JP5046232B2 - 火災受信機及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、警戒区域に引き出された電源供給線を兼用した感知器回線に複数の火災感知器を接続し、火災感知器が火災を検出した際の前記感知器回線のイベント信号を受信して警報する火災受信機及び制御方法に関する。
従来、P型システムとして知られた火災報知システムにあっては、受信機から引き出された感知器回線に複数のオンオフ型の火災感知器を接続し、回線単位に火災感知器からのイベント信号を受信して火災を警報するようにしている。
一方、R型システムとして知られた火災報知システムにあっては、受信機から引き出された伝送路に、伝送機能を備えた中継器やアナログ火災感知器等の端末装置を接続し、火災検出時には例えば端末装置からの火災割込みに基づき、検索コマンドを発行してイベント出力した端末装置のアドレスを特定し、火災発生アドレスを表示すると共に、特定した端末装置から火災データを収集して監視するようにしている。
このような従来の火災報知システムにあっては、火災を早期発見し、建物関係者に正しく警報を出すことが最も重要である。しかし、現状では火災感知器の設置環境によっては火災が発生していないにもかかわらずイベント出力されることがあり、場合によっては非火災報にまで至ってしまうことがある。
非火災報による誤警報を防止する受信機の機能として従来より蓄積受信機能が使用されている。蓄積受信機能は、イベント信号を受信しても直ぐに警報せず、予め定めた蓄積時間の経過後に継続してイベント信号が得られていたら、真の火災と判断して警報するようにしている。
P型システムの火災受信機の場合、感知器回線からイベント信号を受信したら一定時間後に感知器回線に対する電源供給を遮断して監視状態に戻す一旦復旧を行ってイベント出力している火災感知器を復旧させ、一旦復旧後に再度イベント出力したら、真の火災と判断して警報するようにしている。
とろこで、非火災報の原因となる、火災に起因しない非火災イベントは過去の統計データより、火災感知器の設置環境により発生しやすいところと、発生しづらいところがあり、季節や時問帯において発生数が変動することが知られている。
そこで、R型受信機や一部の火災感知器では、火災感知器で検出している温度や煙濃度のアナログデータから設置環境に合わせて、個別に蓄積時間を設定するものがあり、火災の早期発見と、非火災報や誤報の低減が図られている。
特開2005−352919号公報 特開2004−265148号公報 特開平9−288781号公報
しかしながら、従来のP型システムの火災受信機にあっては、R型受信機と同様に警戒区域の環境に合わせて、感知器回線単位に蓄積時間を設定して最適化することが望まれるが、火災感知器から温度や煙濃度のアナログデータが得られないため、設置環境に合わせて、個別に蓄積時間を設定することが難しいという問題がある。
本発明は、P型火災報知システムの構成を変更したりセンサを追加したりすることなく、受信機処理のみにより火災感知器の設置環境に応じた蓄積時間を感知器回線単位に自動的に設定して最適化可能とする火災受信機を提供することを目的とする。
(火災受信機)
本発明は、火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
蓄積を行ったが火災と判定されなかった非火災イベントを監視して非火災イベント発生頻度を判別し、非火災イベント発生頻度に応じて複数の異なる蓄積レベルを設定する学習処理部と、
イベント信号を受信してから初回復旧開始時間経過後にイベント信号を一時的に復旧する一旦復旧を行う蓄積レベル受信処理部と、
を備え
蓄積レベル受信処理部は、学習処理部で設定された蓄積レベルに応じて、初回復旧開始時間を異ならせることを特徴とする。
または、蓄積レベル受信処理部は、学習処理部で設定された蓄積レベルに応じて、一旦復旧回数を異ならせる。
また、蓄積レベル受信処理部は、学習処理部で設定された蓄積レベルに応じて、初回復旧開始時間及び一旦復旧回数を異ならせる。
更に、蓄積レベル受信処理部は、非火災イベント発生頻度に応じて、予め設定された蓄積レベルを、他の異なる蓄積レベルに変更する。
本発明の他の形態にあっては、
火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
記感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して前記感知器回線の非火災イベント発生頻度を判定し、発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理部と、
第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理部と、
第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理部と、
を備え
第2蓄積レベル受信処理部は、第2の所定時間を第1の所定時間より短い時間に設定したことを特徴とする。
または、第2蓄積レベル受信処理部は、1回目の一旦復旧から再度イベント信号を受信するまでの経過時間に応じて、一旦復旧の回数を変更する
または、第2蓄積レベル受信処理部は、第2の所定時間を第1の所定時間より短い時間に設定し、1回目の一旦復旧から再度イベント信号を受信するまでの経過時間に応じて、一旦復旧の回数を変更する。
第2蓄積レベル受信処理部は、一旦復旧の回数を変更する場合、予め設定した一旦復旧の回数を減少させる変更を行う。
学習処理部は、第1蓄積レベルを予め設定し、その後非火災イベントを判定した時に記第2蓄積レベルに設定を切り替え、第2蓄積レベルの設定状態で非火災イベントが所定期間判定されなかった場合に第1蓄積レベルの設定に切り替える。
または、学習処理部は、第2蓄積レベルを予め設定し、その後、非火災イベントが所定期間判定されなかった場合に第1蓄積レベルの設定に切り替える。
ここで、学習処理部は、第2蓄積レベルの設定状態で、所定期間内に非火災イベントが複数回連続して検出された場合、一時的に第1蓄積レベルの設定に切り替えた後に第2蓄積レベルに戻す。
(火災受信機の制御方法)
本発明は、火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機の制御方法に於いて、
感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して感知器回線の非火災イベント発生頻度を判定し、発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理ステップと、
第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理ステップと、
第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理ステップと、
を備え
前記第2蓄積レベル受信処理ステップは、前記第2の所定時間を前記第1の所定時間より短い時間に設定し、及び/又は、1回目の一旦復旧から再度イベント信号を受信するまでの経過時間に応じて一旦復旧の回数を変更することを特徴とする。
本発明によれば、イベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視し、非火災イベントが例えば1ケ月といったある程度長い期間なければ第1蓄積レベルを設定し、イベント信号を受信して所定時間蓄積してから1回だけ一旦復旧を行って、再度イベント信号を受信すれば警報することで、蓄積動作の時間を自動的に短くして火災の早期発見を可能とする。
一方、非火災イベントが例えば1ケ月以内の短い期間で発生しているような場合には第2蓄積レベルを設定し、イベント信号を受信して所定時間蓄積してから例えば3回に亘り一旦復旧を行った後に、再度イベント信号を受信したら警報することで、火災以外の原因による煙濃度や温度の一時的な増加に対し、自動的に蓄積時間を長くして誤報を確実に防止し、P型システムであっても、設置環境における温度や煙濃度に合わせて、回線単位に適切な蓄積時間を設定し、火災の早期発見と、非火災報や誤報の低減を図ることができる。
またP型火災受信機の蓄積処理で一般的な一旦復旧をそのまま利用し、一旦復旧の回数で蓄積時間を変化させているため、既存の火災感知器がそのまま使用でき、火災受信機の回路構成も既存の一旦復旧回路部を備えた受信回路部がそのまま使用でき、火災受信機及び火災感知器の回路的変更を必要とすることなく、簡単且つ容易に実現できる。
更に、設置環境に応じた蓄積時間の設定が感知器回線単位に設定でき、設置環境に合わせて蓄積時間をきめ細かく最適化できる。
図1は本発明による蓄積受信機能を備えた火災受信機の実施形態を示したブロック図である。図1において、本実施形態の火災受信機10からは、警戒区域に向けて感知器回線12−1,12−2,・・・12−nが引き出され、それぞれ火災感知器14と終端器16を接続している。感知器回線12−1〜12−nに接続される火災感知器14としては、煙感知器、熱感知器などの各種のオンオフ型の火災感知器を接続することができる。
火災受信機10にはMPU18が設けられ、MPU18に対しては受信回路部20−1〜20−nと復旧回路部22−1〜22−nが感知器回線12−1〜12−nごとに設けられている。またMPU18に対しては、操作部24、警報表示部26、移報出力部28及びメモリ30が設けられている。
MPU18はコンピュータのハードウェア環境を備えており、このハードウェア環境はCPUのバスに対し、ROM、RAM、ハードディスクドライブ、及び外部に対し入出力を行うインタフェースを接続している。
更にMPU18には、コンピュータによるプログラムの実行により実現される本実施形態の機能として、学習処理部32、第1蓄積レベル受信処理部34及び第2蓄積レベル受信処理部36を設けている。
ここで本実施形態の火災受信機10の基本的な火災受信機能は、感知器回線12−1〜12−nに接続している火災感知器14が火災を検出、感知器回線を低インピーダンスに短絡することによって発報電流を流してイベント信号を出力した際に、受信回路部20−1〜20−nで自己の感知器回線に流れる発報電流を検出してイベント信号を受信してMPU18に出力する。
また本実施形態の火災受信機10にあっては蓄積受信機能を備えており、例えば受信回路部20−1でイベント信号を受信した場合には、MPU18側でイベント信号を受信してから所定時間後に、復旧回路部22−1を動作して感知器回線12−1に対する電源供給を一時的に遮断する一旦復旧を行い、一旦復旧後に再度、火災感知器14からイベント信号を受信した際に警報するという基本的な蓄積機能を備えている。この基本的な蓄積機能は、本実施形態にあっては、後の説明で明らかにするように第1蓄積レベル受信処理として扱われている。
MPU18に設けた学習処理部32は感知器回線から発報信号を受信したが、蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視し、非火災報が発生しにくい感知器回線と判別した際に、その感知器回線について第1蓄積レベルを設定し、一方、非火災イベントが発生し易い感知器回線と判別した際には、その感知器回線に対し第2蓄積レベルを設定する。
この感知器回線ごとに行う非火災イベントの発生し易さと発生しにくさ判別して決定する第1蓄積レベルと第2蓄積レベルの設定及びその切替えについては、後の説明で更に明らかにする。
第1蓄積レベル受信処理部34は、学習処理部32による第1蓄積レベルを設定した感知器回線について動作し、その感知器回線からイベント信号を受信してから第1の所定時間Tx1後に、復旧回路部による感知器回線の電源供給を一時的に遮断して元の監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後、再度イベント信号を受信した場合に警報する。この第1蓄積レベル受信処理部34の処理動作は、従来の蓄積機能を備えた火災受信機10で行われている基本的な蓄積受信と同じである。
第2蓄積レベル受信処理部36は、学習処理部32による第2蓄積レベルを設定した感知器回線について動作し、その感知器回線からイベント信号を受信してから第2の所定時間Tx2後に、感知器回線の電源供給を一時的に遮断して元の監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後(第1蓄積レベル受信処理部と同じ動作)、再度、イベント信号を受信した場合に一旦復旧して再度通常監視させる処理を1または複数回行い、最後の一旦復旧後に再度、イベント信号を受信した場合に警報する。
このため、第1蓄積レベル受信処理部34における蓄積受信のための復旧回数は1回であるのに対し、第2蓄積レベル受信処理部36における蓄積受信のための一旦復旧回数は例えば3回に設定されている。
図2は本実施形態による火災受信処理の概略処理を示したフローチャートである。図2において、本実施形態の火災受信処理は、ステップS1で学習処理により感知器回線ごとに非火災イベントが発生しにくい感知器回線か発生し易い感知器回線かを判別し、非火災イベントが発生しにくい感知器回線の場合には第1蓄積レベルを設定し、非火災イベントが発生し易い感知器回線の場合には第2蓄積レベルを設定している。
続いてステップS2で感知器回線ごとにイベント信号の受信の有無を判別しており、イベント信号を受信するとステップS3に進み、学習処理により第1蓄積レベルが設定されている場合にはステップS4に進み、第1蓄積レベル火災受信処理を実行し、一方、第2蓄積レベルが設定されている場合にはステップS5に進み、第2蓄積レベル火災受信処理を実行することになる。
この第1蓄積レベル火災受信処理または第2蓄積レベル火災受信処理を決める学習処理は、運用中における非火災イベントの感知器回線ごとの発生状態の有無に応じ自動的に判別されて、感知器回線の設置環境に見合った最適な蓄積受信の内容となる第1蓄積レベルまたは第2蓄積レベルを自動的に設定している。
図3は本実施形態における非火災イベントに基づいて第1蓄積レベルと第2蓄積レベルを設定する学習処理を示したタイムチャートである。図3(A)は第1蓄積レベルと第2蓄積レベルの設定を示し、図3(B)は警戒期間に対する非火災イベント38,40,42の発生を0〜4週のように週単位で示している。
火災受信機の運用を監視した初期状態にあっては、設置環境の如何に関わらず、各感知器回線につき非火災イベントが発生しにくい環境を想定した第1蓄積レベルに設定している。この第1蓄積レベルの設定状態で非火災イベント38が発生したとすると、非火災イベントの発生しにくい第1蓄積レベルから非火災イベントの発生し易い第2蓄積レベルに設定を切り替える。
第2蓄積レベルを設定した後は、例えば一定期間Tとして、例えばT0=1ヶ月に亘り、非火災イベントが発生するか否か監視しており、一定期間T0=1ヶ月の間、非火災報が発生しなかった場合には、非火災イベントの発生し易い第2蓄積レベルから非火災イベントの発生しにくい第1蓄積レベルに切り替える。
本実施形態のような火災報知システムが設置された監視環境にあっては、過去の統計データにより非火災イベントが頻繁に発生する場合は非火災イベントを発生する間隔が1〜2週間以内であり、場合によっては短時間に複数回、発生することもあることが分かっている。
したがって本実施形態にあっては、非火災イベントが発生しにくい第1蓄積レベルから非火災イベントが発生し易い第2蓄積レベルに切り替える判別は、非火災イベントが発生したら即座に、第1蓄積レベルから第2蓄積レベルに切り替えるようにしている。
一方、非火災イベントの発生し易い第2蓄積レベルから非火災イベントが発生しにくい第1蓄積レベルへの切替えは、余裕をとって1ヶ月程度、非火災イベントがなければ、非火災イベントが発生しにくい第1蓄積レベルに戻すようにしている。
図3(B)にあっては、非火災イベント40が発生して第1蓄積レベルから第2蓄積レベルに切り替えた後、2週間を過ぎた1ヶ月未満のタイミングで非火災イベント42が発生している。この場合の一定期間Tの監視は、非火災イベント40,42が発生するごとにリセットしてスタートしている。
したがって非火災イベント40に続く非火災イベント42で一定時間Tがリセットされて再スタートし、非火災イベント42から一定期間T=1ヶ月経過後の4週目に第2蓄積レベルから第1蓄積レベルに切り替えるようにしている。
なお第2蓄積レベルから第1蓄積レベルに戻すための非火災イベントのない期間を一定期間T0=1ヶ月としているが、これは一例であり、必要に応じて一定期間T0は1ヶ月未満例えば2週間または3週間としてもよいし、1ヶ月以上の5週間、6週間というようにしてもよく、火災報知システムを設定している監視環境の状況に応じて一定期間T0を適宜に定めることができる。なお本実施例においては、初期に設定する蓄積レベルを第蓄積レベルとしているが、これが第蓄積レベルであっても良い。
図4は図2のステップS1における学習処理の詳細を示したフローチャートである。図4において、学習処理は、ステップS1で非火災イベントを判別すると、ステップS2で現在は第1蓄積レベルの設定か否か判別し、第1蓄積レベルの設定であればステップS3で第2蓄積レベルの設定に切替え、一定期間T0=1ヶ月の監視を開始する。ステップS2で現在は第2蓄積レベルの設定であった場合は、ステップS3はスキップする。
またステップS1で非火災イベントがなければ、ステップS4で1ヶ月経過したことを判断すると、ステップS5に進んで現在は第2蓄積レベルの設定であることを判別したらステップS6で第2蓄積レベルの設定から第1蓄積レベルの設定に切り替える。
図5は本実施形態における非火災イベントが発生しにくい設置環境について設定された第1蓄積レベルの設定状態でイベント信号を受信した際に動作する第1蓄積レベル火災受信処理を示したタイムチャートである。
図5(A)は感知器回線電圧であり、たとえば正常(監視)24ボルト、発報(イベント出力)12ボルト、復旧約0ボルトの3段階の電圧を示している。図5(B)は蓄積タイマであり、最初に発報信号を受信した際に起動される。図5(C)は警報出力、図5(D)は蓄積時間、更に図5(E)は蓄積解除タイマを示している。
本実施形態の第1蓄積レベル火災受信処理にあっては、時刻t1で感知器がイベント信号を送信すると、感知器回線電圧は正常電圧から発報電圧(イベント出力電圧)に低下し、感知器のイベント出力から火災受信機が立ち上がるまでの時間T2後の時刻t2で、図5(B)の蓄積タイマが起動し、第1の所定時間Tx1の計数を開始する。この第1の所定時間Tx1は、本実施形態にあってはTx1=約6秒に設定している。
蓄積タイマがTx1時間動作すると、時刻t3で感知器回線に対する電源供給を一時的に切断して元の監視状態に戻す一旦復旧がT3時間に亘り行われる。この一旦復旧により、感知器回線電圧は、発報電圧(イベント出力電圧)から復旧電圧に低下した後、再び時刻t4で正常電圧(監視電圧)に戻る。
この感知器回線に対し電源供給を一時的に遮断する一旦復旧により、このときイベント出力している感知器回線の火災感知器に対する電源供給が遮断され、火災感知器を通常監視状態に復旧する。この一旦復旧における時刻t3から時刻t4までの時間T3は一旦復旧時間である。一旦復旧時間T3は回線電圧切断時間を意味する。
時刻t4で一旦復旧後の正常電圧の回復により、感知器回線に接続している火災感知器が再び監視状態となり、このとき火災感知器に火災レベルを超える煙の流入や熱が加わった場合には、時刻t3で一旦復旧が済んでからT1時間後の時刻t5で火災感知器が再度イベント出力し、発報電圧(イベント出力電圧)に低下する。この時刻t4からt5までの時間T1は、火災感知器が一旦復旧してから再度イベント出力するまでの時間である。
時刻t5で再度イベント出力が行われると、感知器のイベント出力から受信機が立ち上がるまでの時間T2を経過した後の時刻t6で、受信機は図5(C)のように警報出力を出すことになる。
このような第1蓄積レベル火災受信処理における時刻t2のイベント信号により受信機が立ち上がった時刻から時刻t6の警報出力が出されるまでの時間Taが、蓄積受信における蓄積時間を与える。この蓄積時間Taは
Ta=Tx1+T3+T1+T2
で与えられる。
ここでT1時間は火災感知器が一旦復旧してから再度発報するまでの時間であり、このためT1時間は感知器回線に接続している火災感知器に依存した時間である。本実施形態で使用する火災感知器として、煙感知器の場合、T1はT1=4〜7秒程度かかっている。また熱感知器の場合はT1=3秒程度となっている。
このため、本実施形態の第1蓄積レベル火災受信処理における蓄積時間Taは、煙感知器の場合、Ta=12秒程度、熱感知器の場合、それより短い10秒程度の時間となる。
一方、図5(E)の蓄積解除タイマは、時刻t2の蓄積開始から警報を出すまでの最大時間TdとしてTd=50秒を設定している。このため、時刻t3〜t4で一旦復旧を行った後、蓄積解除タイマで設定したTd=50秒を経過した時刻t7までに、再度、イベント信号が得られない場合には、蓄積処理をリセットして通常の監視状態に戻る。
なお、図5(E)にあっては、時刻t6で火災警報が出力されているため、この時点で蓄積解除タイマは想像線に示すようにリセットされる。
図6は図2のステップSにおける第1蓄積レベル火災受信処理の詳細を示したフローチャートであり、図5のタイムチャートを参照して説明すると次のようになる。
図6において、第1蓄積レベル火災受信処理は、ステップS1で感知器回線のイベント信号受信を判別すると、ステップS2で図5(B)の蓄積タイマをスタートし、ステップS3でTx1時間の経過を判別している。
Tx1時間の経過を判別すると、ステップS4で発報した感知器回線の一旦復旧を行う。一旦復旧後にステップS5で再発報を受信すると、ステップS6で火災警報処理を行う。
一方、ステップS5で再発報受信がない場合には、ステップS7で図5(E)の蓄積解除タイマによる蓄積最大時間Tdの経過を判別しており、もし蓄積最大時間Tdを経過しても再発報受信がなかった場合には、ステップS10で蓄積終了処理を行う。
このステップS8で蓄積終了したときの処理が、本実施形態における学習処理で判別している感知器回線からイベントを受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントの発生を意味する。
図7は本実施形態における一旦復旧を3回行う第2蓄積レベル火災受信処理を示したタイムチャートであり、図7(A)に感知器回線電圧、図7(B)に蓄積タイマ、図7(C)に警報出力、図7(D)に蓄積時間、及び図7(E)に蓄積解除タイマを示している。
図7の第2蓄積レベル火災受信処理において、時刻t1で感知器がイベント出力し、時刻t2で受信機が立ち上がって蓄積タイマを第2の所定時間Txに動作させた後、時刻t3で一旦復旧を行い、時刻t4から時刻t5の間のT1時間、感知器が一旦復旧から再度イベント出力するまでの処理は、図5に示した第1蓄積レベル火災受信処理と同じである。
相違点は蓄積タイマの時間Tx2を短い時間としている点である。本実施形態にあっては、図5に示した第1蓄積レベル火災受信処理におけるTx1=約6秒に対し、図7(B)の第2蓄積レベル火災受信処理の蓄積タイマの時間Tx2はTx2=約2.5秒と、概ね3分の1より少し多めの時間としている。
第2蓄積レベル火災受信処理にあっては、1回目の一旦復旧を行った後に、更に2回、一旦復旧を行うようにしている。図7は火災感知器に対し火災レベルを超える煙あるいは熱が加わった状態であり、時刻t3〜t4で1回目の一旦復旧を行い、時刻t5で感知器が一旦復旧から再度イベント出力するまでの時間T1を経て再度イベント出力し、時刻t6までの、再度、一旦復旧するまでの時間T4を経て、一旦復旧時間T3に亘り2回目の一旦復旧が行われる。
続いて、2回目の一旦復旧後に感知器が一旦復旧から再度イベント出力するまでの時間T1を経て再度イベント出力し、感知器がイベント出力してから受信機が立ち上がって再度、一旦復旧するまでの時間T4を経て、3回目の一旦復旧が一旦復旧時間T3に亘り行われる。
この3回目となる最後の一旦復旧が行われ、火災感知器が一旦復旧から再度イベント出力するまでの時間T1を経て再度、時刻t11でイベント出力すると、感知器のイベント出力から受信機が立ち上がるまでの時間T2を経過した後の時刻t2で、図7(C)のように警報出力が行われる。
このような火災感知器に火災レベルを超える煙または熱が加わっている状態での第2蓄積レベル火災受信処理の蓄積時間Tbは、時刻t2で蓄積タイマにより蓄積を開始してから、時刻t12で3回の一旦復旧を経て再度のイベント出力により受信機が警報出力をするまでの時間であり、
Tb=Tx2+(3×T3)+(3×T1)+(2×T4)+T2
で与えられる。
この第2蓄積レベル火災受信処理の最も短い蓄積時間Tbは、火災感知器が煙感知器の場合、本実施形態にあっては、例えばTb>20秒となる。また火災感知器が熱感知器の場合、煙感知器に比べ、感知器が一旦復旧してから再度イベント出力するまでの時間T1が短くなることから、蓄積時間Tb≦20秒となっている。
一方、図7にあっても、時刻t2の蓄積開始から最大蓄積時間Tdを図7(E)の蓄積解除タイマで監視しており、3回の一旦復旧により最後に火災警報処理が時刻t13までの最大蓄積時間Td以内に行われなかった場合には、時刻t13で蓄積動作が解除され、この場合には第2蓄積レベル火災受信処理における火災に起因しない非火災イベントの発生状態と認識される。
また図7の第2蓄積レベル火災受信処理は、非火災イベントが発生し易い設置環境の感知器回線につき行われており、そのような感知器回線の設置環境にあっては、火災以外の原因による煙濃度の変動や温度変動が起きており、これによって、火災によらない感知器のイベント出力が行われても火災レベルを超える煙濃度や温度が継続せずにランダムに生じている場合には、蓄積解除タイマによる最大蓄積時間Td=50秒の間に3回の一旦復旧が行われずに途中で終わることとなり、火災以外の原因によるイベント出力に対し、誤って火災警報を出してしまうことを確実に防止できる。
図8は図2のステップSにおける第2蓄積レベル火災受信処理の詳細を示したフローチャートであり、図7のタイムチャートを参照して説明すると次のようになる。
図8において、第2蓄積レベル火災受信処理は、ステップS1で感知器回線の発報によるイベント信号を受信すると、ステップS2で一旦復旧回数を閾値回数Nth、例えばNth=3回に設定後、ステップS3で図7(B)の蓄積タイマをスタートし、ステップS4でTx2時間経過を判別すると、ステップS5でイベント出力回線の一旦復旧即ち1回目の一旦復旧を行う。続いて、ステップS6で一旦復旧回数を計数するカウンタNをN=N+1にカウントアップする。
続いてステップS7で再度のイベント出力を判別すると、ステップS8でカウンタNが閾値回数Nth=3回に達したか否かチェックし、達していなければステップS5に戻り、2回目の一旦復旧を行う。
以下同様に、ステップS8でカウンタNが閾値回数Nth=3回に達するまで一旦復旧と再度のイベント出力の判別を繰り返し、N=3回に達したら、ステップS9で火災警報処理を行う。
一方、ステップS5で一旦復旧を行った後にステップS7で再度のイベント出力が判別されなかった場合には、ステップS10に進み、最大蓄積時間Td=50秒の経過の有無を判別し、50秒を経過した場合には、ステップS11に進み、蓄積動作を終了する。これが第2蓄積レベル火災受信処理における非火災イベントの発生状態として学習処理部に与えられる。
図9は第2蓄積レベル火災受信処理で一旦復旧後、再度イベント出力するまでの時間が長過ぎる場合に、一旦復旧回数を2回に制限する他の実施形態による処理を示したタイムチャートである。
図1の火災受信機からの感知器回線に接続する火災感知器14の中には、一旦復旧した後に再度イベント出力するまでの時間T1が長いものがあり、第2蓄積レベル火災受信処理において、一旦復旧を3回行うと、蓄積が許容される蓄積最大時間Td=50秒に収まらない場合がある。
そこで、1回目の一旦復旧を行った後、予め定めた一定時間Tu、例えばTu=約10秒程度の時間内に再度イベント出力しない火災感知器については、再度のイベント出力に時間がかかる火災感知器と判断し、この場合には一旦復旧の回数を2回に制限する。
これによって、再度のイベント出力に時間のかかる火災感知器が感知器回線に接続されていたとしても、蓄積が許容される蓄積最大時間Td=50秒内に、第2蓄積レベル火災受信処理により火災を警報することが確実にできる。
このような第2蓄積レベル火災受信処理における一旦復旧を2回に制限する処理を図9のタイムチャートについて説明すると次のようになる。図9(A)は感知器回線電圧、図9(B)は蓄積タイマ、図9(C)は新たに設けられた再発報監視タイマ、図9(D)は警報出力、図9(E)は蓄積時間、更に図9(F)は蓄積解除タイマである。
時刻t1で感知器回線のイベント出力が行われ、時刻t2で受信機が立ち上がり、蓄積タイマがTx2=約2.5秒動作し、時刻t3で1回目の一旦復旧時間T3に亘る一旦復旧が行われる。
しかしながら、一旦復旧後、この火災感知器が時刻t2で起動した再発報監視タイマによるTu時間に達する時刻t5を経ても再度のイベント出力を行わない。したがって、時刻t5の再発報監視タイマがタイムアップしたタイミングで、この火災感知器は再度のイベント出力までの時間が長い感知器と判断し、受信機側で一旦復旧回数を、初期設定している3回から2回に変更する。
その後、時刻t6で感知器が再度イベント出力し、t3時間に亘り2回目の一旦復旧が行われ、同じくT1時間経過後の時刻t9でさらにイベント出力が行われ、時刻t2後に受信機が立ち上がって、図9()の警報出力を出すことになる。
このように、再度のイベント出力までの時間が長い火災感知器につき一旦復旧の回数を3回から2回に制限することで、そのまま3回一旦復旧を行ったのでは蓄積タイマによる蓄積最大時間Td=50秒を超えて火災警報を出すことができないが、2回に制限したことで、図9(E)の蓄積時間Tbは感知器が一旦復旧してから再度イベント出力するまでの時間T1が長くとも、3回から2回に制限したことで短くでき、蓄積最大時間Td=50秒を超えない蓄積時間Tbで確実に火災警報を出すことができる。
図10は図9の一旦復旧回数を2回に制限する処理を加えた本実施形態による第2蓄積レベル火災受信処理を示したフローチャートである。図10におけるステップS1〜S6は図8のステップS1〜S6と同じであり、また図10のステップS9〜S1は図8のステップS7〜S11と同じであり、新たに図10にはステップS7とS8の処理が加わっている。
即ち、ステップS5でイベント出力回線の一旦復旧を行い、ステップS6でカウンタNをカウントアップした後、ステップS7で再度のイベント出力までの経過時間Tuを監視しており、ステップS9,S14,S7となる再度のイベント出力待ちの状態でTu時間を経過すると、ステップS8で、一旦復旧回数の閾値回数NthをNth−1とし、もう1回一旦復旧によりイベント出力したら火災警報を出すことになる。
図11は第2蓄積レベルの設定状態において、短時間に2回非火災イベントが続いた場合に、一次的に第1蓄積レベルに切り替えた後に元に戻す学習処理を示したタイムチャートである。
本実施形態における第2蓄積レベルの設定状態による第2蓄積レベル火災受信処理において、一旦復旧3回の設定状態で蓄積動作は行ったが火災には至らなかった非火災イベントが連続して2回以上、予め定めた一定時間T、例えばT=200秒以内に判別された場合には、今後、火災になる可能性がある。
これに対処するため、本実施形態にあっては、現在の非火災イベントが発生し易い環境を対象とした第2蓄積レベルから、非火災イベントが発生しにくい環境に対応した第1蓄積レベルの状態に一時的に切り替え、火災の早期発見ができるようにする。もし一旦復旧回数を1回の第1蓄積レベルに切り替えた後、イベント信号が受信されなかった場合には、再び元の一旦復旧回数3回の第2蓄積レベルに切り替える。
この処理を図11のタイムチャートについて説明すると次のようになる。図11(A)は第1蓄積レベルと第2蓄積レベルの状態を示し、図11(B)は蓄積動作、図11(C)は非火災イベント、更に図11(D)は監視タイマである。
いま第2蓄積レベルの設定状態にある時刻t1でイベント信号44が受信され、一旦復旧回数3回の1回目の第2蓄積レベル火災受信処理46が行われたが警報出力に至らずに非火災イベントと判定され、このため蓄積最大時間Td=50秒後の時刻t2で蓄積解除となる。
続いて2回目のイベント信号48が時刻t3で受信されたとすると、同様にして3回の一旦復旧による第2蓄積レベル火災受信処理50が行われるが、この場合にも火災警報には至らずに非火災イベントと判定され、蓄積最大時間Td=50秒経過後の時刻t4で蓄積解除となる。
一方、時刻t1の最初のイベント信号44の受信時に図11(D)の監視タイマを起動し、予め定めた一定時間Te=200秒の経過を監視している。この一定時間Te以内に、この場合には2回、第2蓄積レベル火災受信処理46,50が行われているため、2回目で蓄積解除となった時刻t4で現在の第2蓄積レベルを第1蓄積レベルに切り替える。
第1蓄積レベルに切り替えた後は、監視タイマによる時刻Te=200秒の経過を待ち、その間に第1蓄積レベルによる蓄積処理即ち第1蓄積レベル火災受信処理が行われなければ、時刻t5で再び元の第2蓄積レベルの設定に戻す。
一方、2回連続した第2蓄積レベル火災受信処理46,50は、その後、火災になる可能性が高いことから、時刻t4で第1蓄積レベルに切り替えたときは、時刻t5までに更にイベント出力があった場合には、第1蓄積レベル受信処理による1回の一旦復旧による蓄積動作で火災警報が出され、第1蓄積レベルに切り替えておくことで、イベント出力から短時間で火災警報を出すことができる。
図12は第2蓄積レベル火災受信処理による非火災イベントが2回連続した際に第1蓄積レベルに一時的に戻す図11に示した学習処理の詳細を示したフローチャートである。図12の学習処理におけるステップS1〜S6は図4の学習処理と同じであり、これにステップS7〜S9が新たに加えられる。
即ち、ステップS1で非火災イベントありが判別された後にステップS2で第2蓄積レベルの設定が判別されると、ステップS7で一定時間Te=200秒以内に非火災イベントが2回発生したか否かチェックしており、2回発生した場合には、ステップS8で第1蓄積レベルを設定する。
続いてステップS9に進み、非火災イベントなしでT=200秒経過した場合には、ステップS3に戻り、元の第2蓄積レベルを設定するようにしている。
なお、図11(D)の監視タイマの設定時間Teとしては、第2蓄積レベルの2回非火災イベント出力に、(50秒×2回)=100秒を必要とし、その後、第1蓄積レベルによる火災監視に最大蓄積時間50秒を必要とすることから、最低150秒必要であるが、更に非火災イベントが2回連続する際の空き時間を加えて約200秒としているが、200秒前後の範囲で必要に応じて適宜の時間設定をすれば良い。
図13は本実施形態の第1蓄積レベルと第2蓄積レベルの受信機動作を比較して示したタイムチャートである。図13(A)が第1蓄積レベルの受信機動作、図13(B)が第2蓄積レベルの受信機動作である。
第1蓄積レベルの受信機動作は、イベント信号受信後、蓄積タイマで決まるTx1時間に亘り、最初に受信したイベント信号即ち第1信号保持を行い、その後、一旦復旧を行った後、蓄積開始から蓄積最大時間T=50秒に達するまでの間、一旦復旧後のイベント信号の受信である第2信号受付時間Tyを設定している。
これに対し図13(B)の第2蓄積レベルにあっては、最初のイベント信号受信で蓄積タイマの設定時間Tx2となる短い時間、最初のイベント信号受信による第1信号保持となり、続いて1回目の一旦復旧から最大蓄積時間Td=50秒に達するまでの間が、1回目の一旦復旧に伴う2回目のイベント信号である第2信号、2回目の一旦復旧に対するイベント信号である第3信号、更に3回目の一旦復旧に対するイベント信号である第4信号の受付時間、即ち第2〜4信号受付時間Ty2となる。
図14は一時的に煙濃度が火災レベルを超えて変化した場合の本実施形態の第1蓄積レベルと第2蓄積レベルの受信機動作を比較して示したタイムチャートである。図14(A)は煙濃度であり、火災レベルを10%/mとしている。図14(B)は第1蓄積レベルの受信機動作、図14(C)は第2蓄積レベルの受信機動作である。
煙濃度が時刻t1で火災レベルを超えると火災感知器がイベント出力し、例えば図14(B)の第1蓄積レベルの受信機動作にあっては、時刻t2で受信機が立ち上がり、Tx1時間に亘る第1信号保持時間を経て1回目の一旦復旧を行う。一旦復旧を行った後、感知器が一旦復旧して再度イベント出力するまでの時間に亘り、煙濃度は火災レベルを超えていることから、時刻t3で火災警報を出してしまうことになる。
一方、図14(C)の第2蓄積レベルの受信機動作にあっては、時刻t1の感知器のイベント出力に対し、時刻t2で受信機が立ち上がって、第1信号保持時間Tx2を経て1回目の一旦復旧を行い、その後、煙濃度は火災レベルを超えていることから、感知器が再度イベント出力した後に受信機は2回目の一旦復旧を行う。
2回目の一旦復旧後、時刻t3を過ぎて煙濃度は火災レベルを下回っているため、再度のイベント出力は行われず、時刻t4で火災レベルを超えると、これに応じて再度イベント出力が行われて3回目の一旦復旧となる。その後、煙濃度は火災レベルを超えることがなく、第2〜4信号受付時間Ty2を経過した状態で蓄積解除が行われ、この場合に警報出力が行われることはない。
即ち本実施形態にあっては、図14(A)のように火災レベルを一時的に超えるような火災以外の原因による煙濃度の変化がある環境については、図14(C)の第2蓄積レベルによる受信機動作が設定されているため、火災以外の原因による煙濃度の変化に対し、図14(B)の第1蓄積レベルについては、誤って火災警報を出してしまうものが、これを防止し、誤報を確実に防ぐことが可能である。
なお本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。また本発明は上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による蓄積受信機能を備えた火災受信機の実施形態を示したブロック図 本実施形態による火災受信処理の概略処理を示したフローチャート 非火災報に基づいて第1蓄積レベルと第2蓄積レベルを設定する本実施形態における学習処理を示したタイムチャート 図2のステップS1における学習処理の詳細を示したフローチャート 本実施形態における一旦復旧を1回行う第1蓄積レベル火災受信処理を示したタイムチャート 図2のステップS3における第1蓄積レベル火災受信処理の詳細を示したフローチャート 本実施形態における一旦復旧を3回行う第2蓄積レベル火災受信処理を示したタイムチャート 図2のステップS4における第2蓄積レベル火災受信処理の詳細を示したフローチャート 第2蓄積レベル火災受信処理で一旦復旧後の再度イベント出力されるまでの時間が長すぎる場合に一旦復旧回数を2回に制限する処理を示したタイムチャート 図9による一旦復旧回数を2回に制限する処理を加えた本実施形態による第2蓄積レベル受信処理を示したフローチャート 第2蓄積レベルの設定中に短時間に2回の非火災イベントが続いた場合に一時的に第1蓄積レベルを設定する学習処理を示したタイムチャート 図11の処理を加えた本実施形態における学習処理を示したフローチャート 本実施形態の第1蓄積レベルと第2蓄積レベルの受信機動作を比較して示したタイムチャート 一時的に煙濃度が火災レベルを超えて変化した場合の本実施形態の第1蓄積レベルと第2蓄積レベルの受信機動作を比較して示したタイムチャート
10:火災受信機
12−1〜12−n:感知器回線
14:火災感知器
16:終端器
18:MPU
20−1〜20−n:受信回路部
22−1〜22−n:復旧回路部
24:操作部
26:警報表示部
28:移報出力部
30:メモリ
32:学習処理部
34:第1蓄積レベル受信処理部
36:第2蓄積レベル受信処理部

Claims (18)

  1. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
    前記蓄積を行ったが火災と判定されなかった非火災イベントを監視して非火災イベント発生頻度を判別し、前記非火災イベント発生頻度に応じて複数の異なる蓄積レベルを設定する学習処理部と、
    前記イベント信号を受信してから初回復旧開始時間経過後に前記イベント信号を一時的に復旧する一旦復旧を行う蓄積レベル受信処理部と、
    を備え
    前記蓄積レベル受信処理部は、前記学習処理部で設定された蓄積レベルに応じて、前記初回復旧開始時間を異ならせることを特徴とする火災受信機。
  2. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
    前記蓄積を行ったが火災と判定されなかった非火災イベントを監視して非火災イベント発生頻度を判別し、前記非火災イベント発生頻度に応じて複数の異なる蓄積レベルを設定する学習処理部と、
    前記イベント信号を受信してから初回復旧開始時間経過後に前記イベント信号を一時的に復旧する一旦復旧を行う蓄積レベル受信処理部と、
    を備え、
    前記蓄積レベル受信処理部は、前記学習処理部で設定された蓄積レベルに応じて、前記一旦復旧回数を異ならせることを特徴とする火災受信機。
  3. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
    前記蓄積を行ったが火災と判定されなかった非火災イベントを監視して非火災イベント発生頻度を判別し、前記非火災イベント発生頻度に応じて複数の異なる蓄積レベルを設定する学習処理部と、
    前記イベント信号を受信してから初回復旧開始時間経過後に前記イベント信号を一時的に復旧する一旦復旧を行う蓄積レベル受信処理部と、
    を備え、
    前記蓄積レベル受信処理部は、前記学習処理部で設定された蓄積レベルに応じて、前記初回復旧開始時間及び前記一旦復旧回数を異ならせることを特徴とする火災受信機。
  4. 請求項1乃至の何れかに記載の火災受信機に於いて、
    前記蓄積レベル受信処理部は、前記非火災イベント発生頻度に応じて、予め設定された前記蓄積レベルを、他の異なる蓄積レベルに変更することを特徴とする火災受信機。
  5. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
    前記感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して前記感知器回線の前記非火災イベント発生頻度を判別し、前記発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、前記発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理部と、
    前記第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理部と、
    前記第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理部と、
    を備え
    前記第2蓄積レベル受信処理部は、前記第2の所定時間を前記第1の所定時間より短い時間に設定したことを特徴とする火災受信機。
  6. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
    感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して前記感知器回線の前記非火災イベント発生頻度を判別し、前記発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、前記発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理部と、
    前記第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理部と、
    前記第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理部と、
    を備え、
    第2蓄積レベル受信処理部は、1回目の一旦復旧から再度イベント信号を受信するまでの経過時間に応じて、前記一旦復旧の回数を変更することを特徴とする火災受信機。
  7. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機に於いて、
    感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して前記感知器回線の前記非火災イベント発生頻度を判別し、前記発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、前記発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理部と、
    前記第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理部と、
    前記第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理部と、
    を備え、
    前記第2蓄積レベル受信処理部は、前記第2の所定時間を前記第1の所定時間より短い時間に設定し、1回目の一旦復旧から再度イベント信号を受信するまでの経過時間に応じて、前記一旦復旧の回数を変更することを特徴とする火災受信機。
  8. 請求項6又は7記載の火災受信機に於いて、前記第2蓄積レベル受信処理部は、予め設定した一旦復旧の回数を減少させる変更を行うことを特徴とする火災受信機。
  9. 請求項5乃至7の何れかに記載の火災受信機に於いて、前記学習処理部は、前記第1蓄積レベルを予め設定し、その後、前記非火災イベントを判定した時に前記第2蓄積レベルに設定を切り替え、前記第2蓄積レベルの設定状態で前記非火災イベントが所定期間判定されなかった場合に前記第1蓄積レベルの設定に切り替えることを特徴とする火災受信機。
  10. 請求項5乃至7の何れかに記載の火災受信機に於いて、前記学習処理部は、前記第2蓄積レベルを予め設定し、その後、前記非火災イベントが所定期間判定されなかった場合に前記第1蓄積レベルの設定に切り替えることを特徴とする火災受信機。
  11. 請求項5乃至7の何れかに記載の火災受信機に於いて
    前記学習処理部は、前記第2蓄積レベルの設定状態で所定期間内に非火災イベントが複数回連続して判定された場合、一時的に前記第1蓄積レベルの設定に切り替えた後に前記第2蓄積レベルに戻すことを特徴とする火災受信機。
  12. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機の制御方法に於いて
    前記感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して前記感知器回線の前記非火災イベント発生頻度を判別し、前記発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、前記発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理ステップと、
    前記第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理ステップと、
    前記第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理ステップと、
    を備え、
    前記第2蓄積レベル受信処理ステップは、前記第2の所定時間を前記第1の所定時間より短い時間に設定したことを特徴とする火災受信機の制御方法。
  13. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機の制御方法に於いて
    前記感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して前記感知器回線の前記非火災イベント発生頻度を判別し、前記発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、前記発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理ステップと、
    前記第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理ステップと、
    前記第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理ステップと、
    を備え、
    第2蓄積レベル受信処理ステップは、1回目の一旦復旧から再度イベント信号を受信するまでの経過時間に応じて、前記一旦復旧の回数を変更することを特徴とする火災受信機の制御方法。
  14. 火災感知器を接続し警戒区域に引き出された感知器回線を監視し、該感知器回線からのイベント信号を受信して蓄積し、判定処理を経て火災を知らせる火災受信機の制御方法に於いて、
    前記感知器回線からイベント信号を受信したが蓄積機能により警報に至らなかった非火災イベントを監視して前記感知器回線の前記非火災イベント発生頻度を判別し、前記発生頻度が低い感知器回線と判別した際に第1蓄積レベルを設定し、前記発生頻度が高い感知器回線と判別した際に第2蓄積レベルを設定する学習処理ステップと、
    前記第1蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第1の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に火災と判定して警報する第1蓄積レベル受信処理ステップと、
    前記第2蓄積レベルの設定状態で動作し、初回のイベント信号を受信してから第2の所定時間後に、イベント発生状態にある前記感知器回線を監視状態に戻す一旦復旧を1回行った後に、再度イベント信号を受信した場合に、さらに一旦復旧して再度監視させる処理を1又は複数回行い、最後の一旦復旧後に再度イベント信号を受信した場合に警報する第2蓄積レベル受信処理ステップと、
    を備え、
    前記第2蓄積レベル受信処理ステップは、前記第2の所定時間を前記第1の所定時間より短い時間に設定し、1回目の一旦復旧から再度イベント信号を受信するまでの経過時間に応じて、前記一旦復旧の回数を変更することを特徴とする火災受信機の制御方法。
  15. 請求項13又は14記載の火災受信機の制御方法に於いて、前記第2蓄積レベル受信処理ステップは、予め設定した一旦復旧の回数を減少させる変更を行うことを特徴とする火災受信機の制御方法。
  16. 請求項12乃至14の何れかに記載の火災受信機の制御方法に於いて、前記学習処理ステップは、前記第1蓄積レベルを予め設定し、その後、前記非火災イベントを判定した時に前記第2蓄積レベルに設定を切り替え、前記第2蓄積レベルの設定状態で前記非火災イベントが所定期間判定されなかった合に前記第1蓄積レベルの設定に切り替えことを特徴とする火災受信機の制御方法。
  17. 請求項12乃至14の何れかに記載の火災受信機の制御方法に於いて、前記学習処理ステップは、前記第2蓄積レベルを予め設定し、その後、前記非火災イベントが所定期間判定されなかった場合に前記第1蓄積レベルの設定に切り替えることを特徴とする火災受信機。
  18. 請求項12乃至14の何れかに記載の火災受信機の制御方法に於いて、前記学習処理ステップは、前記第2蓄積レベルの設定状態で所定期間内に非火災イベントが複数回連続して判定された場合、一時的に前記第1蓄積レベルの設定に切り替えた後に前記第2蓄積レベルに戻すことを特徴とする火災受信機の制御方法。
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