JP5045550B2 - 電動コンプレッサ - Google Patents

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Description

この発明は電動コンプレッサに係り、特に、気密端子の抜け止め構造に関する。
内蔵する電動モータによって駆動される電動コンプレッサにおいて、ハウジングの外部から電動モータに電力を供給しつつ、ハウジング内の気密を保つための部材として気密端子が用いられる。例えば、特許文献1に記載の電動コンプレッサによれば、ハウジングを貫通する開口が設けられ、この開口内に気密端子が組み付けられる。開口は、ハウジングの外部側に位置する大径部と内部側に位置する小径部とを有しており、これらの境界である肩部に、気密端子が係止される。肩部と気密端子との間には、ハウジング内の気密を保つためのOリングが設けられており、Oリングを圧縮した状態で2つのサークリップを取り付けることによって、気密端子が固定される。
特開2007−128756号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電動コンプレッサでは、気密端子の組付け時において、Oリングを圧縮した状態で気密端子を保持しつつ、2つのサークリップを取り付ける作業が必要となる。また、サークリップは表裏逆向きでの取り付けが不可であるため、その向きの確認作業や修正作業も必要となる。さらに、ハウジングの製造時において、開口の内周面にサークリップ用の溝を形成するための加工も必要となる。すなわち、特許文献1に記載の電動コンプレッサは、気密端子の組付けや部品加工に多くの工数を要するため、製造コストを低減することが困難であるという問題点を有していた。
また、特許文献1に記載の電動コンプレッサのように電動コンプレッサのハウジングにサークリップを用いて、気密端子を取り付ける以外に、前記ハウジングと気密端子とをボルトで固定するものも存在する。この場合も、気密端子の組付け時において、ボルトで固定する作業が必要となる。また、前記ハウジング及び気密端子にボルトで固定するためのボルト貫通孔を形成する必要がある。すなわち、電動コンプレッサのハウジングに気密端子をボルトで固定する場合も特許文献1に記載の電動コンプレッサ同様、気密端子の組付けや部品加工に多くの工数を要するため、製造コストを低減することが困難であるという問題点を有していた。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、部品点数を削減するとともに、気密端子の組付けや部品加工に要する工数を削減して、製造コストを低減した電動コンプレッサを提供することを目的とする。
この発明に係る電動コンプレッサは、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動する電動モータと、圧縮機構部及び電動モータを内部に収容するハウジングと、ハウジングの外部に設けられ、電動モータに電力を供給するインバータと、ハウジングに設けられる貫通孔内に配置され、電動モータとインバータとを電気的に接続するための気密端子と、ハウジングの外部に設けられ、インバータ及び気密端子を覆うインバータカバーとを備える電動コンプレッサにおいて、インバータカバー内には、気密端子に当接可能な当接部材が配置されており、当接部材は、インバータカバーをハウジングに固定することによって、気密端子に当接し、気密端子は、当接部材に当接することによって、ハウジングの貫通孔内に保持されることを特徴とするものである。
気密端子を覆うインバータカバー内に、インバータカバーをハウジングに固定することによって気密端子と当接する当接部材を配置するとともに、気密端子が、当接部材に当接することによってハウジングの貫通孔内に保持されるように構成したので、電動コンプレッサの運転時にハウジング内の内圧が上昇しても、気密端子が貫通孔から抜けることがない。気密端子を貫通孔内に保持するために、サークリップ等の止め具を必要としないので、止め具を取り付ける作業や、止め具用の溝等を設ける加工を行なう必要もなくなる。したがって、電動コンプレッサにおいて、部品点数を削減するとともに、気密端子の組付けや部品加工に要する工数を削減して、製造コストを低減することが可能となる。
気密端子は、ハウジングの貫通孔内に配置される端子本体と、端子本体を貫通して固定され、インバータと電動モータとを電気的に接続する導電部材とを有しており、当接部材は、気密端子の導電部材に当接してもよい。
気密端子は、ハウジングの貫通孔内に配置される端子本体と、端子本体を貫通して固定され、インバータと電動モータとを電気的に接続する導電部材とを有しており、当接部材は、気密端子の端子本体に当接してもよい。端子本体と導電部材との接合部を介することなく端子本体が直接保持されるため、端子本体と導電部材との接合部の破損を防止することが可能となる。
当接部材は、インバータと気密端子とを電気的に接続するコネクタであって、インバータカバーとコネクタとは、互いに別体の部材であってもよい。
当接部材は、インバータと気密端子とを電気的に接続するコネクタであって、インバータとコネクタとは、一体として形成されてもよい。
インバータカバーをハウジングに固定すればインバータと気密端子とが電気的に接続されるため、インバータと気密端子との間の配線作業が不要となり、製造コストがさらに低減される。
この発明によれば、電動コンプレッサにおいて、部品点数を削減するとともに、気密端子の組付けや部品加工に要する工数を削減して、製造コストを低減することが可能となる。
以下に、この発明の実施の形態について、添付図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この実施の形態1に係る電動コンプレッサ1を示す。尚、電動コンプレッサ1における前後方向及び上下方向を、図1に示す矢印によって規定する。
電動コンプレッサ1は、モータハウジング2を備えている。モータハウジング2の前方側の端部にはフロントハウジング3が設けられており、モータハウジング2とフロントハウジング3とが、複数のボルト4によって接合されている。モータハウジング2は、後方側に底部2aを有する略円筒形状の部材であって、その内部には、前方側に開口する空間部5が形成されている。空間部5内には、電動モータ11と、電動モータ11によって駆動される圧縮機構部31とが収容されている。ここで、モータハウジング2及びフロントハウジング3は、電動コンプレッサ1におけるハウジングを構成する。
電動モータ11は、空間部5内に回転可能に設けられた駆動軸12を備えている。駆動軸12の外周面には、中空の円筒形状を有するロータ13が設けられており、駆動軸12とロータ13とが一体として回転するように固定されている。また、ロータ13の外周部にはステータ14が配置されており、ステータ14にはコイル15が巻回されている。駆動軸12はロータ13を貫通しており、その後方側の端部は、モータハウジング2の底部2aに嵌入されたベアリング16によって回転可能に支持されている。一方、駆動軸12の前方側の端部は、電動モータ11と圧縮機構部31との間に配置された軸支持部材21を貫通するとともに、軸支持部材21に嵌入されたベアリング17によって回転可能に支持されている。
電動モータ11は三相同期モータであって、電動モータ11に三相交流電力を供給するためのインバータ6が、モータハウジング2の外部に設けられている。モータハウジング2の外周面において、その上方側に位置する部位には平坦部2bが設けられており、インバータ6は、平坦部2bの一部が窪んで形成された載置部2c上に設けられている。また、平坦部2b上には、インバータ6を覆うインバータカバー7が、複数のボルト9(図4参照)によってモータハウジング2に固定されており、その内部にインバータ収容室8が形成されている。インバータ収容室8内において、平坦部2bのインバータ6の前方側に位置する部位には、モータハウジング2の外部側であるインバータ収容室8から、内部側である空間部5に貫通する貫通孔2dが形成されている。貫通孔2d内には、インバータ6と電動モータ11とを電気的に接続するための気密端子41が設けられている。
ここで、気密端子41周辺の構造について、図2〜4を用いて詳細に説明する。
図2に示すように、気密端子41は、モータハウジング2の貫通孔2d内に配置される端子本体42を備えている。貫通孔2dは、モータハウジング2の外部側に位置する大径部2eと、内部側に位置し、大径部2eより小さい開口面積を有する小径部2fとを有している。端子本体42は、大径部2eと小径部2fとの間に形成された段差である肩部2g上に配置されている。また、気密端子41は、端子本体42を貫通する円筒状の部材である導電部材43を備えている。導電部材43は、端子本体42に設けられた孔42c内を貫通しており、孔42cの内周面と導電部材43の外周面43aとの間に塗布された絶縁性の接着剤44によって、端子本体42と導電部材43とが一体として固定されている。
導電部材43の上方側の先端部43bは、インバータ収容室8内に延出している。インバータ収容室8内において、気密端子41に対向するインバータカバー7の内部壁面には凹部7aが形成されており、凹部7a内には、インバータ6と導電部材43とを電気的に接続するためのコネクタ46が嵌入されている。コネクタ46は、例えば樹脂等の絶縁性の材料からなる部材であって、その下方側の端部には、導電部材43の先端部43bが挿入される孔である接続部46aが形成されている。接続部46a内には図示しない接続端子が設けられており、この接続端子は、図示しないリード線を介してインバータ6に電気的に接続されている。したがって、導電部材43が接続部46a内に挿入されると、インバータ6と導電部材43とが電気的に接続されるようになっている。ここで、インバータカバー7内に配置されたコネクタ46は、インバータカバー7とは別体の当接部材である。
また、導電部材43の先端部43bは接続部46aの底部に当接しており、モータハウジング2の内部側から外部側、すなわち図2の下方側から上方側に移動することを拘束されている。すなわち、インバータカバー7に設けられたコネクタ46は、インバータカバー7をモータハウジング2に固定することによって気密端子41の導電部材43に当接する。気密端子41の導電部材43とコネクタ46とが当接すると、インバータカバー7をモータハウジング2に対して固定するボルト9(図4参照)の押し付け力によって導電部材43が押さえ付けられる。端子本体42と導電部材43とは、これらの間に塗布された接着剤44によって一体として固定されているため、これらの間の接着力を介して、端子本体42が貫通孔2dの肩部2gに押さえ付けられる。このように、気密端子41がモータハウジング2の貫通孔2d内に保持されるようになっている。
また、端子本体42の側壁42aにおいて、下方側に位置する部位の一部には、大径部2eの内周面及び肩部2gとの間に隙間を形成する窪み部42bが形成されており、窪み部42bの外周部には、密封手段としてのOリング45が設けられている。大径部2eと窪み部42bとの間にOリング45が挟持されることによって、モータハウジング2の内部側である空間部5と、外部側であるインバータ収容室8とが隔絶されており、モータハウジング2内の気密性が保たれている。また、空間部5内に延出する導電部材43には、電動モータ11と導電部材43とを電気的に接続するためのクラスタブロック47が接続されている。クラスタブロック47は、図示しない接続端子及びリード線を有しており、導電部材43を接続端子に挿入することによって、電動モータ11と導電部材43とが電気的に接続される。
ここで、モータハウジング2の上方側からみた気密端子41を図3に示す。気密端子41は3つの導電部材43を備えており、これらの導電部材43は、それぞれ電動モータ11の三相の1つに対応している。端子本体42は、互いに平行に延びる2本の線分の端点同士を半円で結んだトラック型の形状を有しており、3つの導電部材43は、端子本体42の両端にある半円の中心同士を結んだ直線上に一列に配置されている。また、図4に示すように、コネクタ46の接続部46aは、3つの導電部材43に対応する3箇所に設けられている。3箇所の接続部46aには、それぞれインバータ6から出力される三相交流電力の各相のうちの1つが供給されるように構成されている。
図1に戻って、軸支持部材21を貫通した駆動軸12の前方側の端部には、圧縮機構部31が接続されている。圧縮機構部31は、モータハウジング2に対して固定される固定スクロール32と、固定スクロール32の後方側に配置され、モータハウジング2に対して旋回可能に設けられる旋回スクロール33とを有している。駆動軸12の先端部には、駆動軸12の軸中心線から偏心した偏心部12aが設けられており、駆動軸12と旋回スクロール33とが、偏心部12a、ブッシュ24、及び旋回スクロール33の後端部に嵌入されたベアリング35を介して連結されている。
固定スクロール32は、後方側に突出する固定ラップ32aを有しており、旋回スクロール33は、固定スクロール32の固定ラップ32aに対向するように前方側に突出する旋回ラップ33aを有している。固定スクロール32と旋回スクロール33との間には、固定ラップ32aと旋回ラップ33aとによって仕切られた空間である圧縮室34が形成されている。また、軸支持部材21の前端部にはピン23の一端が嵌入されている。ピン23の他端は、旋回スクロール33の後端部に形成された凹部33b内に挿入されており、旋回スクロールの自転が防止している。
また、電動コンプレッサ1の後方側において、モータハウジング2の内部には、モータハウジング2と電動モータ11とによって閉成された吸入側空間INが形成されている。吸入側空間INは、モータハウジング2に設けられた図示しない吸入ポートを介して、外部冷媒回路の一端に接続される。一方、電動コンプレッサ1の前方側において、フロントハウジング3の内部には、フロントハウジング3と圧縮機構部31とによって閉成された吐出側空間OUTが形成されている。吐出側空間OUTは、フロントハウジング3に設けられた吐出ポート3aを介して、外部冷媒回路の他端に接続される。
吸入側空間INと圧縮室34とは、モータハウジング2に形成された図示しない吸入通路を介して連通している。また、固定スクロール32の中央部には吐出口32bと吐出弁36とが設けられており、圧縮室34と吐出側空間OUTとが、吐出口32b及び吐出弁36を介して連通している。
以上のように構成された電動コンプレッサ1において、その外部からインバータ6に直流電力が供給されると、インバータ6は直流電力を三相交流電力に変換する。インバータ6によって変換された三相交流電力は、コネクタ46、気密端子41の導電部材43、及びクラスタブロック47を順次介して電動モータ11のコイル15に供給される。コイル15に電力が供給されると、駆動軸12とロータ13とが一体として回転して、圧縮機構部31の旋回スクロール33を旋回させる。
旋回スクロール33が旋回すると、固定スクロール32と旋回スクロール33との間に形成された圧縮室34の容積が変化して、外部冷媒回路内の冷媒が、吸入側空間IN及び図示しない吸入通路を介して圧縮室34内に吸入される。圧縮室34内に吸入された冷媒は旋回スクロール33の旋回に伴って圧縮され、固定スクロール32の吐出口32b及び吐出弁36を介して吐出側空間OUTに吐出される。吐出側空間OUTに吐出された冷媒は、フロントハウジング3の吐出ポート3aを介して外部冷媒回路に吐出され、外部冷媒回路内を循環して、再び吸入側空間INに吸入される。
次に、この発明の実施の形態1に係る電動コンプレッサ1における気密端子41の組付け方法について説明する。
図2に示すように、まず、モータハウジング2内に電動モータ11が嵌入される。次いで、端子本体42の窪み部42bにOリング45が設けられ、気密端子41とOリング45とが、貫通孔2dの大径部2e内に配置される。気密端子41が大径部2e内に配置されると、インバータカバー7が複数のボルト9によってモータハウジング2に固定される。インバータカバー7の凹部7aには、予めコネクタ46が嵌入されている。ここで、気密端子41を先にコネクタ46に取り付けた後に、インバータカバー7をモータハウジング2に固定することも可能である。次いで、空間部5内に延出する導電部材43の先端部43cにクラスタブロック47が取り付けられると、インバータ6と電動モータ11とが電気的に接続される。
このように、気密端子41を覆うインバータカバー7内に、インバータカバー7をモータハウジング2に固定することによって気密端子41と当接するコネクタ46を配置するとともに、気密端子41が、コネクタ46に当接することによってモータハウジング2の貫通孔2d内に保持されるように構成したので、電動コンプレッサ1の運転時にモータハウジング2の内圧が上昇しても、気密端子41が貫通孔2dから抜けることがない。気密端子41を貫通孔2d内に保持するために、サークリップ等の止め具を必要としないので、止め具を取り付ける作業や、止め具用の溝等を設ける加工を行なう必要もなくなる。したがって、電動コンプレッサ1において、部品点数を削減するとともに、気密端子の組付けや部品加工に要する工数を削減して、製造コストを低減することが可能となる。
また、コネクタ46を、気密端子41を貫通孔2d内に保持するための当接部材としたので、インバータカバー7をモータハウジング2に固定すれば、インバータ6と気密端子41とが電気的に接続される。したがって、インバータ6と気密端子41との間の配線作業が不要となり、製造コストがさらに低減される。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る電動コンプレッサについて説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜4の参照符号と同一の符号は同一または同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図5に、この実施の形態2に係る電動コンプレッサにおける気密端子41周辺の構造を示す。実施の形態2に係る電動コンプレッサは、実施の形態1におけるコネクタ46の代わりに、以下に説明するコネクタ56を用いて構成したものである。
インバータカバー7の凹部7aには、コネクタ56が嵌入されている。コネクタ56は、気密端子41の導電部材43が挿入される孔である接続部56aを有している。接続部56aは、図示しないリード線を介してインバータ6に電気的に接続されており、接続部56a内に導電部材43が挿入されることによって、インバータ6と導電部材43とが電気的に接続される。コネクタ56の底面56bは下方側に延びており、端子本体42の上面42eに当接している。また、導電部材43の先端部43bと、接続部56aの底部との間には隙間56cが形成されている。すなわち、気密端子41は、端子本体42の上面42eに当接するコネクタ56に押さえ付けられることによって、モータハウジング2の貫通孔2d内に保持された状態となっている。その他の構成については実施の形態1と同様である。
このように、コネクタ56を端子本体42に当接させたので、気密端子41が、端子本体42と導電部材43との間に塗布された接着剤44の接着力を介することなく貫通孔2d内に保持される。したがって、端子本体42と導電部材43との接合部の破損を防止することが可能となる。
実施の形態1及び2において、電動コンプレッサはスクロール式の圧縮機構部を備えるものとして説明したが、気密端子を用いて構成される電動コンプレッサであれば他の方式の圧縮機構部とすることも可能であり、スクロール式に限定するものではない。
また、実施の形態1及び2において、コネクタはインバータカバーの内部壁面に設けられた孔に嵌入されたが、インバータカバーとコネクタとが互いに別体の部材であることに限定するものではなく、これらを一体の部材として形成することも可能である。
また、実施の形態1、2において、コネクタを介して気密端子が保持されるように構成されたが、当接部材がコネクタであることに限定するものではなく、インバータカバー自体を気密端子に当接させて気密端子を保持することも可能である。
また、実施の形態1、2において、貫通孔2dは、楕円形状に形成されていたが、楕円形状に限らず、円形形状、四角形状などであってもよい。
さらに、実施の形態1、2において、気密端子41の端子本体42は、貫通孔2dに形成された大径部2eと小径部2fとの間に形成される段差である肩部2g上に配置されていた。しかし、実施の形態1、2のように軸支持部材21が気密端子41と対向するように配置されており、気密端子41がモータハウジング2の外部から内部へ移動することを規制することができるのであれば、貫通孔に肩部が形成されていなくてもよい。この場合、当然、気密端子41の導電部材43がクラスタブロック47に接続されていてもよい。すなわち、気密端子41と軸支持部材21との間にクラスタブロック47が配置されており、クラスタブロック47と軸支持部材21とが対向することによって気密端子41がモータハウジング2の外部から内部へ移動することを規制するものであってもよい。
また、実施の形態1、2における貫通孔2dに形成された肩部2gをなくす構成として、気密端子41につば部を設け、コネクタ46、56が気密端子41に当接することによって、前記つば部がモータハウジング2の平坦部2bに押し付けられることによって、気密端子41がハウジング2の外部から内部へ移動することを規制してもよい。
この発明の実施の形態1に係る電動コンプレッサを示す断面側面図である。 この実施の形態1に係る電動コンプレッサにおける気密端子周辺の構造を示す部分拡大断面側面図である。 この実施の形態1に係る電動コンプレッサにおける気密端子を示す上面図である。 図1のIV−IV断面を概略的に示す断面平面図である。 この発明の実施の形態2に係る電動コンプレッサにおける気密端子周辺の構造を示す部分拡大断面側面図である。
符号の説明
1 電動コンプレッサ、2 モータハウジング(ハウジング)、2d 貫通孔、3 フロントハウジング(ハウジング)、5 空間部(ハウジングの内部)、6 インバータ、7 インバータカバー、11 電動モータ、31 圧縮機構部、41 気密端子、42 端子本体、43 導電部材、46,56 コネクタ(当接部材)。

Claims (5)

  1. 冷媒を圧縮して吐出する圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部を駆動する電動モータと、
    前記圧縮機構部及び前記電動モータを内部に収容するハウジングと、
    前記ハウジングの外部に設けられ、前記電動モータに電力を供給するインバータと、
    前記ハウジングに設けられる貫通孔内に配置され、前記電動モータと前記インバータとを電気的に接続するための気密端子と、
    前記ハウジングの外部に設けられ、前記インバータ及び前記気密端子を覆うインバータカバーと
    を備える電動コンプレッサにおいて、
    前記インバータカバー内には、前記気密端子に当接可能な当接部材が配置されており、
    前記当接部材は、前記インバータカバーを前記ハウジングに固定することによって、前記気密端子に当接し、
    前記気密端子は、前記当接部材に当接することによって、前記ハウジングの前記貫通孔内に保持されることを特徴とする電動コンプレッサ。
  2. 前記気密端子は、
    前記ハウジングの前記貫通孔内に配置される端子本体と、
    前記端子本体を貫通して固定され、前記インバータと前記電動モータとを電気的に接続する導電部材と
    を有しており、
    前記当接部材は、前記気密端子の前記導電部材に当接する請求項1に記載の電動コンプレッサ。
  3. 前記気密端子は、
    前記ハウジングの前記貫通孔内に配置される端子本体と、
    前記端子本体を貫通して固定され、前記インバータと前記電動モータとを電気的に接続する導電部材と
    を有しており、
    前記当接部材は、前記気密端子の前記端子本体に当接する請求項1に記載の電動コンプレッサ。
  4. 前記当接部材は、前記インバータと前記気密端子とを電気的に接続するコネクタであって、前記インバータカバーと前記コネクタとは、互いに別体の部材である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動コンプレッサ。
  5. 前記当接部材は、前記インバータと前記気密端子とを電気的に接続するコネクタであって、前記インバータと前記コネクタとは、一体として形成される請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動コンプレッサ。
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