JP2006086998A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性を損なわずに小型化が可能な指紋センサ付きの携帯端末装置を提供すること。
【解決手段】 指を載置可能なセンサ面S1を有する指紋センサ15と、この指紋センサ15の周囲に配設された4個のプッシュスイッチ16a〜16dと、センサ面S1に置かれている指での操作が可能であると共にプッシュスイッチ16a〜16dをそれぞれ押圧して入力操作を行う操作体14と、個人認証用の指紋情報および各プッシュスイッチ16a〜16dに対する任意の入力順序が登録可能な記憶部11bと、指紋認証を行う第1の照合部11cと、入力順序認証を行う第2の照合部11dとを備え、第1および第2の照合部11c,11dによる照合の結果がいずれも一致した場合に、例えばメイン電源がオンとなるように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末装置に係り、特に、個人認証用の指紋センサを備えた携帯電話に適用して好適な携帯端末装置に関する。
従来より、例えば個人認証用の指紋センサを備えた携帯端末装置として、筐体の側面に設けられた指紋センサ(指紋読取部)と、所定の操作者の指紋情報や電話番号などが登録されているデータ記憶部と、電話番号などを入力するためのキーボード部と、電話番号や個人認証の判定情報などを表示する表示部などを備えた携帯電話が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このように構成された携帯電話では、指紋センサで読み取られた指紋情報とデータ記憶部に記憶されている指紋情報とが照合されることにより操作者の個人認証が行われ、正規の操作者であることが認証されると、操作者自身の電話番号がデータ記憶部から読み出され、その操作者の電話番号の携帯電話として設定されるようになっており、指紋センサによる個人認証機能を備えたことで不正使用に対するセキュリティ性を向上させている。
特許第2971620号公報(第4−6頁、図1)
前述した従来の携帯電話では入力手段としてキーボード部のみを備えているが、実用化されている一般的な携帯電話では、入力手段としてキーボード部の他に多方向入力装置を備えていることが多い。この多方向入力装置は、例えば円板状の外観を呈した操作体を有しており、指により操作体の前後左右方向のいずれかの位置が押圧されたり、操作体の中央部が押圧されることにより、多方向の入力操作が可能になっている。そして、この多方向入力装置を利用して例えば表示部に表示された機能選択メニューのスクロール操作や決定操作を行うように構成することで、携帯電話の操作性を向上させている。しかしながら、キーボード部に加えて多方向入力装置を設置するスペースが必要であり、これら入力手段の他にさらに指紋センサを設置しようとすると、設置スペースが増大して装置の小型化が妨げられるという問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、操作性を損なわずに小型化が可能な指紋センサ付きの携帯端末装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の携帯端末装置は、指を載置可能なセンサ面を有する指紋センサと、この指紋センサの周囲に配設された複数のスイッチ素子と、これらスイッチ素子をそれぞれ動作させて入力操作を行う操作体とを備え、前記センサ面に置かれている指で前記操作体を操作可能な構成とした。
このように構成された携帯端末装置では、操作体により複数のスイッチ素子に対する入力操作を行うときに、この操作体を操作する指の下部に指紋センサを配置することが可能となるので、指紋センサを入力手段と独立して設置する場合に比べて省スペース化を図ることができ、携帯端末装置の小型化が図れる。しかも、各スイッチ素子に対して操作体による多方向入力操作が可能となるので、入力時の操作性を向上することができる。
上記の構成において、個人認証用の指紋情報および前記各スイッチ素子に対する任意の入力順序が登録可能な記憶部と、前記指紋センサにより検出された指紋情報と前記記録部に登録された指紋情報とを照合する第1の照合手段と、前記操作体から前記各スイッチ素子に対して入力された順序と前記記録部に登録された入力順序とを照合する第2の照合手段とを備え、前記第1および第2の照合手段による照合の結果がいずれも一致した場合に個人が認証されるように構成することが好ましく、このような構成を採用すると、指紋照合および入力順序照合の2つの照合手段を用いて個人認証を行うので、不正使用に対するセキュリティ性を向上できる。また、2つの照合は指紋検出のためにセンサ面に置かれている指を移動させることなく行うことができるので使い勝手がよい。
また、上記の構成において、個人認証用の指紋情報および前記各スイッチ素子に対する任意の入力順序が登録可能な記憶部と、前記指紋センサにより検出された指紋情報と前記記録部に登録された指紋情報とを照合する第1の照合手段と、前記操作体から前記各スイッチ素子に対して入力された順序と前記記録部に登録された入力順序とを照合する第2の照合手段とを備え、前記第1および第2の照合手段による照合の結果がいずれも一致の場合に、メイン電源がオンとなるように構成することが好ましく、このような構成を採用すると、指紋照合および入力順序照合の2つの照合手段を用いて個人認証を行い、これら照合の結果がいずれも一致の場合でない限り、携帯端末装置を制御する制御プログラム自体が起動しないようにできるので、不正使用に対するセキュリティ性が大幅に向上できる。また、2つの照合は指紋検出のためにセンサ面に置かれている指を移動させることなく行うことができるので使い勝手がよい。
また、上記の構成において、表示手段と、所定情報および前記各スイッチ素子に対する任意の入力順序が登録可能な記憶部と、前記各スイッチ素子に対して前記操作体により入力された順序と前記記録部に登録された入力順序とを照合する照合手段とを備え、前記照合手段による照合の結果が一致した場合に前記所定情報が前記表示手段に表示されるように構成することが好ましく、このような構成を採用すると、入力順序照合により認証された個人以外は所定情報を表示手段に表示させることができないので、携帯端末装置に記憶された住所録などの個人情報が他人に勝手に見られてしまうことを確実に防止できる。
また、前記指紋センサは、例えば、指とセンサ面との間の容量変化を利用して指紋を検出する静電容量式のようなものでもよいが、撮像素子とこの撮像素子に指紋画像を集光するレンズを有する光学式指紋センサが好ましい。
また、上記の構成において、前記指紋センサが前記センサ面への押圧方向へ変位可能となし、この指紋センサに設けた押圧部の押圧により動作可能なプッシュスイッチが設けられることが好ましく、このような構成を採用すると、例えば操作体により機能選択メニューのスクロール操作を行った後に、指紋センサのセンサ面を押圧操作してプッシュスイッチをオンさせることで所定機能の決定操作を行うような入力操作も可能となるので、操作性をより向上することができる。
また、上記の構成において、前記センサ面への押圧操作により前記プッシュスイッチが動作したときに、前記指紋センサによる指紋検出が開始されるように構成することが好ましく、このような構成を採用すると、指紋センサのセンサ面を指で押し込むだけで指紋情報を自動的に検出することが可能となるので、個人認証のために煩雑な操作をすることなく簡単に指紋を検出できる。
また、上記の構成において、操作体が複数の前記スイッチ素子をそれぞれ操作する複数の操作体からなり、これら操作体の少なくとも1つが回転操作型であることが好ましく、このような構成を採用すると、必要に応じてスイッチ素子を回転操作により動作させることもでき、操作体による多機能な操作が可能となる。
本発明による携帯端末装置は、操作体により複数のスイッチ素子に対する入力操作を行うときに、この操作体を操作する指の下部に指紋センサを配置することが可能となるので、指紋センサを入力手段と独立して設置する場合に比べて省スペース化を図ることができ、携帯端末装置の小型化が図れる。しかも、各スイッチ素子に対して操作体による多方向入力操作が可能となるので、入力時の操作性を向上することができる。
以下、発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の第1の実施形態例に係る携帯電話の開状態を示す斜視図、図2は該携帯電話の閉状態を示す斜視図、図3は図1のIII−III線に沿う断面図、図4は該携帯電話に備えられるプリント基板とシートと指紋センサおよび操作体を示す分解斜視図、図5は該携帯電話に備えられる操作体の操作を説明するための説明図、図6は該携帯電話に備えられる指紋センサの操作を説明するための説明図、図7は該携帯電話の要部ブロック図、図8は該携帯電話における指紋登録モードの動作を説明するためのフローチャート、図9は該携帯電話における入力順序登録モードの動作を説明するためのフローチャート、図10は該携帯電話における個人認証モードの動作の前半部分を説明するためのフローチャート、図11は該携帯電話における個人認証モードの動作の後半部分を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明において、図1に示すX1−X2方向が左右方向に、Y1−Y2方向が前後方向に相当している。
第1の実施形態例は本発明による携帯端末装置を指紋センサ付きの携帯電話に適用したものであり、図1と図2に示すように、この携帯電話は直方体状の外観を呈した第1の筐体1および第2の筐体2を備えている。これら第1および第2の筐体1,2の長手方向の一端縁はそれぞれヒンジ部3を介して開閉可能に連結されており、第1および第2の筐体1,2が図1に示す開いた状態(開状態)と、図2に示す2つ折りに折り畳まれた状態(閉状態)に開閉操作できる構造になっている。このうち、第1の筐体1は、正面部1a(第2の筐体2との対向面)の中央部に設けられたディスプレイ4と、このディスプレイ4を挟んでヒンジ部3とは反対側に設けられたスピーカ部5等を有している。
一方、第2の筐体2は、正面部2a(第1の筐体1との対向面)の中央部からヒンジ部3とは後方(Y2方向)寄りに設けられたテンキー部6と、このテンキー部6の後方側に連ねて設けられたマイク部7と、正面部2aの中央部から前方(Y1方向)寄りに設けられた多方向入力部8等を有している。図3と図4に示すように、この第2の筐体2の内部には、シート9と、プリント基板10と、回路部11(図7参照、図3,4では図示せず)とが配設されている。
ディスプレイ4は液晶パネル等からなり、本携帯電話が有する各種機能の選択メニューを表示させたり通話やメール操作に関する情報などを表示させるために使用される。また、スピーカ部5およびマイク部7は、主として本携帯電話により通話を行うときに音声の送受信用として使用される。
図3と図4に示すように、テンキー部6は、複数(本実施形態例では12個)のキートップ12と、各キートップ12にそれぞれ対置させた複数のプッシュスイッチ13とを有しており、各キートップ12はシート9に一体的に配設されている。このシート9は合成ゴム等からなる可撓性シートであり、その上面に各キートップ12が所定の間隔を存してマトリックス状に配置されている。また、シート9の各キートップ12に対応する下面にはそれぞれ突起部9aが形成されると共に、キートップ12の前方側には貫通孔9bが形成されている。一方、第2の筐体2には、キートップ12にそれぞれ対応させた貫通孔2bが形成されており、シート9は各キートップ12の上端部が貫通孔2bに挿通されて正面部2aに露出した状態となるように第2の筐体2内に配置される。そして、操作者が任意のキートップ12の上面を押圧することで、そのキートップ12だけがシート9の弾性力に抗してプリント基板10の方向へ変位可能となっている。
プッシュスイッチ13はプリント基板10に配設されており、図示せぬが、プリント基板10の上面に形成した固定接点と、この固定設点と対向するようにプリント基板10上に載置された反転ばねからなる可動接点(タクトばね)とを有するプッシュ型のスイッチである。このようなプッシュスイッチ13が形成されたプリント基板10はシート9の下面に重なるように第2の筐体2の内部に固定されており、シート9の下面に形成した各突起部9aがプッシュスイッチ13の上面に当接している。この状態で、キートップ12の操作によりプッシュスイッチ13が押圧されると、可動接点が反転して固定接点に接触することで、両接点が導通してスイッチ動作がなされる。
多方向入力部8は、操作体14と、指紋センサ15と、この指紋センサ15の周囲に配設された4個のプッシュスイッチ16と、指紋センサ15に対置させたプッシュスイッチ17とを有している。これらプッシュスイッチ16,17はプリント基板10に配設されており、前述したテンキー部6におけるプッシュスイッチ13と同様な構造を有している。操作体14は円板状の外観を呈しており、この操作体14には、下面の中央部を開口した凹部14aと、この凹部14aに連通する矩形状の貫通孔14bとが形成されている。指紋センサ15は直方体状の外観を呈し、上端部に設けられたセンサ部15aと、このセンサ部15aを支持するホルダ部15bとを有しており、このホルダ部15bの下面中央部にはさらに突状部15cが一体形成されている(図3参照)。なお、本実施形態例では、指とセンサ部15aの上面(センサ面S1)との間の容量変化を利用して指紋を検出する静電容量式の指紋センサ15を採用しているが、静電容量式に限らず他方式の指紋センサを用いてもよい。
図3に示すように、前記操作体14は凹部14a内に指紋センサ15を上下動可能に収納した状態で前記シート9に固着されている。すなわち、前記挿通孔9bを蓋閉するように指紋センサ15と操作体14が順次載置され、操作体14の下面がこのシート9の上面に固着される。このとき、指紋センサ15の突状部15cが貫通孔9bを挿通してシート9の下面に露出した状態になっており、この突状部15cが前記プッシュスイッチ17の上面に接している。そして、指紋センサ15のセンサ面S1のほぼ中央部が押圧されることで、この指紋センサ15は操作体14と独立してプリント基板10の方向へ変位可能となっている。また、操作体14の前後左右方向の位置におけるシート9の下面にはそれぞれ突起部9aが形成されており、これら突起部9aがプッシュスイッチ16(前位置:16a,後位置:16b,左位置:16c,右位置:16d)の上面にそれぞれ接している。そして、操作体14上面の前後左右方向位置の任意の外周部が押圧されることで、その押圧方向の部位がシート9の弾性力に抗してプリント基板10の方向へ変位可能となっている。なお、これ以降は前記指紋センサ15の突状部15cと対向するプッシュスイッチ17を「センタースイッチ17」と称することとする。
第2の筐体2には操作体14に対応する貫通孔2cが形成されており、操作体14はその上端部が貫通孔2cに挿通されて正面部2aに露出した状態に配置されると共に、指紋センサ15はセンサ面S1が操作体14の貫通孔14bに露出した状態に配置される。そして、操作体14の前後左右方向のいずれかの位置、例えば図5に示すように前位置(Y1方向位置)の外周部が指紋センサ15のセンサ面S1に置かれている指で押圧操作されると、操作体14が押圧方向に傾いて、この操作体14の下面に位置する突起部9aにより対向するプッシュスイッチ16aが押圧されてスイッチ動作が行われる。なお、この動作は操作体14の他の3方向の外周部が押圧される場合にも同様である。また、図6に示すように、指紋センサ15のセンサ面S1のほぼ中央部が押圧操作されると、指紋センサ15が下方に変位して、指紋センサ15の突状部15cによりセンタースイッチ17が押圧されてスイッチ動作が行われる。また、この指紋センサ15への押圧状態では、指18がセンサ面S1に適度に押し付けられて、センサ部15aによる指紋検出を良好に行えるようになっている。
図7に示すように、回路部11は、制御部11aと記憶部11bと第1の照合部11cと第2の照合部11dとを有しており、制御部11aにはディスプレイ4、テンキー部6、多方向入力部8(指紋センサ15、プッシュスイッチ16a〜16dおよびセンタースイッチ17)が接続されている。詳細については後述するが、この制御部11aは、指紋センサ15からの指紋情報の取り込みや、プッシュスイッチ16a〜16dおよびセンタースイッチ17等からの入力情報に基づく各種の操作や、ディスプレイ4への情報表示や、個人認証のための操作などの各種制御を行う。また、記憶部11bにはシステム全体を制御するためのプログラムが記憶される他、指紋センサ15で検出された指紋情報や、操作体14でプッシュスイッチ16a〜16dに対して入力した順序などが記憶される。また、この制御部11aが第1および第2の照合部11c,11dを制御することにより個人認証モードが実行される。
すなわち、第1の照合部11cにおいて指紋センサ15により検出された指紋情報と記録部11bに登録されている指紋情報との照合による認証(指紋認証)が行われると共に、第2の照合部11dにおいて操作体14から各プッシュスイッチ16a〜16dに対して入力された順序と記録部11bに登録されている入力順序との照合による認証(入力順序認証)が行われるようになっており、それぞれの照合の結果が制御部11aへ送信される。制御部11aは受信した照合の結果がいずれも一致した場合に個人を認証する。そして、本実施形態例では、携帯電話のメイン電源がオフ状態のときに、前記個人認証モードが実行され、このモードで個人が認証されると、メイン電源がオンとなって携帯電話の各種機能が使用可能となるように構成されている。なお、入力順序認証時におけるプッシュスイッチ16a〜16dに対する入力回数は任意に設定してかまわないが、本実施形態例では、入力回数を4に設定するものとする(例えば、プッシュスイッチを前・前・左・右のような順序で入力する)。また、制御部11aはこの他多方向入力部8やテンキー部6からの入力に基づいて通話操作やメール操作などの処理を行うようになっているが、これらは携帯電話の通常機能であるため説明を省略する。
次に、上記のように構成された携帯電話における動作について説明する。
前述したように、個人認証モードは携帯電話のメイン電源がオフの状態で実行されるが、認証前の本携帯電話は待機モードになっている。この待機モードは、指紋センサ15が押圧されてセンタースイッチ17がON動作すると、制御部11aが個人認証モードのみが起動できる状態である。
ところで、個人認証モードで行う指紋認証と入力順序認証のために、真正な操作者の指紋情報と、この操作者により設定される入力順序とを予め記憶部11bに登録しておく必要があり、まず、これらの登録手順を図8と図9に示すフローチャートを用いて説明する。
図8に示すように、指紋登録を行うには、例えばディスプレイ4に表示させた各種機能の選択メニューの中から多方向入力部8等を用いた操作により指紋登録機能を選択して実行する(ステップS1)。次に、指紋センサ15が押圧されてセンタースイッチ17がON動作したか否かが制御部11aにより判断され(ステップS2)、センタースイッチ17がオフ状態である(NO)ときは、ステップS2が繰り返し実行されスイッチ動作待ちの状態となる。このとき、一定時間内にセンタースイッチ17がオンにならない場合には、ディスプレイ4に指紋登録が失敗した旨の情報を表示してフローを終了させるようにしてもよい。一方、ステップS2でセンタースイッチ17がオン状態である(YES)ときは、制御部11aにより指紋センサ15が起動されて指紋検出を可能な状態に設定される(ステップS3)。続いて、制御部11aにより指紋センサ15のセンサ部15aにおける画像が認識され(ステップS4)、指紋が認識されない(NO)ときは、ステップS4が繰り返し実行されて指紋認識待ちの状態となる。このとき、一定時間内に指紋が認識されない場合には、ディスプレイ4に指紋登録が失敗した旨の情報を表示してフローを終了させるようにしてもよい。一方、ステップS4で指紋が認識される(YES)と、制御部11aにより指紋センサ15が制御されてセンサ部15aから指紋情報が検出される(ステップS5)。そして、制御部11aによりこの指紋情報が記憶部11bに記憶され(ステップS6)、ディスプレイ4に指紋登録が完了した旨の情報を表示して(ステップS7)フローが終了する。このようにして、記憶部11bには操作者を認証するための指紋情報が登録される。
図9に示すように、入力順序登録を行うには、例えばディスプレイ4に表示させた選択メニューから多方向入力部8を用いた操作により入力順序登録機能を選択して実行する(ステップS8)。この状態で、操作者は登録したい順序でプッシュスイッチ16a〜16dに対して操作体14を用いて入力操作していく。操作体14による入力操作が行われたことが制御部11aにより検出されると(ステップS9)、オン動作したプッシュスイッチの位置情報が制御部11aにより記憶部11bに記録される(ステップS10)と共に、入力回数がカウントされる。その後、現在押された回数が4であるか否かが判断され(ステップS11)、4回目に達していない(NO)ときは、ステップS9〜S11が繰り返し実行され、オン動作したプッシュスイッチの位置情報が順次記憶部11bへ記憶されていく。このとき、一定時間内に入力回数が4に達しない場合には、ディスプレイ4に入力順序登録が失敗した旨の情報を表示してフローを終了させるようにしてもよい。一方、ステップS11で回数が4(YES)のときは、記憶部11bへの入力順序登録が完了した状態であり、ディスプレイ4に入力順序登録が完了した旨の情報を表示し(ステップS12)、フローが終了する。このようにして、記憶部11bには操作者を認証するための入力順序が登録される。
次に、個人認証モードの動作について図10と図11に示すフローチャートを用いて説明する。
携帯電話が待機モード状態であるときに、図10に示すように、指紋センサ15が押圧されてセンタースイッチ17がオン動作したか否かが制御部11aにより判断され(ステップS13)、センタースイッチ17がオフ状態である(NO)ときは、ステップS13が繰り返し実行されてスイッチ動作待ちの状態となる。このとき、センタースイッチ17がオンにならない場合には、携帯電話が待機モード状態のままであり、個人が認証されない限りメイン電源がオンになることはない。一方、ステップS13でセンタースイッチ17がオン状態である(YES)ときは、制御部11aにより指紋センサ15が起動されて指紋検出が可能な状態に設定される(ステップS14)。続いて、制御部11aにより指紋センサ15のセンサ部15aにおける画像が認識され(ステップS15)、指紋が認識されない(NO)ときは、ステップS15が繰り返し実行されて指紋認識待ちの状態となる。このとき、一定時間内に指紋が認識されない場合には、ディスプレイ4に認証が失敗した旨の情報を表示してフローを終了させるようにしてもよい。一方、ステップS15で指紋が認識される(YES)と、制御部11aにより指紋センサ15が制御されてセンサ部15aから指紋情報が検出される(ステップS16)。そして、制御部11aによりこの指紋情報が記憶部11bに記憶される(ステップS17)。続いて、制御部11aにより第1の照合部11cにおける照合が実行され(ステップS18)、この第1の照合部11cにおいて、ステップS17で記憶部11bに記憶した検出指紋情報と予め記憶部11bに登録した指紋情報とが一致するか否かが判断される(ステップS19)。ステップS19での照合の結果が不一致(NO)の場合には、制御部11aにより認証が失敗した旨の情報がディスプレイ4に表示されて(ステップS20)、フローが終了する。
一方、ステップS19での照合の結果が一致(YES)した場合には、図11に示す次ステップに進み、制御部11aにより操作体14による入力操作を促すメッセージがディスプレイ4に表示される(ステップS21)。次に、操作体14による入力を受け付ける入力モードが制御部11aにより実行される(ステップS22)。そして、この状態で、操作者は認証のための入力順序を操作体14を用いて入力操作していく。操作体14による入力操作が行われたことが制御部11aにより検出されると(ステップS23)、オン動作したプッシュスイッチの位置情報が制御部11aにより記憶部11bに記録される(ステップS24)と共に、入力回数がカウントされる。その後、現在押された回数が4であるか否かがかが判断され(ステップS25)、4回目に達していない(NO)ときは、ステップS23〜S25が繰り返し実行され、オン動作したプッシュスイッチの位置情報が順次記憶部11bへ記憶されていく。このとき、一定時間内に入力回数が4に達しない場合には、ディスプレイ4に入力順序登録が失敗した旨の情報を表示してフローを終了させるようにしてもよい。一方、ステップS25で回数が4(YES)のときは、操作体14による入力が完了した状態であり、続いて、制御部11aにより第2の照合部11dにおける照合が実行され(ステップS26)、この第2の照合部11dにおいて、ステップS25までに記憶部11bに記憶された入力順序情報と予め記憶部11bに登録した入力順序情報とが一致するか否かが判断される(ステップS27)。
ステップS27での照合の結果が不一致(NO)の場合には、制御部11aにより認証が失敗した旨の情報がディスプレイ4に表示されて(ステップS28)、フローが終了する。一方、ステップS27での照合の結果が一致(YES)した場合には、制御部11aにより認証が成功した旨の情報がディスプレイ4に表示される(ステップS29)。そして、制御部11aにより携帯電話のメイン電源がオンとされて(ステップS30)、フローが終了する。これ以降は携帯電話での通話やメール操作など通常機能等が使用できる。このように、図10と図11に示す個人認証フローにおいては、指紋照合を行う第1の照合部11cと、入力順序照合を行う第2の照合部11dの2つの照合手段を用いて個人認証を行うと共に、これら照合の結果がいずれも一致の場合でない限りメイン電源がオンとならず、携帯電話全体を制御する制御プログラム自体を起動させないようにできるので、セキュリティ性が大幅に向上できる。また、これら2つの照合は、指紋検出のためにセンサ部15aに置かれている指を移動させることなく行うことができるので、使い勝手がよい。
このように本実施形態例に係る携帯電話にあっては、操作体14により複数のプッシュスイッチ16a〜16dに対する入力操作を行うときに、この操作体14を操作する指の下部に指紋センサ15を配置することを可能としたので、省スペース化を図ることができ、携帯電話の小型化が図れる。しかも、各プッシュスイッチ16a〜16dに対して操作体14による多方向入力操作が可能であるので、入力時の操作性を向上することができる。
また、本実施形態例では、指紋センサ15がセンサ部15aへの押圧方向へ変位可能となし、この指紋センサ15に設けた突状部15cの押圧により動作可能なセンタースイッチ17を設けたので、例えば操作体14により機能選択メニューのスクロール操作を行った後に、指紋センサ15のセンサ部15aを押圧操作してセンタースイッチ17をオン動作させることで所定機能の決定操作を行うような入力操作も可能となり、携帯電話の操作性をより向上することができる。
また、本実施形態例では、センサ部15aへの押圧操作によりセンタースイッチ17がON動作したときに、センサ部15aによる指紋検出が開始されるように構成したので、指紋センサ15のセンサ面S1を指で押し込むだけで指紋情報を自動的に検出することが可能となり、個人認証のために煩雑な操作をすることなく簡単に指紋を検出できる。
なお、上記実施形態例では、入力回数が所定回数かどうかを自動的に判断して、所定回数であれば入力順序登録を行うようにしているが、これに限定されず、操作者が所定回数入力後に所定の実行キーを押すことで、入力順序の登録が行われる形態であってもよい。この場合には、登録する入力順序の入力回数は、所定回数(例えば4回)のみに限定してもよいし、所定回数以上(例えば4回以上)といったように許容する回数に幅を持たせてもよい。
また、上記実施形態例では、入力回数が所定回数かどうかを自動的に判断して、所定回数であれば、自動的に第2の照合部での照合が実行される場合について説明したが、これに限定されず、操作者が所定回数入力後に所定の実行キーを押すことで、照合の実行が行われる形態であってもよい。そして、以上説明した入力順序登録および照合実行時の変形例は、後述する実施の形態においても適用可能である。
次に、本発明の第2の実施形態例について説明すると、図12は第2の実施形態例に係る携帯電話における個人認証モードの動作の前半部分を説明するためのフローチャート、図13は該携帯電話における個人認証モードの動作の後半部分を説明するためのフローチャートである。
前述した個人認証モードの動作において、個人が認証された後の動作が、第1の本実施形態例ではメイン電源をオン動作させる構成であったのに対して(図10と図11参照)、第2の実施形態例では、通話などの基本的な機能が利用できる状態において、個人認証により基本機能以外の所定機能の実行が許可される構成とした点が異なる。ここで、所定機能とは、第1の筐体1または第2の筐体2に内蔵したカメラ(図示せず)での撮影やインターネット接続などであるが、これらに限られるものではなく適宜設定してよい。
図12のフローチャートに示すように、本実施形態例の動作フローは、まず、ディスプレイ4に表示させた選択メニューからテンキー部6や多方向入力部8を利用して所定の機能を選択し実行する(ステップS31)。次に、制御部11aにより指紋センサ15のセンサ面S1への指の載置を促すメッセージがディスプレイ4に表示される(ステップS32)。次ステップからは指紋照合のためのフローが開始されるが、図12のステップS33〜S39までのステップは図10に示す第1の実施形態例におけるフロー(ステップS13〜S19)と同様であるので、ここでは説明を省略する。そして、このフローで指紋照合の結果が不一致(ステップS39でNO)の場合には、制御部11aにより認証が失敗した旨の情報がディスプレイ4に表示されて(ステップS40)、フローが終了する。
一方、ステップS39で指紋照合の結果が一致(YES)の場合には、図13に示す次ステップに進み、ディスプレイ4に操作体14による入力操作を促すメッセージが表示される(ステップS41)。次ステップからは入力順序照合のためのフローが開始されるが、図13のステップS42〜S47までのステップは図11に示す第1の実施形態例における認証フロー(ステップS22〜S27)と同様であるので、ここでは説明を省略する。そして、このフローで入力順序照合の結果が不一致(ステップS47でNO)の場合には、制御部11aにより認証が失敗した旨の情報がディスプレイ4に表示されて(ステップS48)、フローが終了する。一方、ステップS47で結果が一致(YES)の場合には、制御部11aにより入力順序による認証が成功した旨の情報がディスプレイ4に表示される(ステップS49)。この後、制御部11aにより操作者が選択した機能の実行が許可されて(ステップS50)、フローが終了し、これ以降、前記機能に対する各種操作が実行可能となる。
このように本実施形態例に係る携帯電話にあっては、第1の実施形態例と同様な効果が得られるが、本実施形態例で説明したような認証後の所定機能の実行は、例えば、携帯電話のメイン電源がオン状態である場合に、通話などの基本機能は個人認証によらずにすぐに使用できる状態にしておき、それ以外の機能は他人が勝手に利用できないような使い方をするときに好適であり、利便性を確保しながらも所定機能にはプロテクトを掛けることが可能となり使い勝手を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態例について説明すると、図14は第3の実施形態例に係る携帯電話における個人認証モードの動作を説明するためのフローチャートである。
前述した第1および第2の実施形態例の個人認証モードでは、第1および第2の照合部11c,11dによる指紋認証と入力順序認証の2つの認証を行う構成であったのに対して、本実施形態例では、個人認証のために第2の照合部11dによる入力順序認証のみを用いている点と、認証後に記憶部11bに記憶されている所定情報をディスプレイへ表示するように構成した点が異なる。なお、所定情報とは、例えば記憶部11bに記憶された住所録などであるが、これに限られるものではなく適宜設定してよい。
図14のフローチャートに示すように、本実施形態例の動作フローは、まず、ディスプレイ4に表示させた選択メニューからテンキー部6や多方向入力部8を利用して所定の情報表示機能を選択し実行する(ステップS51)。次に、入力順序認証を行うために、制御部11aにより操作体14による入力操作を促すメッセージがディスプレイ4に表示される(ステップS52)。次ステップからは入力順序照合のためのフローが開始されるが、図14のステップS53〜S58までのステップは図11に示す第1の実施形態例における認証フロー(ステップS22〜S27)と同様であるので、ここでは説明を省略する。そして、このフローで入力順序照合の結果が不一致(ステップS58でNO)の場合には、制御部11aにより認証が失敗した旨の情報がディスプレイ4に表示されて(ステップS59)、フローが終了する。一方、ステップS58で入力順序照合の結果が一致(YES)の場合には、制御部11aにより認証が成功した旨の情報がディスプレイ4に表示される(ステップS60)。この後、制御部11aにより操作者が選択した情報表示機能の実行が許可され(ステップS61)、フローが終了し、これ以降、情報表示のための各種操作が実行可能となる。
このように本実施形態例に係る携帯電話にあっては、第1および第2の実施形態例と同様な効果が得られるものであるが、本実施形態例で説明したような認証後の情報表示機能の実行は、例えば、他人に見られたくない情報であるが、操作者がディスプレイ4に表示させる頻度が比較的高い情報を取り扱う場合に好適である。個人認証として入力順序認証のみを使用しているので、操作者は比較的短時間で認証操作を完了させることが可能となり、それゆえ利便性を確保しながらも機密情報にはプロテクトを掛けることができる。
次に、本発明の第4の実施形態例について説明すると、図15は第4の実施形態例に係る携帯電話に備えられる多方向入力部の説明図、図16は該携帯電話に備えられるプリント基板とシートおよび操作体を示す分解斜視図である。なお、第1〜第3の実施形態例と共通の機能を有する部材には共通の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態例は、前述した第1〜第3の実施形態例における静電容量式の指紋センサ15を有する多方向入力部8を、光学式の指紋センサ20を有する多方向入力部19に置き換えたものである。図15と図16に示すように、この多方向入力部19は、操作体21と、指紋撮影用の撮像素子22と、操作体21の前後左右方向の外周部下面に対置させたプッシュスイッチ16a〜16dとを有している。操作体21は透明な合成樹脂製であって円板状の外観を呈している。また、この操作体21の中央部にはレンズ部21aが形成されており、このレンズ部21aの上下はそれぞれレンズ面S2およびS3となっている。指紋センサ20は、操作体21に形成されたレンズ部21aと、CCDやC−MOS等のフォトセンサからなる撮像素子22とを有しており、レンズ部21aのレンズ面S2が指を載置可能なセンサ面となっている。そして、操作体21はシート9に形成された挿通孔9bを蓋閉するようにこのシート9上に載置されて、操作体21外周部の下面がシート9の上面に固着される。このとき、操作体21の下面の中央部に形成されたレンズ面S3が挿通孔9bを挿通してシート9の下面に露出した状態になっている。また、操作体21の前後左右方向の位置におけるシート9の下面にはそれぞれ突起部9aが形成されており、これら突起部9aがプッシュスイッチ16a〜16dの上面にそれぞれ接している。一方、プリント基板10のレンズ面S3と対向する位置には貫通孔10aが形成されており、撮像素子22がこの貫通孔10aを介して前記レンズ面S3と対向するように第2の筐体2内の底面に固定されている。
このようにシート9上に設けられた操作体21は、その上端部が第2の筐体2の正面部2aに形成された貫通孔2cに挿通されて正面部2aに露出した状態に配置される。そして、第1〜第3の実施形態例の操作体14と同様に、操作体21中央のセンサ面(S2)に載置されている指で操作体21の前後左右方向位置の任意の外周部を押圧すると、操作体21が押圧方向に傾いてその下面に位置する突起部9aにより、対向するプッシュスイッチ16a〜16dが押圧されてスイッチ動作が行われる。また、操作体21のセンサ面(S2)に指を載せた状態で、この指の指紋画像がレンズ部21aで撮像素子22に結像されることにより、この撮像素子22で指紋画像が検出され画像信号として前記制御部11aへ出力されるようになっている。
このように、第1〜第3の実施形態例の携帯電話で用いた静電容量式の指紋センサの代わりに、撮像素子22とこの撮像素子22に指紋画像を集光するレンズ部21aを有する光学式指紋センサが好適に利用できる。
次に、本発明の第5の実施形態例について説明すると、図17は第5の実施形態例に係る携帯電話の開状態を示す斜視図である。なお、第1〜第4の実施形態例と共通の機能を有する部材には共通の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態例は、第1〜第4の実施形態例における多方向入力部8および19における操作体14および21を、操作形態の異なる多方向入力部23に置き換えたものである。図17に示すように、本実施形態例に係る携帯電話に備えられる多方向入力部23は、第2の筐体2の正面部2aに露出した静電容量式の指紋センサ24と、この指紋センサ24の周囲に配設した複数の操作体25a〜25bとを有している。このうち、後方(Y2方向)の操作体25bおよび左右方向(X1およびX2方向)の操作体25c,25dはそれぞれ独立して下方向へ変位可能となし、各操作体25b,25c,25dに対応させて第2の筐体2の内部に配設した図示しないプッシュスイッチを押圧操作できるようになっている。また、前方(Y1方向)の操作体25aは第2の筐体2の左右方向に平行な回転軸の周りに回転可能な円筒状の外観を呈している。そして、親指によりこの操作体25aをY1−Y2方向に回転操作させることでスイッチ動作させることが可能になっている。なお、各操作体25a〜25dは指紋センサ24のセンサ面S4に置かれている指で操作が可能である。
このように本実施形態例に係る携帯電話にあっては、押圧操作と回転操作による多機能な入力操作が可能となり、例えば、回転操作型の操作体25aを用いてディスプレイ4に表示した住所録などをスクロール操作することも可能となり、使い勝手を向上させることができる。なお、本実施形態例においては、回転操作型の操作体を前方位置に1つ配置してあるが、これに限ることはなく、任意位置の1個または複数個の操作体を回転操作型の操作体に変更してもよい。また、指紋センサ24を下方向へ変位可能となし、この変位によりスイッチ動作するプッシュスイッチを指紋センサ24の下部に配置するようにしてもよい。
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の第1の実施形態例に係る携帯電話の開状態を示す斜視図である。 該携帯電話の閉状態を示す斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 該携帯電話に備えられるプリント基板とシートと指紋センサおよび操作体を示す分解斜視図である。 該携帯電話に備えられる操作体の操作を説明するための説明図である。 該携帯電話に備えられる指紋センサの操作を説明するための説明図である。 該携帯電話の要部ブロック図である。 該携帯電話における指紋登録モードの動作を説明するためのフローチャートである。 該携帯電話における入力順序登録モードの動作を説明するためのフローチャートである。 該携帯電話における個人認証モードの動作の前半部分を説明するためのフローチャートである。 該携帯電話における個人認証モードの動作の後半部分を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態例に係る携帯電話における個人認証モードの動作の前半部分を説明するためのフローチャートである。 該携帯電話における個人認証モードの動作の後半部分を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態例に係る携帯電話における個人認証モードの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4の実施形態例に係る携帯電話に備えられる多方向入力部の説明図である。 該携帯電話に備えられるプリント基板とシートと操作体を示す分解斜視図である 本発明の第5の実施形態例に係る携帯電話の開状態を示す斜視図である。
符号の説明
4 ディスプレイ(表示手段)
11b 記憶部
11c 第1の照合部(第1の照合手段)
11d 第2の照合部(第2の照合手段)
14,21,25a〜25d 操作体
15,20,24 指紋センサ
16a〜16d プッシュスイッチ(スイッチ素子)
17 センタースイッチ(プッシュスイッチ)
21a レンズ部
22 撮像素子
S1,S2,S4 センサ面

Claims (8)

  1. 指を載置可能なセンサ面を有する指紋センサと、この指紋センサの周囲に配設された複数のスイッチ素子と、これらスイッチ素子をそれぞれ動作させて入力操作を行う操作体とを備え、前記センサ面に置かれている指で前記操作体を操作可能としたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 請求項1の記載において、個人認証用の指紋情報および前記各スイッチ素子に対する任意の入力順序が登録可能な記憶部と、前記指紋センサにより検出された指紋情報と前記記録部に登録された指紋情報とを照合する第1の照合手段と、前記操作体から前記各スイッチ素子に対して入力された順序と前記記録部に登録された入力順序とを照合する第2の照合手段とを備え、前記第1および第2の照合手段による照合の結果がいずれも一致した場合に個人が認証されるように構成したことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項1の記載において、個人認証用の指紋情報および前記各スイッチ素子に対する任意の入力順序が登録可能な記憶部と、前記指紋センサにより検出された指紋情報と前記記録部に登録された指紋情報とを照合する第1の照合手段と、前記操作体から前記各スイッチ素子に対して入力された順序と前記記録部に登録された入力順序とを照合する第2の照合手段とを備え、前記第1および第2の照合手段による照合の結果がいずれも一致した場合にメイン電源がオンとなるように構成したことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項1の記載において、表示手段と、所定情報および前記各スイッチ素子に対する任意の入力順序が登録可能な記憶部と、前記各スイッチ素子に対して前記操作体により入力された順序と前記記録部に登録された入力順序とを照合する照合手段とを備え、前記照合手段による照合の結果が一致した場合に、前記所定情報が前記表示手段に表示されるように構成したことを特徴とする携帯端末装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記指紋センサが撮像素子とこの撮像素子に指紋画像を集光するレンズを有する光学式指紋センサであり、前記レンズの一面を前記センサ面としたことを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項の記載において、前記指紋センサが前記センサ面への押圧方向へ変位可能となし、この指紋センサに設けた押圧部の押圧により動作可能なプッシュスイッチが設けられたことを特徴とする携帯端末装置。
  7. 請求項6の記載において、前記センサ面への押圧操作により前記プッシュスイッチが動作したときに、前記指紋センサによる指紋検出が開始されるように構成したことを特徴とする携帯端末装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項の記載において、操作体が複数の前記スイッチ素子をそれぞれ操作する複数の操作体からなり、これら操作体の少なくとも1つが回転操作型であることを特徴とする携帯端末装置。
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