JP5353172B2 - 認証方法、認証プログラムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、認証方法、認証プログラムおよび情報処理装置に関する。
近年、パーソナルコンピュータや、携帯端末等の情報処理装置には、指紋による認証機能を有するものがある。このような情報処理装置を利用する利用者は、予め指紋データを登録しておく。そして、利用者は、情報処理装置を利用する場合に、所定の位置に設置されている指紋センサに指を押し当てる。情報処理装置は、利用者によって押し当てられた指から指紋画像を受け付けて、かかる指紋画像と、予め登録された指紋データとを照合することにより指紋認証を行う。
このような情報処理装置は、誤認証が発生しないように、高精度に認証処理を行うことが求められている。そこで、近年では、例えば、撮像位置の異なる複数の登録データを予め登録しておくことで、利用者によって指紋センサに押し当てられる指の位置がずれる場合であっても、認証精度を高めることが可能になる静脈認証装置が知られている。
また、例えば、指紋データの登録時に、指紋画像から指のしわや傷を抽出し、かかるしわや傷に関連した特徴点の情報を指紋隆線の特徴点の情報とともに指紋データとして記憶しておくことで、指の表面が荒れていたり、傷が多いような低品質の指紋でも高精度に照合する指紋照合装置が知られている。
特開2007−206991号公報 特開2005−352712号公報
ところで、一般的に、指紋センサに押し当てやすい指の種類は、情報処理装置に設置されている指紋センサの位置や、指紋センサ上で指を移動させる方向によって異なる。具体的には、ノートパソコン(ラップトップパソコンとも呼ばれる)において、キーボード付近に指紋センサが設定されている場合、利用者は、親指よりも人差し指の方が押し当てやすい。一方、ディスプレイ付近に指を横向きに押し当てるように指紋センサが設定されている場合、利用者は、人差し指よりも親指の方が押し当てやすい。
また、近年のデスクトップパソコンや、ノートパソコン、タブレットPC等は、ディスプレイを回転させることができるものがある。このような情報処理装置では、ディスプレイが動くことに伴って、指紋センサの位置も移動する。すなわち、指紋センサに押し当てやすい指の種類は、指紋センサが設定されている位置と、ディスプレイ自体の位置とによって異なることになる。
しかしながら、上述した従来技術には、指紋センサに押し当てやすい指の種類が考慮されていないため、指紋センサが設置されている位置によって高精度に認証処理を行えない場合があるという問題があった。例えば、指紋データを登録する場合に、利用者が、指紋センサに押し当てにくい指を選択してしまうと、指と指紋センサとの間に隙間ができたり、指が震えたりしてしまうことがある。このことは、品質の低い指紋データが登録されることになり、その結果、情報処理装置が、高精度に認証処理を行えないという問題を招く。
開示の技術は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、指紋センサが設置されている位置によらず、高精度に認証処理を行うことができる認証方法、認証プログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願に開示する認証方法は、利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証方法であって、前記認証装置が、前記利用者によって生体情報が登録される場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得工程と、利用形態ごとに生体の部位と登録時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得工程によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御工程とを含んだことを要件とする。
なお、本願に開示する認証方法の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも、他の態様として有効である。
本願に開示した認証方法によれば、高精度に認証処理を行うことができるという効果を奏する。
以下に、本願に開示する認証方法、認証プログラムおよび情報処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願に開示する認証方法、認証プログラムおよび情報処理装置が限定されるものではない。
まず、実施例1に係る情報処理装置100の概要について説明する。図1は、実施例1に係る情報処理装置100の概要を説明するための図である。なお、実施例1において、情報処理装置100は、液晶ディスプレイなどの表示部を回転および折りたたみさせることが可能なノートパソコンであるものとする。
図1の最上段に示すように、情報処理装置100は、キーボードやマウス等の入力部110と、液晶ディスプレイ等の表示部120と、指紋センサ130と、ヒンジ160とを有する。
指紋センサ130は、表示部120の枠に設置されており、利用者の指から指紋画像を受け付ける。具体的には、指紋センサ130は、図1の最上段に示すように、方向D1に指紋を入力された場合に指紋画像を受け付ける。すなわち、利用者は、情報処理装置100に指紋を入力する場合、指紋センサ130に指を押し当てて、押し当てた指を方向D1へ移動させる。
ヒンジ160は、利用者によって手動で表示部120を動かされた場合に、表示部120を回転させたり、前後方向に傾かせたりすることを可能にする器具である。図1に示した例では、情報処理装置100は、利用者によって、表示部120が180度回転させられた後(ステップS1)、入力部110の上に折りたたまれている(ステップS2)。そして、情報処理装置100は、利用者によって、指紋センサ130が下側に配置されるように用いられている(ステップS3)。かかる場合、指紋センサ130は、図1の最下段に示すように、方向D2に指紋を入力された場合に指紋画像を受け付ける。
ここで、情報処理装置100が図1の最上段に示した形態である場合、利用者にとって指紋センサ130に押し当てやすい指の種類は、一般的に「右手の親指」であると考えられる。一方、情報処理装置100が図1の最下段に示した形態である場合、利用者にとって指紋センサ130に押し当てやすい指の種類は、一般的に「右手の人差し指」であると考えられる。すなわち、利用者にとって指紋センサ130に押し当てやすい指の種類は、情報処理装置100が用いられている形態によって異なる。
そこで、実施例1に係る情報処理装置100は、自装置が用いられ得る形態ごとに、指紋センサ130に押し当てやすい指の種類を記憶しておく。かかる情報は、製造者(情報処理装置100の開発者など)によって予め設定される情報である。そして、情報処理装置100は、指紋データが登録される場合に、自装置が用いられている形態に応じて利用者が入力しやすい指の種類を特定する。そして、情報処理装置100は、利用者に対して、入力しやすい指において指紋データを登録するように促す。これにより、情報処理装置100は、利用者に対して、入力しやすい指の指紋データを登録させることができるので、品質の高い指紋データを保持することができる。なお、以下では、情報処理装置100が用いられている形態を「利用形態」と呼ぶこととする。
そして、情報処理装置100は、利用形態ごとに、指紋データを保持する。すなわち、情報処理装置100は、例えば、利用形態Aにおける10指の指紋データを保持するとともに、利用形態Bにおける10指の指紋データを保持することができる。また、情報処理装置100は、同一の利用形態において、複数の指の種類について指紋データが登録された場合、利用者に対して、認証時に用いる指を選択させる。例えば、利用形態Aにおいて5指の指紋データが登録された場合、情報処理装置100は、利用者に対して、5指のうち、どの指を認証時に用いるかを予め登録させておく。なお、一般的に、情報処理装置100は、2指以上の指紋データを登録させる場合が多い。これは、1指のみでは、かかる指が傷ついた場合などに認証に用いることができなくなるからである。
上述した概要について図1に示した例を用いて説明する。例えば、情報処理装置100は、利用形態が図1の最上段に示した形態である場合に、利用者から指紋データを登録する旨の操作を受け付けたものとする。かかる場合、情報処理装置100は、表示部120に、指紋データを登録する指の種類を選択させる登録画面を表示制御する。このとき、情報処理装置100は、かかる登録画面上に、「右手の親指」が最も入力しやすいことを示す文字列や、記号等を表示制御する。これにより、情報処理装置100は、利用者に「右手の親指」の指紋データを登録するように促すことができる。
また、例えば、情報処理装置100は、利用形態が図1の最下段に示した形態である場合に、利用者から指紋データを登録する旨の操作を受け付けたものとする。かかる場合、情報処理装置100は、登録画面上に、「右手の人差し指」が最も入力しやすいことを示す文字列や、記号等を表示制御する。これにより、情報処理装置100は、利用者に「右手の人差し指」の指紋データを登録することを促すことができる。
そして、情報処理装置100は、起動時や、所定のアプリケーションを起動した場合に、表示部120に認証画面を表示する。続いて、情報処理装置100は、利用者から指紋センサ130を介して指紋データを受け付ける。続いて、情報処理装置100は、受け付けた指紋データ(以下、「参照指紋データ」と呼ぶ)と、登録済みの指紋データ(以下、「登録指紋データ」と呼ぶ)とを照合する。
このとき、情報処理装置100は、保持している複数の登録指紋データから、以下の2つの条件を満たす登録指紋データを特定する。1つ目の条件は、登録指紋データ入力時における指の種類と、利用者によって認証に用いると選択された指の種類とが一致することである。2つ目の条件は、登録指紋データ入力時における情報処理装置100の利用形態と、参照指紋データ入力時における情報処理装置100の利用形態とが一致することである。情報処理装置100は、このようにして特定した登録指紋データと参照指紋データとを照合する。
なお、情報処理装置100は、上記2つの条件を満たす登録指紋データを保持していない場合、所定の条件の下、異なる登録指紋データと、参照指紋データとを照合する。かかる照合処理については、後述する。
このように、実施例1に係る情報処理装置100は、指紋データが登録される場合に、利用形態に応じて入力しやすい指の種類を特定し、利用者に対して、入力しやすい指の指紋データを登録するように促す。これにより、情報処理装置100は、利用形態ごとに、利用者にとって入力しやすい指を登録させることができる。その結果、情報処理装置100は、指と指紋センサとの間に隙間ができた状態や、指が震えた状態によって指紋データが登録されることを防止することができる。したがって、情報処理装置100は、品質の高い指紋データを保持することができるので、高精度に認証処理を行うことができる。
次に、実施例1に係る情報処理装置100の構成について説明する。図2は、実施例1に係る情報処理装置100の構成を示す図である。図2に示すように、情報処理装置100は、入力部110と、表示部120と、指紋センサ130と、記憶部140と、制御部150とを有する。
入力部110は、各種情報や各種指示を入力するための入力デバイスであり、例えば、キーボードやマウスである。利用者は、入力部110を用いて、指紋データを登録する旨の操作を行ったり、ユーザIDを入力したりする。表示部120は、各種情報を表示する表示デバイスであり、例えば、液晶ディスプレイである。かかる表示部120には、指紋データを登録する指の種類を選択させるための登録画面や、認証時に用いる指を選択させるための選択画面等が表示される。指紋センサ130は、利用者の指から指紋画像を受け付ける装置である。
記憶部140は、各種情報を記憶する記憶デバイスであり、推奨情報記憶部141と、指紋データ記憶部145と、認証ログ146とを有する。推奨情報記憶部141は、利用形態記憶部142と、登録推奨パターン記憶部143と、登録推奨ポリシー記憶部144とを有する。
利用形態記憶部142は、情報処理装置100が取り得る利用形態を記憶する。利用形態記憶部142の一例を図3−1および図3−2に示す。図3−1および図3−2に示すように、利用形態記憶部142は、利用形態番号、回転角度、画面の向きといった項目を有する。
「利用形態番号」は、利用形態を識別するための識別番号を示す。「回転角度」は、表示部120の回転角度を示す。例えば、図1の最上段に示した情報処理装置100における回転角度を0度とすると、図1の最下段に示した情報処理装置100における回転角度は、180度である。
「画面の向き」は、利用者によって利用されている表示部120の向きを示す。例えば、図1の最上段に示した情報処理装置100における画面の向きを「横」とすると、図1の最下段に示した情報処理装置100における画面の向きは、「縦」である。なお、画面の向きは、表示部120の解像度によって決定される。例えば、表示部120の解像度が「640×480」であるものとする。このとき、表示部120の横の解像度が640である場合に、画面の向きを「横」であるものとすると、表示部120の縦の解像度が640である場合、画面の向きは「縦」になる。
なお、本明細書では、図1の最上段に示した情報処理装置100を利用形態の基準とするものとする。具体的には、図1の最上段に示した情報処理装置100における回転角度が「0」度であるものとし、画面の向きが「横」であるものとする。この形態を基準とするため、図1の最下段に示した情報処理装置100における回転角度は「180」度であり、画面の向きは「縦」になる。
すなわち、図3−1に示した利用形態記憶部142の1行目は、回転角度が「0」度であり、画面の向きが「横」であるので、図1の最上段に示した情報処理装置100の利用形態を示している。また、図3−1に示した利用形態記憶部142の2行目は、回転角度が「180」度であり、画面の向きが「縦」であるので、図1の最下段に示した情報処理装置100の利用形態を示している。また、図3−1に示した利用形態記憶部142の3行目は、回転角度が「180」度であり、画面の向きが「横」であるので、図1の最下段に示した情報処理装置100を、指紋センサ130が右上に配されるように用いた状態を示している。
登録推奨パターン記憶部143は、指の種類と、利用者に登録することを推奨する順位である優先順位との組合せを記憶する。なお、情報処理装置100は、指の種類と優先順位との組合せのパターンごとに、登録推奨パターン記憶部143を有する。すなわち、情報処理装置100は、登録推奨パターン記憶部143を複数有することがある。
登録推奨パターン記憶部143の一例を図4−1および図4−2に示す。図4−1および図4−2に示すように、登録推奨パターン記憶部143は、パターン番号、指の種類、優先順位といった項目を有する。
「パターン番号」は、指の種類と優先順位との組合せのパターンを識別するための識別番号を示す。「指の種類」は、両手の10指の種類を示す。「優先順位」は、指紋データを登録する指の推奨度を示す。なお、本明細書では、優先順位の値が小さいほど、推奨度が高いことを示しているものとする。
すなわち、図4−1に示した登録推奨パターン記憶部143は、登録の推奨度が、「右手親指」、「右手人差し指」、「右手中指」、・・・、「左手小指」の順に高いことを示している。また、図4−2に示した登録推奨パターン記憶部143は、登録の推奨度が、1番目に「右手人差し指」および「左手人差し指」であり、2番目に「右手中指」および「左手中指」であり、5番目に「右手小指」および「左手小指」であることを示している。
登録推奨ポリシー記憶部144は、利用形態ごとに、登録推奨パターン記憶部143のパターン番号を記憶する。登録推奨ポリシー記憶部144の一例を図5−1および図5−2に示す。図5−1および図5−2に示すように、登録推奨ポリシー記憶部144は、利用形態番号、登録推奨パターンといった項目を有する。
「利用形態番号」は、図3−1および図3−2に示した利用形態記憶部142の利用形態番号に対応する。「登録推奨パターン」は、図4−1および図4−2に示した登録推奨パターン記憶部143のパターン番号に対応する。
すなわち、図5−1に示した登録推奨ポリシー記憶部144の1行目は、利用形態番号が「001」であるので、回転角度「0」度、かつ、画面の向き「横」である場合について示している。具体的には、図5−1に示した登録推奨ポリシー記憶部144の1行目は、かかる利用形態(利用形態番号「001」)である場合に、パターン番号が「1」である登録推奨パターン記憶部143(図4−1参照)に記憶されている優先順位の順に、登録する指の種類を推奨することを示している。
指紋データ記憶部145は、利用者によって予め登録される指紋データを記憶する。指紋データ記憶部145の一例を図6に示す。図6に示すように、指紋データ記憶部145は、ユーザID、利用形態番号、指の種類、登録品質、指紋データ、更新日時といった項目を有する。
「ユーザID」は、指紋データを登録した利用者を識別するための識別番号を示す。「利用形態番号」は、指紋データ登録時における情報処理装置100の利用形態を示し、図3−1および図3−2に示した利用形態記憶部142の利用形態番号に対応する。「指の種類」は、登録された指紋データの指の種類を示す。「登録品質」は、指紋データの品質を示し、例えば、指紋センサ130が受け付けた指紋画像のブロック歪度や、エッジの累計値などに基づいて算出される値である。「指紋データ」は、利用者の指紋画像や、指紋画像の特徴量などを示す。「更新日時」は、指紋データを登録または更新した日時(年月日時分秒)を示す。
すなわち、図6に示した指紋データ記憶部145の1行目は、回転角度「0」度、かつ、画面の向き「横」である利用形態において、ユーザIDが「UserA」である利用者によって、右手人差し指の指紋データが登録されたことを示している。
認証ログ146は、認証結果に関する情報を記憶する。認証ログ146の一例を図7に示す。図7に示すように、認証ログ146は、日時、ユーザID、利用形態番号、指の種類、照合スコア、照合結果といった項目を有する。
「日時」は、認証処理が行われた日時(年月日時分秒)を示す。「ユーザID」は、認証処理が行われた利用者のユーザIDを示し、図6に示した指紋データ記憶部145のユーザIDに対応する。「利用形態番号」は、認証時における情報処理装置100の利用形態を示し、図3−1および図3−2に示した利用形態記憶部142の利用形態番号に対応する。「指の種類」は、認証処理が行われた指の種類を示す。「照合スコア」は、参照指紋データと登録指紋データとの類似度を示す。「照合結果」は、認証の可否を示し、照合スコアが所定の閾値以上である場合に「成功」が記憶され、照合スコアが所定の閾値より小さい場合に「失敗」が記憶される。
すなわち、図7に示した認証ログ146の1行目は、回転角度「0」度、かつ、画面の向き「横」である利用形態において、ユーザIDが「UserA」である利用者が、右手人差し指によって認証を行い、かかる認証結果が成功したことを示している。
制御部150は、情報処理装置100による認証処理に関する各種処理を司り、利用形態取得部151と、推奨情報管理部152と、表示制御部153と、特徴量抽出部154と、指紋データ登録部155と、認証部156とを有する。
利用形態取得部151は、情報処理装置100の利用形態を取得する。具体的には、利用形態取得部151は、利用者によって指紋データを登録または更新する旨の操作がなされた場合や、情報処理装置100が利用者に対して認証処理を行う場合に、表示部120の回転角度、および、表示部120の向きに関する情報を取得する。例えば、利用形態取得部151は、ヒンジ160から表示部120の回転角度を検出する。また、利用形態取得部151は、Windows(登録商標)に搭載されているWin32API(Application Programming Interfaces)や、Microsoft.NET Feamework API等のプログラムを用いて、画面の解像度を取得することにより、表示部120の向きを検出する。
推奨情報管理部152は、推奨情報記憶部141から各種情報を取得したり、推奨情報記憶部141に記憶されている各種情報を更新したりする。具体的には、推奨情報管理部152は、利用者によって指紋データを登録または更新する旨の操作がなされた場合に、利用形態記憶部142から、利用形態取得部151によって取得された表示部120の回転角度、および、表示部120の向きに対応する利用形態番号を取得する。続いて、推奨情報管理部152は、取得した利用形態番号に対応付けて登録推奨ポリシー記憶部144に記憶されている登録推奨パターンを取得する。そして、推奨情報管理部152は、取得した登録推奨パターンをパターン番号に記憶している登録推奨パターン記憶部143を特定し、特定した登録推奨パターン記憶部143に記憶されている各種情報を表示制御部153へ出力する。
例えば、利用形態記憶部142が図3−1に示した状態であり、登録推奨パターン記憶部143が図4−1および図4−2に示した状態であり、登録推奨ポリシー記憶部144が図5−1に示した状態であるものとする。また、利用形態取得部151によって取得された回転角度が「0」度であり、表示部120の向きが「横」であるものとする。かかる場合、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142から、回転角度「0」、かつ、画面の向き「横」に対応付けて記憶されている利用形態番号「001」を取得する。続いて、推奨情報管理部152は、登録推奨ポリシー記憶部144から、利用形態番号「001」に対応付けて記憶されている登録推奨パターン「1」を取得する。そして、推奨情報管理部152は、登録推奨パターンとして、パターン番号に「1」を記憶している登録推奨パターン記憶部143(図4−1参照)を特定する。
また、推奨情報管理部152は、利用形態取得部151によって取得された表示部120の回転角度、および、表示部120の向きに対応する利用形態番号が利用形態記憶部142に記憶されていない場合、推奨情報記憶部141に記憶されている各種情報を更新する。具体的には、推奨情報管理部152は、利用形態取得部151によって取得された表示部120の回転角度、および、表示部120の向きを、利用形態記憶部142に記憶させる。このとき、推奨情報管理部152は、利用形態番号に、既に払い出し済みの利用形態番号以外の値を記憶させる。例えば、推奨情報管理部152は、利用形態番号に、既に払い出し済みの利用形態番号の最大値に1を加算した値を記憶させる。
続いて、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142に記憶されている利用形態のうち、追加した利用形態に一番近い利用形態を特定する。ここで、「利用形態が近い」という点について説明する。本明細書において、「利用形態Aと近い利用形態」とは、画面の向きが利用形態Aと同一であり、かつ、利用形態Aとの回転角度の差分が小さい利用形態を示すものとする。また、画面の向きが利用形態Aと同一である利用形態が存在しない場合、「利用形態Aと近い利用形態」とは、利用形態Aとの回転角度の差分が小さい利用形態を示すものとする。また、利用形態Aとの回転角度の差分が同一の利用形態が複数存在する場合、「利用形態Aと近い利用形態」とは、かかる複数の利用形態のうち、利用形態番号が最小の利用形態であるものとする。
続いて、推奨情報管理部152は、登録推奨ポリシー記憶部144から、追加した利用形態に一番近い利用形態を示す利用形態番号に対応する登録推奨パターンを取得する。そして、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142に追加した利用形態番号と、取得した登録推奨パターンのパターン番号との組合せを、登録推奨ポリシー記憶部144に記憶させる。
例えば、上記例と同様に、利用形態記憶部142が図3−1に示した状態であり、登録推奨パターン記憶部143が図4−1および図4−2に示した状態であり、登録推奨ポリシー記憶部144が図5−1に示した状態であるものとする。また、利用形態取得部151によって取得された回転角度が「90」度であり、表示部120の向きが「横」であるものとする。かかる場合、推奨情報管理部152は、図3−2に斜線を付して示したレコードのように、回転角度「90」と、画面の向き「横」との組合せを、利用形態記憶部142に記憶させる。このとき、推奨情報管理部152は、図3−2に示すように、既に払い出し済みの利用形態番号以外の値「004」を、利用形態番号に記憶させる。
続いて、推奨情報管理部152は、利用形態番号「004」が示す利用形態に一番近い利用形態を示す利用形態番号として、「001」を特定する。かかる特定処理について具体的に説明すると、推奨情報管理部152は、まず、画面の向きが、利用形態番号「004」の画面の向き「横」と同一である利用形態番号「001」および「003」を特定する。続いて、推奨情報管理部152は、特定した利用形態番号「001」および「003」のうち、利用形態番号「004」の回転角度「90」との差分が一番小さい利用形態番号を特定する。ここでは、利用形態番号「004」と「001」との回転角度の差は、「90」である。また、利用形態番号「004」と「003」との回転角度の差も「90」である。したがって、推奨情報管理部152は、利用形態番号が小さい「001」を、利用形態番号「004」が示す利用形態に一番近い利用形態を示す利用形態番号として特定する。
続いて、推奨情報管理部152は、登録推奨ポリシー記憶部144から、前述において特定した利用形態番号「001」に対応付けて記憶されている登録推奨パターン「1」を取得する。続いて、推奨情報管理部152は、図5−2に斜線を付して示したように、利用形態番号「004」と、登録推奨パターン「1」との組合せを、登録推奨ポリシー記憶部144に記憶させる。
表示制御部153は、表示部120に各種情報を表示制御する。具体的には、表示制御部153は、利用者によって指紋データを登録または更新する旨の操作がなされた場合に、登録または更新する指の種類を選択させるための登録画面を、表示部120に表示する。このとき、表示制御部153は、登録画面上に、推奨情報管理部152から入力された指の種類と優先順位とを対応付けて表示する。図8は、表示制御部153によって表示制御される登録画面の一例を示す図である。図8に示した例では、表示制御部153は、推奨情報管理部152から、図3−1に示した指の種類と優先順位との組合せを入力されたものとしている。
図8に示すように、表示制御部153は、指の種類と、登録を推奨する優先順位とを含む登録画面を表示制御する。図8に示した登録画面は、「右手親指」、「右手人差し指」、「右手中指」、・・・、「左手小指」の順に、登録時に用いる指の種類を推奨している。利用者は、このような登録画面において、指紋データを登録する指を選択して、選択した指を指紋センサ130へ押し当てるとともに移動させて、指紋データを情報処理装置100に登録する。
なお、表示制御部153は、全ての指の種類について登録画面に表示しなくてもよい。具体的には、表示制御部153は、所定の優先順位以下の指の種類については、登録画面に表示しなくてもよい。例えば、図8に示した例において、表示制御部153は、優先順位が6以下の左手5指については、登録画面に表示しなくてもよい。これにより、情報処理装置100は、登録指紋データの品質が低くなることが予測される指の指紋データを登録させないようにすることができる。その結果、情報処理装置100は、品質の高い指紋データのみを保持することができるので、高精度に認証処理を行うことができる。
また、表示制御部153は、同一の利用形態において、複数の指の種類について指紋データが登録された場合、認証時に用いる指を選択させるための選択画面を表示制御する。情報処理装置100は、かかる選択画面において選択された指の種類を、利用形態ごとに保持する。
また、表示制御部153は、利用者に対して認証処理を行う場合に、認証画面を表示部120に表示制御する。かかる認証画面は、利用者に対して、ユーザIDを入力させるための画面である。
特徴量抽出部154は、指紋画像の特徴量を抽出する。具体的には、特徴量抽出部154は、利用者によって指紋データを登録または更新する旨の操作がなされた場合、指紋センサ130によって受け付けられた指紋画像を補正し、補正した指紋画像の特徴量を算出する。そして、特徴量抽出部154は、算出した特徴量を指紋データ登録部155へ出力する。このとき、特徴量抽出部154は、利用形態取得部151によって特定された登録時における利用形態を示す利用形態番号や、指紋画像のブロック歪度や、エッジの累計値などである登録品質を、指紋データ登録部155へ出力する。
また、利用者に対して認証処理を行う場合、特徴量抽出部154は、上記と同様に、指紋センサ130によって受け付けられた指紋画像を補正して、補正した指紋画像の特徴量を算出する。そして、特徴量抽出部154は、算出した指紋画像の特徴量を、参照指紋データとして、認証部156へ出力する。
なお、本明細書では、指紋データとして、指紋画像から抽出する特徴量を用いる例を示すが、指紋データは、指紋画像そのものであってもよい。かかる場合、特徴量抽出部154は、指紋画像の特徴量を抽出することなく、指紋センサ130によって受け付けられた指紋画像を補正して、補正した指紋画像を、指紋データ登録部155、または、認証部156へ出力する。
指紋データ登録部155は、特徴量抽出部154から入力された指紋データを指紋データ記憶部145に登録する。具体的には、指紋データ登録部155は、特徴量抽出部154から入力された指紋画像の特徴量を、指紋データ記憶部145の指紋データに記憶させる。このとき、指紋データ登録部155は、登録時に利用者によって入力されたユーザIDと、登録時における利用形態を示す利用形態番号と、登録画面において利用者に選択された指の種類と、特徴量抽出部154によって算出された指紋画像の登録品質と、登録日時とを、指紋データ記憶部145に記憶させる。
認証部156は、参照指紋データと登録指紋データとを照合することにより認証処理を行う。具体的には、認証部156は、特徴量抽出部154から参照指紋データを入力された場合に、指紋データ記憶部145に記憶されている複数の指紋データから、参照指紋データと照合するための登録指紋データを特定して、特定した登録指紋データと参照指紋データとを照合する。以下に、認証部156による登録指紋データ特定処理について具体的に説明する。
認証部156は、まず、指紋データ記憶部145に記憶されている複数のレコードを、ユーザIDが、認証画面において入力されたユーザIDと一致するレコードに絞り込む。続いて、認証部156は、絞り込んだレコードを、指の種類が、選択画面において選択された指の種類と一致するレコードに絞り込む。
さらに、認証部156は、絞り込んだレコードが複数存在する場合、利用形態番号が、認証時に利用形態取得部151によって取得された利用形態を示す利用形態番号と一致するレコードを特定する。なお、以下では、認証時に利用形態取得部151によって取得された利用形態を「現行利用形態」と呼び、現行利用形態を示す利用形態番号を「現行利用形態番号」と呼ぶこととする。
現行利用形態番号が指紋データ記憶部145に記憶されていない場合、認証部156は、絞り込んだ複数のレコードのうち、利用形態が、現行利用形態に一番近いレコードに絞り込む。
認証部156は、このようにして絞り込んだレコードに記憶されている指紋データを登録指紋データとする。そして、認証部156は、かかる登録指紋データと参照指紋データとを照合して、双方の類似度が所定の閾値以上である場合に、利用者が本人であると判定する。一方、双方の類似度が所定の閾値よりも小さい場合、認証部156は、ユーザIDおよび指の種類によって絞り込んだレコードから、利用形態が、現行利用形態に次に近いレコードを特定して、特定したレコードに記憶されている登録指紋データと、参照指紋データとを照合する。
このようにして、認証部156は、照合が成功するまで、利用形態が現行利用形態に近い順に登録指紋データを特定して、参照指紋データと照合する。そして、認証部156は、ユーザIDと指の種類によって絞り込んだレコードに記憶されている全ての指紋データと、参照指紋データとの照合が成功しない場合、異なる指の種類の登録指紋データと参照指紋データとを照合する。異なる指の種類についても全て照合が成功しない場合、認証部156は、利用者が本人でないと判定する。そして、認証部156は、認証処理が終了した場合に、認証ログ146に各種情報を記憶させる。
なお、認証部156は、現行利用形態番号が指紋データ記憶部145に記憶されていない場合、推奨情報管理部152に対して、推奨情報記憶部141に記憶されている各種情報を更新させる。かかる指示を受け付けた推奨情報管理部152は、指紋データ登録時における更新処理と同様に、推奨情報記憶部141に記憶されている各種情報を更新する。具体的には、推奨情報管理部152は、現行利用形態(表示部120の回転角度、および、表示部120の向き)を、利用形態記憶部142に記憶させる。このとき、推奨情報管理部152は、利用形態番号に、既に払い出し済みの利用形態番号以外の値を記憶させる。
続いて、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142から、現行利用形態に一番近い利用形態を特定する。続いて、推奨情報管理部152は、登録推奨ポリシー記憶部144から、前述において特定した利用形態番号に対応する登録推奨パターンを取得する。そして、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142に追加した利用形態番号と、取得した登録推奨パターンのパターン番号との組合せを、登録推奨ポリシー記憶部144に記憶させる。
次に、実施例1に係る情報処理装置100による指紋データ登録処理の手順について説明する。図9は、実施例1に係る情報処理装置100による指紋データ登録処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、利用者によって指紋データを登録または更新する旨の操作がなされた場合に(ステップS101肯定)、情報処理装置100の利用形態取得部151は、情報処理装置100の利用形態を取得する(ステップS102)。
続いて、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142から、利用形態取得部151によって取得された表示部120の回転角度、および、表示部120の向きに対応する利用形態番号を取得する(ステップS103)。利用形態記憶部142から利用形態番号を取得できなかった場合(ステップS104否定)、推奨情報管理部152は、推奨情報記憶部141に記憶されている各種情報を更新するデータ更新処理を行う(ステップS105)。なお、推奨情報管理部152によるデータ更新処理の手順については、図10を用いて後に説明する。
一方、利用形態記憶部142から利用形態番号を取得できた場合(ステップS104肯定)、推奨情報管理部152は、取得した利用形態番号に対応付けて登録推奨ポリシー記憶部144に記憶されている登録推奨パターンを取得する(ステップS106)。また、利用形態記憶部142から利用形態番号を取得できなかった場合においても(ステップS104否定)、推奨情報管理部152は、登録推奨ポリシー記憶部144から、利用形態記憶部142に追加した利用形態番号に対応する登録推奨パターンを取得する(ステップS106)。そして、推奨情報管理部152は、取得した登録推奨パターンをパターン番号に記憶している登録推奨パターン記憶部143を特定する(ステップS107)。
続いて、表示制御部153は、上記ステップS107において特定された登録推奨パターン記憶部143に記憶されている指の種類および優先順位を含む登録画面を、表示部120に表示制御する(ステップS108)。続いて、かかる登録画面において利用者に指の種類を選択され、指紋センサ130は、利用者の指から指紋画像を受け付ける(ステップS109)。
続いて、特徴量抽出部154は、指紋センサ130によって受け付けられた指紋画像を補正し、補正した指紋画像の特徴量を算出する(ステップS110)。続いて、指紋データ登録部155は、特徴量抽出部154によって算出された指紋画像の特徴量や、利用形態番号等の各種情報を指紋データ記憶部145に記憶させる(ステップS111)。
次に、図2に示した推奨情報管理部152によるデータ更新処理の手順について説明する。図10は、図2に示した推奨情報管理部152によるデータ更新処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、データ更新処理を行う場合、推奨情報管理部152は、指紋データ登録時に利用形態取得部151によって取得された表示部120の回転角度と表示部120の向き、および、新たに採番した利用形態番号を、利用形態記憶部142に記憶させる(ステップS201)。
続いて、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142に記憶されている利用形態のうち、追加した利用形態番号が示す利用形態(以下、「追加利用形態」という)に一番近い利用形態を特定する。具体的には、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142に、追加利用形態と画面の向きが同一であるレコードが存在する場合(ステップS202肯定)、追加利用形態と画面の向きが同一であるレコードに絞り込む(ステップS203)。
続いて、推奨情報管理部152は、絞り込んだレコードに記憶されている回転角度と、追加利用形態の回転角度との差分を算出する。絞り込んだレコードのうち、回転角度の差分が最小になるレコードが複数存在する場合(ステップS204肯定)、推奨情報管理部152は、かかる複数のレコードのうち、利用形態番号が最小の利用形態を、追加利用形態に一番近い利用形態に特定する(ステップS205)。一方、回転角度の差分が最小になるレコードが複数存在しない場合(ステップS204否定)、推奨情報管理部152は、回転角度の差分が最小になるレコードの利用形態を、追加利用形態に一番近い利用形態に特定する(ステップS206)。
また、追加利用形態と画面の向きが同一であるレコードが存在しない場合(ステップS202否定)、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142に全てのレコードに記憶されている回転角度と、追加利用形態の回転角度との差分を算出する。回転角度の差分が最小になるレコードが複数存在する場合(ステップS207肯定)、推奨情報管理部152は、かかる複数のレコードのうち、利用形態番号が最小の利用形態を、追加利用形態に一番近い利用形態に特定する(ステップS208)。一方、回転角度の差分が最小になるレコードが複数存在しない場合(ステップS207否定)、推奨情報管理部152は、回転角度の差分が最小になるレコードの利用形態を、追加利用形態に一番近い利用形態に特定する(ステップS209)。
続いて、推奨情報管理部152は、このようにして特定した利用形態番号に対応する登録推奨パターンを、登録推奨ポリシー記憶部144から取得する(ステップS210)。そして、推奨情報管理部152は、利用形態記憶部142に追加した利用形態番号と、取得した登録推奨パターンのパターン番号との組合せを、登録推奨ポリシー記憶部144に記憶させる(ステップS211)。
次に、実施例1に係る情報処理装置100による認証処理の手順について説明する。図11は、実施例1に係る情報処理装置100による認証処理手順を示すフローチャートである。図11に示すように、情報処理装置100が起動した場合や、情報処理装置100が有する所定のアプリケーションが起動した場合に(ステップS301肯定)、表示制御部153は、表示部120に認証画面を表示制御する(ステップS302)。
かかる認証画面上で、利用者によってユーザIDを入力され、さらに、指紋センサ130に選択された指を押し当てられる。これにより、指紋センサ130は、利用者に押し当てられた指から指紋画像を受け付ける。続いて、特徴量抽出部154は、指紋センサ130によって受け付けられた指紋画像を補正し、補正した指紋画像の特徴量を算出する(ステップS303)。
続いて、認証部156は、指紋データ記憶部145に記憶されている複数のレコードを、ユーザIDが、利用者に入力されたユーザIDと一致するレコードに絞り込む(ステップS304)。続いて、認証部156は、絞り込んだレコードを、指の種類が、選択画面において選択された指の種類と一致するレコードに絞り込む(ステップS305)。
絞り込んだレコードが複数存在する場合(ステップS306肯定)、利用形態取得部151は、情報処理装置100の利用形態(現行利用形態)を取得する(ステップS307)。なお、ステップS305において絞り込んだレコードが複数存在する場合、指紋データ記憶部145に、異なる利用形態における指紋データが複数登録されていることを意味する。
ステップS305において絞り込んだレコードのうち、利用形態番号が、現行利用形態番号と一致するレコードが存在する場合(ステップS308肯定)、認証部156は、現行利用形態番号と一致するレコードに記憶されている指紋データと、特徴量抽出部154によって算出された参照指紋データとを照合する(ステップS309)。一方、現行利用形態番号と一致するレコードが存在しない場合(ステップS308否定)、認証部156は、ステップS305において絞り込んだレコードのうち、利用形態が現行利用形態に一番近いレコードに記憶されている指紋データと、参照指紋データとを照合する(ステップS310)。
なお、現行利用形態番号が、指紋データ記憶部145に1レコードも記憶されていない場合、認証部156は、推奨情報管理部152に対して、推奨情報記憶部141に記憶されている各種情報を更新させる。かかる推奨情報管理部152によるデータ更新処理は、図10に示したデータ更新処理と同様である。
そして、登録指紋データと参照指紋データとの類似度が所定の閾値以上である場合に(ステップS311肯定)、認証部156は、双方の指紋データの照合が成功したと判定する(ステップS312)。これにより、利用者が本人であると認証される。また、認証部156は、認証ログ146に各種情報を記憶させる(ステップS313)。
一方、双方の類似度が所定の閾値よりも小さい場合(ステップS311否定)、認証部156は、ステップS305において絞り込んだレコードに記憶されている全ての指紋データと、参照指紋データとの照合を行ったか否かを判定する(ステップS314)。全ての指紋データとの間で照合を行っていない場合(ステップS314否定)、認証部156は、ステップS305において絞り込んだレコードのうち、利用形態が、現行利用形態に次に近いレコードに記憶されている指紋データと、参照指紋データとを照合する(ステップS315)。
そして、登録指紋データと参照指紋データとの類似度が所定の閾値以上である場合に(ステップS316肯定)、認証部156は、双方の指紋データの照合が成功したと判定し(ステップS312)、認証ログ146に各種情報を記憶させる(ステップS313)。一方、双方の類似度が所定の閾値よりも小さい場合(ステップS316否定)、認証部156は、ステップS305において絞り込んだレコードに記憶されている全ての指紋データと、参照指紋データとの照合を行うまで、ステップS305において絞り込んだレコードを、利用形態が現行利用形態に近い順に特定し、かかるレコードに記憶されている指紋データと、参照指紋データとを照合する(ステップS315)。
一方、ステップS305において絞り込んだレコードに記憶されている全ての指紋データと、参照指紋データとの照合を行った場合(ステップS314肯定)、認証部156は、ユーザIDによって絞り込んだレコードのうち、全ての指の種類について照合済みであるか否かを判定する(ステップS317)。全ての指の種類について照合済みである場合(ステップS317肯定)、認証部156は、照合に失敗したと判定する(ステップS318)。また、認証部156は、認証ログ146に各種情報を記憶させる(ステップS313)。
一方、全ての指の種類について照合済みでない場合(ステップS317否定)、認証部156は、他の指の種類の登録指紋データと照合することを決定し(ステップS319)、上記ステップS306の処理手順に戻る。
また、ステップS305において絞り込んだレコードが複数存在しない場合(ステップS306否定)、認証部156は、かかるレコードに登録されている登録指紋データと、参照指紋データとを照合する(ステップS320)。そして、登録指紋データと参照指紋データとの類似度が所定の閾値以上である場合に(ステップS321肯定)、認証部156は、双方の指紋データの照合が成功したと判定し(ステップS322)、認証ログ146に各種情報を記憶させる(ステップS313)。
一方、双方の類似度が所定の閾値よりも小さい場合(ステップS321否定)、認証部156は、全ての指の種類について照合済みであるか否かを判定する処理を行う(ステップS317)。後の処理手順は、上述した処理手順と同様である。
上述してきたように、実施例1に係る情報処理装置100は、利用者に指紋データが登録される場合に、登録時における情報処理装置100の利用形態を取得して、取得した利用形態に応じて、利用者にとって入力しやすい指の指紋データを登録するように促す。これにより、情報処理装置100は、利用者に対して、入力しやすい指の指紋データを登録させることができる。これにより、情報処理装置100は、品質の高い指紋データを保持することができるので、品質の高い指紋データを用いて、高精度に認証処理を行うことができる。
また、情報処理装置100は、利用者に対して認証処理を行う場合に、情報処理装置100の利用形態を取得して、取得した利用形態と同一または近い利用形態において登録された指紋データを用いて認証処理を行う。これにより、情報処理装置100は、最適な登録指紋データを用いて高精度に認証処理を行うことができる。
なお、上記実施例1では、登録する指の優先順位(推奨度)を、指紋データ登録時に表示する例を示したが、情報処理装置100は、指紋認証を行う前に、認証に用いる指の種類の優先順位を表示してもよい。具体的には、情報処理装置100は、利用者に対して認証処理を行う場合に、図8に示したような指の種類と優先順位とを対応付けた画面を、認証画面として表示する。これにより、情報処理装置100は、認証時においても利用者から品質の高い指紋画像を取得することができるので、高精度に認証処理を行うことができる。
また、このとき、情報処理装置100は、指紋データ記憶部145に登録されている指の種類のみを認証画面に表示してもよい。これにより、情報処理装置100は、登録されていない指の種類を認証に用いられることを防止することができる。
ところで、上記実施例1では、推奨情報記憶部141に予め記憶されている優先順位に基づいて、登録する指の種類や、認証時に用いる指の種類の推奨度を表示部120に表示する例を示した。ここで、情報処理装置は、推奨情報記憶部141に記憶されている優先順位を自動的に更新してもよい。具体的には、情報処理装置は、指紋データ記憶部145の登録品質に基づいて、登録推奨ポリシー記憶部144の優先順位を自動的に更新してもよい。そこで、実施例2では、登録推奨ポリシー記憶部144の優先順位を自動的に更新する情報処理装置200の例について説明する。
まず、実施例2に係る情報処理装置200の構成について説明する。図12は、実施例2に係る情報処理装置200の構成を示す図である。なお、以下では、図2に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。図12に示すように、情報処理装置200は、図2に示した情報処理装置100と比較して、推奨情報管理部152の代わりに、推奨情報管理部252を有する。
推奨情報管理部252は、図2に示した推奨情報管理部152と同様に、推奨情報記憶部141から各種情報を取得したりする。さらに、実施例2における推奨情報管理部252は、指紋データ記憶部145に記憶されている登録品質に基づいて、推奨情報記憶部141の優先順位を定期的に更新する。
具体的には、推奨情報管理部252は、指紋データ記憶部145に記憶されている「指の種類」と「登録品質」との組合せを、利用形態番号ごとに取得する。続いて、推奨情報管理部252は、登録推奨ポリシー記憶部144に記憶されている各種情報を取得する。そして、推奨情報管理部252は、利用形態番号ごとに、登録推奨パターン記憶部143に記憶されている優先順位が、「登録品質」の高い順番になっているか否かを判定する。
優先順位が「登録品質」の高い順番になっていない場合、推奨情報管理部252は、パターン番号が異なる登録推奨パターン記憶部143を新たに生成するとともに、登録推奨ポリシー記憶部144の登録推奨パターンを更新する。
推奨情報管理部252による優先順位更新処理について、図13および図14に示す例を用いて説明する。図13は、登録推奨パターン記憶部143の一例を示す図であり、図14は、登録推奨ポリシー記憶部144の一例を示す図である。ここでは、まず、登録推奨パターン記憶部143が図4−1および図4−2に示した状態であり、登録推奨ポリシー記憶部144が図5−1に示した状態であり、指紋データ記憶部145が図6に示した状態であるものとする。
かかる場合、推奨情報管理部252は、指紋データ記憶部145から、利用形態番号「001」に対応する「指の種類、登録品質」の組合せとして、「右手人差し指、80点」、「右手親指、90点」、「右手中指、70点」を取得する。続いて、推奨情報管理部252は、登録推奨ポリシー記憶部144から、利用形態番号「001」に対応する登録推奨パターン「1」を取得する。続いて、推奨情報管理部252は、パターン番号に「1」が記憶されている登録推奨パターン記憶部143(図4−1参照)から、右手人差し指、右手親指、右手中指のそれぞれの優先順位「2」、「1」、「3」を取得する。
ここでは、取得した優先順位が、指紋データ記憶部145から取得した登録品質の高い順番になっているので、推奨情報管理部252は、利用形態番号「001」については優先順位更新処理を行わない。同様の理由により、推奨情報管理部252は、利用形態番号「001」については優先順位更新処理を行わない。
続いて、推奨情報管理部252は、登録推奨ポリシー記憶部144から、利用形態番号「003」に対応する「指の種類、登録品質」の組合せとして、「右手人差し指、80点」、「右手親指、90点」を取得する。続いて、推奨情報管理部252は、登録推奨ポリシー記憶部144から、利用形態番号「003」に対応する登録推奨パターン「2」を取得する。続いて、推奨情報管理部252は、パターン番号に「2」が記憶されている登録推奨パターン記憶部143(図4−2参照)から、右手人差し指、右手親指のそれぞれの優先順位「1」、「4」を取得する。
すなわち、右手人差し指の優先順位が「1」であり、右手親指の優先順位が「4」であるので、右手親指の優先順位よりも右手人差し指の優先順位の方が高い。しかし、右手人差し指の登録品質が「80点」であり、右手親指の登録品質が「90点」であるので、右手人差し指の登録品質よりも右手親指の登録品質の方が高い。
かかる場合、推奨情報管理部252は、まず、パターン番号が「2」である登録推奨パターン記憶部143(図4−2参照)を複製して、図13に示したような登録推奨パターン記憶部143を生成する。具体的には、推奨情報管理部252は、複製した登録推奨パターン記憶部143のパターン番号を、既に払い出し済みのパターン番号以外の値に更新する。図13に示した例では、推奨情報管理部252は、パターン番号を、既に払い出し済みのパターン番号の最大値に1を加算した値に更新している。さらに、推奨情報管理部252は、図13に斜線を付して示したように、右手親指の優先順位と、右手人差し指の優先順位とを入れ替える。
そして、推奨情報管理部252は、図14に斜線を付して示したように、登録推奨ポリシー記憶部144の利用形態番号「003」に対応付けて記憶されている登録推奨パターンを、「2」から「3」へ更新する。このようにして、推奨情報管理部252は、優先順位が登録品質の高い順番になるように、登録推奨パターン記憶部143を複製および更新する。
なお、上記では、推奨情報管理部252が、定期的に優先順位更新処理を行う例を示したが、推奨情報管理部252は、指紋データ記憶部145にレコードが追加されるたびに優先順位更新処理を行ってもよい。これにより、推奨情報管理部252は、登録推奨パターン記憶部143の優先順位を、常に登録品質の高い順番に維持することができる。
次に、実施例2に係る情報処理装置200による優先順位更新処理の手順について説明する。図15は、実施例2に係る情報処理装置200による優先順位更新処理手順を示すフローチャートである。図15に示すように、推奨情報管理部252は、所定のタイミングになった場合に(ステップS401肯定)、指紋データ記憶部145に記憶されている「指の種類」と「登録品質」との組合せを、利用形態番号ごとに取得する(ステップS402)。
続いて、推奨情報管理部252は、登録推奨ポリシー記憶部144に記憶されている各種情報を取得する(ステップS403)。続いて、推奨情報管理部252は、所定の利用形態番号を処理対象の利用形態番号とし、かかる処理対象の利用形態番号に対応する登録推奨パターン記憶部143の優先順位が、「登録品質」の高い順番になっているか否かを判定する(ステップS404)。
推奨情報管理部252は、登録推奨パターン記憶部143に記憶されている優先順位が、「登録品質」の高い順番になっていない場合(ステップS404否定)、処理対象の利用形態番号に対応付けて登録推奨ポリシー記憶部144に記憶されている登録推奨パターンを取得する。そして、推奨情報管理部252は、取得したパターン番号が示す登録推奨パターン記憶部143を、パターン番号を異なる番号にして複製する(ステップS405)。
続いて、推奨情報管理部252は、複製した登録推奨パターン記憶部143の優先順位を、指紋データ記憶部145から取得した登録品質の高い順番になるように更新する(ステップS406)。
推奨情報管理部252は、指紋データ記憶部145に記憶されている全ての利用形態番号について上記ステップS404〜S406における処理手順を行う。全ての利用形態番号について処理が終了した場合(ステップS407肯定)、推奨情報管理部252は、処理を終了する。
上述してきたように、実施例2に係る情報処理装置200は、指紋画像の登録品質が高い順番に、指の種類ごとに割り当てた優先順位を自動的に更新するので、個々の利用者に適した指の種類を推奨することができる。例えば、利用形態が同一であっても、利用者によって入力しやすい指の種類が異なる場合がある。このため、利用形態が同一であっても、利用者によって指紋画像の品質が異なる場合がある。実施例2に係る情報処理装置200を用いれば、登録品質に基づいて優先順位を自動的に更新するので、利用者は、自身に適した指の種類を優先的に登録することができる。
なお、上記実施例2では、登録品質に基づいて優先順位を自動的に更新する例を示したが、情報処理装置200は、認証ログ146に記憶されている照合スコアや、照合結果に基づいて優先順位を自動的に更新してもよい。具体的には、情報処理装置200は、認証ログ146に記憶されている照合スコアが高い順番に優先順位を更新してもよいし、認証ログ146に記憶されている照合結果の成功率が高い順番に優先順位を更新してもよい。かかる場合、情報処理装置200は、図15に示した優先順位更新処理と同様に、登録推奨パターン記憶部143を複製した後、複製した登録推奨パターン記憶部143の優先順位を更新するとともに、登録推奨ポリシー記憶部144の登録推奨パターンを更新する。
また、上記実施例1および2では、認証時にユーザIDの入力を受け付けて、利用者を特定した上で認証を行う1:1認証を例に挙げて説明したが、情報処理装置100または200は、ユーザIDの入力を受け付けずに認証を行う1:N認証にも適用できる。かかる場合、情報処理装置100は、指紋データを登録させる場合、上記実施例1と同様に、利用者にユーザIDを入力させた上で、指紋データを登録させる。一方、情報処理装置100は、利用者に対して認証を行う場合、ユーザIDを入力させずに、指紋画像を受け付ける。そして、情報処理装置100は、指紋データ記憶部145に記憶されているレコードを、指の種類が、選択画面において選択された指の種類と一致するレコードに絞り込む。さらに、情報処理装置100は、絞り込んだレコードが複数存在する場合、利用形態番号が、認証時に利用形態取得部151によって取得された現行利用形態番号と一致するレコードを特定する。ここで、現行利用形態番号が指紋データ記憶部145に記憶されていない場合、情報処理装置100は、絞り込んだ複数のレコードのうち、利用形態が、認証時における利用形態に一番近いレコードに絞り込む。情報処理装置100は、このようにして絞り込んだレコードに記憶されている指紋データと、参照指紋データとを照合する。ここで、ユーザIDによってレコードの絞り込みを行っていないため、絞り込んだレコードが複数存在する可能性がある。よって、情報処理装置100は、絞り込んだレコードの登録指紋データのうち、参照指紋データとの類似度が閾値以上である登録指紋データが複数存在する場合、類似度が一番高い登録指紋データを特定して、特定した登録指紋データを用いて照合処理を行う。
また、上記実施例1および2において、情報処理装置100および200は、認証サーバとして動作してもよい。具体的には、情報処理装置100は、クライアント端末から指紋データ登録要求を受け付けた場合に、指紋データ登録処理を行い、クライアント端末から認証要求を受け付けた場合に、認証処理を行う。
かかる場合について、より具体的に説明すると、情報処理装置100は、利用形態記憶部142や、指紋データ記憶部145、認証ログ146に、クライアント端末を識別するための項目「端末情報」を保持する。そして、情報処理装置100は、クライアント端末から、指紋データや、端末情報等を含む指紋データ登録要求を受け付けた場合に、受け付けた指紋データや、端末情報等を指紋データ記憶部145に登録する。また、情報処理装置100は、クライアント端末から、指紋データや、ユーザID、端末情報等を含む認証要求を受け付けた場合に、受け付けたユーザIDや、端末情報等によって指紋データ記憶部145に記憶されている指紋データを絞り込んだ後に、認証処理を行う。
また、上記実施例1および2では、登録推奨ポリシー記憶部144は、全てのユーザIDに対して共通の情報として用いたが、ユーザID毎に管理してもよい。具体的には、登録推奨ポリシー記憶部144に、項目「ユーザID」を設ける。そして、登録推奨ポリシー記憶部144は、利用形態番号とユーザIDとの組合せに対応付けて、登録推奨パターンを記憶する。このため、例えば、情報処理装置100は、利用形態番号「001」の場合、ユーザAに対しては、パターン番号「1」の登録推奨パターン記憶部143に基づいて登録画面を表示するが、ユーザBに対しては、パターン番号「2」の登録推奨パターン記憶部143に基づいて登録画面を表示するといった制御が行える。
また、上記実施例1および2では、指紋認証を例に挙げて説明したが、情報処理装置100および200は、指紋以外の他の生体情報を用いた認証に適用することもできる。例えば、情報処理装置100および200は、指の血管の形を読み取る静脈認証などにも適用することができる。
また、上記実施例1および2において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順(図9〜図11、図15など)、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示(図2、図12など)の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図16を用いて、上記実施例1および2と同様の機能を有する認証プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図16は、認証プログラムを実行するコンピュータ1000を示す図である。
図16に示すように、認証プログラム(コンピュータ)1000は、RAM(Random Access Memory)1010、キャッシュ1020、HDD(Hard Disk Drive)1030、ROM(Read Only Memory)1040およびCPU1050をバス1060で接続して構成される。ここで、ROM1040には、上記実施例1および2と同様の機能を発揮する認証プログラム、つまり、図16に示すように、利用形態取得プログラム1041、推奨情報管理プログラム1042、表示制御プログラム1043、特徴量抽出プログラム1044、指紋データ登録プログラム1045、認証プログラム1046が備えられる。
そして、CPU1050は、これらのプログラム1041〜1046を読み出して実行することで、図16に示すように、各プログラム1041〜1046は、利用形態取得プロセス1051、推奨情報管理プロセス1052、表示制御プロセス1053、特徴量抽出プロセス1054、指紋データ登録プロセス1055、認証プロセス1056となる。なお、各プロセス1051〜1056は、図2に示した利用形態取得部151、推奨情報管理部152、表示制御部153、特徴量抽出部154、指紋データ登録部155、認証部156に各々対応する。
また、HDD1030は、図16に示すように、推奨情報テーブル1031、指紋データテーブル1032、認証ログテーブル1033を備える。なお、推奨情報テーブル1031、指紋データテーブル1032、認証ログテーブル1033は、図2に示した推奨情報記憶部141、指紋データ記憶部145、認証ログ146に各々対応する。
ところで、上記した各プログラム1041〜1046については、必ずしもROM1040に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ1000の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを介してコンピュータ1000に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」に記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証方法であって、
前記認証装置が、
前記利用者によって生体情報が登録される場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得工程と、
利用形態ごとに生体の部位と登録時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得工程によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御工程と
を含んだことを特徴とする認証方法。
(付記2)利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証方法であって、
前記認証装置が、
前記利用者に対して認証を行う場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得工程と、
利用形態ごとに生体の部位と認証時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得工程によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御工程と
を含んだことを特徴とする認証方法。
(付記3)前記利用形態取得工程によって取得された利用形態である現行利用形態が、前記推奨情報記憶部に記憶されていない場合に、前記推奨情報記憶部から、前記現行利用形態に一番近い利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位との組合せを取得し、取得した生体の部位と優先順位との組合せと、前記現行利用形態とを前記推奨情報記憶部に記憶させる推奨情報更新工程をさらに含んだことを特徴とする付記1または2に記載の認証方法。
(付記4)前記推奨情報更新工程は、予め登録された生体の部位ごとの生体情報と、該生体情報の品質を示す登録品質とに基づいて、前記優先順位が前記登録品質の高い順番になるように、前記推奨情報記憶部を更新することを特徴とする付記3に記載の認証方法。
(付記5)前記推奨情報更新工程は、認証時に利用者によって入力された生体情報である参照生体情報と、予め登録された生体情報である登録生体情報との類似度に基づいて、前記優先順位が前記類似度の高い順番になるように、前記推奨情報記憶部を更新することを特徴とする付記3または4に記載の認証方法。
(付記6)前記推奨情報更新工程は、生体の部位ごとの認証良否情報に基づいて、前記優先順位が認証成功率の高い順番になるように、前記推奨情報記憶部を更新することを特徴とする付記3または4に記載の認証方法。
(付記7)利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証プログラムであって、
前記利用者によって生体情報が登録される場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得手順と、
利用形態ごとに生体の部位と登録時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得手順によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
(付記8)利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証プログラムであって、
前記利用者に対して認証を行う場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得手順と、
利用形態ごとに生体の部位と認証時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得手順によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
(付記9)利用者から受け付けた生体情報を用いて認証を行う情報処理装置であって、
当該の情報処理装置が用いられる形態である利用形態ごとに、生体の部位と、登録時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶手段と、
前記利用者によって生体情報が登録される場合に、当該の情報処理装置が用いられている利用形態を取得する利用形態取得手段と、
前記利用形態取得手段によって取得された利用形態に対応付けて前記推奨情報記憶手段に記憶されている生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
(付記10)利用者から受け付けた生体情報を用いて認証を行う情報処理装置であって、
当該の情報処理装置が用いられる形態である利用形態ごとに、生体の部位と、認証時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶手段と、
前記利用者に対して認証を行う場合に、当該の情報処理装置が用いられている利用形態を取得する利用形態取得手段と、
前記利用形態取得手段によって取得された利用形態に対応付けて前記推奨情報記憶手段に記憶されている生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
実施例1に係る情報処理装置の概要を説明するための図である。 実施例1に係る情報処理装置の構成を示す図である。 利用形態記憶部の一例を示す図である。 利用形態記憶部の一例を示す図である。 登録推奨パターン記憶部の一例を示す図である。 登録推奨パターン記憶部の一例を示す図である。 登録推奨ポリシー記憶部の一例を示す図である。 登録推奨ポリシー記憶部の一例を示す図である。 指紋データ記憶部の一例を示す図である。 認証ログの一例を示す図である。 表示制御部によって表示制御される登録画面の一例を示す図である。 実施例1に係る情報処理装置による指紋データ登録処理手順を示すフローチャートである。 図2に示した推奨情報管理部によるデータ更新処理手順を示すフローチャートである。 実施例1に係る情報処理装置による認証処理手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る情報処理装置の構成を示す図である。 登録推奨パターン記憶部の一例を示す図である。 登録推奨ポリシー記憶部の一例を示す図である。 実施例2に係る情報処理装置による優先順位更新処理手順を示すフローチャートである。 認証プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
100 情報処理装置
110 入力部
120 表示部
130 指紋センサ
140 記憶部
141 推奨情報記憶部
142 利用形態記憶部
143 登録推奨パターン記憶部
144 登録推奨ポリシー記憶部
145 指紋データ記憶部
146 認証ログ
150 制御部
151 利用形態取得部
152 推奨情報管理部
153 表示制御部
154 特徴量抽出部
155 指紋データ登録部
156 認証部
160 ヒンジ
200 情報処理装置
252 推奨情報管理部
1000 コンピュータ
1010 RAM
1020 キャッシュ
1030 HDD
1031 推奨情報テーブル
1032 指紋データテーブル
1033 認証ログテーブル
1040 ROM
1041 利用形態取得プログラム
1042 推奨情報管理プログラム
1043 表示制御プログラム
1044 特徴量抽出プログラム
1045 指紋データ登録プログラム
1046 認証プログラム
1050 CPU
1051 利用形態取得プロセス
1052 推奨情報管理プロセス
1053 表示制御プロセス
1054 特徴量抽出プロセス
1055 指紋データ登録プロセス
1056 認証プロセス
1060 バス

Claims (8)

  1. 利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証方法であって、
    前記認証装置が、
    前記利用者によって生体情報が登録される場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得工程と、
    利用形態ごとに生体の部位と登録時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得工程によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御工程と
    前記利用形態取得工程によって取得された利用形態である現行利用形態が、前記推奨情報記憶部に記憶されていない場合に、前記推奨情報記憶部から、前記現行利用形態に一番近い利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位との組合せを取得し、取得した生体の部位と優先順位との組合せと、前記現行利用形態とを前記推奨情報記憶部に記憶させる推奨情報更新工程と、
    を含んだことを特徴とする認証方法。
  2. 利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証方法であって、
    前記認証装置が、
    前記利用者に対して認証を行う場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得工程と、
    利用形態ごとに生体の部位と認証時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得工程によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御工程と
    前記利用形態取得工程によって取得された利用形態である現行利用形態が、前記推奨情報記憶部に記憶されていない場合に、前記推奨情報記憶部から、前記現行利用形態に一番近い利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位との組合せを取得し、取得した生体の部位と優先順位との組合せと、前記現行利用形態とを前記推奨情報記憶部に記憶させる推奨情報更新工程と、
    を含んだことを特徴とする認証方法。
  3. 前記推奨情報更新工程は、予め登録された生体の部位ごとの生体情報と、該生体情報の品質を示す登録品質とに基づいて、前記優先順位が前記登録品質の高い順番になるように、前記推奨情報記憶部を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の認証方法。
  4. 前記推奨情報更新工程は、認証時に利用者によって入力された生体情報である参照生体情報と、予め登録された生体情報である登録生体情報との類似度に基づいて、前記優先順位が前記類似度の高い順番になるように、前記推奨情報記憶部を更新することを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の認証方法。
  5. 利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証プログラムであって、
    前記利用者によって生体情報が登録される場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得手順と、
    利用形態ごとに生体の部位と登録時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得手順によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手順と
    前記利用形態取得手順によって取得された利用形態である現行利用形態が、前記推奨情報記憶部に記憶されていない場合に、前記推奨情報記憶部から、前記現行利用形態に一番近い利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位との組合せを取得し、取得した生体の部位と優先順位との組合せと、前記現行利用形態とを前記推奨情報記憶部に記憶させる推奨情報更新手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
  6. 利用者から受け付けた生体情報を用いて認証を行う情報処理装置であって、
    当該の情報処理装置が用いられる形態である利用形態ごとに、生体の部位と、登録時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶手段と、
    前記利用者によって生体情報が登録される場合に、当該の情報処理装置が用いられている利用形態を取得する利用形態取得手段と、
    前記利用形態取得手段によって取得された利用形態に対応付けて前記推奨情報記憶手段に記憶されている生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手段と
    前記利用形態取得手段によって取得された利用形態である現行利用形態が、前記推奨情報記憶部に記憶されていない場合に、前記推奨情報記憶部から、前記現行利用形態に一番近い利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位との組合せを取得し、取得した生体の部位と優先順位との組合せと、前記現行利用形態とを前記推奨情報記憶部に記憶させる推奨情報更新手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  7. 利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う認証プログラムであって、
    前記利用者に対して認証を行う場合に、前記認証装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得手順と、
    利用形態ごとに生体の部位と認証時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶部から、前記利用形態取得手順によって取得された利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位とを取得し、取得した生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手順と、
    前記利用形態取得手順によって取得された利用形態である現行利用形態が、前記推奨情報記憶部に記憶されていない場合に、前記推奨情報記憶部から、前記現行利用形態に一番近い利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位との組合せを取得し、取得した生体の部位と優先順位との組合せと、前記現行利用形態とを前記推奨情報記憶部に記憶させる推奨情報更新手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
  8. 利用者から認証装置に入力された生体情報を用いて認証を行う情報処理装置であって、
    当該の情報処理装置が用いられる形態である利用形態ごとに、生体の部位と、認証時に用いる該生体の部位の推奨度を示す優先順位との組合せを記憶する推奨情報記憶手段と、
    前記利用者に対して認証を行う場合に、当該の情報処理装置が用いられている形態である利用形態を取得する利用形態取得手段と、
    前記利用形態取得手段によって取得された利用形態に対応付けて前記推奨情報記憶手段に記憶されている生体の部位と優先順位とが所定の表示部に表示されるように表示制御する表示制御手段と、
    前記利用形態取得手段によって取得された利用形態である現行利用形態が、前記推奨情報記憶手段に記憶されていない場合に、前記推奨情報記憶手段から、前記現行利用形態に一番近い利用形態に対応付けて記憶されている生体の部位と優先順位との組合せを取得し、取得した生体の部位と優先順位との組合せと、前記現行利用形態とを前記推奨情報記憶手段に記憶させる推奨情報更新手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
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