガイダンス情報(指の種類、操作方向)を読み出してガイダンス表示させる(ステップB7)。
これによってユーザは、ガイダンス表示から使用すべき指とその指の移動方向(操作方向)を確認することができる。すなわち、図4の例において、「オープンスタイル」であれば、「指の種類」として“右手人差指”、「操作方向」として“上から下”がガイダンス表示され、また、「ビュースタイル」であれば、「指の種類」として“左手親指”、「操作方向」として“左から右”がガイダンス表示されるので、ユーザはこのガイダンスどおりに指紋センサ15を操作すればよい。
また、端末ロック時でなければ(ステップB3NO)、機能選択時であると認識し、スタイル検出センサ18からの検出信号に基づいて現在のスタイルをチェックしたのち(ステップB17)、このスタイルに基づいて機能制限解除ガイダンステーブル23を検索し、このスタイル対応の「指の種類」を読み出すと共に、この「指の種類」に基づいて照合用登録指紋データメモリ21を検索し、この「指の種類」対応の「指紋画像データ」を読み出す(ステップB18)。そして、機能制限解除ガイダンステーブル23を参照し、現在のスタイルに対応する「加工」に“加工要”が設定されているかをチェックする(ステップB19)。
いま、図5の例では「オープンスタイル」対応の「加工」には、加工が不要である旨が設定されているので、ステップB20でそのことが判別されてステップB6に移り、「オープンスタイル」対応の「指の種類」に基づいて照合用登録指紋データメモリ21から読み出した登録指紋画像データをそのまま被照合用の登録画像として特定したのち、機能制限解除ガイダンステーブル23から当該スタイル対応の操作ガイダンス情報(指の種類、操作方向)を読み出してガイダンス表示させる(ステップB7)。この場合、「指の種類」として“右手親指”、「操作方向」として“上から下”がガイダンス表示される。
また、図5の例では「ビュースタイル」対応の「加工」には、加工不要と共に「90°回転」が設定されているので、ステップB20でそのことが判別されてステップB21に移り、「ビュースタイル」対応の「指の種類」に基づいて照合用登録指紋データメモリ21から読み出した登録指紋画像データをその加工内容にしたがって所定角度(図5の例では90°)回転することによってその向きを変更する加工処理を実行すると共に(ステップB21)、この回転加工後の画像データを被照合用の登録画像として特定したのち(ステップB22)、機能制限解除ガイダンステーブル23から当該スタイル対応の操作ガイダンス情報(指の種類、操作方向)を読み出してガイダンス表示させる(ステップB7)。この場合、「指の種類」として“右手親指”、「操作方向」として“左から右”がガイダンス表示される。
このようにしてスタイル対応の操作ガイダンスを表示出力させている状態において、CPU1は、指紋読み取り操作が行われたか(ステップB8)、タイムアップか、つまり、指紋センサ15をオンしてから所定時間(例えば、10秒)経過したか(ステップB9)、スタイルが変更されたかを調べる(ステップB10)。いま、指紋読み取り操作あるいはスタイル変更操作か行われる前にタイムアップを検出したときには(ステップB9でYES)、指紋認証に成功しなかったことを示すためにNGフラグをセットすると共に(ステップB16)、指紋センサ15を“OFF(オフ)”したのち(ステップB15)、図7あるいは図8のフローに戻る。
また、タイムアップとなる前に指紋読み取り操作が行われたときには(ステップB8でYES)、指紋センサ15から指紋データを読み取り取得すると共に(ステップB11)、今回読み取られた指紋画像データと被照合用の登録画像データとを照合し(ステップB12)、両者は特徴的に一致するか(許容範囲内の誤差か)をチェックする(ステップB13)。ここで、許容範囲を超えていれば(認証に失敗した場合には)、ステップB9に移り、タイムアップ前であることを条件に、指紋読み取り操作が行われる毎に、上述の指紋認証処理が繰り返される。このように指紋照合を何回か繰り返しても認証に成功しなかったときには、タイムアップを条件に(ステップB9でYES)、NGフラグをセットする(ステップB16)。なお、失敗回数を3回までとして、3回失敗した場合には、タイムアップ前であっても指紋認証に成功しなかったことを示すNGフラグをセットするようにしてもよい。
一方、タイムアップ前にスタイルが変更されたときには(ステップB10でYES)、上述のステップB4に戻り、以下、変更後の新たなスタイルに応じて端末ロック解除用の操作ガイダンスを表示出力させ(ステップB7)、この新スタイルでの指紋読み取り操作に応答して指紋認証処理が行われる。この場合においても認証に成功しなかったときには、タイムアップを条件に(ステップB9でYES)、NGフラグをセットする(ステップB16)。また、指紋認証処理の結果、許容範囲内の誤差であって両者が特徴的に一致していれば(ステップB13でYES)、その状態を示すためにOKフラグをセットしておく(ステップB14)。そして、指紋センサ15を“OFF(オフ)”したのち(ステップB15)、図7あるいは図8のフローに戻る。
このようなスタイル別照合チェック処理が終了すると、図7のステップA3あるいは図8のステップA21に移り、上述したOKフラグのセット有無を調べる。いま、端末ロックが設定されている状態において、スタイル別照合チェック処理を実行した結果、正規なユーザであることを示すOKフラグがセットされていれば(ステップA3でYES)、端末ロックを一時解除したのち(ステップA12)、通常状態に移るために待受状態となるが(図8のステップA13)、NGフラグがセットされていてユーザ認証を失敗した場合には(ステップA3でNO)、現在のスタイルは、「オープンスタイル(ノーマルスタイル)」かを判別し(ステップA4)、それ以外のスタイルであれば、オープンスタイルに変更すべきことをガイダンス表示するが(ステップA5)、オープンスタイルであれば、パスワード入力を促すガイダンス表示を行い(ステップA6)、それに応答してキー操作部12からパスワードが入力されると(ステップA7)、今回入力されたパスワードと予め登録されているパスワードとを照合する(ステップA8)。
その結果、両者が不一致でユーザ認証を失敗した場合には(ステップA9でNO)、3回目の失敗であるかを調べる(ステップA10)。ここで、ユーザ認証を3回失敗した場合には、端末ロック解除を拒否するNG表示を行ったのち(ステップA11)、電源をOFFさせるが、失敗が3回未満であれば、パスワードの再入力を可能とするためにステップA6に戻り、パスワードの入力を促すガイダンス表示を行ったのち、上述したパスワード照合を繰り返す。この結果、両者が一致した場合には(ステップA9でYES)、端末ロックを一時解除したのち(ステップA12)、通常状態に移るために待受状態となる(図8のステップA13)。
一方、選択機能が制限対象機能の場合においてスタイル別照合チェック処理を実行した結果、NGフラグがセットされていてユーザ認証を失敗した場合には(ステップA21でNO)、機能の制限解除を拒否するNG表示を行ったのち(ステップA22)、指紋認証手段からパスワード認証手段を起動させたのち(ステップA23)、図7のステップA6に戻り、パスワード入力を促すガイダンス表示を行い、それに応答してキー操作部12からパスワードが入力されると(ステップA7)、今回入力されたパスワードと予め登録されているパスワードとを照合する(ステップA8)。
他方、非接触IC処理部17を店舗端末にかざすことによって両者間で電波の送受信が行われて非接触IC処理部17が起動されると、CPU1は、この非接触IC処理部17の起動を検出し(ステップA33)、電子マネー機能が制限されたままか、一時解除されたかを調べ(ステップA34)、解除されず、機能が制限されたままの状態であれば(ステップA34でYES)、電子マネー機能の使用を制限するためにアラーム音などでその旨を報知する処理が行われる(ステップA35)。また、上述したスタイル別照合チェック処理を実行した結果、電子マネー機能の制限が一時解除された場合には(ステップA34でNO)、電子マネー支払い処理を実行開始したのち(ステップA36)、待受状態に戻る(ステップA13)。
以上のように、この実施例においてCPU1は、使用制限を解除するために指紋センサ15から指紋画像データが入力された際に、照合用登録指紋データメモリ21に登録されている登録指紋画像データの向きをスタイル検出センサ18によって検出された現在のスタイルに応じて変更すると共に、変更された登録指紋画像データと入力された指紋画像データとを照合した結果、正規なユーザであることが認証された際に、使用制限を解除することにより、装置本体の現在のスタイルに拘らず、このスタイルを変えたり、指紋データを入力する際の向きを変えることなく、ユーザ認証を実行することができ、操作性及び確実性を高めることが可能となる。
この場合、指紋センサ15によって読み取られた指紋画像データを現在のスタイルに応じて回転加工するだけで、その向きを変更することができる。
また、使用制限を解除する操作を行う際に、現在のスタイルに応じた操作ガイダンスを表示出力するようにしたから、ユーザはこのガイダンスどおりに指紋センサ15を操作すればよい。
指紋センサ15をオンしてから所定時間(例えば、10秒)が経過してもその認証に成功しなかった際には、指紋センサ15をオフし、指紋認証からパスワード認証に移ることをガイダンス表示するようにしたから、指の汚れ、センサ面との接触状態などに起因して指紋を正確に採取できない場合には、指紋認証からパスワード認証に切り替えることができ、素早い対応が可能となる。
また、任意の機能が起動対象として指定された際に、CPU1は、制限対象機能設定テーブル24を参照して当該指定機能が制限対象であるか否かを判別し、制限対象の機能であれば、指紋認証を行うようにしたから、メール機能、スケジュール機能などのようなプライベート機能あるいは電子マネー機能などのようにセキュリティ対策が必要な機能を制限対象とすることができる。
照合用登録指紋データメモリ21には、「指の種類」に対応して複数の指紋画像データが登録されており、端末ロック解除ガイダンステーブル22、機能制限解除ガイダンステーブル23には、「スタイル」と「指の種類」とが対応付けられており、指紋認証時に現在の「スタイル」に対応する「指の種類」を介して登録指紋画像データを選択し、この登録指紋画像データと入力された指紋画像データとを照合して指紋認証を行うようにしたから、登録指紋画像データをそのまま使用して指紋認証を行うことができる。
この場合、スタイル毎に異なる指の指紋画像データを登録することによってスタイル毎に使用する指を異ならせることができ、スタイルと指とを感覚的に対応させることが可能となり、操作性の向上と共に、セキュリティ面でも効果的なものとなる。
なお、上述した実施例においては、「オープンスタイル」、「ビュースタイル」の場合を例示したが、「クローズスタイル」など、その他のスタイルであってもよい。
また、上述した実施例においては、使用制限として端末ロック、機能制限を例示したが、例えば、プライベートなアドレス帳ファイル、着信履歴ファイル、スケジュール帳ファイル、フォトフォルダなどのデータを制限対象としてもよい。
上述した実施例においては、スタイルに対応して指紋画像データを登録するようにしたが、指紋データに限らず、スタイルに対応してキー操作情報を登録するようにしてもよい。すなわち、スタイルに対応してそれぞれ異なる種類のキー操作情報が被照合用の登録データとして記憶管理されている状態において、例えば、「オープンスタイル」ではキー操作部12のテンキーによって暗証番号を入力し、「ビュースタイル」では複数のサイドキーSK1、SK2、SK3による操作順、操作回数を入力するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、認証手段として、「パスワード認証手段」、「指紋認証手段」を示したが、顔画像認証のほか、虹彩、網膜、静脈、声紋などの生体認証手段であってもよい。
その他、携帯電話装置に限らず、例えば、複数のスタイルに変更可能なPDA・電子カメラ・電子腕時計・音楽再生機などの携帯端末装置であっても同様に適用可能である。
携帯端末装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 装置本体の各スタイルを示し、(A)は、正転オープンスタイル(ノーマルスタイル)、(B)は、ビュースタイルを示した図。 照合用登録指紋データメモリ21を示した図。 端末ロック解除ガイダンステーブル22を示した図。 機能制限解除ガイダンステーブル23を示した図。 制限対象機能設定テーブル24を示した図。 電源投入に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示したフローチャート。 図7に続く、フローチャート。 スタイル別照合チェック処理(図7のステップA2あるいは図8のステップA20)を詳述するためのフローチャート。
符号の説明
1 CPU
2 記憶部
5 電話通信部
10、11 表示部
12 キー操作部
13 インカメラ
14 アウトカメラ
15 指紋センサ
16 録音/再生部
17 非接触IC処理部
18 スタイル検出センサ
19A 操作部筐体
19B 表示部筐体
21 照合用登録指紋データメモリ
22 端末ロック解除ガイダンステーブル
23 機能制限解除ガイダンステーブル
24 制限対象機能設定テーブル

Claims (8)

  1. 表示部を備えた表示部筐体と操作部を備えた操作部筐体との配置状態を変えることで装置本体を複数のスタイルに変更可能であるほか、使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う認証機能付き携帯端末装置であって、
    前記装置本体の各スタイルに対応して異なる内容の前記登録された認証データを記憶管理する登録データ記憶手段と、
    前記装置本体の現在のスタイルを検出する検出手段と、
    前記使用制限を解除するために前記認証データとして生体画像データが入力された際に、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに対応する生体画像データを前記登録された認証データから選択する選択手段と、
    前記認証データとして生体画像データが入力された際に、前記選択された生体画像データの向きを前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じて変更する変更手段と、
    前記変更手段によって変更された生体画像データと前記入力された生体画像データとを照合した結果、正規なユーザであることが認証された際に、前記使用制限を解除する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする認証機能付き携帯端末装置。
  2. 前記生体画像データは、指紋センサによって読み取られた指紋画像データであり、
    前記装置本体のスタイルに対応してそれぞれ異なる指の指紋画像データが前記登録された認証データとして記憶管理されている状態において、前記選択手段は、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに対応する指の指紋画像データを選択する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の認証機能付き携帯端末装置。
  3. 前記装置本体のスタイルに対応してそれぞれ異なる種類のキー操作情報が前記登録された認証データとして記憶管理されている状態において、前記使用制限を解除するために前記認証データとして前記操作部によってキー操作情報が入力された際に、前記選択手段は、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに対応する種類のキー操作情報を選択し、
    前記制御手段は、前記選択手段によって選択されたキー操作情報と前記入力されたキー操作情報とを照合した結果、正規なユーザであることが認証された際に、前記使用制限を解除する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の認証機能付き携帯端末装置。
  4. 表示部を備えた表示部筐体と操作部を備えた操作部筐体との配置状態を変えることで装置本体を複数のスタイルに変更可能であるほか、使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う認証機能付き携帯端末装置であって、
    前記装置本体の現在のスタイルを検出する検出手段と、
    前記使用制限を解除するために前記認証データとして生体画像データが入力された際に、前記登録されている生体画像データの向きを前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じて変更する変更手段と、
    この変更手段によって変更された生体画像データと前記入力された生体画像データとを照合した結果、正規なユーザであることが認証された際に、前記使用制限を解除する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする認証機能付き携帯端末装置。
  5. 前記生体画像データは、指紋センサによって読み取られた指紋画像データであり、
    前記変更手段は、予め登録されている1種類の指紋画像データを前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じて回転加工することによってその向きを変更する、
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の認証機能付き携帯端末装置。
  6. 前記指紋センサに対して移動させられた指から指紋データを順次読み取る指紋読取手段を設け、
    この指紋読取手段によって読み取られた指紋画像データが被照合用の指紋画像データとして登録されている状態において、前記使用制限を解除する操作が行われる際に、前記検出手段によって検出された現在のスタイルに応じてどの指を使用してどの方向に移動すべきかを案内するガイダンス情報を出力する、
    ようにしたことを特徴とする請求項2あるいは請求項5記載の認証機能付き携帯端末装置。
  7. 前記使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う複数の認証手段のうち、その一つは、前記指紋センサによって読み取られた指紋データに応じて認証を行う指紋認証手段であり、この指紋認証手段を起動してから所定時間が経過してもその認証に成功しなかった際に、この指紋認証手段から他の認証手段による認証に移ることをガイダンス出力する、
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の認証機能付き携帯端末装置。
  8. 任意の機能が指定された際に、この指定機能が制限対象であるか否かを判別し、制限対象の機能であれば、当該機能の使用制限を解除するために入力された認証データと予め登録されている認証データとを照合してユーザ認証を行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項記載の認証機能付き携帯端末装置。
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